モンスター/シャガルマガラ

Last-modified: 2024-03-17 (日) 17:58:15
種族
古龍種(古龍目 廻龍亜目 マガラ科)
別名
天廻龍(てんかいりゅう)
異名
天廻する白き蝕
危険度
MH4・MH4G・MHX・MHXX:★6, MHR:S:★8
英語表記
Shagaru Magala
登場作品
MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHR:S, MHSP, MHF, MHXR
狩猟地
禁足地, 未知の樹海, 城塞高地, 獄泉郷,

目次

生態・特徴

概要
シナト村で禁断の地と呼ばれている地域、禁足地にて存在が確認された古龍。
天廻龍》と称されており、独特な光沢を持った純白色の外殻と身体を覆い隠すほどの巨大な翼が特徴。
その翼には大型の飛竜を力尽くで抑え込む事さえできる強靭な握力と可動域を備えた巨大な爪を携えており、
戦闘時はそれを地面にまで降ろし、宛ら六足歩行であるかのようなシルエットとなっている。
勿論飛行する事も可能であり、その飛行能力は非常に高い。
虹色に輝く翼膜を広げて空を舞うその姿は、神として称えられるのも不思議ではないほどに美しいという。
しかし、当のシャガルマガラに自分の縄張りとした地に侵入した者を許すような慈悲は無く、
外敵と認めた者に対しては積極的に攻撃を仕掛けてくる。
生態
その正体は黒蝕竜ゴア・マガラが成長・脱皮した姿である。
ゴア・マガラは時期が来ると他の生物の目のつかない場所で脱皮を行い、シャガルマガラへ昇華する。
脱皮を終え、昇華したシャガルマガラの体色は、ゴア・マガラと正反対の純白色へと変化、
目も成長によって成熟、視覚としての機能を果たすようになり、
生物の場所を捉えるための「触角」は退化しつつ凝固、「角」へとその用途を変える。
漆黒色のゴア・マガラと純白色のシャガルマガラは、成長の前と後でまるで闇と光のように対になっている。
なお、この姿へと成長してもシャガルマガラの成長そのものが完了したわけではなく、
翼爪には成長に伴って年輪のような模様が浮き出るという。
古龍種には自然現象などを自分の意思で自在に操るという特異な能力を持つ種が数多く確認されている。
シャガルマガラもそのような「能力持ち」の古龍の一種であるが、
本種が操るのは自然現象ではなく、狂竜の力」と呼ばれる特殊な性質を秘めた物質である。
この物質については未だ謎が多く、現在でもその正体は不明であるが、
肉眼ではほとんど確認できないほどに細かく、呼吸などを通じて生物の体内に簡単に侵入してしまう。
これを一定量以上取り込んでしまった生物はやがて「狂竜症」を発症し、
周辺の生物に見境無く襲い掛かるほどに凶暴化する。
シャガルマガラは広範囲に向けてこの狂竜物質を大量に撒き散らし、それが届く範囲を自身の縄張りとする。
その規模は太陽の光が遮られ、シャガルマガラを中心とした一帯が薄暗くなるほどであり、
場合によっては昼間でもその周辺だけ夜の帳が下りたかのような状態となってしまう。
なお、その能力は脱皮によって新生した角に残るとされている。
ゴア・マガラを想わせる漆黒色の角は、かつての名残が一点に集う「狂竜の極点」とも称される。
外敵との戦闘ではこの「狂竜の力」を利用したブレスを多用する。
ゴア・マガラもこれに近いブレス攻撃を使用するが、
シャガルマガラのブレスはゴア・マガラのそれよりも規模・威力共に増大しており、
より多彩な型を使い分けて外敵を狙い撃つ。
中でも口内に溜めた膨大な「狂竜の力」を光線状に一気に放出する『狂竜圧縮砲』は恐るべき威力を誇り、
巻き込まれれば最早「狂竜の力」による生態的な影響を気にする余裕も無く消し飛ばされかねない。
敵からの反撃を受けて怒ると空高く上昇し、大気を震わせる怒号と共に膨大な「狂竜の力」を放出する。
拡散された狂竜物質は既に周囲に蔓延しているそれと反応し、小規模の爆発を次々に引き起こす。
シャガルマガラの興奮が鎮まるまでその災禍は止まず、
同時に怒り狂うシャガルマガラの猛攻にも晒される事となる。
「狂竜の力」だけに目が行きがちだが、本種の飛行能力も特記に値する。
幼体のゴア・マガラの時点でも嵐の中を意に介さず飛翔する程であったが、
成熟し成体となったシャガルマガラはその更に上を行き、
全く羽ばたく事なく空中で長時間静止するという離れ業をやってのける。
また、それに支えられた空戦能力も尋常ではなく、
飛竜種でも最高峰の飛行能力を持つ千刃竜セルレギオス
空戦で圧倒し、こともなげにねじ伏せる所業すらも可能である。
シナト村の伝承
大昔、この禁足地を内包する天空山にて、「悪しき風が山を蝕んだ」とされる大災害が起こった。
山に住むモンスター達が突如として異常なまでに凶暴化、敵味方問わず襲い掛かり、喰らいあったのである。
この事件により、山全体は死屍累々の地獄絵図と化し、その地に生息していた生物は例外なく絶滅したと言う。
シナト村の伝承では、この不可解な事件は「山の神が生き物を懲らしめた」として語り継がれているが、
現在では、この事件の黒幕こそが他ならぬ"天廻龍シャガルマガラ"であるとされている。
なお、この大災害の後に天空山の調査が行われたが、
後に禁足地とされる場所にて一切混じりの無い純白に輝く龍の鱗が発見された。
シナト村ではこれが正式にシャガルマガラの龍鱗であることが確認される以前から
大災害に関係する代物と考えられ、「不吉の証」として言い伝えられていた。
現在でもこの「純白の龍鱗」は禁忌のアイテムとして恐れられており、
それを目にしただけで言い知れない不安を覚えたり、激しく動揺したりする住民も少なくない。
ちなみにシャガルマガラから得られる鱗や甲殻などは素材としては非常に優秀な代物であり、
それを用いて作成された武具には不吉な印象は感じられず、むしろ気高く誉れ高い輝きを湛える。
天から祝福を受けたかのような防具は古龍の生命力と破魔の力を宿しており、
相対する者には厳粛なる戒めの痕を刻み込むと噂されている。
それはシャガルマガラ自身の、そしてその聖域そのものの具現とも喩えられ、
自然を守護し奉祀する神官が纏うに相応しい聖衣であるとされる。
発見の経緯とその後
バルバレギルドにゴア・マガラの調査依頼を受けた筆頭ハンターがその正体を調査していたが、
シナト村にたどり着いたキャラバン「我らの団」の団長が、
天空山で狂竜化したババコンガの情報を聞き、古巣に戻り共に調査を行った所、
「我らの団」所属のハンターが討伐したはずのゴア・マガラの抜け殻が発見された。
その後、ギルドはシナト村の伝承を照らし合わせ、抜け殻から現れたモンスターを「古龍」と正式に認定、
ゴア・マガラが幾多の天を廻り、成長しきり脱皮、故郷である禁足地に戻る点から《天廻龍》、
天空山の大災害にて山の頂に現れたという神の名を取って、かの古龍を「シャガルマガラ」と名付けた。
還るべき地に舞い戻ったシャガルマガラは膨大な「狂竜の力」を放出し、
天空山を中心とした生態系に影響を及ぼし始めた。
これを確認したハンターズギルドは、事態の収束を図るために「我らの団」所属のハンターに緊急クエストを提示、
特殊な条件を付けた上で禁足地への突入を許可し、同地に居座るシャガルマガラの討伐を託した。
これを受理したハンターは激戦の末にシャガルマガラの討伐に成功、
禁足地を中心に広がりつつあった「狂竜の力」は霧散し、天空山の生態系は最悪の事態を免れた。
しかしながらこれによってシャガルマガラという生物種が完全に絶滅したわけでもなく、
また新たな個体が禁足地に出現し、また新たな災厄を引き起こす可能性は残されている。
実際にこの一件以降もシャガルマガラの出現は確認されており、
ハンターズギルドを中心とした調査と警戒は現在も続けられている。
なお、天空山と深く絡み合ったその特異な生態故に、
長らく天空山の禁足地周辺以外での目撃事例はほとんど皆無だったが、
近年は他の狩猟地にシャガルマガラが出没したという報告も確認されている。
禁足地一帯を重視する生態を持つ本種が、何故他の地域に出没するのかについての全貌は明らかになっていない。
現在特に有力視されているのは、特定の地域にて発生した何らかの異変により生態系のバランスが崩れた際に、
同地域へ進出してしまったゴア・マガラの個体群を追跡する形で出現したという説。
自身の影響下から逃れたゴア・マガラがその地で「新たなるシャガルマガラ」と化すことを防ぐため、
本来の活動域である天空山から離れた地にまで飛来したというものである。
事実、ある地域にてシャガルマガラの出現が確認された際、
その前後ではゴア・マガラ(及びその特殊個体)の目撃情報も増加していた。
また、実際に出現したシャガルマガラが翼を広げながら高地に佇み「狂竜の力」を散布する姿も確認されており、
この説の信憑性は高いものと考えられている。

概要

  • 暗く邪悪な印象を受けるメインモンスターと打って変わった、穢れのない白色の体色が特徴的なモンスター。
    伝承に残る「天空山の頂に現れた神」の名を冠す「古龍」であり、
    その体は白く光り輝いているようにも、金色のようにも見え、まるで神や精霊のような印象を与える。
    • 後にCGイラストが公開されたが、天廻龍を象徴する虹色に光る翼を広げたその姿は、正しく天空の神。
      龍に変じた悪魔のような姿の黒蝕竜と見事に対照の妙を成している。
      書籍によってはデカすぎる翼が全て写っているせいで顔や胴体が小さくて分かりづらいというパターンも。
  • しかしその正体は、ゴア・マガラの真の姿にして、天空山での大災害を引き起こした黒幕
    MH4オフラインモードのラスボスであり、ストーリーに於けるキーモンスターでもある。
    • 早い話がこの二種は今作で復活したバサルモスグラビモスのような、幼体と成体の関係だったのである。
    • 途中に立ち寄ったナグリ村でおぼろげながらその情報を得、シナト村へ行く切っ掛けを作り、
      途中の航海中に謎のモンスター、ゴア・マガラと遭遇するといった多くの出来事があった末に
      たどり着いたシナト村で「不吉なモノ」として扱われていた、団長が持つ「謎のアイテム」。
      その持ち主こそが、このシャガルマガラだった。
    • シナト村の大聖堂、禁足地の入り口に描かれた紋章は、
      大きく翼を広げ空に浮かぶシャガルマガラを絵にしたものを紋章として彫られたものだと思われる。
  • ゴア・マガラの成長が完了した後の姿であるが、狂竜ウイルスは健在である。
    • それどころか、ゴア・マガラとは比較にならないほど大規模なウイルスを操り
      フィールドの彼方此方にウイルスの残滓を残す、ウイルスを纏ったブレスを乱射する
      果てはフィールド全体を覆う程の大量のウイルスを放出するなど、その危険度は更に高まっている。
    これを見るに、シャガルマガラの能力は、生物を惑わし災厄を齎す「狂竜の力」のようだ。
    その力は周囲に影響を及ぼし、シャガルマガラが放った黒い物質を吸引した生物は
    免疫力が落ちていき、弱り、抵抗力が無くなると狂竜化してしまう。
    • ゴア・マガラ時代はこの黒い物質は鱗粉であり、感覚能力の補助として用いられていたが、
      シャガルマガラは目が成熟しており、それに伴って感覚能力補助の用途は消滅している。
    • なお、狂竜化した生物は一部を除き、最終的に衰弱死する運命にあるとされる。
      古龍を除いたほぼ全ての生物*1に感染させられる上に、普通の生物どころか
      古龍級生物たるラージャンやイビルジョー、また後述の通り同種の幼体たるゴア・マガラですら
      死に追いやるような物質を風に乗せて大量にばら撒くというのだから、
      齎す被害で言えばモンハン史上に於いてもトップクラスの危険生物である。
    現実で喩えるならば狂犬病のウイルスをそこかしこに撒き散らすとでも言うべき、
    非常に厄介かつはた迷惑な能力であるが、大僧正の見解ではこの龍に悪意はなく、ただ生きているだけ、
    つまりアマツマガツチ等と同様、存在するだけで周囲に災害を引き起こしてしまうものと見做されている。
    この事は狂竜ウイルス研究所の所長からも、
    「狂竜ウイルスの被害はシャガルマガラに原因はあるが、責任はない。
    だからこそシャガルマガラが恐ろしい」と評されている。
    この凄まじい「狂竜の力」の詳細に関しては後述する。
  • 動きは基本的に狂竜化したゴア・マガラがベースだが、連続ブレス等通常状態時の攻撃も行ってくる。
    また、目が成熟しておらず、触覚などに頼って位置把握をしていたためか、
    そこまで動かなかったゴア・マガラと違い、
    ハンターに対して回り込む、不意を突くといった移動行為が目立つ。
    • しかし、目が成熟したことで閃光玉が効果を発揮するようになった。
      空中にいるならば墜落させることもできる。
  • 古龍として成熟した為か、落とし穴やシビレ罠は無効化するようになった。
    メイン狩猟フィールドの禁足地自体の仕様で罠が仕掛けられないので分かり辛いが、
    罠を仕掛けられる未知の樹海にて出くわした際に試しても罠は素通りされる。よって捕獲も不可能。
  • ブレスもより強力なものに変質しており、ブレスを設置したあと予告線となる黒い物質を流し、
    そこに3Wayの拡散ブレスを放つ攻撃や、単発のブレスをバックジャンプしつつ設置し、
    爆発させてダメージを与えるなどゴア・マガラと異なった立ち回りが求められる。
  • 怒り状態になると天空に舞い上がり、翼を広げて蝶の羽の様な形状に展開、そのまま空中で
    大量の紫黒色の物質をまき散らしながら咆哮を放つ。
    このウイルスに吸引などの判定は無いが、以後怒り状態が終了するまで
    シャガルマガラの周囲に、一定時間後に爆発する地形トラップが出現するようになる。
    白い光を放って地面が次々と爆裂し、紫色の狂竜物質が散布される様は恐ろしくも美しく、
    その規模からもシャガルマガラという古龍の力をまざまざと見せつけられる。
    爆発する場所は完全ランダムで、起き攻め、追撃、行動制限とあらゆる面でプレイヤーを追い詰め、
    チャージブレスを避けなければならないのに回避地点に地雷が、などといったことも頻繁に起こる。
    特に無印MH4のギルクエ高レベル個体の場合はこれすら即死級ダメージとなるので極めて危険。
    • 怒り中は低確率で狂竜物質を再度拡散させ、地雷発生時間を延長する行動も見せる。
      また怒り状態終了間際に放たれた場合、通常状態に戻った後も地雷が発生し続ける
      こればかりは運なのでどうしようもないが、下手すると延々と地雷が発生し続けることに。
    • ちなみに、シャガルマガラの滞空中に攻撃を加えて怒り状態に移行させ、
      かつ着地前に怯ませて墜落させることが出来れば、その怒り状態中は地雷は発生しなくなる
      滞空頻度が低いので狙って出来るものではないが、成功すれば怒り状態中もかなり有利に立ち回れるだろう。
    • 狂竜地雷を避けながら戦うのが辛い場合、ガンナーで挑むという手段もある。
      足元に発生する地雷に注意しながら、移動を最低限に抑えて攻撃することで
      地雷に巻き込まれるのを避けるというわけである。
      ゴア・マガラと違って蛇行するブレスを使わないので、
      通常ブレスの軌道orチャージブレスの範囲さえ事前に見ておけばブレス中は集中攻撃できる。
      ただし、各種モーションが遅いヘビィボウガンに関しては
      緊急離脱用の回避距離or無敵時間で足元に生じた地雷をかわすための回避性能を付けておかないと
      安定しないので注意。逆に言うと付ければライトボウガンと同じように立ち回れる。
  • 弱点属性は火と龍。
    火耐性はゴア・マガラとほぼ変わらないが、龍が非常によく通るようになり、最大の弱点属性となった。
    古龍へと完全に転生したことで、龍属性への耐性が失われたということだろうか。
    雷への耐性はゴア・マガラの頃から変わらず、こちらもそこそこ有効。
    このように、属性肉質に関してはゴア・マガラ時代と比べて弱体化している。
    • 物理肉質はゴア・マガラと比較すると尻尾と脚周りが若干硬化しており、やや転倒を狙いにくくなった。
      また翼脚が非常に硬く、生半可な斬れ味では弾かれやすい(部位破壊後には大幅に軟化する)。
      基本的には柔らかめのモンスターだが、翼脚は早期に破壊を狙って軟化させるか、
      弾かれないように立ち回るか気をつけたいところ。
  • それなりにムカつきやすい相手という評価も多い。
    最大の理由は上述の設置地雷にあるのだが、それ以外にもターン性要素が非常に薄いことが挙げられる。
    ステップ、バックステップ、車庫入れを多用しせわしなく動き回る上、
    従来のモンスターのように回頭動作を行わない、技後の隙を打ち消す、大技の後の隙がかなり少なめ、
    といった隙の見出しにくさが目立つ。
    幼生譲りの滞空アクションを行い、しかもこちらが攻撃を当てようと接近すると前例同様に後退する。
    狂竜症克服のための手数が出しにくい武器種でもお構いなく滞空などで時間稼ぎされることもしばしば。
    また、始終動き回り攻撃モーションと上記の隙消しの移動動作との見分けがつきにくい、
    エフェクトが多く画面が見づらい、
    体が大きく構造が複雑なのでパーツごとの動きを判別しにくい、など全体的に行動の把握がしにくい。
    『MH4』におけるシンプルなターン性からの脱却という方針が色濃く反映されている。
    『MHR:S』で再登場した際にはこうした状況に変化がもたらされており、従来の評価を脱しつつある。
  • 討伐を果たすと、狂竜物質により漆黒に染まっていた禁足地の空が晴れ、澄み渡る青天が現れる。
    討伐時のモーションはゴア・マガラと同じく天を仰ぎながら崩れ落ちていくものなのだが、この動きを
    「自身の狂竜の力により目にする事がなかった青空を、最期の瞬間に見上げながら絶命した」
    と解釈するプレイヤーもいるという。
    • 尚、シャガルマガラを30頭倒すと「輪廻(りんね)」という称号を貰える。
  • 剥ぎ取り回数は本体が3回、尻尾が1回となっており、
    意外にも通常モンスターと同じケチな剥ぎ取り回数である。
    ゴア・マガラから脱皮・転生したという特殊な生態を持つが故だろうか。
    切断した尻尾は小さいうえに場所によってはフィールドの色と同化しがちなので、見失うことも。
    • MHR:Sでは剥ぎ取り回数が改められ、ドス古龍やバルファルクなどと同じ4回になった。
  • このように非常に高い戦闘能力を持ち、ラスボスとしての威厳たっぷりのシャガルマガラではあるが、
    眠り状態では左腕を前に回し、その上に自分の頭を乗せる所謂セルフ腕枕の体勢となり、非常に可愛らしい。
    村クエでは戦う場所が狭い禁足地であり、瀕死になっても巣に逃げ帰って寝るという事をしないため、
    こちらが睡眠属性の武器を持っていって意図的に眠らせない限りは見る事ができないが、
    ギルドクエストならさほど難しいことではない。
    スヤスヤと寝息を立てるシャガルマガラの姿は必見である。

MH4のオフラインストーリーにおける扱い

  • 遺跡平原にて、見事ゴア・マガラを狩猟した我らの団ハンター。
    これで一件落着…かと思われたが狂竜化したババコンガが発見され、一同は騒然となる。
    狂竜化したモンスターが再来したことに怯えるシナト村の民のため、
    我らの団ハンターは天空山に生息するモンスター達の調査に当たり、
    我らの団団長は狂竜化現象の調査のために古巣へ戻ることになる。
  • その後、シナト村で天空山で狂竜化したババコンガの狩猟依頼をクリアした後に、
    ゴア・マガラが脱皮するという衝撃的なCGムービーが挿入され、
    最終的に狂竜化したティガレックスの狩猟を成し遂げると、
    遂にゴア・マガラの正体たるこのモンスターの存在と、
    団長の持っていたアイテムがこの古龍のものであるという事実が判明する。
    • 上記の通り、このムービーはゴア・マガラが討伐されたことを前提としたものであるため、
      ムービー挿入時までにゴア・マガラを一匹残らず捕獲で終わらせてきたというハンターは
      (そもそもそんなハンターがどれだけいるのかはさて置き)「あれ?」と思ったことだろう。
      捕獲された個体が脱皮して逃げ出したと考えられなくも無いか。
  • 脱皮し、成体となったシャガルマガラは故郷である禁足地に舞い戻り、
    シャガルマガラの能力により禁足地から黒い謎の物体が大量に流出
    その影響で天空山の生態系は大きく乱れてしまう
    抜け殻、シナト村の伝承からゴア・マガラの正体を掴んだギルドは
    多数の功績を挙げた「我らの団」所属ハンターに使者として筆頭リーダーを向かわせ、
    ゴア・マガラの真の姿である「シャガルマガラ」の存在、
    そして「禁足地に赴き、かの古龍を討伐せよ」という命令、
    それが失敗した場合、シナト村の住人を全員避難させた上で
    天空山を含めたシナト村一帯を永劫立ち入り禁止地帯に指定することを伝え、
    これを受けたシナト村の大僧正も、ハンターが禁足地へと立ち入ることを許可。
    こうして、シナト村一帯の運命は「我らの団」所属ハンターに託されることになった。
  • ここまでストーリーを進めると、満を持してオフラインラスボスたるシャガルマガラの緊急クエストが登場。
    クエスト名は「天を廻りて戻り来よ」。
    由来は上記にあるシャガルマガラの生態からだろう。
    まさしく災厄そのものといったモンスターであるシャガルマガラであるが、
    そんな強大な存在でも郷愁の念に駆られ、自らの生まれ故郷に戻ってきたと考えると、
    何故か切なく同情の気持ちすら湧いたハンターも多いのではないだろうか。
    • なお、緊急クエストとしてクリアした後は他の高難度クエスト同様、ランダム出現となる
      もう一度受注しようとして「シャガルマガラのクエが無い!」となったプレイヤーもいるかもしれない。
  • ストーリーのラストだけあって盛り上がりも最高潮だが、
    特にハンターが決戦に赴く際に聞ける大僧正と団長の述懐、
    そして不安を押し殺してハンターを送り出す看板娘の姿は必見。
大僧正
…ハンターさんなら分かると思うんだ。
きっとその古龍は、ただ、生きているだけなんだと思う。
数えた者がいない程に幾年もの昔、
ただそこに存在しただけで生けるものに影響を与えた龍の姿を…、
悪意なき故に恐れられた風の姿を、どうか、見てきてほしい。
そして、その話を子供達に聞かせてあげてほしいんだ。
きっと、君にしかできないだろうから。


団長
シャガルマガラ…。
天を廻って戻る龍、か…。
……なあ。
シャガルマガラは、どうして禁足地に入り込んだんだろう?
これは俺の想像なんだが…、
あそこはシャガルマガラの故郷なんじゃないかな。
生まれて、育って、山を離れ、
脱皮して、大人になって、山に戻る。
気が遠くなるほどの幾年もの時を経て、廻り戻ったんだ。生まれ故郷に。
ん?シャガルマガラはなんでわざわざ故郷に戻ったのかって?
うーん、そうだなァ。故郷が恋しくなったのかなァ。
フフ…。そんなことを、考えたりな。

  • 激闘の末、今度こそシャガルマガラにトドメを刺した我らの団ハンター。
    団長が追っていた謎の解明と共に一連の狂竜ウイルスの事件も解決し、
    これで一件落着…かと思われたが、我らの団と筆頭ハンター、ハンターズギルドが
    彼がもたらした影響、そして新たなる脅威の襲来を知るのは、これからしばらく先の話である

オンラインでの扱い

  • ギルドクエスト、イベントクエスト含む集会所のクエストでは下位の個体は一切登場せず
    事実上のオフライン専用モンスターとなっている。
    そのため、を除くマガラ武器の最終強化はエンディングを迎えることが必須である。
  • 上位では★7へ昇格するための緊急クエストの相手として登場する。
    また、ギルドクエストにもシャガルマガラと戦闘するものが存在しており、
    この場合未知の樹海でシャガルマガラと戦うことになる。
    LV76以上になると翼脚叩き付け時に周囲に震動を発生させるようになり、
    叩き付け後の隙を狙って頭部に反撃をお見舞いするのが難しくなってしまっている。
    しかし、公式サイトの、幼体であるゴア・マガラの翼脚叩きつけの紹介コメントで
    「地面をも揺るがす破壊力を持つ」と書かれていたため、
    寧ろ今まで震動を起こさなかったこと自体を不思議に思う人もいたようである。
  • ギルドクエスト内ではシャガルマガラのドロップレアリティは最高峰に設定されており、
    他の険度モンスターの中と比べて起き攻めの危険性が少なく、
    モーション自体も大振りであることから比較的戦いやすい。
    • しかしあくまで「比較的」であり、
      Lv91を超えると地雷や設置3wayブレスが即死級の威力となり、事故死率が跳ね上がる。
      行動を予測し完璧に回避できる猛者でも運要素を強いられるため、
      ソロでのスムーズ攻略はやはり困難を極める。
    また乱入することがなく、錬金や発掘装備の研磨に使用する狂竜結晶を自家生産することができ、
    更にサポガンによる速攻討伐の様子が動画などに挙げられ、
    採掘された防具からキリンUシリーズが発見されたことも手伝って、
    必然的に最上位クラスの紳士ハンター達がこぞって集まり、
    最高レベルの防具でも即死しかけるG級状態になった高レベルのシャガルマガラを相手に狩りをしている。
    • 発売から幾分か経った現在では、高レベルのシャガルマガラのクエストを保持している人も多く、
      実際、すれ違い通信でギルドクエストの一覧を見てみると、
      Lv58のシャガルマガラのクエストで埋め尽くされているということも多い。
    • 当初シャガルマガラのクエストは非常に人気が高かったが、
      右ラーが流行り出してからはそちらを利用する人が多くなった。
      右ラーなら同等以上の報酬量に加え発掘装備の見た目を選ぶことが可能で、
      更にシャガルマガラのクエストでは絶対に入手できない栄光ライトボウガンを得られるためである。
      ただし右ラーは左のモンスター次第では非常に手間が掛かるため、
      シャガルマガラのクエストの方を好むハンターも少数ではない。
      • 逆に言うと、栄光へビィボウガンと栄光弓の場合、ガンナーとの相性の良さから
        シャガルマガラが右ラー以上に効率が良い場合が多い。
        更に言うと、シャガルマガラは睡眠に弱いため、ガンナー部屋では弓で眠らせた後に
        大タル爆弾Gによる睡眠爆殺を仕掛けて速攻で倒すことができる。
        というか、シャガルマガラのガンナー部屋でのアーチャーはこれがほぼ義務化している。
  • オフラインで討伐に成功すると、ごく稀にモンニャン隊でもターゲットとして登場することがある
    どう考えてもアイルーたちの手に負えるような相手ではないように思えるが、
    しっかりと編成を組んで出撃させれば、他のモンスター同様撃退することが可能。もちろん端材も手に入る。
    ただし、他の古龍系モンスター達と同じく、黄色の2つの攻撃スキルを持っているため、かなり手強い。
    シャガルマガラを相手にする場合は、いつも以上にオトモの編成を吟味するようにしよう。

MH4G

  • MH4Gでは正式なG級個体が登場。
    レベル90以上のギルドクエストと同格の攻撃力を持つ上、翼脚叩き付けの震動も当然受け継ぐ。
    そして、前作のラスボスだけに期待は高かったであろうG級での大きな変化はというと……
  • 大きく変わったのは、対処の難しい地雷攻撃
    非怒り状態から地雷を発生させてくる上、それらの爆発範囲は通常のものより大きくなっている。
    更に大部分の行動にシャガルマガラの前方2か所で同時に地雷が爆発するようになった。
    それぞれの技からワンテンポ遅れて爆発するため、
    ギルドクエストと同じ感覚で前転回避して反撃しようとすると被弾する可能性が高い。
    例えば翼脚叩きつけ(通称土下座)。4の時のように正面で攻撃後の隙に合わせて攻撃を…と構えていると、
    足元から紫色の光がこれでもかと湧いてくる。
    鱗粉爆破ブレスの際にも前方に固定で地雷が設置されるようで、
    「ブレスの炸裂直前でも正面からダッシュで離脱すれば、なんとか回避できる」と考えて
    ギリギリまで頭に張り付くのは危険。
    なんとブレスの炸裂寸前に正面2カ所に地雷を発生させ、正面のハンターの退路を断ってしまうのだ。
    勿論こうなってしまえば被弾はほぼ確定したも同然である。
    このピンポイントなメタっぷりはプロハンの動画を参考にしたとしか思えないほど。
    • ただ、これらの地雷はモーションに付随してほぼ定位置に発生するため、
      モーションと地雷の関係及びパターンを把握してしまえば、そこまでの脅威ではない
      (土下座であれば土下座の0.5秒ほど後に正面2か所に発生するなど)。
      なお、ブレスや土下座などの派手な大技に関しては、地雷の発生を加味しても
      技の後に攻撃を加えられる程度の隙は残されている。
  • しかし、真の脅威は怒り状態である
    怒り時は従来通りランダムで地面爆破が巻き起こるが、
    G級個体は一定間隔でハンターの位置を狙って地雷を発生させてくる
    発生はランダムな上、距離も関係なくモーションも何も伴わないので被弾率が非常に高い
    回復しようとしたら地雷、遠くで研ごうとしたら地雷。技を避けようとしたら、本体に近づこうとしたら……。
    勿論のこと威力はG級であり、剣士防具でもしゃれにならないダメージを受けるため、
    本体から受けるダメージより地雷爆破によるダメージの方が多かった、などという事態が普通に起こりうる。
    本体のスピードアップに加えてランダム+ピンポイント地雷攻撃にも晒される為、
    ただでさえ少ない攻撃の機会が更に削られている。
    • G級限定ではないが、時折怒り中に再度狂竜物質を散布するので、
      その場合怒り状態が終わっても地雷が発生し続ける。
      そのためG級では、前述のピンポイント地雷の影響で上位よりも格段にいやらしい厄介な行動となる。
    • 動きやすい武器種ならまだマシだが、その割を食ったのは溜めが必要な武器である。
      立ち止まって大技を打ち込む関係上、他の武器種よりピンポイント爆破の餌食になりやすい。
      その中でも演奏(一定時間立ち止まる)機会が大幅に奪われた狩猟笛は、
      かなり窮屈な戦いを強いられることとなった。
      また、溜め攻撃を当てられないと話にならない大剣も地雷の影響を受け易く、
      溜め中に足元が光ればほぼ被弾するという、まさに「見てから回避不可能でした」な状況に陥ることも……。
      チャージアックスなら攻撃中でも地雷をガードポイントでガードできるので
      比較的楽なのでは……と思うかもしれないが、
      あろうことか地雷は落雷などと違いベクトルを持つため地雷の方向を向いてガードしないとめくられてしまう。
    今作で初登場した不完全個体は理不尽な攻撃が少なく戦い易いとして高い評価を得ている一方、
    成体であるシャガルマガラは、その強化ベクトルから上位以上にやっかまれることが多くなった。
    また、G級で追加されたものが実はこの地雷のみということもあってか、
    例によって「地雷が本体」「真ん中の白いトカゲはおまけ」などと呼ばれることも。
    • ちなみにこのピンポイント地雷、発動条件さえ満たしていればシャガルマガラがどのような状態でも発生する。
      それがたとえ、睡眠中だろうと未発見状態だろうと、ハンターの位置を正確に捕捉する。
      ハンターの足が発生させる微弱な振動に反応して炸裂しているのだろうか…。
  • 一方で、MH4Gでは大抵のモンスターに新規モーションが追加されているが、
    シャガルマガラにG級で追加されたのは前述の通り地雷だけである。
    つまり、遠距離から仕掛けるガンナーの場合は近距離地雷は関係なく、
    地雷は防御力が400以上あれば最高レベルギルドクエストであってもギリギリ即死しない。
    スコープを覗いて狙撃している最中に足元が光った場合でも、
    隙の大きい速射を発射した直後でもない限り、光ったのを見てから回避が間に合う場合が殆ど。
    ガンナーの場合は無印MH4のギルドクエストからあまり変化がないどころか相対的に楽になった点もある。
    また剣士の場合も、片手剣や双剣のような武器種だと元々動き回るためピンポイント地雷の被弾率は低く、
    むしろ的確にハンターを狙ってくれる分、回避先にランダム地雷が……というようなパターンが減っているため
    上位までと比べ逆に地雷が空気になることも多い。
    このことから、テオ・テスカトルなど超強化が施された他の古龍たちに比べると、
    武器種によってはかなり相手をしやすい方だと言われている。
    • 以上のことを踏まえてか、4Gでもシャガルマガラのギルドクエストの人気は衰えていない。
      相変わらず報酬量は多く、慣れてしまえば発掘装備集めの効率は比較的良いため、
      地雷が苦になりにくい武器種で回すのがオススメである。
      • ただし、発掘装備の見た目に関してはシャガルマガラとテオ・テスカトルは同じグループであり、
        報酬量はテオ・テスカトルの方が多い。
        よって単純に報酬目当てという点から見れば行く理由は少ない。
        尤も、こちらは狂竜結晶が同時に手に入れられる上、
        ガンナーの場合は頭部が龍炎で覆われているというハンデもあるので、
        自分の腕と相談し、狩りやすい方を選ぶとよいだろう。
    • 地雷を食らうかどうかはほぼであり、
      どんなに腕を上げようと、絶対に被弾しないという保証は得られない*2
      そのため、タイムアタックなどでは地雷の被弾は前提として極限強化【生命力】で補う場合が多く、
      多くの武器種で生レギが猛威を振るっている。
  • G級クエストは『を廻りて戻り来よ』となっており、後述するシナト村の伝承から、
    旅団下位クエストの『を廻りて戻り来よ』と対になっている。
    • このクエストは、支給品が最初から用意されており、
      その中にモドリ玉もあるので、危なくなればすぐにBCに戻って態勢を立て直すことが可能。
      加えて制限時間が50分なので、残り時間を気にせずじっくり相手できる。
      この辺りも今作で超強化を施されたドス古龍に比べて戦いやすいという印象を強めている。
    • なお、このクエストは今作のラスボス討伐が開放条件となっているため、
      通常クエストでG級シャガルマガラと戦えるようになる時期は非常に遅い。
      一刻も早く装備が欲しい場合は、ギルドクエストを利用するといいかもしれない。
    • この『時を廻りて戻り来よ』はランダム出現であるため天鱗マラソンなどが面倒だったが、
      イベントクエスト『ファミ通・特別取材、天廻龍!』の配信により素材集めがしやすくなった。
      公式攻略本によると基本報酬で天鱗が出る確率が通常クエストと比べて
      少し高く設定されていることが判明している。
      また、このクエストの配信によって現在ではゴグマジオスを討伐せずに
      G級シャガルマガラの素材が手に入るようになった点も大きい。
      本作でもシャガルマガラ武器は高い物理性能に加え、
      ゴグマジオスを含む多くの古龍の弱点である龍属性を持つ。
      別のイベントクエストでゴア・マガラ素材も集められるので、
      G★3クエストの攻略や勲章集めにマガラ武器を使うプレイヤーも現れた。
  • なお、幼体であるゴア・マガラ共々、極限状態に相当する個体は登場しない。
    狂竜ウイルスを用いて自ら極限状態に近い強化を施すのでは……と予想したハンターも多かったようだが、
    本来極限状態の個体は狂竜ウイルスによる衰弱を克服してしまったイレギュラーな状態であり、
    元々ウイルスを完全に制御しており、ウイルスによって衰弱することがないマガラ種にとっては
    そういったイレギュラーも原理的に起こり得ないようだ。
    それ故狂竜ウイルスを沈静化させるという抗竜石も特に効果はない。これは幼体も同様である。

MHX(X)

  • 発売前には明かされなかったが、MHXにも無事続投
    幼体のゴア・マガラが続投していた事に加え、「ハンターノート」にて禁足地が紹介されたこともあり、
    発売前から本種の続投に期待する声は多かった。
  • 本作では村★6のキークエストを全てクリアすると、天空山に4シリーズとは別の個体が出現。
    ベルナ村の村長から再び天空山の生態系が破壊される危険性があることが伝えられ、
    正式に討伐クエストが開示されることとなる。
    クエスト名は『廻り集いて回帰せん』。
    • その性質上、登場は村★6緊急のラスボスであるディノバルドよりも遅い。
      登場経緯もストーリーに含まれていることを踏まえると、
      シャガルマガラは今作に於ける実質的な村ストーリーの裏ボスに相当する存在である。
      また、今作では村のクエストにも上位個体と戦えるクエストが存在する。
      4の「団長からの挑戦状」とは違い単体狩猟クエストなので素材が欲しい時は有難く利用させて貰おう。
  • 集会所では緊急クエストの担当からは外されたが集会所上位★7でキークエストを担当しており、
    オストガロアに挑むためには避けて通れない相手となる。
    • 4シリーズでは集会所に下位のクエストは存在しなかったが、今作では用意された。
      これによりシャガル武器の作製・強化に仲間の力を借りて行うことが可能になった。
      ちなみにそのクエストの方はキークエストではないが、
      ライトボウガンの狩技ラピッドヘブンIIの習得条件となっているので必要なら忘れずにクリアしよう。
  • 危険度はMHXでは古龍種唯一の★6*3
    ★5のキリンと★7のドス古龍の間を埋める形になり、大型古龍種の中では中堅といったポジションである。
    生態系にもたらす被害そのものはドス古龍よりも遥かに大きいものの、
    人間、もといハンターとの直接的戦闘において能力そのものが天災級の脅威となるわけではなく、
    既に我らの団ハンターによる討伐が確認されていることが要因だろうか。
  • 攻撃方法は概ね4シリーズと同様だが、細かい差異が存在している。
    また、ブレスのエフェクトが全体的に派手になっている。
    • 設置型の拡散狂竜ブレスに付随していた黒い影がやや短くなり、
      どの方向に飛んでいくかを正確に判断するのがやや困難になった。
    • 狂竜ブレスの判定範囲が若干縮小されており、回避しやすくなった。
      この関係上、頭部の近くにいてもブレスに巻き込まれない場合がある。
    • 地雷の範囲が僅かに小さくなったほか、発生~発動までの時間が伸びている
      定点攻撃時に足元に発生した場合でもギリギリ回避できる程度のタイムラグがあるため、
      地雷攻撃に関しては4シリーズと比較してかなり良心的になっていると言える。
    • 狂竜粉塵爆破系統のブレスも仕様が変更され、
      4Gまでは3回の爆発を1回の判定で共有していた(つまり1度ガードすると爆発の中を素通り出来た)が、
      今作から爆発に合わせて3回判定が発生する多段攻撃になった。
      怒り時は横に3回、縦に3回で合計6回も攻撃判定が発生することになる。
      滞空時のブレスもきっちり多段攻撃になっているので、ガード主体の武器は注意が必要。
  • ゴア・マガラと同じく、翼脚を使った攻撃は属性やられにはならないが龍属性である。
  • その性質上、ブシドースタイルと相性が良いモンスターの一つである。
    大技と呼べる翼脚叩き付けや狂竜鱗粉爆破は予備動作がかなり長いためジャスト回避を決めやすく、
    その気になれば不意に発生した地雷もジャスト回避の起点にすることが可能。
    攻撃範囲が広く厄介な突進攻撃もジャスト回避であればすり抜けられるため、
    4シリーズと比較すると非常に戦いやすくなっている。
    • 気をつける必要があるとすれば、前述の設置型の拡散狂竜ブレス。
      本体の攻撃を回避した終わり際にエネルギー弾が突っ込んでくると目も当てられないので、
      エネルギー球の軌道を先読みした立ち回りを徹底したい。
      他にも空中突進→Uターン突進のコンボだが、滑空突進をジャスト回避すると
      その後のジャストアクションのモーションに丁度Uターン突進が確定してしまうことがある。
      シャガルマガラに向かって突っ込む形でジャスト回避するとそうなりやすいので、
      突進方向に向かって90度横向きに回避するよう心掛けるべし。
  • サイドステップ振り向きやバックステップなどの振り向き狙いの攻撃を拒否する行動の使用率が割と高く、
    大剣等の定点で溜める攻撃はスカされやすい。
    攻撃時の隙を狙って行った方が安全かつ確実にダメージを稼いで行ける。
    • マップ端でサイドステップ振り向きを壁側に向かって行った場合、横へ移動できないせいなのか、
      こちらへ軸合わせを行う段階で後方へ向かって矢鱈とかっ飛んでいく不思議な動きをする。
  • また、一見すると潜り込んでしまえば頭を狙いやすいように見えるブレス時だが、
    胸元に潜り込んでも胸や顔の動きのせいで爆発範囲内へ押し出される可能性がかなり高い。
    もっと奥へ行って腹か後ろ脚を攻撃した方が無難。
  • 集会所に常設クエがあるのは上記の通りだが、
    現在ではイベクエを利用することで上位に上がりたてのHR4から挑戦することもできる。
    上位の古龍では唯一の仕様であり、あのキリンのイベクエでさえHR8以上が要求される。
    その気になれば上位序盤から素材やオトモ用の強力な装備を入手でき、
    特に後者は上位終盤装備レベルの性能を誇っているが、当然ながらHR4の時点では命の保障はない。
    • 続編のMHXXでは、USJとのコラボクエストの一環でバルファルクもHR4から挑めるようになった。
      報酬で作製できる装備が強力なのもHR4の段階では命の保証がないのもこちらと同様である。
  • MHXXではG級個体がG★4に登場。ドス古龍とは異なり、HR解放前に挑むことができる。
    4シリーズとはポジションが入れ替わった形である。
    驚くべきことに今作のG級ではキークエストに指定されていないため、
    オンラインのラスボスを討伐するだけであれば戦う必要はない。
    ちなみに、キークエストに指定されていないのは幼体のゴア・マガラも同様である。
    • 本来は出現次第即座に討伐しなければならない存在の筈であり、
      緊急クエストどころかキークエストにすら指定されていないという扱いは違和感がないでもない。
      同ランクではティガレックスやディアブロスといった古龍ですらない一般モンスターの単体狩猟が
      キークエストに指定されているところを見ると尚更である。
  • 今作に於いても追加モーションなどはなく、変化はステータスがG級相当になった程度。
    ダウンを多発させていたランダム地雷の密度はやや減少しており、
    明確な強化点と言えるのは攻撃に併せて地雷が発生する仕様のみとなった。
    スタイルや狩技の存在からハンターの戦闘力が高い水準で保たれていることもあり、
    MH4Gと比較すると狩猟難易度が大幅に緩和されている。
    モーションが据え置きということで、MHX時点で相性の良かったブシドースタイルもほぼそのまま通用する。
    • ただし、新たに追加されたレンキンスタイルとは相性が悪い。
      足元に地雷が発生した時点で回避を余儀なくされる関係で
      タル振りが妨害されやすく、レンキンアイテムを作りづらいためである。
      せめてシャガルマガラ本体の攻撃に当たらないよう、岩の陰で行うといいだろう。
  • 全体的に4シリーズよりも戦闘力が引き下げられたことから、
    後半で出てくるモンスターの中でも狩猟しやすい部類に入るため、上位ランク帯での重鎧玉集めに適する。
    アーク・フィリアシリーズが混成装備やテンプレ装備で活躍しており、素材も無駄にならない。
  • 今作では禁足地にしか出現しないためか、
    アルバトリオン等と同様にエリアINですぐ戦闘BGMが流れるようになった。
  • ニャンターモードで地面潜りのままエリアインした場合、未発見状態のシャガルマガラを間近で観察できる。
    MH4(G)でも未発見状態のシャガルマガラを見ることはできるものの、
    しゃがみなどを活用しても数秒程度で発見されてしまうので、難易度や時間が大幅に緩和された形となる。
    • 未発見状態の場合、MH4(G)では狂竜化したゴア・マガラと同様に
      周囲の様子をうかがうかのようにゆっくりと禁足地を徘徊していたが、
      MHX(X)では未発見状態でも翼脚を用いてアグレッシブに駆け回るようになった。
      身も蓋もない言い方をすれば翼脚を用いた突進モーションの流用であり、
      徘徊モーションをオミットし、代わりに既存モーションを割り当てた形となっている。
  • MHXXでは、一部ハンターによってケルビマラソンの代用にされるという憂き目に遭っていたりする。
    集会所の下位クエスト「周り集いて回帰せん」のサブターゲットに翼脚破壊が設定されているのだが、
    G級の攻撃力とスキル環境により翼脚に滅龍弾を1回速射し即帰還という高速周回が可能になったのである。
    達成までの時間はケルビマラソンに劣るが、その後の待ち時間が発生しないため総合的には勝ってしまっている。

MHR:S

争うがままにたどり着いたその先は
なにものも足を踏み入れることの許されぬ地
  
現れた主の前には
いかなる攻めで抗おうともその一切が通じぬ
圧倒する力が叩く ねじ伏せる
  
鎮まることなき怒りは 高らかな怒号となって漂い
姿を滅すまで蝕みつくすだろう
  • 先んじて復活が予告されていた幼体のゴア・マガラに続き、
    発売直前のNintendo Direct miniにおいて公開された映像にて実に5年ぶりとなる復活を果たした
    • フィオレーネらの語りと共に古い絵巻に描かれたイラストが写され、
      そこから非常にリアルかつ美麗なモデルとなったシャガルマガラが現れるという演出になっており、
      ダイレクトのトップバッターをサンブレイクが務めていたという事もあってかその反響は凄まじく、
      上記の動画公開後から数分足らずでTwitterのトレンドに「シャガル」がランクインするほどであった。
  • 登場ムービーでは城塞高地にてセルレギオスベリオロスを圧倒する姿が描かれている。
    縄張り争いを繰り広げるセルレギオスとベリオロスだったが、争ううちにエリア7と思しき場所に迷い込んでしまい、
    そこに上空からブレスを浴びせながらシャガルマガラが登場する。
    二者は争いを一時中断してシャガルマガラに立ち向かうも、
    ベリオロスのブレスをひらりと躱し、
    蹴りを浴びせようとしたセルレギオスの首を空中で翼脚で鷲掴みにし地上のベリオロスに叩きつける
    そして叩き伏せられてもがく二体の真上で咆哮、周辺の地面から地雷を発生させ爆破せんとするシーンでムービーが終了する。
    飛翔するセルレギオスをあっさりと捉え、ベリオロス諸共ねじ伏せるという格の違いを見せつけ、
    ティガレックスやゴシャハギを襲った幼体さながら、絶対者たる古龍の面目躍如とも言える暴れぶりを披露した。
    なおマガラ族が過去作メインモンスターをその手にかけるのは9年ぶり2回目である
    • セルレギオスは4Gで初登場した際、マガラ族の置き土産によって大多数の個体が棲家を追いやられ、
      現大陸中に散らばったことで狩猟や捕獲の依頼がなされるようになったという経緯がある。
      今回の演出は(別個体ではあるが)その原因が被害者*4を直々に叩きのめすという構図でもあり、
      特にセルレギオス事変を知るプレイヤーは戦慄を覚えたことだろう。
    • ちなみに、この際セルレギオスは頭上をシャガルマガラに取られていたため、
      上昇しながらという勢いを付けにくい不利な状態での攻撃を強いられていた事は留意する必要がある。
    PV第3弾のサムネを飾ったゴア・マガラに続き、成体となるシャガルマガラはPV第4弾のサムネイルに抜擢。
    激昂したラージャンの復活、明らかに異常な状態のヨツミワドウ、
    さらにマガイマガドの特殊個体の登場と衝撃的な内容が連続する中、
    専用テーマである『光と闇の転生』がバックで流れ続けるという形で大いに存在感を示しており、
    総じて発売前最後となるPV全体の主役とも言える破格の待遇での復活告知と相成った。
    • 公式サイトでもゴア・マガラ同様に怨嗟響めくマガイマガドを差し置いてトップに掲載されるなど、
      PV第3~4弾はマガラ族が同作を席巻したかのような様相を呈している。
      マガラ族はビジュアルを含め様々な要素が新生したMHWorldより多くのプレイヤーから復活を望まれており、
      公式もその期待のほどは認知していたということだろう。
    • なお発売前に登場が告知された古龍は、本作のメインモンスターであるメル・ゼナを除けば本種が初となる。
    PV内でハンターに狂竜ブレス薙ぎ払いを仕掛けるシーンがあるが、ハンターが着ていたのはしまき一式
    シャガルマガラとしまきの素材元である青き古龍とは、
    自らの存在が他のモンスターを狂わせてしまうなど共通点も存在するものの、
    その共通点の経緯も含め多くの面で対照的な存在であり、特に後述の繁殖方法においては全く相容れない。
    同PVで怨嗟響めくマガイマガドと対峙したなるかみ一式ハンターと同様、敵対するにふさわしいチョイスか。
  • 実は公式がシャガルマガラの存在をここまで大規模に告知するのは、
    外伝であるフロンティアなどを除けばこれが初だったりする。
    • 初登場したMH4では村クエストにおけるラスボスポジションでの登場であり、
      世界観上においても同作のシナリオに根幹から関わる重要な存在であったことから、
      次回作のMHX(X)では諸々のネタバレに配慮して大々的な告知が難しい状況にあったことが考えられる。
      現在はかなりの年数が経過したためかネタバレへの配慮等はなくなったようで、
      本作の公式サイトには告知と共に「ゴア・マガラの成長した姿」という設定がしっかり記載されている。
  • 登場はMR5の中の緊急クエストで、なんとメル・ゼナよりも後に登場する*5
    ストーリーとしては、メル・ゼナの脅威を退けた後に姿を現し、
    新たな脅威として君臨したため、看過できずに討伐を決行する…といった流れになっている。
    メル・ゼナが従えていたように見えていたキュリアの全貌が明らかになっていない中、
    突然姿を現し、あまつさえ狂竜ウイルスをバラ撒かれたら、それは確かに脅威となることだろう。
  • MHWorld以降に描かれるようになった生態行動としては、
    エリア7の崖側に座って翼を広げ、狂竜ウイルスを散布する様子が見られる。
    後述するように同エリアは禁足地と似たロケーションであるため、
    高地から風に乗せて狂竜ウイルスをばら撒くと考察されている本種の生態については全く変わっていないようだ。
    • ゴア・マガラも登場ムービーにてゴシャハギを襲いながらもトドメを刺さず、
      上から狂竜ウイルスを大量に吹き付けてから立ち去る様子を見せている。
      ゴア・マガラが立ち去る最中に写されたゴシャハギは苦しむように痙攣しており、
      狂竜化や極限化がシステムとして存在せずとも、
      世界観上はウイルスの脅威が未だ健在であることを窺わせる。
  • 今作では専用の決戦フィールドとなる禁足地が存在しないため、
    かつてのギルドクエストよろしくフィールド中を飛び回りながら戦うことになる。
    • 代わりというべきか、幼体共々ねぐらにしている城塞高地のエリア7は
      低い段差が点在する崖際から切り立った山々と旗がなびく尖塔を望むという、
      禁足地を彷彿とさせる光景が広がっている。
    • また、従来では貴重なシーンであった翼脚を収納して活動するシャガルマガラの姿を再び拝む事が可能となっている。
    ただし、飛び回るとはいえども今作で姿を見せるのはこの城塞高地のみであり、
    細かな違いはあれど禁足地(や未知の樹海)に引き篭もっていた頃と、そう性質的な差はないと言える。
    ゴア・マガラのみならずシャガルマガラまで現れる城塞高地の生態系はかなり危ぶまれそうだが、
    本格的な活動期に入っていないのか、はたまた情報が出回り対策が強化されたのか、
    現時点では4時代ほどの被害は確認されていない。*6
    とはいえ、本種の持つ脅威はこれまで論を重ねられてきた通りであり、
    いずれにせよ予断を許さない状況であることに疑いの余地はない。
  • 探索や傀異討究クエストなどでは、当然ながら乱入者として顔を出すこともある。
    荘厳なイントロから始まる物々しいBGMを引っ提げて舞い降りる様は異様な存在感を放つ。
    そしてすぐに軽快な操竜BGMに移行するのもご愛敬
  • 幼体のゴア・マガラには本作で復活するにあたって新たに縄張り争いが追加されたが、
    残念ながら本種の方には追加されていない。
  • タイトルアップデート第5弾にあたるVer.15.0では、新たに本種の強化個体である傀異克服シャガルマガラが登場。
    奇しくも、全く別種のウイルスを克服した事で狂竜ウイルスの力がより増した手強い相手となった。
    詳細は別項で解説している。

戦闘能力

  • アクション面では、基本的な動作は今までのシャガルマガラをベースに、
    同時復活を果たしたゴア・マガラが新規で獲得したモーションを加えた形となる。
    • 以前よりあった爆発型のチャージ狂竜ブレスが多彩になり、多用する傾向が強くなっている。
      回避主体のハンターなら従来通りの立ち回りでも十分対処できるが、問題なのはガードやカウンター主体のハンター。
      ガード性能を最大の5まで積んだランスであっても反動が殺しきれず、削りダメージも無視できないレベル。
      おまけに多段ヒットする性質のため、ガードやカウンターを用いる際のリスクがかなり高くなっている。
      以前まで不評だった地雷が改善されているため好評の声も多くなった代わりに、
      新たに別の層から不評の声が上がってきたような形になった。
      • ストーリークリア後は、タマミツネ希少種の防具や装飾品などで発動する新スキル「煽衛」によって
        ガード性能をより高められるようになったので、これらの攻撃を対処しやすくなった。
        ただし、素のガード性能の低い片手剣やシールドヘビィではこれを発動しても尚削られるので注意。
    さらに、溜めの後に自身の前方に極太のビーム状のブレスを放つ『狂竜圧縮砲』という新行動も加わっている。
    • 怒り状態に移行した時点からチャージが始まり、発射直前には口と目から強い紫色の光が発せられる。
      口と目から紫の光が漏れ出たら、シャガルマガラの懐に潜り込むなどして回避の準備をしよう。
      また、ガードする場合はガード強化が必要となる。
    • 怒り状態時に頭部に一定ダメージを与えると大ダウンが奪え、
      その後は再び怒り状態になるまで狂竜圧縮砲を撃たなくなる
      ダウンする時間こそ短めなものの、強力な攻撃を阻止しつつ隙を作ることができるので、
      猛攻を掻い潜って頭部にダメージを与えよう。
    この狂竜圧縮砲は中々にインパクトがあるものの、
    それ以外については基本的に従来のシャガルマガラと特別変わらない戦いを繰り広げる事になる。
  • 怒り状態へ移行する際のモーションが翼脚で体を持ち上げながら
    天を衝くように咆哮する新規のものに置き換えられているが、
    これは下記のMHFにおける、真・狂竜化への移行モーションと非常に類似したものとなっている。
    メゼポルタで狩猟をしていた経験のあるハンターは懐かしさを感じたかもしれない。
  • 本領を発揮するのはHPが50%を下回った時で、従来と同様に天空に舞い上がり、滞空しながら咆哮をした後。
    ゴア・マガラが狂竜化した時のように空が毒々しい紫色へと変貌し、黒い靄がかかったかのようにエリア全体が暗くなる。
    以降は怒り状態になる時のモーションがこの動きになる他、
    シャガルマガラの肉弾攻撃の軌道の延長上に当たる部分に追加で地雷が発生するようになる。
    更に新規の行動として、滞空状態のまま翼脚を薙ぎ自身の前方2列に直線状に地雷を発生させて連続して爆破する攻撃や、
    PVでも見せていた直立した状態で狂竜圧縮砲を放ち、斜めに薙ぎ払う攻撃が解禁され、
    脅威性が増すだけでなく、隙も小さくなっている。
    • 本作の地雷は咆哮時のみランダム気味に発生するが、それ以外は全て攻撃に付随する固定配置攻撃である
      そのため地雷の挙動はむしろ渾沌に呻くゴア・マガラに近くなっており、
      こちらの攻撃中に突如足元に地雷が現れてドカン、ということは起こらなくなった。
    • ちなみにこれらの狂竜ブレスの撃ち方、同じマガラ骨格のゼノ・ジーヴァと同じモーションである。
      後輩の特殊個体MHW:Iのラスボスのモーションを継承しており、
      ここでも再び骨格の繋がりを感じさせるような継承が見られることとなった。
  • 加えてこれまで戦ってきたモンスターよりも明らかに攻撃力が高く、体力もかなり多めであり、
    総じてその戦闘力はかつてのラスボス経験者に恥じない強烈なものとなっている。
    そのためハンターからは、
    「シャガルマガラで非常に苦労した」「サンブレイク初三乙はシャガルマガラだった」といった感想が後を絶たない。
    本作のMR古龍はステータスも新たな攻撃技の追加にもかなり気合いが入っており、
    フル強化したMR装備でも少しの油断であっという間にキャンプ送りにする戦闘力を備えている。
    返り討ちにあわないよう装備強化やアイテム持ち込みなどの討伐前の準備、
    ヒトダマドリや環境生物の収集といった現地での用意は入念に行うように心掛けたい。
    • とはいえ相変わらず懐への判定が弱く、機動力の高い武器でのインファイトが非常に有効。
      特に片手剣使いのハンターなどには、世間での評判とのギャップに戸惑った者もいるのでは。
    • 今回はフェイント的な横移動などのストレス要素に繋がりやすい部分が大分緩和された一方で、
      フィールド変更によって戦闘エリアが狭いという別な問題が生まれることになった。
  • 今作の仕様上、普通のモンスターに混ざって登場するためか罠を仕掛けるプレイヤーも見受けられるが、
    当然ながらシャガルマガラは古龍のため罠は相変わらず無効である。
  • 攻撃面と体力が強烈な一方、部位耐久値はかなり低く抑えられている。
    過去作から変わらず前方以外への対策が甘いため、
    尻尾や翼の破壊は懐や背面から適当に攻撃していてもいつの間にか壊れているほどであり、
    頭部も大ダウンの際に狙えばさほど苦労せずに両角を破壊出来る。
    肉質が硬く正面からでないと狙いにくい翼爪の破壊がやや手間取るくらいであり、
    破壊王Lv3を発動させても全破壊には体力ギリギリ、という高怯み値が目立つ本作のMRでは良心的。
    また概要の項にも記載されている通り、本体の剥ぎ取り回数が4回に変更されている。
  • 本作では大きな弱点としてに非常に弱くなっている
    シャガルマガラは現時点では唯一の毒耐性パターンを持っており、ハンターノートを見ると
    「初回耐性値・耐性値上昇量・最大耐性値」の全てのゲージが最大に振り切れている
    なんとその耐性値はあのアオアシラ以下である。もちろん毒耐性の表示は★★★。
    代わりに「合計ダメージ量」のゲージが短いことから分かるように有効時間は15秒(=450ダメージ)と短くなっている。
    クシャルダオラとは真逆の形で毒に弱いという設定になっていると言えよう。
    • 耐性値が極端に低いという特性上、マルチ補正を受けてもあまり耐性が上がらないため、
      マルチであっても毒属性武器が十分選択肢として機能する非常に希少なモンスターである。
      上記のクシャルダオラは「耐性値は高いが毒ダメージも多い」というパターンなので、
      マルチプレイでは耐性値の上昇が極端になりすぎてほぼ毒が有効に機能しなくなる。
    • なお、幼体のゴア・マガラは毒耐性は★1で耐性パターンも一般的なタイプ。
      なぜ成体になるとここまで極端に毒に弱くなるのかは不明であるが、
      ゲーム的には弱点の頭部にほとんど隙がないため、その対策を兼ねている可能性も考えられる。

操竜

  • シャガルマガラの操竜行動は、狂竜化したゴア・マガラとほとんど同じ。
    低体力&怒り状態の時は、ブレス以外の攻撃を行う度に3~5HIT程度する爆破追撃が発生する。
    この特性上、低体力時に乗った場合は強攻撃よりも弱攻撃の方が合計ダメージが高くなる。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は2連翼脚攻撃。
      ゴア・マガラの狂竜化状態時と全く同じモーション。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は前方の地面を抉る翼脚なぎ払い。
      上記の2連叩き付けより範囲が狭いが、全体モーションは短くなる。
      普段使いするには物足りない技だが、低体力時は多段HITする地雷追撃が発生する。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は左右に拡散する狂竜粉塵爆破。
      こちらもゴア・マガラの狂竜化状態時と全く同じモーション。
      顔の前に爆発するブレスを設置する攻撃。
      1発ごとに判定がある為、5発とも当てればかなりのダメージになるが、
      普通はモンスターが仰け反ってしまう為1発目しか当たらない。
      後で爆発したものほど威力が低くなる為。なるべく1発目の爆発を当てたい。
      • ちなみにシャガルマガラの場合は、Aの追加入力で前方に3回爆破する狂竜粉塵爆破を行う。
        やはり後で爆発したものほど威力が低くなる為、密着して1発目を当てたい所。
        転倒中や麻痺中なら全弾HITを狙ってみるのもいいだろう。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は翼脚叩き付け。
      溜めが長く威力が高い技。慣れないうちはこの攻撃だけで十分だろう。
      加えて、低体力時は多段HITする地雷追撃が発生するので火力面で文句は無い。
    • 操竜大技は狂竜圧縮砲→ハンター離脱→狂竜鱗粉爆破ブレス
      HPが50%以下かつ怒り状態なら狂竜鱗粉爆破ブレスがウイルス爆破対空攻撃に変化する。
      発動時に高濃度のウイルスを散布するが、背中に乗っているハンターは大丈夫だろうか……。

派生作品

MHF

  • ゴア・マガラに続き、9番目の遷悠種として導入。
    正式な古龍種モンスターでは初の遷悠種となる。
    2017年4月19日アップデート時に実装され、辿異種のギアオルグヒュジキキと共に
    同アップデートのキービジュアルを飾った。
  • シャガルマガラと言えば禁足地だが、こちらも併せて実装された。
    メインシリーズのフィールドがMHFに輸入される初の事例となる。
    シャガルマガラの討伐後には空が晴れる演出も完備。
  • ビジュアル的には放つ狂竜ウイルスのカラーが狂撃化状態の蒼白色寄りになっているほか、
    キリンと同様、影が自身の光で白く照らされているなどの差異がある。
    シャガルマガラもまたMHFのゴア・マガラ同様に「真・狂竜化」形態を持ち、
    3つに分かれた翼膜や側頭部に生える棘などはゴア・マガラと同じだが、
    棘や角の先端が白色に染まり、翼膜は紫の花弁のような色合いに光り輝いている。
    また、純白色というイメージも強かった変化前のシャガルマガラとは異なり、
    全体的に黄色味が差しており、淡黄色に近い印象を受ける体色となる。
    変化後は、周囲に白い狂竜結晶の破片と見られる物体が舞い散るようになる。
    • このビジュアルが初めて公開された時に一部で疑似シン化したこれに似ているという声もあった。
      奇しくもMHXRのコラボクエストに幼体のゴア・マガラが登場している。
  • シャガルマガラの武具も遷悠武器遷悠防具として登場。
    • 武器はメインシリーズにおける龍属性から打って変わって光属性を有する。
      内包属性はともかくイメージとしてはピッタリだろう。
      GR100クラスの武器としても非常に高性能な仕上がりとなっているが、
      その代償としてか防御力-400~500のデメリットが付随する。
    • 防具は、アーク/フィリアシリーズから「シャガルシリーズ」へと名を改められている。
      これは、MHFに古くから存在している「アークシリーズ」という同名の防具との名称被りを避けるためだろう。
      特殊効果として、1部位でも装備するだけで「状態異常無効【多種】」が発動する。
      ただし防具は防具で防御力に難を抱えており、
      属性耐性値に至ってはゴアシリーズに輪をかけて悲惨なことになっている
  • なお、シャガルマガラ素材で派生できる改G級武器は現在のところ存在しない。
    ただしGR800以上になれば遷悠殻は手に入るようになっている。

戦闘能力

  • 動き自体はメインシリーズのシャガルマガラとそう変わらず、
    そこへMHFにおけるゴア・マガラのモーションを加えた形となる。
    よって、後方へのカウンター攻撃に法則が存在する等と言った部分を除くと、
    動きはターン制が重視されていないMH3以降の方向性に近いものがある。
  • 触角がないことを除いて、ゴア・マガラと破壊可能部位が同じという点はMHFでも変わりなく、
    あちらと違い、G級個体のみ尻尾の肉質が変化したことで、
    適応撃スキル+打撃武器&打撃弾で尻尾切断が可能となっている。
    また、後述するがG級個体のみ真・狂竜化を挟む関係上部位破壊に少し条件が付いている。
  • HR帯では、MHFのシャガルマガラとしての基本的な行動のみで、真・狂竜化も使用しない。
    ただし、全方位狂竜弾はそれぞれが不規則な軌道を描いて漂うようになっていたりという違いはある。
    また、メインシリーズで見られた設置3wayブレスと拘束攻撃はオミットされている。
  • あちこちに出現する地雷も健在。
    情報誌にはこの地雷を「雷爆」と称しているものも見られるが、
    此方がMHFのシャガルマガラが繰り出す地雷攻撃の正式名称であるかは不明。
    例によってメインシリーズとは演出が異なるが、HR・G級共に非怒りでは地雷を用いないほか、
    攻撃時に地雷が付属することもないため、性質自体はメインシリーズの上位個体に近いと言える。
    • ただし転倒中にも地雷が発生する、発生~爆発までの猶予が若干長いなど、
      メインシリーズの上位・G級どちらとも異なる独自仕様も存在する。
  • 空高く舞い上がってから怒り状態へと移行する行動だが、
    この咆哮の際に攻撃判定が発生するようになっている。
    吹っ飛ばされこそしないものの、微量のダメージを受け、狂竜ウイルスに感染してしまう。
    G級では、この判定と入れ替わりで超咆哮に変化している。
  • HR帯での追加技は以下の通り。
咆哮→ピンポイント地雷
咆哮を放ち、耳を塞いでいるハンターの足元含む複数個所に地雷を出現させて爆破する。
咆哮で拘束されなかった場合はピンポイント地雷は発生しない。
G級ではこれが超咆哮と化すので、辿異スキルで無効化していない場合は要注意。
また、隙の長い行動を行っている場合や、シャガルマガラに接近しすぎている場合も注意。
通常設置される地雷よりも範囲も広く脅威度が高いので、たかが咆哮と侮らないようにしたい。
狂竜波拡散
翼脚に狂竜の力を集約させ、叩きつけることで狂竜波を前方に発射する。
真・狂竜化時は交互に2連続で叩きつけるようになる。
叩きつけ自体に判定がないが、叩きつけた箇所すべてを覆うように狂竜波が発生するため、
至近距離では実質、叩きつけ自体の動作にも対処する必要がある。
一方、狂竜波が来ない腹下~尻尾側は当たらない。
狂竜波は凄まじい速度で飛んでいくので、かなり離れていても叩きつけと同時に回避する覚悟が必要。
強叩きつけ
翼脚に狂竜の力を集約させてから強力な叩きつけを繰り出す。
上記の狂竜波飛ばしと似ているが、こちらは近距離を爆破して打ち上げる目的で用いる点が異なる。
1点に集中させているのか、溜めが長く、爆発も若干遅い。
翼脚、爆発どちらに当たっても拘束されるため、拘束攻撃の1種であるのだが、
(メインシリーズ含めた)従来の拘束攻撃と大きく異なる性質を持っており、
無抵抗だと即座にフィニッシュに入って大ダメージを確実に与え、
抵抗すると翼脚なぎ払いで周囲の脅威を排除しつつ押さえつけ、フィニッシュの機会を窺う

という特徴が見られる。
フィニッシュ攻撃はメインシリーズと同じだが、
投げ飛ばす際にハンターにも狂竜ウイルスを纏わせ、着地時に爆発させるため、
1セットで力尽きてもおかしくない程の総ダメージ量となっている。
一方、拘束直後から抵抗すると、上述の通り翼脚なぎ払いが入るため、
レバガチャを緩めなければ脱出は確実に可能、総ダメージも小さいという結果で済む。
レバガチャ以外の脱出手段は一切ないため、捕まったのを見たら直様抵抗すると良いだろう。
なお、投げ飛ばされたハンターだけでなく、狂竜ウイルスの爆発にも巻き添えの性質があるので注意が必要。
  • この関係上、フィニッシュ攻撃のダメージタイミングは狂竜ウイルスが爆発した時となっている。
    そのため、G級の真・狂竜化後に狂竜症を発症した状態で拘束、フィニッシュに移行されると、
    スリップダメージを、ウイルスが爆発するその時までの間受け続ける事になり、
    元から高かった危険度が更に跳ね上がる事になる。
  • 先にも少し触れたが、G級ではゴア・マガラ同様に咆哮が超咆哮となる。
    また、真・狂竜化もここから解禁される。
  • ゴア・マガラのように強制的に狂竜症を発症させる攻撃が無いので若干影が薄いが、
    シャガルマガラも真・狂竜化中は狂竜症を発症したハンターの体力を徐々に削っていく。
  • G級個体は真・狂竜化の影響か部位破壊条件が特殊で、体力50%以下から破壊可能となる。
    パートナーやパートニャーを連れている場合は、残り体力が50%を切った際のセリフを目安にできる。
    また、開幕から斬撃武器で尻尾に攻撃を当て続けていれば尻尾切断が大まかな目安にもなる。
    この関係で、角破壊がゴア・マガラの触角破壊に近い感覚となっているので、
    (従来のシャガルマガラと違い)しっかり狙っていかないと、角破壊は非常に厳しい物となっている。
    幸い閃光玉や麻痺などによる拘束は効くため、破壊出来ない場合はそれらの手段も視野に入れておくべきだが、
    2段階目のみ平常状態でないと破壊できない*7点に気をつけたい。
    この条件もあってか角は破壊さえすれば100%該当ランクの物が入手できるため、
    パートニャーを連れて部位破壊ができれば確定で2個入手できる。
    角破壊に関しては多くの意見が寄せられたようで2018年2月のアップデートで部位破壊条件が撤廃された。
  • 以下はG級での追加モーション。
真・狂竜化
一定ダメージを与えると、ゴア・マガラとは異なるモーションで真・狂竜化状態へと移行する。
立ち上がってから翼膜で自身を覆い隠した後に狂竜ウイルスがシャガルマガラへと収束していき、
巨大な光の柱へと変化し、シャガルマガラ自身を包み込む。
直後に咆哮と共に狂竜ウイルスを放出し真・狂竜化を果たす。
ビジュアルからも推察出来る通りこの光の柱にはダメージ判定が存在しており、
接触すると打ち上げ→「魂の再燃」込でも体力MAXから0になるスリップダメージを食らい即死する。
光の柱に関してはガード不可能で、ガード性能+2を発動させた状態であっても防ぐことができない。
真・狂竜化後に狂竜ウイルスを放出する際にも攻撃判定が存在するが、
こちらは光の柱よりも範囲が広いが単発の吹き飛ばし判定となっており、ガードで防ぐこともできる。
また、ウイルス拡散後は一拍置いてシャガルマガラの周囲に地雷が大量発生する。
光の柱を含むいずれの攻撃も遠距離には全く影響がないため、予備動作に入ったら素直に距離を離そう。
  • この手の攻撃はMHF-Z以降久方ぶりとなるが、シャガルマガラの真・狂竜化は不可逆のものである
    (=戦闘を通して1回しかこの行動を行わない)ため、注意するのは一度だけでよい。
    更に空中でのスリップダメージでHPが0になった場合は即座に落下してしまうが、
    落下中にウイルス放出の追撃がヒットすることでふっ飛ばされるため、粉塵での救出も成功させやすいなど、
    類似攻撃と比べると幾分平易な仕様となっている。
  • 真・狂竜化による体の変化は、この光の柱の眩さが増した時に発生する。
    注意深く観察しないとわかりづらいが、眩くなり、開放する寸前には既に翼が変化しているのが確認できる。
回転打ち上げ→叩き落とし
真・狂竜化時のみ使用。地面を抉りつつ激しく2連続で回転し、ハンターを打ち上げる。
打ち上げられたハンターはカメラワークが上から見下ろすようなものに切り替わるという特殊演出が入る。
そしてその直後、狂竜ウイルスを纏った翼脚によって地面に叩き落される
言わずもがなコンボ攻撃であり、根性を貫通される恐れがある点に注意。
打ち上げは1回目の回転のみなので、最悪でも1回目の回転だけは対処したい所。
  • なお性質上の問題か、追撃判定は狂竜ウイルスにのみで翼脚にはない。
    なので、位置によっては長時間打ち上がるだけになることも多い。

MHXR

  • 2017年2月17日に「廻世主シャガルマガラ」として十六人討伐戦に登場。
    ちなみに幼体であるゴア・マガラの実装日は2016年2月17日であり、
    何の因果かゴア・マガラ実装のぴったり1年後*8にシャガルマガラが実装されるという事態になっている。
  • モーションはMH4GのG級個体準拠となっている。
    モーションとは言っても、G級個体の追加モーションは上述の通り地雷だけなのだが。
    属性はゴア・マガラと同じく土属性。
  • 十六人討伐戦モンスター固有の大技は「クロスウィング」と「大いなる天災ノ渦」。
    • クロスウィングは、巨大な地雷を発生させつつおなじみの滑空攻撃を2連続で繰り出す技である。
      この技の使用後は滞空状態となり、そのまま降りてくることも多いが、
      更に通常の滑空攻撃へ繋げてくる場合もある。
    • 大いなる天災ノ渦は、複数箇所に狂竜ウイルスの爆発を発生させる技。
      最初に自身を覆いつくす程度の爆発を起こし、
      次に少し離れた場所へサークル状の爆発を起こす。
      3回目にはその両方の爆発を同時に起こす。
      また、この攻撃中には更に離れた場所で地雷が大量発生する。
  • 後に通常の個体も強襲クエストにて登場。難易度設定は、なんと危険度8
    ネフ・ガルムドやティガレックスらを更にワンランク上回る驚愕の危険度である。
    動きは、固有技がオミットされたこと以外は廻世主と同じ。
    • ...まあこの危険度に関しては本家のように世界観では決められておらず
      実装順で決まるものなので寧ろ先に実装されていたティガレックスらを上回らない方がおかしいのだが。
      インフレの進んだ現在では古龍の危険度を悠に上回る海竜種やら魚竜種やらいるし...

武具

武器

  • 成長段階のゴア・マガラの素材を用いた武器の強化にシャガルマガラ素材が必要になるほか、
    シャガルマガラ素材オンリーで作成される武器が登場する。
    後者になるとグラフィックがゴア・マガラの禍々しさから一変、
    シャガルマガラの神々しさをイメージしたものに変化する。
    • イメージが大きく変化するため、ゴア・マガラとシャガルマガラの関係を把握していない場合、
      「この武器はどのモンスターから生産出来るんだ?」となってしまいそうである。
  • …のだが、その名称はなんと、全武器、THE+カタカナで統一決してふTHEけている訳ではない。
    ラスボス武器の斬新なネーミングセンスは今後も伝統に……なっている
    ただ、この流れはXXのラスボスの登場によって打ち止めになってしまった。
    • ○○の部分には、例えば大剣の場合だとTHEアポカリプス、ランスだとTHEガーディアン
      なんとなく武器種の特徴を表しているようでないような単語が入る。
      • 英語の文法として、THEの後の単語が母音で始まる場合、THEは「ザ」ではなく「ジ」と読む。
        つまり上記の例の場合、前者は「ジ・アポカリプス」、
        後者は「ザ・ガーディアン」となる。注意しよう。
    • 余談だが、マガラ種との因縁の深かった彼らに関連する武器も、
      究極強化の段階で「・○○」となる。THEではない。

防具

  • 防具は男女・オトモ用でそれぞれ名称が異なっており、男性はアークシリーズ、女性はフィリアシリーズ
    オトモ用はアンヘルネコシリーズとなる。
    外見は天使や妖精を彷彿とさせるような神々しいデザインとなっており、
    禍々しい外見のゴアシリーズとは真逆の印象を与える。
  • MH4(G)では一式装備で力の解放火耐性弱化、そして無我の境地というスキルが発動。
    更に匠のSPを多く備えており、ゴア装備と組み合わせる事で匠を発動させる事も可能である。
    ただ、火耐性が低いのはゴア装備のころから相変わらずである点は注意。
  • ちなみに、男性装備の「アークシリーズ」に関しては、MHFにも同名称防具が存在する。
    色が白い点こそ共通しているが、スキルポイント等には当然関連性はない。
    先述の通りMHFでのアーク・フィリアシリーズは「シャガルシリーズ」に改名されたが、
    これも理由の一つに含まれるだろう。

裏設定

  • モンハンフェスタ2015大阪大会での企画、
    及び『ニンテンドードリーム』2015年5月号での解説により、マガラ種の繁殖に関する裏設定が明らかになった。
  • 公開された渾沌に呻くゴア・マガラの裏設定解説では、
    ゴア・マガラが脱皮(=シャガルマガラへの昇華)に失敗し、渾沌に呻くゴア・マガラと化してしまうのは、
    シャガルマガラが撒き散らした狂竜物質が作用するためであるという事実が判明。
    つまり最も早く脱皮に成功し、シャガルマガラへと昇華したゴア・マガラは、
    シャガルマガラとして狂竜物質を散布することで、他のゴア・マガラを脱皮不全に陥れて殲滅するのである。
    更にはシャガルマガラの狂竜ウイルスには自身の生殖細胞が含まれており、
    ウイルスに感染した生物にそのまま寄生することで、その感染者の死体を苗床に
    新たなゴア・マガラが発生する
    という驚くべき設定が公開。
    他のモンスターの排除、縄張りの主張と共に繁殖も同時に行い、
    更にやがて繁殖前の縄張りをめぐるライバルとなる存在(=周囲の幼体)を事前に始末するかのような
    恐ろしい習性も合わせ持つことが明らかになった。
    大量の毒素を放っては他のモンスターを次々と理性なき怪物へと変貌させ、最後にはその肉体を食らって増殖し、
    挙句の果てには同種の幼体に対する事実上の死刑宣告まで行う*9など、
    出てくるゲームを間違えたんじゃないかと疑いたくなるほどの特異かつ異様で生々しい生態である
    これを知ったら団長と大僧正もさぞ苦い顔を…いや、だからこそ「自然の成り立ち」と理解するかもしれない。
    • 陰惨ではあるものの、確かに生殖細胞の散布及び感染した相手を死亡させるのが目的であれば、
      感染したモンスターが狂暴化し、手あたり次第攻撃を加えるようになる症状は理に適っていると言える。
      システム的にはパワーアップとも取れる狂竜化も、実際には神経がダメージを受けて体のリミッターが外れ、
      衰弱を早めるために必要以上に能力を引き出させられている状態ということなのだろう。
      また、感染したモンスターが周りのモンスターを殲滅した後で死亡することは、
      その死体から生まれるゴア・マガラの生存確率を高めることにも繋がり、その意味でも合理的である。
    • 同インタビューによると、ゴア・マガラが渾沌に呻くゴア・マガラになるのは、
      シャガルマガラの狂竜ウイルスに備わるゴア・マガラの成長抑制作用と、
      脱皮寸前だったゴア・マガラの代謝が衝突した結果によるものらしく、
      どうやら脱皮までまだ遠いゴア・マガラ(新たに誕生した自分の子供含めて)を巻き込むことはないようだ。
      一番重要となる変態前の最後の仕上げとなる部分が成長抑制作用によって妨害され、
      その結果、脱皮により制御可能になるはずの古龍の力が体内で暴走してしまったということなのだろう。
    • またこの事実から、数百年周期で現れるゴア・マガラたちは、
      全て同じシャガルマガラから産まれた個体ということになる。
      つまり勝者となったシャガルマガラと敗者である渾沌に呻くゴア・マガラは、
      元を辿れば「兄弟」の関係にある
    • なお、このように生殖細胞を散布して子孫を残すという方法は、
      現実世界でも菌類や一部の原生生物などに見られる。
      もしかしたらゴア・マガラの目が未熟なのも、この成長過程が影響しているからなのだろうか。
    • いくらなんでも生殖細胞がウイルスのように振舞うなんて…などと思うかもしれないが、
      実は現実の寄生蜂のDNAにはポリドナウイルスと呼ばれるモノ*10を造る機能があり、
      これを卵巣付近のカリックス細胞で培養して宿主に産卵する際にこのウイルスも注入し、
      注入されたウイルスは宿主の免疫機構を攻撃して寄生した卵や幼虫を守るなどして寄生蜂の成長を補佐するという。
      狂竜ウイルスに感染した際の症状の抵抗力の低下も寄生したゴア・マガラの生殖細胞が、
      宿主の免疫に攻撃されて死ぬのを防ぐためと考えれば説明が付く。
  • 上述の通り「生殖細胞を散布する」という繁殖方法を取っているため、
    マガラ種の古龍は単為生殖であり、性別は存在しないということも併せて解説されている。
    確かに仮に雌雄が存在していたら、その生態の性質上、1匹しか残らない為、ペアは不可能である。
    • 単為生殖と言うのは生物学上多大なリスクを孕む生殖方法であり(雌雄も参照)、
      現実では単為生殖を行う事がある生物はいずれも、他個体との繁殖行為を時と場合に応じて行う。
      いつ如何なるときも単為生殖を行うという極めて特異な繁殖方法も、
      生物の概念から逸脱した古龍種であるが故に可能な生態なのだろう。
    • なお、原典インタビューの掲載された書籍では
      「単為生殖」の記述であったためそれに基準しているが、
      単為生殖とは「性別を持ち(雌雄同体を含む)、
      交尾や受粉など有性生殖を行える生物種が単体で子の個体を生み出す」ものであり、
      性別そのものが存在しないマガラ種の場合は「無性生殖」が適切だと見られる。
      なお、後述のように繁殖方法に近似性があるネルギガンテの場合は
      設定資料集にて無性生殖の記述がなされている。
      • 単為生殖と無性生殖についてを詳しく話すと
        非常に複雑となるので詳細は割愛させてもらうが、
        「減数分裂」という過程を踏むかどうかで誕生する子が
        親と同一遺伝子(ある種のクローン)か、別遺伝子の個体か異なり、
        菌類など胞子による無性生殖で増える生物でも
        子は別の遺伝子を持ち、遺伝子の多様性を確保している。
    • 上述のように単為生殖のみで増えることは
      遺伝子多様性の乏しさから多大なリスクを負う手段であるが*11
      「別個体のマガラ種は殲滅する」という生態から推測するに、
      おそらくだがマガラ種は菌類の胞子などのように、
      親がばら撒いた生殖細胞が減数分裂を起こしてそれぞれ別の遺伝子情報を持つようになっており、
      それによって遺伝子の多様性、そして次世代の安全性を確保しているのではないかと推測される。
      • もし減数分裂を起こさない親個体と同一遺伝子の生殖細胞で
        マガラ種が繁殖していた場合、生まれたゴア・マガラは全て親のクローンで同一遺伝子となるので、
        別個体を殲滅するのは自身の遺伝子による繁栄を潰す事となり、
        種の繁栄において不可解な自滅行為となってしまう。
        (なお、少し上述したように、現実の生物においても
        同種生物間でも遺伝子が異なる個体同士の場合、お互いを排斥するのはしばしば見られる)
        公式でのマガラ種の親から子への遺伝子の伝達に関する発表が無いので推測を含むが、
        述べたいような設定なら統合性はとれるだろう。
  • これだけ大胆な繁殖方法をとる以上、一旦ウイルスが撒かれれば凄まじい数のゴア・マガラが誕生するようにも思えるが、
    実際の目撃例は成長途中を含めても極僅かである。
    散布されるウイルスの量に比して発生率が低い(もしくは発生に条件がある)のか、
    あるいは何らかの理由で成体に至る個体が極端に少ないのだろうか。
    • なお、当然ながらマガラ種に子育てをする習性は存在しない。
      とすれば幼体は自力で生き延びる必要があるわけだが、
      成長前の幼体がどのようにして成長するかについても詳細は不明である。
      まあ、古龍種の因子を持っているだけに発生後は急成長してゴア・マガラ(と呼べる段階)になる
      ……といったトンデモ生態が存在しても不思議はないのだが。
  • 公式の見解はなされていないが、この繁殖形式や数百年と言う本来のサイクルの長さ、
    「狂竜症」の確認がごく最近である事から、「成体への昇華にほど遠いゴア・マガラの体内及び鱗粉中には
    他種モンスターを蝕むほどの狂竜ウイルスは備わっていない」という考察が成り立つ。
    「他種モンスターを殲滅し苗床とする」という性質を持つ狂竜ウイルスは、
    肉食であるが為に生育に豊かな生態系が必要だとみられるマガラにとって、
    (とりわけ幼体時において)非常にデメリットが大きい代物であるという事実も、この説を裏付けている。
    • ちなみに、ゴア・マガラの「狂竜化」は、鱗粉による感知能力がピークに達し、
      自身の居場所を譲らないと外敵に主張する意思表示としての側面を併せ持つ、所謂「覚醒状態」であり、
      通常モンスターにおける「狂竜化」*12とは似て非なるものである。
      となれば、ゴア・マガラはウイルス無しで狂竜化することも一応可能であるとも推測される。
  • シャガルマガラが禁足地に拘る理由は定かではないが、
    風がよく吹く高所であり、風に乗せて広範囲にウイルスを散布するのに非常に都合が良いためではないかと思われる。
    成体となり繁殖を始めるシャガルマガラにとってウイルスの散布は
    自身の生殖細胞の散布、苗床となる生物の死骸の確保、他の脱皮寸前のゴア・マガラの無力化など
    様々な点において非常に重要であるため、これがうまく実行できる場所の選定は非常に重要である。
    生息数の少なさは、天空山のような彼らの要望を満たす場所が限られることに由来するのかもしれない。
    • 風がよく吹く高所というだけであれば、霊峰古塔の頂上なども候補地として挙げられそうだが、
      シャガルマガラが天空山(に存在する禁足地)以外の場所で繁殖=大規模なウイルスの拡散を行った例は、
      現在のところ一度として確認されていない。
      天空山がそれなりに多様な生態系を内包することや、他のフィールドと比較してもとりわけ高所に存在すること、
      特異な地形が存在していることなどが理由だろうか。
    • 上述した通り長い間シャガルマガラの生息地は禁足地(と未知の樹海)のみであるとされてきたが、
      MHR:Sではなんと汎用フィールドである城塞高地に幼体(および特殊個体)と揃って登場している。
      更に生態行動として城塞高地のさまざまな場所でウイルスをばら撒く行動が目撃されている。
      MHR:Sで狂竜化や極限化したモンスターは確認されていないが、
      禁足地以外でもこのような行動をとる事は驚くべき事実である。
    • その後、発売された公式設定資料集によれば王域を支配していたメル・ゼナを討伐したことにより、
      乱れた生態系に彼の眷属たるゴア・マガラが姿を現す事となったのだが、
      シャガルマガラは彼らが自身の狂竜ウイルスの範囲内から脱しないように追って現れたのだという。
      これはつまり、シャガルマガラのウイルスが散布された地域以外にゴア・マガラが移動すると、
      ゴア・マガラの脱皮を阻害できず新たなシャガルマガラが発生してしまう可能性があり、
      シャガルマガラはその可能性を根絶するためにわざわざ現れたという事であろう。
      • なお、一部では城塞高地でもマガラ種が繁殖しているのではないかとも考察されていたが、
        設定資料集にも住処は禁足地であるとされており、新しく判明した上記の設定と併せても、
        今作のシャガルマガラの故郷も禁足地であって城塞高地ではないという事がうかがえる。
  • ギルドクエストの個体は未知の樹海に登場するが、
    未知の樹海に出現する理由、未知の樹海の生態系が破壊されない理由は、しばしば議題に上がる。
    さらに、前回の天空山の事件が起きたのが数百年という遠い昔だったということは、
    ゲーム中に出てくるマガラ種は親個体がいなくなってから子の登場まで謎の空白期間があることになる。
    • これについては、シャガルマガラは繁殖が完了すると直ちに縄張りを捨て、
      以前と同じように放浪を始めると考えれば、
      上記の空白期間も「縄張りを継ぐ次世代のための生態系の回復期間」だと説明でき、
      未知の樹海の生態系が破壊されないのも、既に本懐を遂げた(子孫を残した)以上
      そもそも破壊する理由がないから*13…ではないかと推測できる。
      天空山など生息地に定住した場合、極限個体などの狂竜症を克服した個体が現れる可能性がある
      (=結果的に繁殖が困難になる)ことを防ぐ意味でも、再び世界を放浪するというのは理にかなっている。
  • その後MHXにて、(ストーリー上)三体目のシャガルマガラが確認され、
    再び天空山が災厄の危機に見舞われることとなった。
    一度目の出現から二度目の出現の間に数百年の空白があったことを考えると、かなり早いペースである。
    • これは単なるご都合ではなく、シャガルマガラという古龍の生態の「カラクリ」が原因である可能性が高い。
      かつての天空山での災厄の時と異なり、4シリーズのシャガルマガラは転生して間もない状態、
      即ちまだウイルスを拡散し切っていない段階でプレイヤーにより討伐されている。
      つまり、それは本来ならこのシャガルマガラのウイルスによって全滅するはずだった黒蝕竜が生き残り
      誕生するはずの無いシャガルマガラが誕生してしまっていることを意味するのである。
      生態系を守るという大義名分のもとで行われたシャガルマガラの討伐が
      あろうことか新たなるシャガルマガラの早期出現を招くとは、まさに皮肉というほかない。
    • 当然ながら、だからと言ってシャガルマガラの討伐を諦めれば、
      確かにその代のゴア・マガラはシャガルマガラの狂竜の力によって全滅するだろうが、
      代わりに周辺地域の生物が根こそぎ死に絶え、そしていずれ次の代のゴア・マガラが新たに発生する。
      つまりシャガルマガラの脅威を本当に退けようとするならば、
      強大なマガラ種を相手に休みなしで戦い続け、本当の意味で絶滅に追い込む必要がある。
      要するにとてもではないが一個人・一組織の手に負えるレベルではなく、
      世界観上マガラ種を狩猟可能なハンターにすら事欠く現状では不可能に近いと言ってよいだろう。
      もっとも、天空山の生態系は過去にシャガルマガラによる死滅を受けつつも、その度に再生しているようなので、
      シャガルマガラによる天災もまたある意味で『「絶滅」という自然の摂理の一部』であり、
      討伐の必要性は(出現地近傍の拠点を守ろうとする)人間目線によるものと言えなくもない。
      • そもそも、古龍種が自然に与える影響力はすさまじく
        ことと次第によっては巨大なフィールドを形成するにまで至る。
        そんなものを人類の都合で仮に絶滅させた場合、
        それはそれでとんでもない未曽有の災害のトリガーになる可能性もあるだろう*14
        強大な古龍種を絶滅させることなど可能なのかという問題はさておいても、
        「絶滅による事態の解決」が(殊にモンハン世界において)選択肢となりうるかは極めて微妙である。
  • ポッケ村で見られる情報誌内の古龍観測局の発言のなかに
    「古龍種は汲めども尽きぬ未知の泉であり、研究が進んでいないなどという言い方は甚だ不快で…」
    という内容の文があるが、古龍観測局の観測員のように彼らの知られざる生態を考察してみるのもいいだろう。
  • 古龍の繁殖方法について、ここまで詳細な設定が明かされているのはシャガルマガラが初である。
    他の同種と異なり、ゴア・マガラという未成熟個体の存在が明らかになっているからであろうが、
    繁殖行動どころか生態の概要すら不明の古龍も多いことを考えると、極めて異例と言えるだろう。
    • 根本的なところで、「古龍に繁殖という概念がそもそも存在するのかどうか」という点に関しては
      シリーズ黎明期であるMH2の時点でテオ・テスカトル及びナナ・テスカトリの存在そのものが示唆となっていたが、
      テスカトの繁殖方法は現在も尚謎のままとなっている。
    • 後に発売されたMHWのメインモンスターであり、マガラ科骨格を有する古龍ネルギガンテは、
      古龍を喰らって得た莫大な栄養で、自らの棘を媒介に無性生殖を行うという驚愕の生態が示唆された。
      流石にマガラ科とは異なり災害をばら撒く訳ではないが、
      一見ただの武器とも思える部位が生殖細胞の役割を兼ねていたという部分では全く同じである。
      同じマガラ科骨格で似た繁殖行動を取ることもあり、
      2種に何かしらの繋がりがあるのではないかとと疑うものも多い。
    • 更に後のMHRiseでは、繁殖に関する設定が公開された対の古龍が登場したが、
      こちらは雌雄が出会うと求愛行動を行い、晴れてパートナーが成立すれば交わって卵を成すという、
      上記2種とはある意味対極にある、至って普通の繁殖を行う。
      これ以上の詳しい設定は開示されていないが、
      古龍にも普通の繁殖方法を取る種がいる事が判明した訳であり、
      尚更マガラ科の異色さと恐ろしさが際立ったと言えるだろう。
  • シナト村にはこのシャガルマガラとゴア・マガラについてのものと思われる伝承が歌として残されており、
    シャガルマガラとの決戦の前にシナト村の大僧正が語って聴かせてくれる。
    この詩はゴア・マガラなどの自然の驚異と、それに立ち向かいながらも共に生きていこうとする
    シナト村の人々の決意が表されている。

闇がその目を覚ますなら 彼方に光が生まれ来て
大地に若芽が伸びるなら 此方に闇が生まれ来る
すべてを照らすは光なれ あまたの影は地に還り
いずこに光が帰る時 新たな影が生まれけん
やがては影が地に還り 新たな命の息吹待つ
共に回れや 光と影よ
常世に廻れや 光と影よ
そしてひとつの唄となれ
天を廻りて戻り来よ
時を廻りて戻り来よ

  • シャガルマガラとの決戦前に聴くことができる(というか判明している)のはここまでであるが、
    実は歌にはまだ続きがある。
    続きの部分は今作でも屈指の難度を誇る村最終をクリアすると、
    「あの歌の続きが見つかった」と大僧正から聞かせてもらえる。

御魂がその目を覚ますなら 彼方に命が生まれ来て
心がその目を覚ますなら 此方に想いが生まれ来る
すべてを包むは御魂なれ あまたの想いは力に変わり
命が御魂に帰る時 新たな想いが生まれけん
消えぬ想いは御魂に帰り 新たな命の息吹待つ
共に回れや 命と心
常世に廻れや 命と心
そしてひとつの唄となれ
共に歩みて戻り来よ
共に歌いて戻り来よ
共に生きるは
魂と想い

余談

  • シャガルマガラのシャガルの「ガル(garu)」とゴア・マガラの「ゴア(gore)」は、
    英語で表した場合それぞれのカタカナの子音が共通する。
    名前の由来を言うなれば、輝く(shine)ゴア・マガラといったところか。
    • ゴア・マガラが発売以前から「ゴマちゃん」と呼ばれていたことを受け、
      「シャガル」だけでなく一部ではゴア・マガラを「黒ゴマ」、
      シャガルマガラを「白ゴマ」という愛称で呼ぶハンターも見受けられる。
      さらに、MH4Gでは「白黒ゴマ」も登場することに。
  • 「闇」「暗」などと表現されるゴア・マガラから一転して「光」「天」などの明るい形容がされるようになっているが、
    進化して司る属性が反転したといったことは一切ない。
    単純に見た目が白っぽくなっただけで、むしろ上述しているように狂竜の力はゴア・マガラ時代よりも格段に成長しており、
    禍々しい黒色のブレスを思う存分に操ってくる。
    ある意味見た目詐欺と言えようか。
  • 身体や頭部と比較して翼が非常に大きく、CGの載せ方やポージングにもよるが、
    翼を全部枠内に収めるために頭がよく見えないレベルまで小さくなっていたりする。
  • 六本足という骨格からして異形なモンスターであるが、
    実際のところ前足が小ぶりで目立たないこともあり正面から見た印象はティガレックス型モンスターと大きくは変わらない。
    それ以外の要素は正統派なカッコよさでまとめられていることもあってか、外見への拒否意見はほとんどない模様。
    この辺りは破天荒な骨格を採用しながらもうまいことまとめ上げたデザインの妙と言えよう。
  • 上記の概要や裏設定にも書いてあるが、
    本種の幼体であるゴア・マガラはその能力ゆえに訪れた数多の地域で忌み嫌われる宿命を持っており、
    その一方では血眼となって素材を求めるハンター達に追われ続けている(特にG級通常個体)。
    更にようやく回帰寸前のところまでやってきたとしても、既に他個体に先を越されていた場合は、
    脱皮を阻害されて異形の姿に変えられ、苦しみながら死んでいく運命となる
    そして回帰できたとしても繁殖を始めようとした矢先に災厄扱いで討伐令が出され
    ギルドには最優先討伐対象に指定される
    この歌やクエスト名のように本当の意味で回帰できた個体の裏で、
    一体どれだけのマガラ種が志半ばでその命を散らしたのだろうか…。
  • MHXでは危険度7のドス古龍やアカムトルム等に一歩及ばない危険度6に位置付けられている。
    過去に明確に討伐された記録がある為、相応の実力があるハンターならば対処可能と判断されたのだろうか。
    それでも生態系を狂わせる古龍級生物と同等かそれ以上であることに変わりは無いが。
    • ただ、その「明確な討伐記録」は知られている限り4シリーズの主人公
      つまり伝説すら超えるハンターの記録のみであり、これをもって危険度を定めるのは些か無茶なように思える。
    • 別の観点を持つと狂竜ウイルスが効かないモンスターはともかく、
      完全とは言いがたいものの、能力であるウイルスを克服できることが人間、
      モンスター共に証明されており、将来免疫が付いて無力化出来る可能性も考えられる。
      そういった意味では環境を激変させる能力を持つ古龍
      生物を蝕む毒を霧状に散布する古龍と比べると確かに対処しやすい部類である。
      「狂撃化」というハンターに有利な形での克服も確認されているために、
      ハンターにとっての危険度という意味では他の大型古龍に一歩譲る、ということか。
  • MHXRに登場する個体は、メインシリーズでのエフェクトや光表現の再現が困難であったのか
    黄色」の鱗や甲殻を持っているように見えてしまう。
    本来「純白の龍鱗」など「白」のイメージが強いモンスターであるため、やや違和感を覚えたハンターも多いようだ。
    同様の「技術的な問題から表現が変化している」現象はライゼクスの翼膜などにも見受けられる。
  • 絶命時に左翼脚の付け根辺りに胴体がめり込む形になってしまい、あたかも分離しているように見える。
    ゴア・マガラでは見られなかった事であるため、純粋に体格が原因とみられる。
  • 「ゴア・マガラが成長の末に脱皮を行った姿」という特殊な生態を持つこともあってか、
    現時点では「ゴア・マガラが登場する作品にはシャガルマガラも登場する」という法則が成り立っている。
    これは「ゴア・マガラが登場しない限り本種が登場することはまずあり得ない」という事実の裏返しとも言え、
    シャガルマガラの参戦の是非は「ゴア・マガラが登場するかどうか」が鍵を握っていると言っても過言ではない。
    • 一応補足しておくと、世界観設定を鑑みるにゴア・マガラとシャガルマガラは不可分の存在ではない。
      例えばシャガルマガラに転生を果たす前のゴア・マガラらが生態系に影響を及ぼしている段階、
      或いはシャガルマガラの影響で周囲のゴア・マガラが死滅した後の段階であれば、
      どちらか一方のみがハンターズギルドに脅威として認知され討伐対象となるケースもあるかもしれない。
      ゴアの全滅=周囲の生物の全滅という状況を今のギルドが容認するかと言われると疑問だが。
      尤も、公式からゴア・マガラとシャガルマガラの関係性が克明に明かされた現在にあって
      どちらか一方のみがゲームに出演する、という可能性はメタ的な意味で極めて低いだろう。
    • ちなみに成体と幼体が別モンスター扱いでなおかつ成体のみが登場するという例もあるが、
      外伝や派生作品という特殊なケースがほとんどであり、
      例えばアプリ作品であるMH-Rには当初成体のグラビモスのみが実装されていたが
      幼体のバサルモスのほうは実装されていなかった。ただし公式サイトではグラビモスの説明文の中で
      「バサルモスが成長した姿」という点にはしっかり触れており、後に2022年1月下旬に実装される事が報じられた。
      またMH-RはMHSTのシステム等が一部踏襲されており、
      (報酬等で)タマゴを入手しオトモンを入手するシステムが使われている。
      その為オトモンとして入手したグラビモスに関しては
      「タマゴから孵ったバサルモスがグラビモスまで成長した姿」だと思われる。
      そもそもタマゴからいきなりグラビモスが孵化するあちらが不自然と言えば不自然なのだが。
      事実、MHFやMHXR、MHSPではゴア・マガラ実装からしばらく後にシャガルマガラも実装されており、
      しかも専用フィールドの禁足地までも実装されている。少なくとも公式側は
      「ゴア・マガラを出すならシャガルマガラも出す必要がある」と考えている可能性は否定できない。
    • 一方で幼体や子分が参戦しているのに成体のほうが登場しないという例のほうは枚挙に暇がなく、
      仮にどちらか片方しか登場しない状況が存在するとしたらむしろ危ういのはこちらかもしれない。
  • シリーズ20周年を記念したモンスター総選挙では、全229種の中から19位にランクイン。
    結果発表カウントダウンではMH4の脱皮ムービーも公開されており、
    4プレイヤーからの人気の高さが票に繋がったのだろう。
    ちなみに傀異克服シャガルマガラは71位にランクインしている。

素材

天廻龍の鱗
眩いばかりに輝くシャガルマガラの白鱗。
成長を終え、漆黒の鱗を脱ぎさったその鱗は美しさの中にも古の龍たる威厳を放つ。
黄白に輝くより上質なものは「上鱗」と呼ばれ、眼を奪われるその煌めきは、
千夜を超えても心に焼きつくほどだという。
また、極めて強靭な個体の持つ、特に厚く身を護るものは「厚鱗」と呼ばれる。
天廻龍の甲殻
シャガルマガラの鱗が集まって成した甲殻。
織り成すように幾重にも積み重なっており、損なうことは無く、傷跡は次々と再生されていく。
上質なものは「堅殻」と呼ばれ、何物も攻め抜くことあたわず、
万物を照らす光がその身を護ると伝えられている。
極めて強靭な個体の持つものは「重殻」と呼ばれ、人の身でその鎧を貫くことは適わぬとも云われる。
なお、ハンターは普通に貫いている。やっぱり人間じゃないのでは…
天廻龍の虹翼
ゴア・マガラが脱皮し、シャガルマガラとなった時、新たに得た純白の翼。
薄く透き通った被膜は見た目と裏腹に鉱石のような質感を持ち、翼脚として扱う際は被膜を展開、
その時は斬れ味の悪い武器の攻撃はいともたやすく弾き返す盾としても機能するようになる。
陽にかざすと七色の残光を残す美しいものは「上虹翼」と呼ばれ、
根元から遠く、薄羽であるほど価値が上がるという。
神々しく光り輝くものは「光虹翼」と呼ばれ、その荘厳な光に導かれた生命は、
繁栄と滅亡の岐路に立つと云われる。
天廻龍の浄爪
禍々しい惨爪が浄化したかのような天廻龍の爪。
神秘的な輝きを放ち、さらに成長し、老いによって硬度はさらに増すと言われているが、
実際に見ても分かる通り、
その実態は幼体の爪よりも増して禍々しくなったような、艶のある濃紫色の爪である。
部位破壊を達成すると表面が剥がれ、素材説明文に相応しい黄白色の爪が姿を現すため、
この部位も、後述する角と同様に凝固による影響で黒寄りの色に染まっているモノと考えられる。
天廻龍の年輪とも呼ばれる希少素材であると同時に、翼脚という凶悪な武器でもあり、
撫でつけるように万物を切り裂く。
驚くほど柔らかな爪は「鋭浄爪」と呼ばれ、天廻龍の意志によってのみ力が宿るとされる。
硬化が極まった爪は「剛浄爪」と呼ばれ、天廻龍が生と死の転生を繰り返した証とも云われる。
なお、「剛浄爪」は渾沌に呻くゴア・マガラの右翼脚の爪を部位破壊することでも入手できる
天廻龍の尻尾
ささ立つ鱗に覆われた白尾。
美しいウロコの奥には、隆々と発達した筋骨が隠れている。
切断した尻尾からの剥ぎ取りの他、下位個体からは低確率ながらも本体剥ぎ取りで入手が可能。
強靭な個体の持つ純白の尾は「靭尾」と呼ばれる。
天廻龍の逆鱗
黒蝕竜の翼腕にあるそれとは違い、背部にある天廻龍の逆鱗。
七色に輝く背翼を退け、その先を見た者のみに与えられる秘宝。
天廻龍の光玉
全ての闇を上書く光の珠玉。全天を照らす極致の光が、あまねく闇を侵食する。
「黒蝕竜の闇玉」と対になっている素材と言える。
ほとんどのマガラ武器の最終強化に必要となる他、一部の古龍武具やEX装備の生産に要求されるので、
どっかの天鱗程ではないにしろ需要が高い。
低確率ながら本体剥ぎ取りや基本報酬でも入手できるのは不幸中の幸いと言える。
考えるだけ野暮かもしれないが、光玉と闇玉を向かい合わせに置いたらどっちが勝つのだろうか?
天廻龍の天鱗
G級クラスに認定された極めて強靭な個体から入手できる、天廻龍の貴重な鱗。
武具に用いれば、人を超越した力を得ることができるという言い伝えがある。
そんなもの使わなくても既にハンターは人外レベルの能力を持っているが気にしない
天廻龍の角
かつてのゴア・マガラの触角だったモノ。
成熟し、脱皮をする時に触角を展開すると同時に最終的な位置が定まり、
その後の、シャガルマガラとしての完全な成熟に伴って凝固し、角へと姿を変えた。
触角が持っていた受容器の役割は散り散りに別れ、狂竜の力のみが残る。
爪と違い、元々は触角も脱皮した直後は黄白色をしていたが、
その後の、角としての成熟過程である強固に伴い、表面は黒色に変色している。
その黒色は「脱皮前の体色の名残を残す」として「狂竜の極点」とも称される。
より上質なものは「尖角」と呼ばれる。
最上質のものは「剛角」と呼ばれ、人の時の流れにおいては決して朽ちることがないと云われる。
  • 目の位置を踏まえた上で、
    幼体である黒蝕竜の頭部を見ると目の位置がちょうど触角根本の下部分であることが分かり、
    併せて凝固によって目の部分が露わになったと考えられる形状変化が見られる。
    この事から、目が視覚として機能するためにも触角の凝固は重要なことであることがうかがえる。
  • MHR:Sでは、渾沌に呻くゴア・マガラの頭部を部位破壊する事でも天廻龍の剛角または天鱗が手に入るようになった。*15
純白の龍鱗
禁忌の白に彩られた、シャガルマガラの鱗の中でも、混じりのない白色の鱗。
混じりがあると龍鱗として扱われないため希少価値が高い。
特に質によって名称や価値が変わることはない。
「我らの団」の団長が過去にこれを入手しており、
それがMH4オフラインモードの物語の始まりのきっかけとなった。
通常通り剥ぎ取りや報酬などで入手できるほか、
ストーリーをクリアした際に1つだけ、団長の持っていたものをもらう事が出来る。
天廻龍の骨
シャガルマガラの骨。
MHXRで追加された固有素材。
天廻龍の爪
シャガルマガラの爪。
MHXRで追加された固有素材。
前述の天廻龍の浄爪と思われるが、天廻龍の浄爪とは別の素材として扱われる。
天廻龍の土崩玉
シャガルマガラが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。
  • 色々ストッパーになりやすい古龍の血古龍骨はMH4(G)の時点では出ない。
    G級では古龍の血や太古龍骨は報酬で入手できるようになった。
    古龍なのに古龍の血や古龍骨が取れないのはよくないと判断されたのだろうか…
  • 後に登場した古龍バルファルクの素材は、ボックス内での位置こそ隣ではないものの、
    どちらも白いアイコンで「天〇龍の××」という名前で大変紛らわしい。
    しかも、マガラ武器・防具にバルク素材を使う例こそないものの、
    バルクX防具にシャガルマガラ素材を使う例、ヘリオス・セレネ防具で両者を併用する例はある。

関連項目

モンスター/傀異克服シャガルマガラ
モンスター/ゴア・マガラ - 未成熟個体。
モンスター/渾沌に呻くゴア・マガラ
武器/マガラ武器 - ゴア・マガラの武器と併せて記載。
防具/アーク・フィリアシリーズ
BGM/シャガルマガラ戦闘BGM
フィールド/禁足地 - シャガルマガラの生息域にして故郷。
システム/狂竜ウイルス
アクション/狂竜ブレス
アクション/地雷
ゲーム用語/地雷
アイテム/狂竜結晶
クエスト/時代を翔ける龍

モンスター関連

モンスター/バルファルク - 同骨格の古龍である事以外何の関係も無いが、別名と素材の名前が紛らわしい
モンスター/ムフェト・ジーヴァ - 脱皮して成体となった同骨格の古龍
モンスター/グラビモス - 幼体、未成熟体が大型モンスターの先輩。こちらは飛竜種


*1 古龍の他、超大型モンスターにも感染した描写は無い。
*2 逆にオトモアイルーばかり狙われてハンターはあまり被弾しなかったという事例もある
*3 MHXXでは、同じ危険度★6に天彗龍バルファルクが追加された
*4 他の多くの個体を棲息地から追い散らした極限化セルレギオスも狂竜ウイルスの影響で突出した凶暴性と戦闘力を与えられた個体であり、突き詰めればシャガルマガラの被害者と言える。
*5 この辺りはMHW(:I)でメインモンスターを討伐した後と似たような流れである。
*6 ゲームシステム上狂竜化が存在していないだけで、水面下で被害が発生しているという可能性も考えられるが
*7 閃光やられ状態は除く。また、破壊と状態異常発症が同時の場合、その両方が発生する。
*8 2016年はうるう年であり2月29日が存在したため、厳密には366日後。
*9 自然界においては、自らの兄弟や新たなハレムの(=自身の遺伝子を持たない)仔を殺す事はそれほど珍しいことではない。
*10 本当にウイルスなのかは意見が分かれる
*11 雌雄のページにあるように、遺伝的な短所までもが全て一緒になってしまうため、伝染病などで種全体が壊滅的打撃を負う危険性がある
*12 ウイルスに蝕まれた結果「病的に」発生してしまうもの。
*13 必要以上の破壊は苗床となる生物達の完全な絶滅を招き、子孫が残せなくなる事でシャガルマガラまで絶滅してしまうのだろう。
*14 実際現実においても、日本であれば狼の絶滅により獣害が増加している等様々な実害が報告されている
*15 MHR:Sでの渾沌ゴアは頭部の部位破壊が「頭部」と「触角」の2つに分けられている。従来作で頭部の部位破壊報酬だった固有素材は触角を破壊する事で手に入る