武器/マグネテュレイラ

Last-modified: 2023-10-31 (火) 23:27:26

MHF-ZZからの新武器種マグネットスパイクの1本。

目次

概要

氷獰竜の素材を使用した磁斬鎚。
宝石のような輝きを持つ
氷塊で敵を討つ。《辿異武器》

  • MHF-ZZアップデートにてマグネットスパイク追加と同時に実装された武器の一つ。
    辿異種ギアオルグの素材を用いて生産・強化する。
    存在自体はマグネットスパイクの3つのキーワード*1が判明した頃とほぼ同時期に明らかになっていた。
  • 重厚な尾に氷塊「アイスブレード」を付着させそれを巨大な鈍器のように扱うのが特徴の辿異種ギアオルグであるが、
    マグネテュレイラもその尾、厳密に言うとアイスブレードがモチーフとなっており、
    説明文にもある通りその見た目はまさに巨大な氷塊。
    斬モードでは尾の黄色い突起がブレードとして飛び出す仕掛けになっており、
    打モードでは辿異種ギアオルグの尾を彷彿とさせる形状となる。
    また、辿異ギアオルグ武器の特徴である鎖状の装飾はマグネテュレイラにもある。
  • 強化素材は従来の辿異ギアオルグ武器と同様であり、
    ヒットアンドアウェイ戦法が有効に機能する彼らに対し、マグネットスパイクは非常に相性が良い。
    必殺の絶対零度は(スタミナを最低限残す必要があるが)
    「磁界離脱」でよほど位置が悪くなければ一瞬で安全圏に離脱でき、
    尾を使った強烈なコンボも同様に安全圏へと離脱可能である。
    ただ、尾の位置が高いため斬モードで尾を攻撃するのにはやや困難が伴う。
    ギリギリまで張り付ける特性を生かし、尾が下がる攻撃で確実に削っていくか、
    多少だが打点の高い打モードも併用するとよい。

性能

  • 他のギアオルグ武器同様、生産時点では斬れ味レベル+1を発動させてもゲージが右端まで到達しない。
    デフォルトは非常に長い白ゲージで、斬れ味レベル+1で少し空色ゲージが出る程度。
    もっとも、一瞬で使い果たす量ではないので、巧流スキルと回避メインでの立ち回りなら維持は可能。
    また、素で会心率10%を有する。
  • 辿異スキルも同様に<<纏雷強化+1>>
    辿異スキルが増えたMHF-ZZ時点ではあまり強力な辿異スキルとは言い難く、
    特に基礎モーション値が高く、回避アクションも豊富であるマグネットスパイクでは強く作用する場面も少ないが、
    よほど突き詰めた(防具側で纏雷強化+2が既にある)装備でなければ、
    辿異スキルが完全に役に立たないということはない。
  • GR400で「ティアーテュレイラ」、GR600で「イナルステュレイラ
    そしてGR800で最終段階の「チリングテューレ」へと強化が可能となっており、
    チリングテューレで先述の空色ゲージが延長され、十分な長さを持つようになる。
  • チリングテューレは攻撃力3029氷属性1100、そして会心率10%を有する。
    スキル環境によっては会心率100%を達成するための手助けになるだろう。
    この会心率により、一応<<閃転強化>>の対象になるが、
    たった15の武器倍率のためだけに辿異スキルを1枠消費するのはかなりもったいない。
    「防具側で<<閃転強化>>がやむを得ず発動してしまった場合でも完全に腐ることはない」
    程度の認識でいるべきである。
  • さて、マグネットスパイクはMHF-ZZでの実装時点において、
    水属性を除く各属性の辿異武器が1本ずつエントリーしているのだが、何故か氷属性だけは2本存在する
    チリングテューレと、アノルパティスの「ゼーゲ・ワンデム(GR800時)」がそれに該当する。
    アノルパティスはG級ノーマルでは水属性武器だったので、それと勘違いしたのであろうか……
    ではこのゼーゲ・ワンデムはどうなのかというと、
    氷属性1650とチリングテューレを大きく上回る属性値となっている。
    ただ、攻撃力はこちらより武器倍率が10低い2975で会心率もなく、
    辿異スキル<<雌伏強化>>も雌伏を運用するならかなり便利かつ強力ではあるが、
    マグネットスパイクの立ち回り上必須ではないガード系の強化要素である。
    生産時点で斬れ味が完成しているためその点であちらが有利ではあるが、
    最終的には主に辿異スキルで差別化できる範疇に収まっていると言えるだろう。
  • また、氷属性の辿異マグネットスパイクと考えた場合、グラハムスパイクVも強力なライバルとなる。
    あちらはイベント限定で入手の機会が限られ、辿異スキルも<<属撃強化>>と有用性が低いものではあるが、
    会心率はないが素の攻撃力は辿異武器のトップタイの3078であり、
    属性も灼零属性1400(火1750+氷1750)と、氷属性だけでもチリングテューレを大きく上回り、
    その属性合計値は辿異武器の中でもダントツである。
    属性の通りや防具などとの兼ね合いで纏雷強化を重視するか*2で差別化したい。
    強いて言うならば、チリングテューレは、常時会心率100%を目指すにあたり会心率10%がありがたく、
    纏雷による強化幅も大きい非不退装備向けであり、
    グラハムスパイクは高属性値を無条件の属性肉質+15で活かしやすい不退装備向けといえる。
    • ちなみに辿異ギアオルグの武器は他武器種においては、
      会心率こそ10%はあるものの、攻撃力と属性値が直前までに実装された辿異武器より低く、
      閃転強化の発動を前提に、それと武器自体の纏雷強化で差別化することを想定した設定になっていた事がうかがえる。
      そのため、ガンランスや穿龍棍のように辿異アノル武器が存在するものについては、
      素の性能が物理も属性もアノル武器に劣るという状況になってしまっていた。
      マグネットスパイク、つまりチリングテューレについては、
      属性を重視した武器より物理がやや高めになっており、防具等の閃転強化が純粋にブーストとして機能する設定で、
      上記の問題を考慮に入れた調整であることがうかがえる。
      尤も、MHF-ZZ以降にたった10%程度の会心率で閃転強化を用いるという選択肢自体が考えづらいものではあるが。

余談

  • 武器銘については生産時の「マグネ」はズバリ、
    マグネットスパイクの象徴である磁力を指しているものと思われる。
    最終強化のチリングは「冷蔵」という意味で、水冷却装置のチリングユニットなどが知られる。

関連項目

モンスター/ギアオルグ
武器/アビオルグ武器
武器/辿異武器


*1 超重量の近接武器、磁力、斬モードと打モード
*2 纏雷強化は+0→+1よりも+1→+2の方がかなり効果が大きい