武器/ノブレスオブリージュ

Last-modified: 2024-04-27 (土) 00:28:49

一般品の盾斧に属性を追加して生産された一品。
高級な見た目を意識しデザインされている。
(衛士隊正式盾斧~ノブレスオブリージュ)

MH4から登場したチャージアックス。

目次

概要

  • 鉱石系素材をメインとするチャージアックスの1つ。
    初期武器である精鋭討伐隊盾斧から地道に強化していき、
    ブラックガードからブラックフルガードではなく『衛士隊正式盾斧』へ派生させ、
    そこからさらに強化することで完成する。
  • 外見も強化元である精鋭討伐隊盾斧およびブラックガード系統と同様だが、
    配色がより高貴な印象を与える濃い赤色へと変化したほか、
    衛士隊は討伐隊とは違う組織なのか、中央のエムブレムは全く別のものに置き換わっている。
    • また雷属性を帯びた影響か、エムブレムの隙間からは青白く明滅するコアが覗き、
      ビンの部分にはフルミナントソードの外部に取り付けられているものと同様の
      青白い電気タンクのような部品が新たに増設されているのが特徴。
      おそらくこれらの部分から刀身自体に電気を供給しているのだろう。

性能

MH4

  • 当武器が今作における唯一の雷属性盾斧となる。その性能は、
    • 高い攻撃力648、それをさらに加速する会心率15%
    • こちらも高水準の雷属性370、それを強属性ビンが更にブースト
    • でちゃんと白ゲージが現れる、ただし長さは20と心許ない
    • オマケのスロット2
    …と隙の無い性能に仕上がっている。
  • 雷属性盾斧は覚醒込みでも確認されているのはMH4ではこの武器のみであり、
    ライバルらしいライバルもいないため独自の地位を築き上げている*1
    雷属性が弱点になるのは、あのイビルジョーやジンオウガ亜種など難敵揃いなので、
    活躍の場はかなり多いだろう。
  • …とここまでは聞こえがよいのだが、問題は素材である。
    終盤になるにつれて、要求素材が七面倒になってくるのだ。
    • まずはブラックガードから衛士隊正式盾斧に派生させる際に要求されるカブレライト鉱石×15
      ブラックガードへの強化に10個使ったばかりなのに、また延々と採掘させられるのはキツい。
      特にまだ攻略段階のハンターならなおさらであろう。
      他はフルフル亜種(と通常種)を倒せばなんとかなる素材だが、
      電力を得るためにフルフル素材を使わなければいけないのか、
      これをクリアしなければ雷属性が付加されない
    • そしてトドメのノブレスオブリージュへの強化だが…
      • 改への強化に使ったばかりなのにまた延々t(ryフルクライト鉱石×8
      • これまた半端な確率でハンターを苦しめる黄金の毛×5
      • 悪鬼羅刹の角を2本へし折り、その上で確率の壁を突破しなければ手に入らない羅刹の金角×1
      • 本家ラージャン武器より要求数の多いセミレア素材、金獅子の闘魂×2
      最終系だけあってぶっちぎりの強化難易度を誇る。
    このように、様々な壁が立ちはだかる。
    特に最終強化。あのラージャンを倒す難易度、手間を考えれば、
    ノブレスオブリージュへの強化難易度はMH4全ての武器の中でも間違いなくトップクラスである。
    こうにも金獅子素材をつぎ込むのなら、鉱石武器のクセにレア度7なのにも頷けるだろう。

MH4G

電光石火の勢いで敵軍を撃退していく
騎士団の隊証が刻み込まれた由緒ある盾斧。
(騎士団隊証盾斧~ディヴァルキューレ)

  • MH4GではG級進出により、更なる強化先として『騎士団隊証盾斧』、
    そしてその最終強化『ディヴァルキューレ』が登場。
    形状は強化前と同様だが、配色が鮮やかな緑色~青緑色のグラデーションになり、
    縁をなぞる刀身は淡い金色に変化している。
    前作で散々要求されたラージャンの素材は使用せず、ジンオウガやフルフル、
    そして何故か雷属性に関係無さそうなディアブロス亜種の素材が必要になる。
  • ノブレスオブリージュからディヴァルキューレへの変化は、
    • G級最終強化としては平均的な攻撃力936, 会心率は15%で据え置き
    • 属性値はあまり伸びず雷390
    • 素で白ゲージ、匠で短めの紫ゲージ
    といったもの。強属性ビンとスロ2は据え置きである。
    あまり尖った特徴はないものの、物理火力では十分な性能を持つ。
    属性値が若干気になるが、強属性ビンを備えた雷属性盾斧は現状他に無いため、
    貴重な雷属性盾斧として十分活用できる一振りである。
  • また、この武器とは別にラージャン武器のチャージアックスも登場。
    あちらは攻撃力が非常に高い一方で属性値は低め、加えてマイナス会心といった性能のため、
    こちらはより鉱石武器に近いと言える仕上がりになったのではないか。
  • だが、12月26日に配信されたエピソードクエスト「竜ガ紡ギシ古キ歌」にて
    かの祖龍ことミラルーツが降臨したことで、立場が大きく揺らぐこととなる。
    というのも、祖龍素材から作れる盾斧ミラアンセスブロウ
    こちらと同じ強属性ビン雷チャアク枠でありながら、攻撃力に属性値、
    さらには匠で得られる紫ゲージの長さでも上回られてしまっているのである。
    こちらも会心率とスロット数では優っているものの、会心率に関しては元々の攻撃力差を覆すには及ばず、
    プラス会心と相性のいい属性会心を発動させたとしてもそれほど高いわけでもない当武器のプラス会心では
    属性値差を覆すのも厳しく、スロットも2つ程度では、この火力差を覆すことは難しいだろう。
    とはいえ、スロットが1つも空いていないというのは無視できない欠点であるため、
    武器スロが1~2つ必要になった場合には、あちらの完成以降も担ぎ出すこともあるだろう。
    また、言うまでもないことではあるかもしれないが、作成可能時期・作成難易度はこちらに軍配が挙がる。
  • なお、騎士団隊証盾斧は生産が可能である。
    要求素材に大竜玉があるが、ノブレスオブリージュの要求素材に比べたら圧倒的に楽に入手出来るため、
    まだノブレスオブリージュを所持していない人は生産で手に入れる方法が遥かにおすすめである。
    前作で必死になって作った人にはあんまりな仕打ちである。

MHX

  • MHXにも続投。フルフル亜種がいない今作ではフルフル通常種とイーオス素材を使う。
    一発生産しない場合、精鋭討伐隊盾斧LV3→ブラックガードLV3→衛士隊正式盾斧を経由し、
    8回もの強化の末、本武器であるノブレスオブリージュとなる。
    なお今回は「衛士隊正式盾斧」のLV2から「騎士団隊証盾斧」が独立した派生ルートとなり、
    こちらは最終強化でディヴァルキューレに行き着く。

ノブレスオブリージュ

衛士隊正式盾斧の最終強化型。
洗練された見た目からは想像できない苛烈な電撃を放つ。

  • 順当な強化による最終形態であるノブレスオブリージュの性能は
    • 属性武器としてはやや高い攻撃力210会心率5%がささやかに後押しする。
    • 雷属性盾斧中、第2位の属性値30強属性ビンが強力にバックアップ。
    • 素の斬れ味は青10と非常に寂しいものの、匠+1で15、+2で40の白ゲージが。
    • あって困ることは無いスロット1つ。
    御覧の通り、匠必須ではあるが強属性ビン搭載の雷チャアクで総合的に安定した強さを持つ逸品となる。
    雷斧ハルバラクレスが恨めしそうな眼でこちらを見ている
  • が、案の定というか例によってと言うか、製作難度は非常に高い。
    • やはり半端な確率でハンターを苦しめる黄金の毛×3
    • やや緩和されたものの、依然として面倒な羅刹の金角×1
    • 金角と入れ替わる形でドロップ率が低下したレア素材、金獅子の闘魂×2
    と、入手できなくなったフルクライト鉱石を除けばMH4の頃からほとんど要求素材が変わってない

ディヴァルキューレ

最終版の騎士団隊証盾斧は、戦乙女の名を冠する。
数多の戦争で勝利を呼び込んだ盾斧。

  • 一方で派生先である騎士団隊証盾斧の派生先の最終強化段階、ディヴァルキューレは以下のような性能。
    • 低めの攻撃力180会心率15%が僅かながらに底上げする。
    • 雷盾斧のトップに君臨する属性値37。おまけに強属性ビン
    • 素の斬れ味は青40と長めだが匠+2でも白20と短め。
    • 本作の環境では非常に有難いスロット2つ。
    物理火力では他より後れを取るものの、更に上回る属性値を持って属性特化型盾斧として十分な存在感を放つ。
    いよいよハルバラクレスの立つ瀬が無い
    • 運用に当たっては、ディノSシリーズや燼滅刃シリーズと合わせた匠剛刃運用が候補に上がる。
      2つ空いたスロットやお守りを利用して、雷属性強化でさらに属性値を補強してやりたいところ。
    • もしくは青ゲージが40あることと会心率を活かして桐花装備などを使うのも良い。
      ただし、ビン爆発のダメージに属性会心が乗らないことに注意すること。盾突きをメインで使っていこう。
      どちらにせよ、雷属性強化の数値が10以上のお守りが要求されるものの、
      用意出来てしまえば間違いなくこちらが最高の雷属性強属性ビンとして猛威を振るってくれる。
      素の青ゲージが短いノブレスには出来ない芸当となるだろう。
  • まとめるとノブレスと比べて更に属性特化の性能でゲージやスロット、
    相性のいい防具もあることから、差別化は出来ている。
  • 製作難度の方だが、低くは無いがノブレスよりは遥かにマシとなっている。
    ★7の獰猛化大連続狩猟とジンオウガ、キリンを制する実力があれば、苦労するような素材は要求されない。

MHXX

  • MHXで登場した2種類も他武器同様に限界突破や究極強化が可能となっている。
  • 大きな点としてはノブレスオブリージュ(Lv4)がまたしても一発生産できるようになった。
    前作で必死になって作った人に酷い仕打ち再び…と言いたいが、
    生産するには上位武器ながらG級素材が必要になる。
    レア素材を使わない分作りやすくなった点は以前と同じだが、
    上位時点では地道に強化しなければ用意出来ないためMH4Gよりマシかもしれない。

ビクトーリアノブレス

  • ノブレスオブリージュを究極強化した場合はこちらになる。
    • 属性武器としてはやや高めの攻撃力310会心率10%により物理ダメージにも期待出来る。
    • 上位からそこまで変わらないもののそこそこ高めな属性値34
    • 素の斬れ味は白30、匠+2で紫30とまずまずの長さ。
    • 変わらずスロット1つ。
    強属性ビンながら物理よりの性能になっているためどちらも期待する場合には適しているだろう。
    前作では勝っていた属性値が霹電斧アムガラクレスにわずか1ながら越されてしまうものの
    攻撃力の差でこちらがやや有利となっている。
  • しかし問題は復活したミラアンセスシャデスであって、総合的には下位互換といわざるを得ない。
    攻撃力は勝っているものの、そちらを伸ばす場合は榴弾ビンを用意したほうが良いとなりがちである。
    今回もMH4Gと同じ立場に甘んじてしまっている。
    やっぱり上位で必死に作った人に対してあんまりな仕打ちである。
  • 唯一の強みは、ラージャンを倒す必要こそあるものの雷属性チャアクでは唯一HR解放前に完成することか。
    本作のラスボスは雷属性に弱いため、初戦用の武器としては活躍が期待できるだろう。
    非常にお手軽にG級一発生産・究極強化可能で、
    ラスボス撃破までは一級品の榴弾チャアクとして活躍できるカイゼルコマダントで十分なのは禁句。

トリスタンイゾルデ

  • ディヴァルキューレを究極強化することでこの銘に変貌する。
    • 低めの攻撃力280会心率15%でわずかにフォローする物理面は変わらず。
    • トップではないものの強属性ビンの強みを生かせる高めの属性値40
    • まさかの匠延長不可で紫10。白いゲージがかなり長い。
    • さらに増えたスロット3つ。
    一方こちらは長い白ゲージが目立つ斬れ味に3スロットと独自の性能へ変貌している。
    斬れ味紫10はかなり短いように思えるが、強力な雷属性で押す戦法を取れるため、
    物理特化盾斧と比べて紫ゲージを失うデメリットが小さい。
    つまり、ミラアンセスシャデスとは異なり斬れ味のフォローがほとんど必要なく、
    スキルの自由度がかなり高い利点を誇っている。
  • また会心率も備えるため、属性会心を有効活用することも可能。
    MHXXでは雷に弱いモンスターのほとんどが物理耐性が高く、活躍の場が非常に多い。
    その環境において属性スキルを全部持ってこいと言わんばかりのこの性能。存分に使い倒してやろう。
  • ネセト防具などと一緒に使って、相手に応じてスキルを細かく変更する際に重宝するかもしれない。
    そのネセトの素材元もまた雷に弱く、更に物理もよく通るという文字通りの好物件。
    素材集めついでに剣も斧もしこたまブン回して感電させてやろう。

MHRise

  • 鉱石素材派生である精鋭討伐隊盾斧Iからの強化で騎士団隊証盾斧系列が登場。
    上位鉱石素材や上位フルフル素材を使用して強化する点もMH4の頃と同じであり、
    何処か懐かしさを感じた古参ハンターもいるだろう。
    なお、本作では衛士隊正式盾斧はリストラされ、残念ながらノブレスオブリージュも存在しない。
    羅刹の金角と金獅子の闘魂が未登場だからだろうか。

ディヴァルキューレ

  • 最終強化形であるディヴァルキューレの性能は以下の通り。
    • 全体で見ても低めな攻撃力170、低い攻撃力を補う会心率20%
    • 雷盾斧でもダントツの雷属性37
    • 高い属性値に噛み合った強属性ビン
    • 匠Lv4から白ゲージが出現
    • Ver.2.0以降では使用機会の増えたLv3スロットがひとつ
    • 百竜強化は攻撃力強化III、属性強化【雷】I、雷やられ特効と強化幅は控えめ
    控えめな攻撃力とそれを補う会心率、高い属性値に嬉しいスロットと、
    過去作の騎士団隊証盾斧系列に沿った性能と言える。
    ノブレスオブリージュの方の事は忘れよう。
  • 今作はMHWから引き続き物理肉質が柔らかいモンスターが多く属性武器が選ばれにくい傾向にあるが、
    雷属性に関してはヨツミワドウやタマミツネ等の属性の通りが非常に良いモンスターが多い。
    それらのモンスター相手には当たる部位に関係なく無類の強さを発揮する……
     
     
    のだが、昔からの個性を貫き過ぎたのか、
    新要素である百竜強化の貧弱さがこの武器の立ち位置を揺さぶる事になってしまった
  • Ver.2.0時点でその他の雷属性かつ強属性ビンを持つ盾斧はジンオウガから作られる王牙盾斧【風雷】
    そして雷神龍ことナルハタタヒメから作られるかんなりの神盾斧I
    風雷は攻撃力210に雷属性26、かんなりは攻撃力180に雷属性34。
    数値の上では一見こちらが属性に特化すれば十分渡り合えるように見える。
  • それでは「雷属性が有効なモンスター」を見ていこう。
    Ver.2.0時点で雷属性が有効な相手はイソネミクニ、ヨツミワドウ、タマミツネ、ジュラトドス(通常時)
    プケプケ、ナルガクルガ、ティガレックス、クシャルダオラ
    こうして並べて見て気づいてしまったハンターもいるだろう。
    雷属性が効く相手のことごとくが風雷が持つ水棲系特効
    かんなりの神盾斧Iが持つ空棲系特効の対象となっているのである
    • 上記2種類の百竜スキルは物理部分にしか倍率がかからないが、
      空棲系特効は物理1.05倍、水棲系特効に至っては物理1.1倍と破格の倍率を誇る。
      こちらは良くも悪くも属性に頼りきりであり、
      攻撃する部位の肉質が柔らかくなる程に属性値による差では追いつけなくなってしまう。
      種族を選ばないと言えば聞こえはいいが、双方に強力なライバルがいる物理方面では分が悪い。
      じゃあやっぱり特化して振り回せばいいって?それはまぁ、そう…。
      各種強化状態を可能な限り維持し、
      属性解放斬り等で属性ビンの爆発を可能な限り当てていく事が差別化の鍵となるだろう。
    • なお、上記特効の対象にならない雷属性弱点の大型モンスターが1種類だけ存在する
      …もちろんわざわざこの武器を持ち出すほどではないが。
    • 今作にアイツがいれば活躍の場も増えたかもしれない。
      肉質が軟らかい分後述の物理運用も強力なため、サンブレイクに期待したい。
  • Ver.3.0の配信によりかんなりの神盾斧Iが神源ノ雷護リへと強化。
    攻撃力190に雷属性38となり、頼みの綱である属性値もわずかに上回られてしまった
    (百竜強化込みなら属性値だけは逆転できなくもないが焼け石に水)。
    とはいえ作成時期や作りやすさは段違いなため、攻略用として使いやすいひと振りなのは依然変わりない。
    またあちらはスロットをひとつも持っていないため、Lv3スロットで自由にスキル調整できるという利点は強力。
    • こちらが低物理な点を逆手に
      攻撃力をモリモリ盛って会心を積みに積んだ構成にした場合雷護リの物理火力を超える
      素で会心20%あるため、実はやろうと思えば本当にやれる。
      というのも、あちらは高属性によるビンが主体となるため、必然的にそちらにスキルを割く。
      こちらは不利な分を全て物理に回すことで、結果的に火力で上回るという仕組みである。
      属性ダメージがひっくり返せないところまで強化されたことを考えると、
      むしろお互いの得意なことがハッキリし住み分けができたと取るべきだろう。
      もちろん、余裕があるなら雷属性強化や属性会心を追加したっていい。
      当然それ相応のお守りは要求されるが、それに見合う得物に化けることができるのは清々しい。
      スロットの大きさを利用したフレキシブルな運用で古龍武器と差別化するという点は
      MHXX以前における方向性と似ており、やはりこの武器はそういうポジションにいるべき存在と言えるのだろう。
  • ちなみに風雷が雷属性で強属性ビン持ちの物理トップという状況は変わらないが、
    雷属性値が一番低い強属性ビンという差別点が生まれる。

MHR:S

  • 本作では激昂したラージャンが復活したものの、過去作でラージャン素材を要求されていた
    衛士隊正式盾斧系列は相変わらず未登場のままである。

トリスタンイゾルデ

  • 超大型アップデートに伴い、トリスタンイゾルデが復活。
    最終強化に傀異化した竜骨を用いて「トリスタンイゾルデ改」となる。
    上位までと同様に、フルフル素材や鉱石素材で簡単に強化できるのは嬉しいポイント。
    肝心の性能は、
    • 属性武器として標準の攻撃力320
    • 素で白30匠3から紫
    • 順当に伸びた雷属性58
    • 嬉しい会心率20%
    • スロットはLv3が1個
    • 百竜スロットもLv3
    物理・属性ともバランスの取れた1振りに仕上がる。
    斬れ味は白30と少々寂しいが、業物3があれば概ね問題ない。
    どうしても不安なら武器スロットに匠珠【3】を詰めると安定する。
    単純に剛刃研磨2で維持するのもいい。
  • 前作から大きく変わったのは、百竜スキルにおいてこの武器が最も優秀という点。
    前作の弱点が埋まり、各種特効はもちろんLv3の百竜装飾品にも活路を見出すことができる。
    • 属痛竜珠【3】を使えば、属性肉質25以上の部位に対しビン火力が大きく増強される。
      雷が25以上通る部位には通常の弱特も通ることが多く、超会心と絡め大幅な火力アップを狙える。
    • 鋼魂竜珠【3】で会心率を底上げし達人芸運用という選択肢も浮かぶが、
      業物3と属性スキルが詰まったゼクス脚の存在を考えると属痛竜珠の方が魅力的か。
  • 斧の暴力でねじ伏せる轟天、神の雷で薙ぎ払う雷禍宿命と、ライバルの強みは明確。
    対してこちらは、相手に応じて斧強化と超出力を両立できる柔軟性を強みとしている。
    ライバルはどちらか片方の運用を余儀なくされるため苦しい場面はとことん苦しくなるため、
    自分やモンスターの状況に応じ姿を変え攻め手を変え立ち回れるのはこちらの特権といえる。
    • これまで通り超会心を軸にしつつ百竜装飾品という新たな手札が加わり、
      前作からさらにカスタマイズし甲斐のある武器となっている。
      強化時期もライバルより早いため、MR攻略段階から長く付き合っていけるだろう。
  • Ver.14、15にて傀異錬成のスロット拡張ボーナスが追加され、本武器もその長所を更に伸ばすこととなった。
    本武器は最終的に以下の性能がデフォルトになる。
    • 中々悪くない攻撃力345
    • 紫ゲージ一歩手前の白50。ここに匠1追加で紫が出現
    • 更に伸びた雷属性76
    何でも出来る優等生が更に長所を伸ばした形となった。
    元より悪くなかった物理は更に向上し、属性値に至っては傀異錬成で属性強化を全て選択すると
    その属性値は111にまで上昇する。ここまででも十分強いのだが、
    惜しい点としては斬れ味ゲージが挙げられる。デフォルトで匠2が発動している形となったが、
    それでもギリギリ紫が出現しないため、紫ゲージを求める場合は引き続き匠か傀異錬成に頼ることとなる。
    前述の傀異錬成のスロット拡張ボーナス追加は全武器に平等に与えられたものであるため、
    本武器のライバルであった轟天と雷禍もそれぞれ恩恵を賜っている。
    物理重視だった轟天は斬れ味については本武器を完全に上回っており、斧強化運用においては
    攻撃力・斬れ味・属性値の3要素が全て揃った大業物となった点が気になる所。
    属性重視の雷禍も雷禍でその高かった属性値には更に磨きがかかっており、傀異錬成を属性強化に全て振り切ると
    驚異の128という数値をマークし、ここからスキルで更に伸びていくという凄まじさを誇る。
    どちらか片方の運用を余儀なくされるとはいえ、それに特化すると本武器を上回る実力を発揮するライバルが並ぶ中、
    本武器の差別点としてはやはりその柔軟性に着目していくことだろう。
    状況に応じた姿形と戦略を取り、的確に相手の弱点に雷属性を叩き込んでいく運用に関しては、
    本武器はライバル2本よりも誇ることが出来る長所であることに変わりない。
    相手モンスターの肉質や自分のスキル環境、プレイスタイルに合った戦略を見つけていくことがこの武器の真の活用法である。
  • 強力なライバルと渡り合える性能を持つ正統派のイケメン武器というのも、
    見た目を気にするハンターには嬉しいところかもしれない。
    武器の重ね着が実装されたことにより、中身は全く異なる盾斧でも見た目をこれに換装するハンターも多くいるようだ。

余談

  • ノブレスオブリージュ(仏:noblesse oblige)とは、
    一般的に富、財産、権力、地位などの保持には責任を持つことが必須であるという意味である。
    日本ではよく「高貴なる義務」と訳される。
    米英ではノブレスオブリージュの考え方が一般的であるとされ、
    富裕層や貴族層の人々が戦地へ赴き、身を挺して前線で戦ったり、
    多額の義援金を貧困層・区域、また災害復興のために寄付したりすることが礼儀とみなされている*2
    この武器の場合は、このような強力な武器の所持にあたっては、
    それ相応の責任が必要…と言う意味だろうか。
    • また、この考えはある意味ハンターにも当てはまると言える。
      高ランクハンターは、困っている低ランクハンターがいたら積極的に助けてあげよう。
      もちろん、そのためにわざわざこの武器を担がなければならないという制約はないが。
    • 「ノーブレスオブリージュ」や「ノブレス・オブリージュ」と書かれることも多いが、
      モンハンでは武器の文字数制限の関係上、中点も長音符も存在しない。
      なお、上記の通りフランス語であり、決してノブレスofリージュなどではないので注意。
      英語で表記すると「noble obligation」、ノーブル オブリゲーションとなる。
    • 上述の通り、本家ラージャン武器の最終強化に要求される激レア素材「金獅子の闘魂」の数は1つである。
      が、この武器は何故か2つも要求される。…富と権力の代償は大きいということか。
    • MHXXでの究極強化銘にある「ビクトーリア」とは、ローマ神話に登場する勝利の女神
      「ウィクトーリア(ヴィクトリアとも)」に由来すると思われる。
      転じて、武器銘のビクトーリアノブレスをモンハン風に意訳するならば、
      「高貴なる者に勝利をもたらす盾斧」と言った具合か。祖龍盾斧には概ね敗北しているが…
  • ディヴァルキューレの由来は定かでないが、おそらく北欧神話をベースにした
    ワーグナー作のオペラ『ニーベルングの指環』の第1日(第2部)のタイトル
    『ワルキューレ(Die Walkuere)』からと思われる。
    神々の思惑に翻弄されるジークムントとジークリンデの兄妹、
    そして半神ワルキューレのブリュンヒルデの物語である。
    こちらは「ディー ヴァルキューレ」と発音するのが一般的であり、文字数の都合もクリアしているのだが、
    ノブレスオブリージュに合わせたのか「ディヴァルキューレ」である。
    元ネタを知る人にとっては違和感を覚えるかもしれない。
    • ちなみに、ワルキューレを英語に訳すとヴァルキリーになる。
      こちらはブリュンヒルデ共々大剣の名前で知っている人も多いのではないだろうか?
    • MHXではディヴァルキューレの武器説明文がMH4Gから変更され、
      「最終版の騎士団隊証盾斧は、戦乙女の名を冠する。」と書かれている。
      このことから、どうやら上記の「ワルキューレ」が元ネタであるのは間違いないようだ。
  • トリスタンイゾルデは文字通り「トリスタンとイゾルデ」という物語に由来する。
    中世ヨーロッパの騎士道物語の一つであり、ケルトから端を発しフランスで発展、
    そしてアーサー王伝説に加えられ、アーサー王伝説の中ではトリスタンも円卓の騎士の一人として扱われるようになった。
    イゾルデはトリスタンとの物語において二人存在し、一般的に「金髪のイゾルデ」「白い手のイゾルデ」と区別される。

関連項目

武器/鉱石武器
武器/ブラックフルガード - もう一つの鉱石盾斧
モンスター/フルフル - 素材元1
モンスター/ラージャン - 素材元2
モンスター/ジンオウガ - 素材元3
モンスター/キリン - 素材元4


*1 これに関しては、本作のチャージアックスの種類が非常に少ない点も起因しているだろう
*2 実例として、1982年にイギリスとアルゼンチンの間で起こったフォークランド紛争では、イギリス側の軍勢として数名の王族と数多くの貴族階級の子弟が従軍しており、彼らの中から戦死者も出ている