闇夜を切り裂く迅竜の盾斧。
四つの刃を巧みに重ねることで
類を見ない鋭さを手に入れた。
(ヒドゥンアームズ)
迅竜の盾斧は強化され、さらに
鋭利さを増した。暗殺者の如く
闇より出でて獲物を仕留める。
(夜走盾斧【冥冥裏】)
目次
概要
- MHRiseにて新たに登場したナルガクルガのチャージアックス。
剣は刃翼を真っ直ぐにしたような正統派な見た目で、
盾は刃翼のごとく滑らかな曲線を持った縦長のフォルムが特徴。
剣も盾もチャージアックスにしてはかなり細めな印象を受ける。- 盾は一見すると一対の斧刃のように見えるが、
斧モードでは斧刃の一部分が展開し、刃翼が四方向に分かれるようになっている。
展開した部分が折れないかどうか心配である
また、チャージアックスにしては珍しく斧刃が点対称になっている。
- 盾は一見すると一対の斧刃のように見えるが、
性能
MHW:I(ヒドゥンガーディアン)
- ヒドゥンアームズに先んじてMHW:Iで登場していたナルガクルガのチャージアックス。
調査団試作盾斧をナルガクルガの素材で補強したような意匠になっている。
- 形はどうあれ同期から遅れること4年、遂に実装されたチャージアックス。
これをもってナルガクルガ素材の武器が晴れて全種揃うこととなった。
- その性能は
- 全盾斧中ワーストタイの攻撃力828
- それを補助する会心率20%
- 素で紫40、匠で延長可能
- 無属性強化に対応、覚醒で毒420
- 榴弾ビン
- スロットはLv1が1枠
- レア度10のためカスタム枠が多い
- 汎用グラフィックのためパーツ強化対応
そちらの憎悪【アニムス】と比較すると斬れ味で勝り会心率で劣る性能である。
- 攻撃力を参照する榴弾ビンと低攻撃力の相性はかなり悪く、他の榴弾チャアクより一歩遅れがち。
素で紫ゲージ持ちは発売時点でこの一振りのみであったが、
MHXX以降物理補正が弱体化されたままであるが故に強みにしづらい*1。
また、毒属性のライバルではルナ=エストオレが覚醒無しでこれと同値なのが中々に悩ましい。- その後も榴弾、強属性のどちらにも様々な武器が追加されたが、
パーツ強化に対応している上で素紫のチャージアックスはこの一振りのみである。
- その後も榴弾、強属性のどちらにも様々な武器が追加されたが、
MHRise
- 固有デザイン武器の総復帰に併せてヒドゥンアームズが新登場した。
- 風ノ賊盾斧IIからの派生でヒドゥンアームズIを入手し、上位強化のIIを経て、
マガイマガドの妖腕刃と迅竜の延髄を用いて最終強化、夜走盾斧【冥冥裏】となる。
その性能は- 攻撃力はナルガ武器としては高めな190
- 会心率も高めの40%
- 匠抜きで斬れ味は伸び切り、長めの青に白20
- スロットはLv2が1つ
- 無属性なので榴弾ビン
- 百竜スキルは攻撃力強化III/会心率強化II/防御研磨術II
今作は匠の発動難易度が高く、素の白ゲージはそれだけでアドバンテージになる。
一方で、無属性の榴弾ビンにしては攻撃力が控えめで、ビンダメージはやや物足りない。
斬撃部分の威力に特化した武器と言えるだろう。
それにより、高圧廻填斬りを採用した斬撃重視の斧強化運用と非常に相性がいい。
また、アックスホッパーも斧部分のモーション値が大きく、
斬肉質が硬くなければ瓶ダメに全振りした他の武器に勝ることができる。
- 斧強化型に特化したチャージアックスとして超高出力型の雄である金剛盾斧イカヅチと並んで人気で、
モンハン部の「カムラの里 狩猟検分帖」によれば使用率はほぼ同率1位と判明している。
- 百竜強化で付与できる防御研磨術IIは
ガード(GPやカウンターフルチャージ含む)をすることにより斬れ味の減少を防ぐどころか
逆に斬れ味を回復させるという面白い効果の百竜スキルである。- ただし、防御研磨術IIで回復する斬れ味はたったの1なので、
手数の多いチャージアックスでは実の所ガード時の斬れ味減少を防ぐ効果がメイン。
劇的に継戦能力が伸びる訳では無いので、それなりの斬れ味ケアと考えておこう。
ただし、上記の斧強化と防御研磨術の双方を活かす立ち回りにはカウンターフルチャージがほぼ必須となる。- Ver.2.0.0より登場した達人芸のスキルと持ち前の高会心により、
それなりの継戦能力を確保可能になった。
ガードを捨て常時斧強化で立ち回るもよし、防御研磨術と併用してより斬れ味を盤石にするもよし。
好みで使い分けよう。 - Ver.3.0.0では赫耀防具が登場したことが更なる追い風となった。
龍気活性と死中に活は、どちらも攻撃力を高めるため、元の攻撃力が低い冥冥裏との相性は抜群。
また、弱点特効もLv3が素でついてくる上に、各部位にはLv2以上のスロットが1個以上ついている。
冥冥裏自身もLv2を持つことから、スロットだけで超会心と達人芸をLv3まで積むことができる。
これらにより、今までは攻撃と会心のどちらかのケアが足りなかった、という問題が解消され、
攻撃力を高めたまま会心率100%で達人芸で斬れ味も維持する、といった理想の戦い方ができるようになった。
- ただし、防御研磨術IIで回復する斬れ味はたったの1なので、
- オサイズチ武器を経由しているのでオトモへの采配術を引き継げるという利点があり、
武器そのものの実用性は言うまでもないためマルチ向けにこちらを採用するという選択肢も十分ある。
- 冥冥裏と同じく伸び切った斬れ味で素白を得る盾斧は
轟盾斧【騎虎】と百竜盾斧【随機応変】(斬れ味変更【肆型】込み)がある。- 騎虎はこちらより高い攻撃力を持ち、ビンの火力は高いものの
防御研磨術を発動できず達人芸への適性も低いため
斬れ味のフォローは冥冥裏以上に厳しい。 - 随機応変は斬れ味変更【肆型】で伸び切った斬れ味を持つものの肆型の斬れ味はかなり癖がある上に
肆型にしただけで攻撃力を-20されてしまう。
もちろん防御研磨術やこちらほどの高会心も発動できないので
斬れ味のフォローも厳しい。
防御研磨術や達人芸による斬れ味を維持する能力や
斧強化運用への適性は冥冥裏の方が高いので差別化は容易である。 - 騎虎はこちらより高い攻撃力を持ち、ビンの火力は高いものの
MHR:S
幾多の魂を吸って、混沌たる凶
を纏い昇華した夜走盾斧。
斬撃が雨の如く降り注ぐ。
(夜走盾斧【五月闇】)
古の凶手が生みだした暗器。
禁忌の技で作られた闇の刃が
万物に等しく終焉を与える。
(無明盾斧【正見】)
- Riseでは発売初期から最強格の盾斧として猛威を振るい続けたナルガ武器。
MRでの最終強化は無明盾斧【正見】で、性能はというと- MR盾斧中最低タイの攻撃力300
- 匠延長不可の紫40
- 無属性で榴弾ビン
- いつも通り高い会心率40%
- スロットはLv2が1つ。及第点といったところ
- まさかの百竜装飾品スロットLv1
やはり気になる点は最終武器にしては攻撃力が低すぎるところか。
会心込みの期待値なら中の上ではあるが、MR以降は属性武器の方がダメージ効率が良く、
無属性なのが痛手になっている。- また、MR以降はスキル自由度が大幅に上がり、斬れ味・会心率・属性値を盛り易くなった為に
元々の攻撃力の低い武器ほどスキルで伸ばしにくく、「伸びしろが少ない」と捉えられがち。
その上、本作では素で紫ゲージの武器が増えており、特別な強みとも言えなくなってしまっている。
斧強化型の場合、防御研磨術を使用するのであれば百竜スロットLv1で十分だが、
斬れ味が回復する効果のある防御研磨術IIはLV3スロットが必要な為に装着できず。
- 一応、渾身Lv3と見切りLv6を合わせれば弱点特効に頼らずとも会心率100%が可能であるため、
属性が通りづらく、糸纏い時の脚の肉質が43である通常種ヤツカダキに対しては最適解になり得る。
ヤツカダキは各種特効が無効なため、素の百竜スロットLv1もそこまで気にならない。
傀異化ヤツカダキはその性質上、傀異調査ポイントを稼ぎやすいため、対ヤツカダキ用の専用装備を組むのも一興だろう。- 最終性能では低い攻撃力がネックだが、斬れ味・会心率・2スロットと必要な要素が揃っている為、
ラスボス~傀異化クエスト序盤までおいてはどのモンスターにも担げる万能な1振りとなりうる。
装備や属性武器が充実したら順次他の武器に乗り換えていくといいだろう。
- 最終性能では低い攻撃力がネックだが、斬れ味・会心率・2スロットと必要な要素が揃っている為、
斗宿盾斧【天機】
斗宿の第三の具現。その光芒は
宙を往く無数の流星を思わす。
弧を描き、供物へと降り注ぐ。
- サンブレイクの大型アップデート第1弾で、ナルガクルガ希少種が実装。
同時に、ルナルガチャアクが初のお目見えとなった。
MHR:S
- 作製時期の関係上、正見からの純粋な強化ではなく、MR最初の姿である夜走盾斧【五月闇】から派生する。
一発生産も一応可能だが、朧月の欠片が必要になるためおすすめはしない。
無明盾斧は上記の性能であったが、希少種の素材を用いたこの武器の性能は- 標準以上の攻撃力340。榴弾ビン搭載
- 素で紫10。匠で延長可能
- おまけとしても心もとない毒属性18
- 会心率は全没収され0%に
- スロットはLv4+Lv2と極めて優秀
- 百竜装飾品スロットは通常種と同じLv1
MH3Gの万能性能を期待していたプレイヤーにとっては、物足りない印象を抱くかもしれない。
- 長所を挙げると、攻撃力がMR最前線でも見劣りしなくなったのは純粋に喜ばしいポイント。
素の斬れ味は白まで含めても長いとは言えないものの、研磨術【鋭】との相性が良い。
武器スロットはVer.11時点で最高峰であり、研磨術【鋭】と剛刃研磨を両立してもスキルを圧迫されづらい。
また、会心率が素で0%ということは見切りや弱特などで可能な限り補強できるということでもあり、
数値を鵜呑みにして落胆する必要はない。
- 問題点はというと、百竜スロットLv1と属性値。
斧強化型であれば防御研磨術Iが最適解となるが、それを使わない高出力型の場合は1枠が腐る。
傀異錬成をする事でLv2にはできるが、それが必須になってしまうのはやはり美味しくない。
- 毒属性値が相当低く、実質は無属性武器として運用する方が好ましいか。
毒を活かすなら状態異常確定蓄積が存在するが、それをするなら他に適任がいる。- そういうわけで、ライバルは無属性、あるいは低属性値の榴弾盾斧となる。
特にカムラノ傑盾斧とは性能が似通っており、かつ作製難易度で大きく水を開けられる。
理論上の作製時期は本武器もMR10と早いのだが、素材元の強さが段違いである。
- そういうわけで、ライバルは無属性、あるいは低属性値の榴弾盾斧となる。
- 素の状態でそのまま戦えた通常種武器とは違い、こちらはスキルで補填して初めて光る武器といえる。
僅かな毒属性はオマケとして、短い斬れ味と百竜スロットLv1が大きく足を引っ張る為、
匠や業物や達人芸、または研磨術【鋭】での斬れ味補填を行った上で、
防御研磨術を装着できる斧強化型での運用がメインになるだろう。
- と、ここまでは登場したばかりの頃の話。
アップデートに伴う新スキルの追加や傀異錬成でのさらなる強化により、この武器は強力な追い風を受けた。- 新スキルとしては、Ver.12の蓄積時攻撃強化とVer.15の天衣無崩が主に挙げられる。
まず、前者は状態異常が蓄積した際のダメージが上昇するというもので、本作の状態異常武器の在り方を変えた代物である。
蓄積さえすれば効果が発揮されるため、毒属性値ワースト1位の斗宿盾斧でも運用に支障は無い。
続いて、後者は一定時間吹き飛ばされずにいることで、Lv1or2では疾替え時に斬れ味50回復するようになる。
紫、白ともに短い本武器はちょうど研磨術【鋭】を発動させることができるため、非常に相性が良い。
Lv3では斬れ味消費無効という凄まじい効果が発動するが、逆に研磨術【鋭】との相性は悪化する。 - 傀異錬成は、傀異スロットが最大10枠まで解放できるようになったため、百竜装飾品スロットLv拡張を行っても
攻撃力強化をLv3まで積めるようになった。
また、Ver.14から傀異スロット拡張時に性能ボーナスが発動するようになり、
状態異常武器にはなんと攻撃力がノーリスクで+40される。
斬れ味も紫ゲージが+20され研磨術【鋭】が発動しにくくなるが、総合的に見ればやらない手はない。
この武器は高い汎用性を持つ一振りとして大成したのである。
秘められた力を解き放ち、天機の光芒を供物へと叩きつけてやろう。 - 新スキルとしては、Ver.12の蓄積時攻撃強化とVer.15の天衣無崩が主に挙げられる。
余談
- 冥冥裏(めいめいり)とは「知らず知らずのうちに」という意味。
「冥冥の裡(めいめいのうち)」とも言う。
ナルガクルガそのものといった秀逸な表現である。
ガシャガシャと重々しいアクションやSEが目立つ盾斧で暗殺はムリでは…
見聞きした者を全員薙ぎ払って黙らせれば冥冥の裡か?
- 希少種武器に付けられている「天機」とは、南斗六星の斗宿四となるいて座σ星(固有名:ヌンキ)を指す。
合体機構を持つ機械仕掛けの武器種である事から、六星の中からこの単語が選ばれたのかもしれない。- 尚、「天機」とは『天地(宇宙)の秘密・神秘』『天より授けられた生まれつきの才能』
等といった意味であり、機械やそれに類する意味は一切含まれてないので注意。どちらかと言えば「機会」である。
- 尚、「天機」とは『天地(宇宙)の秘密・神秘』『天より授けられた生まれつきの才能』