モンスター/マンボウ
Last-modified: 2024-04-26 (金) 14:14:33
- 種族
- 魚類
- 別名
- なし
- 英語表記
- Molids
- 危険度
- MH3・MH3G:★2
- 登場作品
- MH3, MH3G
- 狩猟地
- 孤島, 水没林, モガの森
概要
- MH3及びMH3Gに登場する、マンボウに似た姿をした遊泳魚*1。
正式名は「マンボウ型の遊泳魚」*2だが、作中では単にマンボウとも呼ばれている。
同じ遊泳魚であるクラゲと一緒でゆっくりと水中を泳いでいる。
此方は温厚な性格なのか、攻撃はしてこない。
- 他の魚類と同じく固有素材は特になく、生肉が剥ぎ取れる他、
体に生えるヒレも「大きなヒレ」として入手することが可能。
また、なぜか生命の粉が取れる。
他の魚類と同じく漁獲モリで仕留めると剥ぎ取ることができる。
肉食魚のように大きめの体を持つが、モリ一発で仕留められる。
- 孤島やモガの森に生息するが、なんと水没林に現れることがある。
どうやら種の違いもないようで、淡水、海水両方適応可能なようだ。
出現する際は最初から決まった位置にいることは少なく、
流木や見えない壁でプレイヤーが侵入できない場所からゆっくりとやってくる。
- モガの森、孤島ではエリア11、水没林ではエリア5などに生息。
水中要素がオミットされた以降の作品では登場しない。
- 唯一登場ムービーが存在する魚類で、モガの森でのチュートリアルの際に流れる。
- 大きな体をしていながらも非常に大人しくのんびりと泳ぎ回っているだけだが、
大型モンスターが現れると流石に危険を感じるのかエリア外まで逃げてしまう。
個体数、登場クエスト共にあまり多くなく、モガの森に現れる事も少ない。
マンボウを狩猟する内容のクエストもチュートリアル以外では存在しない。
なにより出現したとしても上記の通り大型モンスターが現れるとすぐに逃げてしまうため、
魚類系の中でも割とレアな存在である。
もしもチュートリアルが存在しなければ、その存在に気付かない人もいるのではなかろうか?
余談
- 生命の粉が取れる理由は全くの謎。もしかすると、陸上におけるケルビのように
回復アイテム材料を剥ぎ取れる枠が必要…ということで、ゲーム的な事情が先行しての仕様なのかもしれない。
- 関係があると言い張るのはやや苦しい感もあるが、民間療法としてマンボウの肝油が
傷や火傷の薬、胃腸薬として使われる事があるらしい。
また、和歌山県で博物館に収蔵されている物品として江戸時代に描かれた疫病除けの満方図版なるものがあり、
マンボウの姿が疫病退散や健康のご利益があるものと考えられていた、という一面もあるようだ。
- 地味なネタだが、作品によっては称号の組み合わせで「マンボウ」を名乗れる*3。
- 現実のマンボウはフグの仲間が外海に適応して進化したものと言われており、
分類がかなり複雑である。扁平な体に上下一対のヒレがある姿が特徴的で、
MH世界のマンボウはこのヒレが一対多いという相違点がある。
ユーモラスな姿でのんびりしたイメージがあるが、実は遊泳力がかなり高く
水族館で飼育する際はきちんと対策をしないと水槽に激突して死んでしまうこともある。
- 飼育に適した小型種は皮膚が弱いことなどからか、ネット上ではすぐに死んでしまう
虚弱体質な生物と言われる事がある。ただし、こうしたネタの出処は日本語版wikipediaに
掲載されていた真偽の疑わしい情報であり、実際としてはわかっていない部分も多い。
- ネット上でよく言われている都市伝説としては、以下のようなものがある。
マンボウの死因都市伝説
- 朝日が強過ぎて死亡
- 水中の泡が目に入った事によるストレスで死亡
- 海水の塩分が肌に沁みたショックで死亡
- 前から来た海亀とぶつかる予感によるストレスで死亡
- 近くの仲間が死亡したショックで死亡
- 実はほぼ直進しか出来ない為、岩などにぶつかって死亡
- 水族館の水槽のガラスにぶつかって死亡
- 一気に潜水した際、水温の急激な低下に耐えられず死亡
- 日光浴中に鳥に突付かれた傷が化膿して死亡
- 日光浴中に眠ったまま陸に打ち上げられて死亡
- 寄生虫に栄養を奪われて死亡
- 小魚や甲殻類の骨が喉に詰まって死亡
- 皮膚の弱さ故に仲間同士の衝突で簡単に掠り傷が付き、それが原因で死亡
- またマンボウの骨格は、
骨折する事が目的なのかと思ってしまう様な構造をしている。
気になる人は『マンボウ 骨格』とでも検索してみよう。
何か恐怖とは別の言い知れない不安に襲われることは請け合いである。
そのまま弓として使えそうとか言ってはいけない。
- 更にマンボウには歯があるのだが、口の構造上噛むことが出来ない。
上記にある「骨が喉に詰まる」はこれが原因らしい。何故喰えないのに喰うんだ?
- そしてマンボウの死因第1位は、あろうことか窒息死。
些細なことでもパニックを起こし、呼吸の方法が分からなくなるかららしい。
ただ、これらの殆どが飼育下での観察や死体による推測によるものであるため、
大海原を自由に泳ぐ野生のマンボウにも言えるのかと言うと正直疑わしい所がある。
- その貧弱さを数で補っており、マンボウが一度の産卵で産む卵の数は実に約3億個である。
ただし成体になるまで生き延びる個体はたった1、2匹とも言われている。
…がこちらも虚実入り混じっていおり、「卵巣内にある未発達のモノを含めて推定約3億個」であり、
実際は複数回に別けて産卵すると考えられている。
また成体になるのが1、2匹と言うのもあくまで憶測である。
- 現実のマンボウの肉は刺身や天ぷらなどで食べることができる他、腸や肝臓は珍味として扱われるが、
鮮度が落ちると臭みが出て不味くなってしまうため、市場に出回ることは滅多にない。
食性は肉食で、クラゲや動物プランクトンなどを食べる。
おそらくモンハン世界でも同じようなものを食べているのだろう。
- エサは「チュポッ!」といった感じに吸い込んでたべる。
その様子は非常に愛くるしいのだ。
- ちなみにマンボウは寄生虫が多いことで知られている為、プロが捌いたものでない限り、生食はお勧めできない。
マンボウはジャンプしたり水面に浮かんで体を横たえたりする事があるが、
これも寄生虫を振り落としたり鳥に食べさせたりする為と言われている。
- 似た魚にアカマンボウがいるが、こちらはリュウグウノツカイの近縁種である。