MH3から登場する防具で、主にブナハブラの素材を使用する。
一貫して雷耐性と龍耐性が高く、火耐性が著しく低い。
目次
概要 
- 男女共々あのブナハブラの見た目からは想像出来ないほどオシャレな服装である。
具体的には、男性用は紳士服で女性用はゴシック風のドレス。
その可愛らしくも高貴なデザインは、オシャレハンター達に人気がある。
- 元々は貴族が作ったものらしく、とある舞踏会で初披露され、会場を騒然とさせたという。
胴装備は猟奇趣味を持つ貴族の依頼で作られ、
ブナハコイルは、古今東西の珍品を蒐集したという酔狂な貴族の依頼で作られた。
小型モンスターの素材故に総防御力は低いが、スキルはまずまず優秀。
- ゲーム中では「奇抜だが優美」とされているが、男性装備の方が奇抜寄りで、
女性装備の方が優美寄りのような気がしないでもない。
特に女性装備はゴスロリに近いデザインのため可愛いと評判で、イラスト投稿サイトや同人誌などでも
ウルク装備やベリオ装備などと一緒に描かれることが多い人気防具である
(特にガンナー用がメイドっぽいデザインで人気があるようだ)。- ランゴ防具やタロス防具と同様、独特の光沢を持つ甲虫素材の質感が活かされており、
デザインの奇抜さ・優美さと、れっきとしたモンスター素材の防具だという説得力を併せ持っている。
- ランゴ防具やタロス防具と同様、独特の光沢を持つ甲虫素材の質感が活かされており、
性能 
MH3 
- 当時は頭と腕のパーツが無かったが、それでも一式で状態異常攻撃強化と毒倍加に加え、
剣士は業物、ガンナーは装填速度+1が発動する。
上位以降もスキルは変わらないが、スロットは一部位に1ずつ追加され拡張性も向上した。
しかし多い訳でもないので、マイナススキルの打ち消しがかなり厳しい。
空いてる頭と腕、お守りや爆砕のピアスなどと組み合わせて補う方がベストか。- 3パーツしかない分、パーツ毎のスキルポイントは高く、下位ブナハは全パーツとも万遍なく高い一方で、
ブナハGは脚腰にプラスポイントが偏っている(特にブナハGグリーヴは斬れ味+6を持つ優秀な防具)。
逆に、ブナハG胴はプラスポイントが低い割に、毒-5と欠点が目立つ。
このため、ブナハG一式を着込みたいならば、胴のみブナハを上位強化して装備すれば、
スロットが1つ減る代わりに、プラスポイントを伸ばした上で毒倍加を発動させずに済む。 - ブナハGグリーヴとヘリオスやバンギス、お守りを上手く使えば夢の匠・業物の両立が実現する……が、
それ以外のスキル発動は出来ないので、無理して発動する必要性はそこまでない。
- 3パーツしかない分、パーツ毎のスキルポイントは高く、下位ブナハは全パーツとも万遍なく高い一方で、
MHP3 
- 頭と腕部分の装備が追加され、スキルも若干変更された。
下位は剣士・ガンナー共に、納刀術と隠密と攻撃力DOWN【小】が付き、
上位では剣士用は心眼、ガンナー用は装填速度+1がつき、やはり攻撃力DOWN【小】が発動する。
また、麻痺無効や龍耐性【小】などのスキルポイントが若干あるので、
スロット6個を活かして新たなスキルを発動する事も比較的容易となった。
相変わらず防御力や火耐性は低いが。
MH3G 
- 剣士、ガンナーともに、下位~G級まで一貫して状態異常攻撃、納刀術、麻痺無効が発動、
加えて上位以降は攻撃力DOWN【小】が発動するが、打ち消し自体は容易なのが救いか。
下位ではスロット無し、上位で頭と足に1個ずつ、G級で全ての部位に1スロットずつとなり、
最終的には状態異常攻撃+2がデフォルトで発動するなど、順当な強化を遂げる。
何気に頭と足に属性解放のスキルポイントがあるので、お護りと組み合わせれば発動も可能。
ネブラXシリーズほどとまではいかないものの、上手くいけば七星武器とは相性が良い。- ブナハXには、コレに加えて若干の抜刀会心のSPがあるため、
上手く調整すれば抜刀術【技】と納刀術と、大剣用のスキルが一発で揃う。
さらに覚醒と状態異常攻撃+2を併用すれば完璧。
しかしスロット数の関係上匠は用意できないので、この装備と組み合わせるなら- 覚醒で状態異常攻撃が発動する
- 足りないスキルを補うためスロットが多めの
- 匠が必要ない大剣
そんな都合のいい大剣があるのか、といえばある。
クロームデスレイザーである。
スロ2に加えて覚醒で毒750が追加。素で白が十分長く、どのみち匠でも紫が付かないので匠は必要なし。
さらにネコの特殊攻撃術を発動できれば、毒属性値は脅威の1020の大台に乗る。
火力自体も、元無属性大剣だけあってキノコより遙かにマシなので、
毒大剣の運用としては地味に最強クラスだったりする。
どっちも採用率の低い装備なので、身につけてふらっとハンターに出れば目立つこと間違いなし!である。
- ブナハXには、コレに加えて若干の抜刀会心のSPがあるため、
- 下位・上位・G級問わず、初期に作製可能な装備の例に漏れず、性能的にはかなり厳しい。
どうしても使い続けたいなら、剣士なら状態異常属性を蓄積しやすい片手剣・双剣・太刀、
ガンナーなら状態異常弾に特化したボウガンなどで、状態異常攻撃の恩恵を最大限に発揮したい。- ただ、一式での龍耐性が20(ガンナーは25)とG級防具でも最高クラスに高い。
これは、状態異常武器にとって天敵とも言える龍属性やられを無効化できる数字である。
つまりジンオウガ亜種に対してすこぶる相性がよい。
また、全体防御率を無視できる毒属性は、超強化クエストにおいて最適解ともなるので、
強力な毒武器を装備すればかの獄界の門番相手に、割といい勝負が出来てしまう。
下手な防御特化装備よりもダメージを軽減できるので、生存率も結構高い。
たかがブナハブラ、されどブナハブラである。
- ただ、一式での龍耐性が20(ガンナーは25)とG級防具でも最高クラスに高い。
MH4 
- ブナハブラと共にこちらも続投。
- 下位版は前作3Gでの無印装備の性能・スキル・スロット数をほぼそのまま受け継いでおり、
防具に備わるスキルの数が全体的に少なくなっている4において、
下位一式装備のみでプラススキルを3つ備えられる数少ない装備の一つである。
- 上位版も3GでのS装備の性能・スキル・スロット数をほぼそのまま受け継いでいる……
のだが、微妙にSPの値は減っており、下位装備に比べても一式でスロットが2つ増えて
防御力が上がっただけと言う感じになっている。
- 今作では同様の特殊攻撃と麻痺スキルを備えたライバル防具として、
旧作の虫装備であったランゴ装備が、更にはゲネポス装備も復帰し登板している。
特にゲネポス装備はスロット数で圧倒的に勝る上、隠れた長所であった龍耐性も同値、
更には腰装備に麻痺のSPが多く振られている部分まで同一でしかもSP値もより高いなど、
かなりブナハ装備の存在意義を脅かす性能である。
ブナハ装備側は雷耐性の高さや納刀スキル、その優美な見た目くらいしか利点がなく、
今作はこれまで以上に厳しい状況に置かれている。
MH4G 
- 待望のG級版、ブナハXシリーズが登場。ライバルであったドスゲネポスがG級進出を果たせず、
結果ゲネポスXシリーズは登場しなかったため、ようやく「ゲネポス装備でいいや」から脱したと言えよう。- しかし麻痺無効だけなら単品で発動可能なゲネポス装備としてゲネポスフェイクが登場した。
- 発動スキルは状態異常攻撃+2、納刀術、麻痺無効、そして剣士用なら攻撃力DOWN【小】となる。
胴部位には属性解放のSPが+2追加され、スロット数も合計5つと順当な強化を遂げた。
1スロット使えば装飾品で攻撃力DOWN【小】を打ち消せるが、頭をガンナー用にすれば1スロット節約できる。
ただG級序盤に作製可能な防具故に防御力はそれ相応でしかない事を念頭に置いておく事。
また属性解放のSPは装飾品で発動しようとすると特殊攻撃と相反するため、発動はお守り頼りとなる。 - 必要素材は上位・G級ブナハブラ素材、G級クンチュウ素材、皇帝バッタのみと大型モンスターの素材は一切必要ない。
G★1クエスト『飛甲虫討伐ノススメ』だけで全ての素材は揃うため、この作製難易度の低さは時期的にも魅力。 - 競合相手はほぼ同時期に作成可能なイーオスXシリーズとコンガXシリーズ。
同じ特殊攻撃のSPを持ち、防御力もほぼ変わらない。また両者とも2頭クエストがあるため素材も集めやすい。
ただ作製難易度自体はほぼ拮抗しており、スキルの自由度や有効さの面ではこの2つに軍配が上がるが、
ブナハXも納刀術や麻痺無効で十分に差別化は可能であり、単純に好みの領域と言って差し支えないだろう。 - しかしG級後半にもなれば、防御力も発動スキルも遥かに優秀なミヅハ真・トヨタマ真シリーズが立ちはだかる。
流石に古龍装備と比べるのは酷かもしれないが、一式の作製難易度が比較的易しく、
様々な混合装備にも活用できるスキルの汎用性、そして防御力の差など後半の力不足は否めない。
こちらもMH3G時代の様に剣術や抜刀会心のSPがあれば、もう少し差別化も容易にできたのだろうが・・・- もしこの装備のスキルを最大限に活かして差別化したいと考えた場合、
- 状態異常攻撃+2を十分に発揮できる高い属性値を持ち、
- 斬れ味レベル+1、業物、覚醒などの必須スキルが必要ない
- 足りないスキルを補うためのスロットが多い
- 納刀が遅い手数を稼げる武器
そんな都合の良い武器があるのか、と言えばある。
あのラングロトラのスラッシュアックス、紅剣斧ヴァーミリオンである。
攻撃力こそ1188と低いが、2スロットに加え麻痺400の強属性ビン持ちと完全属性特化。
素でかなり長い青ゲージを持ち、作製もG1素材だけで完成可能というお手軽さ。
剣モードの弾かれ無効のおかげでデメリットも薄く、PTプレイ時のサポート用としても十分貢献できる。 - またドスジャギィのスラッシュアックス、猛者の戦斧【首領】も悪くない。
少し低めの攻撃力1296、圧倒的な毒ビン属性値650、3スロット、素で長い白ゲージと高い戦闘継続力。
必要素材もドスイーオス、ダイミョウザザミ、イャンガルルガ素材とやはりG1だけで手に入る。
覚醒に頼れず、剣モード限定だが相手を毒にする事に他の追随を許さない性能は魅力。
G級序盤を駆け上がる攻略用として最適であり、PT用の麻痺、ソロ用の毒と使い分けよう。
- もしこの装備のスキルを最大限に活かして差別化したいと考えた場合、
MHX 
- 当然のように続投。初登場から本作まで見た目は一切変わってない。
発動スキルは、共通で火耐性弱化、剣士用は業物、ガンナー用は弾薬節約が付く。
上位では特殊攻撃のSPが+7追加されたが、他はスロットが5つに増える程度で発動スキルに変化がない。
一式装備では元々の低い火耐性の上に火耐性弱化がつくため、
装飾品やお守りを使って消しておくことが推奨される。
- 剣士用の脚防具はスロットこそないものの“斬れ味+5”となかなか優秀。
上位Sになると、最終強化で1部位防御94/47となり実用範囲にまで強化できる。
尤もMHXにおいては最終強化で80を超えて伸びる下位装備もあるので、この装備に限った話ではないが。
それでも過去の作品よりも様々な意味で「着やすい」ので、オシャレハンターに需要があるとか。- 「虫防具だから脆いよな……」とステータスを見てみると防御力は501*1。
これならば劇毒かディノバルドのアレでも受けなければ即死はないだろう。レア度が意味を成していない
従来通り火を操るモンスターには細心の注意を払い、腕に自信がなければ素直に着替えよう。
- 「虫防具だから脆いよな……」とステータスを見てみると防御力は501*1。
MHXX 
- G級解禁により、ブナハXシリーズが登場。最終強化で防御力は680/480、スロットは全部位に付き合計7つ。
一式の発動スキルは共通で状態異常攻撃+1、剣士は業物、ガンナーは弾薬節約と変わらず。
火耐性のマイナスSPが全て消え、特殊攻撃のSP(+12)が増えたため、一式でも組み合わせでも使い易いだろう。
また胴と脚以外には属性耐性のSP(+6)が追加された。装飾品を4つ埋めれば、属性やられ無効も発動できる。
- 低い防御力と火耐性こそ不安要素だが、やはり素材ツアーだけでも作成可能な難易度は健在。
素材集めは面倒だが、本作の防具合成機能のおかげで集会場でも着て行き易くなり、
オシャレハンターからの需要は更に高まったと言えよう。
MHWorld 
- ブナハブラの不参戦によりブナハシリーズも続投ならずであったが、
アステラ祭[開花の宴]の祭装備ブロッサムシリーズにガンナー用のデザインが流用されている。
MHRise 
- 下位防具のブナハシリーズと、上位防具のブナハSシリーズが久しぶりの登場。
- スキル構成は以下の通り。
- 下位防具、上位防具共に状態異常属性に特化したボウガン向けの装備となっている。
強化された麻痺属性によるサポート運用が主な作製目的となるだろう。
相変わらず序盤相応の防御力と、火耐性の低さに若干の不安が残るが、そこは回避性能で補いたい所。
- 作製に必要な素材は、ブナハブラやオルタロスから入手できる素材に加えて、
「ねじれた怪骨」「大地の結晶」と全て「大社跡の探索ツアー」で揃える事ができる。
下位防具は恐らく最初に作製可能となる回避性能が付いた装備であるため、一考の予知あり。
- 上位防具は従来のスキルが順当に強化された他、毒属性強化のスキルが新たに追加された事で、
よりサポートがやり易くなった。
また腰装備に「臣蜘蛛の糸」が必要となる事以外は、
下位素材の上位版しか要求されないため、やはり作製難度は低い。
しかしブナハブラは毒属性の攻撃手段を持っていない所か、寧ろ毒属性に弱かったはずだが……?
- 過去作における剣士用の装備に外見が統一されたため、
メイド姿が好評だったガンナー用の装備を当初は拝めなくなってしまったものの、
重ね着装備としてブロッサムシリーズが実装されたことで
異なる形ではあるがガンナー用ブナハシリーズを再び拝むことができるようになった。
ブナハネコシリーズ 
- MHP3rdより登場した装備の一つで、飛甲虫ブナハブラの素材を用いて作られたオシャレなオトモ装備。
…とは言うものの実は初登場したMHP3rdではオルタロスの素材でも作れたりする*2。
「ブナハネコダガー」、「ブナハネコキャップ」「ブナハネコスーツ」から構成される。
- 武器はブナハブラの羽を研ぎ澄ました刃が使われている「ブナハネコダガー」。
柄にはブナハブラの赤い胸部がデザインされているが
オトモ用にデフォルメされているので素材元のような虫特有のエグさはあまり感じさせない。
…まあそれでもダメな人はダメだろうが。- 初登場からは長らく無属性武器として登場していたが、MHXではついに麻痺属性を手にいれた。
とはいえ下位の「ブナハネコダガー」は属性値が低すぎて論外。
上位の「ブナハSネコダガー」も最終的には威力不足でマルチ時の拘束特化くらいしか選択肢に登らないが、
上位上がりたての時期ならソロでも尻尾切り狙いに便利。 - MHXXの「ブナハXネコダガー」は麻痺ブーメランで最高タイの属性値16を持つ。
ただしもう片方の最高値持ちの「痺槍ニャイセティズム」が打撃属性のため、
マルチではより拘束能力に優れるあちらが大抵担がれる。
ソロの場合はブーメラン威力(特にメガブーメランの技)が上なブナハXネコダガーも有効。
- 初登場からは長らく無属性武器として登場していたが、MHXではついに麻痺属性を手にいれた。
- 紫の色合いがオシャレな「ブナハネコキャップ」は
強い日差しをカットしつつ雷や龍属性をカットできる画期的なサングラス。名前はキャップだが。
しかしあくまで虫素材なので直接焼かれるのは苦手だし、ゲリョスの閃光を防ぐ効果もない。
その辺はあまり期待しすぎないように。
- そして胴防具の「ブナハネコスーツ」はハンター防具のような燕尾服のデザインながらも、
ノースリーブスのデザインを取り入れた斬新なデザイン。
身のこなしを邪魔しない軽さがウリだという。
防具の着彩設定ではハンター装備同様、サングラスと服の紫部分のカラーを変更可能となっている。
余談 
- 本装備の大きな特徴として、色彩変更可能な部分がかなり広く(デフォルトで紫色の箇所)
色を変更するだけで印象が大きく変わる。
そのおかげで他装備と組み合わせる際の汎用性が高いため、
見た目重視のお洒落ハンターご用達の装備となっている。
- MHST2では、ルルシオンにいる踊り子たちがこのブナハ装備を着てダンスショーを開いている。