目次
星に駆られて
- 使用作品
- MHWorld
- 収録
- モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
- MHWorldのメインテーマ。読みは「ほしにかられて」。
作曲は牧野忠義氏。
- 雄大なる新大陸と、そこに生きるハンターやモンスター達の勇ましさを印象づける曲。
星の輝きを思わせるようなイントロの直後に穏やかな曲調のサビが入った後、
勇ましい曲調の序盤パートから再びサビに入り、
郷愁を感じさせる中盤パートを挟んで再び勇ましい曲調からの流れに戻り、
最後は堂々たる演奏で閉める。- 楽曲のメインコンセプトとして語られているのは「"導きの青い星"に駆られて」、
「新大陸と古龍との間に潜む謎を、決してスマートではないがひた向きに追及、探求していく調査団の姿」。
力強さと優しさが交互に訪れる展開はこれを意識したものであるようだ。
- 楽曲のメインコンセプトとして語られているのは「"導きの青い星"に駆られて」、
- 作中でも、本テーマの旋律はさまざまな場面で使われている。
調査拠点アステラのBGMや、「古代樹の森」クエスト開始時のBGM、
ストーリー中盤の山場、ゾラ・マグダラオス誘導作戦でも本テーマのアレンジがBGMとして使われている。
特等マイハウスのBGMも本曲のアレンジであり、原曲のサビ部分をゆったりしたものを聴くことが出来る。
また、箇所によって違う印象を感じさせる、と言う点についても現れており、
五匹の竜の物語とラスボスである冥灯龍のBGMは、
この曲のイントロ部分と勇ましい序盤部分のアレンジとなっており、
雰囲気、テーマに合わせて本曲が細かく分解され、アレンジされている例は珍しい。- また、MHW:Iで復活した伝説の黒龍に追加された新曲は本曲のアレンジを主体としている。
他楽曲は既存作品の曲やそのアレンジ版だが、『無限の勇気を持ちて』はMHW色が強く出ている。
調査団を象徴する『星に駆られて』が流れることで、作中の「調査団 対 黒龍」の構図がより強調されている。 - 実は、本曲は従来のゲーム内BGMと似た曲調のタイプと、
フルオーケストラバージョンの原曲の2種類に分かれており、
ゲーム内で聴けるのは、エンディングのみで流れるフルオーケストラバージョンの原曲のみである。*1
「星に駆られて」をBGMに、それまで駆け巡った新大陸の風景が流れるため、
それまでの冒険を思い返して感慨深くなったプレイヤーも多いだろう。
- また、MHW:Iで復活した伝説の黒龍に追加された新曲は本曲のアレンジを主体としている。
- MHWorldは「ワールドワイドな作品」という目標を有していたため、
収録は「ミュージック・シティ」として名高いテネシー州ナッシュビルで行われた。- 作曲にあたっては、「ただのハリウッド音楽」ではなく、
あくまで「モンスターハンターの音楽」として作る事を重視している。
また、メイキング映像では、
「ワールドワイドを目指すからこそ、日本人としての感性を大切にした」と牧野忠義氏が語っている。
詳しくは『モンスターハンター:ワールド』追加メイキング映像:「サウンド」も参照のこと。 - モンスターハンターシリーズの持つ独特な世界観を、ハリウッドの高度な演奏技術で表現した本テーマは、
ファンからの人気も非常に高く、シリーズの中でも屈指のメインテーマとの声も多い。
- 作曲にあたっては、「ただのハリウッド音楽」ではなく、
- 「星に駆られて」という邦題からは、「新大陸にある星を追い求める」という印象を受ける。
一方で、英題では"Stars At Our Backs"という曲名になっており、「我らの背に星はあらん」となっている。- 星がハンターを後ろから見守っている、とちょっと捻って意訳すると
「辛い時は(五匹の竜の話の中の)青き星を目指した青年を思って元気を出した」
などと語られる、調査団の心の拠り所としての青き星を表しているのかもしれない。
- 星がハンターを後ろから見守っている、とちょっと捻って意訳すると
眼前に広がる新大陸(昼),眼前に広がる新大陸(夜)
- 使用作品
- MHWorld
- 収録
- モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
- 「古代樹の森」クエスト開始時に流れるBGM。「昼」と「夜」で二種類のバージョンがある。
昼は晴れ晴れとした爽やかな曲調、夜はどことなく静謐さを感じさせる曲調となっている。 - 「星に駆られて」はプロモーションで多用されたため、
多くのプレイヤーは発売前に曲を知っていたと思われるが、新大陸行きの船に乗り、
ゾラ・マグダラオスの背から落ちて、ようやく辿り着いた「古代樹の森」でこのBGMを聴き、
これから始まる冒険に胸を躍らせたハンターも多いだろう。
華やかなりし日々 ~ 特等マイハウス
- 使用作品
- MHWorld
- 収録
- モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
- ゲーム終盤で利用できる「特等マイハウス」で流れるBGM。
「星に駆られて」の原曲は雄大さをイメージさせるものだが、
こちらは弦楽器を主体に、ゆったりと落ち着いたメロディで構成されている。
尤も、使われている部分がサビ部分であるため、イメージが大きくかけ離れているというわけではない。 - また、特等マイハウス以外でも、一度だけ聴く機会がある。
ラスボス撃破後に総司令に話しかけることで、ワンループのみ流れるようになっている。
語られる彼の想いと共に流れるこの曲は、何とも感慨深いものだ。
名もなき狩人の矜持
- 使用作品
- MHWorld
- 収録
- モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
- 作中では使用場面の少ない曲。
「星に駆られて」のアップテンポアレンジから始まり、サビで「英雄の証」に繋ぐ、
MHWorldとMHシリーズのテーマ曲がコラボした非常にアツい曲である。 - 『モンスターハンター:ワールド』プロモーション映像⑥の動画内で、
若干アレンジされたバージョンが使用されたのが初出。
発売以来長らく作中での使用場面が確認されていなかった曲であったが、
狩王決定戦2018の決勝クエスト「MHWイベント:頂に立つ者達」のBGMとして使用された。
まさに、己の矜持を賭して闘う狩人達にはぴったりの曲である。
2019年の元日には、まさかの場面で使用される事となってしまった。
MHW:Iのアップデートによりセリエナのマイハウスに追加された音楽プレーヤーから聞くこともできる。
関連項目
シリーズ/モンスターハンター:ワールド
BGM/英雄の証 - シリーズ全体のメインテーマ
BGM/シェンガオレン戦闘BGM - MH2のメインテーマ「大敵への挑戦」
BGM/生命ある者へ - MH3シリーズのメインテーマ
BGM/旅立ちの風 - MH4シリーズのメインテーマ
BGM/継がれる光 - 続編である、MHW:Iのメインテーマ