◆忍◆ ニンジャ名鑑#368 【コンヴァージ】 ◆殺◆
ダークカラテエンパイアのニンジャ。周囲の泥や廃棄物を装束と化し、さらには鎧と化し、拳と化す。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0351 【コンヴァージ】 ◆殺◆
狩人。シャン・ロアの代理戦士。スクラップや泥土を自身の身体にまとわせて自在に操る力を持つ。凶悪なニンジャであり、ネオサイタマ侵入後は暗黒メガコーポの重兵器やニンジャを無差別に襲撃するなどしておのれの力を試し、暇を潰していた。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0351【コンヴァージ】◆(プラス記事)
登場エピソード
「俺の力は、何処にでもある!」
「ネオサイタマ!最高の街だ!」
人物
- ダークカラテエンパイアのニンジャ。ニンジャスレイヤーを獲物とする狩りの儀式「ストラグル・オブ・カリュドーン」に参加したシャン・ロアの代理戦士。アカラ・ニンジャクランのソウル憑依者である。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードにて、グレーターニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。
- 元はリロン・ケミカル社の企業戦士であったが、シャン・ロアのヘッドハンティングを受けて彼の配下となった。企業戦士時代からカラテに優れており、シャン・ロアの親衛隊のニンジャを御前試合にて三人殺したことでその実力を認められ、ロウ・ワンの印を与えられた。
- その性格は残虐にして傲岸不遜。現在の自分が神話のジゴクに生きる身であることをむしろ好ましく思っており、文明の世界に身を置く者達を完全に見下している。
- 一方で、彼曰くの「古錆びた」儀式や魔術には肩入れしておらず、カリュドーンの儀式の回りくどいルールに苛立つ場面も見られた。
外見
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると身長188cm。髪の色は白く、テックゴーグル、錆色のフードつきローブ、引き寄せたスクラップのアクセサリーを身に着けている。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(55)によると、外見年齢は20代。
- 砂漠傭兵じみた襤褸をニンジャ装束の上から身に纏う。また、メンポを装着している。
- 掌にはロウ・ワンの印が刻まれている。
元ネタ・考察
- コンヴァージ(Converge)は「収束する」の意。
- 後述の自らに瓦礫を収束させるジツを表したニンジャネームであろう。
- 同名のマスコアバンドが存在する。メイヘムとの並びを考えると、ニンジャネームの直接の元ネタはこのバンドかもしれない。
ワザ・ジツ
- 主に後述のジツを中心に立ち回るが、素のカラテも相当なもの。致命の一撃を食らうと見るや、即座に重くなった右腕を切り離して肘で攻撃を受け切るなど、生死を分ける場面での状況判断力も突出している。
- シャン・ロアに与えられたロウ・ワンの印によってジツの力を増している。
- 「ロウ・ワンのコシャクな呪いが、彼奴自身のアカラ・ニンジャクランの力をイビツに拡げておる」とはナラク・ニンジャの弁。
アカラ・ムカデ・ジツ
- 周囲の瓦礫を自身のもとに収束させ、鎧のように身に纏ったり巨大な腕として自在に操ったりするジツ。その特性上、都市部において最大の効果を発揮する。
- 名称はニンジャスレイヤー名鑑カードより。
- 瓦礫には屑鉄、泥土、ガラス、さらには人間の死骸も含まれる。破壊と殺戮を繰り返すたびに、それらを取り込んで自身を強化する。
- ロウ・ワンの印の影響か、瓦礫の巨腕はしばしばムカデめいた形状を取る。
- 瓦礫は単に打撃に用いるだけでなく、身体に圧着させた瓦礫をリアクティブアーマーじみて爆散させることで打撃のダメージを殺す、胸板から無数の瓦礫を飛ばす、道路灯のような物体を支柱に自身を引き寄せて高速移動するといった小技にも応用可能。スリケンも無効化することができる。
- 瓦礫を身に纏った姿は地の文に「さながらモルタルの重騎士か!」と評された。
瓦礫巨人化(仮)
- 大量の瓦礫を己の身体に塗り固めることで、ビルを侵食するほどの巨躯と化す。
- 巨体相応の凄まじいパワーを持ち、作中では空に浮かぶ鬼瓦カジキツェッペリンを掴んで引き寄せ、損傷した箇所に押し込んで補うという荒業を披露している。
- カイジュウ・ニンジャクランの逸話が示すように、この状態では動きは鈍重になるが、その実コンヴァージ本体は巨塊の内部を移動することが可能。すなわちこの巨人化は囮でもあり、相手が瓦礫巨人の破壊に気を取られている隙を突く、本体による奇襲こそが本命の攻撃である。
ストーリー中での活躍
- 「プレリュード・オブ・カリュドーン」にて初登場。ネオサイタマ郊外の交戦可能域で行われていたヤルキ重工とマルミ重工の第六次入札戦争に文明の力を試すべく単身乱入し、両社を相手に破壊の限りを尽くした。
- 「ザ・シェイプ・オブ・ニンジャ・トゥ・カム」では、他の六人の狩人と共にニンジャスレイヤーを襲撃し、当初の予定通り彼に狩りの印を付けることに成功する。
- この際には率先してニンジャスレイヤーと打ち合い、最後は彼を幾度も地面に叩きつけて執拗にいたぶった。
- 解散後、来るべき自らの狩りの番に思いを馳せながら移動していたコンヴァージであったが、怒れるニンジャスレイヤーに即座に追いつかれ、狩りの開始を待たずして再戦に及ぶこととなる。
- 市街地というフーリンカザンを最大限に活用したイクサを展開し、ニンジャスレイヤーと互角に渡り合う。一度は回し蹴りで首を刈られかけるも、彼への報復のために現れたヤルキ重工のスナイパーに狙撃されたことでその身が弾かれ、致命の攻撃を回避するという天運を引き寄せた場面もあった。
- しかし瓦礫による巨人化からのアンブッシュを防がれ、瓦礫との融合を赤黒の炎に阻まれたことでついに追い詰められる。そして、先程の意趣返しとばかりに繰り返し痛めつけられながら儀式についてのインタビューを受ける羽目になった。
- その間にも反撃の機会を虎視眈々と狙っていたコンヴァージは、己の心身を燃やす赤黒の炎すらも取り込み、燃える鉄線を利用して瓦礫による全方位攻撃を繰り出すという最期の反撃を敢行。しかし、タツマキケンめいた打撃の嵐に全ての瓦礫を跳ね返され、続けざまに放たれたボディチェックを受けて壮絶な爆発四散を遂げた。
- 代理戦士の中では真っ先に敗れはしたものの、数々の死闘を乗り越えてきたニンジャスレイヤーを向こうに回して激しく食い下がり、極めて高度なイクサを見せつけた。
- 当時の実況タグ上では「代理戦士達のカラテはニンジャスレイヤーには一段劣るだろう」という見方も散見されたが、そうした下馬評も完全に覆されることとなった。代理戦士の恐ろしさをヘッズに刻み込むトップバッターとして、彼は非常に重要な役割を果たしたニンジャであったといえるだろう。
一言コメント
- 項目作成オツカレサマドスエ!コンヴァージ=サン、実際口だけでなく相当な強敵であった。瓦礫に包まれてあれ… -- 2021-02-08 (月) 21:31:34
- 強さ以上にしぶとさが印象に残った。まだ粘るのかよ!って -- 2021-02-08 (月) 22:01:45
- アケチvsオダのイクサで息子のジョウゴ親王が生まれたように、マスラダvsコンヴァージ=サンのイクサでも、すごいものが生まれた! 詳しくは、ザ・シェイプ・オブ・ニンジャ・トゥ・カム参照な!(フ・クラン向けステマ) -- 2021-02-08 (月) 22:05:35
- ネオサイタマは最高のフーリンカザンと言われがちだけど、名鑑を見るに泥とかでも同じことできるっぽいからどこででも同じように戦えそう -- 2021-02-09 (火) 07:05:25
- ムカデ系のジツとアカラのジツの悪夢の融合めいた奇怪なジツだったが、やっぱりロウ・ワンで本来のジツが拡張されてた影響なのか。 -- 2021-02-09 (火) 09:50:13
- ↑↑泥とかよりは鉄筋とかコンクリとか纏った方がツヨイなうえ、刺々しいデザインになることでマーケティング力は10倍にもなる。ワカッタカ! -- 2021-02-09 (火) 09:59:24
- 物体を動物めいて使役するジツは低級の動物霊を召喚し物体に宿らせることで自立性などが増加するらしいので、コンヴァージ=サンの場合もロウ・ワンの印で単純にジツの出力が大きくなる以外にもそのようなメリットがあったでしょうね -- 2021-02-09 (火) 10:32:24
- 真っ当に強すぎてむしろ驚いた。今のマスラダとあそこまでやりあえる時点で並じゃない -- 2021-02-09 (火) 11:15:35
- 古臭い伝統や作法を嫌ってる割にムカデ=サンの配下として認められて、力を授かって名誉あるイクサでの戦士と戦えるのは誇りに思ってたあたりそこら辺ロウ・ワンで忠誠心を植え付けられてたのかな?それとも彼の誇りか? -- 2021-02-09 (火) 11:51:16
- 誰かが言ってたけどまさに物質型デスドレイン!此処でやらなきゃ冗談抜きでデカい町レベルの死者が出てた。 -- 2021-02-09 (火) 14:17:15
- しかしアレだな、アカラ・ニンジャは激情をカラテに変換することこそ本分で金属を纏うのはサブのジツっぽいのに今のニンジャはやたらと金属操作の方をフューチャーするな -- 2021-02-09 (火) 16:47:26
- 激情をカラテに~の本分はアスラ・ニンジャの方だったと思う。その後継者たるアカラ・ニンジャ本人はそのカラテを色濃く受け継いでいるだろうが、同時に青銅等に侵食するジツを編み出したことにより無敵の肉体を手に入れたとされているから、アカラクランの弟子達はそっちの方に長けていてもなんら不思議ではないんじゃないかな -- 2021-02-09 (火) 18:42:43
- 異常すぎるニンジャ耐久力に強大なジツによる破壊力と攻撃範囲、そして判断力もきちんとしている油断ならぬ強敵だった……がこれ級があと6人いるんだよな…… -- 2021-02-09 (火) 20:13:25
- 強いしその強さに自信を持っていたがそれでも駒でしかないって所で虚無感あったんだろうな -- 2021-02-10 (水) 08:29:20
- これほどまでの強さでも神話級リアルニンジャの前ではビガーケージスの虜囚だとは -- 2021-02-10 (水) 19:42:56
- どっかで背景もっと掘り下げて欲しい。あの性格でなんで企業人やってたんだろう?傭兵とかじゃなくて -- 2021-02-10 (水) 19:55:09
- DKEの摂政の座を賭けた戦いで出し惜しみする理由も無いと思うので、彼ら代理戦士がリアルニンジャ配下の最高戦力と思って良いのかな。コンヴァージ=サンを見るとだいたいネザーキョウのシテンノくらいのレベルに思える。そうするとやはりカリュドーンの後はいよいよリアルニンジャ達と連戦というわけか。この儀式がマッポーカリプスの幕開けと言われたからには、やはり何か決定的な事件が起こるのだろう -- 2021-02-10 (水) 20:44:01
- ヘッズからの前評判が何でか散々だったよね、この人。まあその人達をあざ笑うかのような強さだったが -- 2021-02-10 (水) 23:50:58
- ↑主人公相手に調子に乗ってやり過ぎた挙句、真っ先に倒される悪役としてミスリードされていたと思う。全てはボンモーの掌。 -- 2021-02-11 (木) 00:29:30
- エド時代に最強のリアルニンジャの一人だったアケチをタイマンで倒したマスラダに憑依ニンジャが相手になるのか?って感じではあったけど、7人の中では最強格みたいに最初から感じてたな。まぁそれすらも先はまだ分からないけど -- 2021-02-11 (木) 05:23:56
- ↑3俺詳サンシタめいた侮りとサイバネ手首大回転は実際ヘッズの嗜み、実況の華な -- 2021-02-11 (木) 15:00:58
- 旧名鑑読んだ時は憑依ニンジャだとは思わなかったが、ペイルライダーやドーンビーストの名鑑と照らし合わせれば確かに、って感じだな… -- 2021-02-11 (木) 16:01:13
- 神話級ニンジャであるアカラ・ニンジャ憑依者であるランペイジ=サンよりも単純にイクサすれば強かったやもしれない。もっともランペイジ=サンは元はソバ屋なの資質の違いはあるだろうが -- 2021-02-12 (金) 21:05:38
- ランペイジ=サンは憑依から間もなかった上にカラテのインストラクションをくれる師匠もいなかったからね -- 2021-02-12 (金) 21:58:05
- ジツの規模自体はコンヴァージ=サンが上に見えますが、ランペイジ=サンもヌンチャク装備のフジキドと渡り合っていたし勝負はわからない気もしますね。ランペイジ=サンは格闘技としてのカラテは持たずパワーやリーチだけで神器を使うフジキドとあれほど拮抗するという、デスドレインともまた違うタイプのノーカラテ戦法が印象的だった -- 2021-02-13 (土) 11:37:03
- 呪いで本調子では無いとはいえ、リアルアーチ・ニンジャのフジキドも苦戦させたゲオフィルス=サンと比較しても実際強いニンジャに間違いないよな。 -- 2021-02-13 (土) 18:45:29
- 一忍につき2~3回はイクサする機会があるのかと思ってたらそんなことはなかった -- 2021-02-13 (土) 20:34:10
- ムカデ陣営っていうのを事前に的中させたヘッズがいたのが凄い -- 2021-02-17 (水) 07:49:43
- 一番手が強い、というのはグラマス一番手のイグゾーション=サンもそうでしたし、後から出てくるキャラクターの格も一番手の格も落とさない上手い演出だと -- 2021-02-17 (水) 14:30:14
- バンディエット「ソウカイ・シックスゲイツの一番手も恐るべき斥候ニンジャだったしな」 -- 2021-02-17 (水) 21:26:08
- ジェイドマムシ「一理ある」 -- 2021-02-17 (水) 21:52:25
- ↑2 ↑ マジェスティ、キンジャール「俺たちを巻き添えにするのはちょっとやめないか」 -- 2021-02-17 (水) 22:58:50
- キンジャール=サンは一番目にスレイしたにしては強かったしマジェスティ=サンもNARAKU引き出してたから描写がタダシイされただけで割と強かったとは思うけど、まぁどちらも最強ではないかなって -- 2021-02-17 (水) 23:23:54
- 邪悪カタマリダマシ・ジツな -- 2021-04-09 (金) 04:27:30
- ノーカンにされてしまった狩人。 -- 2021-04-16 (金) 09:10:55
- あれだけの死闘を繰り広げてやっと倒したのに時間外で無効にされた上に新手が送り込まれるなんてテストに出ないよお・・・ -- 2021-04-16 (金) 22:48:05
- そもそもマスラダもナラクも、送られてきた狩人だけでなく、送りつけてきたリアルニンジャまで殺す気マンマンなので、本人にとってはどうでもいいことでしょうねー。ベルゼブブ=サンにも探す手間が省けたと言ってましたし… -- 2021-05-04 (火) 22:42:52
- 調印式(物理)での痛めつけムーブもあって当初ヘッズは第一犠牲者枠扱いしてたのに、いざ戦端が開けば各シーズンボス級の激闘で驚いた。今でも全く格落ちしていないし、最近アカラについて言及してたのがアレだったのも相まって非常に印象深い。 -- 2022-08-10 (水) 15:09:56
- すごく強かったけど結局は登場して間もなく殺される一人目の獲物であったか まぁ他の連中と比べてもあからさまにでかい態度からしてなんとなく予想はできたが… -- 2022-08-17 (水) 16:09:17
- 見せしめに惨殺されるのかファイアブランド=サンぐらいは見せ場を作ったうえで退場かなあぐらいに思ってたら地形変わるぐらいの激闘で体温が上がった -- 2022-08-18 (木) 18:12:15
- 尺的に強制中断かサックリ目に終わるかと思いきや、めっちゃハイレベルなイクサで熱い -- 2023-04-28 (金) 19:00:15
- 個人的にはコンヴァージ戦がカリュドーン編のベストバウト。全てのツイートから絵が見えるような激闘だった。 -- 2023-07-03 (月) 09:48:52
- ↑ハリウッド映画とか、3Dアニメにしたら、メッチャ映えそうな闘いですよね! -- 2023-07-03 (月) 21:12:51
- 実際の強さ議論はともかく、最もネオサイタマにフーリンカザンがある狩人であった。 -- 2023-07-05 (水) 20:50:52
- 赤黒の炎を耐えた忍者は数いれど、赤黒の炎を”利用して”攻撃してきたニンジャはこのヒト一人なんじゃないだろうか。とにかく赤黒の炎にまかれながら攻撃してきたのは当時読んでて強者の風格を感じたし、来たるカリュドーンのワクワク感を凄く盛り上げてくれたと思う。 -- 2024-02-11 (日) 20:57:24