◆忍◆ ニンジャ名鑑#0340 【アマルガム】 ◆殺◆
身体パーツの移植によって他人のアート・センスを奪えるという妄想にとりつかれ、ネオサイタマの闇にまぎれて通り魔行為を行っていた異常サイコパス。サイバネアームには危険な試作武装が多数格納されており、闇企業によるモニタリングが疑われる。
登場エピソード
「アート……シン……アゴニィ……プ……ププ……プププレジャー……」
(君も、やってるんだろ?多分?その才能)
人物
- ネオサイタマのニンジャ。
- アーティストの腕を自らの身体に移植することで、その才能を奪うことが出来るという妄想に憑りつかれたサイコパス。エピソードの開始時点ですでに複数人のモータルを使って実験を行っていたようだが、当然ながら成功はしていない。
- 彼はアカラ・ニンジャのクランが肉体や義肢を自らのものに繋ぎ寄せる力を有していたことからこの発想を得たらしいが、いかにしてその情報を得たのかは不明。
- ネオサイタマにおいてまだあまり知名度がないと推測されるザナドゥに目を付けるなど、アートに対する情熱自体は持っているようだが、自ら研鑽を積むのではなく、他者に依存することによって実力を高めようとしている所に邪悪なニンジャ性が見て取れる。そればかりか、ザナドゥも自分と同じような手段でスキルアップしているものと思い込んでいた。
- ASAP(アズ・スーン・アズ・ポッシブル:早急に)を「アート・シン・アゴニィ・プレジャー」という意味で用いており、自身のアジトにはASAPのスペルが打たれた禍々しい魔法陣を描いていた。
外見
- ボロボロの長衣に身を包んだ丈高い男。メンポを装着している。
- 少なくとも左腕はサイバネ置換されている。
元ネタ・考察
- アマルガム(amalgam)は、水銀と他の金属との合金の総称であり、広義では混合物一般を指す。
ワザ・ジツ
- カタナ・オブ・リバプール社のニンジャをアンブッシュ一発で爆発四散せしめ、ニンジャスレイヤーともある程度打ち合えるなど、油断ならぬカラテのワザマエの持ち主。
- サイバネ腕には高圧電流を流す機構やブレードが格納されている他、展開した外殻から無数の赤熱ワイヤーを溢れ出させて周囲を蹂躙するというヒサツ・ワザを持つ。
- 名鑑によると、これらの武器は危険な試作武装であり、彼を通して闇企業がモニタリングを行っていた可能性が示唆されている。
ストーリー中での活躍
- サペウチ・モリドーコム社の企業PR看板にグラフィティを描こうとするザナドゥのもとに突如現れ、不意を突いて拉致を実行。自身の狂った理論を開陳し、ザナドゥの関係者であるトイコとヨウナシを人質に取って彼の腕を大鉈で斬り落とそうとするが、そこにアーティストの腕が切断される事件を追っていたニンジャスレイヤーがエントリーする。
- ニンジャスレイヤーとのイクサでは一時押されかけるも、ヒサツ・ワザを行使して有効打を食らわせる。だが、勝利を確信した瞬間にザナドゥのジツによってワイヤーの精密なコントロールを乱されてしまい、その隙を突いたニンジャスレイヤーのクランク運動じみた連続打撃で顔面を破壊される。最期はチョップ突きに胸を貫かれて爆発四散した。
一言コメント
- どうしようもなく狂ってるが、なぜかカラテは強かった狂人。名鑑を見るに一種のサイバーツジギリだったぽい -- 2020-12-18 (金) 10:12:37
- ザナドゥ=サンがアートを志しながら生業に配達員を選んだように、アマルガム=サンはサイバーツジギリを選んだのだろう。配達員はアートにも生かされたがツジギリはダメそうで、そういう部分にもアートへの意識の差が見えてきそう -- 2020-12-18 (金) 11:46:49
- 「君のグラフィティのファンだよ」の言葉にひとかけらのウソもないところにこいつの狂気の深さを感じる -- 2020-12-18 (金) 12:13:08
- サイコパスというよりは、パラノイアではなかろうか -- 2020-12-18 (金) 12:54:49
- アガートラム=サンの亜種という事で良いんだろうか -- 2020-12-18 (金) 12:55:03
- 整理しよう。目覚めたザナドゥ=サンを尾行してきたニンジャ、カンオケ・ホテルの管理人を殺し部屋にラクガキした犯人、四二円茶のアートを見て涙を流したボロとメンポの男がアマルガム=サンということでOKな? -- 2020-12-18 (金) 23:17:40
- ↑一連の事態が起きたタイミングから見ても、それで間違いないかと思います。パースウェイダー=サンは真犯人の方を追跡していましたしね -- 2020-12-18 (金) 23:52:58
- このサイバネ腕強いね。触手なら生体模倣が売りのアダナス社の製品かね。 -- 2020-12-19 (土) 07:20:35
- ↑彼自体がアカラ・ニンジャクランの憑依者だと仮定すればだけど、サイバネ本来の性能より上乗せされている可能性が高いかな -- 2021-01-04 (月) 00:51:56
- アスラ・ニンジャクラン系列は激情をカラテに乗せる事に長けていたというし、サイバネの取り込みと合わせて憑依者とソウルの相性自体は良かったのかもしれないですねー -- 2021-01-04 (月) 08:00:06
- アーティストと腕部移植と言えば、シガキ=サンも思い出される こいつは強制する側だけど…… -- 2021-03-06 (土) 17:00:55
- 「神絵師の腕を喰うとその画力を得ることができる」IRCネットワーク上でよく見られるジョークのたぐいだが、ニンジャならばそれを文字通りに解釈し実践してもなんらおかしくないのである。 -- 2021-05-15 (土) 09:11:09
- 少なくとも、ニンジャを食って回復するニンジャはいることですし…腹が減ったらニンジャ・メシ! -- 2021-05-21 (金) 08:53:17
- ↑チーガーウーダーロー!!カップヌードルーダロー!!(カレーメシ並感) -- 2021-06-04 (金) 16:37:55
- アマルガム=水銀を素材とする合金、混合物…自分だけの何かを見出せず努力さえせず、他人からのいいとこ取りだけで理想を目指した彼には全くお似合いのネーミングであることですね 水銀のように彼本来の個性は他者を取り込むことにあったのなら更に悲しい -- 2022-10-24 (月) 10:11:55
- 紛れもなく狂人の理屈なのだが、アーティストの才能がその肉体にこそ宿っており他者に移譲が可能というのは面白い発想だと思う。…というか、アケチは倒したオダの腕継いでたし、ヌアダ・ニンジャの腕は別のニンジャに継がれた後もユニーク・ジツを発動してたしで、追加装備感覚で他者の腕を継ぐ奴は他にもいる。アートの才能がどうにかして奪えないかという発想は邪悪ながら、まるっきり見当違いというわけでもなさそう -- 2023-05-15 (月) 12:08:33