モスキート

Last-modified: 2024-04-22 (月) 18:40:34

◆殺◆ ニンジャ名鑑N16 【モスキート】 ◆伐◆
ソウカイヤと対立関係にある、ザイバツ・シャドーギルドのニンジャ。ガスマスクを被り、汚染血液入りのシリンダーを背負う。手の付け根部分から中空状のニードルを展開し、獲物の血を吸い取る。その体液は猛毒であり、返り血を浴びた敵はカロウシする。

改訂前名鑑

◆忍◆ ニンジャ名鑑#16 【モスキート】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルド所属ニンジャ。ガスマスクを被り、背中に6本の汚染血液入シリンダーを背負う。右手首動脈付近から生えた針で刺し、敵の血を吸引。モスキートの体液はウィルス汚染されており、微量でも返り血を浴びた敵はカロウシする。

登場エピソード

 

「今回は、そのう……まだあまり把握していないのだが……昏睡状態の白人女性を?」
「白人女性を……自由に?昏睡状態のところを……押し入って……?」


人物

  • ザイバツ所属のニンジャ。蚊柱
  • モスキート(Mosquito=蚊)の名の通り、蚊をモチーフとした姿と戦術を持つ非常に個性的なニンジャである。
  • が、実際彼の真の魅力は、「ヌルヌルと」「クネクネと」オジギをし、嘲るような名乗り声でアイサツしながら(するらしい)、

「フィ…ヒ」
「フィーヒヒヒ!」
「フィーヒヒヒ!夜のランデブー!フィーヒヒヒ!」
「フィヒッ!」「フィヒッフィヒッ」
「女子高生フィーヒヒヒ!」

  • ……という、挙動や言動の端々から溢れ出るヤバイ級変態アトモスフィアにあると言ってもいい。己の心の内を包み隠さず表明し、勇敢に女性へアタックをかける漢の中の漢。こんな奴と遭遇したら失禁どころではすむまい……。
    • 左遷コースであるネオサイタマ侵攻・駐留部隊に所属している所から、周囲の評価も伺える。
  • 少なからぬヘッズからマスターと仰がれ、畏敬を集める彼だが、物理書籍版の名鑑によると実際の位階はアデプト。
  • ニンジャスレイヤープラスN-FILES【ウェルカム・トゥ・ネオサイタマ】にて、ドク・ニンジャクランのソウル憑依者であることが明かされた。
     
  • 疑いようもなくヤバイ級の変態ではあるが、冷静に戦況を見極める高い判断力も持ち合わせている。熱狂的なテンションから一転、突如クールダウンし怜悧に計算を巡らす姿からは、躁めいた変態としての面とはまた違った不気味さが漂う。
    • ……が、変態的欲求を完全に抑えることは出来ず、己の欲望と命令違反との狭間で苦悶する場面もあった。己の欲望を優先させた結果ミスを犯すことも。

「でも女子高生が!でも殺害命令が無い、ケジメはカンベンだ!でもこれはチャンス?いや我々もアウトオブアモー!だから結局チャンスではない?ワカラナイ!アーッ!」

 
  • マルノウチ抗争の生き残りであり、ニンジャスレイヤーにとっては最重点復讐対象の一人であるのだが、初対面の際にはお互いそのことに気付かなかった。
  • どこまでも己の変態性に正直に、役得狙いを第一に行動するが、相手にとって理不尽な死を強いるという点ではニンジャスレイヤーが憎んでやまない醜悪なニンジャ残忍さの持ち主であると言える。

外見

  • 口部分先端に長い針が生えた、ガスマスクめいた気味の悪いフルフェイスメンポ。
  • 右手首には針状武器が仕込まれており、機構によって出し入れ可能。
    • スペアの針も内蔵されており、破壊されても再装填可能。
    • 書籍版では、右手だけでなく両手首ともに硬質のニードルが仕込まれているとされる。
  • 背中には汚染液が大量に入ったシリンダーを背負っている。壊れやすい。
    • 書籍版では金属製となり、頑丈になっている。実際パワーアップな。
  • その他、書籍版においては「痩せた体躯」との外見描写も追加された。

ワザ・ジツ

  • 後述のジツが実際彼の代名詞だが、カラテのワザマエも確かであり、正面からの戦闘でニュービーに遅れをとることはそうそう無い。
  • ワイルドハントからも「油断ならぬ使い手であり、ニンジャ野伏力も確か」と評されており、隠密行動にも優れているようだ。
    • 特に女性が絡むミッションとなるとニンジャ第六感めいた恐るべき勘の冴えを見せる。
    • N-FILES【ボーン・イン・レッド・ブラック】によると、斥候スキルにも長けていたとのことで、上記の記述が裏付けられている。

ドク・ジツ

  • 右手頸部の針状武器、もしくはメンポ口部の針を相手に突き立て吸血、同時にシリンダー内の汚染血液を相手に注入し、殺害する。分類上はドク・ジツにカテゴライズされるジツらしい。
    • 彼はこれを「直結相互循環」と呼ぶ。
  • 彼にとっては性的嗜好の一部でもあり、特に魅力的な女性に対しては直結相互循環したがる。
    • ただし、その汚染血液が入ったシリンダーは耐久性に難があるのかよく破壊される。
    • 書籍版ではシリンダーに遠隔爆破機構が追加され、破壊されても毒ガス爆弾めいて炸裂させることが可能になった。無駄が一切無い。

ストーリー中での活躍

以下ネタバレ。クリックして紳士的に入室せよ。
  • 「ウェルカム・トゥ・ネオサイタマ」ではザイバツの尖兵となり、ポータルによる先遣部隊に参加。ソウカイヤ残党への攻撃を担当した。
  • ヤモト・コキとの戦いでは、彼女が殺害対象ではないと知るや女子高生を前に熱狂していたテンションを鎮静させ、自分の分の悪さを分析。直後に加勢したインペイルメントにもリスクを減らすべくヤモトが殺害対象ではないことを伝えている。
  • その後現れたニンジャスレイヤーに対してもその脅威を鑑み、応戦しようとするインペイルメントを制止し、彼との不要不急のイクサを避けている。
    • その知恵のおかげか、ネオサイタマの死神と一度は対峙しながら生き延びた数少ないニンジャのひとりとなった。
  • 書籍版では新規独立エピソードの「キックスタート・ア・ニュー・デイ」、「ウェルカム・トゥ・ネオサイタマ」の加筆部分で出番が増量されている。
  • ヤモトに興奮する変態紳士の面、作法のなっていないロングドゥアにニンジャ作法を説き、ニンジャスレイヤー相手にも引かない冷酷なニンジャとしての面、メンターの魅力たる二面性がより顕著に描かれている。
     
  • 「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」ではワイルドハントの要請を受けたか、ニンジャスレイヤー包囲網に参加。持ち前の性的執念で誰よりも早くナンシー・リーの潜伏場所に辿り着き、身柄確保に向かう。
  • ナンシーの部屋に押し入ったものの、玄関開けるとトルーマン……ではなく、ニンジャスレイヤーと鉢合わせしてしまう。
  • この時、ニンジャスレイヤーはシャワーの水を流しておくなどしてモスキートを期待させ、警戒心を削ぐ戦術を取った。ヌカヨロコビである。お色気ムンムンな女性のシャワーシーンを期待して入室したら、そこに居たのは殺気マンマンなネオサイタマの死神……。
    • 彼はまだ攻撃されてもないのに心折れてアバりかけた
  • 結局、ヤバレカバレとなってニンジャスレイヤーを攻撃するが軽くいなされた挙句、スリケンで壁に縫いとめられ股間を破壊される。ム、ムゴイ!!
  • 更にフジキドのインタビューにあっさりと答え、それどころか聞かれてもいないことまでしゃべり、友軍ニンジャの数とそれぞれの戦法まであっさりゲロった挙げ句、ジキ・ツキによるカイシャクを受け爆発四散する体たらくであった。
  • しかしカイシャクされる直前、妻子を殺された恨み言をぶつけるフジキドに対し、侮蔑でも嘲笑でもない淡々とした反応を返している。

「私の妻子が殺された。オヌシらの、くだらん抗争によって」
「……だから?」

  • 変態性に隠れがちだが、彼もまた邪悪なニンジャの一人であったことを伺わせる一幕であった。
  • 彼は今後も、我らの心の中にあり続けるだろう。ブラックドラゴン=サンめいたイマージナリー・メンターとして。
  • なお、書籍版の当エピソードでは「ウルトラハードモード」めいた加筆修正により、モスキート=サンの紳士力も大幅にアップしている。

簡易語録

「フィヒヒヒ……ヘッズ故に致し方無しか」
  • ヤモトとの初遭遇時――

「せっかくだからその後で俺は女子高生血液を吸うだけ吸う!」
「もっと役得するぞ!」
「フィーヒヒヒ!」

  • ヤモト=サンへの醜悪極まりない執念はヘッズの度肝を抜き、一躍人気キャラに。
  • これ以後、ヤモト=サンが平坦な胸を指摘されたり、「ンアーッ!」したり、ぶかぶかのジュー・ウェアを着たり、涙ぐんだりすると、ヘッズの間でも蚊柱が立つようになった。
  • その感染力はヤモト=サンだけに留まらず、女性登場のたびにヘッズの間のあちこちで蚊柱(フィーヒヒヒ)が立つに至っている。変態ヘッズのメンター・マスターである。
     
  • ナンシーの隠れ家の前で――

「まったく、なんてふしだらなタイミングだ!いけないぞナンシー=サン、そんな事では!」

  • 白人女性も射程範囲内らしい、紳士的な変態。
  • 作中においてネオサイタマのサラリマンなどが「胸を揉みたい」「前後したい」などの直接的行為を口にしているのに対し、あくまでも彼は血液の直結相互循環にこだわり直接的行為を口にしない。
    • この点からも、彼の変態性と紳士性の高さが伺えるだろう。

一言コメント

「フィーヒヒヒ!コメント欄のランデブー!フィーヒヒヒ!」
  • 前門(現実世界)のモスキート=サン。後門(電脳世界)のグリーンゴースト=サン。二人のヘンタイニンジャに包囲されるなんたるジゴクめいた光景か! -- 2023-05-12 (金) 07:22:22
  • マスター・モスキート=サン、実写版聖闘士星矢の特集記事に包まれてあれ… -- 2023-05-19 (金) 06:37:15
  • ウキヨエ版でも出番は少ないながら読者達の脳裏に嫌でも焼きつく強烈すぎるヤバい級のヘンタイであった! -- 2023-06-02 (金) 07:46:40
  • 「貴様の嗜好に興味はない」と言ってるときの、ワイルドハント=サンの疲弊した顔よ -- 2023-11-16 (木) 03:01:23
  • 『だから?』の一言はまさにどんなハイクよりも凄まじい末期の台詞だ。蔑みでも嘲りでもない、ただの自然な反応。直前、生き残りたさにあらゆる情報をゲロっていたのだから精神的には完全にフジキドに恭順していたはずだろうに。本当にモータルとは隔絶した価値観に成り果ててる、邪悪な生き物なのだと思い知らされる。 -- 2023-12-13 (水) 23:45:51
  • ニンジャソウルってそもそもが己の目的(欲望)の為ならば幾らでも冷酷になれる者に取りつきやすいのかもね、アルコールで理性のフスマが開くように憑依によって本性が剥き出しになっただけかも。 -- 2023-12-14 (木) 18:55:13
  • ウキヨエ版の妻子…?我らの抗争で?……だから…?は実際すごい。それまでのアーチ級カ・アトモスフィアのインパクト、能力的には優秀なところ、そして最後のセリフ。これほどのインパクトを与えるニンジャはワザマエというほかない。 -- 2024-01-25 (木) 04:43:50
  • つまりヘンタイもカラテになると?アイエエエエ! -- 2024-01-27 (土) 07:13:42
  • 最初期の古代アーチ級リアルニンジャは「フー」、「リン」、「カ」、「ザン」、そして「シ」の五人で生き残りがシ・ニンジャのみということだが、これはつまり由緒正しいカ・ニンジャが実際存在したという恐るべきニンジャ真実なのでは? -- 2024-02-03 (土) 18:22:16
  • ウキヨエ版は何気に細マッチョなムキムキ重点めいた姿で鍛えあげた腹筋を披露してるせいで気持ち悪さが倍増しまくってインパクトがさらに強烈になってるというw -- 2024-04-22 (月) 18:40:33