◆忍◆ ニンジャ名鑑#258 【マンモンキー】 ◆殺◆
ヨロシサン製薬の悪魔的実験によって人間並みの知能を得たモンキーがニンジャ化して人間を襲う。
登場エピソード 
『私の目的は人類の支配です』
猿物 
- 中国地方ジモト市はマウント・ジモトをカラテで支配するニンジャアニマルのモンキー。山から降りて市街地にも現れ、荒らし回る。
- 人間はもちろん、同族であるモンキーのことも搾取と支配の対象としか見ておらず、実際人間がモンキーにすり替わっただけで、その精神性は邪悪なニンジャそのものである。
- ストライダーには野望を幾度となく邪魔されており、文字通り犬猿の仲。
- ちなみに、葉巻を吸う。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(55)
にて、「セイテン・ニンジャ」のソウル憑依者であることが明かされた。
外見 
- ニンジャ装束を着た大型のモンキー。
- と言っても、人間の大人よりは小さいという。
- 体毛は針金のように硬い。自警団のイツム老人にショットガンで撃たれた古傷がある。
- ジモト市住民の証言によると、ボロ切れめいた黒い布(装束)で目元とシッポ以外を覆っている。
- 左腕にウェアラブルUNIX端末を装着しており、それでタイプした文字を電子マイコ音声で言語化することで人間と意思疎通を図る。
- 登場してすぐは敬語音声が出力されていたが、すぐに野卑な口調に変わった。後者の口調はUNIXタイプを介したものではなく、彼のモンキー語をそのまま人間語訳した表現か?
元ネタ・考察 
- ニンジャドッグのストライダー=サンが活躍するエピソードということで、「犬猿の仲」からの連想で創作されたものと思われる。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ア・ニンジャ・アンド・ア・ドッグ】
によると、日本の有名なヨーカイ退治伝説「シッペイ・タロ」(しっぺい太郎)が話の着想元であるようだ。
- これは日本各地を放浪し、邪悪な猿神を退治して回ったという奥ゆかしい霊犬の伝説である。
- これは日本各地を放浪し、邪悪な猿神を退治して回ったという奥ゆかしい霊犬の伝説である。
- 彼が従えるモンキーマン
は、2000年代最大のUMA騒動と話題になった、インドに出没したとされる獣人UMAである。彼のニンジャネームはその逆パターンが由来かと思われる。
- 余談ではあるが、モンキーマンの行動傾向にバネ足ジャックとの類似点を挙げ、同種の存在ではないかという説を唱える者もいる。
ワザ・ジツ 
犬にのみ作用する有害な超高周波 
- 腕のウェアラブルUNIX端末を操作し、超音波を放って無視できぬダメージを与える。ストライダー対策に用意したもの。
ストーリー中での活躍 
- その正体は、マウント・ジモト山中に隠されたヨロシサン製薬の秘密バイオ研究所で非道実験を施され、人間並みの知能を得たモンキー「タケシ」。インターネットで世界を知り、やがて愚かな人類を支配せんと企むようになった。
- しばらくはどす黒い野心をひた隠しにして情報収集に励み、事故から回復後ついに反乱を決行。研究員たちの隠蔽気質も手伝って研究所を制圧する。
- 同じく実験動物として囚われていた他のモンキーたちを従える一方、ヨロシサン研究員やマウント・ジモトを訪れる現地民に禁断のバイオ手術を施し、モンキーの頭に挿げ替えたモンキーマンに変え、奴隷としてこき使っていた。
- この過程で、現地民からは伝承上の存在であるイエティとして恐れられるようになった。
- この過程で、現地民からは伝承上の存在であるイエティとして恐れられるようになった。
- 突如研究所がハッキングに晒され、さらに報道特派員に偽装した只ならぬアトモスフィアのニンジャが侵入。彼我の実力差を察知したマンモンキーは研究所ごと侵入者を爆殺することに決め、脱出がてら人間の知能をモンキーと同等にまで低下させるというヨロシ毒物を浄水場に投げ込み、ジモト市を為すがままにせんとする。
- だがそこに宿敵ストライダーがエントリー。ウェアラブルUNIX端末から発する有害超音波で優位に立つが、爆破コマンドを解除して脱出したニンジャスレイヤーにUNIXを破壊される。
- その後もストライダーと獣の本性を剥き出しにした壮絶な殺し合いを続けたが、最後は頭と胸部と左腕以外を食い千切られたあげく、首の骨を噛み砕かれて爆発四散した。
- 彼の人類支配計画は極めて行き当たりばったりかつ穴だらけのものであり、己のカラテへの過信、インターネットによる知識を得ただけで全能感に酔いしれるなど、その姿はブッダの掌の存在にすら気づいていないマジックモンキーそのものであった。
- 仮にストライダーやニンジャスレイヤーがいなくとも、遠からずヨロシサンからの追討使が派遣されていたと思われる。いずれにせよノーフューチャーな。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ア・ニンジャ・アンド・ア・ドッグ】
によると、彼のニンジャソウルが完全覚醒していたならば、黄金のヘイロー(光輪)が頭上に浮かび、古代中国めいたニンジャ装束とボーを生成して戦う強敵になっていたようだ。
- 完全覚醒した彼の勇姿を見たいヘッズはスピンオフ小説「バトルグラウンド・サツ・バツ」を決断的に読んでみよう。
一言コメント
- モンキーとて、その邪悪な振る舞いはまさしくニンジャ。 -- 2014-03-16 (日) 20:13:00
- J( 'ー`)し たけしへげんきですか。いまばいおしゅじゅつしてます -- 2014-03-16 (日) 20:48:32
- モンキーマン、素直にコワイ。 -- 2014-03-16 (日) 21:56:36
- B級コワイムービーに登場するモンスターめいてる -- 2014-03-17 (月) 01:34:34
- ストーリーも完結したのでコメント欄表示解禁な。 -- 2014-03-17 (月) 23:41:31
- 結局の所、彼の物語は彼が猿であるという一点を除けばごくごくありふれたニュービーの挫折の物語にすぎなかった。名鑑からの印象以上に邪悪かつ憐れなニンジャだった。 -- 2014-03-17 (月) 23:51:55
- ここまで吐き気のするほどの邪悪さを感じたのは「デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ」のラオモト=サンとリー先生以来だ。 -- 2014-03-18 (火) 09:22:05
- ↑2 ニュービーでいうならヤクザクラン一つ支配していい気になってたらスレイされましたってレベルだしな… -- 2014-03-18 (火) 12:55:41
- 文字通りモンキーマウンテンの大将であったことだなあ。 -- 2014-03-18 (火) 19:04:41
- バイオインゴットもインターネットも人間の技術なのにそれをもって世界の王者になった気分でいるのが滑稽かつ哀れすぎる。 -- 2014-03-18 (火) 19:13:22
- 知性を得てもモンキーはモンキーであるということは「猿捕獲」シリーズですでに実感済みな。 -- 2014-03-18 (火) 22:32:17
- 考えや経験の浅さは所詮モンキーだが、己を傷付けたイツム老へのおぞましい復讐などは純粋なニンジャ悪意を感じる。 -- 2014-03-19 (水) 18:38:20
- ↑ ストライダー=サンとの決戦の時の台詞(鳴き声?)からすると、彼への必勝の策を兼ねていた節もあるようなので、実際悪趣味かつ狡猾な -- 2014-03-19 (水) 21:37:54
- 「動物実験のモンキー」というのは、本当に世界の仕組みを何一つ知らないという存在なので、これに全能ツールを与える思考実験としては非常に合理的なモデルだと思う。神の視点を持つだけの愚者である我々はタケシを馬鹿には出来ないのだ。 -- 2014-03-20 (木) 01:14:11
- 個人的にはウルトラマンティガのメタモルガめいた悲哀を感じたことだなぁ。実験動物からすればモータルもニンジャもヨロシサン研究員もイツム老人も変わらなかったのでは。 -- 2014-03-20 (木) 19:07:33
- 何一つブッダの掌から出られないモンキー、と徹底した描写を重ねて、最後の最後に、実は創造主やヘッズすら認識していないなにものかを(そうとは知らず)垣間見ていたんじゃ?という不穏要素ぶっこんできたボンモーの恐ろしさよ -- 2014-03-20 (木) 19:40:05
- 巧みにボーを使う点、結局ブッダの掌の上で踊っていたに過ぎないこと、実際マジックモンキーめいてたニンジャよな -- 2014-04-01 (火) 07:29:50
- モジョジョジョ=サンを彷彿とさせる -- 2014-04-27 (日) 19:53:47
- こいつ、ドラマ化したら声はマイコ音声=能登=サンなのか!? -- 2014-04-28 (月) 15:51:18
- ↑パンデモニウム=サンめいているな。すごく複雑な気分…… -- 2014-04-28 (月) 18:53:07
- ↑しかも電子的な棒読みで口汚いサルめいた雑言を垂れ流すのだ!耳がシアワセ! -- 2014-04-29 (火) 07:18:39
- モジョジョジョ=サンは愛憎入り混じった哀しみとともに可愛げがあった。しかしマンモンキー・タケシは中二病じみているだけだった。 -- 2014-07-06 (日) 22:28:59
- 完全に猿であることを除けば、ただニンジャソウルの憑依したサンシタなんだよなあ。しかも猿だから人間社会知らなさ過ぎでもあり、下手すりゃクローンヤクザやデッカー部隊で始末されかねんカラテだし。 -- 2014-09-10 (水) 16:15:08
- ↑ 忘れてはならない、イツム老や研究者たちにとってはサンシタニンジャであっても恐るべき脅威であり、接触はおぞましい悲劇を生むのだ… -- 2014-09-10 (水) 19:12:30
- ニンジャとしてはサンシタであっても存在 -- 2014-09-10 (水) 19:58:08
- ニンジャとしてはサンシタであっても、存在自体が実際非常に貴重な。リー先生がみたら狂喜したであろう。私は偶然ここへ来て、書き込んで、います。↑のコメントは無関係。 -- 2014-09-10 (水) 20:03:24
- ニンジャのカニが出てこなかったのはたいへんいかんです -- 2014-09-11 (木) 01:20:35
- ↑ボー持ったサル一匹にモーターカニではオーバーキルだろう。 -- 2014-11-09 (日) 20:30:28
- ニンジャスレイヤーのことなど何も知らなかったものと思われるが、厄介そうと見るや即決で逃亡と施設爆破を決めた決断力だけは評価できるかもしれない。ただ、将来設計があったとは思えないが… -- 2014-11-11 (火) 21:07:41
- 猿に憑依したソウルが思うところとは…… -- 2014-12-24 (水) 21:01:02
- メタルマックス2のバイアス・グラップラー・クランのスカンクス=サンめいたサルだったな。 -- 2014-12-25 (木) 11:09:36
- 普通に考えてモンキーのニンジャのソウルだろう。性別で憑依不可なソウルが種族を超えて憑依するとは考えづらい -- 2015-04-06 (月) 10:57:34
- 人間のDNAを組み込んで知性化モンキーを作っただろうから、DNAの人間な部分をもって憑依したかもしれませんねー。 -- 2015-04-06 (月) 18:00:22
- 目的だけ見ればアガメムノンと同格スケールな? -- 2015-06-02 (火) 12:25:56
- でもニンジャになった時点でモータルの上に立ってるとも言えるしな・・・そのニンジャの中でトップに立つ、というと、結局数あるニンジャ抗争の1つに過ぎないのではなかろうか -- 2015-06-08 (月) 03:03:49
- まさかこの小説でPPG -- 2015-06-09 (火) 16:21:24
- まさかこの小説でPPGの話題が出るとは思わなかった -- 2015-06-09 (火) 16:21:52
- 途中送信、ゴメンナサイ -- 2015-06-09 (火) 16:22:33
- ↑「今後ともヨロシクおねがいします」 -- 2015-06-09 (火) 17:02:06
- ↑6 マンモンキー『フラットな理想世界です。無力で愚かな人類には、今の世界は複雑すぎる』 -- 2015-06-09 (火) 21:09:14
- マンモンキー略してマンキー小袋怪獣な,,,アイエエエ!?黄色のネズミナン,,,アバーッ!! -- 2015-06-09 (火) 22:03:40
- ↑=サンは小袋社にケジメされたんだ。俺は詳しいんだ。 -- 2015-06-10 (水) 18:33:21
- こいつの話を聞くとメタルマックス2のバイアス・グラップラークラン所属。スカンクス=サンが思い浮かんでしかたないw -- 2015-06-10 (水) 19:42:46
- ロブスター=サンと夢のニンジャ・サルカニ合戦の可能性が潰えたのは残念なことですね?(彼真書 -- 2015-07-17 (金) 17:06:04
- ↑ロブスター=サンは、カニではなくエビですね・・・? -- 2015-08-02 (日) 23:39:00
- オペレーション・マジックモンキー -- 2015-11-12 (木) 07:21:53
- ↑マジックモンキーマンでは? -- 2015-11-12 (木) 07:28:33
- ↑つまり そのう… ゲスドや? 双子の頭部をモンキーに直結交換? エェー… -- 2015-11-12 (木) 08:14:00
- 描写から察するにカラテ…というか戦闘力や瞬間的状況判断は中々あるのでは。といっても元々備わったモンキー特有の能力がニンジャ強化されただけだから本人はただの浅はかなサンシタだけど。 -- 2016-06-13 (月) 23:23:40
- 皮肉だな、知性+ニンジャソウルの結果、結局ただの邪悪ニンジャになったんだよな。 -- 2019-06-24 (月) 18:43:57
- まさかの神話級ソウルな……? -- 2022-07-31 (日) 03:17:10
- アーチ憑依者のストライダーと因縁があって互角なのだから通常の相手と戦えば当然強いと言われたら当たり前なのだが実際描写されると驚く -- 2022-08-01 (月) 00:17:59
- 実際強いニンジャだったのか… 初出がチープUMA番組パロディギャグめいた話でけっこうやられ方もアッサリだったからそういうイメージなかったわ -- 2022-08-19 (金) 18:45:38
- いくらなんでもバジリスク=サンと互角に戦えるなんて思ってなかったな ギャグ回だからカラテ解像度が低くあっさり負けたように見えただけで実際はストライダーともかなりの死闘を繰り広げてたんだろうか -- 2022-09-29 (木) 01:01:04
- ストライダー=サンもだが、実は相当にヤバイ級の強さだったんだな -- 2022-09-29 (木) 08:12:22
- 勝手な先入観でニンジャアニマルは人間のニンジャのミニオン的存在であり強さの面では若干劣る、みたいに思い込んでたけど、考えてみれば人間より戦闘力で勝る動物がニンジャ化したらそりゃ弱い訳無いんだよな。いわんやアーチ級ソウル憑依者をや -- 2022-09-29 (木) 10:15:46
- こうなるとストライダーとのイクサも改めて高解像度で見てみたくなるな -- 2022-09-29 (木) 23:14:40
- ストライダー=サンとのイクサはフジキドが割り込めないほどだったんだから、そりゃ弱いわけがなかったんだなあ -- 2022-10-01 (土) 01:18:47
- 実際フォトリアルでグラインドハウスなCGアニメーション中編映像にバッチリ合う内容ですね -- 2022-10-01 (土) 23:40:45
- サブジュが来る前にスレイできてよかったな…。もしヨロシ・ジツで洗脳されてたらサバジョ達にさらなる犠牲が出ていたかもしれん -- 2022-10-03 (月) 07:45:47
- もしも暗黒メガコーポの非道実験献体になるすんでのところで我らがゲンドーソー=センセイに救われ、神秘的なドラゴン・ニンジャのドージョーで巨大バッファローらと語らい日々カラテに励んでいたら素晴らしいニンジャになっていたかもしれなせんね -- 2022-10-05 (水) 02:45:25
- 納得の神話級アーチソウル憑依者だったな… -- 2022-12-03 (土) 20:05:54
- 釈迦の掌を出れない、世界の広さを知った気でいるマジックモンキーという意味でもそのまんまなソウルでしたね。伝説の通りだとすれば、本忍も悪行を重ねて懲罰を受け、その後長い修行を経て立派にカイデンしたのでしょうが、憑依者であるタケシは単なる邪悪なニンジャ止まりになってしまった…。オヒガンでは釈迦に厳しく説教を受けているでしょうね -- 2022-12-04 (日) 11:07:10
- しかしセイテン・ニンジャが実在したという事はやはりテンホウ・ニンジャやケンレン・ニンジャ、サンゾ・ニンジャなんかも居るんだろうか -- 2022-12-04 (日) 16:02:50
- そしてそれら全員が不可思議なニンジャアニマルだったりするのか…古代の動物もなんかすごいたくましそう… …カッパ?カッパナンデ? -- 2022-12-09 (金) 16:04:23
- 現代に伝わるアーチなミームとしてはあまりに強大な! -- 2022-12-18 (日) 06:12:41
- ↑2 サゴジョー・ニンジャはカメ・ニンジャクランだったりして。ちなみに西遊記原典の沙悟浄はカッパではなく、川のウミボンズめいたヨーカイだったそうな -- 2023-03-16 (木) 15:10:50