これは9章以後に確認できる公式の設定資料集です。
ネタバレになる可能性が高いため、閲覧にはご注意ください。
組織勢力
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▍FAC | ディスシティの主要な軍事力で、上庭に直属している。ブラックリングの活動や狂瞳事件など、災変によってもたらされた全ての状況の対応を行う。 |
▍市議会 | ディスシティの管理期間で、都市内外の中枢的管理機能を担う。民選ではあるが、上庭の監督下にある。 |
▍ディス治安総局 | ディスシティの治安維持機関。市議会に直属し、街の治安維持を担当する。本部はニューシティにあり、管理体制も万全だが、「西区治安管理条例」によると、シンジケートに置かれた支局は治安維持機能を行使できず、一連の社会問題を引き起こしている。 |
▍ミノス危機管理局 | コンビクトの収容および管理を担当する機密組織MBCC。かつてはFACに所属していたが、現在は第九機関の指揮下で狂瞳事件の対応にあたっている。 |
▍パルマ | 謎の組織パルマ。シンジケートに狂瞳武器を氾濫させた黒幕であり、多数の狂瞳事件に関与している疑いがある。 |
▍第九機関 | ディスシティのスパイ組織。上庭に直属しており、極めて高い自主行動権限を持つ。 |
▍西区再建委員会 | BR-004の爆発後、『西区治安管理条例』は停止され、治安支局も引き取る。市議会が主催として西区再建執行委員会を設立し、地域の管理を引き継ぐことになる。その後、執行官を派遣して西区各所で具体的な事務に取り組むことになった。 |
ミノス危機管理局
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▍管理局 | コンビクトの収容および管理を担当する機密組織MBCC(Minos Bureau of Crisis Control)。かつてはFACに所属していたが、現在は第九機関の指揮下で狂瞳事件の対応にあたっている。 |
▍職務 | コンビクトの収容や管理を行い、リスクを抑える。また、局長が制御下にあるコンビクトを率いて様々な狂瞳事件を処理している。 |
▍所在地 | MBCC本部はディスシティの外れにある機密エリアに存在する。地上部は通常の事務処理に使用されるのみで、コンビクトに関連する部署の大部分は地下に設置されている。 |
▍組織構成 | ミノス危機管理局の組織構成: 1.局長。MBCCの最高指導者。副官とともに特別行動や部門間の関連事務を指揮する。 2.監督部門。非作戦状態のコンビクトを監視、管理し、コンビクト用の関連施設も用意する。 3.逮捕行動部隊。コンビクトを追跡し、局長に協力してコンビクトを逮捕する。 4.サポート部門。情報部、医療班、調達部門などがあり、局長及びコンビクトの行動を支援する。 |
パルマ
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▍パルマ | 謎の組織。シンジケートに狂瞳武器を氾濫させた黒幕であり、多数の狂瞳事件に関与している疑いがある。 |
▍組織情報 | 廃棄されたパルマの実験室には、コンビクトに関わるデータが多く残されている。管理局はこの組織が非合法な実験を数多く行っていると疑いをかけているが、実験の目的は不明のままだ。 |
▍パルマその人 | パルマ実験室の責任者。狂瞳結晶の開発者であり、謎に満ちた武器商人でもある。関連技術を用いて狂瞳武器の原材料を大量に作り出している。 |
▍異生体 | 雨着をまとった異常生物で、パルマの手下。その本質は人間ではなく、人間の姿をした傀儡生物である。 |
▍狂瞳結晶 | ブラックリング内の原生リング物質を用い、コンビクトが能力を発動する際に放出した精神エネルギーを吸収することで作り出された人工産物。基本的に赤色をしている。狂瞳結晶を植え込むことで同じ根源を持つコンビクトの力を強化できるが、大量の汚染をもたらすため、使用者は精神を崩壊させ、死瞳となる。 |
▍狂瞳武器 | 狂瞳結晶を主な材料として作られた武器で、使用者に劣化版のコンビクトの能力に相当する力を付与する。狂瞳結晶と異なり、狂瞳武器は汚染を使用相手に転嫁することができ、使用者自身の被害を軽減できる。 |
▍関与事件 | 1,設立後、コンビクトの能力抽出等の研究をしていたが、コンビクトS-011によって破壊されたと思われる。 2.BR-004の爆発を促す。 3.BR-001の激化と暴走に関与。 4.メロー。魔女の夜などの狂瞳病事件に関与した疑いあり。 |
狂瞳病
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▍狂瞳病 | 狂瞳病は人類特有の異変現象であり、個体の精神と肉体の異変を引き起こす。N.F.84年にディスシティで発見されたが、詳細は不明。 |
▍症状詳細 | 狂瞳病に感染した個体は、狂騒、依存、偏執などが顕著に現れ、体力の異常な上昇や外見の異変といった症状が現れる。やがて自我と理性を失い、異形の怪物となる。 |
▍成因 | コンビクトに異変した人間は狂瞳を作り出し、それにより力を得る。 |
情報修正:狂瞳病の本質は、力や異変ではなく不可逆な精神の暴走である。信頼度の高い情報源によれば、狂瞳病の蔓延にコンビクトは関係なく、異常に拡散された狂瞳結晶と狂瞳武器、および突然爆発した精神汚染場などが関係している。 | |
▍M値 | M値は狂瞳病の侵蝕程度を示す数値である。M値が高いほど、狂瞳深化の程度は高くなる。個体のM値には危険数値帯が存在し、数値が危険数値帯に近づくと、狂瞳病感染者は崩壊して死瞳となる。 |
▍チラン定数 | リング研究所の統計によると、M値は一定の基礎値を超えると数値の上昇がより顕著になる。一方、この基礎値を下回っている間は、数値は比較的安定傾向にあるといえる。この現象にもとづき、研究者はチラン定数「q」を定めた。M値がqを超えた個体は狂瞳病感染者と見なされ、定数qはM値を測定する基本単位となった。 |
▍共鳴効果 | 共鳴効果とは、距離が近い個体の間に発生する狂瞳病の共鳴である。狂瞳病感染者は他人の精神を不安定にさせ、狂瞳病の拡散を誘発する。 彼岸クリニックの研究資料には以下のように記載がある。「狂瞳病感染者の体の組織、分泌物、声、匂い、ひいては存在そのものが、共鳴効果を誘発する可能性がある」 N.F.104年、ブラックリングの間にも共鳴効果があると初めて確認された。BR-000が共鳴効果を誘発し、BR-002の形成を促進した。 |
▍規則の違い | 最近の研究では、狂瞳病は2つ、あるいは2つ以上の規則の違いによって引き起こされる衝突の表徴ではないかと推測されている。 |
▍応用原理 | いわゆる神弓に関する場所の研究報告によると、狂瞳武器とリング武器の製造原理には一定の類似性がある。どちらもリング物質と精神エネルギーの組み合わせで製造されているが、最終的な性能は大きく異なっている。製造工程では、凝縮された精神エネルギーの純度が重要な役割を果たしていると推測される。 |
コンビクト
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▍コンビクト | 狂瞳病患者の一部には、常人を超える力を持つ「コンビクト」として目覚める者がいる。その原因は不明である。 |
▍狂瞳 | コンビクトは狂瞳を作り出し、それにより力を得る。 |
情報修正:コンビクトの力は全て狂瞳病によってもたらされたものだが、コンビクト自身が狂瞳病を伝染させることはない。 | |
▍特化 | サンプルを分析した結果、研究者はコンビクトの異能力をその特質ごとに6つに分類した: 1.カタリシス特化。該当するコンビクトは、極めて鋭敏な精神を持つ。卓越した共感力と洞察力を持ち、周囲の人に特殊な共鳴効果をもたらす。 2.アーケイン特化。該当するコンビクトは、極端な性格と非常に強い想像力を持つ。その想像力により無意識に現実を歪め、物理常識に反する超常現象を引き起こす。 3.フューリー特化。該当するコンビクトは、強い自我を持ちあらゆる束縛を嫌う、全てを破壊することを望み、その破壊欲を満たすために自身の血肉を犠牲にすることも厭わない。 4.エンデュア特化。該当するコンビクトは、非常に強情な一面をもつ。目標や約束に対し驚異的な忍耐力と責任感を示し、強い意志をもって様々な危険や圧力を耐え抜く。 5.レチクル特化。該当するコンビクトは、非常に強い集中力を持つ。ある事象に長時間没頭することで、非常に正確で独創的な判断力を身につけ、専念する事象を深く理解し、柔軟に対応かつ利用することができる。 6.アンブラ特化。該当するコンビクトは、理屈では説明しにくい霊感と直感を持つ。直感に頼って選択することが多いと同時に不変のものを嫌悪し、自身や外部の安定を打破する傾向にある。 |
▍崩壊 | 個体のM値が危険数値帯に達すると、崩壊して死瞳に成り果てる。コンビクトの臨界値は常人より遥かに高いが、崩壊する可能性があることに変わりはない。 |
イレギュラーキューブ
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▍イレギュラーキューブ | イレギュラーキューブは、人々が災変に対抗し、狂瞳病を隔絶することを補助できる唯一の消耗性鉱物である。 |
▍歴史 | 隕星事件後、チラン博士は科学者を中心に組織された調査隊を率い、命の危険を冒して隕星の落下した内海に入り、そこで災変に対抗し得るイレギュラーキューブを発見した。イレギュラーキューブは隕星落下の衝撃により誕生したと見られ、その採掘地はディスシティの内海エリアに集中している。 |
▍基本的応用 | イレギュラーキューブの技術は主にブラックリング抑制と地域の災変抑制に応用されている。 1.災変抑制システム。災変を防ぎ、人類の生活に対する悪影響を軽減することができる。 2.狂瞳遮蔽装置、またの名を反狂瞳装置という。大型の反狂瞳装置は力場隔離帯を形成し、ブラックリングの拡張を抑制して汚染の蔓延を阻止できる。FACの通常遮蔽装置などの小型の反狂瞳装置は個体の理性を維持し、狂瞳病の侵蝕を防ぐことができる。 3.狂瞳監視網。ニューシティの観測施設に配置され、狂瞳病のイレギュラーキューブの力場に対する干渉を利用してエリア内の狂瞳病の現状を把握する。 |
▍青い雨 | イレギュラーキューブを基に開発された、広域浄化技術。大規模な狂瞳汚染爆発後、FACが使用申請を出し、ディスシティ全域の汚染浄化を行う。 最近では、BR-004事件後に使用されている。 |
▍イレギュラーキューブ単体 | 二次ブラックリングの副産物で、リング内でゆっくりと析出される。この現象の原理は、溶液中の溶質の過飽和析出に類似するとリング研究所と推測している。 |
▍結晶の花 | 結晶の花の研究サンプルが極端に不足している。研究により、この花がイレギュラーキューブと同様、理性を回復し、汚染を浄化する効果があると判明している。 |
ブラックリング
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▍ブラックリング | ブラックリングは、狂瞳病が限界点を超えた時に爆発する深度広域精神汚染領域で、狂瞳災変の究極である。 |
▍影響 | ブラックリングは無秩序かつ大規模な狂瞳病の蔓延をもたらし、内部にいる個体を死瞳に異変させる。ブラックリング内の汚染濃度は極めて高く、死瞳への異変も加速するため、いかなる個体にとってもブラックリングに進入することは極めて危険な行為である。 |
▍現象 | 深度広域精神汚染領域は該当エリアに歪みをもたらし、時空歪曲、反重力、磁場の乱れなどが発生する。一部のブラックリングは、独自の特殊現象を伴う。内部の物質と精神が異常転換し、精神次元が現実を侵蝕して融合した可能性が考えられる。 |
▍爆心地 | BR-000の後、それぞれのブラックリングの爆発時には、1人の強力なコンビクトの暴走が確認されている。そのコンビクトは、ブラックリングの爆心地と呼ばれる。爆心地はブラックリングを操れると思われる。 |
情報修正:ブラックリングの爆発要件は、「骸」の復活である。 現時点で確認できている「骸」の復活条件は、下記の2点: 1.S級コンビクトが「骸」に侵蝕されて融合する。 2.同一の感情を持つ狂瞳病感染者が集合して共感する。 以上の条件から判断するに、ブラックリングの爆発には膨大かつ集中的な狂瞳汚染が必要である。集中するほど純度が高くなり、爆発後のブラックリングの強度も高くなる。 爆発後のブラックリングは、制御を受けなければ時間の経過と共に強くなり続ける。 | |
▍受骸者 | 「骸」は膨大な量の狂瞳汚染が融合した物質あるいは生物であり、復活していない状態でも人間に似た感情や意識が存在すると考えられている。ディスシティには複数の「骸」が存在する。 「骸」が復活すると、その感情と意識はますます明瞭になってくる。復活した個体は受骸者と呼ばれ、狂瞳汚染の中心となる。 二次ブラックリングの爆発は、多く受骸者の誕生と関係している。広場ブラックリングに対する詳しい調査により、受骸者が異変の源であることが判明した。異変は周辺エリアに実体化した精神汚染をもたらし、現実のルールを歪める。リングエリア内の死瞳は、受骸者の精神関与を受ける。 パルマ勢力の関連資料によると、受骸者はブラックリングの支配者とみなされ、「リングの主」もしくは「主」と呼ばれている。 |
▍BR-000 | N.F.84年に爆発した0号ブラックリングは、原生ブラックリングとも呼ばれる。当該ブラックリングは内海大爆発により形成され、内海全域を覆い尽くすと、87231人の死者数を記録すると共に大量の死瞳を生み出した。 |
▍BR-001 | N.F.89年に清の川エリアで爆発した二次ブラックリング。当初はS級コンビクトS-008の暴走によるものと考えられていたが、現在では001号「骸」の復活が真の形成原因であることが確認されている。FACによって23年間封鎖されていたが、ミノス危機管理局の局長によって鎮圧された。 |
▍BR-004 | N.F.112年、シンジケートのチラン広場で爆発した二次ブラックリング。S級コンビクトS-028が「骸」に侵蝕されて誕生した。爆発から1日以内に、ミノス危機管理局の局長によって鎮圧された。 |
BR-001
Mania-004-1 ブラックリング BR-001 |
N.F.89年、カーニバル遊園地で発生した1号二次ブラックリング。カーニバルブラックリングとも呼ばれる。BR-000以降、ディスシティ内で爆発した最初の二次ブラックリングである。 |
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▍カーニバルブラックリング | N.F.89年、カーニバル遊園地で発生した1号二次ブラックリング。カーニバルブラックリングとも呼ばれる。BR-000以降、ディスシティ内で爆発した最初の二次ブラックリングである。 |
▍爆心地 | 当初はS級コンビクトS-008であると考えられていたが、その後のN.F.89年にカーニバルに集まった民衆が隠れていた001号「骸」を呼び起こしたことが本当の爆発原因であることが確認された。 |
▍特徴 | リングエリアは赤い光輪に包まれ、その内部では過去の爆発時の光景が維持されており、大量の死瞳が存在している。ブラックリング爆発後、コンビクトS-008は閉じ込められることとなった。その能力の影響で、爆発後23年間、リングエリア周辺とその中の死瞳が外部に広まることはなかった。かつて探索に失敗した後、FACによってこのブラックリングの周辺エリアは封鎖されることとなる。 |
▍現状 | 骸が排除された後、BR-001は完全に消滅したが、コンビクトS-008と数万におよぶ死瞳はカーニバル内の湖に留まっている。 |
BR-002
資料閲覧(11-2で開放)
▍採掘地ブラックリング | N.F.104年、湾内W-31採掘地で爆発した2号ブラックリング。 |
▍爆心地 | BR-002の爆発後、内海に近かったため、BR-000との間に強い共鳴効果が発生した。そのため、現地調査はほぼ不可能になり、現在確認できるBR-002に関するデータは極めて限られている。爆心地は不明。 |
MBCCの報告によると、流民要塞に侵入したのはBR-002の骸の活性した半身である。もう片方の半身には活性がなく、BR-002が爆発した場所に留まり、異常な骸晶状態にあると見られる。侵入が阻まれた後、活性した半身は逃走。今までの逃走ルートから考えると、その目的地はBR-002であると考えられる。 | |
▍ブラックリングの特徴 | BR-002の影響エリアでは、採掘地の内壁から謎の液体が滲出し続け、汚染結晶のトゲが増殖し続けている。同時に、湾内よりも激しい異常な泡や黒い影も観察されており、幻覚を誘発する効果が見られる。また、大量の原生種の死瞳が出現している。 |
▍爆発詳細 | N.F.104年にBR-002が初めて爆発した時、湾内エリアでは約1万5000人が死亡した。死者の大半は鉱山で働く作業員だった。その後、狂瞳汚染の影響を受けた人の数は約10万人となった。 N.F.113年3月、BR-002が再び爆発し、死者は約3万人に達したが、そのうちの一部はブラックリングの爆発ではなく、錆火の暴動によって死亡した。 N.F.113年8月、FACが封鎖作戦を実施するまでに、このエリアで狂瞳汚染の影響を受けた人は17万人近くに上った。 |
BR-002-高塔
[添付] |
Mania-004-2-1 ブラックリング BR-002-高塔 |
採掘地ブラックリングの二次爆発によって形成された新生ブラックリング。 |
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▍第一段階 | 採掘地ブラックリングBR-002の二次爆発により、高塔ブラックリングが形成された。汚染爆発と変異の再発は同一受骸者によるものであると確認されている。 |
▍封鎖作戦 | 汚染の拡大を阻止するため、FACはコストを大量投入して複数の青光基地局を建設し、湾内BR-002を囲むブラックリング封鎖線を形成した。 |
▍第二段階 | N.F.113年、湾内で新たなBR-002、別名、「高塔ブラックリング」が爆発。ブラックリングの爆発エリアには、汚染の凝縮によって形成された狂瞳の塔が出現した。 |
BR-004
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▍広場ブラックリング | N.F.112年、シンジケートのチラン広場で爆発した4号二次ブラックリング。広場ブラックリングとも呼ばれる。 |
▍爆心地 | S級コンビクトS-028。 |
▍特徴 | ブラックリングエリア内の時空は錯乱し、大量の金属片が空中を浮遊している。暴力と破壊の感情を受けたそれらは、原生種の死瞳に異変した。 |
▍現状 | ブラックリングは7日間続いた。MBCCの現任局長が受骸者を撃退したが、コンビクトS-028は行方不明となり、軍団は解散した。組織の一部メンバーが逮捕され、調査を受けている。 |
N.F.113年4月からリング活動に異常が見られ、狂瞳汚染のレベルが上昇した。 |
死瞳
資料閲覧(11-1で開放)
▍死瞳 | 狂瞳病により生まれた怪物。変わり果てた歪な姿であり、理性を失っている。 |
▍成因及び特徴 | 成因: 狂瞳病感染者のM値が限界値に近づいた後、精神および肉体が限界以上の圧力を受けて、やがて完全に崩壊し、怪物として生まれ変わる。 異変の特徴: 1、肉体が変異して、理性を失う。心理状態及び外部環境により、その異変の方向性は異なる。 2、一部の強力な死瞳の体内には「コア」が存在する。コアは変異時に現れた強い感情により生まれ、死瞳の最後の意識を保存したものだという。しかし未だ定説がない。 |
▍危険性 | 死瞳は強い破壊衝動を持ち、感知した範囲内の全ての目標を攻撃する。また、広義の共鳴効果理論によると、死瞳にも狂瞳病汚染を拡散する恐れがある。 |
▍分類 | 死瞳は大別して原生種と異化種の二種類に分類される。 原生種:汚染度の高い地域で自然に誕生した死瞳。主に外部環境に影響される。 異化種:狂瞳病感染者が崩壊して異化した死瞳。主に内的な心理状態に影響される。 |
灰の使徒
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▍灰の使徒 | 灰の潮の中心で発見された強力な原生種。最近の調査によると、灰の使徒には複数の起源があり、必ずしも灰の潮に伴って生まれるわけではない。 |
▍災厄 | 灰の使徒は様々な天災と共に出現することが多いため、「災厄の使徒」とも呼ばれている。天災との関係はまだ明らかになっていない。 |
▍特徴 | 1.外形は歪んでおり、輪郭は絶えず変化し続け混沌としているため、はっきりと観察することは難しい。 2.その多くは人間の意識を持たず、本能のみで動いており、生物とは言えない。 3.降臨して現実に侵入する際、灰の結晶も一緒に生成される。 4.灰の潮と金烏使徒の事例に関する数回の調査研究によると、灰の使徒は内海に向かう傾向にあり、自発的に内海の深部へ移動する。 5.現時点では、灰の使徒を完全に排除する方法は見つかっていない。 |
▍成因 | 人類の様々な群体意識が世界規模で形成された多くの不安定な物質的投影。 |
▍基準点 | 使徒がより安定し、意識を持つことを可能にする存在。 一般的に、灰の使徒は自発的に霊感の強い人物を探し出し、その意志を飲み込んでアンカーとして使用する。 |