ディスシティ

Last-modified: 2024-05-03 (金) 22:28:03

これは7章以後に確認できる公式の設定資料集です。
ネタバレになる可能性が高いため、閲覧にはご注意ください。


都市情報

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NO.1 都市情報
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この世界は広くとも、我々の逃げ道はない──なぜなら背後にはディスシティが聳えているから!
ディスシティ
Dis-001
ディスシティディスシティは、隕星落下後に人類が内海近くに建設した新しい都市であり、現在は世界の文明の中心となっている。ディスシティは錆の川を境として、西側はイレギュラーキューブ採掘業の中心に、東側のニューシティは商業と娯楽業の新興エリアとなった。しかし採掘業の衰退により、西区は徐々に違法組織の隠れ家や武力闘争の地と化し、ディスシティの人々に「シンジケート」と呼ばれるようになる。一方、ニューシティは市議会の移転に伴い、最も繁栄したエリアになった。この2つのメインエリアの他に、周辺にも白砂の海の集落や衛星都市が次々と建設されていった。
イレギュラーキューブナイトフォール時代初頭、超自然災害が頻発し、人類は生存の危機を迎えていた。そんな中、チラン博士がイレギュラーキューブを発見したことによりディスシティが建設される。その後、ディスシティは大陸唯一の大都市へと発展していき、無数の移民達を引きつけ輝かしい時代を迎えた。
管理体制ディス市議会が日々の都市運営を行い、主力軍事力であるFACが異常災害、ブラックリング、狂瞳病、コンビクトなどの各種災変の対処を行っている。両組織は、上庭により権限を付与される。
シンジケートシンジケート、元の名は「西区」。「西区管理条例」によってマフィアが自治を行うようになったため、争いや狂瞳病が蔓延し、悪質な犯罪が次々と起きている。
ニューシティディスシティの錆の川東岸のエリアで、ニューシティと呼ばれる。内海大爆発の後、大量の反狂瞳装置が設置され、狂瞳監視網により安定を維持することで繁栄してきた。
錆の川錆の川は、かつて「清の川」と呼ばれており、砂漠都市と内海を繋ぐ貴重な水源だった。BR-001爆発後、人間の生存に適さなくなり、事実上ニューシティとシンジケートの間の分離帯となった。


シンジケート

紹介はいらない。みんな君の功績は分かっているから。
NO.2 シンジケート
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チャルメラが響く!トトに連れられ、シンジケートの頂点へ!
シンジケート
Dis-W-001
シンジケートシンジケート、元の名は「西区」。「西区管理条例」によってマフィアが自治を行うようになったため、争いや狂瞳病が蔓延し、悪質な犯罪が次々と起きている。
エリア情報シンジケートの社会発展事情は、進化の一途をたどっている。
1.産業:イレギュラーキューブ採掘業は経済の中核となる産業だったが、内海採掘地爆発以来、採掘業が継続できなくなる。
2.経済:所得の低下が続き、財源は主に各種グレー産業に依存している。
3.人口:毎年減少を続けており、N.F.84年のピーク時の926万から650万まで減少している。
社会環境犯罪組織の活動が、シンジケートの社会環境に大きく影響している。秩序は失われ、暴力は頻発し、衝突が絶えない。
1.治安:犯罪発生率が高く、「シンジケート治安局」は諸勢力に対していかなる抑止力も制御力も持たない。
2.教育:公的な教育機関は失われている。統計によると、シンジケートの識字率は20%程である。
3.文化:スプレーアート、ラップ、ストリートダンス、ロックなどの地下活動の人気が非常に高い。
シンジケート治安条例N.F.99年、ディスシティにて調印された「西区治安管理条例」により、シンジケートは名目上はディスシティに属するものの、実質的には民間組織による自治が認められている。
狂瞳病関連政策シンジケートは自治が行われているため、狂瞳病に対する政策措置は何一つ実施されていない。狂瞳結晶と狂瞳武器が様々な勢力抗争に大量に使用され、狂瞳病汚染が大規模に拡散された。


シンジケートの多くの人々は今でもチラン像の噂を覚えている。あの砕けた石や風化した残骸の中にはどんな秘密が隠されているのだろうか?
シンジケートのランドマーク
Dis-W-002
チラン広場シンジケートの中心広場で、N.F.33年に完成した。中央にはチラン博士の像がある。ディスシティ最大の市民広場だったが、現在は各勢力の集会場と混乱の舞台となっている。
流民要塞複雑な構造をしており、多くの装置が設置されている砦。異邦からの移民、亡命者、流民が集まっている。シンジケートで自治が始まって以来、流民要塞の住民はマフィアから弾圧を受けてきたが、狂瞳武器の使用や暴力行使を拒絶し、生存を第一に優先すべき事項とした。


廃墟の上には光があり、シンジケートから希望は失われていない。
流民要塞
Dis-W-002-1
⚠ 11-2クリアで開放
流民要塞流民要塞はディスシティの湾内沿岸に位置する。近くには元西区の鉱業地帯があり、流民たちにより作られた独立した生活区域である。
エリア情報流民要塞はシンジケートの中のシンジケートと呼ばれていて、流民たちが集まる場所である。
環境:内海の精神汚染領域の影響を受けているため、居住には適していない。
建築:外周エリアはバラックが多く、中心部は多くの建物が重なり合って作られた風変わりな要塞である。人口:異邦からの移民、難民や居場所を失った放浪者が多い。かつては失業した西区の鉱山労働者が多かったが、現在はマフィアの影響により居場所を失ったシンジケートの貧民が中心となっている。
文化:貿易が発達し、市場文化が盛んである一方、流民要塞の住民は機械を改造したり自分で作る習慣がある。生活にも戦闘にも使えるため、それなりの危険性を伴っている。


影を歩き、過ぎ去りし日の扉を開く。
組織勢力
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彼岸シンジケート最大の医療組織彼岸。シンジケートの人々に優れた医療を提供している。マフィアメンバーにとっても一般市民にとっても、治療や救命における最良の選択は「彼岸」である。
軍団近年、シンジケートにおいて最も高い抑止力と実力を持つマフィア組織軍団。視野の狭い他勢力と異なり、軍団が目指しているのはシンジケートの統一である。
シンジケート治安局シンジケートに唯一残された政府組織。「西区管理条例」が調印されて以降は完全に形骸化し、諸勢力に対していかなる抑止力も制御力も持たない。
白記事務所シンジケートの幽霊会社。よろず屋を自称する。報酬に受け取り依頼を遂行するが、あまり景気は良くないようだ。
野良の子この組織が存在している証拠は一切なく、都市伝説に近い。シンジケートの子供には守護神がいて、野良の子のマークを描けば助けにきてくれるという。
柳生社表向きはシンジケートで最大規模を誇る刃物メーカーであるが、実態は利益のために手段を選ばないマフィアである。
ゴンザレス一族血縁で結ばれた一族で、血縁関係を最も重視している。遺伝性の精神疾患を患っているという噂があり、全員が狂人のようである。
赤隼クラブ退役軍人により作られた組織で、シンジケートで有名な情報取引場であるクラブを経営している。
死恋ラジオ元西区ラジオ局を占拠し、長年に渡り「死恋ラジオ」という番組を運営している。非常に多くのファンを持つ。
万霊会謎の勢力。未だその目的は確認されていない。
食肉目野獣のように貪欲で残忍なマフィア。狂瞳武器にひどく依存し、弱肉強食の法則に従っている。
花庭園変装と潜入を得意とする謎の組織。メンバーは幼い頃から教育を受け、熟練した戦闘技術を身につけているだけでなく、生花や書道、刺繍などの芸術分野における専門技術を習得している者も多い。


彼岸の影の中に、微かな光が秘められている。
彼岸クリニック
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彼岸シンジケート最大の医療組織。積極的に狂瞳病患者の収容と治療を行っているが、狂瞳病の力を手に入れるために治療を利用しているという噂もある。
組織情報2名の強力なコンビクトによって設立された。医療チームメンバーは計46人で、組織内には2名のコンビクトはいる。チラン広場より西1.3km地点の「西区病院」跡地に位置し、諸勢力の衝突の中心地にある。
あまりに急進的な治療を行うため、他のマフィアメンバーから嫌悪されている。「死にそうな時は彼岸クリニックに行くといいが、そうでない時は絶対に行くな」という言葉がかつて流行っていた。
アインニューシティ出身の鉄血医師。彼岸クリニックの管理者で、コンビクトであることを確認。班産医学院の優等生で、超一流の医術を有する。医療に対して揺るぎない基準と原則を持ち、シンジケート自体を治療しようと、狂瞳病患者を積極的に収容している。狂瞳病と狂瞳武器を憎み、更に政府組織にも強い不信感を抱いており、非協力的な姿勢を取っている。
アン彼岸クリニックの看護師長で、コンビクトであることを確認。ニューシティ出身だが、狂瞳病が蔓延する中でシンジケートに残り、患者に対して極めて高い責任感を持っている。担当した患者の死瞳サンプルを彼岸クリニックに隠しており、これが恐ろしい怪談の源となった。
勢力関係彼岸クリニックはどの違法組織のメンバーも分け隔てなく治療するが、ほとんどの勢力と良好な関係は築いていない。


さあ、ディスシティよ。精算の時です。
軍団
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軍団近年シンジケートで台頭してきたマフィアである。強大な実力と明確な目標を持っており、シンジケートを統一して混乱を終わらせることを宣言している。軍団は狂瞳武器を使用しないが、強力なコンビクトを複数擁しているため、他勢力から連合で抵抗を受けている。
組織情報総人数は約150人。強力なコンビクトが3名おり、重火力の戦闘車隊を所有している。軍団は車隊を拠点とし、車隊を伴って移動する。メンバーの多くは、採掘場の車隊を解雇された作業員である。
ゾーヤ軍団のリーダー。コンビクトであることを確認。ゾーヤは卓越した実力と意志により新入りから軍団トップへと上り詰め、更に軍団をシンジケート最強勢力へと導いた。シンジケートの故・レゲット治安官は、ゾーヤの養父である。
BR-004事件において、ゾーヤはブラックリングの爆心地となった。ブラックリング消失後、彼女は行方不明となり、現在も安否を確認できていない。
ケルシー軍団のNo.2で、戦略を立案する参謀。コンビクトであることを確認。金属製の義足を装着し、爆弾や銃器などを戦闘で使用する。
BR-004事件での死亡を確認。
ホロ軍団のメンバーで、ケルシーの実妹。コンビクトであることを確認。ゾーヤを崇拝している。シンジケート治安局に収監されていたことがあり、シンジケート治安局とパルマが秘密裏に結託していた証拠となる情報を握っている。
BR-004事件には関与していない。
勢力関係1.軍団はシンジケートのその他マフィアと敵対状態にある。
2.軍団と白記事務所はよく取り引きを行っている。
3.市議会によりBR-004を引き起こした者と認定され、大規模な捜査と調査が行われたが収穫はなかった。
第九機関職員による情報更新:軍団メンバーは本部によって無事砂の海に送られた。


火は訪れる、そしてお前らを灰にする!
武装員
Dis-W-003-3
⚠ 11-2クリアで開放
武装員錆火は明確な行動目標を持つシンジケートの民間組織であり、主に湾内エリアで活動している。主要なメンバーはほぼ流民要塞出身である。西区の繁栄を取り戻すため、シンジケートのイレギュラーキューブ鉱脈の復興を図り、湾内採掘地を占拠する計画を立てていた。
組織情報調査によると、リーダーは建築士のユウレンであり、ほとんどのメンバーはシンジケート出身の湾内鉱業従事者の家族や、数少ないBR-002の生き残りで構成されている。
勢力関係錆火のメンバーは軍団と軍団のリーダー、ゾーヤを崇拝している。
錆火はディスの全ての政府機関に不信感を抱いている。
ユウレン流民要塞を建設した天才建築士。歩行障害があり、日常生活には車椅子が必要である。錆火のメンバーたちにリーダーとして扱われ、湾内採掘地における錆火の作戦の首謀者であり発起人である。
勢力詳細錆火のメンバーは主に流民要塞の人間で、その数は約3000人。そのうち、武装戦闘員はわずか数百人だった。
軍団崩壊後、錆火はシンジケートの民間人の一部を吸収し、メンバーが6000人、武装戦闘員が約1,000人に増加した。
再建委員会による鎮圧後、多数の錆火のメンバーが拘束されたが、組織の勢いは衰えず、多くのシンジケートの民間人や凶悪犯が暴動に参加し、錆火の総人数は27万にも膨れ上がった。
しかし、実際には九州と変革を経ても、本当の錆火のメンバーは6000人程度に留まり、それ以外の20万人ほどは人質となった暴徒や錆火と繋がりのある民間人、あるいは錆火を名乗る烏合の衆であった。


命令に従わず、執行を妨げるな。さもなければ──
再建委員会
Dis-W-003-4
⚠ 11-2クリアで開放
再建委員会「西区治安管理条例」が廃止された後、市議会を中心に作られた臨時政府機関。シンジケートの区画管理や治安維持を担当している。
職務ブラックリング再爆発のリスクを排除するために、広場ブラックリング事件後のシンジケート復興を担当している。代理でシンジケートの管理及び治安維持を担当し、狂瞳病に関する不法行為を取り締まっている。
組織情報西区を再び支配して、ディスの情勢を安定させるのが執行委員会の目標である。ほとんどのメンバーはニューシティ出身。監査員から得た情報分析では、執行委員会の内部には一定数の涅槃集団勢力が存在しているという。


ニューシティ

この偉大なディスシティには「幸せ」がありふれ、彼女のショーを必要とする者などいないのだ。
NO.3 ニューシティ
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狂瞳病もない、動乱もない、天にも昇るほど豊かで幸せなニューシティ!
ニューシティ
Dis-E-001
ニューシティディスシティの錆の川東岸のエリアで、ニューシティと呼ばれる。内海大爆発の後、大量の反狂瞳装置が設置され、狂瞳監視網により安定を維持することで繁栄してきた。
エリア情報現在、ニューシティはディスシティのみならず全世界において最も発展しているエリアである。
1.産業:居住、商業、娯楽業を主力とする。N.F.99年より後、娯楽産業が急速な発展を迎え、基盤産業となった。
2.人口:世界で最も人口の多いエリアであり、今なお増加を続けている。
3.経済:内部の産業発展に加え、独占的なイレギュラーキューブ資源によって対外収益を得ている。
社会環境ニューシティでの暮らしは、終わりのないパーティーに身を置くようなものである。
1.生活:豊かな娯楽文化に囲まれており、購買意欲を掻き立てる広告、文化公園、アイドルによるエンタメなどが人々の日常に満ちている。
2.文化:極端に過剰な富と資源を持つニューシティの人々は、驚きと刺激を求めている。同時に、シンジケートへの偏見と敵意にも満ちている。
狂瞳病関連政策狂瞳監視網を利用するニューシティは、検知した狂瞳病感染者を西区に追放している。市議会はニューシティ内を狂瞳汚染のない安全な状態に保つことにこだわっており、関係者や関連事件を発見すると、迅速に対応するようにFACに要求する。


今度こそ、あなたを「真の」幸せな夢に連れて行くわ。
ニューシティのランドマーク
Dis-E-002
喚夏館喚夏館は現在のニューシティで最も注目されている高級クラブである。ニューシティのエリア14にあり、クイーン集団の投資により建設された。砂漠都市ディスシティのロマンチックな夏を再現できると謳っている。
ベルフェゴール美術館ニューシティのエリア10にあり、斬新かつ大胆なスタイルで有名な美術館である。新鋭美術家の成長を支え、展示品の長所を引き出すことに長けている。ベルフェゴール美術館が主催した第18回「魔女の夜」美術博覧会では、悪質な狂瞳事件が起こった。


キミたち全員に、今一度チャンスを与えよう。
涅槃集団
Dis-E-003
⚠ 11-2クリアで開放
涅槃集団上庭に直属している。イレギュラーキューブ産業を経営する超大型工業集団。全てのイレギュラーキューブ資源はその支配下にある。
歴史初期は大量の鉱山作業員を雇い、採鉱機械を駆使してイレギュラーキューブ鉱業を発展させた。
N.F.104年、涅槃集団は無人採掘技術の開発に成功し、本社及び中核資産をニューシティへと移転した。
N.F.104年4月、涅槃集団は湾内産業の放棄を宣言、汚染された湾内鉱区の閉鎖、湾内の全ての労働契約の停止を発表した。
集団の業務業務範囲:採掘、開発、運輸、貿易など、イレギュラーキューブに関する全ての業務を独占している。
主要技術:イレギュラーキューブの採掘と加工を中心とする最先端の機械技術と、無人採掘の先進技術を持っている。


錆の川

錆の川の奥からは奇怪な音、重苦しい喘ぎ声、低い咆哮と甲高い叫び声が聞こえてくる。
NO.4 錆の川
⚠ 7-2クリアで開放

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黒い棘、漂う瓦礫、堆積した汚物。
錆の川
Dis-R-001
錆の川錆の川は、かつて「清の川」と呼ばれており、砂漠都市と内海を繋ぐ貴重な水源だった。BR-001爆発後、人間の生存に適さなくなり、事実上ニューシティとシンジケートの間の分離帯となった。
エリア情報歴史:N.F.50年より後、水源が徐々に枯渇し始める。N.F.84年の内海大爆発以降、周辺環境は急速に悪化した。更に「無限カーニバル事件」により人の住めない土地と化し、ゴミの投棄場となり果てた。
地理:川幅は300~500mで、沿岸部の「緑化帯」を合わせた総幅は1.5~2km。一番深い場所は、川底まで約20mになる。
社会環境環境の悪化が続く錆の川は、未知の異変が潜んでいる廃棄された地であり、ディスシティの都市伝説の源である。
環境:錆の川には両岸から投棄された大量のゴミが長年堆積しているため、様々な汚染が溢れ、人の生活の場には適していない。錆の川の周辺には大量の死瞳が存在している。その誕生の原因は複雑を極めており、容易に掃討できない。
住人:数は少ないが、錆の川にはゴミ拾いをして生計を立てる者、「ウェストピッカー」が未だ存在している。彼らは汚染に対して強い耐性を持っている。


青い光は辛うじて赤い光に拮抗している。
錆の川のランドマーク
Dis-R-002
枯渇河道錆の川の道は300~500mで、水は既に枯渇し、川底に汚染にまみれた堆積層が形成されている。大量の蛍光有毒植物が生えており、異色の燐光が川底から拡散する様子がよく見られる。
実験室廃墟パルマ実験室がコンビクトS-011に破壊された後に残された廃墟。錆の川の中上流域に位置し、近年の錆の川における環境問題はこの実験室の廃墟と直接関係している。
記憶の嵐周期的に錆の川に吹き荒れる赤い嵐。その中でディスシティの歴史の断片を見た者がいるという。
カーニバルニューシティで最も人気のあった遊園地。盛大なパレードが有名で、「カーニバル」の名の由来となっている。BR-001爆発後、狂瞳汚染の中心となった。


泣き声と狂気の笑い声が混じっているかのような、背筋の凍る響きが聞こえてくる。
カーニバル
Dis-R-002-1
⚠ 7-3クリアで開放
カーニバルかつてニューシティで最も人気のあった遊園地。盛大なパレードが有名で、「カーニバル」の名の由来となっている。現在はBR-001「カーニバルブラックリング」のことを指す。
歴史カーニバル再会を祝う祭典が開かれていた時、S級コンビクトS-008が園内に進入。その31分後、BR-001が爆発した。
現状カーニバルブラックリング内部には多数の幻境と大量の傀儡形態の死瞳が存在しているが、カーニバルブラックリングが存続している間は危険性が低く、外部から自ずと隔離された状態となっているようだ。
ミノス危機管理局局長が骸を排除したことで、BR-001は完全に消失した。しかしコンビクトS-008と数万体の未処理の死瞳は、カーニバル内の湖に留まっている。


この声に、あの武器……「錆の川の刈り取る者」だ!!!!
葬儀屋
Dis-R-003
葬儀屋災変汚染処理小隊、別名「葬儀屋」。FACに所属し、錆の川エリアの汚染を処理する特殊部隊であったが、既に廃止されている。
組織情報前身はFACの感染メンバーが自発的に結成した志願部隊。小規模な独立部門であり、FACに連なるものの中でも陰の存在であった。汚染処理を確実に実行するため、葬儀屋は多くの外部人員を吸収し、やがて禁制品の流出という悪質な事態を招く。事態発覚後、葬儀屋は内部監査を受けた。現在、既にFACはこの組織を廃止しており、汚染処理作業を後方部門に一任するようになっている。
ウェンディ元処理小隊のメンバーで、コンビクトであることを確認。タグIDはW0403で、葬儀屋の第403号メンバーである。狂瞳病の侵蝕程度は高く、精神は既に不安定な状態になっている。ウェンディは身寄りのないシンジケートの孤児だったが、葬儀屋によって汚染地帯から救出され、その一員となった。仲間を家族と思っている彼女は、この仕事を狂瞳汚染の悲劇を二度と起こさないためのものだと考えている。
「チームリーダー」ウェンディが所属していた処理小隊のチームリーダー。名前や身元は既に調査不能である。MBCCの取り調べ記録により、該当者は利益のためにチームを裏切り、メンバーだったウェンディに粛清され葬られたことがわかった。
現状更新「葬儀屋」は既に廃止され、代わりに防護装備を完備した汚染処理部隊が結成された。MBCCの調査により、「葬儀屋」のメンバーは錆の川の取引事件とは無関係であることが確認された。


異邦

無数の人影は、一つまた一つと崩れ去り、広大な砂漠の塵と化していった。
NO.5 異邦
⚠ 8-9クリアで開放

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砂海航路は涅槃運輸とディスシティの共同で設立された。
異邦
Dis-O-001
異邦ディス人の言う「異邦」とは、ディスシティおよびその衛星都市以外の全ての人間の集落のことを指す。多くは隕星がもたらした災変の後に形成された。異邦の大部分は独自の資源を持っているが、ナイトフォール時代ではイレギュラーキューブが揺るぎない戦略的優位性を持つため、貿易において異邦は依然としてディスシティに主導権を握られている。
外邦事務管理局「外事局」とも呼ばれる。異邦との貿易、外交、移民の管理を含む、都市全体の対外事務を調整・管理する事務機構である。
フィシャシティディスシティに次ぐ規模を誇る都市であり、有力な財閥である「キャンベル一族」が拠点としている。政治や貿易を始め、都市の命脈のほぼ全てをキャンベル一族が支配している。長年に渡るキャンベル一族主導のもとで、フィシャシティの貿易や運輸業は異邦の中でも群を抜いて発展し、経済規模はディスシティ以外の全ての都市を上回っている。
マエクタウン大陸の最北端に位置する町で、ディスシティから約2000km離れている。ナイトフォール時代において、原子力発電所を維持し、貴重なエネルギーを獲得するため町民たちは莫大な対価を払っていたが、何度も繰り返される災変によって町は壊滅してしまった。ディスシティの「レスキュー隊」は、マエクタウンの廃墟からたった一人生存者しか見つけられなかった。


荒れ狂う砂嵐が船窓を叩いている。
白砂の海
Dis-O-002
白砂の海ディスシティを囲む巨大な砂漠。ほとんどの砂が白色をしていることから名付けられた。自然環境は劣悪で、周期的に灰の潮が発生する。「航路」とオアシスの附近にのみ、人間の活動痕跡が確認されている。
交通砂の海における公的航路は、市議会と涅槃運輸が共同で設立した。特殊な技術を用いて巨大な航船を航路に浮かべている。航路には災変抑制装置が配置されている。この航路を利用できるのは原則ディスシティ政府から許可を得た航船だけである。涅槃運輸によると、一般人が航路に近づくと「想定外の事故」が起こるらしい。
環境隕星落下後、マリアシティ周辺は白い砂漠と化し、巨大な砂嵐が頻繁に発生するようになった。その原因はわかっていない。ディスシティ建設後、政府は砂の海の公的航路のいくつかに災変抑制装置を配置した。白砂の海の以外の地域では、人々は有限の小型のイレギュラーキューブ設備に頼って生きていくしかない。
人口白砂の海の人口密度は極めて低く、ほとんどの人は公的航路周辺の貿易所と情報スポットにいる。砂の海のオアシスを利用して、自主的に小規模な集落を作った者もいる。その他、オアシスと航路の間には多くの砂漠強盗が徘徊している。
公海白砂の海はディスシティに所属しているが、環境が劣悪なため、実際には無政府状態になっている。集落に住むオアシスの住人や徘徊する砂漠強盗は、ディスシティの航路以外の地域を「公海」と呼んでおり、自分たちがディスシティに所属する者だとは思っていない。


いざ、灰を征服する刻だ!
灰の潮
Dis-O-003
灰の潮長きに渡って白砂の海の各地域をおびやかしている超自然災害。定期的にディスシティを襲っている。砂漠の中には、死瞳とは大きく異なる体の異常にねじれた生物が潜んでいる。調査によると、これらは常に内海を目指して進み続けており、現実と違う次元から来ていると推測される。活発化し続けている灰の潮は、ディスシティの航路拡張を妨げ、様々な二次災害をもたらしている。
灰の結晶灰の結晶は未知の力が具現化したものである。砂虫を操り、人を惑わし、灰の潮をもたらす。
幻花幻花の力が何者かに利用され、砂の海の生態に大きな被害をもたらした。暴走した幻花は、外事局とMBCCの合同作戦中に管理局の局長によって一掃された。


未来の予知なんぞ、人間が持って良い力ではないのじゃ!
砂の海の集落
Dis-O-004
集落ディスシティ郊外の、白砂の海にある人間の集落。オアシスに依存して建てられているものが多い。
サトル村ディスシティに最も近い小さな集落。自然環境は悪化しており、村民の生活も苦しくなっている。彼らに残された道は、村に残って細々と生き延びるか、村を離れてニューシティに活路を見出すしかない。
ヒース村ディスシティに属する農業衛生都市。村民は基本的に農業に従事し、ディスシティに農作物を提供してイレギュラーキューブなどの資源を得ている。
ここ数年村民の流出が激しく、村の労働力人口が非常に減少しており、高齢化が問題となっている。ヒース村は砂の海の僻地にあるため、しばしば砂漠強盗の襲撃を受けている。


[添付]
東州
Dis-O-005
東洲大陸広大無辺な遠い異国の地。ディスとは異なる謎めいた技術と独自の文化を持つと噂されている。
情報東方の大陸とディスの間には自然の地理的障壁があるため、現在入手できる情報は比較的少ない。
1.地理:東方の大陸は複雑な地形をしており、様々な種類の地形が一定の割合を占めている。
2.経済:長い間天災に見舞われてきたため比較的後進的だが、特別な巫という存在のおかげで何度か繁栄の時代も経験している。
3.産業:農業が中心で、具体的な産業構成については正確な情報がない。ディスのメディアは、贅沢品関連産業が発達しているとよく報道しているが、調べるとほとんどが誤った情報である。
4.人口:東方の大陸の人々は、ほとんどが平地と丘陵地に集中しており、正規分布になっている。つまり、人口はいくつかの主要な中心都市に集中しており、その他の町や村にも少数点在しているということだ。
大陸の雰囲気東方の大陸では、神話、風習、そして生活は切り離せない関係にある。
1.生活:ナイトフォール以来、東方の大陸は長い間。狂瞳災害に侵襲され続けている。
2.文化:多種多様な神話、伝説、祭り、風習があり、孤立した地域では、近隣の町の間でさえ、風習にわずかな違いがある可能性がある。
狂瞳関連現地ではイレギュラーキューブが直接産出されないため、東方の大陸では長期的な反狂瞳抗争の中で、狂瞳病に対する特別な対処法が開発された。
1.巫覡:現地の反狂瞳技術者に相当し、一般的に霊感の強い人やコンビクトが担う。その主な職務は、秘密の儀式を行い、群体意識を形成して強化することである。必要であれば、自らの肉体を使って意識を支え、狂瞳病に対抗する。
2.秘密の儀式:東方でよく使われる群体意識を形成して強化するための神秘的な技術。現地の巫覡が行うことが多い。
3.祭器:秘密の儀式を行う際によく使われる媒体。通常は巫覡によって加工・製造される。


内海

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NO.6 内海
⚠ 7-2クリアで開放

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内海
Dis-S-001
内海内海はディスエリア内に位置する内陸湖である。隕星事件により誕生した。BR-000の影響により、今でも極めて危険な禁域となっている。
エリア情報内海は隕星の墜落地点であり、全ての災変の発端である。
1.歴史:
N.F.元年、隕星が内海に落下、当該地域にいた者は全員死亡。内海は死の禁域となって。
N.F.23年、内海によりイレギュラーキューブが発見される。当時唯一のイレギュラーキューブが発見される。当時唯一のイレギュラーキューブ採掘地となった。
N.F.84年、内海で大爆発が発生、BR-000の爆発の影響は今に至る。
2.汚染現状:
ブラックリング爆発後、内海は汚染度の高い異変エリアとなった。内海を中心として、汚染と災害が拡張し続けている。汚染を抑制するため、FACは粉砕の防衛線を築いた。


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内海のランドマーク
Dis-S-002
粉砕の防衛線内海エリアのブラックリングの状態と汚染状況を確認するために、FACは内海の浅瀬に多くの監視基地局を設置した。内海特別区域により管理され、観測及び研究を担当している。
しかしここ数年、内海の汚染状況はますます深刻になり、大量の原生種が時々都市へ侵入するようになったため、内海特別区域の監視基地局は研究担当から作戦立案と防衛担当へ転向した。周辺の監視基地局を中心に、FACの各精鋭部隊は共同して粉砕の防衛線をいくつも築き、守備を固めた。
湾内湾内は内海の辺境に位置する小型の湖区域で、ダムの建設により内海と隔絶されている。内海大爆発の前は、湾内は内海の最も「安全」な鉱区であり、最先端の水中採掘技術を有していた。
内海大爆発の後、表立った明らかな影響は見られなかったが、水域の底に異常現象が発生し、その影響により湾内鉱業は衰退した。湾内沿岸の地下採掘地のみが正常に稼働していたが、人力を頼りに稼働していたそれらの採掘は104年に廃止された。現在の湾内は「宵闇の罠」と呼ばれ、リング研究所の重要な研究基地の一つである。
幻月データが少ないため、幻月が本当に実在するのかどうかまだ検証が持たれている。
幻月はごく少数のコンビクトから報告があった奇異な現象である。目撃者によると、内海周辺の上空に時々歪な幻月が現れるという。
班産医学院の基礎研究によると、幻月は精神が崩壊しかけたコンビクトにしか見えない幻覚であり、本当に存在するものではないという。しかし、なぜ複数人が同じ幻覚が見えるかについては、未だ定説がない。


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湾内
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湾内湾内は内海の辺境に位置する小型の湖区域で、かつてはディスシティの重要なイレギュラー採掘地であった。
地理環境湾内の浅水域は比較的安定しているが、深水域には自ら移動する汚染水域、理由もなく発生した巨大な泡、虚実の狭間にある黒い影など、数多くの異常現象が存在している。それらの異常現象は危険性を伴うが、同時に高い研究価値を有している。
W-31採掘地湾内工業エリア最大の地下採掘地で、かつては数万人の作業員がここで働いていた。W-31採掘地はその中でも採掘設備が整っており、採掘量は特に多かった。
一方で、BR-002の爆発地点でもある。当該採掘地は内向きの環状ダムのような形をしており、階段状の構造で、それぞれの高さは数十メートルから百メートルに及ぶ。底部にはイレギュラーキューブを析出する結晶湖がある。
湾内避難所元々は湾内作業員たちの生活区域だったが、錆火により現在の避難所に改造された。採掘地占拠と鉱区再建のための補給所であり本拠地でもある。
深罠の残骸W-31採掘地を中心に、周辺エリアはある種の異常状態に陥った。異色の結晶体が採掘地の内壁に出現、増殖し続けている。それら骸晶の詳細はまだ不明であり、さらに調査を行う必要がある。


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幻月
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幻月BR-002が再び現れた後、内海のブラックリングが周期的に活発化するようになった。それが最大になると、月のような形をした赤い異常物質が空に昇る現象が観察される。その異常物質は「幻月」と命名された。
幻月現象が出現するたびに、それと関係する特殊な変異個体が内海エリアに必ず現れる。
幻月の活動幻月現象が持続している間、内科に大規模な汚染漏洩が発生する。また、特殊な変異個体を中心とした大量の死瞳が群れとなって粉砕の防衛線を襲い、防衛に大きな支障をきたす。
簡易的な分析によると、当該人型狂瞳体はS級コンビクトに近い能力を持っているが、理性を失っており、S級コンビクトというよりも「受骸者」に近い。当該狂瞳体を撃破しない限り、死瞳の襲撃と幻月現象は終わらない。
ナイトメア空間幻月が現れた後、一部のMBCC管理下のコンビクトから、不思議な精神空間に入ったような夢を見たという報告を受けた。しかし目を覚ますと夢に関する記憶を失い、僅かな印象が残っているだけだという。
資料によると、当該空間は過去に記録が残されており、最初に当該精神空間に入った研究者は、それを「ナイトメア空間」と名付けたという。
ナイトメア空間は幻境のような場所であり、それを構成する要素の源はまだ不明である。この空間にいると精神が大きな負荷を受け、理性を損なう恐れがある。
推測検証によると、幻月と共に現れた狂瞳体は■■である可能性が高い。N.F.21年にチランが発起した■■遠征と深い関係があると考えられる。ナイトメア空間は遠征隊隊員の残存した意志と関連性があると推測される。


[添付]
内海作戦行動
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月蝕作戦内海ブラックリングの異変の原因を突き止めるため、N.F.103年に上庭が開始した軍事作戦。FACの精鋭と上庭直属の人員からなる連合作戦が内海ブラックリングエリアに突入したが、FACの精鋭28個中隊が全て死亡するという結末を迎えた。
この作戦中、上庭は対象エリアから地底の関連品を入手することに成功したが、それは非常に危険な性質であり、既知の情報から詳細を判定することはできなかった。
月蝕作戦の直後、上庭は「羊飼い計画」を開始したが、これはこの危険物と何らかの関係がある可能性がある。
月蝕作戦はFACの汚点になったと考えられている。月蝕作戦の失敗により、FACは一定の自治権を剥奪され、公的なイメージや地位、財政的な支援が全て急落した。
新たに任命された総司令官は、その後何年にもわたって狂瞳危機に対処できるよう、FACの実力を回復することに尽くした。
封鎖作戦BR-002の影響を受けて、N.F.113年8月にFAC総司令官が精力的に推進したBR-002防衛帯建設計画。
HUSH部隊シャロームが率いるスイーパー部隊。戦闘能力が非常に高く、上庭の計画を実行するのに頼れる執行者だ。
観測者上庭の技術の賜物であり、観測庭を通して深い狂瞳病の領域に潜り、高次元の現象を観察することができる。
観測者はある程度計画の決定権を持つ。HUSH-Xは上庭からのSHEPERD13捕獲命令に背いたとみなされ、現在HUSH-Xのチャンネルの使用を停止されている。


上庭

[添付]
NO.7 上庭
⚠ 13-13クリアで開放

資料閲覧

[添付]
上庭
Dis-P-001
上庭上庭とは、ディスシティにある特別なエリアであり、独立した組織を指す。
最初は、EDGEを結んだ科学者たちによって設立された秘密組織だった。
イレギュラーキューブの採掘に関して、監督・管理する役割を担っていると噂されている。
その具体的な職能は明確に公表されていない。

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