ブラックバード

Last-modified: 2026-03-30 (月) 12:00:59

原作コミック「湾岸ミッドナイト」に登場するメインライバル「島 達也」の通り名、または彼の搭乗車種であるポルシェ・911ターボのこと。

 

かつては朝倉晶夫*1の友人であり、走り屋仲間であった。漆黒の911ターボを駆り「湾岸の黒い怪鳥」「ブラックバード」「湾岸の帝王」と呼ばれる。当初は前オーナーとの因縁から悪魔のZに関わっていたが、そのうちにアキオ本人と悪魔のZそのものに惹かれるようになる。
普段は大学病院の医者として勤務しており、「悪魔のZ復活編」では消化器外科医としてイシダヨシアキの緊急手術も執刀した。物語後半以降は形成外科に所属している。

免許を取ってからずっとポルシェ911に乗り続けている生粋のポルシェ911オーナーである。作中の「簡単ですよ、全部つぎ込んでるからですヨ。」というセリフから、最低限の生活費以外の全てをポルシェにつぎ込んでいることが分かる。
劇中、道路に飛び出た酔っぱらいを避けようとして路肩に激突。車体に大ダメージを負い、高木ファクトリーへと運ばれる。その後、北見淳や高木優一協力のもと、ポルシェのモノコックボディを切り刻んでパイプフレーム+カーボン外装の車検取得不可能な超軽量化仕様に改造残り1年で廃車にするという覚悟と引き換えに、他を圧倒する恐るべき力を手に入れた。
ちなみにブラックバードの名前は超高速偵察機「SR-71」に由来する。

初期の頃は911(930) Turbo Sに乗っていたが、復活した悪魔のZを追う為に当時通っていたチューニングショップのオーナーの反対を押しきって無理なブーストアップを施してもらった結果、930をエンジンブローさせ、その後は911(964) Turbo 3.6に乗り換えた。
ただしこの描写は原作でのみ見ることができ、アニメや本作のストーリーではここの部分は丸々カットされてしまっている。

 

一回だけ悪魔のZと神谷マキのランエボを運転したことがある。マキのランエボに関しては少し走っただけで感覚をつかみ始め、本来エイジと戦うはずだったデモカーを早々と走りから降ろしてしまうなど操縦に対する柔軟性も高い。
また、たまにフラッと走ることもあるそうで、北見と共に大阪に向かう際は流す感覚で運転していた。

湾岸ミッドナイトの正当続編『湾岸ミッドナイト C1ランナー』にも登場。ドイツに2年間留学する*2ため、愛車の911を荻島に預けるつもりだったが、その荻島の提案で「瀬戸口ノブ」という青年と走った際に何かを感じ取り、彼に911を託すことに。

ちなみにブラックバードにはモデルが存在する。それは、現実の首都高でチーム「ミッドナイト」の会長を務めた吉田栄一氏のポルシェ911ターボである。
詳しくは「ミッドナイト 吉田会長」で調べてみよう。

大映株式会社製作のVシネ版湾岸ミッドナイト*3では吉田会長のとは別の車が使われていたが、こちらも2024年時点で現役かつ新車で購入し30年以上車検を通し続けている*4という超ド級の代物である。
エンジン位置は変更していないが、3.4L化+ボルグワーナータービンで約600ps仕様になっている。

 

ポルシェの項にもあるが、湾岸マキシでのブラックバードの搭乗車種は湾岸マキシ1から3DX+までゲンバラ、マキシ4から5DX+までRUFに変更されていたが、マキシ6でようやくポルシェとして登場した。
こうなった経緯は、ポルシェのコンピューターゲームにおける使用権利に深い関わりがある。

ポルシェは1999年にエレクトロニック・アーツ社(以下、EA)とコンピューターゲームにおける使用権利の独占契約を結んでいた*5
このため、湾岸マキシでもポルシェをゲーム内に収録することが不可能となってしまい、RUFやゲンバラといったポルシェをベースとしたカスタムカーを収録して対処していた*6

その後2016年末に独占契約が終了したことで、EA社以外のゲームにおいてもポルシェから直接使用許可・契約を結ぶ事でポルシェの車を収録することが可能となった。
湾岸マキシにおいても2018年7月から稼動した「6」から本家ポルシェが収録されている。

 

余談だが、首都高バトルシリーズには『ZERO』というブラックバードのパロディキャラが登場している*7首都高バトル(DC版)~首都高バトル0までは930ターボに似たTYPE-P930で登場していたのだが、01では何故かカローラFXに変更されてしまった挙げ句、後付け設定のせいで無敗伝説を無かったことにされ、最終的にリストラされた*8


*1 読み仮名はアサクラ アキオ。アキオとは同姓同名であるがまったくの別人であり故人。アキオの3代前の悪魔のZオーナー。
*2 留学場所はかつて父親が留学していた病院
*3 担当俳優は過去にイカ天の審査員を勤めた経験がある作詞家の森 雪之丞氏。1では原作同様に「達也」と呼ばれていたが、2以降からは「黒岩」と呼ばれるようになった為、名前は「島 達也」ではなく「黒岩 達也」と思われる。
*4 そのためナンバーは管轄33と2桁ナンバー。個人情報保護のためどの管轄なのかは伏せる。
*5 当のポルシェ側も「独占契約さえなければ、他のゲームに自分のメーカーの車をアピールできた機会があったのではないか」と嘆いていた。
*6 だが、ゲンバラ社のライセンスが得られなかった海外版においてはZ33型フェアレディZに変更されていた。
*7 しかもご丁寧にプロフィール欄に「伝説の走り屋とバトルすることがある」と書いてある。
*8 その原因として、元気株式会社は2002年に本家「湾岸ミッドナイト」のゲーム作品を開発していた為「自社でわざわざパロディを行ってまで出す理由がなくなってしまった」と攻略本のインタビュー内で語られている。