【フレイザード】

Last-modified: 2022-06-17 (金) 01:23:50

 魔王軍:ダイの大冒険

【バーン】

【ハドラー】【キルバーン】【ピロロ】【マキシマム】

【クロコダイン】【ザボエラ】【ヒュンケル】―【フレイザード】―【ミストバーン】【バラン】

ダイの大冒険

概要

漫画【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する敵キャラの一人。名前はどう考えても【フレイム】【ブリザード】からだろう。
魔王軍六大魔団長の一人で【爆弾岩】等の岩石生命体やフレイム、ブリザードといったエネルギー生命体等、主に炎や氷に関係した怪物を中心とする氷炎魔団を指揮していた。
本編には出なかったが【ようがんまじん】【ひょうがまじん】も構成員としていたようだ。
肩書は氷炎将軍で「魔王軍の切り込み隊長」とも言われており、肩書きを含めた名称は新アニメの14話のサブタイトルにも選ばれている。
旧アニメ版での声優は山口健、新アニメでは奈良徹。
ポップから「焼き氷」といううまい呼ばれかたをされていたが、このセリフは旧アニメ版にしか存在しない。
 
爆弾岩とフレイム系モンスターが合わさったような顔で、名が体を表すように体の右半身が凍った岩石(氷河魔人)、左半身が高熱の岩石(溶岩魔人)で出来ており、【ハドラー】【禁呪法】により生みだされた禁呪法生命体(エネルギー岩石生命体でもある)。
原作及び旧アニメ版では常に口を開けた表情をしているが、新アニメでは喋る際に口を閉じる瞬間がある。
メラ系などの炎属性の魔法のエネルギーは左の体で、ヒャドなどの氷系の魔法のエネルギーは右の体で吸収することが出来る。呪文だけではなく熱や冷気のブレス攻撃も使用する。
その体故に腕が伸びたり、斬られて直ぐ再生できたり、バラバラになっても再構成したりと、普通の生命体ではできない事も可能としている。
なお、核(コア)の魔力により相反する属性同士を繋ぎ止めて維持しているため、これが破壊されると体が維持出来なくなり、最悪消滅の危機に曝されてしまう。

性格

禁呪法で生み出されたこともあり、生みの親であるハドラーの当時の性格を色濃く受け継いでいる。
 
残虐非道であるのはハドラー譲りだがそれ以上に功名心が高いのが特徴。ハドラーは「残酷だが卑怯じゃない」が、フレイザードは手柄を得るためならば一切手段は選ばず、卑怯にも無謀にも平然と手を染め、味方を出し抜くことや自身を傷つける事も厭わない。
これまでに戦った魔王軍の【クロコダイン】【ヒュンケル】が敵ながら武人然としたタイプであったため、敵としての立ち位置を分かりやすくアピールするヒールタイプの人選と言えるだろう。
反面、用意周到で冷静に彼我の戦力差を分析し、確実に勝利できる手段を選択するという冷静さも併せ持つ。
【ザボエラ】は彼の事を「炎のような凶暴さと氷のような冷徹さを併せ持った男」と評している。
 
ちなみに命の恩人で新たな体を提供してくれた【ミストバーン】に対して鎧の性能を知った途端早くも謀反を起こす気満々になったり、生みの親であるハドラーが助太刀を買って出ておいてやられたのをなってないと嘲笑ったりするなどもしている。暗黒闘気で蘇生することを見越してだろうが、本当に死んだら困るのは自身なのだが……
こんな感じでなかなかの問題児ぶりを見せてはいたが、主であるバーンに対する忠誠心は高く、ハドラーに対しても手柄を奪われる恐れのある総攻撃作戦による介入を認めるなど組織上での顔は立てていた。仮にもこいつの生みの親兼上司なのだ。

残虐性

彼が任されていた【オーザム】王国を滅ぼした際、部下に家を燃やし、生き残った住民や家畜の皆殺しを命じ、人間がいた痕跡を文字通り「根絶やし」にした事からも分かるように、性格は残虐非道。
 
【パプニカ】三賢者の一人で女性でもある【マリン】を戦闘不能にしたあと、なおも彼女の顔を自身の炎半身の手で掴み、わざわざ顔を丸焼きにするという非常に鬼畜な行為も平然と行った。人間である【アポロ】の立場からすれば、非難したのも当然である。
彼の残虐非道さをよく表している行動と言えよう。ただし新アニメ版では律儀に炎を消した状態でつかみかかっている。
 
なお彼の残虐行為には個人的な趣向だけでなく敵の完全無力化の意味が見出だせる。
例えばオーザムは生き残りから、家畜、住み処まですべてを焼き付くし、根絶やしにした結果、作中に生存者が一切確認できず、終盤でもでろりん達が滅んで何もないから逆に安全と言っており、指導者に相当する人物がいる【カール】【リンガイア】と違って明らかに復興の目処はまったく立っていない。
滅ぼされた国はいくつかあるが、再起不能な被害を与えたのは(本編前の【アルキード】を除けば)彼のみである。
またマリンの顔を焼いた事も足手まといを作ることで撤退を難しくする目的があると見られるのだが(殺すなら加熱を続けるか加熱などせずに塔から投げ捨てればいい)、単に行動不能にするだけでなく「女性の顔を焼く」事でヘイトを買い冷静な判断ができない状況に追い込む策とも取れる。ダイに対しても既に掴んでいたポップを投げ捨ててレオナを人質に選択して氷漬けにした上で「勇者はつれーよな!」と煽りあげて激昂させる事で撤退の選択肢を潰しており、戦場で男も女も関係ないという発言の一方で人間の考えを付いた心理戦にも長けている事が窺える。
勝つだけでなく反撃の芽を完璧に潰しておく合理的なそのやり方は、残虐性と勝利主義思想が合わさった彼ならではの、れっきとした戦略と言えよう。

冷静な判断力

…と、残虐かつ粗暴な所業がピックアップされがちだが、ダイに敗れ蘇生液に浸かるクロコダインの傷を見て「この傷をつけたのがまだガキだったとしたら、そいつはとんでもない化け物だ」と評価するなど、偏見を排して実力を冷静に判断する目を持ち合わせている。
自身の技の特性もよく理解しており、炎に耐えた相手に直ぐ様冷気をぶつけ、温度差で鎧を砕く芸当も見せた。
 
更に、ダイとの初戦時にその実力を目の当たりにし、まともにぶつかると不利と判断して禁呪法の一種である【氷炎結界呪法】を使用し、自分に有利な戦闘フィールドを作り出してから戦いに臨む等、確実に勝利を得るための徹底した狡猾・周到さも発揮していた。
 
加えてマァムが結界内からの撤退を提案した時には瞬時に状況を見極め、その場にいた【レオナ】氷漬けにして人質にする咄嗟の機転も見せている。
彼の思惑は当たり、煽られたこともあって唯でさえレオナを救う一心を燃やしていたダイはレオナを救うまでは死んでも撤退しないという精神状態に追い込まれ、このままだと全滅するというマァムの説得も聞き入れず、他に負傷した仲間が居る事も忘れて我武者羅に立ち向かい消耗していき、マァムが彼を気絶させて強引に撤退させることで難を逃れた。
加えて、旧アニメ版ではマァムの説得すら逆手に取り「そいつはどうかな?ここを逃げたら姫を殺しちまうかもしれねぇなぁ?」と更にダイを煽り立てた。
その末、彼女の冷静な戦略的撤退と魔弾銃の弾丸を暴発させて追撃を防ぐという奇策に対し「かわいい顔してなかなかやる」と苦々しくも評価している。
 
氷炎結界呪法が破られ、ダイたちに加えてクロコダインやヒュンケルが寝返って向かってきたときには、切り札である【弾岩爆花散】の使用を決断している。
このとき、ダイが【空裂斬】を放った際、不発(実際は掠っていた)だったが警戒し、一気に止めを刺そうとするなど、要所要所での判断力は最後まで健在であった。
 
ただ、さすがに氷炎結界呪法の影響下では、圧倒的に有利な状況であるためか油断してしまった様であり、撤退手段となり得る【気球】を先に潰すかブレス等の大技を連発していれば確実に勝負が決まっていた所を、あまり得意とは言えない体術のみで嬲りにかかり、この僅かな慢心が上述した様にダイ一行に撤退の隙を与えてしまう事となった。

性格に関して

前述のように彼は当時のハドラーの精神が反映されているため、名誉心や功名心に駆られて誰よりも大きな手柄に人一倍こだわる性格である。これらの性格は、これまで魔王として頂点にいたハドラーがバーンの部下という組織の上下関係の中に組み込まれたことで生まれた「地位への執着や未練」が色濃く現れた結果であろう。
 
その影響から、レオナの命より手柄の劣るアポロとマリンを戦闘不能にするとこれを放置してレオナのみの命を奪おうとしたり、その途中で現れたダイの方がレオナより手柄を立てられると判断するや否や、即座に彼女を無視して目標をダイに変えるなど、常により大きな手柄となりうる相手へ優先的に襲い掛かる。
特にフレイザードの名誉と手柄に拘る性格を象徴するのが、大魔王バーンより下賜された【暴魔のメダル】。詳しくは該当ページに。
 
さらにハドラーの精神によるものだけという訳ではなく、命を削ってまで手柄に拘ることについて

「オレには歴史がねぇ。
ハドラー様がオレを作ってからまだ1年足らずしか経っていない…。
だからオレは手柄が欲しいんだ…。
例え100年生きようと1000年生きようと…手に入らねぇぐれぇの…手柄がなァッ!!!」

と返答している。
 
その割には20歳年長のヒュンケルを青二才とか小僧呼ばわりし、12歳年上のダイをクソガキ呼ばわりしているが、これはヒュンケルが人間でありながらバーンに重用されているのが気に入らないためだろう。一般的な人間が持つ「年齢」という概念が希薄な人工生命体でハドラーの精神がベースとなっている為でもあるだろうが。
実際、ヒュンケルがまだ魔王軍にいた時代、ダイ一行を単独で抹殺せよと言う、バーンの勅命(ハドラーは内心不服だったが覆せなかった)を知った時

「大体オレはヤツが人間の分際でオレと対等の立場にいること自体ハナから気に入らなかったんだ!!!」

と激昂していた。
 
ちなみにヒュンケルが気に入らないというのは、当時のハドラーも同じだった。
独断で彼がヒュンケルを始末したときには自身の分身体であるためか「こやつめ…!」と笑いながら褒めているあたりハドラーの意思とほとんど同じだった様子。
「勝利の瞬間の快感と、仲間の羨望の眼差しだけがオレの心を満たしてくれるんだ」とも言っており、言い換えればそれはとても強い劣等感の表れ。
 
更に勝つためには手段は選ばず、自他共にあらゆる犠牲すら厭わない。切り札に加えて、術者の寿命を削る代わりに5発のメラゾーマを一挙に発射する【フィンガー・フレア・ボムズ】を躊躇なく使用する点からもうかがえる。
  

  • 過去の栄光を捨て、新たな勝利のために著しく生命力を消耗する行為に出る
  • その身が燃え尽きることを覚悟の上で、己の生命力そのものを使う最後の手段を使う
  • 過去の肉体すら捨てて強さを求める

…実はこれらは全て後のハドラーに重なる行為で、ハドラーも超魔生物化した直後にバーンに謀反を起こす気になっていたりする(その時は瞬時に見抜かれ「器の違い」を痛感しすぐ思い留まったが)
フレイザードを生み出した時期には既にハドラーの内には武人としての強い渇望が眠っていたようだ。
もしフレイザードが年輪と経験を重ね、己の持ち味を維持したまま、手柄以上の己の自我の軸になるものを持ちえていたとしたら…。
「生まれてまだ1年足らずで運が良かった」のは、純粋な戦闘能力に関してだけではあるまい。
 
やや余談になるが、想い叶わずに散ることは死んでも死にきれないという思考はにも共通する。

末路

ダイ達との最終決戦において切り札である弾岩爆花散を繰り出し己の生命力を削りながらも追い詰めるが、ダイが放った空裂斬により核が破壊されて体が維持できなくなり、消滅の危機に陥ってしまう。
止むを得ず消滅を防ぐために体を分離するも、氷の半身をポップのベギラマにより消滅させられ絶体絶命のピンチに陥り、残った炎の半身もヒュンケルに粉々にされそうになる。
 
その時、突如として現れた【ミストバーン】に救援を要請したところ、新たな肉体としてヒュンケルの【鎧の魔剣】と同じ材質で作られた魔影軍団最強の鎧【デッド・アーマー】を召喚、魔炎気に生まれ変わって入ることを提示される。
これに入れば事実上ミストバーンの部下になる事を意味し、一度は断るも勝利を得るためにフレイザードはそれを承諾。
ミストバーンにより暗黒闘気の一種「魔炎気」に変貌、その鎧をまとって「鎧武装(アーマード)フレイザード」へと生まれ変わる。
肉体が変質した影響で魔炎気と化したフレイムの部分のみが鎧に入り、脱け殻として取り残された溶岩魔人のボディはボロボロに崩れ落ちた。ちなみに鎧に入る前は半身のみであったが、入った後は何故か兜から両目を覗かせている。元がフレイムだから肉体など無いということか。
性格に関しては、炎の半身のみになったからかテンションの高さが目立ち、一方で氷の特性であった冷徹な戦術眼は失われている。
 
鎧武装フレイザードになってからはパワーとスピードが上がり、タックル一発でポップとヒュンケルを戦闘不能に追い込み、クロコダインを力で圧倒するほどに強化された。
鎧の材質ゆえに呪文も一切受け付けず、魔炎気を纏った拳で殴りつける【爆炎パンチ】をダイに一度は食らわせ、勝利を確信する。
しかし空の技を習得したダイに動きを完全に見切られて手も足も出ず、それでも突撃を繰り返すが完成したアバンストラッシュを受け鎧共々粉砕され完全敗北。
目だけの状態で辛くも生き残りミストバーンに尚もチャンスを請うが、最早用済みといわんばかりに踏み潰され無様な最期を遂げた。
もっとも、鎧武装化した時に「いずれてめえの寝首も掻いてやる、こんだけすげぇボディをもらっちまえばもう用無しだ」などと目論んではいたので当然の末路なのだが。
 
自分の存在や価値を得るため手柄を欲し、数々の残虐非道な行いをやって来た「栄光に目が眩んだ男」の末路は、ダイの力を試す(能力を知る)ための試金石にされるという哀れなものであった。
 
なお、その最期を憐れんだポップは「破片集めて墓ぐらい作ってやっか…?」と提案するが、ヒュンケルは打ち捨てられた暴魔のメダルを示し「…いらんよ… あれがヤツの墓標だ…」と言って放置。
かくして彼の短い人生のピークであり破滅的な虚栄心を象徴する暴魔のメダルは、彼の墓標と化したのだった。
 
ところが後にバルジ島に【ピラァ・オブ・バーン】が投下されたため、その墓標すら跡形もなく吹っ飛んでしまったと思われる。だが、代わりにメダル以上に立派な魔界の超爆弾搭載の柱が新たな墓標になった(しかも設置したのは忠誠を誓うバーン)とも言えるので、彼にとってはそれはそれでいいのかもしれない。

呪文・特技

見た目通り、【メラ系】【ヒャド系】呪文全種、及び炎・吹雪のブレス攻撃に加え、以下の必殺技を使いこなす。
 
【フィンガー・フレア・ボムズ】
【氷炎爆花散】
【氷炎結界呪法】
凍結の禁呪法(レオナを凍結させたもの、正式な名称は不明)
【弾岩爆花散】
 
ダイ達と戦った時点で十分な強敵であったがフレイザードは後に「生まれたてでレベルが低かった」とマトリフに評されていた。
実際、高度な呪文や様々な禁呪法を使いこなせる反面、「氷炎結界呪法で当時のダイの強さを5分の1にまで低下させたにも関わらずその後も一度腕を斬り落とされる」「氷系最上位の呪文であるマヒャドを放ってダイを凍結させようとしたが炎系最下位の呪文であるメラの魔法剣で防がれる」など、肉弾・魔法の両面であまりレベルそのものは高くないように思える描写も見られた。
ただし、後者に関しては、ヒュンケル戦でダイはメラの魔法剣でオリハルコンの次に強い金属で作られた鎧の魔剣を切り裂いており、メラの魔法剣は攻撃呪文のメラとは完全に別物と言える程強力であった可能性も考えられる。
 
「レベルが低くて助かった」とするのは単純なパワーの話だけではなくフレイザードの辿り着きうる到達点にもある。というのもフレイザードが得意とする呪文はメラ系とヒャド系であったが、これらを同時に扱うセンスと発想を持つ程経験を積んでいたならば、【メドローア】を使う域にまで達していた可能性があるからである。
仮にこの時点でその領域にまで到達していたらマトリフも言うように当時のダイ達ではまず勝てなかっただろう。
単純に「炎と氷を同時に使う」という攻撃の仕方自体は初登場時のオーザムの騎士2名を鷲づかみで殺害してるシーンや、バルジの塔に現れた直後にパプニカ兵2名を同時に火だるま・氷漬けにしたシーンで見られるが、そこから「組み合わせることで強くする」までの領域はかなり遠そうである。
 
ちなみに前述では「レベルが低い」と称されていたが、それでもパーフェクトブックによるとLv35。
どちらかというと、精神性や発想力についての話なのかもしれない。
超魔生物化して一皮剥けたハドラーの精神を元に生み出されたりしていたら、もっと強敵になっていただろう。

物語の矛盾についての考察

禁呪法生命体は体内のいずこかにある核を破壊する、あるいは術者が死ぬと同じく死ぬという設定だが、何故かフレイザードの場合、途中でハドラーが戦死しているシーンがあったのにも関わらず生きているといった描写がなされている。
これの事について劇中、何の説明もなく、作者からも公式な発言や明言されている訳でもない。

  • ハドラーは2つの心臓を貫かれて完全に死んでいたが、ミストバーンが死体を迅速に回収し甦らせたため、フレイザードに影響が無かった
  • ハドラーに埋め込まれている黒の核晶が心臓の役割を果たしていたと後にバーンが語っていることから、核晶の力で辛うじて仮死状態でとどまっていた。あるいは「死んでも強くなって復活する体」を与えられているため「死んでいない」扱いだった。
  • ハドラーを蘇らせた本来の主であるバーンが死んでいないのでフレイザードに影響がなかった。

といったことが推測されているが詳細は不明。
後にフレイザードの核が破壊された際には炎と氷の接合維持が出来なくなり、ポップのベギラマを食らって氷の半身は消滅したものの、攻撃を受けなかった炎の半身は何事もなく存続しているため「核が生命維持に必須」かも不明である。

余談

「ダイ大」単行本17巻の背表紙にはフレイザードが退場して登場しなくなって久しい巻にも拘らずザボエラと一緒に彼が描かれている。
これは、ここまでの間の背表紙にはフレイザード以外の6団長が描かれているのに(描き忘れてて)彼だけが居ないのは寂しいと思った作者の配慮で、急遽収録エピソードを無視して描かれたためである。
 
2016年1月発売のDQBは、フレイザードに肉体の成り立ちが似たとあるボスが登場する。
 
ゲーム作品では星ドラやスーパーライトのダイ大コラボで登場したが、鎧武装フレイザードはクロスブレイドまで登場しなかった。

クロスブレイド

2021年1月7日に強敵ボスとして実装。その後はVジャンプ2021年4月号にカードが付属したが、第3弾稼働まで使用不可能だった。
 
第3弾では正式に実装され、【ドラゴンレア】に通常のフレイザードが登場した。
必殺技は「フィンガーフレアボムズ」。同弾に同じくドラゴンレアで登場した生みの親であるハドラーよりもHP、こうげき、まりょくで勝る。
スキルは2~3R目の相手ターンに敵全体の【結界】へのダメージを小ダウンさせる「灼熱と極寒」、1~3R目の相手ターンに味方全体が受ける呪文ダメージを小軽減する「禁呪法の号令」。
デッド・アーマーを装備した鎧武装(アーマード)フレイザードは【ギガレア】として登場した。必殺技は「暴走魔炎撃」。
スキルは結界を壊した時に味方全体のこうげきを小アップする「魔炎気へ変貌」、受ける通常攻撃ダメージを小軽減する「軍団最強の鎧」。
どちらもどことなくそれっぽいスキルを所持している。なお鎧武装版には同弾で初登場したレアリティ【パラレル】版も存在している。

第5弾では「氷炎魔団長フレイザード」名義で他の六軍団長ともにドラゴンレアとして登場。必殺技は「フィンガーフレアボムズ」。

ちなみに第4弾以降通常のフレイザードはスーパーレアとしてひっそりと登場し続けている。

漫画版

第4話で登場。扉絵では通常版の目元が写っていたが、作中では鎧武装状態で登場している。
仲間を巻き込んだり盾にする等、勝つ為なら手段を選ばない点は原作と変わっていない。
 
自ら作り出した炎と氷の闘技場でユウキ達を待ち受け、お供にフレイムとブリザードをつけ勝負するも、クロコダイン、ダイ、ユウキから同じ箇所を立て続けに攻撃されて敗北し、闘技場の倒壊に巻き込まれお供にも逃げられてしまう。
そこをユウキに「勝っても相手が苦しむのは好きじゃない」と助けられると思いきや、手が砕けて転落。
しかしユウキのカードアルバムに彼のカードが追加された事でユウキを認めた事と生存している(魂が消えた者はカードにならない為)事が確定した。

【時空の武術大会】編ではあまりに殺気立っていた為に出場を見送られた。

星ドラ

ダイの大冒険コラボイベント前編で【エレメント系】として登場。
ブリザードとフレイムをお供にしており、ゲージが一段階減少するごとに回復あるいは新たな個体を生み出してくる。大魔王バーン軍編では、ひょうがまじんとようがんまじんもお供として登場した。
フィンガー・フレア・ボムズ、氷炎爆花散、【メラゾーマ】【マヒャド】を使うほか、味方一人を一回休みにさせる「にらみつける」行動もする。また、通常攻撃もメラやヒャドの属性が付与されている。
見た目通りメラ系とヒャド系は無効でギラ系もいまいち。空裂斬で致命傷を負った事の再現でバギ系が有効。戦闘後はそのまま撃破という扱いになり、鎧武装の形態はない。

DQウォーク

ダイ大コラボイベント中の2020年12月28日よりメガモンスターとして登場。推奨レベルは上級職レベル55。【物質系】
HPは約15万で、見た目通りメラ系とヒャド系は無効化される。弱点はドルマ系やバギ系、ジバリア系。
コラボイベントは2021年1月15日で終了したが、彼はその後も1月29日まで居続けた。なお、助っ人が出なくなる関係かHPは約12万に低下する。
 
共に約250程度の威力の激しい炎とこごえる吹雪を吐き分けるほか、約300程度のメラゾーマや260程度のマヒャドと、高威力の攻撃をバシバシ使ってくる。
 
3ターン目を終えると「面白れぇ手品を見せてやるぜ…」というセリフを挟み、次のターンでフィンガー・フレア・ボムズを使用する。
フィンガー・フレア・ボムズは約230ダメージをランダムに5回与える攻撃で、3回分以上が集中するとほぼ即死の破壊力になる。
呪文なので、そのターンで全員ミラーシールドを使えば反射可能。相手へのダメージは無いが簡単にしのげる。
更に6ターン目になると全体にメラ・ヒャド系を併せ持った約180ダメージ2回の物理攻撃の【氷炎爆花散】を使用する。
これには斬撃・体技耐性又は呪文耐性を1段階下げる効果もあり、以降の他の攻撃でのダメージが更に上がってしまう。
なお、この2つの攻撃を使うターンは1回しか行動しない。
 
以降は「2回攻撃→フィンガーフレアボムズ→2回攻撃→氷炎爆花散」のローテーションで行動する。
「面白れぇ手品を~」の予告は最初の1度しかしないので、対処を誤らないようにしたい。
フバーハやヒャド系への耐性を持った装備等で固めて挑むこと。
 
ちなみに、彼はメラ系は無効化するが、ギラ系の攻撃はなぜか特に耐性もなく普通に通ってしまう。原作でギラ入りの魔弾銃の暴発が効いたためだろうか?
原作でもこの耐性なら特に苦労することなくベギラマでまとめて攻撃できただろうに…
 
こころは紫色でコストは99。
HPとMPがかなり高く、紫のこころとしてはきようさも高め。
高グレードの特殊効果はメラ、ヒャド系呪文の強化とメラ、ヒャド系耐性の強化と、こちらも見た目通りの炎と氷尽くし。

DQMSL

物質系で実装。転生前のSランクがフレイザード、転生後のSSランクがウェイト25の氷炎将軍フレイザード。
 
リーダー特性は「物質系のMP+20%」。
主な特性は「つねにみかわしきゃく」に加え、所謂確定亡者の「勝利への執念」を持っている。新生転生させると見た目通りの「氷炎の使い手」が追加される。
特技はメラ系の呪文で大ダメージをランダムに5回与える五指爆炎弾や体技でランダムに相手のヒャド・メラ耐性を下げる氷炎爆花散、同じく体技で自分にもダメージを与える弾岩爆花散が使用可能。新生転生させると定番のブレス【絶対零度】を習得する。
 
フレイザードは賢さが低いが五指爆炎弾は自身の賢さによってダメージが大きく変動しない技であり、特性と相まって有効なダメージを与えられる。一方でメラゾーマのような賢さによってダメージが変動する呪文とは相性が悪い。
 
物質系で【亡者の執念】系の特性を所持する数少ないモンスターであり、ダイコラボモンスターのみが使用できる魔界のたまごによりザオリクを覚えさせればアタッカー兼蘇生役として優秀なモンスターである。
ヒャド・メラ吸収の優秀な属性耐性を持ち、状態異常耐性はガバガバなものの亡者によってある程度無視できる上に【ダークマター】をリーダーとした物質パではその弱点もカバー可能。攻撃系統が体技や斬撃によりがちな物質パにおいて息や呪文で攻撃し、さらに置きザオリクまで可能なフレイザードはかなり噛み合った性能といえる。
実装からかなり時間はたったものの近年は無属性攻撃無効を持つ超魔王系に対しても一定の役割を持てる為、物質パ以外でも活躍の場は十分にある。

ドラけし!

ダイ大イベント第2弾「魔王軍との激闘」で登場。
第二ステージ(地底魔城)ボスであるヒュンケル撃破直後は原作通りの活躍を見せ、第三ステージ(バルジの島)のボス面でようやく戦う事となる。

強敵チャレンジでは呪文攻撃がよく効く反面、物理攻撃を軽減する。攻撃力こそクロコダイン以下だが、攻撃間隔が3ターンと短い。終いには最初の1ターン目終了後に攻撃してくる。
ヒュンケルこそ役に立たないものの、勇者ダイが無くても無課金でも入手できる星5黄色属性かつ攻撃呪文スキルを持つ賢者・男、勇者スライムで渡り合えるのが幸い。

ドラけしは星4の黄属性で、スキルは菱形の範囲を呪文で攻撃する五指爆炎弾。

魂の絆

原作通り【ボス級モンスター】として登場する。
また人気がある敵キャラクターのためか、本作オリジナル展開で仲間に加入する。

氷炎将軍

キャラ性能としては【魔法使い】となっており、原作未使用のを装備する(グラフィック上は無手)。ゲームの都合とはいえ、【きぬのローブ】あたりをフレイザードに装備させても燃えたりはしない。
見た目通りに熱と冷属性を得意とする性能を持つ。
ガチャなしで使える基本奥義は【渾身の炎岩弾】。
【赤熱の杖】によってフィンガーフレアボムズを修得できる。
 
キャラ獲得イベントでは、原作で戦死した直後【ミラドシア】に来た形となっている。
ハドラーのキャラ獲得イベントが実施済みのため、ハドラーから「ここにはバーン様もおられぬから好きなようにしている、お前に命令はしないから自由に生きろ」と言われ、勝ち続けて最強を目指すことを決意。この世界で最強といえる【異空神ゼバロ】を倒すことを決め、ハドラー同様「ゼバロの情報を得るため【絆の勇者】を利用する」という名分で加入する。

敵としてのフレイザード

氷炎将軍フレイザード

原作再現ストーリー【竜の軌跡】第5章と第6章でボスとして登場。

鎧武装フレイザード

原作再現ストーリー【竜の軌跡】第6章でボスとして登場。

記憶体(メモリーズ)フレイザード

アニメ連動キャンペーン「白い宮庭の血戦」の一環であるイベント「バーンを冠する二人」で登場。
 
「記憶のかけら」という媒介によって戦いの記憶から再生された「記憶体(メモリーズ)」という存在。
ボス登場時は記憶のかけらによってその場に生じ、戦闘中は光背のように紋様を背負って体の輪郭が赤く光っており、撃破後は宙に溶けるように掻き消えるなど、本物ではない事を表す演出がとられている。
このためゲーム的にも『氷炎将軍フレイザード』とは別者扱いであり、記憶体を倒しても対象ボス(この場合は氷炎将軍フレイザード)を100回倒すミッションは進行しない。
 
基本的な見た目は氷炎将軍フレイザードと同じ。