投げると戻ってくることで有名な武器だが、実際には当然目標に当てると戻ってこない。
シーフや忍者などの隠密系のジョブやキャラが主に使用する。
- そもそも実在のブーメランは武器ですらなく、獲物を驚かせ誘導するための威嚇ツール。
スポーツ競技でも、標的に当てる種目はない(あくまで手元に戻る精密性を競う)。 - 「ブーメラン」と言われて多くの人が想像するのは、他作品でもお馴染みの「く」の字型のものであるが、
厳密にはこれはブーメランとは全く別の道具であり、正式には「カイリー」「キラースティック」などと呼ばれる。
こちらは普通に武器として使われるが、当然ながら投げても戻ってくることはない。
現実でも手元に戻ってくるものは、狩りの対象を追い立てたり、純粋にスポーツ・遊戯として用いられる軽量のもので、殺傷力を持つ物は手元に戻って来るようには作られていない。そんなものが戻ってきたら危険だからだ。 - ドラクエのブーメランは全体攻撃の特性が役に立つのもあり通常プレイでの使用率が高いが、FFのブーメランは単体攻撃で威力も周りの武器と比べると劣っていたり、直ぐにブーメランよりも高性能な武器が入手出来たりするので正直役に立たない事が多い。
FF3 
シリーズ初登場。シーフと忍者が装備可能な投擲武器だが、時期的な問題から事実上シーフ専用装備と言える。
攻撃力35、命中率70%。
アムルの町で9000ギルで購入でき、同時に購入できるマインゴーシュに攻撃力で勝り命中率で劣る。
後列から攻撃できる攻防一体の武器である。この点ではマインゴーシュより有用である。
だが直後のダンジョン下水道にて、HP吸収効果を持ち性能も全て上回るオリハルコンが手に入る。
すなわちお株を奪われる。初登場時から不遇な武器である。
- エフェクトでも不遇である。
高速かつ直線に近いV字状の軌道を描く円月輪と違い、
ゆっくり楕円を描くように飛んでいくため、とてもマインゴーシュ以上の攻撃力を持つようには見えない。
後列二刀流で攻撃させれば、結構なダメージを叩き出す。
アムルで無料入手できる黒装束は回避率が高く、後列運用なこともありHP吸収効果抜きでもタフネスは十分。
エフェクトも味があるとも思えて、このあたりは各人の好みになるだろう(6よりずっと良い)。
NTT出版によると材質は木製とのことだが、イラストを見る限りではカラーリングも手伝ってあまりそれらしくない(寧ろ石製とかに見える)。
FF3(DS版以降) 
DS版では狩人とたまねぎ剣士も装備可能な武器に。
強力なみだれうちを矢の消費なしで実行できるため、狩人と共に中盤での実用性が一気に上がった。
攻撃力40、命中率85%と 性能もFC版より少しUPしている。武器属性は打属性。
値段と購入場所はFC版と同じだが、1個だけならサロニア城でも拾えるようになっている。
熟練度次第ではシーフでも二刀流で結構いいダメージを出せるようになっている。
後列攻撃可能なことで耐久力も補えるため上位の武器が登場するまでは活躍してくれる。
手熟練度稼ぎにも利用できるため、シリーズの中ではかなり優遇されている方かと。
ちなみに装備可能な投擲武器では唯一の打属性である。
FF3(ピクセルリマスター版) 
性能はDS版から据え置き。
装備ジョブは再びシーフと忍者のみに。
オリハルコンと合わせると後列から結構なHPを吸い取ってくれるため、
盾を装備させるのとはまた違った方向性のタフさをシーフに与えてくれる。
狩人が装備できなくなっているが、矢が非消耗品になったためなんら困らない。
FF4 
エッジ専用の手投げ武器。上位に円月輪、ライジングサン(GBA版以降)がある。
攻撃力20・命中率80%。
エブラーナの町、アガルトの村で買えるが、値段は3000ギルもする。
しかもエッジは仲間に加わる時にすでに攻撃力で上回るくないを両手に装備している。
飛び道具属性を持つので片手のくないをブーメランに持ち替えておくのもアリかもしれないが、
別に無理して買う必要はない。
片手に持たせればもう片方が近接武器でも後列から通常通りの威力を発揮できる。
なので打たれ弱いエッジには飛び道具弱点狩り目的以外でも装備させる価値はあるだろう。
だがこの仕様に気付いて使うプレイヤーがどれだけいたことか……。
- SFC・PS版なら、一度でも後列攻撃可能な装備をつけると、
他の武器を使ったときも後列攻撃可能になるバグがあるので
これを知ってしまうと飛び道具属性付加以外の目的ではまず使われなくなる。- 逆に言えば隊列に関するバグが全て修正されたPSP版なら、エッジのサブウェポンとして大いに活用できるということである。
- 片手が後列有効ならもう片手も後列有効になるなんて
前後の作品(FF3・5)にすらなかった仕様なので、かなり気づきにくかったりする。
FF4イージータイプ 
命中率が90%にアップしている。とは言え、買う必要があるかと言うとやはり微妙。
FF4(DS版) 
DS版では対空特効効果が消滅。くないに勝る点が何一つ無くなった。
しかもエッジの初期装備が相変わらず両手くないであるため、存在意義はもはや無い。
- エッジを後列に下げて戦わせるなら、あるいは……
- この時点だとすでに「ひきつける」があるからな…
- それ以前にDS版では後列武器判定が片手別になっているので…
- 性能面だが、攻撃力30・命中率90%に強化され、素早さ+2の補正もかかる。
前述の「後列対応可能な点」と「素早さ補正値」、「磁力の影響を受けない点」は一応勝る。
然し、DS版では常時金欠なので、6000ギル投じて2つ揃えるのは煩わしいものがある。
因みに、なげるに対応するようになった。
FF4TA 
エッジ、ツキノワ用の手投げ武器。
ミシディアなどで購入可能だが、先生にギサールの野菜を返せばタダで貰える。
片手に持てば後列からでもダメージが落ちないので、一人で戦う試練の山では役に立つ。
FF6 
ロック専用の武器。攻撃力102と投擲武器としては2番目に弱い。
マランダ、ツェン、ナルシェ(飛空艇入手後)で4500ギルで購入できる。いずれも世界崩壊前限定。
魔導研究所に潜入する時期に購入できるようになるが、
前2つは行くのが面倒くさい上、その時期には敵の物理防御がやたらに高いので、まったく使えない。
研究所を攻略した後には崩壊前の最強武器とも言えるホークアイが購入可能になる。
不遇である。
ティナ防衛イベントのモーグリ軍団の1匹・ズモモグの固定装備でもある。
世界崩壊後にこのズモモグのブーメランとバックラーが外れてアイテム欄に1個ずつ増えるバグがある。
- 厳密には単なる設定ミス。
モーグリ達のデータは後々仲間になるキャラに上書きされるが
ズモモグを上書きする役目が崩壊前に仲間にならないキャラ、すなわちゴゴである為に
上書きされず「ズモモグはパーティから離脱しているだけの仲間の1人」の状態になっている。
そして崩壊前から崩壊後に移行する際にそのズモモグの装備が外されて手持ちに入る、というわけ。 - 余談だが低歩数クリアなどで見かける「モグタン将軍」も
本来モグタンのデータを上書きするセリスを仲間にしないまま進めた結果出現するキャラ。 - なお、モーグリ軍団の装備品の中ではこれが最強の武器。
ロックがこの時使っているダガーの攻撃力がたった26ということを考えると、ブーメランの102は破格と言っていい。
闇のレクイエムを持つモグを除いた中では、ズモモグこそがモーグリ族最強の戦士と呼べるだろう。
実際にズモモグの所属する第3パーティは、彼の攻撃だけで他のメンバーの倍近い火力を叩き出せる。
FF7 
ユフィの武器・手裏剣として登場。
攻撃力+30・魔力+7・命中率+101。マテリア穴は4個 連結穴1組。
性能は初期装備の十字手裏剣よりごくわずかに強いくらい。
アルジュノン(メテオ前)、ゴンガガ、エルジュノン(メテオ後)で1400ギルで購入するか、
ジュノン周辺の森に出るフォーミュラから盗むことで入手できる。
次のランクの武器である風車の入手時期がコスモキャニオンであるため、
最速でユフィを仲間にしたなら運用期間は結構長い。
だからと言って目を見張るような活躍をするわけでもないが。
おまけに直後の運搬船内で同威力+マテリア成長2倍の風斬りが落ちているので、全く使われないこともある。
つくづく不遇である。何か恨みでもあるのか?
- 風斬りに比べてマテリア穴数が1つ多い+連結穴があるという利点がある。
しかし向こうはマテリア6個分のAPを得られるというアドバンテージがあるので分が悪いかも知れない。 - 最速で闘技場で稼ぎ(遊び)たい場合、ユフィにこの武器を装備させるのが一番安定する。
この時点の後列武器(つまりえんきょりこうげき不要)ではマテリア穴が一番多いため。
(バレットのこの時点での最強装備は前列武器) - 性能は今ひとつでも、「ここでブーメラン=ユフィの武器を入手できる→ユフィもこの辺りで仲間にできる」というヒントとして重要…だと思う。
実際のところ、知らないとまず気づかない条件な上に、知っててもここで仲間にするには結構粘る必要があるのだが…。
FF11 
戦士・シーフ・狩人がレベル14から装備できる投てき武器。
矢や銃弾と違って使ってもなくならないが、威力が低いのでパーティではまず使われない。
見習レベルの木工職人が作ることができる他、店売りもされている。
詳細はこちら→ブーメラン
FF13 
ホープの武器系統。
投げた後は手をかざした方に飛んでいくうえ、移動時は折りたたんで転送装置でどっかに飛ばしてるらしい。
時には敵に一発当てた後、空中に飛ばしたまま敵にルインを打ち込むという離れ業もやってのける。超ハイテク。
AMPテクノロジーが導入されているとか。
大半にコクーン文字でフェニックスと書いてある。メーカー名かもしれない。
物理攻撃力と魔法攻撃力がバランスよく上がるものから物理特化、魔法特化とバラエティ豊富。
攻撃中に敵を全滅させた場合、瞬時に手元に戻ってくる。
敵がいなくなると、自動的に使用者に移動する機能もあるようだ。
(戻ってこないと勝利のポーズがとれないから、という理由だろうが。)
鳥から妖獣、果ては堕天使までと、武器名は全て神話中の翼を持つものから取られている。
『ブーメラン』一覧はこちら
DFF 
DDFF 
装備Lv1以上の投てき。BRV-22、ATK+22、DEF-2。
14740ギルで購入できる。
累計25000ギル入手後に入荷する。
DFFOO 
投擲武器カテゴリの初期装備。レアリティは☆1。
ステータスは各種0で、CPのみ+1される。
所持品としては扱われず、装備強化も行えない。
PFF 
2015年くらいまでは武器のカテゴリとして存在していた。
今は全て統合され「投擲」になっている。
FFRK 
FF6、FF7共鳴の投てきタイプの武器として登場している。どちらも遠距離攻撃の効果を持つ。
FFBE 
投擲の1つ。