MHP3で使われていた、ガンランスの戦法の一つ。
オートガードガンランス(Auto Guard ガンランス)、略してAGガンスと呼ばれる。
概要
- MHGで登場したスキルオートガードは、ガードのタイミングを覚えるための初心者向けスキル。
MHP3では、この自動防御が
「ガンランスの砲撃中やクイックリロードの硬直時間にも発動する」という仕様であった。
これにより、相手の攻撃にガードが間に合わないような状況でも
砲撃→クイックリロードをすれば即座にガード出来るようになる。
ランスのカウンター突きの砲撃版と言ったところか。
これを最大限利用して安全に立ち回る戦法こそがAGガンスである。- ディアブロス、ティガレックスの突進を砲撃→クイックリロードで迎え撃つ、
銀レウスの翼を斬り上げで攻撃した後に砲撃→クイックリロードでバックジャンプブレスを即座に防ぐ、
相手のカウンター咆哮を砲撃→クイックリロードでさらにカウンター、
…等など、ある意味可能性は無限大である。
- ディアブロス、ティガレックスの突進を砲撃→クイックリロードで迎え撃つ、
- 砲術系のスキルとの併用により、非常に威力の高い肉質無視の攻撃を比較的安全に撃ちこむことができる。
ただし、どんなモンスターの攻撃もタイミングをほとんど計らずに砲撃をしているだけで
ガードできてしまうために、そのことを念頭に置いて使うこと。
- ガンランス本来の立ち回りを上回る性能が発揮できるこのAGガンランスは、
比較的簡単に扱えるスタイルだが通常のガンランスとは立ち回りが異なることからある意味で別の武器であり、
使用にあたっては、砲撃を多用することから砲撃タイプへの理解が必須である。
特にPTプレイでの運用やマナーについては通常以上に配慮して実践する必要がある。
- 使用者が少なかったガンランスが、今作のこの仕様を受けて使用者が急増。
マルチプレイに必須のフレンドリーファイア関連の知識、技術を伴わないまま、
「強い」というネットの評判に踊らされた初心者が所かまわず砲撃して同行者を吹き飛ばしてまわった結果、
使用者の少ない武器種ゆえに使い手の技量の判別が難しい事も相俟って、
ガンランスと見るや問答無用で排斥されてしまう事態に。
MHP2Gのラオート同様、単に「強い」という理由だけで好ましく思わないプレイヤーも少なからずいるので、
PTプレイやオンラインの環境では相応の立ち回りをするように心がけよう。
- また「強い」とは言ってもラオートやW属性速射のような火力が高いという意味の「強い」ではなく、
MH3Gの覚醒パチンコのように「非常に手軽な操作で狩猟できる」という意味の「強い」であり、
時間的には慣れた武器で普通に狩猟した方が早いことも多い点には注意されたし。- ただし、砲撃オンリーのAGガンスではなく突きメインにAG砲撃を交える立ち回りも存在している。
こちらの場合はお手軽さは落ちるが、通常は攻撃できないタイミングで攻撃できるようになるために
実戦火力はガンランスとしては高いものとなることから、タイムアタックに絡んでくることもある。
- ただし、砲撃オンリーのAGガンスではなく突きメインにAG砲撃を交える立ち回りも存在している。
- こんな便利なオートガード戦法がなぜMHP3でしか流行らなかったのか。
それは、上述したオートガードの挙動はMHP3でしか確認されておらず、
MH3以前の作品もMH3G以降の作品も一貫してこのような仕様ではないため。
早い話が、仕様ではなくMHP3におけるバグの類ではないかと疑われている事象である。- 実際にオートガードの説明文には「ガードすることが可能な状態ならば」とある。
当然、砲撃中やクイックリロード中は本来ガード不能な状態なので、
ガードできてしまうのが仕様というのは些か考え辛い。
- 一方で推測の域を出ないが、MHP3がメインシリーズに於けるガンランスの復帰作である事と、
クイックリロード等の新ギミックの初導入時期である事から、
(新規ユーザー向けの)「安全対策」として実装されていたシステムだった可能性がない訳ではない。
ただ、それを特定スキルにのみ適用するのもなかなか不可解な話ではある。
- これもまた推測ではあるが「本当に仕様なのではないか」という声もある。
砲撃、クイックリロードの後はどちらもRボタンでガードに移行できる。
もしオートガードが
「抜刀中かつ、Rボタンでガードに移行できるアクション(棒立ち、歩き含む)中に
ガード可能範囲からの攻撃を受けると発動」
という仕様であれば…。
そして、それを細かく通達されずにガンランスの挙動が制作されたなら…?
- 実際にオートガードの説明文には「ガードすることが可能な状態ならば」とある。
余談
- クイックリロード中のガードについてはXXではブレイヴスタイル、Riseでは入れ替え技ガードリロードとして
似て非なる形で正式に導入されている。