ケルビの角で作られた狩猟弓。
矢ではなく鉄球を打ち出す非常
に珍しいタイプの弓。
MHP3で初登場した弓。
読み方は「ろっかくのだんきゅう」。
目次
概要
- 「鹿角」とある様にケルビの角で作られており、シリーズを通して見ても非常に珍しいケルビ武器の一つ。
また「弾弓」とある様に、矢では無く棘付きの鉄球を飛ばす。
つまり弓と言うよりスリングショット。プレイヤーの間では「パチンコ」と呼ばれることが多い。
- ケルビの角で作られているとあるが、生産にドボルベルクの角を要求することがある。
そして強化ともなれば角竜の角や雷狼竜の角、キリンの蒼角やらを使う。
ゴム紐を巻き付けてある2本の角がケルビの角であるなら、これらの角はどこで使われているのだろうか。
もしや持ち手に?と言うか、これらの角を使う時点でケルビの角はいらない気がする。
- 矢が無い為、矢切りには付属の小太刀を使うのだが、
これが異様なまでに格好良く、新ジャンルとかスタイリッシュ矢切りアクションとか呼ばれている。
鉄球を飛ばす事より、むしろこちらがネタとして挙がる事が多い。
性能
- 発売から10年以上経った現在ですら
MH3Gにおける覚醒させて爆破の話題一辺倒のイメージが強烈な本武器だが、
他作品においては大体「一線級では無いものの、状態異常の取り回しが売りの、そこそこ便利な無属性弓」
というポジションにおさまることが多い。言ってしまえば3Gが特殊すぎるだけである。
MHP3
- 作成にドボルベルクの角を使うため作成は遅め。
さらに、ディアブロスの角とベリオロス亜種の胸膜を使い、「鹿角ノ剛弾弓」へ強化できる。
そこそこの攻撃力210(ブースト込み225)、スロット3、
溜め3と増弾で出る溜め4がともに連射Lv4、全てのビンが装填可能、
とネタ武器にしては中々の性能。
…中途半端すぎて空気感が漂っているのは否めないが。- 性能が似通っているのは、同じく全ビンに対応している連射弓である霊弓ユクモ【破軍】。
あちらと比べると攻撃力が10劣っているものの、矢レベルの差から期待値が逆転するため性能はこちらが上。
さらに増弾で出てくるのは連射4*1なので、イケメン枠としても運用できるのも強み。
ただしこちらは強靱な胸膜が必要なため、強化可能時期はあちらより遅い。 - また、ビン対応数の多さで勝負する場合はダーティリボルバーと競合する。
あちらは麻痺ビン・接撃ビン・減気ビンに未対応で、スロットも無いものの、
その代わりとして毒ビンと睡眠ビン強化を持ち、弓で状態異常を狙うにはもってこいの逸品となっている。
なお、火力面に関しては攻撃力210、溜め3が連射Lv4、曲射型は爆裂型と全くの互角だったりする。
この頃はまだ彼らの活躍を指を咥えて見届けるしかなかった。 - 性能が似通っているのは、同じく全ビンに対応している連射弓である霊弓ユクモ【破軍】。
- 何故か作成・強化に「勇気の証」を要求される。
ネタ武器を使うにはそれなりの度胸が求められるということだろうか?
- 弾にポーチ枠を取られない弓で今作唯一のスロット3つ持ちであることから、
炭鉱夫用の武器としての出番もあるだろう。
覚醒もない時代のケルビ弓であるが、意外とニッチな需要は存在していたと言えよう。
MH3G
- MH3Gでも登場。
鹿角ノ弾弓の作成可能時期が上位からになったくらいで、鹿角ノ剛弾弓までの立ち位置は前作とほとんど変化はない。
- G級では新たに「大鹿角ノ破弾弓」へと強化できるようになる。
…そして、この弓を「覚醒」させるハンターが現れたことで事態は急変する。
- 覚醒させる事で何と爆破属性が付く。
しかも属性値は350。あの破岩弓イクサプロドより150も高い。
更に属性蓄積向きの拡散矢をイクサプロド(溜め3)より早く(溜め1、2)撃てる。
そして爆破ダメージは肉質や耐性無視な上、武器の属性は溜めの影響が小さい為、
それまでのネタ武器から一転、破岩弓イクサプロドを遥かに超えた凶悪武器と化した。
ボマーとネコの火薬術も併用すれば、爆破属性は脅威の460となり、
上手く立ち回れば相手がなんだろうが、ものの20分も掛からない内に沈んでしまう。
溜め1をパチパチやってるだけでモンスターが凄まじい爆風に包まれ、
部位破壊が次々と達成されていく様子は、最早強いという印象を通り越し恐ろしいほどである。- なにしろ今まで「いろいろ出来るけど肝心のパンチ力が足りない器用貧乏」だったのに、
それが爆破属性の力でとんでもない破壊力を得てしまった事によって
「いろいろ出来てパンチ力まで高い器用万能」へと進化してしまったのだからさあ大変。
純粋に武器としてお手軽かつ飛び抜けて強いと言うのに、全てのビンが使える事を利用して
援護に回っても十分に活躍出来てしまう為、他の弓の立場を軒並み奪ってしまっている*2。
結局これに比肩する性能を持つ他の弓が出てこなかった事を考慮すれば、
その一強っぷりはあのアルコバレノ以上。
まさに「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」状態である。 - なお本作では覚醒がG級まで発動できないためほぼ余談となるが、
属性値自体は鹿角ノ弾弓の時点で150とディオスアロー改を、
鹿角ノ剛弾弓に至っては220と破岩弓イクサプロドを超える数値となっている。
モンスターに矢(弾)を当て続けるだけの簡単なお仕事」状態。
しかも武器種自体が相手をほぼ選ばない万能兵器であるという特大のおまけも付いている。
つまり、弓としては思考停止も同然の運用方法なのに文句なしの最強。 - なにしろ今まで「いろいろ出来るけど肝心のパンチ力が足りない器用貧乏」だったのに、
- 運用についてだが、その特性上覚醒とボマーは必須。
更に攻撃を効率化するなら耳栓や回避性能なども必要。
ほぼ全てのダメージを爆破に頼っているので基本的にネコ飯も暴れ撃ちではなく火薬術が選択される。
ただ、戦闘スタイルの関係上集中やスタミナ系スキルが不要なので、
結果的に必要スキル枠の数に大した差は生まれず、欠点とは言いにくい。
- 対アルバトリオン決戦兵器としても極めて強力。
この時使われるのはヘリオス・セレネXのガンナー一式である場合が多い。
「高級耳栓」「破壊王」「覚醒」がまずデフォルトで発動しており、
ここにお守りや空きスロットを利用して回避性能及びボマーを付け、パチンコと合わせて完成する。
高級耳栓で咆哮をシャットアウトでき、覚醒・破壊王・ボマーによる爆破で殆どの部位破壊を完了しつつ、
かなりの好タイムでクリアすることが可能。
剣士では非常に壊しにくい邪翼も楽々破壊できる。
ただし3Gのアルバトリオンは角の耐久値が異様に高いのでそれでも二段階破壊は骨が折れる。
欲張りすぎると龍属性突進であっさり仕留められるので注意しよう。
アルバトリオンは爆破耐性が低いため、パチパチ当てるだけで爆風の嵐が巻き起こることだろう。
爆破ダメージ自体は300と特別高いわけでは無いが、何度も爆破する関係上ダメージは凄まじいものになる。- というより本作のアルバトリオンは弾に対する肉質の硬さが異常(最も通る頭ですら25しかない)であり、
ガンナーでダメージを稼ぐには爆破属性か爆弾を使うしかないという事情もある。 - ボマーは爆破属性値を上げるだけでなく、
アルバトリオンの氷降らせの後の着地点に爆弾を置いて追加ダメージを狙ったり、
睡眠爆破を狙ったりとかなり手広い戦法サポートになる。
また眠らせてチャチャンバ大砲で尻尾切りも行えば効率よく全部位破壊&討伐を達成することも可能である。 - 対アルバトリオンに限らず、パチンコはヘリオスXのガンナー一式、
もしくはそれを主軸とした装備を用いると割といい感じに仕上がることが多い。
作成時期もそこまでズレがなく、迷った時の作成候補装備としてよいだろう。
- というより本作のアルバトリオンは弾に対する肉質の硬さが異常(最も通る頭ですら25しかない)であり、
- ただし、最終強化にモガの森の特産品であるケルビの蒼角が10本も必要なのが少々面倒。
しかしケルビの角納品クエストでたまに基本報酬で手に入るため、
ケルビマラソン愛好家はいつの間にか集まっていたりする。
もしくは2分経たないと1日経過とならない点を利用して、
「草食繁殖時にエリア3の大ケルビに急いで向かって殴る→剥ぎ取る→すぐ戻る」を繰り返すのも良い。
あるいは剥ぎ取り達人を発動させ、
「弱い武器やボウガンで殴る→1回だけ剥ぎ取る→起き上がるのを待つ」を繰り返すという手もある。
ちなみに、MH3Gで特産品を素材として使用する武器はこれのみである。
他には強靭な大胸膜を3枚と、意外と出難い堅牢な黒巻き角が2本必要になるが、
同じく強力な爆破属性の槍を作成する為に決戦の砂原を周回していたプレイヤーも多く、
作製難易度自体は高いもののさほど問題ではないだろう。- この通り制作難易度自体は高いが、実は作成時期に関しては集会所☆7とラスボスよりも早い。
防具も☆6時点で作成できるヘリオスXを作っておけば全クエストを考慮した上で充分と言える戦力を得られる為、
決戦に備えパチンコで各モンスターを乱獲し武具を整える、という形で間接的に攻略に貢献する。
もちろん、その後に登場する☆8の数々の大連続狩猟クエストや各希少種にも有効。
- この通り制作難易度自体は高いが、実は作成時期に関しては集会所☆7とラスボスよりも早い。
- 最大の欠点は、爆破のダメージに頼る性質上、体力の多い相手と爆破耐性の高い相手は相性が良くないことか。
よって体力の少ない敵や、同時狩猟系クエストでないと少し苦労する。
とは言え、とりあえず当てて爆破すればよいというスタイルは希少種のように硬い肉質を持つ相手にも効果は高い。
弱点属性・弱点部位を的確に狙うよりやや劣る事はあれど、少々の練習で同レベルの良タイムが出るのは大きい。
勿論どれだけ強力な武器を手に入れようが、弓の立ち回りをしっかり会得しておく必要はある。- 因みに、体力が多いモンスターや弱点が広いモンスター、
そしてブラキディオスに対しては破岩弓イクサプロドの方が早かったりする。
だがG級ジエン・モーラン通常種のように、弱点属性弓で弱点部位を狙うよりも
破弾弓で溜め1を連打した方が討伐が早いモンスターも存在する。
とりあえずパチンコ、という風潮はこういったところから来ていたのかもしれない。
一方で、水棲モンスターや彩鳥類は砕竜と同程度の爆破耐性を持つので狩猟時間が延びやすい。
さすがにグラン・ミラオスは耐性、ダメージ、高すぎる体力の面からまるでオススメできない。
同じく覚醒で爆破が付く超硬質ブレードやグロンド・ギガと違い、
高い攻撃力を持たないことから時間がかかり、最悪時間切れになることもあり得るからである。 - 加えて溜め1運用はダメージのほぼすべてを爆破属性に頼っているため、
龍属性やられになるとただのオモチャになり下がる。
アルバトリオンやジンオウガ亜種などの狩猟にこの武器を持ち込む際にはウチケシの実を必ず持ち込むようにしよう。
- 因みに、体力が多いモンスターや弱点が広いモンスター、
- また最強とも目されるこの装備ではあるが、時間的にはずば抜けて優れるわけではない。
むしろ、ある程度の使い手にとっては弱点属性の得意な武器で戦う場合と比べタイム自体は数段劣る場合も多い。
しかしながらこの武器の真価は、
「非常に手軽な操作で」かつ「クリア及び周回する分には問題ない程度のスピードで」狩猟できる、
という今までのMHの常識を根底から覆した手軽さにある為、これが明確な欠点として挙がるケースは少ない。
- 余りの強さから本武器を弓では無くパチンコという新武器種だとし、毛嫌いするハンターもいるという。
P2のはきゅんやP3のセレーネなどのようにプレイヤーが鍛錬を重ねた上で得られる強さならまだしも、
弓の運用に最低限必要とされる技能も知識も一切不要、
おまけに弓と呼べるのかすら怪しい形状をしているとくれば
この武器の存在を好ましく思わない弓使いがいるというのも仕方ないのかもしれない。- さらにそのお手軽高性能さ、そしてパチンコが強いと言う情報だけが先走っている為なのか、
HDver.におけるオンラインにてパチンコ装備なのに肝心の覚醒スキルを発動させず、
かつひたすら溜め1だけを連発していると言う、端から見ると一体何がしたいのか判らない、
これまた新しいタイプの紛う事なき地雷ハンターが多数目撃される事となった。
更にはこの武器で誤った弓の運用法を覚えたと思しき「モンスターとの距離をまるで考慮していない」、
「状態異常ビンを溜め1で使用している、または普通の弓さえも溜め1メインで運用する」等の
これまたあからさまな地雷弓使いも少なくなく、古参のベテラン弓使いからすれば見ているだけで
胃が痛くなるような光景が繰り広げられてしまっている。
- さらにそのお手軽高性能さ、そしてパチンコが強いと言う情報だけが先走っている為なのか、
- とは言え、実のところ覚醒パチンコのみが持つ特徴というのは何一つ無かったりする。
弓の溜め1運用の開祖はMHP2(G)の龍頭琴であり、
爆破属性もこの弓だけでなく、破岩弓イクサプロドも持つ能力である*3。
MH3Gはモンスターの弾肉質が硬めかつ、爆破ダメージが大きいので覚醒パチンコが流行ったが、
弾肉質が全体的に柔らかかったMHP3の環境で覚醒パチンコが登場したとしても、
セレーネやファーレンを押しのけて最強になれたかは微妙なところ。
実際、今作でも弾肉質が良心的な相手だとイクサに負けることが多い。
そういう意味では、パチンコも環境に振り回された一張りだったと言える。- また、パチンコは無属性弓としてもそこそこ強い。
ここまでは全て覚醒爆破の強さを語ってきているが、
素の性能も見てみると攻撃力276、スロット3、全ビン使用可能。
G級としては控えめにも見えるが、今作のG級弓はいずれも攻撃力300前後で概ね頭打ち、それ以下ということもザラ。
300前後の弓も強撃ビンが使えないケースが多く、基礎威力で1.1倍劣る代わりに1.5倍補正の強撃ビンが使える
これは単純な物理面だけ見ると実はそこそこ健闘している部類である。
それでもエクリプスボウや狼牙弓【邪獄】が攻撃力312に連射5、強撃ビン持ちなので
単純な連射弓としてのみ勝負するのは厳しいが、これらの弓はスロットがなく、ビンの種類も限られる。
一方こちらはスロット3、全ビン使用可能という柔軟性があり、単純な物理連射弓としても意外と侮れない。
- また、パチンコは無属性弓としてもそこそこ強い。
- オンラインプレイをするにはWiiUが必要になってしまう*4MH3Gにおいて、
そのお手軽最強性能はソロプレイしか出来ない多くのハンター達にとって
特にG級クエストを進める上で正に救いの手、あるいは最後の切り札となった武器である事も確かであろう。
現在もMH3Gを語る上で功罪共に長く語り継がれる存在の一つとなっている。
MH4
- MH4では鹿角ノ剛弾弓までの強化で登場。
やはりというか当然というか鹿仕方ないというべきか、ものすごく弱体化されてしまった。
- 覚醒で爆破がつくものの、属性値は爆砕の征矢の190にギリ勝るレベルの220に落とされた。
もちろん攻撃力はたったの168。
なにより溜め1が拡散2まで落とされているため、溜め1連打が現実的なレベルではなくなっている。
さらにスロットも2つに減り、スキルで強引に火力を上げることも難しくなっている。
一応溜め3が連射4なので、連射主体で行くなら爆砕の征矢を上回る場面もあるが、
連射爆破弓と言えば属性を変えて復活したあの弓の存在が…。
本作での爆破のダメージ変更、覚醒発動難度の上昇により、再びネタ武器の域に戻ってきたと言えよう。
というよりも、MH3Gでの性能が異常すぎただけである。- システム面に関しても、爆破属性の溜め補正が爆破ビンと同じになったため溜め1の補正が低下し
溜め1での運用は非現実となった。
また、今作では爆破ビンを装填できなくなっている。
- システム面に関しても、爆破属性の溜め補正が爆破ビンと同じになったため溜め1の補正が低下し
- 作成難易度は初っ端からクライマックスで、いきなり尖ったクチバシを四つも要求される。
下位におけるイャンガルルガはギルドクエストしか存在せず、クチバシは部位破壊のみの入手、
しかも入手確率は80%なのでセンサーが働くと上位にレベルアップするまでに揃えられないことも多々。
上位でも入手はできるが確率は20%、4Gで村クエが出てきたものの連戦するにはきつい相手である。
そこからさらにクエマラソン推奨のケルビの蒼角が多数必要と全く手を緩めてくれない。
- 一応、爆破属性の蓄積という点において全武器中トップクラスの性能であることに変わりは無いので、
爆破属性に弱い相手であれば実用することはできなくもない。
それでも素直に弱点属性の武器を担いだ方が良いが。
MH4G
- 新たな強化先として鹿角ノ剛弾弓改が追加され、最終強化に大鹿角ノ破弾弓が復活。
攻撃力288に覚醒で爆破属性270とかなりの強化を遂げた。
更に溜め1が拡散Lv3、溜め2が拡散Lv4に強化されるので、MH3G当時のような拡散連打で
属性値を貯めていく運用も可能となった。
とは言え3Gの頃と比べると属性値控えめ、また爆破属性自体も弱体化しているので
かつてのようなバランスブレイカーっぷりは微塵も無く、時間をかければG級モンスターでも
距離無視の溜め1連射だけで爆殺するだけの実力はあるものの、「これだけ」で戦うのはどう考えても効率が悪い。
基本的には覚醒、集中、連射矢強化、爆弾強化の4つのスキルを付けて「連射弓の立ち回り」をしつつ
クリティカル距離が維持できない時は至近距離で溜め1連打…と使い分けて行く事になるだろう。- 幸い上記4つの内2つまではラギアXで賄える。
スロット3を活かせばそこそこのお守りでも必須スキルを揃えることは難しくない。 - また溜め1連射は短いモーションで攻撃を繰り出せるため、極限回復との相性が結構良い。
- 幸い上記4つの内2つまではラギアXで賄える。
- ライバルは同じ連射弓のテオ・テスカトルの弓になるだろうが、
属性値で劣るとはいえあちらは覚醒不要の上攻撃力312、更にラッシュ力に優れる剛射弓と、
もはや比べるまでもない。
とはいえ、小型モンスターと大型古龍の武器の差など本来はこんなものだろう。
- 前作から強化こそされたものの、その立ち位置はデビュー時同様の「器用貧乏」に留まっている感がある。
それでもなおこの弓を使うのならば、スタイリッシュ矢切りアクション装填できるビンの多彩さで差別化していきたい。- ボマーが必須スキルになるこの弓にとって、さりげに睡眠ビン対応というのは有難い。
爆破属性に耐性がついてきたらこちらに切り替えて睡眠爆殺に持ち込むのも良いだろう。
- ボマーが必須スキルになるこの弓にとって、さりげに睡眠ビン対応というのは有難い。
- めでたくG級復活となった最初の強化では比較的マイルドな素材が並び、少し安堵したプレイヤーも多いだろう。
しかし、ここからが本番である。
なんと最終強化に必要な素材に光る粘菌を8個要求される。8個である。
つまり、G級のブラキディオスを何度も狩らなければならないのである。
落し物狙いで粘菌だけに粘る手もあるが狩った方が手っ取り早いのは明らか。
作成難易度に見合うかどうかはさて置き、爆発の嵐をかいくぐるハンターが続出した。
天殻狙いで乱獲すると例のセンサーによってすぐ集まるだろう。
MHX
鹿角ノ弾弓の最終強化版。
特製の鉄球を高速で射出し、
獲物を破砕する、豪快な弓。
(鹿角ノ剛弾弓)
- 今回は上位の「鹿角ノ剛弾弓」まで続投。
爆破ビン以外の一通りのビンと、スロット2で立ち回る相変わらずの小器用な弓だが、
MHXでは「覚醒」スキルが存在しないため、前作までとは一転して完全に爆破とは無縁な存在になった。
上位までの点と各種性能から、MHP3時代の本武器に戻ったとも言える。- 性能は攻撃力190に溜め3は連射Lv3、かつスロットは2つと、P3時代より少しずつ弱体化している。
数値上はP3時代より若干劣っているが、本作では全体的に数値が控え目かつスロット不足なので
「スロットを持つ分、他の弓よりもやや性能が低め」という立ち位置。 - 同時期に最終強化が可能になる他の無属性連射弓と比較すると、2スロを持ち
多彩な状態異常ビンを使用できる事が強みになるが、上位キリン素材を要求される分
作成難度が高いのが苦しい所。
- 性能は攻撃力190に溜め3は連射Lv3、かつスロットは2つと、P3時代より少しずつ弱体化している。
- いずれにせよ、最終的に後任となった爆破弓が来れば全てのお株を奪われてしまう。
結局、最終的にこの弓を他の弓と差別化するのはやはりスタイリッシュアクションである。- その後、コラボ武器の聖なる弓の一般配信が解禁。
テオ弓とは状態異常ビンで差別化できなくもなかったが、こちらは完全なる上位互換という非常に高い壁である。
スタイリッシュ矢切りアクションの後輩も続投しているため、この弓への愛が無ければ少々厳しいかもしれない。
- その後、コラボ武器の聖なる弓の一般配信が解禁。
MHXX
- G級素材によって「大鹿角ノ破弾弓」へと強化可能になった。
- 攻撃力310、スロット2、会心無し。属性ももちろん無し。
LV1強撃ビンと両レベルの属性強化ビン以外の全てのビンに対応し、
溜めレベルは拡散2-重射4-連射4-(連射4)。
曲射は爆裂型となっている。
- そこそこ攻撃力もあり連射4が撃てるため使えない弓では決してなく、
前作で猛威を振るったテオ弓は攻撃力が全然伸びていないので十分差別化できるようになったが、
それはそれとして爆破連射弓として非常に個性的に成長した。
それ以外にもやはり上位互換がいっぱいあるため、最終的に使い続けるには愛が必要。
爆破未搭載が色んな方向に響いている…- G4に上がってすぐ最終強化できるので、攻略段階の繋ぎとしては意外と優秀。
G級に到達すれば鹿角ノ剛弾弓が一発生産できるようになるので、
ベルダーボウを育てていなかった場合は十分選択肢に入る。 - MHXでも上位互換だった聖なる弓の進化系、聖なる弓Gは
攻撃330のスロット3で属性強化ビン以外の全ビンに対応している。
唯一溜め3が連射3であり、ここだけはスペック上パチンコの方が勝っているように見えるが、
MHXXにはヒット判定の処理落ちによって連射4以上のダメージが下がってしまう現象が存在しており、
このせいで連射3と大して変わらない場合が少なくなく、あまりアドバンテージになっていないのだ。
現象の詳細はこちらを参照。
- G4に上がってすぐ最終強化できるので、攻略段階の繋ぎとしては意外と優秀。
- 相変わらず矢切りモーション時に出てくるのは見慣れたあの小刀のため、
ジャンプ矢斬りは地味な見た目に反しかなりカッコイイ。威力は…
MHRise
- 新大陸にもケルビが居たにもかかわらずMHW(:I)では登場しなかったパチンコだが、
現大陸に戻ってきたMHRiseにてようやく復活。
依頼サイドクエスト「新人ハンターへの贈り物」を達成することで製法を入手し、
作成および強化にはカムラチケットを要する。- 上記クエストの報酬欄には「鹿角の弾弓(製法)」と記載されているが、
製作できるようになる弓は今まで通りの「鹿角ノ弾弓」である。
クエスト表記のほうが誤植となっている可能性が高い。
- 上記クエストの報酬欄には「鹿角の弾弓(製法)」と記載されているが、
- 最終強化はおなじみ「鹿角ノ剛弾弓」。
攻撃力190、スロット2-2、矢タイプは拡散3-拡散3-連射4-(連射4)。
初登場からMHXXまで一貫して爆裂型だった曲射は、本作では回復型となっている。
装填可能なビンは引き続き爆破ビン以外すべて(接撃ビン強化対応)であり、
百竜強化では攻撃力強化II、曲射効果持続、麻痺ビン強化が付与可能。
矢タイプが強化されたこととスロット・曲射の仕様変更以外は概ねMHX時代に準ずる性能を持つ。
- 集めるのが大変なカムラチケットを計9枚も要求するため作成にはかなりの手間を要するが、
回復型曲射と曲射効果持続を併せ持つ数少ない弓。
フロギィ弓が同じ特性を持つが、
溜め3と4が同じ連射LV4であり、基礎攻撃力・スロット・装着可能ビンのほぼ全てにおいてこちらが圧勝している。
チケット集めの苦行に折れない限りは最終的にはこちらを担ぐことになるだろう。- 効果時間はおよそ16秒強ほどになり80以上の回復が可能。マルチでのサポート性能にも磨きがかかる。
回復量UPやおだんご医療術なども掛け合わせることで回復速度と総量が飛躍的に伸び、
一射で130もの回復を行うことが出来るようになるため、
こまめにかけ直してゾンビのようにごり押しする戦術も意外と有効。
並のダメージなら吹き飛んで起き上がるまでの間に取り戻せる。
- 効果時間はおよそ16秒強ほどになり80以上の回復が可能。マルチでのサポート性能にも磨きがかかる。
- 接撃ビン強化がついたこと、入れ替え技で身躱し矢斬りと飛翔にらみ撃ちが実装されたことで、
初登場から脈々と培われてきたスタイリッシュ矢切りアクションはここに集大成を迎えることとなった。
小太刀を振るってモンスターの攻撃を見切り、時に中空から鉄球の雨とともに攻め込み、
たとえ傷を負っても回復曲射でたちまち戦線復帰……
そんなロマンが詰まった一張、あなたもいかがだろうか?- ただし接撃ビン強化を考慮しても、"小太刀"による近接攻撃は魔弓グリモワールに一歩譲る。
曲射タイプも同じ回復であり、霞龍の魂で不安定ながら即時回復も可能とかなりの強敵。 - 対してこちらは曲射効果持続による掛け直し頻度の減少、
2-2のスロットで有用なスキルを発動しやすいことがメリットとなる。
近接運用自体がネタとか言わない
- ただし接撃ビン強化を考慮しても、"小太刀"による近接攻撃は魔弓グリモワールに一歩譲る。
- また、麻痺ビン強化を採用することで、史上初となる状態異常ビン以外を含んだビン二種強化弓になることも可能。
状態異常ビン2種強化弓と比べて、どっちつかずなのは否めないのがネックといえる。
- ちなみにこの弓で竜の一矢を放つと、ロケット付きの矢ではなくゴールデンな鉄球を撃ち出す。
モンスターの身体を貫通して飛んでいくゴールデン鉄球はなかなかシュールである。
地面にこすりつける理由ってなんだっけ…
- 百竜弓の外装として一部から高い人気を持つ。
低くはあるものの爆破だけにとどまらず、各種属性を付与した鉄球が、
連射・貫通・拡散を問わず撃ち出される様はある種の笑いを誘うようだ。- 戦術的な利点としては武器自体が小さいので画面に対する占有率が低く、視界を確保しやすい…かも。
MHR:S
放つだけなら非常に容易だが
扱いは難しい。熟練者は遥か
彼方の獲物を、正確に貫く。
(大鹿角ノ破弾弓)
- MRランク強化には依頼サイドクエストの達成が必要なので忘れずに。
いつまで経っても強化先が見えないと思ったら依頼リストを覗いてみよう。
- 最終強化には傀異化した爪が必要となる。
満を持して登場した「大鹿角ノ破弾弓」の性能は、- 無属性弓としては文句なしの攻撃力360、会心率0%
- もちろん無属性
- 拡散3→拡散3→連射5(→連射4)
- 対応ビンは爆破ビンを除く全て(接撃ビン強化)
- スロットLv2-2、百竜装飾品スロットLv2
- 攻撃力360という数値そのものは低くはないが高くもない。
この武器の強みはスキル無しでも十分な性能を持ちつつ、拡張性抜群の豊富なスロットを持つこと。
すなわち驚異的なスキル自由度にある。
基本となる体術・通常弾強化を積んだら、後は火力に振るも快適性に振るも思いのまま。
矢Lvの影響で溜め4よりも溜め3の方がダメージが大きいため、
強弓珠すら不要と割り切って存分に他のスキルを盛ろう。
本作で溜め4が弱体化したことも追い風であり、溜め4連射5が使える弓との差が生じにくくなっている。
それでも無視できないレベルの差ではあるが。
- しかし、火力だけで見ると闘王弓グラディエンテ改の壁が厚い。
- グラディエンテは攻撃力360・会心率0%までは同じだが、スキルなしで溜め4連射5が撃てる。
いくら溜め4が弱体化されたとはいえ、最初から溜め4解放済みとなるとこの差は埋めがたい。
代わりにグラディエンテは状態異常ビンが一切使えず、スロットもLv1しかないので、
火力一辺倒であり器用さではパチンコに分がある。
- グラディエンテは攻撃力360・会心率0%までは同じだが、スキルなしで溜め4連射5が撃てる。
- 弓は特に操作が難しい武器と言われ、火力か快適性かスキルの取捨選択が非常に悩ましい。
そんな中、一定の火力を保ちつつ自由にスキルを盛れるこの弓は、まさにプレイヤーに寄り添う武器と言えるだろう。- という訳で、ライバルになるのはむしろカムラノ傑弓の方だろう。
あちらは攻撃力350と少し低いが全ビン対応、溜め3連射5が使える点は変わらず、
それでいてスロットがLv4-2とパチンコ以上に拡張性が広い。
ただし、そのLv4スロットに強弓珠を埋めると溜め4が貫通矢なので使い勝手が大きく変わってしまうのが難点。
Lv4スロットに他の有用な装飾品がないMR解放直後では、パチンコの方が勝ると言っていいだろう。 - 見過ごせない対抗相手にはもう一張、ル・トゥベリドーズ。
攻撃力は互角、麻痺ビンにこそ対応していないものの睡眠ビン強化、溜め3連射5は共通、
スロットLv2が1個の差があるのみ。
傀異化モンスターにはビン強化があるかどうかが意外と影響するため、結構いい勝負をしてくる。
- という訳で、ライバルになるのはむしろカムラノ傑弓の方だろう。
- ライバル達に無い特色と言えばやはり接撃ビン強化と言える。
「そんなことを今更……」なんて思ったかもしれないが、サンブレイクで刃鱗磨きが復活したことで、
更に小太刀矢斬りアクションは進化する。
復活した刃鱗磨きの効果は「フレーム回避成功後30秒間接撃ビンの威力1.1倍」というもの。
当たるか否かの土壇場で身を躱すことで、携えた刃は更に鋭く磨かれる。
辻斬りここに極まれり。- 一方で追加入れ替え技3つが何れも矢斬りスタイルとはほぼ無関係であるため、
矢斬りアクションそのものの変化は無い*5。
より盛りやすくなったスキル等か、或いは合気が前作との差別化要素になるか。
- 一方で追加入れ替え技3つが何れも矢斬りスタイルとはほぼ無関係であるため、
- 素のスペックは可もなく不可もなくだが伸びしろが小さく、スキル自由度が高いという意味では、
片手剣のニンジャソードが近い発想だろう。
火力こそ正義という考え方を忘れて、快適性を求めるのも1つの趣である。
連射弓或いは矢斬り入門用としてスキル構成の叩き台にするのもいい。
余談
- 現実において、弾弓とはパチンコのことではなく、球を飛ばすことが出来る特殊な弓のことを指す。
また、弾弓は中国とビルマに実在した民族武器であり、その原理や構造はスリングショットに近い。
その為、スリングショットの事を弾弓と呼ぶ人もいる。- スリングショットとパチンコの違いだが、スリングショットは鳥や小動物の狩猟に使われる歴とした武器。
普通に怪我する威力を持っているので、絶対に人に向けて撃たないように。
これの玩具版が所謂パチンコである。こちらは当たっても痛いだけだが、
不慮の事故の可能性もあるのでやっぱり人には向けないように。
- スリングショットとパチンコの違いだが、スリングショットは鳥や小動物の狩猟に使われる歴とした武器。
- メインシリーズではこれ以降スリングショット式の弓(というかパチンコ)が登場しているが、
基本的にはいずれも、当武器のモーションが流用されている。
ただし小太刀については身につけていたり身につけていなかったりするなど、細かい部分での差異はある。
- 爆破属性は近接攻撃にもしっかりと付加される。
この武器の近接攻撃がスタイリッシュなのはご存知の通りだが、そこに爆破属性が加わることで、
群がる小型モンスターを、腰の小太刀の一撃によって次々と爆死させるという
字面だけ見たらゲームを間違えたんじゃないかと思うような事態が起きてしまう。
- チャットやマイセット名の編集などでパチンコと打とうとすると、適用されない、
もしくは「パ***」と自動変換されてしまう(理由は言うまでもない)ので、
「鹿弓」などの別の呼び方で書き込むと良いだろう。
関連項目
モンスター/ケルビ
武器/草食種武器
武器/ラピッドキャスト - 本武器と同じく数少ないケルビ武器の一種。
パチンコ形状の弓一覧
武器/カブト - 2代目パチンコ弓。偉大なる航路からやってきた。
武器/魔弓グリモワール - 3代目パチンコ弓。魔人召喚にも使えるらしい。
武器/ぱっちんグーク - 4代目パチンコ弓。まさかのMHFで産まれたカワイイ奴。
武器/カヤンチャスリンガ - 5代目パチンコ弓。オレチャマとワガハイのとっておき。
武器/ヴィランブレイス - 6代目パチンコ弓。きちんとなぜか矢が放たれる。