MH4に登場する超大型モンスター、ダレン・モーランの素材で作られたヘビィ。
一撃の破壊力に全てを注ぎ込んだ、非常に重い弩である。
目次
概要
- 外見は、3シリーズに登場したジエン・モーランの武器である峯山大砲の色違い。装飾も若干異なる。
- 独特な響きの武器名も特徴。
正しい読み方は長らく不明だったが、現在では「まつろわぬゆみ」であることが判明している。
ドやイシユミと読むはずの「弩」をユミと読ませるあたりはいかにもMHの武器らしい。- 「奉ろう」は「たてまつろう」とも読み、上位の相手に何かを献上するという意味。
その否定形なので「与えない」「献上を拒否する」といった感じになる。 - 「服ろわぬ」と書いても同じ読み方をする。こちらの場合は「服従しない」「平定者に抵抗する」という意味になる。
- 「奉ろう」は「たてまつろう」とも読み、上位の相手に何かを献上するという意味。
- いずれにしても、上位の相手に従わないといった言い回しであり、
余談の項目にある荒覇吐の「忘れられた神様」「主流派でない存在」を連想させるものとなっている。
MH4
- レベル2貫通弾と水冷弾のしゃがみ撃ちに対応した最強のグラビモスキラー。
製作時期の関係上、攻略には使えないのが惜しいが、素材集めには最大限利用しよう。
なお、一段階強化なら上位グラビモスには間に合う。- レベル1、2貫通弾の装填数こそ至極残念だが、
レベル3貫通弾の装填数はすばらしいので、レベル3メインでもいい。
ただ、デフォルト反動中なので反動軽減は必須。
- レベル1、2貫通弾の装填数こそ至極残念だが、
- それ以外にも、麻痺弾と減気弾の扱いに長け、
徹甲榴弾もレベル2まで2発装填、氷結弾と電撃弾にも対応……と見た目に反して意外と小器用に立ち回れる。
もちろん攻撃力は最高クラス。プラス会心とガンナーにはうれしい防御ボーナスもある。
MH3Gの峯山大砲と異なり反動中であるため、
レベル2、3貫通弾をメインに据えないなら反動軽減は外しても良く、スキル構成にも自由度がある。
ただ、リロード速度の遅さはもはや伝統とも言える欠点。気になるならスキルで補っておこう。
あるいはリロード速度の影響を受けないしゃがみ撃ちメインで立ち回るのも手。- なお、物理弾の装填数はレベル3貫通弾を除き残念なことになっているため、
リミッター解除する場合は反動軽減がほぼ必須となる。
- なお、物理弾の装填数はレベル3貫通弾を除き残念なことになっているため、
- 強化すると奉ろわざる弩、豪弩【荒覇吐】になる。一段階強化でも奇妙な銘は変わっていない。
減気弾(奉ろわざる弩がレベル1、【荒覇吐】がレベル2)のしゃがみ撃ちに対応しているのが特徴。
- しかし目の上のコブがいた。ガノトトスのヘビィボウガン、ガノバッシャーガンである。
同じく水冷弾、貫通弾のしゃがみ撃ちに対応している上、スロットが一つ空いており、
何よりデフォルトの装填速度と反動が優秀という大きなアドバンテージがある。
攻撃力、会心率、防御力+は豪弩【荒覇吐】が上回っているものの、たいした差ではなく、
装填速度UPと反動軽減のスキルが必要ないあちらと比べてスキル自由度が低い。
おまけに向こうは睡眠弾の扱いにも長けており、睡眠爆殺という戦法もとれる。
ガノトトスを釣り上げるだけで簡単に作れる武器に負けたダレン砲は泣いていい。- 特に下位ではこの傾向が顕著。入手タイミングが速いだけでなく、純粋に攻撃力でも勝っている。
スキルが自由につけられない下位時点で反動を気にせず運用できる点は何者にもかえられない利点。
奉ろわぬ弩は下位時点で防御力+30と言う部位3つ相当の防御力が上乗せできる点が魅力的ではある。
なに?ガノスプレッシャーにも防御+10がついているって?
最強のグラビモスキラーは一日にしてならず。
- 特に下位ではこの傾向が顕著。入手タイミングが速いだけでなく、純粋に攻撃力でも勝っている。
MH4G
- MH4GではG級解禁と共にこの武器もG級強化が可能になった。
【荒覇吐】からうつろわざる弩を経て最終強化は豪巌弩【永劫】となる。 - 数値の上昇、装填可能弾の装填数の増加などオーソドックスな強化の中、
新たにレベル3貫通弾のしゃがみ撃ちに対応することとなった。
リミカしても装填数は増えないためしゃがみ運用面をより強化されたと言えるだろう。
- しかしMH4Gの生産貫通ヘビィは魔境とも言える環境である。
- この銃を貫通しゃがみ運用で見ればかの名高いギガロアのG級版グラビドギガカノンが大きな壁になる。
LV2、3貫通弾のしゃがみ撃ちと反動:中は同じ条件だが、
単純な攻撃力期待値の時点でカノンが上回っており、彼方は片ブレを持つので暴れ撃ちで更に伸ばす事ができる。
更に此方には無いスロットを1つ持っているため、火力スキルを盛る上で地味に役立つ。
永劫が明確に勝っているのは装填速度と防御力だが、
前者はしゃがみ撃ち前提でなら関係がなく、
後者に関しては50対40なので殆ど差がないと言っていい。
更に製作難易度に関しては天殻さえ手に入ればG2で最終強化できるカノンに対し、
永劫は大地の龍神玉だけでなく覇王の証を要求されるため
どう足掻いても最終強化がラスボス撃破後になってしまう。
トドメに、永劫はレア度10・カノンはレア度9なので極限強化のコスト面でも負け。
はっきり言って、単純なしゃがみ貫通銃としてはカノンに大きく突き放されているだろう。
- 一方リミッター解除での立ち運用で見ればどうなのかというとこちらでも厳しい。
期待値では上位に位置するものの、LV1貫通弾でも手間取るくらい装填速度が遅く、
反動もスキルでの矯正が不可欠、更に貫通弾の装填数が3/4/6と物足りない。
そしてこれらの欠点を補おうとしてもスロットが無いためスキル調整に難儀しやすく、
立ち貫通銃としてもより使い勝手が良い銃に出番を奪われがち。
- この銃を貫通しゃがみ運用で見ればかの名高いギガロアのG級版グラビドギガカノンが大きな壁になる。
- 厳しい評価が続いたが、ライバルが優秀すぎるだけであり単体では決して使えない事はない。
しゃがみにしても立ちにしても一線級に成り難いのは事実だが、
逆に言えばどちらの方面でもそれなりの水準で使えると捉える事ができる。
得意の水冷弾以外にも、麻痺弾や減気弾、斬裂弾など、
対応弾が無駄に充実しているためそれらを使った一風変わった戦闘も可能。
貫通万歳火力第一の狩猟に疲れた/飽きた人がいたらこの銃で色々試してみるのも面白いだろう。
余談
- 強化銘の荒覇吐は「あらはばき」または「あらばき」と読み、立派な日本の神のうちの一柱である。
ただし神道の日本神話とは別系統の、なおかつ日本神話よりも古い神であり、
詳しいことはあまり分かっていない。
よく分からない神なのでフィクションなどでは都合がいいアレンジをされることが多く、
土偶、蛇、氷の神、武神と色々な姿で描かれている。
ダレン・モーランの容姿も合わさって某ドリル戦艦が頭を過ったハンターもいるとかいないとか。- 「うつろわざる」は移ろわない=永遠の別称で、転じて高次の存在を表す意味である。
- 同カプコン社のRPG作品に「ブレスオブファイアIV うつろわざるもの」というタイトルのものがある。
それだけならここに書くほどのことでもないが、同作に登場するドラゴン「風竜ラーウィ」に、
ダレン・モーランの近縁種であるジエン・モーランが酷似していると話題になったことがあった。
モチーフとまでは言わないが、何か関連性を感じなくもない。
- 同カプコン社のRPG作品に「ブレスオブファイアIV うつろわざるもの」というタイトルのものがある。
- MH3Gに登場したジエン・モーランのヘビィボウガン、
『霊山龍砲【荒魂】』の荒魂が神道用語であるのに対し、
荒覇吐は大和朝廷(神道)と敵対した蝦夷の人々の神であるという説も唱えられている。
この二丁のヘビィボウガンも、そのような関係なのだろうか…?
- 「うつろわざる」は移ろわない=永遠の別称で、転じて高次の存在を表す意味である。