武器/飛竜刀【ベリル】

Last-modified: 2023-05-20 (土) 22:50:33

MHXで初登場の太刀。
電の反逆者たるライゼクスの素材から製作される。
ライゼクスの体色を表現する、エメラルド色の刀身が美しい。
本項では二つ名持ちモンスターである青電主ライゼクスの武器も扱う。

目次

概要

  • ライゼクスの武器は基本的に火竜武器の銘を踏襲したものが多い。
    そしてリオス種の太刀と言えば、もはやモンハンシリーズですっかりおなじみの飛竜刀が有名だが、
    よもやこんな形で新たな飛竜刀一派が現れるとは予想だにしなかっただろう。

性能

MHX

  • 生産段階の【ベリル】では、それなりの攻撃力とそれを補強する会心率の高さ、十分な数値の雷属性を併せ持つ。
    「ベリル」の名を表すかの如き、長めの緑ゲージも嬉しいところ。
    とにかく癖のない性能を誇っており、攻略段階では非常に扱いやすい。
    端的にいえば、本家『飛竜刀』をそのまま雷属性に変更したような性能と言ったところか。
  • 最終強化は飛竜刀【エメラルド。その性能は、
    • やや低めの攻撃力180
    • その攻撃力を補う会心率+20%
    • 雷属性値28
    • 素で白10。匠で延長可能
    • スロットは1個
    攻撃力は少々低いが、匠不要の斬れ味白を持ちながら十分な雷属性を持つ、優秀な雷属性太刀の一振りである。
    本作は匠の発動がMH4Gよりかなり難しくなっているため、最初から僅かとはいえ白ゲージが出ているのは嬉しい。
    匠で白を伸ばすもよし、匠を切って剛刃研磨運用もよしと、万能な武器である。
    その他の性能も癖がないため、スキルにこだわらずに担いで行けるだろう。
  • 最大のライバルはジンオウガの王牙刀【伏雷】
    あちらは攻撃力200・属性値34とどちらもエメラルドよりワンランク上だが、
    斬れ味に関しては斬れ味レベル+2で青40・白40とワンランク下。
    いずれも大差ではないので、自分のプレイスタイルにあった方を選ぼう。
    • なお、雷属性の太刀という括りで見れば他にもライバルは大勢いるが、
      それらはいずれも物理偏重か属性偏重の性能となっているため、
      バランス型であるこの2振りとはきっちりと棲み分けがなされている。

MHXX

  • G級が追加され、真飛竜刀【アレクス】へ究極強化が可能となった。
    その性能は
    • やや低めの攻撃力290
    • 会心率+20%と変化なし
    • 高めの雷属性値35
    • 斬れ味は素で紫10。匠で更に伸びる
    • スロットは1個
    やはり属性太刀らしい性能に収まる。
    ただ、元々斬れ味レベル+2でゲージが突き抜けてしまうことが災いし、紫ゲージと引き換えに白が短くなってしまう。
    HR解禁前の時点では紫10白20しかないため、継戦力には一抹の不安を抱えることになる。
  • ライバルは引き続きジンオウガ太刀の真・王牙刀【天威】
    単純な性能に於いては攻撃力・属性ではあちらが有利だが、斬れ味ではこちらが優っている。
    ただあちらも斬れ味レベル+1の時点で紫が出るため、こうなると瞬間火力でも勝ち目がなくなってしまう。
    とはいえ+1では紫ゲージが15しか出ないため、スキル負担という点ではこちらが有利と言える。
    会心率を活かして超会心を積めば火力でも迫れるため、単純に優劣はつけがたいところ。
  • 強化時期の調整のためか限界突破後はバルファルクやアトラル・カの素材まで求められる。*1
    そのため、必然的に究極強化はHR解放後までお預けになる点に注意したい。

MHR:S

  • 時は流れ、サンブレイクにてライゼクスが復活。再びこの武器が生産可能になった……のだが銘が新たなものに変わり、
    飛竜刀【ペリトード】が登場。一発生産の他、鉱石武器である鉄刀【千切】から派生強化で入手できる。
    • なお、鉄刀の方にはMRでの強化が何故か追加されなかったため、【千切】の強化先はこれ一択になっている。
      【千切】を作製していたら遠慮なく【ペリトード】に強化してしまってよい。
      素材も大半が鉱石で強化していくのと、費用も抑えられるため、一発生産よりもこちらをオススメする。
  • 製作可能な同時期にはMHXシリーズでも競合した王牙刀【伏雷】、その改版がライバルとして存在するが、
    あちらはMR開放前はその一度の強化しかできず、【ペリトード】はレア素材の天鱗とラージャン……ではなく、
    何故かテオ・テスカトルの剛爪を使って強化が可能。斬れ味が白50になって使いやすさが上がり、軍配はこちらに上がるだろう。
  • 傀異化素材を使って更なる強化を施した最終段階にて再び真飛竜刀【アレクス】となる。
    その性能は
    • やや低い攻撃力310
    • お馴染みの会心率20%
    • MHXXの頃より低くなった雷属性値30
    • 素で紫10を持ち、匠で最大60
    • 通常スロットはLv1が1つだけ
    • 百竜スロットはLv2
    MHXX時代より攻撃力が上がり、属性値が低下した。
    他方で斬れ味は良くなり、白ゲージの長さも不安を抱えることはなくなった。
    匠で紫を伸ばすのも良いし、新スキルの研磨術【鋭】とも相性が良い。
    だがサンブレイクの環境ではライバルたちが強すぎて当太刀は誠に残念ながら弱いと言わざるを得ない。
  • 例えば強化途中では上回っていた王牙刀の最終強化、真・王牙刀【天威】
    攻撃力320、属性値55、素で紫10に白70の斬れ味、通常スロットがLv1が2つと殆ど上位互換になってしまった。
    しかもこれだけの性能でありながら強化にレア素材の天玉を使わなくても済むという破格の待遇であり、製作難易度でも黒星。
  • なら会心率を活かした方向で差別化を……といきたいがそちらにも飛雷閃刀【鬼討チ】改が立ちはだかる。
    攻撃力は同じ310、属性値は上回る42、斬れ味は素で白50で匠Lv1から紫、通常スロットはLv2が2つで会心率は15%。
    注目の会心率こそ勝っているが僅か5%の差であり、スロットに装飾品を嵌めれば追いつかれる。
    斬れ味に関しても傀異錬成で強化していけば素で紫を持つようになるので勝ち目がない。
    ダメ押しに最終強化時期もEX★3。(ちなみに【天威】は【アレクス】と同じEX★4)
  • このように立つ瀬がないため、強化途中までは使えるが最終強化をするかは愛が要求される。
    見た目は相変わらず美しく良いので、武器の重ね着で使ってあげよう。

飛竜刀【コランダム】

MHXX

  • 飛竜刀【コランダム】から飛竜刀【サファイア】を経て、
    LV5の究極強化を施すと真飛竜刀【アルミナ】になる。
    真飛竜刀【玄冥】のオマージュである。
    性能は
    • G級武器としては少々低めの攻撃力280
    • かなり低めな雷属性18
    • 火力を補う会心率40%
    • 少々長めの白ゲージ紫ゲージ20斬れ味+2で70まで延長可能。
    • 二つ名武器特有の狩技ゲージブースト効果。
    攻撃力が低いが連撃の心得や超会心で高い会心率を活かしたい。
    弱点特効とも相性が良いと思われるが、答えは否である。
    元々会心率が40%と非常に高いので簡単に頭打ちとなってしまうのだ。
    ナルガ太刀と同じく、高い会心率を活かしたいなら弱点特効ではなく、
    挑戦者や見切りなど別のスキルで会心率を補うといいだろう。
    また素でも紫ゲージが20と十分なので、敢えて匠を発動させず他のスキル(納刀研磨、砥ぎ師など)で補うこともできる。

余談

  • ベリルとは、ベリリウムを含んだ緑色の鉱石で、角柱状に形成されるため緑柱石とも呼ばれる。
    これの上質なものは宝石としても扱われ、より美しい緑色のもの(グリーンベリル)がエメラルドと呼ばれるのである。
    なお、青色のもの(ブルーベリル)はアクアマリンと呼ばれる。
  • G級に強化すると冠されるようになるアレクスは、
    恐らくはギリシャ神話の女神ヘーラーの称号の1つである「アレクサンドロス」が元ネタであろう。
    言語によっては「アレキサンダー」や「イスカンダル」などとも呼ばれ、
    ヘーラーは戦士たちの守護を司る女神であり雷とは直接は関係ないが、
    この名前を持つ人物として、古代マケドニアの大王「アレクサンドロス三世」が特に有名。
    ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを祖に持つと言われ、ヘラクレスの父は雷を操るギリシャ神話の主神ゼウスである。
    反逆者とは正反対の人物ではあるが、雷に関する銘として不自然では無いだろう。
    雷(サンダー)とアレキサンダーをかけたダジャレの可能性もあるが。
    • また、上位までがベリル系宝石に因んだ名称であることから、
      宝石のアレクサンドライトも意識している可能性がある。
      アレクサンドライトは「金緑石(クリソベリル)」というベリルと酸化アルミニウムの鉱物の変種であり、
      紫外線では青緑色に、赤外線では赤紫色に変色するという珍しい性質を持つ宝石で、
      緑色のベリルの宝石という点以外にも、電荷状態という状況変化に応じて体色が鮮やかに変わるという
      ライゼクスの特徴ともイメージが一致するといえるだろう。
  • 青電主素材の太刀に用いられている【コランダム】【サファイア】【アルミナ】はアルミニウムに関する名称である。
    コランダムは天然に産出する酸化アルミニウムの結晶鉱物のことであり、
    サファイアはコランダムのうち、宝石としての価値が見出されたもの。サファイアと言えば青色のイメージが強いが、
    ぶっちゃけ紅色(=ルビー)以外のものは全部サファイアである。
    アルミナは酸化アルミニウムの慣用名であり、上述したコランダムやサファイア以外に、
    人工的に作られた酸化アルミニウムにも使われる名称である。
    ちなみに、アルミニウムの精錬には大量の電力を必要とするのだが、
    青電主ライゼクスの武器名がアルミニウム絡みなのはそうした理由もあるのだろうか。
  • 名前・説明文の元ネタとなっている『飛竜刀』は種類が多いが、
    説明文はリオレウス通常種素材の『飛竜刀【朱】・飛竜刀【楓】』を元にしている。

関連項目

モンスター/ライゼクス
モンスター/青電主ライゼクス
武器/ゼクス武器
武器/飛竜刀 - こちらは本家作品におけるリオス種の太刀


*1 前作のメインモンスター武器共通の特徴