冷気を統べる者、冰龍イヴェルカーナの素材を用いて作られる防具。
冷気を操る能力を持つ古龍の力は素材にも宿っており、
この防具を身に着けた者には、冷気の力で攻撃性能を高める能力を得ることが可能であるという。
また、この能力は同じくイヴェルカーナの素材を用いた武器と組み合わせる事で、
武器と防具、双方から放たれる冷気によって相乗効果を得る事が可能であるという。
目次
概要 
- 外見は男性用は氷の騎士、女性用は氷の女王といった印象を受ける装備。
鎧の上に氷の結晶を思わせるような装飾のついたコートをうっすらと纏っている。
男性用はα/β共にフルフェイスで、女性用はαにのみ目元が隠れるようにベールが装着される。
性能 
MHW:I 
EXラヴィーナα・βシリーズ 
部位 | α | β | ||
---|---|---|---|---|
スキル | スロット | スキル | スロット | |
頭 | 精霊の加護+2 | Lv3×1 Lv2×1 | 精霊の加護+2 | Lv4×1 Lv2×1 |
災禍転福+1 | ||||
胴 | 納刀術+2 | Lv1×1 | 納刀術+2 | Lv4×1 Lv1×1 |
抜刀術【技】+1 | ||||
腕 | 納刀術+1 | Lv1×1 | 納刀術+1 | Lv4×1 |
ひるみ軽減+2 | ひるみ軽減+1 | |||
腰 | ひるみ軽減+1 | Lv2×1 Lv1×1 | ひるみ軽減+1 | Lv4×1 Lv1×1 |
災禍転福+1 | ||||
脚 | 抜刀術【技】+2 | Lv1×2 | 抜刀術【技】+2 | Lv4×1 Lv1×1 |
災禍転福+1 | ||||
一式 | 災禍転福+3 | Lv3×1 Lv2×2 Lv1×5 | 納刀術+3 | Lv4×5 Lv2×1 Lv1×3 |
納刀術+3 | 抜刀術【技】+2 | |||
抜刀術【技】+3 | ひるみ軽減+2 | |||
ひるみ軽減+3 | 精霊の加護+2 | |||
精霊の加護+2 | ||||
シリーズ スキル | 2部位以上:会心撃【属性】 4部位以上:冰気錬成 |
- シリーズスキルの「冰龍の神秘」は2部位装備で会心撃【属性】が、
そして4部位装備することで冰気錬成を発動する。
詳しい概要はそちらで述べるが、この冰気錬成を始めとして
従来作品でいう抜刀型大剣に相性の良いスキルが揃っているのが特徴。
EXラヴィーナγシリーズ 
部位 | γ | |
---|---|---|
スキル | スロット | |
頭 | 災禍転福+3 | Lv4×2 Lv1×1 |
死中に活+1 | ||
胴 | 抜刀術+3 | Lv4×1 Lv2×1 Lv1×1 |
氷属性強化+3 | ||
腕 | 体力回復量UP+3 | Lv4×1 Lv3×1 |
氷属性強化+3 | ||
腰 | 集中+3 | Lv4×1 Lv1×1 |
納刀術+1 | ||
脚 | フルチャージ+3 | Lv4×1 Lv2×1 |
納刀術+2 | ||
一式 | 氷属性強化+6 | Lv4×6 Lv3×1 Lv2×2 Lv1×3 |
災禍転福+3 | ||
集中+3 | ||
体力回復量UP+3 | ||
納刀術+3 | ||
抜刀術【技】+3 | ||
フルチャージ+3 | ||
死中に活+1 | ||
シリーズ スキル | 2部位以上:会心撃【属性】 4部位以上:冰気錬成 |
- 歴戦王イヴェルカーナを討伐して得られる素材を用いて作成できる装備。
新たに氷属性強化、集中、体力回復量UP、フルチャージ、死中に活が追加された。
ひるみ軽減と精霊の加護のポイントは消失した。
ラヴィーナα/βと比べると大半のスキルは1部位でスキルポイントが最大になるように調整されており、
部位単位での運用がかなりしやすくなっている。
取り分け汎用性が高いフルチャージ、納刀術が発動する脚は
EXドラゴン防具と組み合わせた様々な武器のテンプレ装備に組み込まれている。- 死中に活で状態異常中の生存性を向上させつつ災禍転福で反撃。
体力回復量UPでフルチャージが発動させやすい。
大剣でおなじみの抜刀術【技】、集中、納刀術の3種が揃っている。
シリーズスキルの会心撃【属性】の効果を向上させる氷属性強化Lv6など、
スキル同士のシナジーはかなり高いのも特徴。- 大剣で運用する際は、EXラヴィーナ4部位に腕をEXドラゴンとすれば
抜刀以外の会心率を補強してハイブリッド型にできる。
ブラックミラブレイドを用いたララドララ構築は抜刀大剣の最終形と言えるだろう。
また、覚醒武器に冰龍の神秘、胴体と腕をEXドラゴンとすれば、
抜刀術こそなくなるものの氷属性強化を切って全攻撃確定会心まで盛る構築が可能。
氷属性の覚醒武器なら氷属性強化も誤差レベルではあるが活用できる。
物理期待値ではミラブレイドでの構築にほんの僅かに劣るものの、依然一線級の攻撃力を発揮し、
アルバトリオンのようにミラブレイドが不向きな相手にはまだまだ覚醒ラドドララも上手である。 - そしてもう1つの冰気運用として有名な冰気片手剣もラヴィーナγで強化された。
この場合は腰をEXドラゴンにしたラララドラ構築が主流。
こちらも大剣同様に真・黒龍剣を用いたものが最終形であるが、
覚醒武器を用いて抜刀術をはずしたラドラドラ構築も現役。
- 大剣で運用する際は、EXラヴィーナ4部位に腕をEXドラゴンとすれば
- 死中に活で状態異常中の生存性を向上させつつ災禍転福で反撃。
- なお、αβ同様に斬れ味や会心率の補助スキルは一切存在しない。
上述のミラボレアス武器と合わせる場合、この点が非常にネックになってくる。- 会心率の面では、冰気錬成が特に人気な大剣、片手剣はともにマイナス会心30%とかなり重たい。
弱点特効を常に発動させるため、弱点への傷付けの維持が常に必要とされている。
また、抜刀術【技】である程度のカバーができる大剣はともかく、片手剣の場合は
会心率100%を達成するには回復カスタムを諦める選択肢も挙がってくる。*1 - 斬れ味の面で見ると、ミラボレアス武器のマイナス会心をカバーするために
護石の業物よりも挑戦者や見切りが優先されることが多く、斬れ味サポートスキルは
せいぜい積めても匠Lv2程度になるのが一般的である。
ドラゴン防具を超える火力を発揮するためには、短い紫をしっかりと活かさなければならない。 - 総じて、使いこなすとなるとかなり上級者向けの装備であることは間違いない。
とはいえ、作成難度の方も歴戦王イヴェルカーナやミラボレアスの周回が必要と
今作でもかなり厳しい部類に入るので、それほどの実力のあるハンターなら使いこなすのも夢ではないだろう。
- 会心率の面では、冰気錬成が特に人気な大剣、片手剣はともにマイナス会心30%とかなり重たい。
- この作品では、冒頭で述べた「イヴェルカーナ武器」と冰気錬成の相乗効果は存在しないので注意が必要。
MHR:S 
- Ver.14より追加。その性能は以下の通り。
ラヴィーナシリーズ 
部位 | スキル | スロット |
---|---|---|
頭 | 研磨術【鋭】+3 | Lv3×1 Lv1×1 |
剛刃研磨+1 | ||
装填拡張+3 | ||
胴 | 冰気錬成+1 | Lv4×1 Lv2×1 Lv1×1 |
納刀術+3 | ||
腕 | 冰気錬成+1 | Lv3×1 Lv2×1 Lv1×1 |
抜刀術【技】+3 | ||
腰 | 冰気錬成+1 | Lv3×2 Lv2×1 |
集中+3 | ||
脚 | 氷属性攻撃強化+5 | Lv4×1 Lv1×1 |
会心撃【属性】+3 | ||
弱点特効【属性】+1 | ||
一式 | 研磨術【鋭】+3 | Lv4×2 Lv3×4 Lv2×3 Lv1×4 |
剛刃研磨+1 | ||
装填拡張+3 | ||
冰気錬成+3 | ||
納刀術+3 | ||
抜刀術【技】+3 | ||
集中+3 | ||
氷属性攻撃強化+5 | ||
会心撃【属性】+3 | ||
弱点特効【属性】+1 |
- 固有スキルである冰気錬成が復活。
レベル制に変わったものの、大きく仕様が変わることはなく、
さらには付随するスキルが大剣で使えと言わんばかりのラインナップになっている。- 必須スキルの集中はともかく、抜刀術【技】と納刀術はスキルや人によっては不要になることも。
これらは傀異錬成(スキル特化型)で消えてもいいスキルとしてプラスに考えてもいいだろう。 - また、この作品の冰気錬成は冒頭でも述べた通り、
イヴェルカーナ武器と組み合わせることでゲージが上がりやすいという新仕様も含まれている。
- 必須スキルの集中はともかく、抜刀術【技】と納刀術はスキルや人によっては不要になることも。
- 脚防具は属性攻撃に特化しており、特に氷属性武器を使う際はパーツ単位でかなり有用な部位。
氷属性弱点にはガンナー御用達のディアブロス、紅蓮滾るバゼルギウス、エスピナス、
剣士でも狩りやすいラージャンなど、
周回で人気のモンスターも多いため、お世話になることも多いだろう。
レア素材を要求するところも、もしかしたら公式も分かってやっているのかもしれない。- ただし、ガンナーテンプレとして流行っている伏魔響命とは脚部位が被ってしまっている。
伏魔響命は現状では装飾品、傀異錬成どちらも未実装なため、
Lv3との併用ができなくなる点は要注意。- とは言え、伏魔響命のレベル低下による属性値を装飾品や護石・傀異錬成などの見直しで補えるなら話は別である。
特に逆恨みや奮闘と併用するなら赤ゲージの確保、つまり伏魔響命が1でもあれば火力に貢献するであろう。
- とは言え、伏魔響命のレベル低下による属性値を装飾品や護石・傀異錬成などの見直しで補えるなら話は別である。
- ただし、ガンナーテンプレとして流行っている伏魔響命とは脚部位が被ってしまっている。
- 頭防具は素で研磨術【鋭】Lv3と剛刃研磨が発動する。イヴェルカーナ近接武器との相性も良い。
不要なスキルは傀異錬成で消してしまおう。
オトモ装備 
ラヴィネコシリーズ 
- オトモアイルー用のイヴェルカーナ装備。
初出のMHW:Iでは「EXラヴィネコα」という名称だったが、MHR:Sで単に上記の表記になった。
- こちらは巨大な二本の角の上から纏ったベールが目立つ白銀の鎧といった感じになっている。
男性用装備と同じくフルフェイスとなっている。
- 武器は「ラヴィネコランス」というシンプルな氷の槍。
納刀時は普通の槍だが、抜刀しているときはオトモアイルーの背丈を優に越すほどの刀身になる。
- ちなみにMHFにも同名の「ラヴィネコシリーズ」が存在するが、
あちらはラヴィはラヴィでもラヴィエンテである。
武器は「ラヴィネコソード」なので、そこまで被ってはいないが。
ラヴィガルシリーズ 
- MHR:Sで初登場したオトモガルク用の装備。
アイルー用と同じくタイプ01(男性用)のデザインをガルク用に落とし込んだイメージ。
頭部からは3本の氷の角が生えており、後述のなりきり装備ほどではないがイヴェルカーナらしさを感じさせる。
特有のベールは尻尾の上に伸びており、さながら氷のマントのよう。
武器は「ラヴィガルブレイド」。折りたたみ構造になっている以外はオーソドックスな氷の剣となっている。
なりきり冰龍 
- MHR:Sにイヴェルカーナが復活参戦したVer.14アップデート記念に制作された、オトモガルク用の重ね着専用装備。
当時は「CAPCOM ID」ユーザー向けのキャンペーンとして応募者全員に先行配信され、
現在では無料で一般配信されている。
- 「なりきり」の名前通り、その外見はガルクサイズまでちっちゃくなったイヴェルカーナそのもの。
氷を纏った姿が忠実に再現している事に加え、あの大きな翼もしっかり備えているため、
そのボリュームはガルク装備でも最大クラスとなっている。カメラワークによっては一面氷だらけになることも。