Tal Meteor Wiz

Last-modified: 2024-03-17 (日) 10:10:53
 

コンセプト

Season制黎明期にこそたびたび活躍したものの、その後英語圏では"Meme F-Tier Set"扱いを受けてきたTal Rasha's Elementsセット。
4属性を使わせたいというメカニズムのエゴが先行してテーマが不明瞭なセットだったが、patch2.7.4でようやく本来のテーマであるMeteorに回帰し、支援Legendaryの強力さも相まって現代基準の強ビルドとして帰ってきた。
4属性のSpellを回転させてセット効果やElemental Exposureを維持し、2piece bonusで発生するものではなくWiz本人がキャストしたMeteorのダメージで敵を倒す。

 

長所

  • patch2.7.4(S27)・patch2.7.5(S28)でMETAを張った圧倒的高火力。
  • 元々「低倍率のセットを高倍率の支援Legendaryで最強に持って行った」ビルドのため、patch2.7.7(S30)のTalセットnerf後もLegendaryが大半健在のためまだ強い。
  • MeteorのRune選択、Signature Spellの実装有無と言ったバリエーションがあり、プレイヤーの好みで調整出来る。
  • 2piece bonusが対象属性への短時間無敵化に変更され「素殴りには弱いがEliteの固有攻撃には強い」という特殊なタフさがある。
     

短所

  • Cubeと本体装備で2-handed Staff 2種に用があるためOff handが装備できない。
  • PhysicalとPoison属性に対する無敵化が無いため結局のところ被ダメージは非常に高く、対策が必要。
  • Wizardの設計上の宿命で、何らかの攻撃スキル主体のSetは変身要素を切り捨てることになり、CCにはプレイングで対応が必要。
  • Cometルーンは地面に残る氷のエフェクトが非常に重いためラグが酷く、対になるStar Pactルーンはプレイ感が独特(S28に限ってはそうでもないが)。
     

戦い方

自然とTalセットの能力が起動するように立ち回る必要が出るため、スキル実装の時点からそれを意識して構築する。多分その段階の方が頭を使う。
実装が完成したら、実際の戦闘では「スキルを順番に使用してからMeteorを打ち込む」というルーチンワークでTalセットのbonusおよびElemental Exposureを維持する形になるが、実際はStorm Armor(Lightning属性担当)とFamiliar(サンプルではFire属性担当)の持続が10分と長いので当ビルドの操作はむしろ楽な部類に属す。
Meteorのキャストから着弾までには多少の待機時間があるため、その間Wiz本体が被ダメージで死なないよう立ち回る(装備で対策する)必要がある。
S27(patch2.7.4)終盤~S28開幕期にはよりビルド構成が洗練され、主流のCometビルドは遠距離維持、Star Pactビルドは近距離維持に分立した。

 

Active Skill

共通
MeteorMeteor / Comet / Star Pact
Mempo of Twilightで実装状態になるMeteor Shower、Cooldown15秒が付加されるMolten Impact以外のRuneが主流。汎用性のCometはCold、一発型のStar PactはArcane属性。
Storm ArmorStorm Armor / Power of the Storm
Halo of Kariniによる防御面とコスト減のため実装。Tal Rasha系ビルドではLightning属性担当でもある。
FamiliarFamiliar / Sparkflint
一度召喚すれば10分という長時間操作不要のFire属性担当で、効果も火力向上なので相性が非常に良い。
TeleortTeleport / Calamity / Safe Passage
主流のCometビルドではCalamityでArcane属性担当。緊急回避用としては安全重視のSafe Passageも可。
Cometビルド
Magic WeaponMagic Weapon / Deflection
CometビルドではShield発生ルーンに。
Black HoleBlack Hole / Absolute Zero
巻き込んだ敵の数に応じてColdスキルを強化。TalビルドはCDRを積まないことが多いので適宜使用。
Star Pactビルド
Spectral BladeSpectral Blade / Ice Blades
Star Pactは一発型なのでコスト回収しつつArcane Dynamoを蓄積。好みならCold属性でさえあれば飛び道具に変更しても良い。
Magic WeaponMagic Weapon / Conduit
Spectral BladeとMeteorの残り火でAP回収を可能に。
 

Passive Skill

共通
Elemental Exposure.pngElemental Exposure
Talセットの起動キーと同じなので入れといて損しないでしょう。
Galvanizing WardGalvanizing Ward
定番のShield発生源。WizがSquirt's Necklaceに適正を持つ理由でもある。
Cometビルド
Astral Presence01.pngAstral Presence
Cometビルドはこれ以外にコスト回収を持たない形が多い。
Power Hungry01.pngPower Hungry
Cometビルドは遠距離維持にまとまった。
Star Pactビルド
Arcane Dynamo01.pngArcane Dynamo
一発型でコスト回収が必須ののStar Pactに噛み合うPassive。
Audacity.pngAudacity
殊にSpectral Bladeを使う場合はセットに。Signatureを飛び道具にしてPower Hungryにしても良い。
 

Legendary Gem

Gear

  • メインスキルのダメージボーナスがrollする部位
    • Helm、Boots、Source
      • 当ビルドは2-handed staffが主体なのでSourceを使うことはあまり無い。
  • 優先stats
    • Crit Chance、Crit Damage、Area Damage
  • Class Set
    • Tal Rasha's Elementsセット
      • patch2.7.4でReworkされた。Arcane・Fire・Lightning・Coldの属性スキルで攻撃すると同属性のMeteorが降り、更に該当属性に対して短時間無敵化する。
        ダメージ倍率は強化されておらず支援Legendaryが主体のため、これら4属性を回すサイクルは必須と考えてよい。
        構成が特殊なセットで、今回当ビルドではBody Armor・Pants・Glovesは確定で使用。AmuletとBeltの取捨選択をプレイヤーが好み判断する他、Star PactかつAP自動回復という特殊な組み方をするプレイヤーも居る(こちら参照)。
        CubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を確保。
      • Squirt's Necklaceを使用する場合の必要部位はHelm・Body・Belt・Pants・Glove。
  • Craft Set
    • Aughild's Authorityセット(Guardian's Jeopardyと択一)
      • ShoulderとBracersを装備し、CubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を確保。
        TalセットはShoulderとBootsが無いので無理なく収まる。
    • Guardian's Jeopardyセット(Aughild's Authorityと択一)
      • TalセットはShoulderが無いので実はGuardianとの噛み合いがあまりよろしくない。AmuletをTalセットにすることを考えればBelt+Bracersで無理なく収まるので、Squirt's Necklaceのデメリットを嫌うプレイヤー、Season序盤等に適す。
  • Main Hand
    • The Grand Vizier
    • The Smoldering Core
      • いずれも2-handed StaffにしてMeteorにボーナスがあるLegendaryなので、良品を所持している方を本体が装備、他方をCubeに。
  • Boots
    • Nilfur's Boast
      • LoDではお馴染みのMeteor靴。TalセットはBootsが無いので本体装備用に取得したい。Meteor +15%が出得る。
  • Amulet
    • Squirt's Necklace
      • 定番ハイリスク・ハイリターンAmulet。ShieldのあるWizは維持が得意。
  • Rings
    • Halo of Karini
      • Storm Armorを付け15y離れた相手に落雷すると、5秒間被ダメージが60-80%軽減されるRing。
        必須ではあるが、射程に条件があるため似たダメージカット率を誇るBand of Mightほど確実性が無い。Eliteの残り1体、RG等は15y内に留まらないことを意識したい。
    • Convention of Elements
    • Unity
      • 残るRingは攻防の不足している方をチョイス。
         

Kanai's Cube

  • Weapon
  • Armor
    • Mempo of Twilight
      • patch2.7.4でMeteor/Meteor Showerが選択状態になりダメージも上昇する能力を得たことでCube登録対象品目になった。
        同時に(恐らく)WizのSmart Drop対象品になったと思われるのでWizで取得しよう。
        この品目、非常にレアな「Primary Affixが全部固定」という装備で、その内容がMain Stat・All Resist・IAS・SocketとぶっちゃけHelmとして好ましくない。可能な限りCubeでの運用をオススメする。
  • Jewelry

Followers

  • Templer
    • スキル構成だけで遠距離を保つのは難しく、Heal持ちの前衛は頼れる。
  • Scoundrel
    • Meteor着弾位置の若干のランダム性とNight's Veilの性質で運要素が強め。
  • Enchantress

その他

PTR2.7.4では今一つパッとしない感触だったが、本実装に際してMempo of Twilightに能力が追加され注目度が急上昇した。

  • Seasonプレイ固有
    • 普段使いにはCometが圧倒的に使いやすいが、短所の項で記載した通りこのルーンは非常にラグい。
    • Laggyでも死なないプレイが出来る程度に装備/Paragonが充実している訳ではないのならStar Pactの方が無難。
      Alter of Ritesが常駐化されたSeasonalプレイでは追加のAP on Crit効果があるため、特にGeneratorも用意せず回収できただけのAPで次のMeteorを撃ってしまうプレイでも十分強い。
  • 重ね着するサブセットの選択
    • Paragon LVに余裕がある場合は本文の通りAughild's Authorityが適合するが、低Paragon LV期には同じく2.7.4で強化されたGuardian's JeopardyによるVit激増が捨てがたい。
      脆いビルドなのでVitによるタフネス増強は最終装備と言っても問題無い要素で、プレイヤーの好みなら良品を追求するのも良い。
      ただしGuardianは基本的にBelt+Bracersという競合が少ない部位で装備することが多く、Tal RashaやNatalyaのような元々Shoulderが無いセットはAughildの噛み合わせが非常に良い。
      なお、Guardian型ではShoulderの候補にPauldrons of the Skeleton Kingが入ってくるので、Act1 Bounty Cache開封時はいつものノリでノーチェックでSalvageしないよう注意。
  • Star Pact + AP自動回収型
    • patch2.7.4初頭に開発されていた、ある意味夢のあるビルド。
      AP on Critのために魔女ハットを導入するなど工夫が感じられ面白いのだが、如何せんAddsを呼ばないRift Guardianに対してどうやっても毎回AP全快Star Pactを撃つには至らず、次第にStar PactはArcane Dynamo型にシフトしつつある。
      • Dark Mage's Shade
        能力より三角帽子のグラフィックの方が有名なWiz Hat。
        実際のところ当ビルドにとってLife低下時にDiamond Skin自動発動の能力は「あって困るわけではない」程度の評価。
        Star Pactを使う場合、両手が塞がっておりSourceを使えない当ビルドが全AP消費後の回収用にArcane Power on Critが欲しいという理由だけで選ばれている。
        Star Pactビルドでは頭にこれを使用し、MempoがCubeで確定、TalセットはBeltとAmuletが必要。
        またAPoCをRollしたいということはInt・Crit・Meteor +15%は実現できないので、いずれか一つをAPoCのために削る。完璧を求めると相当出ない。
  • Easy Contents仕様
    • Meteorのルーンをキャストから降下までが速いThunder Crashに変更し、Teleportを連発できるように本体のMain HandをAether Walkerにする等のアレンジを施す。
      AmuletやBracersをElemental BonusがLightningのものに変更する必要があるように感じるかもしれないが、正直言うと火力がありすぎるのでT16 Contentsをプレイする分にはそこまで徹底した調整は必要無い。
    • 気になる場合はRingの片方をStone of Jordanに変更し、Meteorの実装はThunder Crashとすれば良い。
      この際は普段使っているTal Rasha装備一式とSoJのElemental Bonusを合わせればお得。
      Legendary Powerにより、Lightningにも同じ値のボーナスが入るため、その他の装備は特に変更しなくて良い。
    • 2-handed Staffを片方だけ残す場合には、手動起動のコストが半減するThe Grand Vizierの方を残すのが得策だろう。
       

コメント

  • 筆者はSignature無し・AP自動回復型Star Pactビルドで運用しているので他Runeはまだあまりプレイしていませんが、多分Cometが主流になりそうな気がしています。 -- 2022-08-28 (日) 13:26:04
  • 2.7.4序盤現在、The Smoldering CoreのStack能力の方は装備者本人だけでなくPartyの別のWizのMeteorにも効果が出る模様。Tal Meteor2人で片方が蓄積担当・片方がStar Pact担当なんて遊び方してるとこもあるらしい。バグっぽいけどあまり有害でもないのでhotfix案件ではないと思う。 -- 2022-08-28 (日) 15:37:39
  • 汎用性のComet、大艦巨砲主義のStar Pactの2派に定まってきたのでそれらを組みやすいように編集。落下が速いThunder CrashでAether Walkerを使うT16ビルドってのも存在するらしいんですが、試せていないので記載は見送ってます。 -- 2022-08-31 (水) 17:26:13
  • Season27は2menで片方がStar Pactのペアかなり強そう。Magic Weapon/Conduit+Sanctified Magic MissileでAP高速回収してMAX Star Pactで回る -- 2022-09-05 (月) 11:34:07