【太陰の一族】

Last-modified: 2023-10-25 (水) 12:29:32

概要

【ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ】に登場し、【ソウラ】達と戦うことになる魔族の集団。「グルヤーン・イル・イシュ」とも読む。

500年前

元々は魔界の辺境に住む一部族だったが、魔界の地殻変動により住める場所が減ったため、領地は切り取り次第という条件を受け、【守護者ラズバーン】による【アストルティア侵攻】の一翼を担うことになる(なおこの故郷は現在変わり果てているとのこと)。
 
当時の当主である【魔公王イシュラース】【イシュナーグ海底離宮】を築いて【ウェナ諸島】への侵攻を開始。
そこで【真の太陽】の一団と対峙することになるが戦力は拮抗し、戦いは膠着状態となったため、元々魔族らしからぬ穏健派だったイシュラースは、密かに真の太陽の団長【シャクラ】との和解を模索し始める。
 
しかし、ラズバーンは冥王誕生の糧となる死者の魂を集めやすくするために戦争を激化させることが第一の目的であったことから、配下の者をヴェリナード兵に潜ませて講和の道を絶たせた。
だまし討ちにあったイシュラース達は、真の太陽の副団長【アスキス】を倒して戦線離脱を計ったものの、時を同じくして滅んだ【偽りの太陽】を利用した彼女によって相打ちの致命傷を負わされる。
 
死期を悟ったイシュラースは「最後の個人的な我儘」として【シャクラ】と一騎打ちの決着をつけた後、呪いのイバラの力を使って息子や残存の魔物達を石化させ、離宮ごと海に沈めて未来に希望を繋いだ。
 

現代

本編より10年前に復活し、父の悲願を継いだ【魔公子イシュマリク】を筆頭に再起を図るが、戦力は大きく減っていたため、【常闇の君】やその配下である魔博士たち(【ゾフィーヌ】【エストリス】【プラクゥ】【アビー】)の力を借りることとなる。
漫画本編での主な敵役となっており、概要の通りソウラたちと戦う機会も多い。
 
離宮は【ウェナ諸島】の大渦と魔法防壁に阻まれた海域の底に存在し、奥地には魔博士達によるモンスターの製造工場が新造されている。
実は戦う意志や力のない一般住民モンスターも相当数存在しており、領内は非戦闘員と戦士が混在した居住区も兼ねている。
 
元々海底を強引に切り開いた場所であるためか土地は痩せており、作物が育ちにくい。当主自ら「手慰み」と畑仕事も手伝っているが将来性は無く、離宮自体も既に魔法防壁の魔力切れによる崩壊が迫っていたため、アストルティアへの移住権を求めて再度の侵攻を急いでいた。
そして【ルシナ村】への襲撃でアズリアの奪取に成功した事を機に、ヴェリナード王国主導で集められた兵士・冒険者達の連合軍と全面戦闘をすることになる。
 
しかし上記実態とマリク達の真摯な人柄から、被害を受けたソウラ達も彼らを滅すべき悪とは思えなくなってゆき、その意を組んだ連合軍はなるべく死者を出さない様に戦争を進行。
最終的に切り札の【復讐の月】が破壊されたことを契機とした、魔博士たちの裏切りによるマリクの暴走をソウラ達が食い止めたことで和平が成立。
海底離宮は崩壊してしまったが、メンバーは【キャット・マンマー】の計らいで【猫島】の一角に居住権を与えられ、ウェナの隣人として再スタートをきった。
 

メンバー

500年前

現代