【オーガー】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:23:55

概要

DQ4とDQM1、DQM2に登場する、鎖に繋がれた鉄球を振り回す緑色の巨人のモンスター。
逆立った髪と立派なヒゲが特徴。そしてムキムキの肉体を際立たせる【ブーメランパンツ】が印象的。
色違いには【てっきゅうまじん】【オーガソルジャー】、色違いボスに【スイフー】がいる。
  
名前の由来は世界各地の伝承に登場する邪悪な鬼のような精霊で、かの「長靴をはいた猫」や「ジャックと豆の木」に登場する巨人もこれ。
元ネタの方は変身能力を持っていたり、悪知恵を働かせて人間を捕らえたりする他、日本語訳の「長靴をはいた猫」のバージョンによってはなんと魔王と言われることもあるが、DQシリーズのオーガーにそんな能力はなく、見ての通りのただの脳筋で、もちろん魔王などには全く属さない。
尤もファンタジー作品におけるオーガー(【オーガ】)は9割9分「【トロル】とどっちがマシか」レベルの頭の悪い脳筋で、知恵あるオーガーの方がむしろ異端児である。
形はどうあれ整った服装をして高度な冶金技術がなければ作れないであろう鎖付き鉄球を使うDQシリーズのオーガーはこれでもだいぶマシな方である。
 
名前の近い【シールドオーガ】系とは(系統種としては)DQ4リメイク・DQ7で共演。
PS版DQ4の【公式ガイドブック】によると【オーガキング】はオーガーたちの王であるらしい。
また、資料によっては緑のパンツマン繋がりで【サタンジェネラル】の部下とも書かれている。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体であり、№23と手書きで記されている。

DQ4

【世界樹】【ゴットサイド】周辺に出現する。
ボスでもないのに頭部と鉄球が上下のウィンドウにはみ出すほど大きなグラフィックが特徴。
 
見た目通りの力押しモンスターで、HP210・攻撃力143とともに高く、時々【痛恨の一撃】を放つ。
だが、その分防御面がお留守になっていて、守備力や攻撃呪文に対する耐性が低い。
補助呪文にはそれなりの耐性を持つが、【ラリホー系】が弱耐性で効きやすいので眠らせてしまうといい。
ただし50程度の【自動回復】を持っているので攻めるときは一気に行かないと効率が悪い。
 
勇者一行が相手だと一気に畳まれてしまうオーガーだが、【格闘場】ではこの自動回復のおかげで異様に強い。
【じごくのもんばん】とのタイマンカードでは相手の方が全体的なステータスは上なのに、この自動回復を上回るダメージを出せないため事実上の無敵化。
一方的に相手を屠る。
上位種の【てっきゅうまじん】ともども、まるで自動回復という隠れた仕様を教えるためにあるような試合である。
ただしオーガーの倍率は1倍ちょっとくらいとかなり低い。
超鉄板ではあるがその分リターンもほぼない。
 
落とすアイテムは【ほのおのつめ】
一応非売品のレアアイテムではあるが、すでに【ガーデンブルグ】で手に入れているであろうし、そもそも【アリーナ】には【キラーピアス】があるので装備する必要もないだろう。
道具使用で発動する【ベギラマ】は誰でも使えるが耐性持ちが多く、おまけに呪文と違って単体にしか効果がない。
こんな終盤の時期に効いたところで高くて40ダメージ程度しか与えられないというのは完全に力不足。
一応売れば7500Gになるので金策には有効。

リメイク版

オーガー系はグラフィックがDQ7の流用になっているせいで、サイズが小さくなって迫力が薄れる結果に。
その代わり最大3体で出現出来る様になった。
普通なら3体でも問題はない相手だが、世界樹内部や縛りプレーなどでパーティや攻撃法に縛りがあるときに3体も出ると長期戦になって面倒くさい。
世界樹で長期戦に持ち込みたくないときは逃げよう。後衛が事故死しても下は【せかいじゅのは】だらけなのだから全滅さえしなければいい。
ちなみに通常攻撃で鉄球を叩きつけた瞬間のポーズとしてFC版の立ち絵(に近いポーズ)も採用されている。
 
格闘場でのバトルでは、地獄の門番に攻撃を回避される可能性が生じたが、それでもこのカードはオーガーの勝ち確定と言い切ってしまって良いだろう。

DQMシリーズ

DQM1とDQM2に登場する悪魔系モンスター。レア度は普通。
DQM1では【ねだやしのとびら】に出現。
悪魔系と【おおきづち】が簡単な配合だろう。
【さみだれぎり】【メタルぎり】【みなごろし】を覚える。
ステータスは見た目通りの筋肉馬鹿…、と思いきや【MP】以外の伸びが高めと意外(?)にもバランスがいい。
DQM2とPS版では【ようがんまじん】との配合で【いどまじん】
【うごくせきぞう】【バルザック】との配合で【ボストロール】になる。
 
テリワン3Dではこいつから【ちいさなメダル】を盗むのが効率的なため、【ぬすっと斬り】の餌食となった。
特性は【メタルキラー】【アンチみかわしアップ】【ひんしでかいしん】【攻撃力ギャンブル】
攻撃力ギャンブルはもともとの攻撃力の高さのおかげで、はまれば強いが駄目なときは本当に駄目なので運要素が強いモンスター。
【ルカニ】【麻痺】【マホトラ】の耐性も弱いので少々使いづらい。攻撃力ギャンブルが魔神攻撃だったらまだ使えたかも。
スキルは「【あらくれ】」。
 
イルルカでは【新生配合】【ギガキラー】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【スタンダードキラー】を習得。

ライバルズ

第3弾カードパック「不死鳥と大地の命動」にて実装。占い師のレア。

3/4/3
天啓の神域の効果によってデッキから手札にこのカードが加わった場合、
ランダムな敵ユニット1体に3ダメージ

天啓の神域は乗っていたユニットよりコストが1高いユニットをデッキから引く地形。
つまりコスト2のユニットを乗せる&コスト3のユニットをオーガーのみに絞れば確定でこの効果を活かせる。
ただ、その為だけに構築を縛るのは旨みが少ないしそもそも地形に頼らずとも占い師は手札補充しやすいという事で採用例は少ない。
とはいえ地形のチュートリアルで使われるので見たこと自体はあるプレイヤーも多いはず。
鉄球が無骨にズドンと降ってくるダメージ演出はどこかシュールにも見える。

ドラけし!

【世界樹】に登場。☆2・赤
スキルは「ふりおろす」

ダイの大冒険

最終決戦の処刑場に【ザボエラ】が潜ませた【魔界】の怪物の一員として、系統モンスターが多数登場した。
【クロコダイン】を二匹がかりで鎖で縛ったりもしているが、他のモンスター同様倒された。
最後には【超魔ゾンビ】のパーツにされている。
 
また【バーンパレス】【ヒュンケル】に襲い掛かるモンスター軍団にも多数含まれている。
 
漫画だと【ベレス】を倒すシーンだった「チウに【ズタズタヌンチャク】でノックアウトされ、跳ね返ったヌンチャクでチウも自滅する」というコミカルな一幕は、新アニメだとやや後のタイミングになり、相手役にはオーガーが抜擢された。
 
新アニメでは【ロロイの谷】に登場したものは、第67話で3Dモデルを使用して大量に描かれたものはてっきゅうまじんカラーだったのだが、第68話や第76話の作画だとオーガーの色合いになっている。意図的なものか色指定ミスかは不明。
一方バーンパレスに登場するものは、てっきゅうまじんカラーで統一されている。ただし第75話で「それだけではない! あの城の中にはどんな外敵も入ることはできん!」と喋った際に字幕表示をすると、話者はオーガーになっている。

蒼天のソウラ

【太陰の一族(グルヤーン・イル・イシュ)】の雑兵として多数登場する。
【魔公子イシュマリク】が彼の管理するトゲ付き鉄球を媒介に【エクステンション・ライン】【キラースター】を生成した。
モノクロ漫画であるため他の色違いと区別がつかないが、16巻のカラー折返しで緑の肌を見せている。