【しゅくふくのつえ】

Last-modified: 2024-03-28 (木) 21:39:30

概要

武器(杖)の一種。
基本的に攻撃には向かない性能だが、道具として使うと【ベホイミ】の効果。
MP無消費の無限ベホイミは敵の攻撃が激しくなる中盤の回復に重用される…と言いたいところだが、実際にこれが中盤で手に入るのはDQ7のみで、他の作品で入手できるのは終盤にさしかかった頃なのであまり活躍しない。
一応MPの節約にはなるが、戦闘中にしか使えないので終盤にはやる事がない暇なキャラが使う程度の位置付けである。
ただし、無限無償ベホイミは一人旅や低レベル攻略などの特殊な制限プレーとの相性が非常に良くそれらでは終盤まで重用される。
 
ほぼ同じ性能の亜種として【ゲントのつえ】【けんじゃのつえ】がある。
 
DQ8以降は【杖スキル】の特技・【祝福の杖】として登場したため出番がなくなったが、DQ10では同デザインのものが【福音の杖】として復活した。

DQ4

【クリフト】【ブライ】【ミネア】が装備可能。
非売品だが売却可能で、売値は4500G。
一応攻撃力5と設定されているのだが、装備した状態で攻撃するとなんとその相手のHPが回復してしまう。
武器としては役に立たないため、主に道具として使用することになる。
FC版では、道具使用時のターゲットがなぜかデフォルトでは敵に向かうので、勇者が使う場合にうっかり敵のHPを回復させないように注意。(【パーティアタック】で味方のHPを回復させることができる。)
当然だが仲間に持たせると普通に仲間の回復に使ってくれる。AIが勝手にパーティアタックを行うことになる、珍しい例である。
 
【世界樹】2Fの宝箱に入っているが、この頃には戦闘中限定のベホイミではやや物足りない感がある。
ただしFC版の【透明気球】を使うなら話は別で、船入手直後に手に入ってしまう。
同所はマヒャドバギクロスの飛び交う難所だが、世界樹の入口から割と近い宝箱に入っているため、低レベルでもそこそこの運があれば結構簡単に取れることがある。
どうせ世界樹の葉は2F以上に行かないと取れないので、一緒に回収してもほとんど手間は変わらない。
 
一応、FC版ならば素早さの低い【ライアン】辺りに待たせておけば、緊急時にいい感じで使ってくれる事もある。
素早い【アリーナ】に回復してもらう方法もあるが、終盤の重要なダメージソースである彼女に、わざわざ手を休めてまでベホイミ程度の回復役を担当してもらうような場面は少ないだろう。
本作は【自動回復】するボスも多いため、アタッカーの手を休めるのが逆効果になることもあるので注意が必要。
ちなみに、AIがこれを使用する目安はHP4割前後で、これは【ガンガンいこうぜ】でも【いのちだいじに】でも基本的に同じ。
また、【けんじゃのいし】とこれを両方持たせると、賢者の石の方が優先され、これは使用しない。
ただし【ちからのたて】よりは優先されるようで、一緒に持たせると力の盾は使わない。
 
【ビビンバー】【ドロップアイテム】でもあるため、【王家の墓】で運良く入手できれば【エスターク】戦にも投入可能なので、この頃ならばまだありがたみもある。

リメイク版

【めいれいさせろ】が導入されたので、全てのキャラに任意に使わせることが可能となり、使い勝手が多少良くなった。
また、基本的にAIが道具を使ってくれなくなったリメイク版でも、この祝福の杖と賢者の石だけは使ってくれる仕様になっている。
しかし、全体的にHPが増えた影響もあり、終盤の回復量としてはやはり微妙。
アタッカーに緊急回復させたい場合は【世界樹のしずく】や賢者の石の方が有用だろう。

売値がそこそこ高いため、DS・スマホ版なら【トルネコ】の盗みで簡単に量産できるので資金源としても活用できなくもない。
しかし、DS・スマホ版では、袋による章間のアイテムの大量持ち越しが可能になり、資金調達手段としてはそっちの方がはるかに楽なのであまり意味がない。
理論上は【キングレオ】戦前の船入手後の時点で入手する事も可能だが、この時点では無限回復手段もなく、十分なレベルがなければ当然返り討ちに会うだけなので注意。一応相手が単体なら【ラリホーマ】で眠らせられれば安全に盗めるが、ビビンバーは複数で出てくることが多いので難しいし、【自動回復】もないのでずっこけての会心の一撃が出ると死なせてしまう。
そして、のんびりトルネコの盗みをやれるほど味方が強くなった頃には、やはり実用性はなくなっている。
 
ちなみに、PS版では会心の一撃が出ると回復させずに普通にダメージを与えるというバグがある。

DQ5

前述のとおり一応武器にカテゴライズされているが、誰も装備できない。
本作でも攻撃力5で殴った相手を回復するという効果になっており、【パーティアタック】ができなくなった本作では「ただ敵を回復するだけの武器」という状況になってしまうため、誰も装備できなくしたのだろう。
入手時期は前作より多少早くなり、【トロッコ洞窟】で入手可能。
【女の子】に持たせておけば、いざというときの回復担当にできる。
とは言え、本作では【ベホマ】の使い手も多く、特殊な縛りプレイでもない限り、それほど出番があるわけではない。
終盤では単体に75~95の回復量は焼け石に水なので、こんなものを振って遊んでいる暇があれば少しでも敵を減らす方にエネルギーを使った方がいい。
ちょうど、敵の攻撃が一気に激しくなる魔界に突入直後に賢者の石が手に入るので、それ以降はお役御免になる運命。
ただし、低レベルプレーなどでは非常に重要な回復ソースとして活躍する。
売却することはできるが、上記で入手できる一品物なので、売らない方が良いだろう。
 
先述のとおり、誰かが装備できても敵を回復するだけだが、もしSFC版なら【HP無限バグ】への対処法になったかもしれない。

リメイク版

戦闘メンバーが最大4人になったこともあり、誰か一人にはこれを持たせて暇な時に回復をする、というプレイングがSFC版よりもやりやすくなった。
また追加された【すごろく場】に挑む際は挑むキャラにこれを持たせておけば戦闘中に楽に回復できるようになり以前よりも使用機会は増えた。
【暗黒のすごろく場】ではもう1本入手できるようになったが、こちらは入手時期的に使用機会があるかは微妙である。

DQ7

DQ6ではゲントのつえに出番を取られて欠席したが復活。
攻撃力15。威力は貧弱だが、今作では通常攻撃で普通にダメージを与えられる。
【マリベル】【メルビン】が装備可能。

【クレージュ】のイベントをクリア後にお礼として入手できる。
ご神木(世界樹)の枝から作ったという発言から、癒しの効果は世界樹の力だと思われる。
葉っぱ蘇生効果がある事を考えるといささか効果が弱いようにも感じるが、過去の時点では世界樹がまだ若木故だろうか。
 
歴代でも非常に早いタイミングでの入手となり、かなり有用。
最初の転職で【僧侶】【ホイミスライム】になっていなければ、まだ【主人公】しかベホイミを使えない状況のはず。
このおかげで、しばらく誰も僧侶に就かなくてもある程度回復がまわるようになっている。
メルビンが仲間に加わるまでの間や、マリベルが離脱して【アイラ】が加入したばかりの頃など、誰かが持っていると役立つ局面も多い。
間違ってもマリベルに装備させた状態で離脱されないように要注意。
その後【だいまどう】がごく稀に落とすが、その頃には役には立たないと思われるため、非売品コレクター用の趣きである。

バトルロード2

第四章から登場した僧侶専用の杖。
上昇するステータスはかしこさ+15 みのまもり+30 すばやさ+22。
使える技はベホイミと【バギマ】
 
レベルが上がればベホイミの回復量も多くなる。
基本的にベホイミで回復しながら、たまにバギマで攻撃するような耐久戦法が基本。
両方共呪文なので、【マホトーン】には気を付けたい。

DQMSL

みんなで冒険「祝福の雪原」で入手可能。
ウェイト2で、装備すると賢さが64上がる。
固有効果は「回復量を15%アップ」。
強化することで賢さが+2ずつ増えていき、+7まで強化すると固有効果が「回復量を20%アップ」に変化する。