初代モンスターハンターで初登場した火属性の片手剣。
同じレウス片手剣のバーンエッジ派生に比べて属性値が高い傾向にある。
目次
概要
- 攻撃力は低めだが、素材の持つ力を充分に引き出すことに成功し、他の追随を許さない炎の威力を持つ業物。
- バーンエッジ派生と異なり、一般的にイメージされる剣の形状に近い、先端が尖った形状をしている。
元はあちらも同デザインであったが、差別化のためかMHGにて現行デザインに差し替えられた。
なお、どの派生においても盾は同形状である。
- 作品によって強化ツリーが異なりややこしい存在でもある。
基本的にはリオレイア希少種の片手剣であるゴールドマロウへの通過点に過ぎない立ち位置であったが、
作品によっては本武器系統のまま強化していくことも可能。
MH(G)
- 初代にて、ボーンネイルの派生先として初登場。
この時点ではリオレイア希少種が存在していなかったため、コロナで最終強化となる。
同じくボーンネイルから派生するイフリートマロウと比べると属性値が高く攻撃力が低いのが特徴。
- MHGにおいては、上位における火属性片手剣の立場は新登場のバーンエッジ派生に席巻され、
コロナ系統の新たな武器は追加されなかった。
MHP
- 本作では、最強の火属性片手剣であるゴールドマロウの派生元としての立ち位置を獲得した。
…しかしコロナへの強化時には「火竜の骨髄」5個、「火竜の甲殻」15個、「火炎袋」10個に
30,000zというアホみたいな要求がされ、ゴールドマロウを手にするための壁としてハンターに立ちふさがる。
近年の作品をプレイしている人からすれば、大してレアな素材ないじゃんと思われるかもしれないが、
この時代の骨髄は村クエおよびノーマルクラスで剥ぎ取り2%、クエスト報酬1%(捕獲クエは5%)という、
逆鱗に匹敵するレア素材であったのである。
集会所ハードクラスでは剥ぎ取り8%と多少マシにはなるが、単体クエストで大量に入手するには中々骨が折れる。
幸い複数クエストに関しては一対の巨影など夫婦クエストの確定報酬ではあるので、そちらを回すと良い。
MH2
- 本作では強化ツリーの統合に伴い、バーンエッジからの派生となった。
ライバルであるイフリートマロウを差し置いて、
「フレイムサイフォス」と「ゴールドマロウ」という2種類の派生先が追加されている。- MH2においてはオンラインサービス終了に伴いリオレイア希少種と戦えなくなり、
強化がコロナで打ち止めとなってしまう。
そのため現在では、村で最終強化できるイフリートマロウの方が有利か。
- MH2においてはオンラインサービス終了に伴いリオレイア希少種と戦えなくなり、
MHP2(G)
- MHP2(G)においても、もはやお馴染みのようにゴールドマロウの派生元として登場。
こちらはG級相当まで強化できるのに対し、イフリートマロウの方は取り残されてしまう。
- ウカム討伐後にはG武器の「コロナG(攻撃力322・火属性440)」が解禁され、
G級においてもある程度戦える性能でコロナを拝むことができる。
最終的には、物理・属性両者においてゴールドイクリプスの完全劣化であるのだが。
MH3G
- MH3Gではイフリートマロウの強化先として久々に登場した。
名称が変わったゴールドラディウスへの派生元であり、本武器自体の影は薄い。
- チャレンジクエスト02のガノトトス亜種討伐クエストにコロナ改が登場している。
装備のスキルが優秀であり、立ち回りを何とかすればかなり戦いやすい組み合わせとなっている。
MHX
- 前作MH4(G)ではイフリートマロウから強制的にゴールドマロウに強化されるため
コロナへ派生できなかったが、シリーズ要素を詰め込んだ今作は派生可能になり復活した。
- 今作ではLV3のバーンエッジからコロナへと派生させる事が可能。
強化システムの変更により、コロナの見た目のまま強化することが可能となった。
最終強化でデイズアイという銘を得る。
- 本作でのコロナはLV1の段階で高い属性値に安定した性能を持つのだが、その代償か、
派生前のバーンエッジLV3への強化に火竜の逆鱗を1枚、コロナへの派生で更に2枚と、
合計3枚もの火竜の逆鱗を要求されるなど、何かがおかしい。
そして最終強化までに延髄を3つに紅玉を1つを贅沢にも要求され、
最終強化で獰猛化討伐の証IIIが必要となるために完成は必然的にHR解放後となる。その性能は、- 少し低い程度の攻撃力190
- それを補う会心率15%
- 火属性片手剣トップクラスの火属性44
- 素の斬れ味は青20だが、匠で現れるのは全て白
- スロットは1つ
匠が付いた時の性能はピカイチとなっている。
だが、逆に言えば斬れ味レベル+2を発動させないと真価を発揮できないという
欠点を抱えているため、キッチリと発動させておこう。
ただし、緑が結構あるので物理は鈍器でフォローする手もある。
また、属性重視かつ素で会心率を持っているので、斬れ味も物理も無視で桐花運用も手か。
双剣程ではないが、片手剣も手数が非常に多いので連撃の心得とも好相性なのは変わりないし。
MHXX
- 今作も登場。究極強化でソルズコアとなる。
究極強化時には当然火竜の天鱗を要求されるほか、
獰猛化狩猟の証VIも必要なので忘れずに用意しておこう。
- その性能は
- やはり低めの攻撃力290
- 上位から据え置き会心率15%
- 圧倒的な火属性48
- 素で白20、匠で追加されるゲージは全て紫
- あってうれしいスロ1
素で会心率がついているので、属性会心、会心強化との相性がいいが、
どちらかといえば属性会心の方がおすすめだろう。
やはり欠点は素の白ゲージの短さか。
匠で追加されるゲージが全て紫であるのに加え、
紫による属性補正も期待できるため、匠をしっかり発動しよう。
本作の代表的なテンプレ装備であるグギグギグを用意してやれば、実質的に紫100の斬れ味を得られる。- 夜明けのソルナには斬れ味で勝てないが、火属性強化+2と見切り+2~3の併用が難しくなく、
圧倒的な火属性でモンスターを焼き尽くすにはもってこいの性能を発揮する。
これらのスキルを全て揃えるのは大変だが、やってみる価値はある。
- 本武器のライバルは、金レイア片手剣のゴールドヴァリオトスになる。
上位の頃は誤差程度だった攻撃力の差が20と広がってしまい、
会心率込みでもその期待値を簡単に覆す事が難しくなった。
また素の白ゲージの長さもあちらは50と倍近く差が出てしまい、
業物を使っても素のヴァリオトスに継戦能力で劣ってしまっている。
ここはソルズコアの最大の利点である高い属性値、紫ゲージ、会心率をスキル等で最大限に活かし、
ヴァリオトスとの差別化が出来るようにしたい。
MHWorld
- 今作は少々特殊な例であり、コロナのみ登場。
バーンエッジなどは登場しないが、代わりに「フレイムナイフ」という新たな前段階が登場。
こちらはハンターナイフにレウス素材を纏わせたような外観となっている。
- 最終形のコロナの性能は
- 攻撃力266(武器倍率190)
- 火属性180
- 会心率20%
- 斬れ味はそこそこの青 に匠で白30
- スロットはLv1×1
- レア度7(=カスタム強化は2回可能)
……コロナの割に属性偏重ではないが、逆鱗の過剰徴収も無くなっているのが特徴。
見た目はコロナ、中身はバーンエッジ系統と言ってもいいだろう。
- ライバルはアンジャナフ素材の蛮顎剣フラムシーカ。
属性値、攻撃力共に高いが斬れ味では白が出ず、さらに会心率は-20%。
少なくとも差別化には匠が必要だが、大きく後れを取ることはない。
- 会心率が20%ついていることを生かし、カイザーシリーズのセットスキルである達人芸との適正も高い。
頭、腕、足をカイザー、胴体と腰をレウスαとすることで達人芸を発動させつつ
火属性強化と弱点特効、そして属性撃【会心】を発動させたカレカレカと呼ばれるテンプレも存在する。
- フレイムナイフは下位~上位序盤しか出番がないので陰が薄い。
しかしVer.3.00においては「ガイラスライサー・王」という同型で色違い品の鑑定武器が登場。
性能はスロットを引き換えに会心率を10%上げて、防御+20を与えたものとなっている。
詳しくはガイラスライサーの項を参照。
MHW:I
- 今作ではまずマスターランクのリオレウスの素材で「コロナ改」に強化できる。
次にリオレウス亜種の素材を投入すると蒼に染まった「ブルーコロナ」となる。
蒼と赤の色彩は綺麗だが、残念ながら同時期に完成するディノバトラーIIのほぼ下位互換となってしまう。
この段階で天鱗を使うのは勿体無く感じるだろう。
しかし同時にさらなる強化先が確認できる。
- ちなみにカスタム強化の新要素「パーツ強化」の方に、フレイムナイフの物と同形状の「火竜パーツ」が登場している。
4段階目の会心率強化パーツであり、見た目が好きなら残り1%くらいは妥協して使ってみるのもいいだろう。
MHNow
- 派生作品である今作のリオレウス片手剣は、MHWorldと同様フレイムナイフ→ヒートエッジであり、
見た目はメインシリーズのコロナだが、最大グレードに強化してもヒートエッジの銘である。
グレード8以上で発動する装備スキルは耳栓。
- 2024年1月15日にリオレウス亜種が登場したことで、MHW:Iと同デザインの「ブルーコロナ」が実装。
ヒートエッジと比べて火属性値がほぼ半分になり、攻撃力が大幅に上がっている。
グレード8以上で発動する装備スキルはSPスキル威力アップ。- だが今作の属性偏重環境の前では、属性値の高いヒートエッジに軍配が上がってしまう。
入手機会が限られる亜種素材の使い道は、スキルが優秀な防具から手をつけると良いだろう。
- だが今作の属性偏重環境の前では、属性値の高いヒートエッジに軍配が上がってしまう。
余談
- コロナ(Corona)とはラテン語で冠を意味し、皆既日食の際、太陽の周りに広がる青白い光のことを指している。
この光は約100万度と極めて高温なのが特徴(表層の温度は約6000度)で、
これまで熱せられる理由は現在においても解明されていない。
まさに、灼熱のブレスを吐くリオス種にぴったりのネーミングであろう。
リオレウス希少種の異名といい、リオレウスは何かと太陽に関連付けられやすい。同じ「空にある灼熱」だからだろうか。- 全世界を震撼させた感染症「COVID-19」は一般的に新型コロナウイルスと呼ばれているが、
こちらの名称は新型のウイルスの形状が冠に似ていることからそう通称されており、
武器銘に使われるものとは意味合いが全く異なる。
残念ながら、感染症の影響で現在は「コロナ」という単語は悪い印象を与えるものとして定着してしまっており、
本片手剣含め、太陽のほうが元ネタである「コロナ」と付くものが風評被害を受けてしまっているのが現状である。- ゴジラの敵怪獣の技『コロナビーム』
- とあるソシャゲに登場するヒロインの一人の必殺技『コロナレイン』
- モンハンとのコラボ歴のあるパズドラのモンスターのスキル『コロナブラスト』『コロナスパーク』
- メキシコ名産の『コロナビール』
- 大阪府に実在するホテル『大阪コロナホテル』
- ストーブ製品で知られるズバリな社名のメーカー
原義としては大変迷惑な話だろう。
実際、片手剣の事を調べようと「モンハン コロナ」で検索すると
カプコンのお知らせが引っかかる時期もあった。
- 2023年リリースのMHNowでも、通常種片手剣はヒートエッジから銘が変化することはなかった。
だが、2024年1月に登場したリオレウス亜種の片手剣で「ブルーコロナ」の名称が採用。
太陽のコロナに罪は無く、めでたく続投が叶ったのである。
そこ、アイスボーンから流用しただけとか言わない
- 全世界を震撼させた感染症「COVID-19」は一般的に新型コロナウイルスと呼ばれているが、
関連項目
モンスター/リオレウス
モンスター/リオレウス亜種
武器/火竜武器
武器/イフリートマロウ - 火竜の素材を使用したもう一つの火属性片手剣。
武器/ゴールドマロウ - 強化先である、金火竜の素材を使った火属性片手剣。