初代モンスターハンターで初登場した火属性の片手剣。「レッドサーベル」の強化形の一つ。
本項では二つ名持ちモンスターである黒炎王リオレウスの武器も扱う。
目次
概要
- 空気に触れると発火する性質を持つリオレウスの骨髄を利用した武器で、
より良質の骨髄を選りすぐって鍛え上げた業物。
溶岩のごとく真っ赤に赤熱しており、実際にも溶岩にも匹敵する熱量を発するという。
- 強化前のレッドサーベルは通常の剣と同じ形状で、丸い先端、真っ赤な刀身を持つ。
イフリートマロウに強化すると、刃物というよりは幅広の板のような形状になり、
剣先にあたる部分が若干広がっている。しかしこう見えて直接斬りつける効果も高く、
並みの金属製の剣では及ばないような斬れ味を発揮することが出来る。- 無印に限りデザインが異なり、コロナと同じ先端が尖った形状であった。
「ゴールドマロウとほぼ同じ形」といえばイメージが湧く方も多いだろう。
コロナとの区別のためか、MHGにて本系統のみ現行デザインに差し替えられた。
- 無印に限りデザインが異なり、コロナと同じ先端が尖った形状であった。
- かつてはリオレイア希少種の武器であるゴールドマロウとは別系統の武器で、
リオレイア希少種の素材が入手可能になる上位終盤以降に大活躍するゴールドマロウと比較し、
比較的序盤から活躍できるが、最終強化に早く行き着いてしまい伸び悩むのがイフリートマロウ、
…という図式となっていたのだが、MHP3以降では強化ツリーが統一され、
バーンエッジからゴールドマロウに至るまでの強化途中の武器、という立場になっている。
性能
イフリートマロウ
MH~MH2
- 「レッドサーベル」の生産からフレイムマロウ(初代)もしくはバーンエッジ(MHP2)を経て完成する。
ここまでの強化にあたり「火竜の骨髄」をはじめリオレウスの素材を数多く要求され、
MH2からはテオ・テスカトルやナナ・テスカトリの素材である炎の龍鱗をも使用するが、
その苦労に見合うだけの高い性能を持つ武器。
- しかし(MHFとMHPを除く)初代からMHP2Gまで、
一貫して「下位としては破格の高性能を誇るが、それ以上強化できない」
という地位に甘んじ続けてもいる。
下位武器と上位以上の武器とで生産ツリーが異なる初代やMHGはいざ知らず、
ツリーが見直されたMH2以降においても変わらず打ち止めのままである。
物理攻撃力、属性値とも高めで、MH2以降はスロット2つと性能面では誠に申し分なく、
これがあればフルフルやドドブランゴ辺りは恐るるに足らず、と言えるだけに残念である。
- しかもライバルであるコロナには、
後のシリーズで「フレイムサイフォス」と「ゴールドマロウ」という2種類の派生先が追加され、
どちらもG級相当まで強化できるのに対し、イフリートの方は取り残されてしまう。
MHGに「いかにも」な名前の「ハイイフリート」が存在していたにもかかわらず、である
(MHPではイフリートマロウ→ハイイフリートと強化できるようになった)。
ちなみにハイイフリートはMH2のツリー統合にともない武器自体が抹消された。
- 一応少しだけフォローを入れると、イフリートマロウ自体は一貫して上位・G級でもある程度以上通用する。
少なくとも、火属性弱点相手であればクリア出来ないということはまずない。
特にMHGやMHPでは、下位武器という立ち位置でありながら
フルフルやバサルモス、ゲリョスといった火に弱い敵に対してはG級でも対等に、
しかもそれなりの時間を残して戦える。
所持武器によるが、敵HPが少なくかつ片手の強いMHPならば対ラオ、
ミラ系に対してすら選択肢に入るポテンシャルも秘めている。- MHP2までは村で製作可能にもかかわらず上位で充分に通用する性能を有しているため、
流石にゴールドマロウには劣りがちでありつつ、
あちらの制作難易度がかなり高かった(作品によっては高すぎた)ので
制作難易度・時期も含めた総合的な評価としてはこちらもけして見劣りしない。
- MHP2までは村で製作可能にもかかわらず上位で充分に通用する性能を有しているため、
MHP2G
- MHP2Gには「バーンエッジG」「イフリートマロウG」というG武器が存在する。
しかし、性能的に「ゴールドイクリプス(ゴールドマロウのG級相当)が用意できない場合の間に合わせ」
という感が強い。バーンエッジGに至っては匠でも紫ゲージすら出ない。
属性値の関係で、相手によってはイクリプスの一つ前であるゴールドマロウ改にも負けるのがまた厳しい。
- なお、Gのつかない方は相変わらず作成時期の速さから優秀な性能であり、
上位は勿論のこと匠装備と合わせればG1のフルフルやゲリョス、
及びG級に上がるためのヒプノック2頭に余裕で担いでいける。
特にG級ゲリョスは足の固さが一段階上がった事で他の武器では危ない部位になっているが、
片手剣だと補正によりギリギリ弾かれなかったりするためとても助かる一振りとなるだろう。
匠で青しか出ないことを差し置いても優秀である。
なんならG2昇格のナルガ相手でもほぼ問題なくこなせる。
G2でゴールドマロウ改を作れるのでここまでが活躍期間になるだろうが、コスパとしては圧倒的。
MH3
- MH3ではペッコチョッパーからの派生で作られる。
レッドサーベルが削除されたため、下位の武器はイフリートマロウと同じ形状のバーンエッジとなり、
イフリート自身はMHFと同じく上位武器に出世を果たした。
属性値は従来の380から440に引き上げられたが、物理攻撃力は238で変わらずである。
またスロットは削除されている。
今作は紫ゲージであるアルスタもあるものの、火弱点のモンスターであればラギアクルス以外は
紫ゲージのアルスタ<これの青ゲージ、となるので、白ゲージの短さも目を瞑れる。
これはイフリートマロウに限らずどの属性片手剣にも言えうることである。
MHP3
- MHP3では上位レウス素材武器だが、同じ火属性で上位ペッコ素材のペッコチョッパーとは別派生で、
レウス素材のバーンエッジ経由で作れるようになった。
ペッコチョッパーと同じくスロットは無しだが、
こちらはライバルだったはずのレイア希少種素材のゴールドマロウに最終強化可能になってしまった。
攻撃力はペッコチョッパーが勝り、火属性はイフリートマロウの方が勝るが、
イフリートマロウの方が斬れ味ゲージが長く、斬れ味レベル+1で白ゲージも付く。
また、強化先のゴールドマロウはどちらもペッコチョッパーを上回りスロットも2つ付くため、
最終強化まで考えるとこちらが有利か。
MH3G
- MH3GではMH3と同じくペッコチョッパーからの派生で作れる他、一発生産もできるようになった。
また、一転してそれまでライバルであったコロナに強化できるようになった。
爆破、毒という強力なライバルが存在するものの、将来性があるというだけでも
幾分か救われたように思える。
- 闘技大会のガノトトス討伐クエストにバーンエッジが登場している。
装備のスキルが優秀であり、立ち回りを何とかすればかなり戦いやすい組み合わせとなっている。
MH4
- MH4でも登場。
デザインはバーンエッジの頃からほとんど変わっていないが、説明文は変化している。
バーンエッジ改にさらに上位リオレウス通常種の素材とリオレウス亜種の素材を組み込むことで製作できる。
- 物理攻撃力は266と結構高いが、本作における火属性値はなんとたった150とめちゃくちゃ偏った性能。
同じく火属性片手剣の中間形態であるフレイムサイフォス改の方がまだバランスが取れてる方である。
スロット数は一個で、斬れ味はというと通常だとそれなりの緑ゲージにやや短い青ゲージを持ち、
斬れ味+1で青ゲージがさらに伸び、そして短いながらも白ゲージが出てくる。
- 本作ではMHP3やMH3Gと同じくリオレイア希少種の素材でゴールドマロウに強化が可能。
しかし、こちらも攻撃力280に属性値200とやはり物理偏重気味な性能となっている。
- 発売前に行われた各種イベントでの体験版で片手剣を選択すると、この武器で出撃することになる。
MHX
- 派生させずそのまま強化したイフリートマロウの性能は
- 破壊的な攻撃力220
- 十分実用ラインの火属性30
- スロット、会心率、共にゼロ
- 素の斬れ味緑100 青20 匠+2で白10
生産難易度が低いこともあって、使用率はかなり高い。
- 今作には鈍器使いという攻撃スキルがあるため、
短青ゲージというデメリットを長所へ持っていくことが出来、
攻撃力も非常に高いため期待値も他の片手剣に比べかなり高い。- この場合、同じく鈍器運用できる嘴剣ビッグビルの存在も無視し難い。
あちらは属性値こそ半分ほどで青ゲージもないが攻撃力は上回り、防御ボーナスのオマケもある。
高い属性値を活かした差別化は容易だが、頭に入れておく必要があるだろう。
- この場合、同じく鈍器運用できる嘴剣ビッグビルの存在も無視し難い。
- 匠で出現するわずかな白ゲージは同じく今作初登場の剛刃研磨を使えば強引に運用が可能。
このためディノSや燼滅刃との相性は良好。新旧火属性モンスターの力が噛み合ったか。
奥さんとの相性は悪いが
- 最大のライバルは同じ火竜武器系列のデイズアイ。
此方より低い攻撃力190に、それを補う会心率15%
火属性片手剣トップクラスの火属性44を持ち合わせており、
素の斬れ味青20とイフリートマロウと同等だが、斬れ味レベル+2で白50が現れる。- かなり優秀なステータスなのだが、匠を発動させないと残念武器に成り下がってしまい、
攻撃力も低く属性耐性の強いモンスターに滅法弱い。
会心率の存在もバカにできないのだが今作の片手剣には会心の刃薬というアイテムが使用可能であり、
会心率の存在しない武器に会心率付与で攻撃力を強化することができ、
爆発的な火力ボーナスでもないためさほど気にならない。
- かなり優秀なステータスなのだが、匠を発動させないと残念武器に成り下がってしまい、
- いずれも性能の方向性が違うため、一概に優劣はつけられない。
ガムートやゴア・マガラなどの属性耐性が強く肉質が柔らかいモンスターにはイフリートマロウ、
ウカムルバスやオオナズチなど、属性の通りやすく肉質が硬めのモンスターにはデイズアイと使い分けるといいだろう。
MHXX
- G級の追加で限界突破による強化先が追加。
また、グラビモスが復活したことにより「フレイムサイフォス」への強化先も追加されている。
- 究極強化するとハイイフリートに銘が変わる。その性能は
- 火属性片手剣で2番目に高い攻撃力340
- 片手剣としてはまあまあ高めな方の火属性34
- スロットと会心率は上位から変わらずナシ
- 素の斬れ味は青70 匠+2で白50。紫は出ない
本作では紫ゲージの攻撃力補正が下がった事により、白ゲージ、青ゲージ武器でも十分火力が出る。
つまり、匠を乗せたぶんだけ単純な攻撃力強化になる。
ただし、弾かれて反撃を食らう確率は高くなるので、心眼スキルか心眼の刃薬でのフォローは必要。
とはいえ片手剣の場合は紫ゲージで弾かれず、白ゲージで弾かれる肉質のラインは19であり、
火属性弱点のモンスターでこの肉質を持つモンスターは思い当たらない。
そもそも、弾かれを気にせず攻められる肉質の柔らかいモンスター相手に使う武器である。
- そんな中、実は火属性片手剣で唯一HR解放前に究極強化できるという個性を引っ提げている。
ただ、完成時期であるG★4は火弱点のモンスターが少ないので担ぐ機会があまりなかったり…*1。 - 当然、ハイイフリートも他と同じくHR解放後になると強力なライバル達が控えている事も避けられない。
特に立ちはだかるのは、
ゴールドヴァリオトス、ソルズコア、大斬閃カシオヴァ、後述のシンヴァルツマロウの以上4つ。- ヴァリオトスは、攻撃力、属性値、斬れ味共に高いレベルで両立しており、スロットを2つ持っているため、
バランスに優れた性能に加え拡張性も兼ね備える強敵。 - ソルズコアは、攻撃力が低い代わりにより高い属性値でそれを補い、
匠で追加されるゲージは全て紫という属性特化型の性能。
素で会心率を持っておりスキルでさらに強化が可能。 - カシオヴァは、攻撃力、属性値共に負けているが、その差は僅か誤差レベルで、
素の白ゲージと匠発動時の紫ゲージで覆せる。
空きスロットは1つだけだが拡張性もそれなりにある。 - シンヴァルツマロウは、製作難易度こそ圧倒的に高いものの、
バランスに優れた性能と二つ名共通の狩技ゲージ上昇効果を持つ。
- ヴァリオトスは、攻撃力、属性値、斬れ味共に高いレベルで両立しており、スロットを2つ持っているため、
- このように、ハイイフリートはただ単純に攻撃力が高くても、総合的な性能では上記の4つに敗北してしまう事もある。
とはいえ、ハイイフリートも決して悪くない性能なので、上手く工夫すれば
それなりに活躍できる可能性も十分ある。
MHW(:I)
- 今作ではバーンエッジ系が欠席し、コロナ系のみ登場。
初代から続く本系列の皆勤が途切れることとなった。
詳細はコロナの記事を参照されたし。
MHRise
- 本作ではバーンエッジ系が登場。形状もおなじみのものである。
代わりにコロナ系は欠席となっている。
- 下位リオレウス狩猟でバーンエッジIが制作可能になる。
- 下位で作れる火属性片手剣としてはより強力なラーヴァピッカーIIがあるので、
性能だけでいうなら残念だがバーンエッジIに出る幕はない。
- 下位で作れる火属性片手剣としてはより強力なラーヴァピッカーIIがあるので、
- 発売時点での最終強化は「バーンエッジII」。
- 攻撃力190、火属性23、青ゲージ(匠発動でも伸びるだけ)、武器スロなしと微妙な性能。
百竜強化も「攻撃力強化II」「属性強化【火】I」「弱点特効【属性】」と全体的に小粒。
これでも上位攻略段階では一番有力な火属性片手剣であり、
オロミドロやゴシャハギといった☆7の火弱点の相手なら十分活躍できるポテンシャルは備えている。 - 問題はクリア後で、最終強化が解放された蛮顎剣フラムシーカに大きく水を開けられてしまう。
青ゲージの長さと属性値ではギリギリ勝っているが、百竜強化込みだと属性面ではたやすく逆転され、
斬れ味は匠スキル等で補強可能なので大きなリード点にはなり得ない。
そして何より向こうは2つも付いているスロットがこちらには一切ないというのが非常に痛い。
- 攻撃力190、火属性23、青ゲージ(匠発動でも伸びるだけ)、武器スロなしと微妙な性能。
- 武器銘が数字付きのままで固有名になっていないこと、明らかに中途半端な性能であること、
そして本作のレウス武器は一律で紅玉を使用しないことなど、
未実装の強化先の存在を推測させる要素もあからさまに存在していた。
- Ver.2.0にてついに強化先が実装。テオ・テスカトルの素材を用いることで、おなじみの「イフリートマロウ」となる。
ちなみに紅玉は相変わらず使わない。水属性のアレには使うのに
- イフリートマロウの性能は、攻撃力200・会心率0%・火属性33・武器スロット無し、
百竜スキルは「攻撃力強化III」「属性強化【火】I」「弱点特効【属性】」。
斬れ味はデフォで青50ながら匠Lv5でギリギリ白ゲージが出るようになった。
当然白ゲージの長さは僅か10なので維持は大変。素直に青ゲージ武器として使うのも手。
- 属性値が大幅に伸び、物理性能も平均を超えるくらいにはなった。
フラムシーカとの比較では属性値で上回り、物理面も会心率の差でほぼ横並びと行ったところ。
ただしこちらは相変わらずスロットがないため拡張性では大きく遅れを取る。
スキル構成次第でいくらでも差別化可能な、いいライバル関係になったと言える。
- カイザーシリーズで発動する炎鱗の恩恵Lv2とは非常に相性が良い。
火属性攻撃強化Lv5との合わせ技で、火属性値は47にまで達する。
会心率がマイナスのフラムシーカでは厳しい達人芸も、青ゲージを維持するスキルとして無理なく採用できる。
火属性弱点の相手に思う存分穿ち斬りを叩き込んでやろう。
中でもオオナズチに対しては無属性トップ勢にも匹敵する火力を出すことができる。
MHR:S
青天を雄大に駆ける竜の王者は
狼藉を働く賊を見やる。己が
領空を誇示するが如き眼光で。
(エヴォルイフリート)
- マスターランクの強化先も登場。
イフリートマロウ改への強化にいきなり火竜の天鱗を要求されるので面食らうこと請け合い。
なお一発生産も可能だが、天鱗の要求量が増えたりはしないので安心しよう。
- 天鱗に加えて傀異化素材も投入し、最終的にはエヴォルイフリートとなる。
性能の方はと言うと- 平均的な攻撃力330
- 圧巻の火属性47
- 素で紫20の斬れ味
- 会心率0%
- スロットはなし
- 百竜装飾品スロットはLv3
- Ver.14.0.0現在では環境の変遷により、カクトスゲダイエンと並び火属性片手剣でトップクラスとして扱われている。
理由としては、- リバルカイザーシリーズや赫耀・暦シリーズ等の、所謂7733スキルを搭載した強力な防具の追加
- 上記に加えて防具の傀異錬成により、武器スロットが0でも火力スキルと斬れ味補助スキルの両立が容易になった
- 武器の傀異錬成によって弱点だった斬れ味が僅かながら補強された。
匠無しでも重撃の刃薬により、斬れ味回復を紫ゲージのまま無駄なく使うことが出来るようになった点が大きい。
- 比較対象となる火属性片手剣は以下の武器が挙げられる。
- Riseではライバルだったフラムシーカの最終強化、蛮炎剣ロギンシーカ改は
攻撃力350且つ素の紫で並び武器スロットも存在するが、こちらより低い属性値とマイナス会心が痛い。
ただし、Ver.14.0.0現在では狂竜症【蝕】スキルの傀異錬成追加や奮闘スキルの追加など、
会心率を強化するスキルがより豊富に存在しており、こちらでは過剰になってしまう会心率を無駄なく活かせる。
装備の構築次第では火力でこちらに並ぶ可能性もあるだろう。 - ブナハブラ素材で作成できるセクトトレスルージュは武器スロットは4-2-1と極めて優秀だが、
攻撃力は同等で属性値は39と数値で劣る上、素の斬れ味は白止まり。
その白ゲージはこちらの紫+白ゲージの長さを上回るが、
紫と白での属性補正の違いから、特に片手剣のような手数武器で
匠で紫を出せる武器は匠の有無が火力に与える影響が大きく、
火力と斬れ味補助スキルの両立が容易になったVer.14.0.0現在では、火力目的での白ゲージ運用はあまり推奨されない。
セクトトレスルージュの紫ゲージは匠2(傀異錬成込みで1)からとそこまで遠いわけではないが、
せっかくの拡張性が匠や斬れ味補助スキルで潰れてしまうことから、素で紫のこちらと大差無くなってしまう場合が多い。
よって、セクトトレスルージュは白ゲージのまま生存スキル等を搭載した快適性重視での運用が良いだろう。- Ver.16現在では傀異スロットの拡張ボーナスにより、素の斬れ味が紫に到達。
それでも属性期待値は10の差があるため、火力面ではこちらの優位は変わっていない。
- Ver.16現在では傀異スロットの拡張ボーナスにより、素の斬れ味が紫に到達。
- リオレウス希少種素材で作成できるプラチナムドーンは、会心率こそ35%と高いものの、
攻撃力310、紫ゲージが匠4(傀異錬成込みで3)から、属性値はこちらより低い42、武器スロットも1のみと問題が多く、
エヴォルイフリートに並ぶ程とは言い難い。 - エスピナス亜種の素材で作成できるカクトスゲダイエンは、こちらを一回り下回る攻撃力310、属性値40と
こちらを上回る会心率15%、斬れ味紫30、そして優秀な武器スロット4-1-1を持つ。
一見すると数値面でやや及ばないように思えるが、エスピナス亜種武器独自の特徴として毒属性も併せ持ち、
これによって攻勢や状態異常確定蓄積、蓄積時攻撃強化等といった、
こちらでは扱うことが出来ない火力スキルを武器に立ち向かってくる難敵。
ただし、上記スキルをフルに活用するにはこちらと異なる立ち回りや装備構築を要求される点、
マルチではモンスターの耐性やモンスターの狙いの分散により
上記スキルや毒属性自体が扱いにくくなってしまう点等から差別化は出来ている。
そしてどっちつかずのエスピナス通常種の武器は埋もれてしまった - タマミツネ素材で作成できる破邪之銀扇ヒメヒカゲは、
匠で延長できる紫70に武器スロット2-2-2がとても優秀、こちらを上回る会心率10%も持っている。
しかし攻撃力は320、属性値はこちらの半分未満の20、更に百竜スロットがLv1と火力面ではこちらに及ばない。
セクトトレスルージュと同様快適性重視の運用となるだろう。
- Riseではライバルだったフラムシーカの最終強化、蛮炎剣ロギンシーカ改は
- その後もアップデートは何度か続いたものの、エヴォルイフリートを超える属性値の火属性片手剣は登場せず、
「属性値トップの座を最初から最後まで守り抜く」というまさに火竜リオレウスの名に恥じない大快挙を成し遂げた。
MHF
- MHFではバーンエッジから改を経てイフリートマロウに強化可能で、
さらに上位で「イフリートスラッシュ」に派生する。
ちなみに、ゴールドマロウには「ゴールドスラッシュ」への強化が追加されている。
前者は「攻294 火400」と上位武器としては悪くない性能であるが、
後者は(HR5(旧HR100)以上の変種の汎用素材を必要とするものの)攻280 火600とイフリートよりも一段上。
しかもどちらもレア6であるため、片手剣SR100~200までの間にどちらを使うかと聞かれたら、
間違いなくゴールドが選ばれるだろう。やはり不遇である。- さらに、元デザインがコロナの「フレアSP」(火属性)と、
バーンエッジの雷&毒の双属性版「イニシエSP」があるにもかかわらず、
イフリートだけ何故か実装されていない。
先にSRのことについて触れたが、フレアSPは攻撃力と属性値を両立した性能で、属性値ではゴールドに劣る。
つまり、この点でもゴールドスラッシュは現役を保っているのである。
遂に上位武器となったにもかかわらず、やっぱり不遇である。
フレアSPは不思議な輝きを放つ火属性片手剣であり、「混沌の太陽」の別名で呼ばれている。
一方、イニシエSP悠久の時を経て電火をまとった剣であり、外見とは裏腹の性能を持つ。
- さらに、元デザインがコロナの「フレアSP」(火属性)と、
MHST
- 本作ではレウス系統の下位武器として登場。
下位の火属性片手剣の中ではトップクラスの攻撃力を持つ。
なお、本武器は3段階までの強化で上位武器に進化できる。進化先はゴールドマロウ。 - ストーリー上では必ずレウスがパーティに加わるため、シナジー効果を発揮させるためにも早めに作っておきたい一本。
防具のレウス装備と合わせて、かなりの活躍が期待できる。- 最速の生産タイミングは普通に進めていればストーリー後半、ボルデの丘にリオレウスが出現する頃。
DLC有りであればクプニ村到着直後からMHXコラボクエスト「MHX・クロスファイア」が受注可能。
リオレウスの討伐クエストのため、倒す事さえできれば一足早く生産できる。
この時点では破格の火力で同時期の片手剣はおろか大剣よりも一回り強い。
レウス装備とも相性が良く、レウスとのシナジー効果を含めてかなり頼りになるだろう。
- 最速の生産タイミングは普通に進めていればストーリー後半、ボルデの丘にリオレウスが出現する頃。
MHST2
- 続編であるMHST2にも、レウス系統の片手剣として登場。
ただし、ストーリー中のある理由により下位武器は生産できず、上位武器のみとなる。
- 性能はペッコチョッパーの完全上位互換で、斬竜閃カシオールや蛮顎剣フラムシーカと同じであるが、
豪剣アグニやギガスクラッシュには防御力が下回り、完全下位互換となる。
残念ながら登場時期が遅く、前作ほどの活躍は出来ない。
グロードエッジ
- MHXから登場した片手剣。
二つ名個体黒炎王リオレウスの素材を用いて作られる。
MHX
- 初期形態のグロードエッジから、LV10の最終強化でグロードマロウネラとして完成する。
剣のデザインがイフリートマロウと違い片刃の剣の様な形になっているのが特徴。
- グロードマロウネラの性能は
- デイズアイと同じ攻撃力190
- 火属性片手剣では3番目に高い火属性36
- 会心率5%
- 斬れ味は素で青50、匠の増加分は全て白
- 二つ名武器共通の特徴であるスロット0と狩技ゲージが溜まりやすい効果
特に同攻撃力で属性値と会心率で上を行くデイズアイが最大のライバルか。
こちらの差別点はやはり二つ名武器の特徴である狩技ゲージが溜まりやすい効果だろう。
また素の青ゲージがそこそこ長いため、業物を発動させて
さらに継戦力に磨きを掛けるのも良いだろう。 - ただし二つ名武器故に9回の強化が必要であり、
素材元の黒炎王リオレウスも強豪モンスターなので作製難易度はかなり高い。
MHXX
- MHXXでは究極強化でシンヴァルツマロウに変化。その性能は、
- だいぶ高くなった攻撃力310
- より上昇した火属性42。ちなみに火属性片手剣で3番目に高いのは上位と同じ
- 上位から変化しない会心率5%
- 斬れ味は素で白50、そして匠の増加分が全て紫に。
- 二つ名武器共通の特徴も変わらず持つ
やはり二つ名武器の特徴がこの武器を活かす上でのポイントであろう。
- 昇竜撃、混沌の刃薬を筆頭に、優秀な狩技が多い片手剣では、狩技ゲージボーナスの恩恵が最大限に受けられる。
他の火属性の片手剣にはない、この武器だけの魅力であろう。
- だが一つ注意点として、「匠で追加されるゲージは全て紫」とあったが、
究極強化しないと紫ゲージが出ないので、黒炎王LV1からG5まで14段階の強化が必要不可欠。
また究極強化にはG級黒炎王・青電主の連続狩猟などという
無茶苦茶にも程がある試練をクリアしなければならないので、圧倒的な作製難度なのがネック。
しかし、他のライバル達を凌駕しかねない高い性能を持っているので作る価値は十分にある。 - ちなみに、この紫ゲージに関しては同じ二つ名武器である
極・金狼牙剣【凌】も似たような点を持っている。
プロメテウスリブス
MHXR
- MHXRでは通常種に加えて、特殊種であるリオレウス豪火種のものも実装されている。両方とも火属性。
- 豪火種のプロメテウスリブス(☆5)は、朱と金の盾に、
通常種より明るくも眩しく見える、超高温に溶けた鉄のような色の刀身が特徴。
刀身からは常に発される炎のエフェクトがあるが、
剣だけではなく盾からも発されている、今にも火傷しそうな非常にアツい外観。
余談
- 任天堂のゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では
モンハンとコラボしたキャラクター衣装として
レウスシリーズを模してデザインされた「レウスヘルム + レウスメイル」が登場するのだが、
これを装備したキャラクターは武器としてイフリートマロウを模した剣を構える。
…が、モンハンの片手剣は左手持ちでスマブラのMiiファイターの剣士は右手持ちな為、
ゲーム内のハンターの完全再現が出来ない。 - スマホアプリ『ドラガリアロスト』とのコラボではイベントの報酬武器の一本として登場。
武器のカテゴリは片手剣…ではなく『短剣』であり、ドラガリの武器モーションの都合上、
ブレイヴ片手剣もビックリなスピードとアクロバティックな動きで振り回される事になる。
同作には武器の見た目だけを同カテゴリの別の武器へと変更できるシステムが搭載されており、
武器が短剣のキャラなら誰でもイフリートマロウを振るって戦う事も可能となっている。
なお、イベントの配布武器故か性能自体はやや控えめ。
武器銘の由来
- イフリートとは、元々は中東およびイスラム文化圏における
「ジン」という強大な力を持つ妖精や悪魔の階級の一つで、
アラビアン・ナイトや「アラジン」で有名なランプの精もイフリートの一つである。
『ファイナルファンタジー』を始め、他のゲームにもしばしば炎の魔人(怪物)として登場する。
- マロウ(Marrow)とは英語で骨髄をさし、
武器素材として火竜の骨髄を使用することに因んでいると思われる。
- プロメテウスリブスの「プロメテウス」は、ギリシャ神話において人類に火を与えた神とされている。
リオレウス希少種のハンマーである「星砕きプロメテオル」も同じ由来である。
関連項目
モンスター/リオレウス
モンスター/黒炎王リオレウス
武器/火竜武器
武器/コロナ - 火竜の素材を使用したもう一つの火属性片手剣。
武器/ゴールドマロウ - ある意味対をなしているといえる、金火竜の素材を使った火属性片手剣。
武器/豪剣アグニ - MH4Gで強化を重ねると「炎魔剣(炎魔神剣)イフリート」と変化する片手剣。