目次
概要
- MH2で初登場の、ブランゴの素材で作られる氷属性ハンマー。
振るう度に噴き出す冷気は魂さえも凍らせる。
見てくれは氷結晶とブランゴの毛皮が一目でわかる、いかにも冷たそうなハンマーである。
- 生産はブランゴ素材だが、強化にはドドブランゴの素材を用いる。
最終的には氷属性ハンマーとしてかなりの業物になる。
- 装飾なのか構造上必要なのかは不明だが、ハンマーの本体部分に鎖が巻きつけてあるので
振るとチャリチャリ音がする。この音が好きなハンターもいるとか。- ちなみに、鎖の音がするハンマーには他にコレがある。
性能
MH2
- 初登場のMH2ではグレートコーンまでが登場。
攻撃力832、氷400、素で青10からの匠で青40白20に延長される。
属性特化では悪くない性能…と言いたいところだが、
この頃は攻撃力988に匠白ゲージ50のコロサル=ダオラがあまりにも強敵すぎた。
あちらは氷も330とこちらに劣るとはいえ物理を考えればかなりの水準で、ほぼ勝ち目はない。- コロサルは古龍素材を要求されるのに対しこちらはブランゴ素材で強化できる…と言えば聞こえは良いが、
当時は手間に糸目をつけないならば上位最序盤でも無属性最強でスロット持ちのウォーバッシュが作れてしまった。
あちらのカブレライト鉱石90個はかなりの手間ではあるのだが、
一度作ってしまえばそのままコロサル=ダオラまで派生できてしまうし、
戦闘時間やスロット要求度次第ではそもそもコロサルよりウォーバッシュが強いこともある…と将来性も抜群。
ラージャンの尻尾のような「氷属性でないと壊せない部位」が打撃属性においては存在しないこともあり、
残念ながら初登場の今作においてはあまり立場がいいとは言えない。
せめて攻撃力936にスロット2などがあれば差別化は容易だったが…
- コロサルは古龍素材を要求されるのに対しこちらはブランゴ素材で強化できる…と言えば聞こえは良いが、
- 現在ではオフライン環境しかないため、一個手前のコーンヘッドハンマ改を使うことになる。
攻撃力728、氷370に充分な緑ゲージと属性寄りのバランスの取れた性能…かに見えるが、
最終的にはスイ【狼】やドラゴンブレイカーなどには僅かに敵わず
繋ぎとしてもバイオレンスジョーなどがある為立場は危うい。- ぶっちゃけた話、仮に下位時点でグレートコーンの性能があったとしても
氷弱点相手でない限り総合ダメージ性能では白50が強すぎるスイ【狼】には勝てないことも多く、
属性面での使い分けにしても氷属性でないと壊せる部位が存在せず、
古龍種の角折りはドラゴンブレイカー、対グラビモス亜種はイカリクラッシャーなどが出てきてしまう…
と、完全に無双できる訳ではなくあくまで氷弱点ならトップを取れるかも、程度の位置に収まってしまう。
総じて、全体的に攻撃力がワンランク低いと言わざるを得ない。MH2の全体的な調整不足感がここにも…
- ぶっちゃけた話、仮に下位時点でグレートコーンの性能があったとしても
MHP2(G)
- コーンヘッドハンマーの時点では黄色ゲージが長いだけだが、
コーンヘッドハンマ改になると長い緑ゲージとなり、一気に扱い易くなる。
ただし、強化元からの別派生である大骨塊がかなり優秀な性能を誇るため、
下位攻略用には使われないかもしれない。イャンクックやリオレウスを仕留めるのには申し分ないのだが…
- MH2と同じく、上位ではグレートコーンまで強化可能。
攻撃力884、氷属性400と属性重視の性能。
斬れ味は匠で白が少し出るくらいだが、氷属性弱点の敵にはかなり有用な一本。
コロサル=ダオラの方が使い勝手はいいが、作成難易度が差別化ポイント。
- MHP2Gでは、めでたく新たに強化先が追加された。
…が、よりによって強化先はドドブランゴ亜種武器のデゼルトコーン1本のみ。
つまり、どうあがいても最終的に亜種武器に取って代わられてしまい、通常種武器ハンマーは消滅してしまう。
- その代わり、ウカムルバス討伐後にはグレートコーンGが作れる。
攻撃力1248まで引き上げられており、なんと匠で紫ゲージも出るようになっている。
残念ながら攻撃力・属性・会心・斬れ味の全てでヒュペル=ダオラに劣っているが、
代わりにスロ2があるのとあちらと違って大宝玉のようなレア素材を求められないのは明確な強み。
G級にも通用する性能なのはたしかなので、思い入れがあれば是非手にとってみよう。
MHX
コーンヘッドハンマー最終型。
その冷気は山稜に住まう者の魂を
根こそぎ凍結させたという。
- ドドブランゴの復活と共にコーンヘッドハンマーも再登場。スカルクラッシュから派生する。
緑ゲージがかなり長いのが特徴。
最終強化で「グレートコーン」となる。性能は- 十分な攻撃力210
- やや低めの氷属性値20
- 素で青20、斬れ味レベル+2で白20
- 嬉しいスロット2
ただし最終強化には獰猛化雪獅子毛が必要なので、完成はかなり遅くなる。
- ライバルにガムートのハンマー「巨叩・打ッ堕ァーン」が挙げられる。
あちら攻撃力230に氷属性値24とグレートコーンよりハイスペックであり、スロットも1つ付いている。
会心率-20%がブレーキをかけているが、それでも期待値はこちらを上回っている。
またザボアザギルのハンマー「ファッティクラッシュ」もかなりの強敵。
攻撃力220に氷属性値は20でタイ、斬れ味レベル+2で白30となかなかのスペックを誇る。
スロットは0なものの、獰猛化素材が必要ないので作成が早めなのが強み。- ちなみに同じスロ2の「コロサル=ダオラ」は、作成難度が高い割には
白ゲージでも青ゲージのグレートコーンに期待値が届かないくらい攻撃力が低すぎるため、
やや勝っている氷属性値以外は完全に下位互換である。
- ちなみに同じスロ2の「コロサル=ダオラ」は、作成難度が高い割には
MHXX
- 順当に続投しG級強化を獲得。
究極強化で「グビダントコーン」となる。- 高めの攻撃力330
- 少し物足りない氷属性値27
- 素で白10、斬れ味レベル+2で白60
- 変わらずスロット2
それによってなんと匠無しでは氷属性ハンマー1位の期待値を手に入れた。
とはいえ実際に運用する場合は白10では維持するのは厳しい為、何らかの補正は必須である。
それでも匠+1で十分なゲージを得る為、スロット2と合わせてスキル自由度が高いという利点がある。
- 一方で前作では長所の一つであった武器スロット2だが、
今作では殆どの氷属性ハンマーがスロット2以上になってしまった。
もっとも武器スロット2以上だとスキルを積み易くなるネセトシリーズの登場で、
武器スロット2を活かしやすくなっているのは追い風と言えるだろう。
- ライバルとなるのは前作と変わらずファッティデモリシュ。
どちらも匠+1で運用できる物理重視氷ハンマーと特徴がもろ被りしている。
属性値・スロット・斬れ味ではこちらが勝るが、物理期待値・製作難易度はあちらが有利。
総合的には僅差なので、好みで選んでも良いだろう。
MHF
- MH2ではグレートコーンまでの強化だったが、
MHFでは冥雷竜の尖鉤爪を用いてショッキングコーンまで強化できる。
攻撃力1040、氷属性470とかなり実用的。
ヤマツカミ原種やベルキュロスを楽に料理出来るが、代わりに凄腕以降の強化は与えられていない。
- 通常版の凄腕強化先はないが、SP武器版として桃色が可愛らしいピンキーコーンSPが実装されている。
属性も同じ氷属性なので、凄腕版コーンヘッドハンマーとして使用していけるだろう。
- G級ではフレッドインパルスという銘で登場。
攻撃力はLv20時点で1840、氷属性400とそれ相応な数値だが、
Lv50時には攻撃力2366、氷属性750、更に匠で紫ゲージが現れ、一線級に。
しかしながら氷属性部門は熾烈な争いである。
攻撃力2392、氷属性680に長大白ゲージ、更に睡眠属性460との双属性であるネヴェアシーク、
攻撃力2402、氷属性890とバランスが良く、長大紫ゲージを抱えているクレヴォ・テュレイラ、
攻撃力2602と物理火力がぶっ壊れており、
奏属性600(=氷属性600)に更に水属性600と匠で十分なゲージを得るトラグ・メーネ
といった錚々たる面子が揃っており、その中でフレッドインパルスが目立てているとは言い難い。
彼等ヲ鼻デ笑ヒシ武器がないのは救いだが、すでにクレヴォに完膚なきまでに殺られているしフォローになってない。- もっとも、GR4までしか無かったG1において、
最高難度とも言われるミドガロンのハメにこぞって利用された武器でもあり、
その後明確な出番も無いまま一強のトラグ・メーネに駆逐された他の武器よりは、
まだ要求された機会のあったこの武器の方がマシな扱いだったと言える。
- もっとも、GR4までしか無かったG1において、
デゼルトコーン
- MHP2Gにて登場した、ドドブランゴ亜種の素材で作られたハンマー。
コーンヘッドハンマー→コーンヘッドハンマ改→グレートコーン→デゼルトコーン、
そしてデゼルトコーンからマグニチュードへ強化できる。
元は氷属性を持つハンマーだが、デゼルトコーンの時点で亜種の素材を使って無属性武器となる。
MHP2G
- ドドブランゴ亜種の素材を使った武器は高攻撃力、良斬れ味、マイナス会心といった特徴があるが、
この武器も期待を裏切らない性能である。
最終強化段階となるマグニチュードのスペックは- 攻撃力1612。MHP2Gでデフォルトで攻撃力が1600を超えるのが5つだけであり、
その中で実用的と言えるのはこれと崩槌オテルカムルバス程度のため、非常に有用。 - 斬れ味は斬れ味レベル+1で紫。これが強力。
オテカムルバスはウカム武器の宿命で最大で白しか出ないのに対し、
こちらは1600越えにして紫ゲージ補正の攻撃力1.5倍を受けられる。 - 申し訳程度のスキル拡張性があるスロット1。
もちろんMHP2Gのハンマー使い達が見逃すはずが無く、使用者はかなり多い。
当作において、これとカオスオーダー、そしてスイ【凶】の3本が
無属性ハンマー最強の座を争っており、殆どの相手はこれらで十分と言えるほどの人気があった。 - 攻撃力1612。MHP2Gでデフォルトで攻撃力が1600を超えるのが5つだけであり、
- 上記の通り高い火力を持ったハンマーだが、短所も存在する。
- まずは生産素材。上記の通りコーンヘッドハンマーからの強化で手に入るのだが、
その場合は一発生産で強化過程をショートカットできる所が存在せず、
ヘタをすると骨塊から地道に強化しなければならない。- しかし、これは砂獅子の重牙×4を使えばデゼルトコーンが生産でき、
この頃には氷属性ハンマーであるアクシオンが手に入っているだろうからそれほど重要でもない。
倒すのは普通のラージャンでもいいのでG★3の方の最後の招待状かダイヤモンドダストで集めよう。
ラージャンの素早さと攻撃力に苦しめられるが、剛角よこせと言われるよりマシである。 - しかし、これは砂獅子の重牙×4を使えばデゼルトコーンが生産でき、
- 次に斬れ味レベル+1で出る紫ゲージが短いこと。上記3強のうち、スイ【凶】は紫ゲージが長く
斬れ味レベル+1さえあれば十分なのだが、こちらはそれのほぼ半分しかないため、
強力な斬れ味補正を長持ちさせるには業物がほぼ必須スキルと言っていい。 - 最後に会心率。砂獅子武器の例にもれず-15%と低い。
ハンマーはほぼ抜刀したまま動く武器なので見切り+2を発動したいところだが、
斬れ味レベル+1と業物に加えて見切り+2となると他のスキルは追加できず、
見切り+2を見切り+3にすることしかできない。
その代わり用意さえしてしまえば、白以上の斬れ味補正によって一気に+15%以上となり、
高い攻撃力と相まって凄まじい火力を出せるようになる。
もっとも、会心率がマイナスのままでも十分強力な性能を誇るが。
- まずは生産素材。上記の通りコーンヘッドハンマーからの強化で手に入るのだが、
- この武器の運用には、テンプレ装備の一種であるカイザミやその派生が選ばれることが多い。
それらは斬れ味レベル+1と業物、そして見切りに特化したスキル構成になっており、
上述した欠点の内斬れ味と会心率をカバーできる。
余談
- コーンという割に、オオモロコシはおろか穀物の類いは全く関係がない。
それもそのはず、この武器の「コーン」は英語でトウモロコシを意味する“corn”ではなく、
円錐形を意味する“cone”が元だからである。
そもそもの単語が違うのだ。- 毛に覆われて分かりづらいがこのハンマーを下から覗いてみると
ドドブランゴの頭蓋骨に柄がブッ刺さっていることが分かる。
つまり名前通り、ドドブランゴの円錐形の頭蓋骨(コーンヘッド)で作られたハンマーなのである。 - 海外のSFコメディ映画にも『コーンヘッド』という作品があるが、これが元ネタかは不明。
登場人物たちの頭の形状は確かにドドブランゴを彷彿とさせるのだが。
- 毛に覆われて分かりづらいがこのハンマーを下から覗いてみると
- MH4Gまで、特に下位武器に多い事例であったが、
一段階強化すると武器名の最後に「改」の一文字が入る事がよくあった。
このコーンヘッドハンマーも同様に強化後には「改」の名を冠することになる……のだが、
『コーンヘッドハンマー』は最初期の時点で10文字使ってしまっていたため、
強化後の銘は『コーンヘッドハンマ改』と若干無理をしたものになっている。似たようなものも存在する。
- グビダント(gvidanto)はエスペラントという人工言語で「指導者・講師」を意味するとされる。
- マグニチュードの名前の由来は、地震の発するエネルギーの大きさの指標を示す『Magnitude』から。
大きさを表記する際には「M○」と書き表される。
この値は対数で表した表示になっており、マグニチュードが2上がる毎にエネルギーが1000倍になるように表記される。*5
一般にM6を超えると大規模な地震と呼ばれ出し、M8を超えると一般的に「巨大地震」と称され、
M9ともなると「超巨大地震」と称される*6。
かつて千葉県沖でM2億1474万8364.7と言う宇宙破壊規模の地震が起きたと公式記録が残っているが単なるミスである。- よく混同されるが「震度」とは全くの別物である。
マグニチュードは地震を発生させるエネルギーの大きさ*7を示し、震度は揺れの大きさを示す。
エネルギーの大きさは常に地震が発生した震源地ただ1点のみを基準にして考えられるが、
揺れの大きさは計測する場所によってさまざまに変わる。
なので地震について報道されるときはマグニチュードは数字が1つ示されるだけなのに対し、
震度は地図上に分布図が作られて幅広く示される。
震源が浅い地震だとマグニチュードと最大震度が似たような数字になりがちなのも混同されやすい原因だろう。- さらに言うと、「マグニチュード」は世界共通で使われているのに対し、
「震度」の方は国や地域によって基準が全く異なる単位であり、
日本国内においては「気象庁震度階級」が使われている。
そのため海外で起きた地震は混乱を避けるため(日本国内で揺れなかった場合は)マグニチュードしか発表されず、
震度の方は発表されても「震度〇相当」と言った形に留まることが多い。*8
- さらに言うと、「マグニチュード」は世界共通で使われているのに対し、
- よく混同されるが「震度」とは全くの別物である。