ハンマーの一種。本種及び、その派生武器の総称を「ガンハンマーシリーズ」という。
目次
概要
- 別名「機械鎚」とも呼ばれる回転式弾倉の形状をした鎚頭のハンマー。
鎚頭に空けられた六つの穴に火薬が詰めてあり、叩きつけると同時に火薬が炸裂、
打撃と爆撃を同時に叩きこみ標的を爆砕するイカしたハンマーである。
生産する場合、叩きつけた際の外からの衝撃と爆発による内からの衝撃、
この二つに耐える頑強無比な硬度を得るため貴重な鉱石を大量に必要とする。
また、かなりコストが掛かるため全て特注生産になる。- タメるとリボルバー部分が回転を始め、タメ段階が進むごとに回転が速くなるギミック付きである。
いかにも「タメています」という感じが目で見てわかる。
- タメるとリボルバー部分が回転を始め、タメ段階が進むごとに回転が速くなるギミック付きである。
- ミナガルデの職人である鉄ジジと骨ジジが、互いの得意とする素材について議論を戦わせる中
密かに共同で開発していた武器。同時期に開発された「工房試作品ガンランス」、
双剣という武器種の発明に伴い再び共同開発した「工房試作品【鋸斬り】」と並ぶ、
ミナガルデ工房の最高傑作と言われている。
試作品の時点でかなりの性能を誇っていたため、当時の方々の工房に衝撃を与えた。
以来強化と改良が重ねられ、今や一国の近衛兵の標準装備として使用される程の性能にまで進化した。
当然モンスターに対してもその力を惜しげもなく発揮する。
ハンターにとっても頼りになる強力なハンマーである。
- デッドリボルバーの説明文によれば、
かつて、何者にも屈せず自由を求めた男が使用した武器であり、
立ち塞がる全ての壁を打ち砕く、撃滅の破壊鎚と言われている。
- MHFでは赤色に染色された同属性の「特別仕様機械鎚SP」や、
水属性の「機械鎚カスタムSP」といったSP武器バージョンが存在する。
前者はより玄人好みにカスタマイズされた工房の自信作であり、
後者はとある防具に惚れ込んだ職人がお揃いで作ったカスタム品らしいのだが、
どうやって水属性を引き出しているのかは不明。
- MH3以降の武器名は「ガンハンマー」だが、
MHP2Gまでは字数の関係で「工房試作品ガンハンマ」と最後の長音が無い。
かなり無理矢理…
性能
MHP2G以前
- 設定通り、その性能は折り紙付き。基本的に高い火属性を持ったハンマーである。
強化版の近衛隊機械鎚【撃鉄】は攻撃力1248(武器倍率240)・火540・匠で紫30・スロット2と、
P2Gの全ての火属性武器の中でも上位に属する程である。
攻撃力はハンマーとしては物足りないため、相手を選んで担ぎたい所。- なおこの頃は試作品故か、溜めてもリボルバーが回転するギミックはない。
- ステルス中の硬い肉質を殴らざるを得ないオオナズチ戦ではナナ=トリ系よりも有効。
ソロでも角折りが不要な場合、または既に折った後の2戦目等に担いで行くといいだろう。
- ウカムルバス討伐後にはデッドリボルバーGと正式採用機械鎚Gを作成可能。
デッドリボルバーGは攻撃力1248・火400・匠で紫30・スロット2、
正式採用機械鎚Gは攻撃力1196・火500・匠で紫20・スロット2、といった性能。
いずれも近衛隊機械鎚【撃鉄】の劣化で、見た目が好きだったり素材を妥協したい人向け。
MH3
- MH3にも登場しているが、既に技術が知れ渡っているのか「試作品」の冠が取れている。
こちらはデッドリボルバーで強化が止まってしまっており、まだ正式採用の域には達していないようだ。 - 最終強化のデッドリボルバーでは攻撃力936・火300・会心率15%・スロット1と、
ライバルの火竜砕フラカン剛と比べて物理寄りの性能になっている。
MHP3
- MHP3にも登場し、最終強化の銘はデッドリボルバーである。
今作のライバルは新しく強化先が追加された星砕きプロメテオル。
あちらに比べるとやや心許ない性能に見えるが、物理期待値は会心率を加味すればほぼ同等である。
こちらは匠時の白ゲージがあちらの倍の40あるため、差別化は十分可能。- 最終的には高い属性値を取るか白ゲージの長さを取るかに帰着するだろう。
今作では匠と業物の同時発動が難しいため、こちらがやや優勢かもしれない。
あちらより低い生産難易度やレア度の割には非常に優秀な一振りだと言える。
- 最終的には高い属性値を取るか白ゲージの長さを取るかに帰着するだろう。
MH3G
- MH3GではG級相当の「バーストリボルバー」こそ用意されたものの、匠込みでも斬れ味が白ゲージ止まりの上
何故か属性値がたったの180とおまけレベルにまで下がった(攻撃力は低くないが)。
他の火ハンマーが出来るまでの繋ぎ役が関の山かもしれない。
やはりカラーリングが試作品のままで、正式採用には至っていないようである。- レウスハンマーなども軒並み属性値が落とされているが、
あのミラオスハンマーのせいだろうか。
- レウスハンマーなども軒並み属性値が落とされているが、
MH4
- 4でもやはり「試作品」の冠がとれており、ガンハンマー→デッドリボルバー→正式採用機械鎚を経て、
バーニングノッカーへ強化される。属性値はバーニングノッカーでも240と低め。
その一方で攻撃力は832とそこそこの数値をマークし、素材も逆鱗や宝玉関係は一切使用しない。
星砕きプロメテオルが完成するまでの繋ぎとしては十分といえる。
MH4G
- 4Gでは久しぶりに改良型機械鎚と近衛隊機械鎚【撃鉄】が復活。
ちなみに改良型機械鎚は一発生産が可能だが、雌火竜の紅玉が必要となるので
業炎袋と重殻だけで済む強化の方がいいだろう。
一方撃鉄はG2上がりたてで作成可能となるが、属性値は320とそれほど高くはなく、
攻撃力も1352とG級武器としては平均レベルだが、斬れ味レベル+1で紫20にスロット2はうれしい。
何よりも、撃鉄で使用するのは火竜の重殻と鉱石だけ。撃鉄が作れるようになるG2序盤では
レウスの背中にナイフを突き刺すだけでマラソン可能なクエストがあるのも追い風。
ただ終盤に手に入るミラガルズイーラがほぼ上位互換であるため、あちらが完成すれば撃鉄の役目は終えることとなる。
MHX
- 今作ではウォーハンマーから始まり、ガンハンマーを経て
物理重視のデッドリボルバーか属性重視のショットノッカーに派生先を選べる。
だがデッドリボルバーは全てにおいて斬竜鎚ウルガに負けているため出番はないだろう。
- もう一つの最終強化であるバーニングノッカーの性能は
- 平均的な値の攻撃力180
- 割と長い青ゲージにその二倍近い緑ゲージ
- カテゴリー中一位の火属性50*1
- 気休めの防御力+6
- この武器の用途的にうれしいスロット2
しかし、知っての通りハンマーは普通の敵なら圧倒的に属性<物理なので高属性は殆ど意味がない。 - だが、
嫌がらせとしか思えない異常な物理肉質を持つオオナズチ戦なら話が違ってくる*2。
今作ではハンマーで手数を出そうと思えば、- デフォルトで溜め短縮が発動するストライカースタイル
- 連続ヒット小ゲージ狩技のタイフーントリガー
- 毒霧の中でも尻餅をつかなくなり溜め続けられる鉄鋼身(要毒耐性)
- 隙のでかい回転攻撃を中断されない金剛身
- ライバルとしてはアイテールやスヴァログがあるが、どちらも作成難易度が高いわりに
性能が僅差なのでこの武器に軍配が挙がるか(アイテールの狩技ゲージ増加は悩みどころだが)。- というかこの武器はレベル1の段階で火属性が46もあるので属性押しだけでいくならそれでも構わない。
その場合集会所☆6あたりで作れてしまう。
- というかこの武器はレベル1の段階で火属性が46もあるので属性押しだけでいくならそれでも構わない。
- なお当然ながら手数武器、特に双剣にはどう足掻こうがかなわない。
定石で戦うことに飽きた酔狂な人やハンマー武器縛りをしている人などが試してみるといいだろう。
MHXX
- デッドリボルバーは究極強化でバーストリボルバーという銘を冠す。
強化前のデッドリボルバーの方が強そうとか言わない。
その性能は- 属性ハンマーとしては平凡な攻撃力320
- 素の青ゲージは伸びたが、匠で出るのは相変わらず全て白の斬れ味
- 割と伸びた火属性35
- それなりの防御力+20
- スロット1は変わらず
匠+2では同系統の属性特化型の火撃鉄槌に物理期待値で抜かれてしまうというまさかの惨状に。
当然ながらそれ以外の部分でも防御ボーナスを除けばあちらに完敗しているので、
この武器の立場は前作以上に厳しくなった。
- 一方のバーニングノッカーは究極強化で火撃鉄槌という銘を冠する。その性能は
- 平均をやや下回るが、属性特化ハンマーとしては高い攻撃力310
- 斬れ味は素で白10と不安が残るが、匠+2で紫20が爆誕
- あまり伸びなかったがそれでも火属性ハンマー1位の火属性55
- やっぱり気休め程度の防御力+10
- スロット2は変わらず
- ライバルは前作と変わらず星天のアグスシャマ。
あちらは属性値で5だけ劣り、防御ボーナスも無いものの、
会心率15%があり、それ以外の性能はコピーしたかのように瓜二つであるため物理性能で差をつけられてしまっている。- さらに今作で主流の会心関係のスキルを付けるとなるとその差はより顕著になる。
- ただしあちらは火竜の紅玉&火竜の天鱗2つずつを筆頭に火竜のレア・準レア素材を湯水のように消費し、
今作屈指の難敵である獰猛化リオレウス希少種を狩る必要があるため強化難度が非常に高い。
比較するとこちらは覇竜の重殻や獰猛化狩猟の証VIなど手間取りそうな素材はいくつかあるものの、
レア素材はいらないのが強み。
- あとは、言うまでもなく見た目の方向性が全く異なるので、好みで選んでも悪くない、と言えるか。
MHRise
- 試作品の字が取れて久しいMHRiseにおいては属性値が凄まじい事に。
最終型のデッドリボルバーにおいての性能は- 属性ハンマーにしてもかなり低い攻撃力160
- 勿論火属性、属性値は50でハンマーどころか全武器中3位タイ(2位とは僅か1の差)
- 会心率は0%
- 斬れ味は素で青20、匠4から白
- あって嬉しい1スロットが3つ
- オマケ程度の防御ボーナス10
文字通り、属性限定だがロマン砲を得た性能である。
低めの攻撃力も百竜強化で+10出来る(というか、それ位しか選ぶべきものが無い)。
今作は鉄蟲糸技の存在により、以前よりもヒット回数を稼ぎやすく
火属性も何かと今作で嫌われがちなオロミドロの弱点。
このハンマーのメリットが光るかもしれない。
そして、斬れ味も早く摩耗しデメリットも目立つかもしれない…
今作は匠も積みにくいので、斬れ味緑で戦っていてもいいよう
鈍器使いを搭載して殴る手もあり。
- 最終的にはどうしても火竜砕フラカンや蛮顎槌フラムスフィリに勝つのが難しいが、
火属性強化Lv5を積んだ場合のゴシャハギの背中への火力は全ハンマー1位である。
ゴシャハギの背中破壊でレア素材である雪鬼胆が比較的高確率で入手可能である上、
雪鬼胆自体も達人芸の装飾品を作るのに必要なためこの特化運用には少なからぬ需要がある。
Lv1スロットを3つ持つため、構築自体が簡単なのも有り難い。
MHR:S
- ブレイクリボルバーとしてMR帯デビューを果たす。
MR★1から登場するアケノシルムの素材で完成するため、序盤から頼りになる。
攻撃力が230までいきなり伸び、MR帯デビュー前のライバルを軒並み蹴落とすことに。
- リオ夫妻から火竜の剛翼爪を入手することでさらにブレイクリボルバー改へ。
ただ、この頃には前作ライバルもMR帯デビューしているので一時肩身が狭くなる。
- 最終的に傀異化した皮を投入することで、究極強化「バーストリボルバー」に至る。
MR10到達と同時にすぐ作成でき、素材自体も回収しやすいので実戦投入はかなり早い。
気になる性能は- 属性ハンマーなら平均値の攻撃力320
- 火属性ハンマー3番手の火属性値61
- 会心は素0
- 斬れ味は素で白30、匠3から紫
- 通常スロットはLv2・Lv2・Lv1となかなかの拡張性
- 百竜スロットはLv3
- あって嬉しい防御ボーナス30
今回はハンマーでも属性を活かしやすくなったので、高い火属性値がより活躍する。
ブレイク改、バーストと段階を踏んでLv2を増やしてきたスロット回りも結構な強みである。
防御+30も一見MR帯では焼け石に水に見えるが、業鎧【修羅】の軽減など活きる機会は案外多い。
さすがに王国騎士大鎚パワーのようにLv1完全相殺とはいかないが、打たれ弱さは感じないだろう。
- 新たなライバルはオロミドロ亜種武器のピュリフ=Y。
バーストリボルバーをさらに上回る火属性値75を引っ提げて現れた、火属性武器の新星である。
ついでにあっちも溜め中は回転する。
ただしスロットはLv3だが1つのみ、斬れ味の素白は長いが攻撃力が10低いと、
バーストリボルバーに分がある部分も少なくない。まさしく好敵手といえる相手である。
回転方向でも差別化されている。リボルバーとタイヤ、好きな回転を選ぼう。
- また、Ver.11で復活した星砕きプロメテオルもライバルになる。
火属性値68とこちらもバーストリボルバーを上回り、斬れ味も紫こそ遠いが素白50と継戦能力はこちらより上。
さらに会心率35%なので会心撃【属性】を活かしやすいのがウリだが、
代償として基礎攻撃力がピュリフ=Yよりさらに低い300、スロットも通常がLv2×1・百竜がLv2と、
バーストリボルバーの強みがちょうどあちらの弱みになっている。なので溜めても回らない。
属性値でこそ2番手から3番手になってしまったが、傀異錬成で防御を代償にしがちな情勢では
割と防御+30もバカにならないので、今後もバランス寄りの火属性重視ハンマーとして活躍できるだろう。
余談
- 同時に開発された工房試作品ガンランスは
その後も研究が重ねられた結果、砲撃機構の開発・搭載に成功。一つの独立した武器種として確立されるに至った。
一方こちらは研究が難航しているのか、類似の機能を持った新武器は現在においても登場していない。
しかし派生作品ではあるものの、砲撃機構を搭載した斧が新しい武器種として登場した。
砲撃は攻撃ではなく移動に使用、打撃武器ではなく切断武器など異なる点も少なくないが、
(MH世界内・現実世界のいずれにおいても)開発に当たり本武器の技術・設定が流用された可能性は否定できないだろう。
まぁその派生作品でもこの武器はハンマー扱いのままなんだけど