- 種族
- 獣竜種 (竜盤目 獣脚亜目 尾剣竜上科 ディノバルド科)
- 別名
- 斬竜(ざんりゅう)
- 英語表記
- Glavenus
- 危険度
- MHX・MHXX:★5
- 登場作品
- MHX, MHXX, MHW:I, MHST, MHST2, MHXR, MH-R
目次
生態・特徴 
- 熱帯気候の密林や砂漠、火山帯などの高温地域に生息する獣竜種の大型モンスター。
肉食性で、性格は至って獰猛。
一度狙いを定めた獲物は決して逃さず執拗に追跡し、
他種の大型モンスターと鉢合わせても全く動じず、むしろ積極的に闘いを挑む。
濃赤色の鱗と外殻、逆巻く炎を想わせる独特な形状の蒼い突起が立ち並ぶ背部、
そして何より全長の半分近くを占めるほどに長く巨大に、そして攻撃的に発達した尻尾が特徴。
その尻尾の性質を利用し、武器として活用する事に長けており、
後述する攻撃の方法や性質からハンターズギルドでは《斬竜》とも呼称する。
- 特筆に値する運動能力を誇り、重厚な外見からは想像もつかないほど俊敏。
素早いステップと踏み込みによって獲物を翻弄しながら、
時にはハンターの身の丈を超えるほどの跳躍と共に攻撃を繰り出す。
これらは独自の進化を遂げて強靭に発達した巨大な後脚および骨盤の賜物であり、
脚の爪は体重を支える事に特化した蹄のような頑丈な構造となっており、
骨盤は尻尾の扱いと身体のバランスの安定化を図るため、幅の広い特殊な構造を持つ。
一方、その爪の形状から対象を切り裂いたり掴んだりするには不向きであり、
激しく抵抗する獲物は強く踏み付け、筋力や体重を利用して無理やり抑え込んで捕食する。
長距離を移動する際には地下を潜行する場合もあるが、
よほど移動に困るような高低差の激しい場所などでない限りは滅多に行わない。
- 最たる特徴と言える巨大な尻尾は、ディノバルドにとっては最大の武器でもある。
重厚な刃物のような形状に発達しており、尚且つその甲殻には鉄分を豊富に含んでいるため、
その強度と質量、そして威容から「大剣」に例えられる。
実際、獲物や外敵との戦闘においては非常に強力な武器となり、
撫でるように軽く振るうだけでも周囲の草木を容易く薙ぎ払う切れ味を誇り、
体重を乗せて振り下ろせば地面を叩き割り、岩盤を派手に隆起させるほどの攻撃力を発揮する。
また、尻尾を盾のように使ってハンターの攻撃を受け止める姿も確認されている。
尻尾に含まれる鉄分は発火性が強く、地面などに擦り付けることで摩擦熱を蓄積させる事が可能。
十分に熱を帯びると尻尾全体が一時的に赤熱化する尻尾赤熱状態となり、一撃の威力がさらに増強される。
更には地面と擦り付ける事で遠距離にまで届く爆炎を巻き起こすなど、攻撃のパターンもより多彩になる。
この状態のディノバルドの尻尾は「灼熱の刃」とも形容され、
ディノバルドの実力が完全に反映される危険な状態として多くのハンターから恐れられている。
- 赤熱化した尻尾での攻撃は非常に強烈だが、多用すると尻尾に煤などが付着していき、
徐々に切れ味が鈍って本来の殺傷力を発揮できなくなる尻尾錆び状態となる。
ディノバルド自身もその特性を理解しており、隙を見つけては自らの尻尾に喰らい付き、
自分の牙を用いて尻尾を研ぎ澄ませることで切れ味の回復を図る。
この際には牙と尾の摩擦によって激しい火花が撒き散らされるが、
眼下のせり出した甲殻が火花が眼に入ることを防ぐ。
この行為は戦闘中でなくても習慣的に行われているらしく、
フィールドの散策中に刃物を研ぐような不自然な音が聞こえてきたなら、
近辺にディノバルドが居る可能性が考えられる。
ちなみに、尾は必ずしも牙のみを用いて研いでいるわけではなく、
平常時は地面や岩壁に表出した石などを利用して尾を研磨することもあり、
ディノバルドが生息する地域では、地表や洞窟内の壁に尻尾の研ぎ跡である巨大な溝が刻まれていることも多い。
- ディノバルドの雄個体は、より鮮やかな色合いと硬度を誇る尻尾を持つ個体ほど
同種間において威厳があると見做され、繁殖に有利となる。
基本的には繁殖期に出会った雄と雌が番となり、卵が生まれると雄は雌の元を去るが、
その後に別の雌個体と新たに番となる場合もある模様。
一頭の雌個体が一度の繁殖期の中で産み落とす卵は一つで、
孵化した幼体は僅かな期間だけ母親の個体と共に過ごし、
その中で獲物を狩る手段や尻尾の研ぎ方を学習する。
ある程度の生きる術を学ぶと、自分の武器となる尻尾を鍛え上げるため、
優良な研磨剤が眠る鉱脈を求めて親元から巣立っていく。
気に入った場所で繰り返し尻尾を研ぐ事で、研磨剤として利用した鉱物の色が尻尾に付着していき、
最終的にそれが平常時の尻尾の甲殻の色合いとなる。
なお、鉱脈を探すため、あるいは縄張りの誇示のために尻尾を用いて地面や地層を切り崩すが、
これによって地面は耕され、新たな命が芽吹く手助けにもなっているらしい。
一方で上述した行動を尻尾が赤熱した状態で行った結果、山火事の原因となる場合もある。
- 尻尾を研いだ事でこそぎ落とした煤や甲殻の破片などは、
そのまま呑み込まれて「火炎嚢」と呼ばれる内臓器官に蓄えられる。
火炎嚢は強力な熱エネルギーを産み出す器官であり、
ここで再度加熱された甲殻などは溶融し、やがて煮え滾るマグマのような物体に変化する。
そしてこの溶融物をブレスとして発射する事で距離を置こうとする外敵に対しても攻撃を仕掛ける。
ディノバルドのブレスは一見すると火球のようだが、実際は前述の通りマグマのような半固体であり、
地面などに着弾すると火柱を上げながらその場に滞留し、
やがては大爆発を巻き起こすという危険な性質を持つ。
さらに走りながらブレスを放ったり、連発して複数の相手を纏めて焼き払う事も可能で、
その威力や性質から一部では「劫火の砲弾」とも称される。
- 見た目にもわかりやすい尻尾やブレスによる豪快な攻撃が注目されがちだが、
尻尾を研ぐ行動を取る度に同時に牙も研ぎ澄まされているため、
単純な噛み付き攻撃なども恐ろしいほどの殺傷力を誇っている。
顎の力も相当に強く、喰らい付いた大型飛竜をそのまま投げ倒す姿も確認されている。
また、前述の溶融物を喉元まで押し上げる、あるいは尻尾を研いで燃焼材を直接口に取り込む事で、
噛み付きなどの一部の攻撃を強化するノド溜め状態になる場合がある。
臨戦態勢のディノバルドの喉元に薄らと紅い光が灯っている場合があるが、
これは前述の溶融物が口内や喉元に溜め込まれている状態を示しており、
この時に開いた口内を覗くと、その奥で赤々と輝きながら燃え盛る炎が見える。
- ディノバルドの攻撃的な気質は、威嚇行動にも強く表れている。
外敵と遭遇すると、まずは地面に向けて尻尾を打ち下ろし、
その質量が容易に想像できる重い音を辺りに響かせる。
さらに続けて咆哮と共に地面を擦り、爆炎を巻き上げながら尻尾を見せつけるように振り上げる。
この一連の動作は基本的には外敵に対する威嚇行動であるが、
同時に尻尾に熱を蓄積させる行為でもあり、
状況によっては戦闘が開始されて早々に尻尾赤熱状態となり、
いきなりディノバルドが本領を発揮して襲い掛かってくるという場合もある。
外敵との交戦が長引くなどして興奮状態に突入すると体温が急激に上昇し、
その熱が背部に並ぶ突起に集中する事で赤く染まり、
背中に限らず外殻の所々から黒煙を噴き上げ始める。
当然ディノバルドの攻撃もより苛烈なものとなり、極めて危険度が高い状態となる。
- 本種が炎熱を利用して攻撃性を更に強化するのは前述の通りだが、
実はその炎熱の影響によって攻勢に出るほど守りが弱くなるという弱点も抱えている。
例えば尻尾の甲殻は、本来は外敵からの攻撃を受け止める事もできるほどの強度を持つが、
一般的な鉄が熱されると柔らかくなるのと同様に、
赤熱化した状態では平常時と比較すると強度を大きく損なってしまう。
この状態の尾は最も恐ろしい武器であると同時に脆弱な弱点部位ともなっており、
赤熱している状態に限り尻尾の切断が可能と目されている。
また、本種が口内に溶融物を溜めている状態で頭部に攻撃を加えた場合、
その衝撃によって溶融物が口内で爆発することもある。
流石のディノバルドも不意に体内で発生した爆発の衝撃には耐え切れないらしく、
口から爆炎と黒煙を漏らしながら転倒し、しばらく悶絶する様子が確認されている。
これらの状況や性質を利用できれば攻勢に歯止めをかけることも不可能ではないが、
しかし、熟練のハンターをも一瞬のうちに沈めるほどの攻撃力を誇る本種に対して各部位を的確に狙い、
思い通りの成果を上げられるハンターは限られるだろう。
- ディノバルドから得られる素材は炎のような荒々しさと刃のような鋭さを兼ね備えており、
それを加工した武器は灼熱の炎を宿し、ハンターの闘志に呼応して獲物の魂までも燃やし尽くす。
また、防具として加工を施してもその荒々しさと鋭さは一切衰えず、
使用者にあらゆる恐怖を踏み砕いて進むほどの力を与えるという。
ただし、どのように加工されても刃としての矜持や本分を決して忘れず、
装着する資格の無い者が触れれば、即座にその手や心を無残に傷付けるとも噂されており、
その性能の高さもあって相応の覚悟と細心の注意を以て扱わなければならない。
概要 
- MHX4大メインモンスターの1体とされる獣竜種。”灼熱の刃”のキャッチコピーを持つ。
亜種や特殊個体などは下記の記事も参照されたし。- モンスター/ディノバルド亜種(硫斬竜、MHW:Iにて初登場。)
- モンスター/燼滅刃ディノバルド(二つ名持ちモンスター。MHXにて初登場。)
- 頭部の方向に反り返った背中の無数の突起物と、全長のおよそ半分を占める巨大な尻尾が特徴。
やや短い鼻面で頭部に角が生えている独特の顔立ちは、
実在した肉食恐竜カルノタウルスをモデルとしている。
ただ、重厚な甲殻に覆われた頭部は実物のカルノタウルスのものよりもかなり物々しい。
眼および角がやや鼻先寄りに位置しているなど独自のアレンジも加えられており、
あくまで大まかなシルエットが似ているといった程度となっている。- MHXXではディノバルドの頭蓋をヤドとして背負う”鎧裂”という
ショウグンギザミの二つ名持ち個体が登場するが、
背負われたヤドを見ると、頭蓋の形質もカルノタウルスなどの獣脚類とは
大きく異なっていることが分かる。
- 同じ獣竜種であるイビルジョーはティラノサウルス
をモチーフとしていると見られ、
モデルが恐竜という点でも共通している。
- MHXXではディノバルドの頭蓋をヤドとして背負う”鎧裂”という
- 特に注目すべきは尻尾の先端。肉厚かつ鋭利な形状はさながら巨大な大剣のようである。
戦闘の際は別名の斬竜から連想されるように、この尻尾を活かした豪快な斬撃を繰り出す。
地面に勢いよく叩き付けたり、体ごと一回転させながら振り回して周囲を薙ぎ払ったりして
相手を一刀両断する戦法を得意としているようだ。- 尻尾を叩き付ける獣竜種はドボルベルクなどの前例があるものの、
「尻尾を当てるための軸合わせ」が目立つそれら獣竜種とは異なり、
真正面に居ようがジャンプで軸合わせし一刀両断するなど、
相手の立ち位置に合わせて臨機応変に尻尾を扱う。 - また、本来ディノバルドの尻尾は青黒い色なのだが、
鉄を含んでいるため、地面との摩擦で熱せられると赤熱化して火属性を帯びるという性質がある。
赤く染まった尻尾による攻撃では、炎のエフェクトが出ているのを確認できる。
尻尾に煤やほこりなどが付着してくると色が茶色っぽい色に変色してしまい、
火属性の効果も失われる。- 開発者へのインタビューによると、ディノバルドの尻尾が青く輝いているのは、
古代林のエリア3にある、青い鉱石の色が付着したものという設定があるようだ。
- 開発者へのインタビューによると、ディノバルドの尻尾が青く輝いているのは、
自分の牙で尻尾を研いで切れ味を回復させようとする。
これまでにも鋭利な刃物のような部位を持つ大型モンスターは多数登場してきたが、
ハンターのように自分で切れ味を回復させるという行動に打って出たのは
このディノバルドが初である。*1- ただし、「得物の手入れをして能力を回復させる」という観点で言えば、先駆者がいる。
- 尻尾を叩き付ける獣竜種はドボルベルクなどの前例があるものの、
- ディノバルドにとって重要な攻撃手段である尻尾だが
部位破壊、ひいては尻尾赤熱状態時限定で切断も可能である。- 切断すると、欠けた尾の先端が豪快に地面に突き刺さる。
塔の様な人工物にも突き刺さる辺り、ディノバルドの尻尾の鋭さが窺い知れる。
切断可能な尾としては蛇王龍、崩竜のそれに次ぐ巨大さであり、
さながらハンターの武器のようである。
しかし剥ぎ取り回数は1回のみとケチである
また、ある意味当然ながら、落ちてくる尻尾には攻撃判定がある。
微ダメージ+尻餅程度で済むものの、思わぬ横槍にペースを乱されてしまうこともある。
尤も、注意のしようがない上に、そもそも食らってしまうことの方が珍しいのだが。 - ただ、やはり切断条件が限定されているためか、(特にソロでの)尻尾の入手は困難を極める。
上記のように尻尾赤熱状態限定でしか切断できないので、
ディノバルドが尻尾を研いで赤熱化させてくれなければ
いつまでたっても切断することができない。
しかも尻尾を赤熱化させてくれるかどうかは完全にディノバルドの気分次第。
アグナコトルのように火属性武器で殴ろうと溶岩に浸かろうと、
地中に潜って移動しても砲撃や爆弾をいくら当てても赤くさせることはできない。
また、錆状態の時には尻尾が赤熱化しない。その場合は研いでくれるのを待つしかない。
いつまでも尻尾を赤熱化してくれず、
じれったい思いをしながら殴っていたら討伐してしまった、なんてことも。
幸い低確率ながら捕獲報酬で入手できるので、
どうしても尻尾が斬れない、というプレイヤーは捕獲報酬に一縷の望みを賭けるのもあり。- が、困ったことに捕獲するとレア素材の斬竜の逆鱗及び炎玉が
頭部の部位破壊やクエスト報酬頼みになってしまうという嫌らしい仕様がある。
前述の通り尻尾を求める武器種は少ないため、さしたる問題ではないが
尻尾を大量に求めるハンター(特に操虫棍使い)は上位において
板挟みにされてしまうことになる。
まあ実際は操虫棍使いにとっての優先度は尻尾>>>炎玉だが - 本作は武器・防具にレア素材を求められることが少ないため大きな問題ではないが、
大剣・ガンランス・スラッシュアックス作製に各1本、操虫棍に至っては2本、
あろうことかガンナー武器であるヘビィボウガンにまでも要求される。
やっとのこと切断して剥ぎ取った際に例のセンサーが発動したら泣くに泣けない。
- が、困ったことに捕獲するとレア素材の斬竜の逆鱗及び炎玉が
- と、ここまで書いてきたが、切断の仕組みを理解した上で
相性の良い武器を使えば案外あっさり斬れる。
運悪くなかなか赤熱化してくれない時は本当にどうしようもないが
比較的高確率で切断する方法としては、尻尾を狙いやすいリーチの長めな武器を使い、
戦闘開始直後にシビレ罠を仕掛けて一気に一段階破壊してしまう方法がある。
その後赤熱化を待ち、乗りダウン等で再び拘束を仕掛けて切断するという、
貴重な赤熱化のチャンスが来る前に切断の下ごしらえをするという寸法である。
序盤で1回のみ赤熱化させ、以降は一切赤熱化させてくれないパターンが非常に多いため、
1体につき1回のみになる可能性が高い切断チャンスを活用できるこの方法はかなり信頼がおける。
究極的には運ゲーになるのは仕方ないが、戦闘中に流れで切断を狙うよりは遥かにマシだろう。
候補としては大剣、太刀、チャージアックス、エリアル虫棒、
ブーメランニャンター(斬属性武器)あたりが有力。
逆にパーティの場合は尻尾が赤熱化したら上記の方法で拘束し、
全員で尻尾を集中攻撃して一気に切断してしまうことも可能。
素材の問題だけでなく、リーチが短くなるので後の戦闘も格段に楽になる。
積極的に狙っていこう。
少し難しいが、ブレイヴスタイルの太刀であればカウンターを尻尾に当て続けることで
割とすぐに切断することができる。赤熱化してくれれば。
- 切断すると、欠けた尾の先端が豪快に地面に突き刺さる。
- 怒り状態になると一部の青みがかった甲殻の突起が薄い赤色に染まり、
更に黒い煙もしくは煤のようなものが放出されるようになる。
獣竜種らしくかなり短気であり、獰猛化個体になるとほぼ始終怒りっぱなしである。
- 怒り状態では体温が上がるためか尻尾が赤熱化しやすくなる。
- バインドボイスの際の鳴き声がかなり特徴的なモンスターでもある。
従来のモンスター達の殆どが、始めから終わりまで叫び続けていたのに対し、
ディノバルドの場合、始めに音爆弾のような甲高い破裂音を響かせ、
その音が暫くの間反響し続ける、といったものとなっている。- 後のインタビューによると、
「ディノバルドの声はライオンや虎などの鳴き声をベースにしていますが、
あのモンスターの特徴は、尻尾の“刀部分”なので、その特徴を声にも盛り込みたいと考えて、
声に金属音をブレンド(合成)したところ、ディノバルド独自の咆吼ができました。」との事。
- 後のインタビューによると、
MHX 
- メインモンスターゆえかモーション面にかなり力が入れられており、
尾を用いた攻撃以外にも、従来の獣竜種で見たことがないモーションが目白押しである。- 多くの獣竜種は、基本的にどんな時でも小走りなモーションで歩行するが、
ディノバルドの場合、非発見時から警戒時の間は飛竜種のように
ゆったりと歩を進めるという専用の歩行モーションをとる。
更に、従来の獣竜種は基本的に頭を高く上げて空を仰ぐように咆哮する*2が、
ディノバルドはあまり頭を上げず、前方(の相手)に向かって吼えるように咆哮する。
その挙動は飛竜種に近いように見えるが、恐らくこれらのモーションは
モチーフの1つであるリオレウスに影響されたものだと思われる。 - バックステップ・サイドステップは地上型鳥竜種のように、
一瞬溜めてからサッと飛び退くという動作になっている。
「後脚が発達している」という設定を反映したものであろう。 - 更には倒された時のモーションも専用のものとなっており、
尾を低く下げた後、力尽きる騎士の如く片膝をつき、そのまま横へ崩れ落ちるように倒れる。
また、ノド溜め状態や尻尾赤熱状態だと倒れてからすぐに通常状態に戻る。
- 多くの獣竜種は、基本的にどんな時でも小走りなモーションで歩行するが、
戦闘能力 
- 戦闘に際しては、巨体に見合わない軽快なサイドステップや
車庫入れ後退を繰り返してハンターの攻撃をいなしつつ、
その大剣の如き尾を用いた豪快な攻撃を繰り出す。
ナルガクルガ、ドボルベルクなど尾を最大の武器とするモンスターは数多く存在するが、
極太の尾を持つディノバルドのそれは全てが大技と言っても過言ではない迫力である。
- 尾の一撃に移る流れはドボルベルクより遥かにスムーズであり、
正面を向いている場合でも、その場でいきなり反転して尾を叩き付けてくる
(そして叩き付けた後は再び獲物と向き合うように正面を向く)。
基本的には対象と顔を突き合わせて真っ向から捻じ伏せるスタイルを好み、
ブレスや噛み付きで攻撃するか、あるいは尾で真っ二つにするかの2択を使い分ける。- 叩き付けはその威力は勿論のこと、地面が盛大に割れるエフェクト、
そしてハンターの身の丈の2倍はあろうかという巨大な尾が迫ってくる様は圧巻である。
段差が高いと空中から砕けた岩盤が出てくるのはご愛嬌
それも正面で向き合っている状態から2秒と経たない内に繰り出してくるため、
初見では度肝を抜かれる。 - その他にも、尾をぶん回して側面一帯を薙ぎ払いながら振り向く技や、
尾を地面に擦り付けつつ振り抜くことで前方に地を這う炎を発生させる中距離攻撃など、
多彩な技を持つ。
前者は歩行でこちらのいる位置を通り過ぎて尻尾を向けるという予備動作がある。
後者は技が終わった後にディノバルドが発生させた爆炎の軌道上にいる場合、
高確率で(2連)ジャンプ尻尾叩きつけに移行する。
さらに尻尾赤熱状態だと、爆炎が高速で飛来する炎の渦に変化し、
威力・飛距離・弾速が桁違いに強化される。
- 叩き付けはその威力は勿論のこと、地面が盛大に割れるエフェクト、
- 回復薬を飲んでいるハンターに異様なヘイトを向けるのが特徴で、
遠距離で隙を晒していても「アイテムなぞ使ってんじゃねえ!!」と言わんばかりに
回復行動を取るハンターへ超反応で尻尾叩き付けを繰り出してくる。
凄まじい跳躍を繰り出して距離を詰めるためリーチが見た目より長く、
大抵の隙では回復薬を飲むのが難しい。
迂闊に飲むと逆にピンチになるどころか、そのまま力尽きることも。
同様に、吹き飛ばされてダウンしているハンターを
積極的に尻尾叩き付けで起き攻めするルーチンも持っている。
起き上がりディレイなどで対処できるとはいえ、対処方法を間違えると即死に繋がる。- ちなみに当たり判定が高さに影響されるため、
ディノバルドと自分のいる高さが異なる際に見た目には当たっていても当たらないことがよく起こる。
砂漠の初期配置エリアには段差が多いので、見ることが多いのではないだろうか。
攻撃チャンスにもなり得るが、
ブシドースタイルではジャストアクションを出し損ねる可能性があるので注意。
- ちなみに当たり判定が高さに影響されるため、
- 特筆すべきは、尾に噛み付いて磨ぎつつ力を溜めた後、
炎を纏った尾を居合抜きのように顎から一気に振り抜き、
大回転の薙ぎ払いで周囲を一刀両断する大技である。
ギリギリと火花を散らしつつ、尻尾が赤熱化を通り越して白熱化していく様はもはや恐怖である。
溜めは3秒程度とかなり長いものの、
その分溜め終了から攻撃に転じるまでは殆ど一瞬であり*3、攻撃範囲も周囲一帯とかなり広い。
ファンからはラウンドフォースと呼ばれていたりする。- 公式動画でも「ディノバルドの最上位の技」と称されている通り、
全体的に高威力となっているディノバルドの攻撃の中でも随一の威力を誇っており、
公式ガイドブックによれば赤熱時のモーション値はなんと130となっている。 - なお、130という数値は普通に考えると異常な数値で、
広範囲かつ高威力で知られるテオ・テスカトルのスーパーノヴァでも150(X・XXでは135)である。
それを大技とは思えない程の頻度でどんどん繰り出してくる。
初期装備で食らったりしようものなら体力MAXから呆気なく即死する。
おまけに火属性を帯びているため仮に持ち堪えられても瀕死+火属性やられで風前の灯火と化し、
更に火属性やられの効果で根性を貫通する。
また、食らった場合は大きくかち上げられるため、
回復行動を取れるようになるのにしばらく時間が掛かってしまう。 - 技発動時は剣を振ったような鋭い音が鳴り響き、
よく見ると尾の刃も回転方向へと傾けられ、
単に尾を打ち付けているのではなく尾の刃で斬っているのが分かる。 - なお、通常の尻尾を回転させる攻撃と同様で、
広い攻撃範囲と裏腹に実は脚元には攻撃判定が無い。
そのため、足元でガードするなりしゃがむなり、とにかく屈むと回避できる。
しかし上記の通り威力が半端ではないため、安全を取るならば回避に専念した方が良いだろう。
おそらく最も確実な安全地帯は脚の間。
慣れたハンターはディノバルドの尻尾が比較的低い位置に来る貴重な時間として、
ギリギリまで攻撃してから安全地帯に飛び込んで回避するのだとか。 - ちなみにこの攻撃を繰り出してくるのは怒り状態の時のみなのだが、
ディノバルドの機嫌次第で平然と連発することがあるため、
回避できる狩技やブシドースタイルをセットしていない場合は連続で対応を要求されることもある。
ランスやガンランスならガードすれば良いし、大剣やチャージアックスでも直撃よりは遥かにマシ。
ガードできない双剣やライトボウガンだって緊急回避すればいいのだが、
納刀が遅い武器はそうはいかない。
特にヘビィボウガンは最悪の場合即死と隣り合わせのフレーム回避を要求される。 - 獰猛化個体が放つと溜め時間が変わり、
ただでさえ致命傷になりかねない威力に更に上乗せが掛かる。
溜め時間が変化しているのが非常に厄介で、通常個体と同じタイミングで回避すると見事に被弾する。
エフェクトも獰猛化により更に派手になっているので一見の価値あり。
- 公式動画でも「ディノバルドの最上位の技」と称されている通り、
- ディノバルドは、時折エネルギーをチャージするかのように口内に炎を溜め、ノド溜め状態となる。
これは「体内で貯めた火属性エネルギーを咽喉にまで押し上げる」行動であり、
チャージが完了すると口内と咽喉部が赤く染まる。
この状態では噛み付き攻撃などに爆炎が付随、火属性を帯びるようになるほか、
後述のブレス攻撃も繰り出すようになる。
あらゆる攻撃に火属性やられが付いてくると言っても良く、消火に手間取るとあっという間に追い詰められる。
なお、疲労状態になるとエネルギーが収縮、炎溜め状態が解除される。- ただでさえ激しいディノバルドの攻撃が更に上増しされる危険な状態だが、
この状態で頭部怯みを取ると口腔内部でチャージしたエネルギーが暴発、一定時間ダウンする。
こちらの攻撃チャンスとしても有効なので、猛攻を掻い潜りつつ積極的に狙いたい。
ちなみに大抵は腹を向けて倒れる。背中は遠いが尻尾や頭を狙う分には困らないだろう。
- ただでさえ激しいディノバルドの攻撃が更に上増しされる危険な状態だが、
- 尻尾にばかり目が行きがちだが、口からは火竜のような火球ブレスを吐き出して攻撃してくる。
威力が凄まじいのは勿論、リオスの火球の倍近い速度で飛んでくるため、油断していると被弾しやすい。- これまでにもブレス攻撃を行う獣竜種自体は何体か存在したが、
単発ブレスを吐く能力を持った獣竜種は珍しい。
- これまでにもブレス攻撃を行う獣竜種自体は何体か存在したが、
- プレイヤーに当たった場合は炸裂して爆風を起こし、
地面に着弾した場合は地面に残留する溶岩の様な液体から、
一定時間巨大な火柱を噴き上げたのち大爆発するというド派手な性質を持つ。
この爆発はハンターの大きさの倍近くまで広がる巨大なもので、視点の角度によっては広い死角が生じてしまう。
ディノバルドはこの死角さえも戦闘に活用しており、
敢えてハンターを直接狙わずにハンターのすぐ近くや自身の目の前などにブレスを着弾させ、
爆発の裏に隠れつつ強烈な不意打ちを仕掛けるという高度な戦術を用いてくる。
派手なエフェクトだと思って見とれていると痛い目に遭うだろう。- 特に危険なのがいきなりあらぬ方向に走り出してブレスを撃ち込む場合で、
それを挟んで直線上にハンターがいると爆発と同時に尻尾を叩き込んでくる。
ブレスの反対側から抜ければ尻尾叩きつけをキャンセルする場合が多いので、
ブレスが打ち込まれたらすぐさまディノバルドが見える位置まで移動したい。
ただ、この性質はこちらが能動的に尻尾叩き付けを誘引し、
尻尾を攻撃するチャンスを作ることができるということでもある……と言えるかもしれない。 - なお、着弾すると一定時間残留した後に爆発するという性質は
ブラキディオスの粘菌と似ているが、こちらは爆破属性ではなく火属性である。
「赤熱した火炎嚢」の説明文によると、この溶岩のような液体の正体は、
ディノバルドが尾刃を研いだ際に剥がれた甲殻の砕片を熱で溶かしたもののようだ。
…つまり、ネコが毛づくろいをした後、毛玉を吐き出す理屈である。
- 特に危険なのがいきなりあらぬ方向に走り出してブレスを撃ち込む場合で、
- 怒り時は攻撃がかなり荒々しいものに変貌し、
海竜種に似た2連続噛み付きを繰り出して来たり、ステップから一気に尾の薙ぎ払いに繋げたり、
前述した普通の尻尾叩きつけを繰り出したかと思うと直ぐに体勢を整え更にもう一連撃叩きつけを見舞ってきたりと、
かなりアグレッシブに動き回る。- 二連続叩きつけに関しては、ナルガクルガ亜種が用いるフェイントを入れたビターンにも似るが、
一撃目をあくまでフェイントの軽い攻撃とするそれに対し、
ディノバルドの二連続叩きつけは一撃目から本気で振り下ろす。
やや隙が多かった通常時から一転、凶暴さを剥き出しにして怒涛の勢いで暴れ回る。 - 二連続叩きつけに関しては、ナルガクルガ亜種が用いるフェイントを入れたビターンにも似るが、
- 大技の陰に隠れて目立たないが、噛み付き攻撃が高性能で異常なまでの誘導性を持っており、
更に判定も強い上に妙に広く、おまけに首を左右に振って無理矢理にでも当ててくる。
ふっ飛ばしに加え、起き攻め可能、口内に炎がある場合は火属性やられになり、
さらに攻撃後の隙も殆どないなど、かなりの出し得技で、
厄介さとウザさではディノバルドの技の中でも最高峰である。
威力が低いのが唯一の救いだが、当たって当然レベルの技の威力が高かったらそれこそ最悪であろう。
慣れてきたハンターにとっては被ダメージのほとんどが噛み付きなんてことも珍しくなく、
尻尾よりもむしろこちらがメインウェポンであるとして噛竜などと揶揄されることも。- 振り向き噛みつきも、隙潰し、火属性やられ、強い判定と鬱陶しい性能を持つ技。
ダメージさえ気にしなければふき飛びがないのでSAで対処可能だが、
SA無しで喰らうと尻餅をつくため、直後の噛み付きが確定で当たるという嫌らしい技に仕上がっている。
更にG級では尻尾叩きつけに繋げてくることもあり、
見慣れない予備動作に戸惑っているところに高威力の一撃を叩き込まれることも少なくない。 - 連続噛みつきの後ターゲットが横や背後に回ると必ず振り向き噛みつきに派生する。
ハンマーなどは確実に頭に重い一撃を差し込むチャンスになるだろう。
- 振り向き噛みつきも、隙潰し、火属性やられ、強い判定と鬱陶しい性能を持つ技。
- 疲労時には稀に拘束攻撃を行ってくる。
モーションはイビルジョーのように跳び掛かってくるものだが
なんと尻尾の辺りまで判定があるので非常に範囲が広く、
ノド溜め状態だと火属性やられとスリップダメージで体力をゴリゴリ削ってくる。
G級では疲労していない時でも繰り出してくるのでより注意が必要。
- 集会所下位クエストのディノバルド捕獲の報酬金はシャガルマガラを上回っている。
これは(シャガルマガラの報酬が大型古龍の中では低めなのもあるが)、
MHXでは狩猟クエストより捕獲クエストの報酬金が高いためで、
上位ではセルレギオスで同様の事が起きている。
- なぜか燼滅刃ともども咆哮を逆ガード可能。
たとえディノバルドに背を向けていたとしてもガードやジャストアクション、
XXのブレイヴスタイルではイナシも成立する。
OPムービー

- MHXのオープニングムービーにも出演。
4分にも渡るOPの事実上のメインを張り、
プレイヤーにその存在感を改めて知らしめた。
- ムービー終盤、古代林に訪れたハンター達の前に立ち塞がる形で登場。
英雄の証のイントロをバックに茂みから堂々と現れるディノバルドはとても印象深い。
狩りの前半は重厚な甲殻と刃のような尾でハンター達の攻撃を一蹴し、逆に尻込みさせるなど、
看板モンスターとしての貫録を見せつけた。
その後はアイルーの笛の音に鼓舞されたハンターたちの巧みな連携攻撃を受けて体勢を崩し、
ガンナーを睨みつけたところでフレームアウト。
ハンマー使いがディノバルドに向かっていくところでタイトルロゴが入り、ムービーが終了する。
生態ムービー 
- 古代林の王者たるディノバルドの生態を描いた映像。
異種大型モンスター同士の対決が見られる当時としては貴重な生態ムービーである。
- 密林を我が物顔で闊歩する斬竜ディノバルド。
道端の鉱石に巨大な尾を擦り付けて赤熱化させ、満足気に唸るディノバルドだが、
そこに密林の奥から雌火竜リオレイアが現れる。
リオレイアは大気を震わせる咆哮でディノバルドを威圧するも、
ディノバルドは臆する様子を全く見せず、逆に長大な尾を振り抜くようにして先制攻撃を仕掛ける。
寸でのところで飛び上がって尾による一撃を躱したリオレイアは、
低空飛行を維持したまま反撃のサマーソルトを繰り出すが、
ディノバルドは強靭な後脚を使った素早い跳躍によりこれを回避。
そのままお返しとばかりに大剣の如く尾を振り下ろし、リオレイアの左翼爪を叩き斬る。
怯んだリオレイアはよろめきながら飛行して戦場を離脱。
ディノバルドは逃げ去ってゆくリオレイアの後姿を見ながら勝ち誇ったかのように咆哮し、
煤が付着した尾を咬み研ぐ。
ラストは斬竜の歩みに伴い揺れる尾が地面に生える草木を真っ二つに切断する様子が映って幕となる。
- 砕竜vs炎戈竜のそれとは異なり、死闘というよりは小競り合いに近い戦いではあるが、
ディノバルドはノーダメージでリオレイアを追い払っており、格の違いを見せつける形となった
(危険度はリオレイアが4、ディノバルドが5に定められており、ある意味順当と言える結果である)。
陸の女王と呼ばれるリオレイアも、
古代林の生態系の頂点に君臨するディノバルドが相手では分が悪かったか。
また、こうした実力の近い者同士の戦いは、
自然界では共倒れを防ぐ為、まず威嚇のし合いになることが多く、
場合によってはそのまま決着となる事もあるのだが、
ディノバルドはモノも言わず斬りかかっており、彼の攻撃性の高さが窺える。- 実際に彼の尻尾を使い、リオレイアの翼を叩き壊すことは十分に可能である。
火属性がほぼ通らないのでネタプレイの域は出ないものの、ディノバルドになりきって
ムービーの再現と洒落込むのも面白いかもしれない。
ちなみに防具の方は高い火耐性と汎用性の高さもあり、
リオレイア相手に着ていくには中々好相性である。 - なお、リオレイアはゲーム中でも古代林に姿を現す場合があり、
実際にディノバルドとリオレイアが邂逅する可能性は十分にある。
ただ残念な事に、クエストにおいて両者が(乱入含め)古代林に集うことはない。
一応、旧砂漠では同時狩猟のクエストが存在するのだが…。
- 実際に彼の尻尾を使い、リオレイアの翼を叩き壊すことは十分に可能である。
- 後の開発者インタビュー
によると元々リオレウスの尻尾を切断するという内容だったらしいが、
それでは生々し過ぎるという事で現在の生態ムービーに落ち着いたとの事。
- 映像の所々でスローモーション演出が入る珍しい映像でもあり、
ディノバルドが繰り出す勢いのある重厚な一撃が上手く表現されている。
MHXX 
- MHXXではG級の解禁に伴って新技を習得。やはりというか当然というか、尻尾を利用した技である。
一つは噛みつきの直後に身を震わせながら体勢を整え、その後素早く尻尾を振り下ろす攻撃。
厄介な噛みつきを避けたと思ったところにより強烈な追撃が襲い掛かってくるため、
不意を突かれると非常に痛い。
もう一つはおもむろに尻尾を振り上げ、狙いを定めつつ力を溜め、そして振り下ろす攻撃。
大剣に例えられる尻尾を持ったディノバルドにはうってつけの新技だろう。
モーションとしては比較的素直だが、普段のように単純に振り下ろすよりも攻撃のタイミングが遅く、
回避のタイミングを間違うと両断されてしまう。
後者の新技は当たると大ダメージと共にふっ飛び【特大】になり、
そのまま壁にぶつかって気絶しようものなら叩き割られるだろう。
予備動作はわかりやすいので落ちついて回避しよう。
また、G級個体は咆哮の頻度が上昇。武器やプレイスタイルによっては耳栓がないと苦しい場面も。
咆哮の際に尻尾が蓄熱されるので、やや尻尾を斬りやすくなったともとれる。
- 総じて、狩猟場をダイナミックに動き回り、重く高威力の攻撃技を繰り出す。
同じ獣竜種メインモンスターであるブラキディオスは軽快な動き、高威力の技を持ち味とするが、
ディノバルドはそれとはまた違った身軽さ、力強さでハンターを攻め立てるモンスターである。- ブラキディオスは粘菌爆破、腕を用いた戦闘スタイルなど独自性の塊の如きモンスターだったが、
ディノバルドは恐竜らしい正統派獣竜種骨格を持つほか、
イビルジョーのような強靭な顎による噛みつきや跳び掛かり、
ドボルベルクや獰竜系のように武器状に発達した尾、
ギアオルグのように尾そのものを強化する戦法、
ブラキディオスのように爆発物を武器とし、設置トラップとしても利用する点など、
多くの獣竜種モンスターと類似した要素を兼ね備えており、
かなりオーソドックスな印象を受ける。
ただ、大回転薙ぎ払い攻撃や単発型ブレス、尾を研ぐ生態、
前述もした独自モーションの数々など、ディノバルドにもオリジナルの要素は多数存在する。
- ブラキディオスは粘菌爆破、腕を用いた戦闘スタイルなど独自性の塊の如きモンスターだったが、
- ど派手な戦い方と高い攻撃力に目が行きがちな本種であるが、
実は、ナルガクルガ等と同じくほとんどの攻撃の当たり判定が一瞬しかない。
そのため、攻撃パターンさえ把握すればフレーム回避がかなり成功しやすい部類でもある。
フレーム回避に自信が無い場合でも、
回避性能を上げておけばかなり余裕をもって対処できるので一考の価値はある。
MHW:I 
- 新大陸が舞台となるMHWorldでは登場叶わなかったディノバルドだが、
2019年7月11日に公開された『アイスボーン』PV第3弾にて復活が判明。
更に瘴気の谷に登場する亜種までも確認され、大きな話題を呼んだ。
- 劇中では物語中盤に登場。
渡りの凍て地にて正式に確認された冰龍イヴェルカーナが新大陸へと飛来したのち、
新大陸各地の生態系における影響を調査する中で大蟻塚の荒地にて新たに出現が報告される。- 第一発見者は主人公と編纂者ではなく他の調査団メンバーであり、
彼らがディノバルドを発見した頃、主人公たちは古代樹の森で迅竜ナルガクルガを目撃していた。
ナルガクルガの存在を報告すべくアステラに戻ったところで
総司令からディノバルドの出現が伝えられ、ナルガクルガと共に狩猟を依頼される。
- 第一発見者は主人公と編纂者ではなく他の調査団メンバーであり、
- 初登場クエストは『灼熱の刃、ディノバルド!』。
クエスト開始時にはナルガクルガのそれ同様、編纂者から特殊な台詞が聞ける。
エリア1から沼地に続く足跡、沼地に残されたアプケロスの捕食痕を辿ってゆくと、
最終的に雌火竜リオレイアの巣に到達することになる。- エリアインと同時に登場ムービーが挿入。
巣に身体を横たえて眠るリオレイアに近づいた主人公は、あることに気付く。
リオレイアの左翼が部位破壊されたかのように傷ついていたのである。
気配を察したか起き上がり、主人公に向けて唸り声を上げるリオレイア。
それはハンターへの威嚇に見えたが、しかし主人公は背後の気配を察する。
主人公の後ろに佇んでいたのは他ならぬ痕跡の主、斬竜ディノバルドであった。
激しい攻撃の応酬の末、リオレイアは巣を後にし飛び去っていく。
残されたディノバルドは勝鬨の如く雄叫びを上げると、今度は眼前に立つ主人公に狙いを定める。- 全体を通してMHXの生態ムービーのオマージュと言える内容で、
リオレイアの翼爪にスポットが当たるなど小ネタもきっちり仕込まれている。
両雄の直接対決が迫力数段増しで改めて描き出されていることもあり、
かなり見応えのあるムービーである。
- 状況から見て、リオレイアに攻撃した犯人はディノバルドだと思われる。
となると両者は主人公が訪れる前に同フィールドにて既に一戦交えており、
結果手傷を負ったリオレイアが巣で休眠していた、というところだろうか。
仮に雌火竜をわざわざ巣まで追跡して改めて喧嘩を売りに来たのだとすれば、
ディノバルドの獰猛さと執拗さは相当なものといえよう。
- 全体を通してMHXの生態ムービーのオマージュと言える内容で、
- エリアインと同時に登場ムービーが挿入。
- 大蟻塚の荒地の主、角竜ディアブロスとの縄張り争いも存在。
素早いサイドステップでディアブロスの突進を躱しつつ顎で首筋を捉え、
突進の勢いを利用して地に叩き伏せた上、
ダウンしたディアブロスに追い討ちとばかりに噛み付いてダメージを与える。
このまま圧勝か…と思いきや、ディアブロスのパワーによって振り解かれ形勢逆転。
怯んだところに突進角突き上げを食らい、そのまま空中に持ち上げられた挙句、
豪快に放り投げられ地面に叩きつけられる。- 互いにダメージを与えあう痛み分け(=引き分け)の形となっているが、
縄張り争いとしては珍しく、争い後に両者が体勢を整えるタイミングが同一ではない
(ダウンしたディノバルドが復帰する前にディアブロスが咆哮し、
その後ディノバルドが起き上がった時点で縄張り争いが終了する)。
前半・後半で明暗がはっきり分かれる内容となっており、
どちらかを切り取ってみると片方の圧勝に見えなくもない内容なのも特徴。- 余談だが、PVなどで紹介されたのは
「ディアブロスを地に叩き伏せる」前半部分のみだったため、
発売前は一部で「あのディアブロスを圧倒してしまうのか」といった勘違いも見られた。
- 余談だが、PVなどで紹介されたのは
- ディアブロスとは恐竜がモチーフという点で共通しており、
縄張り争いの様子は宛らカルノタウルスvsトリケラトプスと言ったところ。
同作では、奇しくもティラノサウルスとトリケラトプスの縄張り争いも実現している。
- ちなみに、ディアブロスの発生させる地割れにはしっかりハマってしまう。
もちろん落下時のダメージも入るので、1つの環境利用として覚えておくと良いだろう。
エリア移動の際に咆哮で地下のディアブロスを刺激し、地割れにハマる姿はなかなかマヌケ。
- 互いにダメージを与えあう痛み分け(=引き分け)の形となっているが、
- 古代樹の森の主であるリオレウスとの縄張り争いも存在している。
ただし、こちらは極めて特殊な仕様の縄張り争いとなっており、
縄張り争いが発生するフィールドおよび地形によって勝者が異なる。- リオレウス側に優位な環境*6下では、アンジャナフと同じように中空強襲を受けてダウン、
持ち上げられたのち突き落とされて火炎放射を浴び、
一方的に叩きのめされる形で完敗してしまう。 - 逆にディノバルドが有利な環境下*7では、イビルジョーの縄張り争いよろしく
背中に組み付かれるも意に介さず、逆に首筋に噛み付いて投げ飛ばす形で完勝する
(組み付かれる際にダメージはなく、ダウンしたリオレウスが一定時間もがくことから圧勝扱いと見られる)。
どちらかがアドバンテージを発揮できれば、それだけで勝敗が決まる。
お互い紙一重の攻防、ということなのかもしれない。 - リオレウス側に優位な環境*6下では、アンジャナフと同じように中空強襲を受けてダウン、
- その他、ティガレックス(亜種)およびオドガロン(亜種)との縄張り争いが存在。
前者のモーションはアンジャナフ亜種のそれと同様(勝敗も引き分け)だが、
オドガロン種との縄張り争いはディノバルドの戦術をベースに用意されたものであり、
互いの持ち味を存分に活かした迫力の縄張り争いを披露してくれる。- まずディノバルドが踏み込み噛み付きでジャブを繰り出すが、
オドガロンはこれを紙一重で躱してディノバルドの頭部に組み付く。
しかしディノバルドはしがみついたオドガロンを大きく振り回して地面に叩きつけ、
マウントポジションを奪ったまま喉元に噛み付いてダメージを与える。
だが対するオドガロンは爪による反撃で拘束を逃れ、
更には追撃とばかりに振り抜かれた刃尾の一閃を華麗に回避、
返す刀でディノバルドの頭部に食らい付きダメージを与える。
その後はディノバルドがオドガロンを振り解き、両者痛み分けの形で幕引きとなる。
形成が目まぐるしく二転三転することもあってかなり見応えがある内容である。
また対リオレウス同様、ディノバルドが伝家の宝刀たる尻尾を用いる縄張り争いの一つでもある。
肝心の尻尾攻撃はどちらも空振りしているのだが。 - まずディノバルドが踏み込み噛み付きでジャブを繰り出すが、
- 興奮状態に突入すると背部の突起が赤熱化するのは従来通りだが、
これに加えて瞳と眼孔周辺が赤く染まる演出が追加された。
この影響で、怒り時のビジュアルは燼滅刃にかなり近いものとなっている。
- 部位破壊可能箇所や段階数は前作までと変わらないが、
尻尾の1段階破壊では報酬が出なくなっている。
今作では、亜種共々ダウンや怯み中は尻尾切断以外の部位破壊ができないという謎仕様が存在する。
そもそも今作のディノバルド(亜種)は前脚の肉質が硬い上に判定範囲も気持ち狭くなっており、
破壊しても精々鱗ぐらいしか出ないので前脚に関しては
だからどうしたというレベルの話ではあるのだが、特殊仕様なのは事実である*8。
そのくせ部位破壊でダウンする奴らにないのはなぜなのか- 元々複雑な切断条件であった尻尾だが、今作では輪を掛けて切りづらくなっている。
一因としては尻尾赤熱状態の時間が大幅に短くなったことが上げられるだろう。
尻尾が強化された状態が短くなるため弱体化でもある…かと思いきや、
尻尾を振り抜いて火炎を飛ばす攻撃が錆び状態だろうが弱化しなくなっているなど
そもそも尻尾赤熱状態とそれ以外の差がいくらか埋まっており、
単に弱点化(および切断可能化)する状態が短くなってしまった印象が強い。
また、上記の事情込みでもあまりに切りづらいことから、
尻尾赤熱状態でしか切断の為のダメージを蓄積できなくなったのでは?との説も出ている。
今までより錆びると直ぐに研ぐ様になったり、尻尾攻撃で直ぐに赤熱化する様になったのに…
- 元々複雑な切断条件であった尻尾だが、今作では輪を掛けて切りづらくなっている。
- 咆哮の仕様が若干ながら変更された。
旧作では出会い頭のバインドボイスは「尻尾を振り上げながら吼える」モーションだったが、
今作では「一度咆哮したのち、その場で足踏みをしてもう一度咆哮を行う」蛮顎竜タイプの咆哮となった。- ちなみに、一度目は唸るような声で、二度目は特徴的な金属音を含んだ声で咆哮する。
- MHWorldからは大型モンスター同士が互いを攻撃し合う形で争う生態行動が実装されたが、
ディノバルドは長大な尾を用いたモーションの攻撃範囲が非常に広く、
他のモンスターを怯ませてイニシアチブを得やすい傾向がある。
振り向き尻尾攻撃のように周囲に判定が及ぶ技もあり、混戦にも比較的強い。
良くも悪くも大振りであるためハンターも巻き込みがちなのはご愛嬌。- 怒り時に解禁されるジャンプ尻尾二連叩きつけは、威力もさることながら
ターゲットをホーミングしつつ2連続で判定をぶつける仕様であるため命中率が極めて高く、
決まれば殆どのモンスターに大ダウンないしは大怯みを誘発させる強技である。
一方、切り札の尻尾大回転は隙も範囲もリターン*9も非常に大きい大味な攻撃で、
SA等もないため大抵は予備動作中に怯まされて発動に失敗してしまう。
レンジが絶大なので、モンスターを他の場所に引きつけておけば概ねぶち当ててくれるが。
- ジャンプ尻尾叩きつけには空中での当たり判定が存在しない。
そのため、着地前に攻撃判定を受けると一方的に叩き落とされて大ダウンを喫する羽目になる。
突進や跳躍など攻撃判定が持続し続ける攻撃を多用するモンスターとはやや相性が悪いか。
- 怒り時に解禁されるジャンプ尻尾二連叩きつけは、威力もさることながら
戦闘能力 
- デベロッパーズダイアリーVol.1
の開発者コメントによると、
尻尾赤熱状態や尻尾錆び状態のようなサイクルは基本的に残しつつ、
新たなアクションを追加したり火のブレスに過去作にはなかった変化をつけたりと、
『ワールド』らしい駆け引きのあるモンスターになっているとのこと。
- これまでは尻尾赤熱状態とノド溜め状態は独立した状態となっていたが、
今作からは錆びた尻尾を研ぐ動作から流れる様に喉を赤熱化させる動作を行うようになり、
「尻尾に付着した煤や甲殻の破片を火炎嚢に貯めてブレスを放つ」という生態が
実際に観察できるようになった。
これに伴い、喉のみを赤熱化させるモーションは行わなくなった。
赤熱化した喉にダメージを与え続けることでダウンが奪える点は従来通り。
- 従来から存在した尾を用いた攻撃モーションに大きな変更点はないが、
跳躍を伴わずサイドから尻尾を叩きつけてくる攻撃に細かい調整が入った。
怒り時どころか平常時でもあまり繰り出さなかった旧作から一転、
使用頻度がかなり上がっており、戦闘を通して主力となる攻撃の一つとなっている。- 尾を叩きつける速度がやや鈍化しており、判定も縮小された。
具体的には叩きつけ終わった時点で尾の先端部分には判定が消失しており、
先端に触れたか触れないか程度の距離感であれば無傷で済む。 - 判定時間は長めのため、フレーム回避を試みた場合被弾する可能性が高い。
ただし振り抜きと逆方向に回避すればギリギリで回避できるため、
頭部付近を攻撃していた場合でも躱せる可能性は上がっている。 - また、叩きつけ後に尾を引き抜くために若干硬直するモーションが追加され、
往なした後に尻尾に攻撃を加えやすくなった。
頻度の増加も相まって、全体的に隙が増えたと言える。
ただし、尻尾を元の位置に戻す際にも当たり判定が発生するようになっており、
うかつに近づくと被弾しがちなため注意。
- 尾を叩きつける速度がやや鈍化しており、判定も縮小された。
- 前作では理不尽圧倒的な判定と凄まじい使用頻度で猛威を奮った噛みつきだが、
判定・ダメージ共にだいぶ抑えめに調整され、使用頻度もかなり減った。
しかし出の速さや2連続で噛み付いてくることもある点などは同じであり、
危険度の高い技であることに変わりはない。
- 全体としてMHXの個体と同じような感覚で戦える*10が、
噛み付き攻撃の弱体化、各攻撃の使用頻度の変化などから、総じて戦い易く調整されている。
頭(喉)赤熱時の尻尾の肉質が柔らかい点も相変わらずだが、
後脚の肉質もかなり軟化しているため、リーチの短い片手剣や双剣などでも御し易くなっている。
- 今作で初登場したクラッチクローとの相性が極めて良いモンスターの一つ。
これは新登場した亜種にも共通する特徴である。- まず、主に頭部、背中(胴体)、両脚、尻尾の5部位にしがみつきが行えるのだが、
このうち背中に判定が及ぶ攻撃が滅多に繰り出さない飛び掛かりと尻尾大回転を除き存在しない。
メインウェポンの尾を用いた攻撃の大部分と噛み付き系の攻撃、ブレスといった殆どの攻撃を
胴体か両脚に張り付くことで回避でき、武器種によってはそのまま攻撃を加えて大ダメージを与えられる。
また尻尾大回転は予備動作が大きいことから、モーションに入ってからの離脱、
もしくは頭部へ張り付き移動してのぶっ飛ばしが十分間に合う。
胴体は頭部や赤熱化した尻尾ほどではないものの肉質が柔らかいためダメージを稼ぎやすく、
大剣、チャージアックス、狙撃竜弾ヘビィボウガンなど
武器攻撃のダメージが大きい武器種については
ひたすら胴体にしがみ付き→武器攻撃を繰り返すだけでも十分なダメージを稼げる。
それなりに素早くかつ安全に狩猟したい場合などは一考の余地がある戦法と言える。- 実は背中への判定を持つ攻撃バリエーションに乏しいのは、
ディノバルドに限った話ではなく獣竜種骨格全体の特徴である。
しかし、獣竜種の多くはタックル攻撃を持っているため背中が死角になりづらくなっている。
これに加え、突進攻撃が得意なバフバロやボルボロス、ウラガンキンは高確率で突進してくるし、
アンジャナフとその亜種は怒り状態や帯電状態になると背中に判定が及ぶ攻撃を多数用いてくる。
また、怒り喰らうイビルジョーは背中の肉質が固いため傷をつけてもあまりダメージが伸びず、
ブラキディオスに至っては背中に張り付くことすらできないため、
この二種はクラッチ戦術と相性が悪い。
かくして突進攻撃を持たず、背中の肉質が柔らかく、
かつ背中判定を持つ攻撃の頻度が少ない条件を満たしているのが
ディノバルドとその亜種だったというわけである。
- 実は背中への判定を持つ攻撃バリエーションに乏しいのは、
- また他の獣竜種と比較して歩行速度が遅く、かつ尻尾が極めて長いことから、
エリア移動時においてクラッチクローによる尻尾への張り付きが容易である。
エリア移動開始時の咆哮で耳を塞いでしまった場合でも即座に追い掛ければ間に合い、
移動速度が低下する疲労状態、瀕死状態であれば
複数回張り付き→武器攻撃のコンボを決めることも可能。
ダメージを稼げることはもちろん、破壊しにくい尻尾の部位破壊に大いに役立つだろう。
- まず、主に頭部、背中(胴体)、両脚、尻尾の5部位にしがみつきが行えるのだが、
派生作品 
MHSP 
- 初登場から僅か一ヶ月。
ジャンプフェスタ2016の会場にてスピリッツ史上初の乱入モンスターとして参戦が決定した。
当初は2015年12月28日から1週間に加え、
モンハンフェスタ各会場開催日および2016年2月14日限定で戦える期間限定モンスターだったが、
全国のハンターの嘆きの声要望に応えて3月中は常時出現となった。
勿論BGMは灼熱の刃 ~ ディノバルドである。
- やはり期間限定モンスター故かスペックが物凄い事になっている。
何と(古龍を除く)全モンスタートップの初期スペックの持ち主。初期狩力はなんとキリンと同じ49。
特に攻撃力に関しては単独トップだったディアブロス亜種の首位をもぎ取ってしまった。
哀れディアブロス亜種。
当時は未成体無し・特殊攻撃もLv1のみと抑え目の性能だったが、それでも尋常ではない性能だった。
ただ「冠ボーナスは低い★程効果が大きい」仕様上一番低い★3のテツカブラ亜種が大量死体と化した。
哀れテツカブラ亜種。
但しトモ率は尋常ではない低さに設定されており、全国のハンターが苦闘を繰り広げた。
- そして時は流れ、2016年3月。遂に狩魂01弾の看板モンスターとして堂々参戦。
乱入時は無かった未成体を新たに入手し、
さらに強力な特殊攻撃を備えてスピリッツ世界に殴り込んだ。
初期狩力は多少自重して46に下がった。
但し狩魂からは「絆ブースト」と呼ばれる強化要素がある為、
上記の期間限定版のスペックは軽く上回れる。
そして相変わらずブロス系統に厳しい- それだけでは終わらず、何とラスボスとして燼滅刃ディノバルドも参戦している。
- 余談だがこのゲームでは別に尻尾が赤熱化してなくても斬れる。
それを本編でやらせてくれれば…
- 通常個体の特殊攻撃は「灼熱回転斬尾」(Lv1)・「灼熱業火斬」(Lv2)。
MHXR 
- ver.6.2アップデートより、MHXRにディノバルドが実装された。
ライゼクスとタマミツネに続き、MHX四天王の3番手となる。
- 基本アクションはMHXをベースとしているが、
MHXRの環境上、武器種や立ち回りにもよるが尻尾攻撃全般を回避するのに苦労する。
ガードが可能な武器種ならばある程度は楽になるが、
多段ヒット系の攻撃が複数存在するのでガード時の削りダメージもそれなりに痛い。
- 独自エフェクトとして、尻尾大回転の際に大爆発が起こるようになっている。
とはいえ尻尾大回転は元々攻撃範囲が非常に広い攻撃であり、
大爆発の影響が相対的に小さくなることから、
他の四天王3体の追加技ほど立ち回りに変化を与える技ではない。
- 本作では火属性やられが置き換わった火傷状態のほか、
なんと裂傷状態までもを扱うようになっている。尻尾攻撃全般に裂傷効果が付与されている。
これにより火傷と裂傷を併発してしまうと、
火傷を治そうと回避行動を連発すれば裂傷で体力をガンガン奪われ、
逆に裂傷の自然治癒を待っていると火傷により武技Pがモリモリ削られるという事態に。
せめてどちらかの耐性スキルは100%にして挑みたいところ。
MHST 
- MHSTでは、MHXとの連動特典でディノバルドの片手剣、
及びナビルー用の衣装を入手することはできるが、ディノバルド自体は登場していなかった。- 一応、DLトーナメント「MHX・クロスフェスタ」ではディノバルドと戦うことができる。
このトーナメントでは、決勝戦でオトモンとしてディノバルドを連れたNPCのライダーと戦う事ができ、
優勝すれば、ディノバルドの大剣が入手できる。
- 一応、DLトーナメント「MHX・クロスフェスタ」ではディノバルドと戦うことができる。
- しかし、後にMHX関連のダウンロードコンテンツ第2弾として配信されることが決定、
ディノバルドをオトモンにすることが出来るDLC「MHXルール」が
2016年12月23日より配信となった。
「くまアシラ」同様、タマゴのカケラを集めることにより、誕生させることが出来る。- なお、登場するのはオトモンのみであり、残念ながら野生の個体と戦闘することはできない。
そうした特殊なオトモンだからなのか、入手しても図鑑には情報が一切記録されない。 - Ver1.2.0更新データを適用すると、モンスターの巣でディノバルドを入手できるようになる。
ただしこれはエンディング後の話なので、
エンディング前にオトモンにしようと考えているのなら、
従来通り通信対戦で地道にカケラを集めるしか方法はない。
- なお、登場するのはオトモンのみであり、残念ながら野生の個体と戦闘することはできない。
オトモン 
- 徹底的に火属性攻撃に特化したオトモンであり、
習得する技もパワー系特技の“テイルクラッシュ”以外はほぼすべて火属性系の攻撃である。
MHXで多くのハンターたちを苦しめた回転薙ぎ払い攻撃も、
ノータイプ特技“斬熱刃”として実装されている。- 斬熱刃を使用すると、原典における怒り状態のように、
3ターンの間刃尾が赤熱化し、背中の突起物も赤く変色して発光し続けるというギミックがある。
勿論、単なる見た目の変化ではなく、
テイルクラッシュの威力が大幅にアップするなど、一部の攻撃が強化される。
- 斬熱刃を使用すると、原典における怒り状態のように、
- ただ、原典で披露していた炎ブレス系の技はなぜか自力で習得できないので、
覚えさせたい場合は他の火属性系オトモンから伝承させる必要がある。
とはいえ、遠距離攻撃として“フレアチャクラム”を習得できるので、
無理にブレス系の技を覚えさせる必要はなかったりするが。
- パワー系のモンスターであることや、いかにも鈍重そうな外見からは想像もつかないが、
実は素早さは6とパワー系のモンスターは元より全モンスターの中でもトップクラスに位置する。
パワー系のモンスターは攻撃力や体力の高さと引き換えに素早さが控えめであることが多く、
パワーとスピードを高レベルで両立しているディノバルドは、
他のパワー系のモンスターにはない独特の立ち位置を築いている。
- 固有遺伝子である「斬竜遺伝子」の内包スキルもやけど率増【大】とかなり強力。
これを活かして相手をやけど状態に追いやり、じわじわ追い詰めていく戦法が主流となるだろう。
- 育成するのであれば、やはり自慢の火属性に磨きをかけるような育成がベスト。
固有遺伝子のスキルを活かして、フレイムファングや拡散熱線など
相手をやけど状態にする技を習得させると、より頼もしい存在になる。
- ライドアクションは「モンスター探知」と「超岩砕き」。
「超岩砕き」を自力習得している貴重なオトモンである。ドスイャンクック…
なおこの超岩砕き、アクション内容は尻尾で岩を叩き斬るのではなく、単なるタックルだったりする。
- 絆技は「クロスブレイザー」。
相手にブレスをお見舞いして動きを封じた後、空中高く飛び上がり、刃尾で「X」の軌跡を描いた後、
それを地面めがけて叩き込み、地面から噴出したエネルギーで相手に大ダメージを与えるというもの。
MHXの代表として参戦したことがよくわかるなかなかカッコいい演出となっている。- ちなみに伝承の儀で主属性を変化させても、
X字のエネルギー噴出がその属性エフェクトとなったりはしない。
ただし最初のブレスだけはきちんと変化する。 - また、リオレイアの絆技「フレイムシェイバー」を意識したような演出が所々に見受けられる。
これは、リオレウスの「スカイハイフォール」と
セルレギオスの「シューティングスター」の関係を思わせる。 - ただ、この様になかなかカッコいい演出となっているのは確かだが、
獣竜種の絆技の演出は突然泥沼が出現したり、ライダーにシュートされたり、
変な回想が挿入されたり、こんがり肉を持ったナビルーを追いかけまわしたりと言った
ツッコミどころ満載の物が多いため、
この様にカッコいい演出は獣竜種全体から見たらむしろ浮いてしまっている。
- ちなみに伝承の儀で主属性を変化させても、
- ディノバルドはイビルジョーのデータを基に作られているらしく、
歩き方やステータス確認画面での動き、通常攻撃のモーションはイビルジョーとまったく同じである。
また、上記のようにライドアクションもイビルジョーと同じ内容となっている。
MHST2 
- 今作にも続投。ライゼクス、タマミツネ、ガムートが登場したことで、ついにX四天王が揃い踏みとなった。
…残念ながらバルファルクの方は参戦できず、XXの双璧との共演は叶わなかったが。
また、前作とは異なり今作では野生の個体が登場し、戦闘できる。
- ストーリー終盤にて凶光化状態で中ボスとして初登場。
通常状態ではパワー、口内に熱を溜めている状態ではスピード、
尻尾赤熱状態では破壊していないとすくみなしの単体攻撃、
赤熱状態までに部位破壊ができているとテクニックの攻撃を行う。
尻尾が赤熱化してからしばらく経つと斬熱刃を発動し、再び通常状態へ…というサイクルとなる。
赤熱化を行う際のフレアチャクラムなど、赤熱化以降は3すくみを持たない攻撃の使用頻度が高め。
ダブルアクションによる阻止ができない分、こちらの体力が削られやすい。
尻尾を破壊するとダウンするが、尻尾は全ての武器の通りが悪く設定されており、
破壊するにはかなりの時間がかかる。ダブルアクションや大タル爆弾などを駆使して破壊すると良いだろう。- 一応耐久値自体は低めになっているため、しっかりと殴れているのであれば
赤熱状態に移行する頃くらいには部位破壊ができるようになる。
- 一応耐久値自体は低めになっているため、しっかりと殴れているのであれば
- 野生個体は上述の中ボス個体の討伐後、同時に表示されている他のストーリー目標の達成後に発生する
サブクエストの受注中に限り、アルカラ大陸・アルカラの窪地北部に出現するほか、レアな巣の主として
登場することもある。戦闘行動は中ボス個体と同様。
また、前作では片手剣と大剣しか武具が無かったが、今作はそれらに加えてハンマー・弓・防具が生産できる。
オトモン 
- 前作と同じく火属性のパワータイプでライドアクションは「超岩砕き」。
超岩砕きはタックルからアイデンティティである尻尾を振り下ろして岩を砕くというモーションに変更された。
前作での高い素早さは鳴りを潜め、普通のパワー型らしいステータス傾向となった。
特徴としては、回復力が低く、会心率が高めに設定されているところだろうか。
- 入手時期はストーリーの関係上かなり遅め。
火属性のパワータイプは相棒のレウスを始め、アンジャナフやグラビモスおよびその亜種、
ウラガンキンに加えブラキディオスまでいると過剰レベルもいいところ。まるで火属性パワータイプのバーゲンセールだな
上記のオトモンと比べてステータスが非常に強いというわけでもないため、
こいつと一緒に進めたいということでもなければ無理に仲間にしなくてもいいだろう。
- アクティブスキルは火まとい遺伝子【中】の「レッドヒート」、
フルスイング遺伝子【中】の「斬熱刃」、そして地走り遺伝子【中】の「フレアチャクラム」を持つ。- レッドヒートは自身の火属性攻撃力と防御力を小アップさせる。
- 斬熱刃はパワータイプの全体火属性中ダメージ攻撃で、中確率でやけど状態にする。
接触技扱いのため本種の高い会心率が生きる主力技。ただし全体攻撃なので部位破壊は出来ない。 - そしてフレアチャクラムはパワータイプの単体火属性中ダメージ攻撃。
こちらは単体攻撃のため部位破壊を狙えるが、遠隔技扱いのため会心が発生しない。
会心ややけどの追加効果が欲しいなら、絆消費がわずか2上回るだけでそれらをまとめて解決できる
バーニングファングに置き換えよう。
その一方、スピード対策に悩まされる火パワー共通の悩みも持つ。
- 赤熱化のギミックは斬熱刃では発動しなくなり、レッドヒート等の火属性攻撃強化の効果中に赤熱するようになった。
赤熱する部位も喉と尻尾に変更され、突起は発光しない。
また、リオレウス亜種から伝承する「フレイムオーラ」の場合は尻尾は赤熱せず、喉だけが赤熱する。
- 絆技の名前や内容は変わっていないが、表記が「
X ブレイザー」になった。
コンセプト・裏設定 
- ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2016年6月号において
ディノバルドの開発秘話等についてのインタビュー記事が掲載されていた。
同記事は書籍『モンスターハンター 発想の法則2 禁忌の書』にも掲載されている。
- 原案は、ベルナ村に関わるモンスターを作るにあたり、
「4大メインモンスターのうち1体は、正統派な格好良さを持つ恐竜型のモンスターにしたい」
という事からだったという。
- 初期案はカルノタウルスではなくティラノサウルスをモチーフにしており、
それに炎を扱う事をテーマとして盛り込んだデザインとなっていたのだという。
その中で、更なるモチーフとして
「西洋の騎士のような、大剣を持つハンターに似たモンスターにしてみる」という
決定稿の流れとなった。
- 騎士デザインに決まってからの初期案は、
騎馬ということからか馬や(ゲーム中のディノバルドの後脚の蹄などにこの影響が見られる)、
更には剣なら盾ということでなんと亀および亀の甲羅をイメージしたものもあったのだという。
特に亀案はかなり練られたようで、多数のデザイン案が掲載されていた。
この亀案はディノバルドの顔デザインにも及んだのだが、
「メインモンスターを張るなら恐竜タイプの顔がいいだろう」
となり、亀および盾のイメージは廃止となった。 - その後、再び恐竜型デザインとなった際、
「角が生えた獣竜種をまだ作ったことがなかった
(ドボルベルクは恐竜よりも哺乳類がベースで、ブラキディオスの頭部は角ではなく頭殻)」
という事で目元に角(突起)を持つカルノタウルスのデザインがベースとなっていったのだそうだ。
- また、喉に煤を充填させて吐き出す炎ブレスは、戦車砲と砲弾の装填をイメージとしている。
喉を爆発させられるのも、砲弾の暴発を意識したものとのこと。
この辺は尻尾以外にもゲームの遊びや駆け引きの要素として盛り込んだもののようだ。
- さらに、ディノバルドのコンセプトの一つとして「一人刀鍛冶」というものがあり、
顎は鍛冶屋の金床(アンヴィルとも呼ばれる、鍛造の際に使う作業台)をベースにしている。
また、生態の裏設定として、尻尾を本格的に研ぐには顎だけではなく良質な鉱石・鉱脈が必要であり、
ディノバルドはそのような鉱脈がある場所に縄張りを作り、
その鉱脈の奪い合いのために頻繁にディノバルド同士で激突、
片方が死ぬか、尻尾を切り落とすかするまで続く極めて激しい争いとなるという。
ゲーム中でもクエスト依頼でウラガンキンと鉱脈を巡って争っているというものがあるが、
ディノバルドが鉱脈に執着する理由はこのためだったようだ。
なお、同書によるとディノバルドの尻尾などの青い甲殻は、
尻尾を研ぐ際に擦り付けた鉱石が付着したものであるそうである。
古代林の洞窟の鉱脈が青色をしているのも、この設定を踏まえたものであったようだ。
余談 
- ディノバルドはMHXのPV第一弾において4大メインモンスターの中で最も出番が長く、
名称公開や実機での動きの紹介も他の3体に先立って行われた、
MHXのパッケージにもハンターと対峙するディノバルドの姿が描かれている。
さらに、PV第2弾で流れるBGMもディノバルド戦のテーマBGMである
「灼熱の刃 ~ ディノバルド」が使用されており、
OPでも上記のように事実上のメインを張る活躍を見せた。- いざ発売されたゲーム中でも、村クエの中で4大メインモンスのうちディノバルド以外の3体は
★5の途中でクエストが解禁されるのに対し、
ディノバルドは★5のキークエストを全て終わらせた後の緊急クエスト、
つまりは★6扱いである。
加えて、このディノバルドの緊急クエストをクリアすると
オフラインでのエンディングが始まるため、
事実上オフラインのラスボスを任されている立場でもある。
そして前述の通り本作初登場の身でありながら4体の中で
唯一二つ名個体の『燼滅刃』が用意されている等、4大メインモンスターの中でも、
最も従来のメインモンスターに近い扱いを受けていると言えるだろう。 - 一方で、インターネットを介したイベント配信クエストを受け取れる環境がある場合、
HR1の時点から「参加条件:無し」と言ういくつかのクエストにてシレッと跋扈しており、
四天王の他三人とのトラウマクエスト前どころか、それより更に前の
村での緊急ドスマッカォよりも先に、集会所でディノバルドと戦闘する事が可能、……と言う
優遇なのか冷遇なのか解からない、真逆のポジションに陣取っていたりもする。
なお、集会所のイベントクエストでの初邂逅にはトラウマ展開も生態ムービーも何も無く、
ゲームを進めて以降の村クエストにて、ストーリー上の正規の展開に於いて改めて見る事になる。
- いざ発売されたゲーム中でも、村クエの中で4大メインモンスのうちディノバルド以外の3体は
- ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2016年1月号に掲載されたインタビューで名前の由来が掲載されており、
それによると、英語で恐竜を意味する"Dinosaur"と、新星爆発を意味するノヴァ(Nova)、
そして武器の斧槍を意味するハルベルド(Halberd)の3つを組み合わせたもののようだ。
大剣ではなく斧槍が名前の由来というのは意外と思う人もいるかもしれないが、
モンハンにおけるハルベルド(ハルバード)は大剣扱いなので、世界観に則ったものだと言えるだろう。- 一方英語表記の「Glavenus」は「Gladius」と「Venus」の造語だろうか。
グラビモス(Gravios)との混同に注意されたし
「Gladius(グラディウス)」は古代ローマの兵が使った短剣の事。
上記のハルバードに類する長柄武器「Glaive(グレイブ)」の語原でもある。
「Venus(ヴィーナス)」は肝心のディノバルドはゲーム中では雄しか出ない様だが
ローマ神話の愛と美の女神の印象が強いが「金星」も意味する。
日本では「(明けの/宵の)明星」とも言われ、
アステカ神話では『人類に火をもたらした"蛇神・ケツァルコアトル"が姿を変えた物』だとされている。
その大気は硫酸によって形成された雲に覆われているという。
- 一方英語表記の「Glavenus」は「Gladius」と「Venus」の造語だろうか。
- ファミ通のスペシャルインタビュー
によると、開発の出発点は
「地上型リオレウスを作ろう」であったとのこと。
上述した火球ブレスや爆炎を纏った噛みつきなど、
リオスと類似している炎を用いた戦法をとるのはこれが原点であるからであろう。
そこに上述した「カルノタウルス」をモチーフとし、MHに居そうで居なかった、
「恐竜の世界にいてもおかしくないモンスター」として誕生したのが
このディノバルドであるとのこと。
また、ディノバルド自体には剣士や騎士のイメージも織り交ぜており*11、
4大メインモンスターの中では、かなり正統派で王道なタイプに仕上がっているという*12。- またモンハン15周年記念のスタッフからのメッセージにおいて、
一瀬Dのメッセージカードに「ディノバルドさいしょはカメ」という一文が紛れている。
上述の裏設定の通りカメ(の甲羅)の要素が初期には入っていたのだが、
本当に最初は恐竜型のみならずカメ型モンスターも提案されていたのか判然としていなかった。
- またモンハン15周年記念のスタッフからのメッセージにおいて、
- 東京ゲームショウ2015では、上級者向けのクエストとして
このディノバルドの討伐クエストが実装された。
初日はソロ仕様(オトモあり)で5人が討伐を成功させたが、
マルチ仕様では1組も討伐できなかったようだ。
ディノバルドに挑んだとある記者によれば、「ドボルベルクのようなイビルジョー」だとか。
- 一部の
高齢者熟練ハンターは口元で刃を溜めての大回転攻撃を見て、
某残酷無残時代劇漫画に登場する秘剣・流れ星を連想したとか。
古代林に竜が潜みおるとは…
秘剣なので詳細は省くが要はデコピンの要領で威力を溜めて一気に解放する回転斬りであり、
カウンターを取られるとむーざん悲惨な所まで一緒である。
原作再現をしたい諸兄はぜひブシドー太刀でジャスト回避からの切り上げ…
は出来ないので、一文字切りを叩き込んであげよう。 - 頭部を二段階破壊すると、片角が折れると共に顔の右半分に巨大な傷跡が残る。
ただ、コイツ等と違って右眼は健在であり、眼光も失われない。
頭部破壊で顔に傷を負うモンスターは多いが、目に傷を負っても潰れないのは珍しい。
- ちなみに“灼熱の刃”という別名はノベル版のシリーズタイトルにも使われており、
しかもそのシリーズの主人公の名前も“ディノ”だったりする。
向こうの世界観設定はMHFであり、時期的に見てもただの偶然だろうが、
なかなか面白い一致ではある。
- 巨大な剣のような尻尾で爆炎を巻き起こしながら薙ぎ払うという光景は、
同じカプコンの「戦国BASARAシリーズ」に登場する、「松永久秀」を彷彿させる。
久秀自身の戦闘スタイルは、火薬を使用した戦術と太刀を組み合わせた物であり、
爆炎を巻き起こすと同時に太刀で薙ぎ払うそれは、さながらディノバルドのようである。
また、久秀は史実でも火薬を使用した戦術を使用している。
- ライゼクス、ガムート、タマミツネと比較すると、はじめのうちは隙が少ないように感じるだろう。
こちらから攻撃しようと足元に陣取ってもすぐに離れてしまい、頭も狙いにくく、
更に上位以降は大回転後に威嚇もしなくなるため、目に見えて隙が少なくなる。
獣竜種が嫌われる原因として名高い無駄ステップや
距離開けに乱発する大ジャンプまでも加わった形である。
ボルボロスといいブラキディオスといい、
獣竜種モンスターはどうしてこうデビュー時にやらかしがちなのだろうか…と苦手とするプレイヤーも多い。
だが、動作が大ぶりで見分けやすいことや、攻撃判定が短いことから
相手の攻撃を起点に強力なアクションを繰り出すブシドースタイルとの相性は抜群に良い。
またMHXXではブレイヴ太刀のカウンターも成功しやすい。
なかには「モンスターとダンスをしているかのよう」と賞賛されるほどやり込む人もおり、
魅せプレイの狩り対象にされることもある。- なお、四天王の中で比べれば隙が少ないものの、
尾を叩き付けた後や火炎嚢へのエネルギーチャージ中など、所々で動きを止めることは多いので、
同じ獣竜種メインモンスターのブラキディオスなどと比べれば隙はやや多い方である。
- なお、四天王の中で比べれば隙が少ないものの、
- 全長だけで言えば獣竜種最大の種であり、最大金冠にもなると31mを突破する。
燼滅刃ディノバルドの場合は更にその上を行く。
しかし、その全長の半分近く(燼滅刃に至っては半分以上)は長大に発達した尻尾が占めており、
体格や全高に関してはドボルベルクやイビルジョーを下回る。
ドボルベルクやイビルジョーが「獣竜種最大」の称号を持つとすれば、
ディノバルドは「獣竜種最長」の肩書が相応しかろうか。
実際、ディノバルドがドボルベルクやイビルジョーほど大きく見えることはあまりなく
これは海竜種やガララアジャラの体長が超大型モンスターに匹敵するものの実際は大型止まりで
実際に大型程度にしか見えないのと同じ理屈だろう。*13
- 大型モンスターで初めて、初登場作品の中で他のモンスターに餌にされるという、
些か不名誉な記録を成し遂げたモンスターだったりする。
小型モンスターならべつに珍しい事ではないが、中型モンスターでもアルセルタスただ一種のみで、
大型モンスターでは(システム上、何でも喰らいつくイビルジョーを除けば)
ディノバルドが初めてである。- なお、続編のMHXXでは頭骨を利用するモンスターが登場。
MHXのパッケージモンスターでありながらどうにも不憫な扱いを受けている。 - 因みにこの初登場作品で喰われる系譜には後輩が出来てしまった。
- なお、続編のMHXXでは頭骨を利用するモンスターが登場。
- トレジィの依頼3でキングミートの報酬クエの相手にも抜擢されているが、
依頼1はオオシッポガエルで相手は尻尾のある両生類、依頼2はハナスズムシで相手は昆虫食の捕食者…
とそれなりの理由が存在するのだが、キングミートに関しては特に理由なくディノバルドが選出されている。
上記のクエスト群は何れも古代林を舞台にしているので、「古代林を代表する肉食性モンスター」
として白羽の矢が立ったと思われるが、にしても少々雑な理由ではなかろうか。
まぁカエルに関してもほぼこじ付けだけどね。
- 二つ名個体も含めて、なにかとPV中では顔が隠れてしまうことが多い。
というのも、ディノバルドは顎が発達しており、
迫力を引き出すためかPVでは”口を開いた姿”がよく映されているのだが、
とにかく顎が大きいため、角度によってはほぼ口の中しか映らないのである。- 特にPV中の静止画ではこの傾向が顕著で、
口に隠れて顔が見えなくなっていることが非常に多い*14。
MHXXのPV第2弾の燼滅刃ディノバルドに至っては、
映像後半の二つ名四天王と双璧の6体が揃った静止画では体も殆ど隠れてしまい、
ほぼ口の光しか見えない絵面になっている。
尤も、これはこれで伝わる迫力は大きいのだが。 - 余談としては、後にMHXXの特典として配布された3DSのホーム画面テーマ
『モンスターハンターダブルクロス 6頭のメインモンスター』では、
咆哮中のポーズながら斜め下から見上げるようなカメラ構図のおかげで、
ちゃんと顔が見えるカッコいいポーズになっている。
咆哮モーションの都合上カメラがとても引いている構図のうえ、
一番左にいる為デフォルトソフトに隠されたりして非常に残念なオーラが戦う鏖魔の事は密に、密に - そして、斬竜と言えば巨大な尻尾の灼熱の刃こそが見せ所なのに、
MHXではOPムービーでもEDムービーでも頭をブン殴られると言う
「尻尾が最大の取り柄のメインモンスター」らしからぬ憂き目に遭っている。
OPムービーでは尻尾の刃で大剣と鎬を削りハンターを弾き飛ばす、
メインモンスターらしい見せ場もあるが、EDムービーに至っては出オチの殴られ担当である。
ある意味、一番おいしい大団円のトリを主役らしく飾ったとも言える。
- 特にPV中の静止画ではこの傾向が顕著で、
- 実は特殊許可クエストへの参加が最も多いモンスターである。
MHXの頃は3つだったがMHXXで5つも追加され、特殊許可だけで計8回も顔を拝むこととなる
(それもオトモではなく、メインターゲットの一体として)。
無限沸きする事はないとは言え、
G級特殊許可では登場しないゲネポス(4回)やファンゴ(7回)よりも多いのだ。- 内訳は矛砕8、宝纏8、黒炎王G4、鎧裂G5、天眼G2。
そして同種の二つ名個体・燼滅刃には10・G3・G5の三つに食い込む干渉具合。
パッケージモンスターとは言え正直配分考えろよ。
- 内訳は矛砕8、宝纏8、黒炎王G4、鎧裂G5、天眼G2。
- 摩擦熱で赤熱化する尻尾であるが、刀身が赤熱化して強度が落ち出す温度は大体500℃程らしい。
ディノバルドの尻尾は玉鋼で出来ている訳では無いので、
単純に比較出来る物では無いが、幾らなんでも熱しやすく、そして冷えやす過ぎではないだろうか…。
それいでいて溶岩に入っても軟化しない…何故だ。
まあモンハン世界の物理学は前からフシギで一杯だけど。
- 驚くべき事に、一部書籍で公開された開発時のイメージスケッチとして
なんとあのイビルジョーの首を尻尾で切断する図が存在している。
ディノバルドがメインモンスターとなるMHX開発段階のスケッチであるため、
コンセプトや構想を固める過程で描かれたものだと思われるが、絵面はかなり衝撃的である。- なお、実際のディノバルドの実力はあくまで一般的な大型モンスタークラスで、
限定的に古龍級生物に抗しうるとする設定なども確認されていない。
縄張り争いでもイビルジョーはディノバルドと互角の主級モンスターを相手に圧勝するため、
イメージスケッチはあくまで開発段階における構想の類と考えた方がよいだろう。
- なお、実際のディノバルドの実力はあくまで一般的な大型モンスタークラスで、
- MHW:IではX(とXX)を代表するモンスターとして復活を遂げ、更に亜種までが追加されることとなった。
続くMHRiseでの参戦は叶わなかったものの、和風をモチーフにした作品であることもあって
共に四天王の一角を務めたタマミツネが復活。
更にその拡張版であるMHR:Sでは、同じく四天王のライゼクスまでが復活することとなり、
更にMHR:Sの大型アップデート第2弾では、なんと新希少種としてタマミツネ希少種が登場することとなった。- このように本種の復活以降も同じMHXの四天王には登場機会が与えられている状況が続いている。
ただ、MHW:Iに事実上四天王の筆頭として参戦した本種には
亜種が追加こそされ希少種まで追加されることはなかった。
しかし、上述したようにタマミツネに亜種を差し置いて希少種が実装されるというまさかの事態になった。
- このように本種の復活以降も同じMHXの四天王には登場機会が与えられている状況が続いている。
素材 
- 斬竜の鱗
- ディノバルドを覆う赤い鱗。硬い材質で、防具によく使われる。
彼の本能的に脆い部分を補強している。
より上質で、耐熱性と防護性を持つものは「上鱗」、
地獄の業火すら跳ね除けると言われる程の耐熱性と防護性を持つものは「厚鱗」と呼ばれ、
それぞれ区別される。
獰猛化した通常種からは通常よりも黒ずみ強度を増した鱗が入手でき、
こちらは「獰猛化斬竜鱗」と呼ばれ、G級個体のものは「獰猛化斬竜厚鱗」と呼ばれる。
「燼滅刃」の二つ名を持つ個体の鱗は、通常個体とは別の素材として扱われる。
MHXRの修練クエストに登場する個体からは「斬竜の修鱗」が入手できる。
- 斬竜の甲殻
- ディノバルドを覆う青い甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
冷めている尻尾程ではないが高い硬度を持ち、生半可な刃は通さない。
体温で何度も焼き入れされ、より硬度を増したものは「堅殻」、
極限まで鍛え抜かれ、何者も傷をつけられない程のものは「重殻」と呼ばれる。
燼滅刃ディノバルドの甲殻は別の素材として扱われる。
- 斬竜の牙
- ディノバルドの、尻尾の他にもう一つの武器である牙。鋭い材質で、武器によく使われる。
これで尻尾を研ぐことで同時に牙も研がれ、噛み付きの威力を増強する。
万物を貫くが如くの鋭さと頑強さを得たものは「鋭牙」、
鋭さと頑強さを極め、万物を跡形もなく噛み砕くものは「重牙」と呼ばれる。
MHXRの修練クエストに登場する個体からは「斬竜の修牙」が入手できる。
- 斬竜の炎状殻
- ディノバルドの背中を覆う、揺らめく炎のような形の背殻。耐熱性が高く防具によく使われる。
排熱する時にはここに熱が集まるため、甲殻の中でも耐熱性が高い。
上質なものは「焔状殻」と呼ばれ、灼熱に馴染み、あまつさえ宿してしまうため加工は困難。
更に上質な「獄炎状殻」ともなれば触れた者を焼き尽くす熱量になるため、
その扱いは命がけとなるとされる。
- 斬竜の尻尾
- ディノバルドの半身にも相当し、主力となる尾刃。強靭な材質で防具によく使われる。
鍛冶屋のように何度も熱し、何度も冷まし、何度も研ぐという工程を経ている。
断てぬ物がないとされるほど研ぎ澄まされた*15上質な尻尾は「断剣尾」と呼ばれる。
導きの地に生息する個体のものは「灼炎の断剣尾」と呼ばれ、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の断剣尾」と呼ばれる。- ディノバルドの尻尾が赤く赤熱した状態でなければ切断できない上に、
上位まではハズレ枠として下の尾刃片が出ることがあるため、入手は困難を極める。
なお、切断した時には外殻が剥がれただけか、と思いがちだが、
上から覗き込むとほんの少しではあるが肉の部分も切れているのがわかる。
また、ディノバルド自身の尻尾も、しっかり肉の部分が切れているのが確認できる。
- ディノバルドの尻尾が赤く赤熱した状態でなければ切断できない上に、
- 斬竜の尾刃片
- ディノバルドの尻尾の一部が剥がれ落ちたもの。
欠片とはいえ、切れ味は名匠の剣をも断つほど。
ごく一部の強力な個体からは「鋭尾刃片」と呼ばれる上質なものが取れるが、
使用用途はもっぱらモンスター育成アイテムである。- 切断した尻尾からもハズレ枠で手に入るが、
どちらかというと切断前の1段階破壊時の報酬として手に入りやすい素材である。
また上述したように、より上質な素材が派生作品でしか登場しておらず、
MHXX時点ではG級でも切断した尻尾から出なくなったことを除けば扱いが全く変わらず、
1枠辺りの数だけ無駄に増やして尾刃片が続投し続けていた。どこかで聞いた話である
ちなみにG級段階においては尾刃片の用途は一切存在せず、
装飾品の素材としても相方の下位素材が集め辛いせいで上位素材で一発生産した方が楽。
そしてMHW:Iでは、ディノバルドがマスターランクからしか登場しないからか、
それとも尻尾の1段階報酬が廃止されたからか、
どちらが先か順番はともかく、結論として尻尾の1段階破壊では報酬が出なくなり、
尾刃片はリストラされた。
- 切断した尻尾からもハズレ枠で手に入るが、
- 赤熱した火炎嚢
- ディノバルドの喉にある溶鉱炉のような器官。耐熱性が高く防具によく使われる。
尾刃を研いだ際に出る殻をここに貯めこみ、それを熱して溶かす事でマグマのようなブレスを放つ。
布並の薄さで高い熱耐性を持ったものは火炎嚢は「紅焔嚢」の別称で呼ばれ、
いかなる手段を以ってしても燃やせないほどに発達したものは「熔炉嚢」と呼ばれる。
- 斬竜の逆鱗
- ディノバルドの尻尾の近くに生えた鋭い鱗。
尾刃とともに戦って練磨を受け、まるで小さな剣のようになっているという。
- 斬竜の炎玉
- ディノバルドの火炎嚢の中で生まれる深紅の珠玉。
恐らく尾刃を研いだ時の殻が結晶化したものだと思われる。
覗き込めば冷めぬ炎が沸き立ち、魂を熱く燃やす。
- 斬竜の天鱗
- 極めて強靭な個体からごく稀に入手できる、幻ともいえる鱗。
武具に用いれば、地を統べ、天を掴むといわれる。
- 斬竜の骨
- ディノバルドの骨。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「修骨」が入手できる。
- 斬竜の火炎玉
- ディノバルドが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「修火炎玉」が入手できる。
関連項目 
システム/火属性 - 四天王の一体としてディノバルドが担当する属性。
モンスター/ディノバルド亜種
モンスター/燼滅刃ディノバルド
武器/ディノ武器 - ディノバルド素材を用いた武器へのリンクあり。
防具/ディノシリーズ
BGM/ディノバルド戦闘BGM
シリーズ/モンスターハンタークロス - メインモンスターの一体。
シリーズ/モンスターハンターダブルクロス - 上の前作から引き続きメインモンスターの一体として扱われている。
モンハン用語/メインモンスター
ゲーム用語/四天王
アクション/大回転攻撃 - ディノバルドの大回転斬りについての解説あり。
モンスター関連
モンスター/ガムート - MHX四天王の一角。
モンスター/ライゼクス - 同上。
モンスター/タマミツネ - 同上。
モンスター/リオレウス - 本種は「地上型リオレウス」をコンセプトとしている。MHW:Iでは特殊な縄張り争いが存在する。
モンスター/オストガロア - 本種の尻尾を武器として利用するモンスター。
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ - 本種の頭骨をヤドとする事がある。
モンスター/アビオルグ - MHFの獣竜種。尻尾が刃状になっている、火属性を扱うなどの共通点がある。
クエスト関連
クエスト/波乱の萌芽 - ディノバルドと初遭遇するクエスト。
クエスト/宿命の四天王 - 四天王が揃い踏みするクエスト。
クエスト/四天王の凱歌 - 四天王揃い踏みROUND 2
クエスト/ダブルクロス - 四天王+双璧の片割れが登場するクエスト。*16
クエスト/四天王と暴喰の王 - 四天王+スペシャルゲストが登場するクエスト。
クエスト/サンリオ・ひとぐでしようぜ - ディノバルドが妨害に(卵を守りに?)現れるクエスト。