雷属性を付加することに成功した、当初最新鋭だった機械銃槍。
目次
概要
- MHFに登場するガンランスの一種で、雷属性。
「正式採用機械槍」の前身である「ガトリングランス」から武器種の枠を越えて派生強化。
ガトリングランスからはショットガンランスか、チェーンガンランスかを選択可能。
ちなみに一発生産は不可能。
アイアンガンランス系統からの派生もしないので要注意。
- 「討伐隊正式銃槍」をそのまま金色にカラーリングした、
まさに正統派の鉄製ガンランスであるが、
このチェーンガンランスの意外な特徴はMHシリーズ初の雷属性ガンランスという点。
ガンランスという武器種はMHFのもととなったMH2にて初登場したものだが、
雷属性を宿したものはその当時存在しておらず、続く携帯機作品MHP2においても実用化はされなかった。
そんななか、シーズン1.5へ突入していたMHFにて、
四回目のリファインアップデートで待望の雷銃槍がようやく世に出ることとなったのである。
討伐隊正式銃槍がさらに格好良くなったようなデザインもあり、
当時のガンランサーはまさに歓喜したことだろう。- その約1年後、本家シリーズでもMHP2Gにてやっと「電銃槍フルボルト」が登場。
属性面で大きく遅れをとっていたガンランスは、
このときようやくシリーズ全体での不遇を脱したと言える。
- その約1年後、本家シリーズでもMHP2Gにてやっと「電銃槍フルボルト」が登場。
- ただし、鮮やかな金の装飾からわかるように、
強化にはリオレイア希少種やラージャンといったややランクの高いモンスター素材は要求される。
- チェーンガンランスは武器の解説文通り、その後2系統に分化する。
チェーンガンランスとしてこのデザインを保っているのは、
この「チェーンガンランス」であるときだけである。
この点はフレイムガンランスにも共通する。
つまり、このお題目で3種類ものデザインが一気に追加された。なんと贅沢なことか。
- 現在では雷属性ガンランスも非常に充実しており、モンスター素材製のものだけを挙げても、
キリンやヒプノック希少種、ベルキュロス、タイクンザムザなど非常に豊富。
チェーンガンランス派生は今では"古き良き一本"として最前線は退役している。
- 「チェーンガン」とは現実世界における、チェーン駆動方式の機関砲のことである。
キャメルガンランス派生
- 外見はチェーンガンランスからカラーリングが変わり、白とピンクのややかわいらしいテイストに。
チェーンガンランス⇒キャメルガンランス⇒グリズリーガンランス⇒エレクトリッガーと強化。
当初はシーズン1.5ということもあり、凄腕のエレクトリッガー派生は後から追加されたもの。
- ここでは最終強化のエレクトリッガーの性能を挙げる。
- 攻撃力506と平均だが十分
- 強力な雷属性460
- 砲撃タイプは通常型LV4
- 斬れ味レベル+1で白ゲージ
- ガンランサーには嬉しいスロット2
雷属性はかなり高めに設定されており、
突く以外にも以前はダンディズムを所持していない者が
雷属性の属性砲で攻める際の代用武器として採用するケースもあった。
変な癖がないのもありがたいところ。
- この武器、変な逸話があり、実用化された直後、
とある人気活劇役者が使用したことで爆発的な話題を呼んだらしい。
- 「キャメル」とはラクダのことであり、
「キャメルガン」はラクダの背中に載せられるほど軽量なガトリング砲の名称である。
強化形の「グリズリー」は北米に生息するハイイログマのことだが、
「グリズリーガン」という名称のものは現実には存在しない。
一応グリズリーと名付けられた拳銃なら存在するが、単純にラクダより強そうな生物として名前に選ばれたか。
ファランクス派生
- いきなり2派生も用意されたのは使い分けを楽しんでほしいという意図があったからだろう。
こちらはシーズン1.5にて初登場した双属性システムをも採用した、
まさに当時の基準でダブル最新鋭のガンランスとなっている。
カラーリングは黒と金のリッチで豪華なイメージ。
キャメルガンランスに対してこちらはカッコよさ重視か。
チェーンガンランス⇒ファランクス⇒ファランクス・ハイマと強化。- 攻撃力483と属性ガンランスの及第点
- 雷属性240と前派生には及ばないが、それとは別に麻痺属性120
- 砲撃タイプは通常型LV3
- 斬れ味レベル+1で白ゲージ
ファランクスは単純にこれの一段下の性能だと考えていただければいいだろう。
これ一本では何度も麻痺させることは難しいが、
ダメージも与えつつ複数の麻痺武器で攻めたい場合はこちらを採用する余地がある。
もちろん、多くのガンサーは自分で攻めたいのでキャメルガンランスを選ぶ傾向が強かったが。- キャメルガンランス派生の強みでもあるスロットは、ファランクスにはない。
- MHF-G5.2終盤にG級技巧武器の派生「ファランクス・メガス」が追加された。
奇しくもMHF-G5.1において、
生まれが同じであるショットガンランスにもG級技巧武器派生が追加されているが、
これでガトリングランスから派生したガンランス2種にはいずれもG級技巧武器が存在することになる。
- ファランクス・メガスの性能だが、派生した瞬間から通常型砲撃Lv6となる。
G級武器故にシジルで砲撃Lv9にすることも可能。
最大Lv50まで強化した際の性能であるが、- 高水準である攻撃力1108
- 雷属性450、麻痺属性380
- 斬れ味レベル+1で40もの空色ゲージが発生する
雷・麻痺の双属性ガンランスとしては他に祭典武器のヴォーラエンブスが存在するが、
雷属性以外の性能ではこちらに軍配が上がる。
麻痺値自体はずば抜けて高いというわけではないが、安定した水準であるといえよう。
現在ガンランスは当武器以外に2本G級技巧武器が存在しているが、
それと比較すると紫ゲージが無い代わりに空色ゲージが長いという特徴がある。
攻撃力は中間と言った感じであり、通常型砲撃のG級技巧武器はなかったのでそれを補完する性能と言えるか。
ちなみに中間と言ったが、G級技巧武器ガンランスはいずれも非常に高い火力を有しており、
実装当時G級ガンランスの攻撃力No.1で、雷属性を内包する祭典武器のプレザンガーロンドと比較しても、
空色ゲージ補正のおかげで火力的には全くの互角となる。
ゲージの関係からどちらかと言えばヒートブレードの運用が向くが、
スキルによっては連撃砲や竜撃砲を絡める運用も悪くない。使い方次第か。
ただしロウ・ヴェリッタや真・王牙銃槍【震天】には空色ゲージの長さ、攻撃力、
雷属性値と単純火力では完全に上回られており*1、麻痺属性とG級技巧武器である事を活かした差別化が必須となる。
- 「ファランクス」とは古代のバビロニアやマケドニアで用いられた(重装歩兵が主な)密集陣形の名称である。
またはこの他のガトリングランス派生が銃器に関連した名称であることから、
艦艇用の火器である「ファランクス」が元ネタの可能性もある。
- なお双属性の特殊な機械銃槍であるファランクスは、
近衛兵団で採用される予定という噂が立っていたが、その後ファランクス・ハイマで正式採用されたらしい。
ファランクスという名前の元となった話なのだろうか。
ちなみにファランクス・メガスも近衛兵団が公式にその存在を流布しており、
近衛兵団で用いられていることが示唆されている。