ヨロイシダイの堅固な外殻は
竜を裂く刃となり、その身は
職人たちのまかないとなる。
(ヴァイクベイル)
ヴァイクベイルの(最終)強化版。
ヨロイシダイの身で腹を満たし
た職人は実に良い仕事をする。
(鮮斧シルドラード)
MHXにて実装されたチャージアックス。
シリーズ伝統であるお魚武器のニューフェイスである。
目次
概要
- ヨロイシダイをキー素材としたチャージアックス。
なんと言っても特徴的なのはそのデザイン。
レイトウマグロやタチウオノタチといった武器の系譜を受け継ぐ、まごう事無き魚である。
盾の部分が丸ごとヨロイシダイであり、剣部分は銛のようなデザイン。
背負った状態だと平たく見えるため、アジの開き状になっていると誤解されがちだが、
立派な魚体がそのまま使用されている。 - 斧モードに合体すると尾の方から魚に銛を突き刺す形となり、
魚体は頭と背側と腹側に3分割、開いた中からヨロイシダイの骨が現れる。
説明文によれば、身は既に食されてしまっている様子。
性能
MHX
- キー素材がヨロイシダイなことから、製作可能となるには
交易先としてタンジア鮮魚市のレア2が解放されていなければならない。
そのため製作可能時期は村★6・灼熱の刃クリア後か、
下位オストガロアを倒して上位解放するかのどちらかの後となる。
一応下位から製作可能であるが、実質上位武器であるといえる。 - 生産時点では
- 攻撃力110
- 水属性8
- 強属性ビン
- 斬れ味緑
- スロット3
- 会心率0%
下位攻略には実質的に使えないので、いささか力不足である。無理もないが
- 製作時の魚を横目に見ながら、何故か斬竜の尾刃片などを使用しつつ強化していくと
最終的に鮮斧シルドラードと銘を変える。
その性能は- 攻撃力170
- 水属性チャアクワーストの水属性14
- 強属性ビン
- 斬れ味緑・匠で白10+青40
- スロット3
- 会心率0%
真面目に水武器が必要ならマキシマムインセクトあたりを担いでいくことをおすすめする。
ネタ抜きで実用性を求めるとすれば、この武器は遅くはあるものの下位時点で唯一の3スロ盾斧である点か。
チャージアックスの3スロ武器は他にはブラックフルガードとイベント武器のチャージフォックスしかない。
どちらも上位武器であり、ブラックフルガードは製作可能時期が集会所★7とかなり遅いので、
たん掘れ装備などで担ぐのがメインになるであろう。
チャージアックスにこだわるのなら、であるが…。
MHXX
- 究極強化で新鮮斧アルマドラードという銘を冠する。その性能は
- 究極強化としては低めの攻撃力300
- 太虚ノ華【普天】こそ抜いたが、水属性チャアクではワースト2位の水属性22
- 強属性ビン
- 斬れ味は素で長い長い青。匠+2で紫30+白20
- スロット3
やはりと言うべきか強属性ビン盾斧としては属性値が低すぎる。 - 完成時期はG★4。完成までにヨロイシダイを一切使わずに、複数の海竜種の素材を要求される。
- 他の固有素材を使う武器もG級の強化では固有素材を要求されなくなっているため、
バランス調整の一環だと思われる。
- 他の固有素材を使う武器もG級の強化では固有素材を要求されなくなっているため、
- 前作では上位互換だったセルタス盾斧の片割れ、アペクス=プレダトアは攻撃力が伸び悩んだこともあり、
匠で出る紫ゲージは互角で、この盾斧の方が物理期待値で微妙に高いので単純な上位互換ではなくなったが、
肝心要の属性値で倍近い差があるので差別化は厳しいところ。
あちらもスロットは2つあるので残り一つをどう使うかが難しい。
- また、本作ではスロ3の盾斧もかなり増え、中でも真名ネベトヘウトは屈指の強敵。
あちらはあちらで斬れ味より武器自体の攻撃力が優先的に評価される榴弾ビンの特性のおかげで、
最終装備決定戦ではジオブロス等を相手に苦戦を強いられているが。
MHRise
- 生産時の性能は
- 攻撃力100
- 生産時点で最大の水属性17
- 強属性ビン
- 斬れ味緑30
- 下位なのでスロットはなし
- 会心率0%
- 百竜スキルは防御力強化I/属性強化【水】II/鈍刃の一撃
ほぼ同時期に作れるヨツミワドウの合ショウヒネリIとは榴弾と強属性で棲み分けが可能となっている。
- さらなるヨロイシダイやキレアジ、カジキマグロを要求されつつも最後まで強化すると
やはり過去作と同じ鮮斧シルドラードと銘を変える。
その性能は- 最終強化チャアクの中では下から数えた方が速い攻撃力150
- 水属性チャアクトップの水属性27、百竜スキルで補強すれば水属性35
- 強属性ビン
- 斬れ味は青20で、匠で増やしても白は出ない
- スロットLv3+Lv1
- 会心率0%
- 百竜スキルは防御力強化II/属性強化【水】III/鈍刃の一撃
上位になるとリームスシルトと言う別のお魚の強属性ビンチャアクが出てくるが、
あちらは物理が高く属性が低いという性能なので棲み分け自体は問題なく可能。
最終強化のリムズバロデルゥも大した属性値にならないというか榴弾ビンを搭載すべき性能だったため、
圧倒的属性値で殴る場合はシルドラード一択になる。
上位次点では水属性特化で戦うほどの敵がイマイチいないことが1番の敵だったりする。
MHR:S
鮮斧シルドラードの強化版。
上質なヨロイイシダイを食す時
匠の真の才能が開化する。
(新鮮斧アルマドラード)
- マスターランクの登場に伴い、新鮮斧アルマドラードの銘が復活。
ガランゴルムの素材とオオヨロイシダイ等を使って鮮斧シルドラード改を通し、
傀異化素材を使用して完成する。
その性能は、- 属性武器としては合格点の攻撃力320
- 圧巻の水属性57
- それを遺憾なく発揮する強属性ビン
- 斬れ味は白50、匠で紫40まで伸びる
- スロットは上位時代と変わらず
- 全ての百竜装飾品が入る百竜装飾品スロットLv3
ネックだった物理攻撃力と斬れ味も最低限のレベルには改善されている。
本作では強属性ビンの上方修正もあり、超高出力での運用であれば
競合先が低属性値強属性ビンという悲しみを背負ったヴァルトス・ボワ改だけなので事実上これ一択である。
他属性の強属性チャアクと比べると性能が若干控えめなのだが、
それらとは違ってデフォルトで百竜スロットがLv3という長所があり、
属痛竜珠を積む前提であれば属性値にそこまで大きな差は出ない。
- 水属性攻撃強化Lv5と鋼殻の恩恵Lv2を合わせることで水属性値は79に達する。
そして、百竜装飾品で弱点特効【属性】を搭載可能。ビン爆発にも乗るため相手を選べばかなり強力。
オロミドロ亜種やヤツカダキ亜種、エスピナス亜種などといった、水属性が弱点の強敵が登場したのも追い風である。
実際にTA動画ではこれを担いで超高出力をブチ込みまくり、
マガイマガドやオロミドロ亜種を3分台で倒す猛者も現れたほど。
マスターランクのクエストに大真面目にお魚を担ぐ日が来るとは誰が予想しただろうか。
- Ver12.0で武器の重ね着が実装された為、見た目が気になる方も安心して担げるようになった。
逆に他の盾斧のガワを魚にする漁師ハンターもいる模様。
- 最終アプデとなるボーナスアップデートを経た現在、この武器も順当に強化された。
傀異スロット拡張という基本的強化を最大まで行う事で、攻撃力345、属性値75、そして斬れ味+20で遂に素紫を獲得した。
百竜スロットを拡張する必要がないため属性値の強化に錬成を注ぎ込むことができ、他の属性の強属性チャージアックスとの差もほぼなくなった。
最終的には水×強属性ビンの一振りとして不動の地位を手にしたのである。
- なお、新鮮斧アルマドラードの解説文をよく読むと、『上質なヨロイイシダイを食す時』と誤植が生じている。
過去にもこんな1文字多い間違いがあったような
余談
- ヴァイクベイルという名称はヴァイキング+ベイル(盾)からと思われる。
防具にもヴァイクシリーズがあり、これは海賊装備として知られている。 - シルドラードの名称は盾を表すシールド(shild)+海外に生息する全身黄金色の淡水魚「ドラド」の捩りからだろう。
因みにドラドはその全身黄金の色合いから幻の黄金郷『エル・ドラード』から来た魚ではないかとされ、
『ドラド』の名を付けられたとされている。その割には小金魚などは要求されないが。
究極強化の「アルマ」はラテン語の『鎧(arma)』、イタリア語の『武器(arma)』、
スペイン語の『魂(alma)』などと訳せるが、
最終強化型が「盾」であったことから考えると、「鎧」や「武器」あたりが由来だろうか。- 海外版では“Armordraad”という名前であるため、鎧が由来のようである。
ヨロイシダイの武器だし。
- 海外版では“Armordraad”という名前であるため、鎧が由来のようである。
- 記事内にも載せているが、武器説明文も随分とネタに寄っている。
ヨロイシダイの硬さについて触れている初期段階はまだいいが、
それ以降はほぼ食用になることについてしか書かれていない。
しかも、まるでヨロイシダイを食べると加工の腕にバフがかかるかのような内容である。
関連項目
アイテム/ヨロイシダイ - 素材
防具/ヴァイクシリーズ - 同じ素材を使用した防具
武器/魚武器