武器/フローズンクリーバー

Last-modified: 2024-03-20 (水) 11:27:58

化け鮫ことザボアザギルの素材で作られた双剣。

目次

概要

  • 極限まで鍛え上げられた化け鮫の牙が、左右同型の刃となって襲いかかる。
    極端に鋭利な氷の刃と、弧の内側に打たれた化け鮫の牙が凶悪な一品。
  • 双属性を持つ双剣。双属性双剣も数の多い武器だが、
    中でも非常に珍しいことに一種類のモンスターの素材だけで2種類の属性を実現している*1
    また刃の形も大きさこそ違えど左右対称で、
    これも属性ごとに色や形が異なる場合が多い双属性双剣としては珍しい。
    • 正確に言うならジョーズクリーバー改への強化時にセルタス素材を大量投入しているので、
      ゲネル・セルタスとのハイブリッドと言えなくもないが、
      少なくとも見た目上は化け鮫素材由来の武器である。

性能

MH4

  • ジャギィ武器のジャギットショテルから強化して、最初のジョーズクリーバーは手に入る。
    おそらく多くのハンターが最初に手にする双属性双剣だろう。双属性だがザボアザギルの特性故かやや氷寄り。
  • 過去の類例からしても、通常属性2つというのは扱いにくい部類だが、
    これは優秀な双属性として有名な+と同じく、系統の似通った+なので比較的使いやすい。
    • 次点の弱点まで含めれば、イャンガルルガ、バサルモス亜種、ジンオウガ、ブラキディオス、ガララアジャラ、
      そしてあのティガレックス希少種の弱点まで突ける。
      一方でどちらかの属性に特化した双剣にはもちろん劣る場面もあるので、使い分けが重要。
  • 武器自体のスペックも、斬れ味は素で青ゲージしか見えないが、で長大な白が出現するなどまずまず。
    入手難易度の高い素材も精々濃縮重甲エキスぐらいで、双属性双剣としては比較的簡単に入手できるのも大きい。

MH4G

  • MH4Gでもめでたく続投。水と氷の双属性も変わっていない。
    また、G級素材の投入によって新たな強化先のグレイシャーバイト、そして最終強化の鮫牙のブリザギルが追加された。
    • 全体的にフローズンクリーバーをそのまま素直に成長させたようなステータスとなっている。
      斬れ味が優秀で、デフォルトでも匠発動時のフローズンクリーバーより若干長いくらいの白ゲージを持つ。
      もちろん匠があればさらに延長、それに加えて決して悪くはない長さの紫ゲージも獲得できる。
      また攻撃力も364と結構高い。
      唯一スロットだけは最後まで0のままだが、それを含めてフローズンクリーバーと同じように扱える。
      ただし、最終強化の際にまさかの轟竜の天鱗が必要となる。一体どこに使っているのだろうか?
    • 因みにグレイシャーバイトは直接生産も可能。
      要求される素材の量は多いが、特にレア素材が必要という訳でもないので、
      自分の財布や素材の在庫と相談しながら選択しよう。

MHX

  • MHXではザボアザギルが上位から登場するため、本武器の登場も上位から。
    やはり唯一の水と氷の双属性双剣。
    今作ではジョーズクリーバーから、獰猛化素材を使ったクールクリーバーに派生強化できる。
    • ジョーズクリーバー最終形態はジョーズブリーチャー
      攻撃力230に氷20と水24とかなり高い物理威力を持つが、
      斬れ味は素で緑90、匠でも青ゲージ40が出るだけというなまくら。
      しかしこちらはザボアザギルを数回狩れば大半の素材が揃う手軽さとHR7で完成する作成時期の速さが売り。
      重甲エキスすら必要ないため、レア素材はまったく必要ない。
    • 一方のクールクリーバー最終形はフローズンクリーバーになる。
      こちらは攻撃力210に氷30と水26とバランス型になり、
      斬れ味はMH4と同じ傾向の素で長めな青40に匠で長大な白50。
      崩竜の削顎が必要になるため最終強化はかなり遅くなるが、
      ストレートな運用法ではフローズンクリーバーの方が扱いやすいか。
      どうしても繋ぎが欲しければジョーズブリーチャーに強化して、そこから改めて派生させてもいい。
  • MHXには双属性双剣が多数登場しているが、
    やはりジョーズクリーバー系統は通常属性2つでありながら群を抜いて扱いやすい。
    特に頭と後脚で弱点属性が変わるテオ・テスカトルや、
    弱点への水属性と氷属性の効きやすさがコロコロ入れ替わる燼滅刃ディノバルド
    常に一定以上の属性ダメージを与えられるため、双属性双剣としては格別の価値がある。
    その武器や防具も人気で実用性が高いため、これらの相手をするためだけに作る価値すらあるだろう。
    単属性のスノウツインズなどとは、珍しく上手い差別化ができている。

MHXX

  • ジョーズブリーチャーからはジョーズサプライザーへと強化できる。
    攻撃力350氷23水27と物理重視…なのはいいが、素で緑ゲージ120という超ナマクラなのが問題。
    • 匠+2ならば白ゲージが20出てくるので、鈍器運用するよりは匠運用の方が火力が出る。
      匠で瞬間火力を取るか鈍器で継戦能力を取るかはお好みで。
      もっとも物理期待値で白ジョーズサプライザー≒紫グレイシャーバイトなので
      わざわざ属性で劣るこちらを使うかというと…
    • ただし、どちらで運用するにしても斬苦斬王の壁が厚い。
      水と氷の両方が通る相手ならばあるいは……と言ったところである。
      そしてこんな武器にすら劣る白き神は泣いていい。
    • 一応この武器ならではの利点を上げるなら、スロットが1個空いてることと、制作難度だけは段違いに低いことか。
      二つ名武器である斬苦斬王は言うに及ばず、グレイシャーバイトも獰猛化ザボアザギルの所為で制作難度が桁外れに高い中、
      こちらはザボアザギル素材に加えて通常のイビルジョー素材だけでいいので、HR解放前に完成させることが可能。
  • フローズンクリーバーの方はグレイシャーバイトへと強化。
    こちらは攻撃力330氷34水30、さらに斬れ味も素で白40に匠で紫40と非常にバランスが良く、
    前作以上に素晴らしい性能に仕上がっている。
    属性値を伸ばすのは難しいため、純粋に物理性能を伸ばすのが最善手だろう。
    • 幸いにして、やはり燼滅刃や青電主、テオ・テスカトルやアルバトリオンなど有効なモンスターは数多い。
      ただし今回もウカム素材を使うため、強化はHR解放後までお預けである。

漠喰いキロネクス

  • MH4Gから登場の、ザボアザギル亜種素材を利用した派生強化先。
    フローズンクリーバーから砂食みの切歯への段階を踏み、
    そこからさらに強化することで漠喰いキロネクスとなる。漢喰いではないのでご安心を
    虎鮫の素材の影響によって武器の色は砂色、属性は麻痺に生まれ変わっている。

MH4G

  • 今作のもう一つの麻痺属性双剣アイルー卿メラルー卿とよく比較されるが、
    攻撃力は392と中々の高水準をマークしており、あちらを遥かに上回っている。
    属性値は150とG級武器の中では低めだが、手数武器である双剣でこの値は優秀なほうである。アレが異常なだけで。
    斬れ味は残念ながら鮫牙のブリザギルほど優秀ではないものの、匠で紫ゲージもちゃんと現れるため、
    ただの麻痺要因としてだけでなく、ダメージソースとしての活躍もそれなりに見込める。
    アイルー卿とは拘束重視かダメージ重視かで住み分け容易だろう。
    鮫牙のブリザギルと比べると麻痺属性であるため相手をあまり選ばず、
    スロットも一つあるので装備の選択肢もより広いのが長所と言える。
  • 漠喰いキロネクスに強化する際ディアブロスのレアアイテムである大地を穿つ剛角を要求される。

余談

  • クリーバー(cleaver)とは、物を割り裂く人(もの)、あるいは大型の肉切り包丁という意味である。
    氷をまとった鋭いヒレで切りかかる姿にちなんだネーミングである。
    • 濁点が潰れて読みづらいがクリーー(creeper)ではない。
      しかしこちらは「這う者」「忍び寄る者」という意味があり、
      こちらでも背ビレだけ出して獲物に近寄り急襲するザボアザギルと合っていなくもない。
      某クラフトの緑の匠は語源が同じだけで無関係である。
    またジョーズブリーチャーは、恐らく「breach」という単語から取られた銘と考えられるが、
    これには海の寄せ波とか、クジラなどが水面に踊り出る事という意味がある。
    そのヒレで氷やハンターを切り裂き進み、
    氷の下からダイナミックに飛び出てくるザボアザギルにぴったりの武器名だと言えるだろう。
    • 余談中の余談だが、breachをl(エル)と綴り間違えると
      某死神マンガのタイトルになってしまうので要注意。
      なお、こちらの本来の意味は「漂白する」というものである。
      刀身が氷で白くなるんだからそこそこしっくりきてしまう
  • 亜種武器の最終形態の銘に付く「漠喰い」とは、恐らく砂漠と「爆喰い」をかけたダジャレであろう。
    そのあとの「キロネクス」の由来は、
    オーストラリア近海などに生息するクラゲの一種「キロネックス」(オーストラリアウンバチクラゲ)と考えられる。
    このクラゲは世界最強の毒性を持つクラゲと言われており、
    人間が刺された場合、平均して約10分足らずで絶命してしまうという。
    しかし、最終形態の名前がサメでも両生類(カエルとか)でもなくクラゲになろうとは誰が想像できただろうか。
    • ちなみにキロネックスとは学名の一部であり、その語源はギリシャ語で「殺人鬼の手」という意味である。
      もしかしたら武器に名付られた真の意味はこちらなのかもしれない。

関連項目

モンスター/ザボアザギル
モンスター/ザボアザギル亜種
武器/ザボア武器
武器/フルージェントダガー - 同一モンスター素材から出来る双属性双剣仲間。雷と麻痺の双属性で色々な意味でシビレる逸品。


*1 通常種・亜種という形で一種類のモンスター素材であることはあるが。