MHP2GとMH4(G)、MHX(X)、MHWorldに登場する双剣。ツインネイルの強化形態。
鋼龍と炎龍の素材を同時に使うことで、強力な属性を得ることに成功した双属性武器である。
目次
概要・性能 
- あまりの属性の強さに、一度武器を抜けば片腕は炎、片腕は冷気に包まれるという
所有者に過酷な試練を与える武器。
しかし、その苦痛に打ち勝ち使いこなすことが出来れば自然と暴走が収まるとされている。
また、元々は独立した片手剣で、使用者も別人だったという伝説がある。
この二人の所有者は互いに愛し合いながらも殺し合う数奇な運命を辿り、
二人亡き後に剣だけが双剣として結ばれたという。
MHP2G 
- 火と氷の属性を同時に扱えるため、多くのモンスターの弱点を突ける。
しかし、目的が一頭の討伐なら火属性ならコウリュウノツガイ、氷属性なら双影剣Gを使った方が的確である。
よって、最も効果を発揮するのは大連続狩猟。
火と氷という相反する属性のお陰で、次点まで考えれば大半のモンスターの弱点に通用する。- ただし、火と氷の両方が同程度に効果的なモンスターはほとんどいない。
余程の腕と覚悟が無ければどっちつかずの状態になって、かえって苦戦してしまう。
使いこなせれば強力だが、その分扱いは極めて難しい。設定とは違った意味で試練の武器である。- 唯一ババコンガだけ火と氷が効きやすく、
さらにイベントクエストで原種と亜種が2体同時に登場するクエストもある。
そのため、コイツの素材集めにこれを担いで行くのも手。
- 唯一ババコンガだけ火と氷が効きやすく、
- ただし、火と氷の両方が同程度に効果的なモンスターはほとんどいない。
MH4 
- MH4ではクシャルダオラとテオ・テスカトルが登場し、この双剣も貴重な双属性として復活。
今回、氷属性に対するのは、何と爆破属性。
癖の強い傾向のある氷属性武器としては比較的扱いやすく、初代爆破属性双剣とも住み分けができている。
勿論、爆破属性の特徴から、氷属性を主体にしたい大連続狩猟クエストにおいては
最大のパフォーマンスを見せてくれるだろう。
具体的な例として村最終という大舞台が挙げられる。
(後半戦でこそ氷属性は有用ではないが爆破があるし、前半戦はいずれも氷が非常に有効なのだ。)
斬れ味も最初から白がわずかながら出ていて、延長させるとこれまた素晴らしいことに。
ただし、結局は双属性なので、氷属性攻撃強化もボマーも中途半端な強化になる。
素で会心率+10%というのもあるので、いっそ真打で白ゲージを延ばしてはいかがだろうか?- 一方、爆破属性武器として見た場合
爆破の属性値が爆砕の双刃に大きく劣るものの(こちらは実質90であちらは200)
事実上の最高ゲージである白が素で出ていて、延長も可能と
前作で最強の双剣と名高い巨人殺しの物理分が
氷属性(実質225)に取り込まれたともとれる。
- 一方、爆破属性武器として見た場合
MH4G 
- ヴィルマフレアにG級派生の『氷炎魔剣ヴィルマクス』が追加された他、
錆びたクシャルダオラとテオ・テスカトルの素材を使って生産する『ツインエルダー』が登場。
氷炎魔剣ヴィルマクス 
- ヴィルマフレアのG級派生先。
G級のクシャルダオラとテオ・テスカトルの素材を使うことで強化できる。
- 性能は、
- G級古龍武器としては控えめな攻撃力350
- 僅かながらそれを補う会心率10%
- 氷属性490、爆破属性220
- 素で長めの白ゲージ、匠で紫40
- スロット1
特筆すべきは氷属性値で、何と最終強化を施した全ての氷属性双剣の中でトップの数値である。…数値上は。
実際のところは双属性の宿命として属性値は実質半分になり、
ウルクスグランディネに氷属性のみのダメージでは劣る。
氷属性強化は表記上の属性値を割合+固定値で伸ばすため、固定値強化分も半減してしまうのもマイナスである。
実質的な属性値が高くない割に攻撃力も然程優れているわけでもないが、
汎用性の高い爆破属性で火力を補っている。
爆破属性双剣には強力なライバルである砕光の双閃と真・双滅龍刃があるが、
前者は爆破一筋のバランス型、後者は龍属性との双属性と使い分けは容易。
氷属性が有効なモンスターはジンオウガ、ディアブロス(原・亜)、ラージャンなど強力なものが多いため、
素材集めで活躍する機会の多い武器である。
- ヴィルマフレアからの強化には鋼龍及び炎王龍の剛爪を各2個に加え、古龍の大宝玉を2つ要求してくる。
ただでさえ事あるごとに古龍装備に要求されるのに2つである。
剛爪はそれぞれを討伐できれば比較的容易に手に入るが、
大宝玉ばかりは例のセンサーに負けずに頑張るしかない。
ツインエルダー 
- 錆びたクシャルダオラとテオ・テスカトルの素材を用いた双剣。
通常種と異なり一発生産での入手となる。
その性能は- 全双剣中同率2位の攻撃力448
- 手痛い会心率-40%
- 双属性としては低めの氷150、爆破150
- 斬れ味レベルは上限に達し、素で紫30を持つ
- スロットは無し
ただし、斬れ味は風翔龍武器の中では最長。合わせて使用したテオの素材のおかげか。
これならば業物で十分許容範囲となるし、何よりそれをデフォルトで持っているのは大きい。
また、会心率の酷さが嫌でも目につくが、実際の攻撃力期待値も403.2とまずまず。
双属性であることを考えると属性値はかなり低い(両方とも実質75)ものの、
双剣の手数の関係上数回程度ならば爆破させることは難しくない。
と、片手剣に並んで高性能に仕上がっている。
- 同じ双属性を持つヴィルマクスがライバルだが、属性値でははるかに上回られている上、
こちらは本作屈指の強さを誇る錆びたクシャルダオラの素材を用いるという点もマイナスポイント。
しかし、上記の通り攻撃力期待値も決して低くはないうえ、
匠不要でありながらそれなりの紫ゲージを持つことがこの武器の持ち味である。
こういった性能を上手く生かした装備構成が求められる武器だと言えよう。
- なお-40%というあまりにも低い会心率が目につくものの、
ほとんどの場合において物理期待値を上昇させるには見切り等よりも攻撃力アップの方が効果的である。
双剣は乱舞などの連続攻撃にマイナス会心が載ってしまうと少し痛いものがあるが、
そこは素の紫ゲージや高攻撃力を活かしたスキル構成や立ち回りでカバーしたいところ。
- なぜかテオ・テスカトルの素材を用いたはずの爆破剣も赤く変色している。錆が移ったか?
説明文からしてテオの方は完全に無視されているのでいっそのことクシャ双剣でも良かった気がするが。
- やはりというか、こちらでも生産の際に古龍の大宝玉を要求してくる…が、ヴィルマクスと違って数は1個で済む。
他には錆クシャの部位破壊素材である暴風の破翼×2が気になるが、こちらは剥ぎ取りでこそ出ないものの
低確率ながら基本報酬にも含まれる辺り、例の冠よりはまだ良心的ではある。勿論出ないときは出ないのだが。
太古の塊から強化元を引き当て、そこから地道に強化してゆく手間がヴィルマクスにあると考えれば、
両武器の総合的な作成難易度にそこまで大きな差はないとも言える。
MHX 
- 今作はツインネイルが下位の段階で一発生産可能。
さらに下位素材だけでLv2にすぐ強化できる。
攻撃力130と会心率5%に氷属性38、爆破属性14と、
この時点で作れる武器としては破格の属性値を持っている。
斬れ味も長い緑にわずかながらも青ゲージが出ており、双属性を考慮しても氷武器としてそこそこ優秀。
…なのだが、実はあっという間にスノウツインズや巨獣双剣などに出番を奪われる。
- 前述のとおり下位でツインネイルを作れるのだが、問題はその後。
上位クシャルダオラ及びテオ・テスカトルと戦えるのがHR解放後なのである。
当然ながらライゼクスやジンオウガといった面々を相手に下位武器で挑むのは無謀。
必然的にスノウツインズなどの繋ぎ双剣が必要になる。
そして最終強化のヴィルマフレアの性能は、攻撃力160に氷属性45、爆破18。
斬れ味は素で白10と非常に優秀だが、攻撃力がかなり低いのが最大の問題。
性能自体はMH4と同じなのだがMHXでは他の氷属性武器が軒並みバランスに優れており、
斬れ味が緑に落ちたウルクスス双剣に威力でボロ負けするほどの差がある。
もちろんスノウジェミニの方が圧倒的に簡単に、そして早い時期に完成するのは言うまでもない。
- さらに凄く風化した双剣からは、クシャ素材を用いた純粋氷双剣ハイツインダガーを作成できる。
その最終強化形である双影剣がバランス型氷双剣としては筆頭格の性能であるため、
作製時期も素材も被るヴィルマフレアはまるで立つ瀬が無い。
貴重な鋼龍の宝玉を使うならば、間違いなく双影剣の方が有力候補であろう…。
MHXX 
- G級追加に伴いさらなる強化が可能となった。
究極強化で氷炎魔剣ヴィルマクスとなる。
攻撃力290に会心率15%と、属性双剣としてはやや控えめながら低すぎるということはない水準にまで持ち直し、
属性値は爆破22(実質11)に氷49(実質24.5)と両方とも4(実質2)ずつではあるが上昇し、
斬れ味は素で紫20白30、匠追加分は全て紫とかなり優秀。
と、前作の使えなさっぷりを思えば普通に使える性能になった。
むしろ本作の氷双剣は他属性双剣ほど抜きん出たものがないことも手伝い、
爆破に強いモンスターでもなければ、爆破ダメが息切れしやすいソロでも
他の氷双剣を抑えて総ダメージで上位に躍り出るケースもあるほど。
紫ゲージの長さがトップで弾かれにくいこともセールスポイントになる。
流石は古龍の武器というところ。ん?ドス古龍の双剣はまだあるって?
- 製作難度は相変わらず高く、覇王の証に古龍の浄濃血はもちろんのこと、
古龍の大宝玉を2つ要求される。
ただし今作では村クエストでG級古龍と戦える(集会所の個体よりステータスが低い)ため、
集会所の個体に慣れていればさほど苦労しないだろう。
MHWorld 
- テオ・テスカトルとクシャルダオラが共演し場合によっては争い合う本作でも本武器は続投。
本作では黒鋼の双剣から派生できる2種の武器の1つとなっており、
もう一つの派生ルートはラスボスの武器となっている。
テオ・テスカトルとクシャルダオラ自体が上位後半になるまで出てこないので、
必然的にツインネイルへの強化が可能になるのは終盤で、ヴィルマフレアにできるのはラスボスクリア後。
- 攻撃力252、会心率10%、氷属性240、爆破属性240、匠Lv3から白ゲージ発生という性能になっており、
発売直後時点では、本作唯一の双属性武器となっている。
- 本作の氷属性双剣はまさかの鋸双剣こと「フリーズチェーンII」が挙げられるが、
攻撃力、斬れ味ゲージの量こそほぼ同様なものの、氷属性値は150となっており、
双属性ということで属性値を実質半分としてもその差は小さい。
爆破属性については覚醒も含めると3種存在し、その内2つは物理性能でヴィルマフレアを上回る。
そのため、氷属性が効くモンスターと、
それ以外のモンスターが混在するようなクエストで特に力を発揮できるだろう。
- 作成できるタイミング自体は遅いが、宝玉を一切使用せず強化できるという特徴がある。
両者の尖角は必要だが、剥ぎ取りやら調査クエスト報酬やらで入手できるため、
強力な両者を制すれば強化自体は過酷とまでは言えないだろう。
- なお武器のレア度は8のため、カスタム強化できる幅は狭くなっている。
また、本作では手数型武器種であろうと物理偏重の傾向が強くなっており、
爆破属性や白ゲージを加味しても、純粋な物理では別の武器の方が上回るケースは珍しくない。
唯一の双属性という点をフルに活用したいところ。- Ver4より登場したナナ・テスカトリの素材で作られるエンプレスダガーは、
強化派生が三種類あるが、どれも爆破属性に加え素で白という優秀な斬れ味を持つ。
中でも「エンプレスダガー・冥灯」は攻撃力252、会心率10%、爆破属性120と攻撃面が全くこちらと同じであり、
武器スキルの業物により白100相当の優れた斬れ味、とどめとばかりにスロットはLv3を2つ備える。
なにかと要求スキルの多い双剣にとってあちらの拡張性はとにかく脅威。
こちらを担ぐ以上、少なくとも氷弱点、更に他弱点のモンスターの複数いることは必須であり、
「双属性だからどんなモンスターにも担ぎやすい」とは言えなくなってしまった。
- Ver4より登場したナナ・テスカトリの素材で作られるエンプレスダガーは、
余談 
- MH3Gにて、MHP2G時代のこの武器と
全く同じ属性を兼ね備える精霊双刃エレメンタという双剣が登場する。
詳細はリンク先を参照。
関連項目 
モンスター/クシャルダオラ
モンスター/錆びたクシャルダオラ
モンスター/テオ・テスカトル
武器/クシャナ武器
武器/テスカト武器