コンセプト
patch2.7.7(Season30)にて長らく待ち望んだ強化を受けたRoland's Legacyセットの2種ある主題の一方、Sweep Attack仕様。
このセットは戦闘の外観こそNo-Setビルドと変わらないものの、2-handed MaceですらAPS:5に達する圧倒的IAS、支援スキルのCooldownを次々回収して常時アクティブに出来るいぶし銀な強みを持つ。
戦法は極めて単純明快。「寄って行って近接主砲で殴る」というハクスラの王道中の王道たるムーブを主体とする。
言わば前作の"Zealot"Paladinの後継機。
長所
- 古き良きハクスラの王道、高速近接攻撃で敵を全部殴るビルド。遂に火力を得て第一線に帰って来た。
- セット効果でIron SkinやLawsのクールダウンが高速回収されるためストレスが無く、守りは非常に堅固。操作も非常にシンプルで扱いやすい。
- セット効果でAttack Speedが劇的に上がるため、装備のIASは一切不要。
- 上記のおかげでどの武器でもそれなりのDPSを出せるため、普通の武器に飽きてきたら色々なネタ武器で遊べる。
短所
- 数十年モノの王道であることの裏返しで、とにかく地味。
- Cooldown ReductionとArea Damageの両方が欲しいので装備の最終形は高難度。
- 逃げAIや飛行する敵は面倒すぎるので放置に限る。
- 敵が脆すぎるとLaws of Valor/Unstoppable Force等のCT回収サイクルが回らなくなるため、easyコンテンツには不向き。
- patch2.7.3(Season26)で追加されたEchoing Nightmareステージとの相性は最悪。
戦い方
当ビルドの戦い方自体は「寄って殴る」の一言なので、装備構築段階の方が考えることが多い。
まずは全てのBuffスキル込みでSweep Attackのコスト(初期:20)を6近辺まで下げる。その方法はこちら。
この状態なら単体の敵に対しても永続的にSweep Attackを撃つことが可能になる。
次に、Fervor抜きで実現し得る限りCooldown Reductionを積み上げAkarat's Championを可能な限り維持する。同様にこちらで解説。
当ビルドはArea Damageビルドなので、常に複数の敵を巻き込んで立ち回ることを意識する。
心構えは上記の通りとして、具体的な戦闘中の操作はどういう感じかと言うと、Steed Charge以外の全キーを常時連射状態という結論になる。
アクティブスキル
Sweep Attack / Blazing Sweep | |
主砲。炎上ダメージがAttack Speedでscaleする(最終的に120%*APS)ため、与ダメージが頭一つ抜けている。 | |
Akarat's Champion / Prophet(防御up+即死回避) | |
Crusader定番の変身スキル。このクラスは2-handed weaponでも常時に近い変身を達成できる。 | |
Iron Skin / Flash / Steel Skin(敵通過 / 効果7秒) | |
RolandセットのCooldown回収対象。最終的には常時発動になる。 | |
Laws of Valor / Unstoppable Force(Wrathコスト半減) | |
RolandセットのCooldown回収対象。コスト半減効果が主砲のコスト6達成に必須。引っ切り無しにCooldownが終わるためLong Arm of the Lawも不要。 | |
Steed Charge / Draw Quarter(連行) | |
機動力とmob集めを兼ねる。これで敵間通過が可能なのでIron SkinはFlashでなくても良いか、お好みで判断。 |
最後の枠はResource Cost Reductionの状況で決めたい。勿論、好みならGeneratorを入れても構わない。
Condemn / Vacuum(引き寄せ) | |
狭~中範囲の主砲を使うビルドに合う。Rolandセットとのシナジーは一切ないものの、足を止めずに敵を集められるのは非常に大きい。Strongarm BracersとSynergyがあるが、Frydehr's Wrathを使わないので何時でも出せるわけではない。 | |
Judgment / Debilitate / Mass Verdict(ダメージ軽減 / 引き寄せ) | |
RolandセットのCooldown回収対象。Rolandの防御を更に上積みしたいという場合はDebilitateが貢献する。Mass Verdictを選べばピンポイントで敵集団を一ヶ所に固められるが、都度足を止めてポイントをクリックする操作が面倒なのが難。 | |
Shield Glare / Zealous Glare / Divine Verdict(Wrath回収 / ダメージ増幅) | |
RolandセットのCooldown回収対象。DebuffとWrath回収を兼ねるスキル1。オススメ度が高い。 | |
Provoke / Too Scared to Run | |
DebuffとWrath回収を兼ねるスキル2。RolandセットのCooldown回収対象ではないが、成否によらずWrathを回収出来るのが売り。 |
パッシブスキル
Heavenly Strength | |
Rolandなら2-Handed MaceでもAPS:5達成可能。ベースダメージの高さを見れば使わない手は無い。 | |
Finery | |
Crusaderはとりあえず入れといていいPassive。 | |
Holy Cause | |
後半のHolyダメージ関連はオマケ。ダメージが上がると書いてあるので採用。 |
ラスト1枠はプレイヤーの現在の装備の完成度(Cooldown Reduction/Resource Cost Reduction)によってお好みで。
特に欲しいものが無ければIndestructibleで安定。その他、防御重視のVigilant、回復重視のWrathful、入れると損をする訳ではないのでLong Arm of the Law等。
装備
- メインスキルのダメージボーナスがrollし得る部位
- Helm、Boots
- DenialはNormal Shield(Crusader Shieldではない)のため、特定スキルのダメージボーナスは残念ながらrollしない。
- 優先mods
- Cooldown Reduction、Crit Chance、Crit Damage、Area Damage
- Class Set
- Roland's Legacyセット
- 圧倒的Increased Attack Speedを誇るセット。patch2.7.7(Season30)で念願のダメージ倍率強化を得た。
PantsかBoots以外の5部位を装備し、CubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を維持。
Attack Speedボーナスはスタック間で加算。最終IASは375%に達する。
被ダメージ減少ボーナスはスタック間で乗算。最終被ダメージカット率は55.6%。
- 圧倒的Increased Attack Speedを誇るセット。patch2.7.7(Season30)で念願のダメージ倍率強化を得た。
- Roland's Legacyセット
- Craft Set
- Captain Crimson's Trimmingsセット
- 定番の地位についたCraftセット。Laws of Valor/Unstoppable Forceとのシナジーがあまりに強烈で、patch2.6.7以降クルセイダーの最優先セットになった。
作るのはBeltが確定、Rolandの手持ちと相談でPantsかBootsを追加。
- 定番の地位についたCraftセット。Laws of Valor/Unstoppable Forceとのシナジーがあまりに強烈で、patch2.6.7以降クルセイダーの最優先セットになった。
- Captain Crimson's Trimmingsセット
- Main Hand
- The Furnace
- 強調している通り、Rolandの圧倒的IASなら2-handed MaceですらAPS:5に達する。
なら定番Legendary 2-handed Maceのコレを本体が装備しよう、という話。
Cooldown Reduction10%やArea Damage24%は勿論欲しいところだが、2-handed Weaponは一部modの数値が高くrollする。
ここにLife on Hit(最大35,940/hit)をrollすると安定感が大きく上昇する。
- 強調している通り、Rolandの圧倒的IASなら2-handed MaceですらAPS:5に達する。
- The Furnace
- Off Hand
- Denial
- スタック式でSweep Attackのダメージが向上するShield。Crusader ShieldではないのでReforge元をRareから作る場合はベースに注意。
patch2.7.7版はテキストはそのままだがスタック形式が変わり、大きく使い勝手が向上した。盾はほぼこれで固定。
- スタック式でSweep Attackのダメージが向上するShield。Crusader ShieldではないのでReforge元をRareから作る場合はベースに注意。
- Denial
- Bracers
- Strongarm Bracers
- Condemn/Vacuumとシナジーを形成する、Bracersの攻撃重視選択肢。
正直言うとBracersにはコレと言った定番が無く、割りとお好みで良い。
理想statはFire +20%、STR、Life on HitかVIT、Crit Chance。
もし全身の装備の完成度に自信があるなら、Life on Hitはこの部位のみでも戦える。
- Condemn/Vacuumとシナジーを形成する、Bracersの攻撃重視選択肢。
- Strongarm Bracers
- Rings
- The Compass Rose
- Endless WalkセットのRing。
至近距離で戦う当ビルドはSquirt's Necklaceをほぼ維持できないのでこちらが定番。
理想statは確定rollのMovement SpeedをrerollしてSTR、Crit Chance、Crit Damage、Cooldown Reductionが揃うことだが、その難易度は非常に高い。
- Endless WalkセットのRing。
- Convention of Elements
- ソロGR100↑に挑むようなビルドは大抵使ってるタイマー装備。
当ビルドは常に主砲しか攻撃手段が無いビルドなので、属性タイマーを管理する必要は全く無い。
- ソロGR100↑に挑むようなビルドは大抵使ってるタイマー装備。
- Obsidian Ring of the Zodiac
- 装備が完成状態に達するまでは、主砲でこれを回転させて常時変身を維持するのが手。
当ビルドの多すぎる手数でLawとIron Skinを最速使用しているとAkarat's ChampionのCDRに効果が回らないので、ゆとりを持って運用したい。
- 装備が完成状態に達するまでは、主砲でこれを回転させて常時変身を維持するのが手。
- Unity
- 防御面に不安がある場合は勿論これ。
- The Compass Rose
- Amulets
- The Traveler's Pledge
- Endless WalkセットのAmulet。
理想はFire +20%・Crit Chance・Crit Damage。
- Endless WalkセットのAmulet。
- The Traveler's Pledge
Legendary Gems
- Bane of the Trapped
- 肝のSlowが効かないJuggernautが登場してもいまだにド定番の地位に君臨し続けるジェム。
- Bane of the Stricken
- Sweep AttackのスイングはSader本体から見て右側から左側に向かって攻撃するが、このgemがスタックするのは敵集団の中で一番右に居る個体になる。
addsを呼ぶRG戦などでは意識して位置取りするとベター。
- Sweep AttackのスイングはSader本体から見て右側から左側に向かって攻撃するが、このgemがスタックするのは敵集団の中で一番右に居る個体になる。
- Gogok of Swiftness
- ビルドに関連したFlailが2-Handedの場合、FervorのCDR分を埋め合わせるため非常に有用。
Attack Speedに関してはRoland's Legacyのセット効果自体で相当高速化するため、主に後者のために使うことになる。
- ビルドに関連したFlailが2-Handedの場合、FervorのCDR分を埋め合わせるため非常に有用。
Kanai's Cube
- Weapon
- Golden Flense
- Sweep Attackヒット時に6Wrathを還元する2-handed Flail。
ビルドの根幹なのでCubeか本体装備で必須。SaderはFlail装備がイイナーというフレーバー重視のプレイヤーは現物装備でも可。
- Sweep Attackヒット時に6Wrathを還元する2-handed Flail。
- Golden Flense
- Armor
- Aquila Cuirass
- 装備が完成すると対単体であってもWrathが減少しなくなるため、このArmorのPowerを常時発動できる。
- Magefist
- Fire +20%。防御に自信があって火力が欲しい場合に選択しても良いが、被ダメージは結構苦しい。
- Cindercoat
- Fire属性のスキルのコスト-30%。
装備のResource Cost Reductionが整っていない段階で大いに助けになる。
- Fire属性のスキルのコスト-30%。
- Aquila Cuirass
- Jewelry
- Ring of Royal Grandeur
- 重ね着のため。固定Mod自体はSweeperにとってそれほど悪い物でもなく、他のring候補が気に入らないなら本体装備でもいい。
- 重ね着のため。固定Mod自体はSweeperにとってそれほど悪い物でもなく、他のring候補が気に入らないなら本体装備でもいい。
- Ring of Royal Grandeur
Followers
- Templer
- 防御力には定評があるビルドなので、やや売りと噛み合わないか。
- Scoundrel
- 高速攻撃ビルドのため、売りのNight's Veilが噛み合った場合の評価は高い。
- Enchantress
- Prophetic Harmonyを持つため、2-handed Weapon装備のCrusaderとは常に適合。
- Prophetic Harmonyを持つため、2-handed Weapon装備のCrusaderとは常に適合。
その他
- Sweep AttackのWrath Cost:6.00以下の達成
- Golden FlenseのWrath回収が6で固定されたことにより、Sweep AttackのWrath Costが6.00を下回れば単体の対象に対しても永続的にSweep Attackを使用出来る。
- 基本コストが20のためかなり遠い目標に見えるが、実際はParagonのRCR10%、Laws of Valor/Unstoppable Force + Captain Crimson's Trimmings 2set(RCR20%)の時点でコストは7.2であり、そう難しい問題ではない。
- Shield Glare/Zealous Glare等のWrath回収手段を用意するならこの時点でもある程度Adds無しのRift Guardian戦に耐える状態になる。
- 上記に加えてHelmにTopaz(RCR12.5%)を突っ込めば6.3。装備が流動的な段階ではこれが一番手軽か。
- 具体的な装備のResource Cost Reductionのrollについては、上記の前提に加えて…
- RCR8% * 1部位で6.62
- RCR8% * 2部位で6.09
- RCR8% + RCR10%(武器)の2部位で5.96
- 2部位の選定については、ORoZを使うならSocketを開ける際にRCRを残すことで1部位。
- Ring以外のRCRを入れやすい部位はShield、Shoulder辺り。
- なお、前提のParagon + Captainの時点でCubeにCindercoatを使うと5.04となり(Blazing Sweep選択時のみ)一発達成。
- これは対象限定無しのRCRと異なりCaptainセットのダメージカットに繋がらないため、Season序盤等に回転力を稼ぐ手段と考えてよい。
- Golden FlenseのWrath回収が6で固定されたことにより、Sweep AttackのWrath Costが6.00を下回れば単体の対象に対しても永続的にSweep Attackを使用出来る。
- 2-handed Weaponで達成可能なAkarat's Champion維持時間
- Captain Crimson's Trimmings装備、Helmに最上位Diamond、Paragon 10%、Int 10k達成EnchantressのProphetic Harmony、Gogok of Swiftnessのスタック最大を前提とする。
- Amulet以外の全身の装備にrollし得るMAXのCooldown ReductionをrollするとCooldown Reduction:71.41%。
この状態のAkarat's Champion維持率は78%。変身解除中もIron SkinのCooldownを回収できる当ビルドには悪くない値。 - この状態から何か所Cooldown Reductionを削ってArea DamageやLife on Hitに回すかがプレイヤーの好みが出るところ。
Captain Crimson's Trimmings前提ならCooldown Reductionは火力に還元されるので、他modsを捨てて一点集中でも決して悪くはない。 - D3Plannerで目指す最終形を定めておきたい。
- 1-handed Sweep Sader
- Rolandセットの売りがIASのためこのビルドは実ダメージの高い2-handed weaponを高速でスイングするのが基本ではあるが、勿論1-handed weaponで組むことも出来る。
- メリットはHeavenly StrengthとFervorのCooldown Reduction差による常時変身が達成可能な点。
AmuletにCDRを積む等しなければ完全な100%にはならないので、Gogok of Swiftnessのスタック込みで常時変身と考えてよいだろう。 - Sweep AttackのルーンをBlazing Sweepのままとするなら、候補の1-handed weaponは下記のようなものが挙がる。
- The Burning Axe of Sankis
Fire +最大20%。Legendary Powerは防御面に優れる当ビルドには蛇足になりがちだが、あると損する訳でもない。 - Devastator
Fire +最大20%。Legendary Powerは無いが、Craft品なので狙いのmodsが揃うまで粘れるのが売り。 - Sun Keeper
Damage vs Elites +最大30%の簡易The Furnace。
- The Burning Axe of Sankis
- 軽めのコンテンツに使う場合に常時変身の安定感を優先、もしくは常時変身を切ったThe Furnace仕様で仕上げるにはParagon LVや装備全体のクオリティが足りない場合には試してみても良いだろう。
- 筆者が試したところ、完成状態で武器とHeavenly Strength/Fervorのみを入れ替えた場合のソロGRクリアラインは1-handedにすると3~5下がる。
- 筆者が試したところ、完成状態で武器とHeavenly Strength/Fervorのみを入れ替えた場合のソロGRクリアラインは1-handedにすると3~5下がる。
コメント
- 悩みましたが、Roland系ビルドでは明らかにこちらの方が現環境で活躍しているので、独立ページを作りました。その分情報を濃くしたつもりです。 -- 2017-04-15 (土) 17:22:55
- カナイ武器枠のAkkhan's Addendumは安定しますね。死ににくくなる上にコスト問題も緩和されます。 -- 2017-04-30 (日) 17:49:56
- 同じくAkkhan's Addendum選んでます。2.4.2までは火力不足でFurnace以外選ぶ余地が無かったんですがセットが強化されたんで選択肢が増えましたね。 -- 2017-05-01 (月) 01:14:02
- RolandのIASが上がった結果、Furnaceを本体装備してもMAX APSが出るのでCondemnで使ってたFurnaceをそのまま再利用してるSweeperが増えて来ましたね -- 2019-03-04 (月) 01:45:13