発明家

Last-modified: 2023-01-15 (日) 17:36:43
収録拡張コストカード種別効果
ルネサンス4アクションコスト4以下のカード1枚を獲得する。その後、このターンの間、すべてのカードのコストは1少なくなる(ただし0未満にはならない)。

概要

工房を合わせたような効果を持つアクションカード。
複数回使用すればその分だけコストが下がり、このカード自身の獲得範囲が広がるため強力。
アクション権を稼ぐカードを集めることができれば重ね掛けを狙いやすい。
しかし、複数人が同じ戦術に行くとあっという間に三山切れでゲームが終了してしまうことは注意しなければならない。

利用法

  • 2回目の発明家は元が5コストのカードを獲得できるため、強力なアクションカードから公領まで一気に選択肢が広がる。
  • 同様に1ターンに何度も使用することで勝利点を大量にかき集めて一気にゲームを終了させる。
  • デメリットとして、弟子引揚水夫のような廃棄したカードのコストを参照するカードは弱体化してしまうので組み合わせる際には注意。

詳細なルール

コスト4以下のカードを獲得する効果 について

  • カードの獲得は強制である。
  • 街道などでカードのコストが下がった場合、下がった後のコストが4コスト以下であれば獲得できる。
    • 街道→発明家の順にカードをプレイした場合、発明家で公領(コスト5→4)を獲得できる。
  • ポーション負債をコストに含むカードは、どちらもコスト4(コイン)以下までのカードに含まれないため、獲得できない。
    • 発明家で獲得できるカードは、正確には「コスト4コイン0ポーション0負債以下のカード」とみなされるため。

カードのコストを下げる効果 について

  • 発明家のコスト減効果は使用時効果である。似た効果を持つ街道の、「場に出ているときに発揮される効果」とは処理が異なるので注意*1
    • 玉座の間系で複数回使用すると、使用した回数だけコストが下がる。
    • 行進などで場を離れても、使用時効果は消えないので、コストは下がったままである。
    • はみだし者などの命令カードでサプライから使用する場合など、カードが場に出ない場合でも、コスト減効果は発揮される。
    • 逆に、女魔術師のアタック効果や習性により使用時効果が書き換えられた場合は、場に出ていてもコスト減効果は発揮されない。
  • デッキや廃棄置き場などあらゆる領域にあるカードのコストが下がる。
  • イベントプロジェクトはカードではないため、コストは下がらない。

効果の処理順序について

  • 発明家を使用した際、カードを獲得する処理を行った後で、コスト減効果を適用する。テキストは上から順に処理する。
    • カードを獲得する時点では、その発明家自身のコスト軽減効果は発揮されていないことに注意。
    • カードの獲得時に何かしら獲得時効果の処理が発生する場合、まだコストが下がっていない状態で処理しなければならないことに注意。
      • カードを獲得した時に牧羊犬をリアクションしたとする。リアクション効果によって使用した際にハツカネズミの習性パトリキを使った場合、公開したデッキトップが公領なら5コストのため手札に加えることになる。
      • 技術革新が有効な状態で発明家Aを使用して発明家Bを獲得した時、獲得時に技術革新によって発明家Bを使用したとしても、発明家A・Bいずれのコスト減も未適用の段階なので、元コスト5のままである公領は獲得できない。

余談

発明家の家族も、コスト減効果を持つ。ドミニオンの世界で発明家はモノを安く手に入れるのが得意らしい。

コメント

  • 技術革新が有効な状態で、発明家で発明家を獲得した時
    技術革新の効果で発明家を使用した際にはコスト5のカードを獲得できますか? -- 2022-03-13 (日) 08:32:31
  • 上記の例では、本来5コストのカードを獲得できません。
    「発明家Aの効果で獲得した発明家Bを技術革新で使用した」という状況なので、『発明家Aのコスト下げる効果』も『発明家Bのコスト減効果』もまだ発揮されていないためです。 -- 2022-03-13 (日) 08:35:58
  • ご回答ありがとうございます。助かりました。 -- 2022-03-14 (月) 08:31:13
  • せっかくなので詳細なルールの欄に「効果の処理順序について」を項目立てしておきました。質問ありがとうございます。 -- 2022-03-14 (月) 11:53:18



*1 発明家と同じ仕組みでコストを下げるのはだけである。