王笏

Last-modified: 2024-04-07 (日) 07:48:33
収録拡張コストカード種別効果
ルネサンス5財宝このカードを使用するとき、次のうちの1つを選ぶ:
+2 コイン
「このターンにあなたが使用した、場に残っているアクションカード1枚を再度使用する」

概要

2金を出すかアクションを再使用するかのいずれかの効果を選べる財宝カード。
このカード自体は財宝カードなので購入フェイズにプレイすることになり、再使用したアクションカードによって+アクションを得ても通常は無意味である。
一応ドロー系のアクションカードを再使用して引いた財宝カードはプレイできるが、そのドローによって引いてきたアクションカードはサプライにヴィラでも無い限り使用できないため活かしづらい。
5コストの銀貨として使うだけではあまりにも弱いため、具体的にシナジーのある組み合わせを把握してから購入するようにしよう。

利用法

  • 場のアクションを再使用する効果を持つので、玉座の間というよりも御料車に近い。
    • 1枚のアクションカードに対して複数枚の王笏で再使用することができるため、闇市場デッキのカードや褒賞カードRewardカードのような、複数確保するのが難しいカードの使用回数を稼ぐのには便利。
    • 使用後の結果によって複数回使用するか選びたいようなアクションについては、他の玉座の間系カードよりも相性が良い。
      • アタックカードが一度などで防がているなら再度使用するメリットが薄いことは自明であり、王笏では別のアクションカードを選んだり、2金出力を選ぶなど、器用に後出し選択できる。
      • デッキ引き切り後、王笏でを再使用し次ターンに仕込んだり、王笏でアクションをカエルの習性ウミガメの習性として再使用し次ターンに送る、という動きもできる。
      • ウミガメの習性では他にも、使い回したいアクションカードAを通常使用して、何枚かの王笏でアクションカードAの通常再使用を連打、最後の王笏だけアクションカードAをウミガメの習性で使用とすることで、まるで王子で脇に置いた時のような挙動も可能。拘束時間はいい練習になるかもしれない。
  • アタックカードを再使用して、相手に何度もアタックをかけるのも単純に有効。
    • 詐欺師香具師であればお金も得られるし、アクション権も気にしなくてすむ。
    • 玉座の間で2度使用する場合に比べ、相手に「手札がある限りまだアタック効果が来るかもしれない」と思わせられるため、拷問人と組み合わせるのも良い。
      また、王笏は拷問人自身のドローで引いても良いので、玉座の間よりも使用回数を稼ぎやすいと言える。
  • 購入フェイズにアクションが使用できることを利用すると、以下の動きができる。
    • 手札の他の財宝を使用後、王笏で「一定枚数ドローする書庫系カード」や「手札を捨て札にする必要がある学者など」を再使用し、ドローした財宝カードを使用するのは、単純ながら強力。(後述のドローしたアクションの利用法があるとより良い)
    • 場に石切場ティアラなどがある状態でアクションを使用することで、これらの恩恵を受けたアクション効果を発揮する。
  • 王笏で再使用したアクションでドローする場合、ドローしたアクションが通常は使用できないので、以下のような対策があると良い。
    • ヴィラなどの効果でアクションフェイズに戻す。
    • 昇進闘技場動物見本市での交換券として利用する。
    • 苦労で使用する。または、遅延保存などで次ターンに送る。
    • 王笏をドローした場合であれば、プレイされていた玉座の間系のカード、又はコンクラーベなどを再使用し、手札のアクションを使用する、という離れ業もある。
    • そもそも、語り部闇市場などで、アクションフェイズ中に王笏を使用するのも単純ながら有効。
    • カメレオンの習性があると、ドローをコインに変換できるのも覚えておきたい。
  • 「ドローし得る財宝カード」ということで、官吏を用いて悪用することもできる。
    • 例えば官吏の廃棄手段と、廃棄置き場からの回収手段があれば、無限ループを形成することもできる。以下は墓暴きを用いた一例で、サプライにあるコスト8以下のカードをすべて獲得できる。
  1. 場に「書庫狩場などの4枚以上ドローできるアクションカード1枚」と「墓暴き1枚」が出ており、手札に官吏1枚と王笏4枚がある状態で購入フェイズを迎える。
    (王笏のうち1枚は場に出ていても構わない。また、王笏の枚数に余裕があるなら、ドローカードは鍛冶屋のようなドロー枚数がより少ないものでも構わない。)
  2. 1枚目の王笏で、場の墓暴きを再使用する。手札の官吏を廃棄し、コスト8までのカードを1枚を獲得する。
  3. 2枚目の王笏で、場の墓暴きを再使用する。廃棄置き場の官吏を獲得し、デッキの一番上に置く。
    官吏の獲得時効果で、この時場に出ている(=プレイした王笏を含め)すべての財宝カードを好きな順番でデッキの上に置くことになる。
  4. 3枚目の王笏で、場の「ドローできるアクションカード」を再使用する。3.でデッキの上に戻したカードを手札に加えることができる。
    こうすると、手札を「官吏1枚」と「王笏3枚」の状態に戻せるため、1.からの手順を繰り返せる。

詳細なルール

  • アクションカードの再使用について、詳しくは玉座の間のルールを参照。
    • 王笏で持続カードを再使用すると、持続カードが捨て札になるまで王笏も場に残る。
      • 雇人などの永続的に持続するカードを再使用すると半永久的に場に残り続ける。副次的に施しが購入できなくなる。
  • 前のターンに使用した持続カードや、呼び出したリザーブカードなど、このターン使用していないカードは再使用できない。
  • やリザーブカードなど、使用後に場に残らないアクションカードは王笏で再使用できない。この点で玉座の間と異なるため注意が必要である。
    • 複製御料車は使用により場を離れた後、同じターン中すぐに呼び出されて場に戻ったとしても再使用できない。
  • 王笏は「場に残っているアクションカード」であれば再使用できるので、財宝として使用して場に残っているなどを再使用することもできる。
  • ティアラなどで王笏を複数回使用した場合、違う効果を選択してもよい。

コメント

  • 宝の地図をなんらかの習性で使って場に残し、王笏で宝の地図を使用する場合の処理はどうなりますか? -- 2022-10-13 (木) 18:51:25
  • アクションフェイズで宝の地図を使用した場合と同じ処理が起きます。王笏で指定した宝の地図(1)を場から廃棄して、手札に別の宝の地図(2)があればそれも廃棄して金貨4枚をデッキの上に獲得できます(宝の地図(2)を廃棄できなければ何も起こらない)。 -- 2022-10-13 (木) 21:18:26
  • これ雇人とかの永続カードに使ったら、場に残り続けるって解釈でいいんかな。まぁ場に出したそのタイミングでしか使えないけど。 -- 2023-04-08 (土) 11:19:47
  • 永久持続カードに使ったら残り続けますよ。造幣所で廃棄される疑似持続財宝状態ですね。 -- 2023-04-08 (土) 11:54:40
  • ああ、雇人を王笏で使って、造幣所で廃棄すれば、「あなたの各ターン開始字に1ドロー」の効果だけが残るということか。 -- 2023-04-08 (土) 16:22:02
  • 「アタックを堀で防がれたら、王笏は別のアクションを再使用するor2金とする、という器用な動きができる。」とありますが、本当ですか?これが可能なら「大君主でアタックアクションの使用を宣言してから他のプレイヤーが堀を公開→別のアクションを使用」や「御料車専門家でアタックの再使用を宣言してから他のプレイヤーが堀を公開→再使用を取り消す」という動きも可能なのですか? -- 2023-05-15 (月) 22:13:07
  • いや、単に「普通にアタック→防がれる」→「別のアクションに切り替えるor2金で妥協」って意味かと。 -- 2023-05-15 (月) 22:26:25
  • アタックカード通常使用の際に一度防がれているのなら王笏でわざわざアタックを選んでやることはない、って意味の文章ですね。玉座よりも御料車的な性質ということを説明する段落の内容ですから。言い回しを更新しておきました。 -- 2023-05-15 (月) 22:51:18
  • あ、なるほど……。ということは先程例示した挙動は全て不可能でしょうか(一度アタックの使用を宣言した場合は堀を公開されても宣言は取り消せない)?アタックの使用宣言→堀の公開→習性の適用/非適用の選択→アタックの使用という順ですか? -- 2023-05-15 (月) 23:02:18
  • カードの使用宣言と使用はルール上同義ですよ。①アタック使用宣言と同時に(通常は)カードが場に出る②掘のリアクション宣言③習性の適用宣言④使用時効果の処理、の順で処理して下さい。 -- 2023-05-15 (月) 23:18:00
  • なるほど、使用自体は既にしているんですね。そういえば堀のリアクションは「他のプレイヤーがアタックカードを使用した時」でしたね。てっきり使用する前だと思っていたのですが使用時効果を処理する前ということですね(よく見たら堀の項目に書いてありました)。ありがとうございます。 -- 2023-05-16 (火) 01:14:30
  • 持続カードAの使用に何らかの習性(場から離れる習性や、持続カードが脇に置かれたハツカネズミの習性は除く)を適用し、王笏でカードAを再使用(通常使用)しました。この場合場に残る(このターンのクリーンアップフェイズで捨て札にならない)のはどれでしょうか?カードAが捨て札になるから王笏も捨て札になるのか、カードAがもし通常使用されていたら捨て札になるタイミングで王笏が捨て札になるのか……。(玉座の間持続で通常使用と習性使用を混ぜたときの捨て札問題に似ている気がしますが) -- 2023-12-17 (日) 01:51:27
  • 両方とも持続して場に残ります。場にあるカードAに一度でも持続効果を適用すれば、クリーンアップで捨て札にならず場に残ります。カードAが場に残りますから、必然的に王笏も場に残ります。 -- 2023-12-17 (日) 09:08:09
  • 確かに玉座のページのルール詳細を参照しているにも関わらず書かれていなかったので、あちらに追記しました。持続カードを使用した場合、習性如何に関わらず、持続カードが場から離れるまで場に残ります。ハツカネズミ馬の習性でもない限りは、原則だけで判断できると思います。 -- 2023-12-17 (日) 11:34:02
  • なるほど、ありがとうございます。 -- 2023-12-17 (日) 13:04:01