収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
ルネサンス | 4 | アクション | +2 コイン あなたの手札1枚を廃棄する。その後、このターンの間、あなたがカード1枚を廃棄するとき、+2コイン。 |
概要 
手札を廃棄しながら2金を出せるアクションカード。さらにこのターン中カードを廃棄する度に2金が追加で得られる。
追加効果を考えずとも、初手で購入して初期デッキを圧縮しながらコインを出せるだけで十分に強力。
追加効果によって連続で廃棄を行えば大金を出せるが、継続的に狙うのならば廃棄材となるカードの獲得手段も必須となる。
利用法 
- 追加効果は購入フェイズ中も有効なので、借金や偽造通貨などのカードを廃棄する効果のある財宝カードや、王笏で廃棄効果のアクションカードを再使用することで金量を伸ばすことができる。
- 望楼と移動遊園地と組み合わせることで、最低でも0金のカードの山札を即座に空にできる。詳細は以下の通り。
【例】移動遊園地を用いるゲームで、手札に司祭(+廃棄用カード1枚)と望楼がある場合
- 司祭を使用。+2金、手札1枚廃棄、追加効果『廃棄毎+2金』の発生。
- 購入フェイズに移行する。
- (最低でも)2金と1購入権があるので、移動遊園地を購入する。購入権は2となる。
- 0金のカード(通常、銅貨か呪いがある)を購入する。
- 購入したカードを獲得する際に望楼でリアクションし、カードを廃棄する。この時司祭の追加効果で+2金が発生する。
- この時、(最低でも)3.と同じ状態となっているので、3~5の処理を0金のカードがサプライから無くなるまで続けることができる。
※もし司祭を2回使っていれば、3~5の処理を繰り返す度に2金ずつ仮想コインが余剰となるので、繰り返した回数分×2金が発生し、その分で「移動遊園地を購入→属州購入を金が尽きるまで繰り返す」という行為が可能となる。
- 行進で使用すると手札2枚廃棄&10金&5コストのアクション獲得となる。
- 行進による司祭1回目の使用。
- 2金、手札1枚廃棄。
- 追加効果A『廃棄毎+2金』の発生。 [この時点で計2金]
- 行進による司祭2回目の使用。
- 2金、手札1枚廃棄。
- 追加効果Aにより+2金。
- 追加効果B『廃棄毎+2金』の発生。 [この時点で計6金]
- 行進による司祭の廃棄。
- 追加効果Aにより+2金。
- 追加効果Bにより+2金。 [この時点で計10金]
- 行進により廃棄した司祭よりコストがちょうど1多いアクション1枚を獲得。
詳細なルール 
- 司祭使用時の手札1枚の廃棄は強制である。
- 司祭使用時に、手札が1枚もない場合はなにも廃棄しない。その場合でも、この後カード1枚廃棄の度に2コイン発生する追加効果がなくなることはない。
- 一度の効果で複数のカードを廃棄した場合、1枚につき2金を得る。
- 剣闘士、大地への塩まき、待ち伏せによってサプライのカードを廃棄した場合でも、2金を得る。
- 下水道が司祭の廃棄によって誘発するとき、その司祭の追加効果は発生しない。処理順の都合上、廃棄と追加効果の設置の間に割り込むため。
下水道を購入済みで、司祭を使用した。
- 2金、1枚廃棄する。
- 下水道が誘発して割り込み、1枚廃棄する。
- 司祭の処理を再開し、ターン中廃棄するとき2金を得る効果を予約する。
- カード廃棄によって+2金を得る追加効果は「場に出ているときに発揮される効果」ではないので、何らかの動き(例:行進で司祭を使用した)で司祭が場を離れたとしても、その効果は失われない。
寄付によるカードの廃棄はターンとターンの間の誰のターンでもないタイミングで行われるため、司祭による追加のコインは発生しない。寄付を購入したターンの直後に、前哨地などでの追加ターンがある場合も同様。
2021年のルール変更とエラッタにより、寄付の処理タイミングがターン終了後からターン終了時に変更されたため、司祭による追加のコインが発生することとなった。- 海辺・繁栄・異郷2版発表に伴う2022年版エラッタにより、峠や寄付の処理タイミングがターンの終了時では無くなった。
コメント 
- ネクロマンサーで廃棄置き場の自己廃棄カードを使用するなどの場合は、廃棄時2コインの効果の誘発はありませんよね? -- 2020-01-15 (水) 01:37:47
- 上記の例では、+2金は発生しません。この場合、自己廃棄カード(例えば略奪)は廃棄に失敗しますので、司祭の効果も誘発されません。 -- 2020-01-15 (水) 10:50:56