【アムール】

Last-modified: 2021-08-01 (日) 19:35:33

DQ5

【アームライオン】の仲間モンスター。
敵時の手強さとは打って変わった性能から、ガッカリ仲間モンスターとしてよく挙げられる。
色違いのボスモンスターの【キングレオ】はモンスターズシリーズで圧倒的な強さを誇ったが、こちらは見かけ倒しもいいところである。

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/321/641/128

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
SFC版アムールシンバノボルライアン
PS2版オホリン
DS版

1匹目の名前はそのまま種族名のもじり……なんだろうけど、これではライオンではなく虎である。
果たして狙ったのか偶然なのか。
 
また2匹目を仲間にした時の名前のシンバはスワヒリ語でライオンを意味する。
ライオンでシンバと言えばアニメ映画『ライオン・キング』の主人公だが、あちらの公開は1994年6月24日なのに対し、こちらは(SFC版)1992年9月27日なのでこっちの方が先。
 
そして、同じ天空シリーズであるにも関わらず4匹目を仲間にした時の名前が【ライアン】である。
互いに特に関連性も無く、ライアン自体よくある名前ではあるが、わざわざ被せなくともと思わずにいられない。
実際のところは「アームライオン」を並べ替えただけなのかも知れないが、他の仲間モンスターにも【リバスト】という例があるのでやはり意識して被せた可能性が高い。
 
ちなみに、英語のRyan(ライアン)とlion(ライオン)の母音部分の発音は全く同じであり、日本人の耳にはどちらもライアンと聞こえる。

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期39158726328301140
最大3012010883306031060457934

耐性

強度属性
無効ザキ・麻痺、マホトーン、マホトラ、休み
強耐性メラ、ヒャド・吹雪、ラリホー、マヌーサ、メダパニ、毒
弱耐性ギラ・炎、イオ、ルカニ
無耐性バギ、デイン、メガンテ・体当たり

解説

初期ステータスはそこそこだが、加入時期からすると初期HPが低すぎるので即戦力からは程遠く、その後のステータスの伸びもイマイチである。そもそも、かしこさの都合で初期レベルでは命令を聞かない。
さらに見た目からしてパワータイプかと思いきや、力も初期値こそ高いものの成長は悪く、結果的にトータルの攻撃力でも他陣営のキャラに見劣りしてしまう。
 
装備グループは同じ肉食獣であるキラーパンサーと同じではなく、なぜか【イエティ】【ビックアイ】のメンバー。よって、牙やツメ類は装備できず、ブーメランやムチがメイン武器となってしまうので攻撃力もそれほど高くできない。
アームライオンが鞭を振り回す姿を想像すると、非常にシュールではあるが...。
これはリメイク版でも結局修正されなかったので、設定ミスではなかった模様。
ただしこちらのグループになったお陰で防具(特に盾)に関してはキラーパンサーよりも優秀という恩恵もある。
 
一応ビックアイを使っているのであればここらが引退時なのでお下がりの装備をこちらにまわすことが可能だが、例えレベルがカンストして経験値が無駄になったとしても、回復魔法を使えるビックアイの方が馬車に入れておく価値がある様な気もする。
 
また、装備品だけでなく、覚える特技も謎な仕様。
敵としては完全な脳筋モンスターだったはずなのに、なぜか補助呪文2種類と力溜め、そして火炎の息という微妙なラインナップ。
一応力溜めだけは2回攻撃分のダメージの再現、あるいは前作DQ4で使えたためと考えられるが……。
全体的に【スラリン】の下位互換と言うべきラインナップである。
 
仲間にできる場所は【デモンズタワー】の高層階限定で確率自体も決して高くないので、普通にプレイしているとほぼ仲間にすることなく通り過ぎてしまう。しかも出会うためには最低でも1回は【ドラゴンの像】を乗り越えなければいけない(最もチュートリアルなので回避は容易)。
運良く仲間にできたとしても、次に行くこととなる【エルヘブン】近辺ではコイツよりはるかに強力な【ゴーレム】が仲間に加わる可能性が高いので、一気に影が薄くなってしまう。エルヘブンで購入できる【ちりょくのかぶと】を与えれば賢さが補正できるが上述の通りパラメータも凡庸なので即戦力にはならない。常時金欠気味になる青年時代後半でこれを彼に買い与える価値があるかと言うと……。
 
実はSFC版においては【グリンガムのムチ】を装備可能な面々の中では、ラスボス討伐時点までにおいてはアムールが最も攻撃力が高いという長所もあるにはあった。
……とはいえ上記の通り成長力が高いわけではなく、他が魔法使い系の面々ばかりの中アムールはちからの初期値がそこそこ高いために何とかトップだったというだけだが。
本編クリア後はレベル99まで伸びる人間の女性陣にいずれ抜かされる運命である。
 
そもそもSFC版ではグリンガムの鞭を入手することそのものがやり込みの域であり、そちらを諦める場合は【はがねのムチ】【ほのおのブーメラン】が最強の武器。
その場合はクリアを待たずとも【ようせいのけん】を装備した【女の子】に追い付かれたりする。
リメイク版(特にPS2版)ではグリンガムの鞭がかなり入手しやすくなったが、【ほのおのせんし】【エビルマスター】といった同グループの新戦力の方が攻撃力が高くなるため、結局グリンガムの鞭はアムールの手にまで回ってこないという冷遇ぶりである。
 
火炎の息もそこそこ便利な技ではあるが、コイツの場合は修得が遅過ぎるため、使える様になる頃には炎のブーメランを投げてた方がダメージが出る、なんてことも。
リメイク版では火炎の息が強化され、多少は実用性が出てきたが、これを目当てにするなら他の火炎の息使いを仲間にした方が良いだろう。
なお「火炎の息を覚えるのに【はげしいほのお】以上の炎ブレスを覚えられない」という特徴を持つのはアムール(とリメイク版の【今更四天王】の一角【おばけキャンドル】)だけであり、覚えるタイミングも断トツで遅い。
 
耐性面はメラ系、ヒャド系、吹雪に強耐性を持ち、ザキ・麻痺は無効。
メラ系に強耐性に持つ仲間モンスターは珍しいが、単体対象であるメラ系は狙われなければ耐性を発揮できないし、相手の判断力次第では狙われないようにすることも可能なのでありがたみは少ない。
青年時代後半の雑魚敵に使い手が多いギラ・炎系や終盤ボスが使うイオ系には弱耐性(15~20%軽減)止まりだが、イオ系はともかくギラ・炎系については耐性防具が充実している上、【フバーハ】でもカバーできるという見方もできる。
そもそも弱耐性でもないよりはあった方が確実に打たれ強くはなるので、決して侮れるものではない。
やけつく息やメラゾーマを使ってくる【ゲマ】は相性が良いので、道具をたくさん持たせて補助役として使うのであればそこそこの活躍はできる。
【みずのはごろも】【てつのたて】を装備し激しい炎も大幅に軽減できる状態にすれば、鉄壁の守りで最大限のサポートができるだろう。
愛着があれば、是非ともゲマ戦に連れていきたい。
 
ちなみに、【ジェリーマン】がコイツに変身すると、SFC版では敵の時と同じく完全2回行動になる。
といってもステータスも特技も大したことはないので、【エリミネーター】【キラーマシン】ほどのインパクトはない。しかも、ムチやブーメランを装備していても敵の時は単体攻撃になってしまう。
一応、2回目の行動のみ敵の行動をコピーするので強化攻撃や薬草を使うこともあるが、だからどうしたというレベルなので、変身されてもそれほど脅威ではないだろう。
 
【ドラゴンクエスト5のあるきかた】での紹介でも「獅子の姿は見かけ倒し」と書かれてしまったが、全くもってその通り。耐性はともかく、装備品と特技の貧弱さによって完全に不遇な扱いを受けており、実に悲しい...。

オープントレイ技を使用した場合

【オープントレイ技】を駆使すれば、【デモンズタワー】にいる固定エンカウントをスカウトして幼年時代での加入も可能。
この場合はちからの初期値の高さ+序盤から使える【ブーメラン】系の武器による全体攻撃、持ち前の耐性の高さによって中盤あたりまでほぼ無双状態で活躍できる。
……といってもアムール加入のためには主人公のレベルが23は必要なので、主人公や他の仲間たちがそこまで育っていれば結局アムールを使う意味が薄れてしまうのだが。
しかも同じ場所に同じ条件で、より仲間にしやすい【オークキング】もいるので……。
 
それでも他の仲間と同等の戦力として計算できる分だけ通常プレイよりは遥かにマシだといえるか。