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【デスタムーアVSダークドレアム】

Last-modified: 2019-11-01 (金) 21:43:57

DQ6 Edit

DQ6の裏ボス【ダークドレアム】を20ターン以内に倒すと発生するイベント。
ダークドレアムが【主人公】に代わって【デスタムーア】を倒してくれるのだが……その様子はもはや「戦い」とすら呼べぬ極めて一方的な「蹂躙」。
あまりに衝撃的かつツッコミ所満載な内容は、最早ギャグ漫画のごときハチャメチャぶり。
この一戦により、「時に魔王すら糧としてしまう」というダークドレアムの強さと、【グレイス王】の決断も完全には間違ってはいなかったことが証明される。
 
ダークドレアムが主人公の願いを聞き入れると一瞬にして【ムーアの城】の最深部にワープ。
突然現れた侵入者に狼狽えるデスタムーアを前に、ダークドレアムは彼の打倒を容易いと宣言。
しかもデスタムーアに背を向け、【ハッサン】仁王立ちのポーズを取りながら言う始末。
流石にデスタムーアも逆上し、ダークドレアムに戦いを仕掛けるのだが……。

VSデスタムーア第1形態 Edit

デスタムーアは【はげしく燃えさかる炎】【いてつく冷気】【イオナズン】に加え、主人公たちには使わない【かがやくいき】まで放つが、対するダークドレアムはこれら怒涛の攻撃を「ミス!まったくダメージをうけないっ!」と呆気なく一蹴。
 
激しく燃え盛る炎や凍てつく冷気は必中かつ【無属性規定ダメージ攻撃】を含んでいる。
つまりドラクエのシステム上、【アストロン】中でもない限りダメージを受けないということは絶対にあり得ないはずなのだ。
主人公たちと戦った時は【ひのいき】【メラ】ですら普通にダメージを受けていたダークドレアムが、デスタムーアの猛攻にダメージを受けない。
「戦闘システム」という概念すら無視する点からして、このイベントがいかに非常識なものかが分かるだろう。

のっけからプレイヤーの常識をぶち壊すダークドレアムだが、最も酷いのは凍てつく冷気への対処。

「なんと ダークドレアムは
 その れいきを うけとめ なげかえした!」

【呪文】でも【ブレス】でもない攻撃を跳ね返す。冷気って受け止めたり投げ返したりできるものだっけ……
そして投げ返された冷気はデスタムーアに直撃するが、この時のダメージもおかしい。

「デスタムーアに 578のダメージ!」

凍てつく冷気のダメージは通常130前後。それに対して、投げ返して与えたダメージは578。冷気を投げ返しただけでダメージが4.5倍にも増えている。
どういうことなの…
 
そしてダークドレアムは【ベギラゴン】のような通常攻撃を放ち、9999ダメージのもと第1形態を撃破する。
ベギラゴンではない証拠として、呪文の効果音が出ない点と「ダークドレアムのこうげき!」と通常攻撃のテキストで表示される点が挙げられる。
ちなみにDQシリーズでの9999ダメージは【テンションシステム】が実装されたDQ8以降でも滅多に見られず、ダメージインフレが進んで4桁ダメージが容易に出せるようになったDQ11でさえ容易ではない。
それを「通常攻撃」で与えてしまった(バイキルトをかけた描写もない)のだから、この時のダークドレアムの推定攻撃力は20124

参考までにデスタムーア第1形態の守備力は250、HPは2000。
第2形態は守備力300でHP3000、最終形態は守340のHP2500。左手2000、右手1700で計6200相当となる。
 
…まあ、こんなふざけた(推定)攻撃力の前では守備力が50だの90だの上がったごときでは何の影響もないだろう。なにせ90も上がってなお精々20数ダメージしか減らないので、あとの9900ダメージは小揺るぎもしない。
そりゃ「容易い」と言い切るわけだ。
 
プレイヤーの理解を軽く踏み越えている事態の雨嵐だが、これはまだまだ序の口。

VSデスタムーア第2形態 Edit

「お、おのれ…こざかしいヤツめっ!」と変身するやいなや突進するがもちろんビクともしない。【ルカナン】も効かない。
 
ならばと【しゃくねつ】で攻めるも、炎を吐いたのを見てからの【おいかぜ】で跳ね返されてしまう始末。
本来事前に発動させないと意味がないおいかぜを後出しで成功させるところにも、規格外ぶりが見て取れるだろう。
リアルタイム制のDQ10なら話は別だが、そのDQ10にしてもブレスは発動が早いので、見てからのおいかぜは困難なのである。
 
後出し追い風だけでも呆気に取られるが、それで表示されるダメージ値がまたもや酷い。

「デスタムーアに 753のダメージ!」

ちなみに灼熱の本来のダメージは160前後。やっぱり4.5倍もの威力になっている。
相手がブレスを吐いたのを見てから発動でき、しかも4.5倍の威力で跳ね返すなんて、とんでもないインチキ追い風である。
 
そしてデスタムーアは更にバイキルト、【スカラ】×2からの突進を仕掛けるが、ダークドレアムの放つ「凄まじいオーラ」とやらに弾かれて敗北。
 
相手の渾身の一撃ですらあっさり返り討ちにしてしまう気迫。それがどれほど凄まじいのかは以降まったくダメージ表示が出なくなる演出が物語る。
あのベギラゴンのような攻撃よりこの気迫の方が強いというのか……。
後に「凄まじいオーラ」はDQMSLにて特技として実装され、スカラは「無駄でスカラ」などとネタにされた。
 
なお「無駄でスカラ」は元々前作DQ5における守備力関係のメッセージバグが由来なのだが、仮にメタル系並みの守備力があったとしても結果は同じだったろう……。

VSデスタムーア第3形態 Edit

流石のデスタムーアも
「はあ…はぁ… もう許さぬぞ… ついにわしを怒らせたな……」
と怒りが頂点に達した様子で、最終形態に変身するやいなや【ひだりて】で掴みかかって締め付ける。
だがドレアムはあっさり振りほどき、同時に左手を粉砕。またもダメージの表示は無い。
戦闘開始時からのテキトーなダメージ値を見るに、スタッフもダメージ値を考えるのが面倒になったのだろうか。
 
その後も【あやしいひとみ】【ひばしら】を仕掛けるが、今更こんなものが効くわけがない。
「ダークドレアムは笑っている…」「ミス!ダークドレアムは全くダメージを受けないっ!」と呆気なく一蹴される。
 
そしてダークドレアムは、

「さて……
 おあそびは ここまでだな。
 そろそろ おわらせよう……。

との宣言のもと、怒濤の攻撃フルコースを繰り出す。
そのラインナップはイオナズン→【マヒャド】【ギガデイン】【ビッグバン】【マダンテ】【ジゴスパーク】
例によってすべて通常攻撃だが、デスタムーアすら恐れた伝説の呪文をもあっさり再現している辺り、さすがにドレアムも本気を出したのだろう。
なんだか1億ダメージくらいは行ってそうなこの猛攻の前に本体と【みぎて】は為す術なく粉砕されて戦闘終了。
 
ダメージの表示はもちろん、それどころか通常は戦闘勝利時に必ず表示されるはずの「デスタムーアを やっつけた!」の一文すら無い。
この時はシステム上ただの「こうげき」となっているが、連続攻撃という点で言えば後に彼の必殺技となる【魔神の絶技】だった可能性も……。
 
まさに「破壊と殺戮の神」の異名に偽りなしといったところか。

余談 Edit

このイベントのせいで「デスタムーアは大したことない」と思われがちなようだが、いざ戦ってみるとやっぱり手強いと感じるだろう。
というかデスタムーア撃破は歴代【ラスボス】の中でもかなり高難度の部類に入る。
 
そんな彼ですら規格外の相手の前では一矢報いることもできずフルボッコにされる……その光景には多くのプレイヤーが驚いたことだろう。
 
【ピサロ】と比べるとだいぶベクトルは異なるものの、考えてみればこれもある意味「哀しき悪役(可哀想なラスボス)」であり、5ch(旧2ch)で時々立てられる「哀しき3大悪役を再定義するスレ」ではたまにデスタムーアの名前が挙げられることも。
 
【堀井雄二】は「規定ターン以内に倒せたら【エスターク】が仲間になる」という都市伝説をネタに、一種のギャグとしてこのイベントを入れたらしい。
ドラクエの戦闘におけるルールをことごとく無視した展開になっているのも、ダメージ値があまりにもテキトーになっているのも、ギャグイベントであるがゆえか。
ギャグのダシにされてしまったデスタムーアが不憫でならない。
 
ちなみにこのイベントで敗れたデスタムーア、SFC版では「いったい どういうわけなんだ…」と、いきなり現れたダークドレアムにわけがわからないまま無惨に散っていったが、DS版では何故か通常の【エンディング】と同じにされてしまっており、SFC版をプレイした者にとっては違和感が拭えない結末となっている。
また、【ゼニスの城】【兵士】台詞が追加される。

なお、クリアフラグだけ保存して狭間の世界突入前にダークドレアムを20ターン以内に倒してもデュランを倒していなければこのイベントは起きない。
が、そのフラグさえ建てておけば狭間の世界突入前にこのイベントを起こすことも可能。
その為「会ったこともないクリムトらが話しかけてくる」「なんかファルシオンが天馬の手綱も取ってないのに飛んでいる」「仮に手綱を取っていたとしても何故か狭間の世界と現実世界を行き来できる」と話がゴチャゴチャになる。
せめて欲望の街クリアがこのイベントのフラグになっていればこの様なことは起こらなかったのかもしれない……
 
こちらはDS版で解消されたため矛盾や齟齬はなくなったが、そのメチャクチャぶりも楽しめなくなった。

DQ11 Edit

エンディングにおけるDQ6のシーンで流れる。公式から名誉ある3つの場面の1つに選ばれたわけだが、これもまた「エンディング」。
こんな時までネタにされるとはなんだか不憫ではあるが、それだけ強烈なインパクトを残したということなのだろう。