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【ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン】

Last-modified: 2019-05-20 (月) 19:13:42

・不思議のダンジョンシリーズ
トルネコ1 - トルネコ2 - トルネコ3 - 少年ヤンガス - 不思議のダンジョンMOBILE - もっと不思議のダンジョンMOBILE





概要 Edit

ドラクエシリーズにおける不思議のダンジョンシリーズ第4弾で、現在のところ家庭用ゲーム機における最終作。
発売日は2006年(平成18年)4月20日。対応機種はPlayStation2。翌年6月28日にアルティメットヒッツ版(廉価版)が発売されている。
 
トルネコシリーズ3部作で主人公を勤めた【トルネコ】に代わって、【ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君】に登場した【ヤンガス】が主人公である。
今作は【キャビア】が開発を担当しており、【チュンソフト】は直接関わっていない。
DQ8で採用されたトゥーンレンダリングが今作にも使われており、トルネコ3とは一味違った世界を楽しめる。
本作の舞台は壷の中に存在する世界【ポッタルランド】
住民は【ポッタル族】と呼ばれ、頭に植物が生えていたり、話の語尾に「ポ」が付くなどの特徴がある。
この村に存在する、伝説の大盗賊【カンダタ】の数多くのお宝が眠っているとされるカンダタ遺跡が主な冒険の舞台。
 
トルネコシリーズではトルネコのテーマ曲【武器商人トルネコ】を様々な形に編曲していたが、本作ではDQ8のイベントシーン等で使われた【そうだあの時は…】が同じように多様な楽曲へとアレンジされて使われている。【すぎやまこういち】によれば、この曲は【主人公】とヤンガスとの出会いの回想シーンで使われていた事から、ある種ヤンガスのテーマ曲として捉えたとのことである。
効果音はPS2版DQ5からの流用が多い。
 
ムービーに表示される字幕(ナレーションや各キャラクターの台詞)は、全て声優の八奈見乗児が読み上げる。
ちなみに八奈見は、DQ作品においてはかつてCDシアター版DQ4の【ブライ】を担当していた。

ストーリー Edit

10歳を過ぎたばかりのヤンガスは盗賊団「ヤングライオン団」の頭領【ヤンパー】を父親に持つ少年。
伝説の大盗賊カンダタに憧れを抱くものの、なかなか盗賊団の仕事には連れて行ってもらえず留守番をする毎日。
そんなある日、ヤンパーが持ち帰ってきたのは「カンダタが残した」という不思議な壷。
その壷のことが気になったヤンガスは盗賊達がいなくなった隙に、ヤンパーの言いつけを破って勝手に壷を開けてしまう。
すると壷から不思議な光があふれ出し…。

主要登場人物 Edit

  • 【ヤンガス】…本作の主人公。伝説の大盗賊を夢見る少年。本作での彼は幼少期10歳過ぎの頃の姿である。
  • 【ゲルダ】…DQ8にも登場した本作のヒロイン。ヤンガスと同じく盗賊を目指している少女。元気で短気、そしてツンデレ。
  • 【トルネコ】…ご存じトルネコシリーズの主人公。本作では数多くの不思議のダンジョンを制覇した「不思議のダンジョンマスター」として登場。
  • 【ポッピ】…ポッタル族の少年。ダンジョンから帰ってこない父を探すため、ヤンガスに協力を求める。ちょっと怖がりなところも。
  • 【モリー】…DQ8にも登場した熱血オヤジ。本作の重要システム「仲間モンスター」・「配合」に関わる重要な存在。

主な新システムと変更点 Edit

本作は開発にチュンソフトが直接関わっていないので、トルネコシリーズと比べ新システム・変更点が多数存在する。
同じドラクエシリーズの不思議のダンジョンの体裁をした別系列のゲームとして考えた方がいいのかもしれない。
トルネコ3が難しすぎると言う意見が多かったため、トルネコ3に比べて難易度はやや低くなっている。だが難しくなっている部分もある。

  • レベル継続制の一部廃止
    ヤンガスはポッタルランドに戻るたびにレベルが1に戻ってしまう。
    トルネコ2までのシステムに戻ったと言える(ただし、直接ダンジョンを移動した際はレベル継続)。
    一方、後述する【仲間モンスター】はレベル継続制である。
  • 大半のダンジョンが直接繋がっている
    ごく一部のダンジョンを除き、前述の通りヤンガスの冒険の舞台はカンダタ遺跡。
    遺跡は蟻の巣のように数多くのダンジョンから成り立っていて、あるダンジョンのフロアに別のダンジョンの入り口がある場合が多い。
  • 乱数の見直し
    トルネコシリーズで指摘されていた乱数偏差の大きさに伴うバランスの悪さが修正されている。
    具体的にはダメージ計算時の乱数が廃止されたため、同じ条件下ではダメージ量は常に一定。そのためダメージを計算し易くなった。
  • 能力値の変更
    トルネコシリーズのちからに加えて、守り(受けるダメージに関係する)・回避(回避率に関係する)、運のよさ(後述の会心の一撃率に関係する)のステータスが新たに登場した。上限は基本的にどれも99である。
  • 痛恨の一撃の仕様変更
    トルネコシリーズは特定条件下でしか【痛恨の一撃】が出せなかった。
    しかし今作では常時攻撃時に痛恨の一撃が出る可能性がある。確率は運のよさに関係する。
    【スライム】ですら痛恨の一撃を繰り出してくる上、発生確率もやや高めの為、常にHPに余裕を持たなければ痛恨→死亡が起こる可能性があるので注意。
  • おなか(満腹度)の仕様変更
    トルネコシリーズでは10歩で1%減少していたが、今作では20歩で1%減少する。
  • 未識別アイテムの拡大
    トルネコシリーズでは、【武器】の名称は識別済みだったが、今作では名称も未識別になっている。
    【はぐれメタルの剣】など呪われていてもある程度役立つアイテムなら安心して装備できたが本作では呪われた【こんぼう】など最悪な物を装備してしまうこともある。
  • 配合システム導入
    トルネコ3で初登場の仲間モンスターシステムがアイテム【モリーの壷】を使う事で本作でも採用された。
    それに加えて、モンスターズシリーズの配合システムも導入されている。
    これにより、ある程度自分のお気に入りのモンスターをカスタマイズして冒険に連れて行ったりすることも出来る。
    配合でしか入手できないモンスターも存在する。
    【配合】の項も参照。
  • モンスターと合体
    「がったいしようぜ」の命令を出すとそのモンスターと合体することができる。
    合体することでモンスターの能力が使えたり、普段行くことのできない地形に行くことができたりする。
    【がったいしようぜ】の項も参照。
  • モンスター構成
    本編最新作のDQ8から多数のモンスターが登場している。
    そのためタイプの被るドラクエ1からドラクエ6までの旧作モンスターを中心にモンスターが削除変更されている(【エビルポット】→リンリン系、【きとうし】系→【なぞの神官】系など)。
    基本的にトルネコ3で凶悪とされたモンスターは軒並み削除、登場できても大幅に弱体化したものが多い(【マドハンド】系など)。だが【ダースドラゴン】は炎のダメージが上昇し敵の時に限り更に凶悪化。
    これまで日の目を見ることのなかった色違いマイナーモンスターも一部登場(【メイジドラキー】【マクロベータ】など)。
  • 通路時の視野
    その通路を初めて通過する場合に限り、周囲2マスまでしか見えない(一部のダンジョン除く)。
  • 秘密の通路
    寄り道的なダンジョンの秘密の通路が新たに登場する。詳しくは【秘密の通路】の項参照。
  • 一部状態異常の仕様変更
    【混乱】状態時に飛び道具も狙った方向に打てなくなり、【眠り】がトルネコシリーズの金縛りに近い仕様に変更。
    おかげで混乱状態にしてくる敵が大幅に手強くなった上、眠らせても短時間の足止めにしかならず【満腹度】を削ってためてからの攻撃でもしなければ一方的に倒せない。
    代わりに【マヒ】が新たに登場し、トルネコシリーズの眠りとほぼ同じ状態異常となっている。
  • 罠の仕様が変更
    所持品が呪われる【呪いのワナ】【パン】【巻物】が濡れてしまう【どしゃぶりのワナ】など。
    また敵が落としたアイテムで罠が起動するようになったのでモンスター化の罠などの上で敵を倒してしまうと最悪である。
  • 新たな装備品「お守り」が登場
    基本的な性能はトルネコシリーズにおける【指輪】に近い。
  • 指輪の合成廃止
    ハラヘラズと透視が似たような効果を持つ【お守り】に移動したのもあって例え両方を持っていても満腹度を減らしながら歩くか通路で先制される危険を伴いながら歩くかの二択を迫られる。
  • 呪い・祝福状態になるアイテムの種類の拡大
    トルネコ3と違い、【壷】やパンなども祝福、【呪い】状態になるようになった。
    せっかく手に入れたパンが呪われて餓死ということもあり得る為、油断できない。
  • 仲間モンスターの仕様変更
    命令を変える時に隣接してなくてもいいが代わりにターン数を消耗するように。
    おかげで操作キャラと仲間の両方が瀕死かつ敵から攻撃を喰らう状況になれば仲間を見捨てて後方に下がらざるを得ない。加えて能力を使うとつかれが溜まり、溜まりきると勝手に壺に戻る為、前作で有能だった【ホイミスライム】やダースドラゴンが役立たずに成り下がった(というかつかれが溜まりやすい能力があるモンスターほど役立たずと言っても過言ではない)。
    おまけに特技は大抵演出が長く、疲労が溜まるたびに「疲れてきた」「限界ギリギリだ」などとメッセージを表示して快適なプレイを阻害してくる。
    極め付けとばかりに仲間が壺の外にいる状態で敵を倒すとヤンガスへの経験値が下がるのでダンジョンの序盤など稼ぎたい時では仲間全員を壺にぶち込む必要がある(もっとも、仲間モンスターに戦闘を任せるならヤンガスのレベルなどどうでもいいのだが)。
  • モンスターブック
    ストーリーを進めると入手可能。モンスター毎の配合や【特技】特性などが記録される。
    この欄をコンプリートする楽しみもある。