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【ドラゴンクエストシリーズ】

Last-modified: 2019-08-08 (木) 08:34:19

解説 Edit

1986年5月27日に発売された【ドラゴンクエスト】を第1作とするビデオゲームシリーズ。日本において国民的ロールプレイングゲーム(RPG)として広く知られている。略称は「ドラクエ」【DQ】
基本的にCEROはAである。
発売しているのは主に【エニックス】(2003年4月1日からは【スクウェア・エニックス】)。
開発はDQ8まで【チュンソフト】【レベルファイブ】など外部ソフトハウスが担当していたが、DQ9からスクエニ本体も開発に関わりDQ10では初めてスクエニ内部での開発となった。
2019年2月現在、外伝も含めた関連ゲームの世界総売上/ダウンロード数は約7,800万本。また2018年の日本の支出喚起力ランキングでは本シリーズが6位にランクインし、経済効果は149億円。
 
1980年代半ばのファミリーコンピュータブームの最中、【堀井雄二】がRPGの面白さをファミコンのユーザに知ってもらいたいという意図でドラゴンクエストを開発。
キャラクターと【モンスター】のデザインには漫画家の【鳥山明】、そして【BGM】の作曲は最終的に作曲家の【すぎやまこういち】が担当し、1986年5月に第1作が発売された。
その後この豪華メンバー3人を主要スタッフとして続編が発売。口コミなどで人気は徐々に高まり、翌年にDQ2、さらに翌年にはDQ3が発売され、マスコミでも大きく取り上げられるほどの大行列ができるなど社会現象にまで発展した。
DQ3の発売後はエニックス自身の手によって書籍やグッズも発売されていった。
ファミコンでDQ4までを出した後、DQ5DQ6は次世代機のスーパーファミコンで発売。
ナンバリングタイトルは最も普及しているハード向けに出す方針を取っており、DQ7はソニー機に進出しPlayStationで、続いてDQ8はPlayStation2で発売。ゲーム市場が携帯機中心の時代になるとDQ9をニンテンドーDSで発売した。
2010年代にはオンラインRPGであるDQ10がWiiなどでサービスを開始、30周年を過ぎた2017年には幅広い層をターゲットにDQ11をPlayStation4とニンテンドー3DSで同時発売した。
 
これらのナンバリング作の開発と並行して、モンスターズシリーズや不思議なダンジョンシリーズ、アーケードでのバトルロードシリーズなどの様々な外伝作品により、既存のDQファン以外に新たな世代を取り込むことも常に欠かさず行っている。
また携帯電話やスマートフォンにもリメイク版や関連アプリを展開している。

特徴 Edit

DQシリーズでは、従来のRPGにマンガやアニメのような要素をゲーム内にプラスして、バラエティーに富んだ人物のセリフを楽しめるようになっており、今日のJRPGの礎を作り上げた。
特にこれに代表されるような攻略に必須でない寄り道的なセリフも多く、これらはファンから「堀井節」と通称されている。
また、堀井雄二は常にユーザーの視点に立ったゲーム作りを心がけ、マニュアルを見なくてもゲームの操作に慣れていけるような仕組みを取り入れている。
新作には毎回新しい面白さを盛り込んで制作している。それは文章3行で説明できるような、シンプルな面白さとされる。
これまでに出た各作品の主な特徴は以下のようになっている。

作品特徴主な新システム
DQ1RPGの面白さを学べるコマンド選択式のUI、経験値とレベル
DQ23人パーティを組んで冒険できるパーティ、船、旅の扉
DQ3アレフガルドの謎が明かされるルイーダの酒場、転職、昼と夜、空飛ぶ乗り物
DQ4章ごとに主人公が異なるオムニバスAI戦闘、スタンバイ(馬車)、カジノ、ちいさなメダル
DQ5親子三代にわたる物語便利ボタン、仲間モンスター、裏ダンジョン
DQ62つの世界を行き来する特技の本格導入、熟練度、ふくろ、かっこよさ
DQ7マップ(石版)を集めて大陸を増やす視点回転、仲間会話、職歴、移民の町
DQ8広大な3D世界を探索できるスキル、テンション、アイテム合成、スカウト
DQ9他人と繋がって冒険を楽しめるマルチプレイ、必殺技、クエスト、宝の地図
DQ10オンライン(一人でも遊べる)職人システム、ハウジング、魔法の迷宮、その他多数
DQ11勇者の物語に原点回帰、シリーズの集大成ゾーンとれんけい、キャンプ、モンスター乗り物

 
DQシリーズはプレイヤー自身が主人公となって「冒険を体験する」ことをコンセプトとしており、外伝のヒーローズシリーズなど一部例外を除き基本的に【主人公】には台詞が設定されていない。
行動の自由度は比較的高く、結婚相手をプレイヤーが自由に選べるシナリオを導入したり、二重構造の世界・石版システム・フィールド宝箱・宝の地図などプレイヤーが探索や発見を楽しめるような仕組みを用意している。
DQ6やDQ8、PS4版DQ11のようにグラフィックに重点を置いた作品もあるものの、DQ7やDQ9、3DS版DQ11のようにグラフィックは二の次で、コレクションやコミュニケーションなどの「楽しさ」「面白さ」を重視した作りになった作品が多いのも特徴。
 
また、鳥山明の描いた愛嬌のある【モンスター】たちも特徴のひとつで、DQ4の【ホイミン】を皮切りに、モンスターを一緒に戦わせたりコレクションしたりといったシステムを積極的に導入して人気を得ており、モンスターのぬいぐるみやフィギュアといったグッズや、モンスターと名のつく外伝作品の登場にも繋がっている。

世界観 Edit

ドラゴンクエストシリーズの世界観は、プレイヤーが馴染んでいる現代の社会ではなく、いわゆる「剣と魔法」の登場する、中世をイメージしたファンタジー世界とされている。
この世界観について、堀井は『ドラゴンクエスト パーフェクトコレクション1993』のインタビュー記事で

例えば時代設定を現代にして人間相手に戦うと殺伐としちゃうし、それよりはファンタジーっぽい方が、あったかみがでるんじゃないかと。「超能力」より「魔法」、「鉄砲」より「剣」の方が生身っぽくて、あたたかいのではと考えたんです。
(中略)

ドラクエはいちおうファンタジーっていう中世っぽい時代設定をとっているんですけど、結構日本人向けで、やっていることは人情話っていうか、日常なんですよ。そのへんが親近感を持ってもらえる理由じゃないですか。逆に向こうの本当のファンタジーものみたいにビンビンにファンタジーじゃない。お城に住んでいる王様にしても、とぼけたりする人が多いですからね。

と語っている。
 
DQ1~DQ3は【ロトシリーズ】、DQ4~DQ6は【天空シリーズ】と呼ばれ、それぞれ同一世界の中でそれぞれ異なる時代を扱っている。
一方DQ7以降は基本的に各作品が独立した世界でのストーリーである。DQ9とDQ10は元来「列車三部作」として計画されていたものの中止となり、その名残としてこの2作を同一世界とする見解や説(非公式に「箱舟シリーズ」とも)が存在する。
 
ただし、DQ8においては他作品の世界は異次元の世界として存在していることが示唆されている(【レティス】を参照)。またDQ8・DQ9・DQ10ではそれぞれ、他作品の世界からキャラクターが入り込んできたりしており(例:【バトルロード格闘場】【リッカの宿屋】【魔法の迷宮】)、DQ7にも一応繋がりを匂わせるような要素はある。
DQ11では真エンディングがロトシリーズとの繋がりを思わせる演出となっている。
したがって、それぞれの世界は完全に独立しているわけではないことが窺える。
【ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城】を皮切りとするヒーローズシリーズでも、過去作のキャラクターが異世界のヒーローとして集結し、世界を救う物語となっている。
 
また、【ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ】によって、「異なる歴史を歩んだ同一世界」という形のパラレルワールドも存在することが明らかになった。
これまでDQシリーズにはそういった概念がなかったことから、例えば「DQ3→DQ1→DQ2→キャラバンハート」といった一直線の歴史の流れが確定的なものとして語られることが多かったが、こうした流れも確かなものではなくなってきた。
例として、ロトシリーズの歴史を図示すると、下記のような複雑な流れが考えられる。(ゲーム作品のみ対象)

DQ11
DQ3
DQ2≒←DQ1≒←DQB←DQ1→DQ2→

DQMCH

DQMCH

 
複雑なパラレルワールドの関係に変化しつつあると言える。

対応ハード早見表 Edit

ハードに応じた内容の違いは、各タイトルの項目を参照。
 
MSX/MSX2、PCは省略
 :オリジナル版
●:ハード互換によりプレイ可能
△:サービス終了によりプレイ不可
※:GB版DQ3はカラー専用、スマホ版DQ10はdocomoのAndroid機のみ


据置機携帯機




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海外展開 Edit

日本国外ではまず、北米地域で1989年から1992年にかけて【DRAGON WARRIOR】と改題の上でDQ1からDQ4までがファミコンの海外版であるNESで発売された(販売は任天堂が担当)。その後海外展開は途絶えていたが2000年に再開され、GBやPSの作品群が北米で発売されるようになる。
DQ8からは【DRAGON QUEST】のタイトルに統一され、北米以外の地域にも展開されている。
 
アジアでは中国・台湾で【勇者闘悪龍】というタイトルで展開され、韓国でもスマホ版ナンバリングやDQ11(PS4版)が配信・発売されている。
 
タイトルナンバーは原則として日本語版と統一されているため、DW7発売後はDS天空シリーズの発売まで5・6が欠番となっていたことがあり、現在でも欧米圏では10が欠番状態となっている。

歴史 Edit

この年表では、主に以下の出来事を扱う。発売作品については作品@発売年別検索も参照。

  • ナンバリングタイトルの開発開始・製作発表・発売
  • 各ナンバリングタイトルの最初のリメイク
  • 外伝シリーズの第一作の発売
  • その他、DQシリーズにまつわる初の出来事や受賞・記念イベント・重大ニュースなど

1985年

  • 11月:DQ1製作開始

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1995年

1996年

1997年

  • 1/14:DQ7公式発表・制作開始

1998年

1999年(発売作品

  • この頃から、リメイク作品や外伝の続編・移植作品などが頻繁に発売されるようになる。年表に記した以外の作品については「発売作品」のリンク先を参照
  • 9/23:GB版DQ1・2でナンバリングタイトルが携帯機初進出

2000年(発売作品

2001年(発売作品

  • 6/10:DQM2の公式対戦大会初開催
  • 11/16:DQシリーズ【公式サイト】を開設
  • 11/22:DQ4リメイク版発売
  • 12/5:シリーズ15周年記念として『ゲーム音源大全集』発売
  • (年末):DQ8制作開始

2002年(発売作品

  • 11/29:DQ8公式発表

2003年(発売作品

2004年(発売作品

2005年(発売作品

  • (年内):DQ9制作開始
  • 11/15:北米版DQ8発売。海外でも "DRAGON QUEST" の商標を使用開始

2006年(発売作品

  • シリーズ20周年記念
    • 11/28:復刻版ボードゲーム「ドラゴンクエスト ダンジョンR」発売
    • 12/12:新作発表会。DQ9公式発表
    • 12/19:公式サイト上で記念スクリーンセーバー配布
  • 12/28:ジョーカーシリーズ第1弾【ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー】発売

2007年(発売作品

2008年(発売作品

  • 12/10:DQ10対応機種発表(※制作は2004年のDQ8発売以前から進行)

2009年(発売作品

2010年(発売作品

  • 1/28:六本木に【LUIDA'S BAR】開業
  • 1/28:DQ6リメイク版発売
  • 5/20:DQ9のすれちがい通信がギネス世界記録に認定
  • 7/23:DQシリーズ公式Twitterアカウント(@DQ_PR)開設

2011年(発売作品

2012年(発売作品

2013年(発売作品

2014年(発売作品

  • 6月:本シリーズが「最も長く続いている日本のRPG」としてギネス世界記録に認定
  • 8/2:「ドラゴンクエスト夏祭り」を初開催

2015年(発売作品

2016年(発売作品

2017年(発売作品

2018年(発売作品

  • 3/31:ガラケー向けサービス全面終了
  • 4/27:VR ZONE SHINJUKUにて【ドラゴンクエストVR】?稼働開始
  • 5/26:DQ1の発売日である「5月27日」が日本記念日協会から「ドラゴンクエストの日」と認定される
  • 11/6:モンスターズシリーズ20周年で記念番組を放送