アイルーたちがパズル祭りで大騒ぎ!
モンハンシリーズの外伝作品『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村(G)』のスピンオフ作品。
PSP専用ソフトとして、2012年7月19日に発売。
目次
概要
- モンハンシリーズ初のパズルゲーム。
シリーズとしては異質な「外伝の外伝」、つまり「スピンオフのスピンオフ」作品である。
- 発表された2012年4月26日時点では、MHP3のbest版やDL版と同額の税込2,990円であり、
通常版でこの値段はかなりのお買い得であったのだが、
2013年の冬あたりで1,810円+税(5%なら税込ちょうど1,900円となる)に下がっている。
内容
- 内容は、最近寂れてきたアイルー村を、「パズル祭」により再興しようというものである
(なお、これは長老がいつもの思い付きで発案している)。
優勝賞品として「好きな望みを一つ叶える」というものが用意されており、
参加住民はそれぞれの野望を叶えるために、パズル祭に参加することになる。
一回の祭で、予選2回・本戦2回・準決勝戦・決勝戦・真決勝戦を勝ち切ればクリア。
合間に、モンスターが乱入してくることがあり、ジンオウガ・イャンクック・ヤオザミを
なんとパズルで撃退する。- ハンターですら手こずるモンスターを、パズルで撃退するとは、何とも恐ろしいアイルー達である。
- 最初に自身の分身となるマイアイルーを作成することになる
(会話内容から、どうやら本編のアイルー村のマイアイルーとは別個体のようである)。
最初は、このマイアイルーしか使用できないが、ストーリーモードで、
他の住民を撃破するとその住民を自キャラとして使用できるようになる。
優勝時のエンディングは、各住民毎に用意されているので、
新しい住民が使用可能になったら、ストーリーモードで使ってみよう
(ただし、モンスターと長老はストーリーモードでは使用不可)。
ルール
- いわゆる落ちものパズル。
上から落ちてくるブロックピース「ジェム」を、同じ色の爆弾ジェムで消していく、というもの。
- ここで「ん?」と引っ掛かった人は相当のカプコン通。
実はこのゲーム、かつてカプコンが発売したパズルゲーム
『スーパーパズルファイターIIX(以下、スパズル)』のリメイク作品なのである。- 世界観に合わせてジェムの名前が「クラッシュジェム→爆弾ジェム」「カウンタージェム→どんぐりジェム」
「レインボージェム→虹色たまごジェム」と変わっていることを除けば、
ルールはほぼそのままである。 - 大きな変更点として、キャラクターごとにジェムを消してゲージをためることで
使用することができる「必殺技」が追加されている。- 自分の次の落下ジェムを変えたり、フィールドのジェムを変えたり、
相手の操作や視覚を妨害するといったことができる。 - なお、スパズルでもWindows版に限り、ゲージをためることで
「落下中のジェムをクラッシュジェムに変える」効果を使用できるという
本作の必殺技に近いシステムが搭載されていた。
- 自分の次の落下ジェムを変えたり、フィールドのジェムを変えたり、
- 世界観に合わせてジェムの名前が「クラッシュジェム→爆弾ジェム」「カウンタージェム→どんぐりジェム」
- キャラバランスはお世辞にも良いとは言えない。
- もともとスパズルの時点でカウンタージェムの落下パターンによる格差が大きかったが、
本作でもあまり改善はされていない。どころか、むしろ悪化さえしている。
ここに必殺技の性能による格差まで加わり、実力でキャラ差を覆すのは極めて困難。 - 特に凶悪なのが隠しボスの長老。
1色ずつの斜め配置という落下パターンの強力さ(スパズルのラスボスである豪鬼と同じ)に加え、
自分に蓄積されているどんぐりジェムをそのまま相手に送り返す凶悪な必殺技まで持ち、
ルールを把握しているプレイヤーが使えば手が付けられない。 - メインで使用するマイアイルーも、落下パターンが強い部類に入るうえ、
着替えで必殺技をカスタマイズできるため、これまた強力。
まあ「弱くてクリアが困難」よりははるかにありがたいが。 - 一応、スパズルのダンレベルのどうしようもない弱キャラがいないのは評価できるか。
- ちなみにそのダンは、カウンタージェムの落下パターンが赤一色という最悪なもの。
カウンタージェムが妨害どころか巨大パワージェムを生み出す利敵行為にしかならず、
勝つためには一撃必殺しかありえないというどうしようもない性能であった。
- ちなみにそのダンは、カウンタージェムの落下パターンが赤一色という最悪なもの。
- うまく組み合わせれば「落下パターンは強いが必殺技は弱い」
「必殺技は強いが落下パターンが弱い」というようにバランスが取れただけに、
この点については惜しまれるところである。
- もともとスパズルの時点でカウンタージェムの落下パターンによる格差が大きかったが、
余談
- なお、本パスルで使用されているジェムは、アイルー村で最近採掘された
新種の鉱石という扱いになっている。
いつの日か、本編に登場して、武具の素材になる日が来る…かもしれない。
- また、本パズル固有の素材(?)として「ダイオウゴキブリ」という虫が名前だけ登場する。
情報屋曰く「G級のG」。とある村人のEDで大発生し、村中の女の子が消えてしまった。
いつの日か、本編には登場して…ほしくない素材である。
- 本家はおろか派生作品でも基本皆勤であったリオレウスも、この作品だけは登場していない。
また、アイルー村シリーズではアイルーも主人公および仲間のキャラクターであるため敵のモンスター扱いはされない。
よってモンスターという分類のみで見るならモンハンシリーズには皆勤賞がいないことになる。
関連項目
シリーズ/モンハン日記 ぽかぽかアイルー村
シリーズ/Monster Hunter Puzzles - モンハンパズルゲームの後継作(海外向け)