MHP2Gで登場した狩猟笛。
ランゴスタを始めとした虫の素材を使って作られる、ソニックビードロー系の最終強化形態。
目次
概要
- 作成直後のソニックビードロー時点では殴打部が花や虫の羽のように広がった独特な形状をしている。ちょっとピスタチオっぽい。
元ネタの楽器ビードロを思わせる黄色・緑・青のカラーグラデーションが美しい武器である。
- 強化を重ねてロイヤルビードローや女王笛ランゴスタという名前になると、
枝を模した柄に花びらのような薄いランゴスタの羽が幾重にも重なる美しいデザインに変わる。
カラーグラデーションも変わらず美しく、ランプや蓄音機のような洒落た印象に。
- 3シリーズではランゴスタが登場しなかったためセロヴィシリーズに虫笛の立場を譲っていたが、
MH4Gで女王笛のみが復活し、ランゴスタも復活したMHXではソニックビードローが復活、
MHXXでようやくソニックビードローと女王笛が同時に登場し、セロヴィシリーズとも共演を果たした。
性能
MHP2G
- ランゴスタとカンタロスの素材を中心にソニックビードローの強化で作られるが、
G級のロイヤルビードローから突然氷属性とスロット1つを得る。
ロイヤルビードローは一発生産もできるがその場合女王虫の冠殻を3個使うため、女王の討伐が必要になる。
- MHP2Gに登場する氷属性笛の中では崩笛イコカムルバスに次ぐ威力を持ち、
農場での採集をサボらなければG級に上がってすぐ手軽に作れ、
斬れ味が素で紫ゲージを持つので攻撃力数値以上のダメージを期待できる。
音色は紫緑黄と特徴的な組み合わせで
回復を中心とした演奏効果を持つ、と目立たないながらもG級攻略に役に立つ笛である。
貴重な『精霊王の加護』の演奏ができるのも魅力。味方を徹底的に守るならコレ。 前述の通り氷属性を持つ狩猟笛であるが、不思議な事に強化元のソニックビードローを含め、
最終強化のこの女王笛ランゴスタまでに一つも氷系統の素材を使わない。
雪獅子やクシャルダオラの素材どころか一欠片の氷結晶も使用しないのである。
その分使用するのは、ランゴスタとカンタロスの羽やクリスタルなどの鉱石ばかり。
これも工房の実力というものなのだろうか…
モンスター素材ばかりを必要とするのに見た目は金属で、しかも毒属性を持つ大剣もあるが、それはそれで。- ただ、他にもMHFではランゴスタ素材を用いた氷属性太刀が存在する。
強化に氷属性関連の素材は用いるが、生産には使用しないため、
やはりランゴスタ素材には氷属性が秘められているのかもしれない。
- ただ、他にもMHFではランゴスタ素材を用いた氷属性太刀が存在する。
MH4G
- MH3でランゴスタ共々暇を貰ってから長らく出番がなかった当武器だが、
MH4Gで素材元であるランゴスタを差し置いて堂々の復活を果たした。
- なお、今作では属性が氷から麻痺に変わっているが、
素で紫ゲージを持っているという点はMHP2Gの頃と変わらない。
ただしスロットはなくなってしまっている。
- 若干強化された攻撃力1300に属性値が350、そして前述した通り素で紫ゲージと、
麻痺武器として見ればかなり高水準な武器。
- 音色は紫緑空に変わっており使える旋律が様変わりしている。
体力回復【小・大】に耐雪&耐泥、そして聴覚保護【大】と、
これはこれで中々サポート力の高い旋律が揃っている。- ちなみに、MHP2G時代のビードロー系の旋律は、
(多少の差異はあるが)今作では同じ虫笛であるマギアチャーム系の笛が吹くことができる。
しかもあちらは当時のビードローと同じ氷属性武器。
更に言うなら、今作のビードロー系の旋律は、
MHP3時代のマギアチャームが吹くことができたものと全く同じだったりする。
単なる偶然なのか、それとも意図的に設定されたものだったりするのか、真実はカプコンのみぞ知る。
- ちなみに、MHP2G時代のビードロー系の旋律は、
- また本作では発掘装備として、
ロイヤルビードローのさらに前段階であるソニックビードローも登場していたりする。
こちらは発掘武器の仕様上、カラーバリエーションがいろいろとあるのだが、
元々のデザインの良さもあってどんな色でも見た目が非常に美しい。
発掘狩猟笛の中では人気の高い武器となっている。
MHX(X)
- MHXではランゴスタが復活したものの、生産できたのはソニックビードローで
最終強化でもクイーンビードロー止まりであった。最後までピスタチオのままである。 - MHXXではクイーンランゴスタこそ復活しなかったもののクイーンビードローから
ロイヤルビードローへと派生できるようになった。
また、今回は女王笛ランゴスタからさらに1段階上の強化として女王笛ランゴスタII世と
クイーンビードローの究極強化としてモナークビードローも登場している。
モナーク(Monarch)は英語で君主を意味すると共に、蝶の一種であるオオカバマダラの英名でもある。
- それぞれの究極強化の性能は
武器名 攻撃力 会心率 属性値 斬れ味
(匠無効)音色 スロット モナークビードロー 300 +20% 無属性 紫10 紫緑黄 --- 女王笛ランゴスタII世 280 0% 麻痺30 紫20 紫緑空 --- - モナークビードローは攻撃力強化や聴覚保護などの人気の高い旋律は使えず、
攻撃面を見ても他に優秀な笛はたくさんある。
強いていうなら、獰猛化素材を使わずに究極強化できるというのを活かして、
他の武器を究極強化するまでのつなぎとして運用するぐらいだろうか。 - 一方の女王笛ランゴスタII世はMH4Gとほとんど同じ性能になっており、
麻痺笛として必要十分な性能を持っている。
ライバルはやはり攻撃力強化の旋律を持つパラミティコールだが、聴覚保護が使える点はどちらも同じであり、
重音色やアニマートハイ、強演奏攻撃などによって体力回復【大】の旋律を活かしやすくなっているため、
こちらを使うのも悪い選択ではない。- ちなみにMHXXのG級ではランゴスタ・カンタロスのクエストがないため、斬羽を集めるのは少々骨が折れる。
ふらっとハンターやサブタゲなどを利用しよう。
- ちなみにMHXXのG級ではランゴスタ・カンタロスのクエストがないため、斬羽を集めるのは少々骨が折れる。
MHWorld
- ランゴスタと共に続投。ボーンホルンからの派生でソニックビードロー…
ではなくソニックホルンというそっくりさんに強化できる。
ソニックホルンの形状はソニックビードローとほとんど同じなのだが、
柄部分はランゴスタの黄色と赤紫の甲殻、殴打部分は茶褐色の羽をほぼそのまま使った地味なカラーリングになった。
ビードロー時代のキラキラ感がなくなり、いかにも虫の武器という印象なので好みが分かれるかもしれない。
- その後、ロイヤルビードローを経て最終強化の女王笛ランゴスタとなる。
性能は- 低い攻撃力672
- 斬れ味は素で白30
- 高めの麻痺属性300
- 会心率0%
- スロットはレベル1が2つ
- 音色は紫青黄
- レア度7
- 攻撃力UP旋律を持たず火力面は物足りないものの、
スタミナ消費軽減・風圧完全無効・防御力UPなど補助・防御寄りの旋律を奏でることが可能。
風圧完全無効が吹ける為、装備の選択肢の少ない攻略段階ではクシャルダオラ戦で活躍してくれるだろう。
- 今作では音爆弾の入手手段がやや少なくなったこともあって、
音に弱いモンスターとの戦いで気軽に高周波を使えるのもありがたい。
ディアブロスくらいしかいないとか言ってはいけない
しかし、逆に言えば角竜との戦いに担ぐには最適任に近い笛でもある。
今作のディアブロスは怒り状態でも高周波効果で引きずり出すことが可能になったため、
相手の機嫌次第ではあるが
潜行を開始>高周波演奏で引きずり出す>麻痺による拘束>スタン…
と、ソロプレイならまさにずっと俺のターン状態に持ち込むことも可能。
元々麻痺属性の通りが良いことも好相性である。
マルチプレイではスタンと麻痺の耐性が上がってしまうが、
音爆効果はそういった制限がなく何度でも拘束可能。
メンバー全員でフルボッコにする機会を生み出せるため、強力な笛であることに変わりはない。
MHW:I
- マスターランク序盤で女王笛ランゴスタ改に強化できるのだが
ここでいきなり攻撃力が1008に急上昇。
さらにスロットの内1つがLv4になるという超強化を施される。
強化に必要な素材も虫素材と霊脈の結晶だけでよく入手難易度が低いのもうれしい。
ストーリー序盤に強化しておけばその後の狩猟を
有利に進めるのに役立ってくれるだろう。 - 最終強化時期が早い点でも優れており、オドガロン亜種の素材を使うことで
女王笛ランゴスタII世に襲名。その性能は、- 平均的な攻撃力1092
- 斬れ味は素で白50。匠3から紫ゲージ。
- 麻痺属性420
- 会心率0%
- スロットはLv4とLv1
- レア度11
- アイスボーンのストーリーではベリオロス、凍て刺すレイギエナ、そしてイヴェルカーナと
強力な氷属性使いが立ちふさがるのだが、ここでこの笛の音色が生きてくる。- スタミナ消費軽減で氷属性やられを緩和
- 防御力UPでマスターランクの高攻撃力に耐える
- 前作ではほぼ空気だった氷属性防御強化で属性耐性も安泰
加えて響音旋律も実装されたため、 - 響音旋律 青のスタミナ上限突破でスタミナ管理をさらに盤石に
- 響音旋律 黄の属性系効果UPでさらに属性面を攻防共にカバー
このように過剰なくらい氷使い相手に刺さる旋律を演奏可能。
音色の強みを余すことなく表現できる時代が到来した。
- 響音攻撃の多段ヒットにより麻痺を狙いやすくなったことも追い風で、
優秀な支援能力と麻痺による拘束力で快適な狩猟を約束してくれるだろう。
そこそこの攻撃力と長めの白ゲージを得たため火力も申し分なく、
ソロ・マルチを問わず活躍できる優秀な一本である。
- 同じ音色のライバルにはリオレイアのリコーダーがあるが、
そちらは火属性と高い会心率25%を持つ高火力仕様。
大抵の氷属性使いは火弱点のため短期決戦に強くややソロ向けだろうか。
女王笛は強化の容易さと、麻痺による拘束力がセールスポイントなので
このあたりで差別化していきたいところ。
MHR:S
- ランゴスタと共に復活。一発生産かネイティブホルンからの派生でソニックビードローを入手できる。
その後、ソニックビードロー改を経て最終強化のクイーンビードローとなる。
- その性能は
- かなり低い攻撃力290
- 会心率0%
- 麻痺属性21
- 斬れ味は素で紫20。匠で延長可
- 旋律はスタミナ消費軽減、防御力UP、風圧無効
- 通常スロットはLv3が1つ
- 百竜装飾品スロットはLv2
- 本作の麻痺狩猟笛は他にセロヴィトレスベルデと大蛛琴ロデンテコルノがあり、
どちらも攻撃力がこちらより高く、防御力UP旋律が被っている。
こちらの強みは麻痺狩猟笛では唯一紫ゲージを持てる点と装飾品スロットLv3の存在であるが、
攻撃力の低さが足を引っ張っているのが現状である。
- 今作ではソニックビードローの時点でWorldの女王笛ランゴスタと全く同じ見た目である。
これまでの羽を重ねたピスタチオのような丸っこい姿ではなく、
Worldでの皮ペタベースソニックホルンの姿でもない。
古参カリピストからすると名前がソニックビードローなのに、見た目が女王笛なのはやや違和感を感じるかもしれない。
余談
- 説明文によると、
とある。「ある女王が盗み聴いた神の歌を封じた
という笛。罰として、女王達は虫に変えられたとか」
神の歌と聞くと思い出す笛があるが、おそらく無関係である。
それよりも気になるのは虫に変えられてしまった女王達だろう。
ランゴスタの笛という時点で嫌な予感しかしない。
そして変えられてしまったのは、王でも君主でもなく女王。
しかも『達』と複数系である。まさか…- ただ、実際に演奏してみるとなんか気の抜ける虫の羽音のようなぶぅ~んという音が鳴るばかり。
盗んでまで聞きたくなるような神の歌には程遠いような… - MHWからは女王笛の演奏サウンドが一新され、ビードロのような華麗な音色を奏でるようなった。
これなら神の歌と言われても納得できるかもしれない。
このサウンドは、ドンドルマのアリーナで歌姫のショーが始まる前に流れるジングルが元ネタであると思われる。- Worldの下位笛であるソニックホルンのサウンドは鈴虫の羽音のような華麗なものであるが、
それに加えて一心不乱にマラカスを振る、やや呑気な音も追加されている。
このマラカスの音はソニックホルンの時しか聞けない貴重なものであったが、
武器の重ね着が実装されたことでランゴスタの皮ペタパーツに付け替えが可能になり、
いつでもマラカスの音を聞けるようになった。
- Worldの下位笛であるソニックホルンのサウンドは鈴虫の羽音のような華麗なものであるが、
- ただ、実際に演奏してみるとなんか気の抜ける虫の羽音のようなぶぅ~んという音が鳴るばかり。
- MHWでは骨武器の皮ペタベースの一つにソニックホルンが使われている。
褐色の(ジャナフバローネ&ウルムーバローネ)のものと、
黒い(雷光ノ笛)仕様のもの、地味に二種類のカラーが存在する。
これらのベースは鈴虫の羽音のような華麗なサウンドを奏でる。- マスターランクではベース部分がマッドボーンホルンに代わってしまうものが多く、
ソニックホルンベースのものはパオウルムー亜種のニュクスバローネのみになってしまう。
しかも皮部分が奏でるメロディの主張が強すぎて鈴虫の音がいかんせん地味に...
- マスターランクではベース部分がマッドボーンホルンに代わってしまうものが多く、
- MHW:IのVer.13.00アップデートにより武器の重ね着が実装され、
この皮ペタベースは甲虫型【骨】という名前であることが明らかになった。
ただしキリン武器の皮ペタに使われている色違い版(暗色カラーリング)にすることはできない。
関連項目
モンスター/ランゴスタ
モンスター/クイーンランゴスタ
武器/虫武器
クエスト/竜ガ紡ギシ古キ歌
武器/セロヴィセロ - 当武器と同じ虫素材狩猟笛
武器/マギアチャーム - 同上