ハンターを護送する荷車または組織の総称。
モンハンには欠かせない要素のひとつである。
目次
概要
- クエスト中に力尽きてしまったハンターを回収してキャンプまで運ぶ人力車(猫力車?)のようなアレ。
2匹のアイルーによって運転(?)され、キャンプに着くと乱暴に振り落とされる。- なお、このネコタクの台車は
アイルーの巣にオブジェクトとして置いてある事もあり、採集ポイントになっている場合もある。
- なお、このネコタクの台車は
- 一般的な「複数回力尽きたら失敗」方式のクエストでは力尽きるごとに報酬金が段階的に減っていくが、
この理由は「救助費用としてアイルー達に支払われているから」と説明されている。
払える報酬分がなくなるとハンターが救助されず野垂れ死ぬおそれが高まるので、
クエストは中断し帰還させられるルールらしい。
依頼料の高い危険なクエストになればなるほど救出の手数料も増え、
そうなればネコタク側の利益も高い…という仕組みになるため一見納得してしまいそうな理屈だが、
よくよく考えると不思議な点も多い。- 例えば3回力尽きることで報酬金が0zになり、失敗となるクエストでは、
マルチプレイで2回力尽きた後に全員同時に力尽きる事で最大6回力尽きる事ができるというネタがあるが、
この場合は3回分の料金で6人分も出動させられてしまう。アイルーたちからすれば全く割に合わない話である。
- そもそもクエスト失敗したなら依頼人は報酬を払ってくれないはずであり、
アイルーたちはお金の取りようがない=タダ働きなのでは、という疑問を持つ人もいる。
これに関しては「狩りに生きる」やジャンボ村の掲示板の中でも、謎の一つとして取り上げられている。
ちなみに、この謎は「クエストにまつわる100の謎」という連載の「その95」である。残り99個は何なのか…。
MH4での看板娘の台詞によるとクエスト受注時の契約金の使い道として、
力尽きたハンターをキャンプに運ぶアレと話しており、
どうやらクエスト失敗で報酬金から支払えない時は契約金から捻出しているようだ。
- MH3(G)のモガの森およびMH4(G)・MHWorld以降の探索では報酬金が無い代わりに何度力尽きても問題ない。
この場合でもネコタクはしっかり来てくれる。
- MHX以降ではネコスキルとして「ネコの報酬金保険」*1が登場し、発動している時は力尽きても
1回だけ報酬金が減らない状態になる。これもタダ働きなのか、あるいは保険と銘打っている以上
どこかから保険が降りているのか、降りているとすればどこからなのか…など、疑問は尽きない。
- ハンターであれば終盤には端金扱いされてしまう10000zでも、一般人にとっては超大金である。
上位以上のクエストで力尽きた場合はその程度が平然と引かれる事も多いため、
どのクエストの担当になるかという点では、
アイルーたちにとって博打的な側面の強い給料システムなのかもしれない。
- 例えば3回力尽きることで報酬金が0zになり、失敗となるクエストでは、
- 毒や爆弾などでキャンプ内で力尽きたとしても、何故かハンターは回収され、わざわざ外から運ばれてくる。
そして利用料はしっかり取られる。
体力やスタミナは基本値までは回復するが、その治療費的な金額も含まれているのだろうか?
しかしクエストごとに報酬金の額は違う。素材ツアーで力尽きても減るのはたったの4z。
それでもいつもと同じ仕事をしてくれる。何故だ。
- ハンター大全においては、アイルー達と救助活動の契約を結んでいるのはハンターズギルドだとの説明がある。
同時に、ギルドは報酬や素材の一部を徴収してハンターの支援に充てているとの記述もある。
クエスト失敗時や特殊な状況において取りそこねたネコタク運賃は、
こうしたギルドの徴収積み立て財源から払い出されるとも解釈できる。
これなら多重に力尽きた場合やモガの森の無料運行、
採取クエストの安すぎる差額の補填、報酬保険の出どころなども一応の説明はつく。
- 運転手のアイルー達は、ハンター以上の凄まじき勇気の持ち主である。
何処で力尽きようとも速やかに、ありとあらゆる方法でハンターを回収し、モンスターを振り切りキャンプまで運ぶ。
どんな悪路だろうが、凶暴なモンスターの目の前だろうが、
水中や溶岩の中、そして帰還すら困難な場所だろうが、
挙句モンスターに呑み込まれて腹の中にいようが、
そんなことは一切関係ない。
これだけの働きをするのだから、報酬から勝手に給料を支払われた挙句乱暴に振り落とされても文句は言いづらい。
ちなみに運転しているアイルーの中には、そのスリルを楽しんでいる豪胆無比な者もいるらしい。
資料集には「アイルー達しか知らない安全な抜け道を通っている」という言及もあるが、
そうだとしても戦闘で興奮した巨大モンスターの間近から倒れたハンターをかっさらっていくわけで、
確かに豪胆な話である。
- 普通モドリ玉を使わなくてはキャンプに戻れないフィールドでも、キャンプに運んでくれる。
百歩譲って闘技場や決戦場、雪山深奥などはまだ納得できるが、
雲で下が見えない塔の秘境で力尽きた時は、どうやってハンターを回収し、
キャンプまで運んでいるのか非常に気になる。
と言うか、荷車を押してキャンプまで戻れる抜け道があるならそれを教えてもらいたい。
- 素材ツアー等の途中で任意に切り上げることができるクエストでは、
「ネコタクチケット」という支給品専用チケットを納品することで、任意に帰還できる。
どうやらハンター達の移動手段として日常的に利用されているらしい。
しかし、目的地に着くと乱暴に振り落とされたりしないのだろうか?- 後述のMHSTでの描写を見る限り、狩猟地以外でも乱暴に振り落とされている可能性が高い。
- トレジャーハンターなどでは、「条件付きネコタク」というチケットの場合もある。
こちらは、一定の条件を満たした状態でないと納品できない。
後発の作品ではこの条件付きネコタクチケットは消滅し、代わりに通常のネコタクチケットが
特定の条件を達成すると支給品としてアイテムボックスに届くようになっている場合が多い。
MHW(:I), MHR(:S)
- MHW(:I)においては、翼竜とネコタクによる移動が並行して使われており、
ネコタクを担当しているアイルーの服装から、調査団に所属している事が予想されている。- また、ネコタクらしき物がトレーニングエリアの入り口の端にも立て掛けてある。
移動用なのか、ハンターの練習に使う樽などの物資を運び込むために使われているのかは謎だが、
もし練習後にこれで拠点まで帰るとするとハンター達は毎度の如く放り投げられているのは想像に難くない。
またか。
ちなみにトレーニングエリアで自爆しても運ばれ直されたりはせずその場で復活する。
- また、ネコタクらしき物がトレーニングエリアの入り口の端にも立て掛けてある。
- 探索に出て力尽きた場合も漏れなくネコタクのお世話になるが、報酬金が減ることはない為、給料はどこから出ているのかは不明。
力尽きる度にモンスターの獲得素材が減るので、それを売却して充てているのかもしれない。- ちなみに陸珊瑚の台地の北東キャンプのような、しゃがみ通行でしか通れないキャンプにも運んでくれる。
どう見ても通れそうにないがモンハン世界ではよくあることである。要はゲームの都合。
- ちなみに陸珊瑚の台地の北東キャンプのような、しゃがみ通行でしか通れないキャンプにも運んでくれる。
- MHWorldからはクエストの契約金が無くなったため、ネコタクの稼ぎ所が本格的に謎になってしまった。
クエスト失敗時に前払いの契約金から出されているという解釈だったのだが、
こうなると失敗時はどこから支払われているのだろうか…。
ハンターのエリートと呼ばれる調査団は一般的なハンターと違う契約をしているのか…。
MHWilds
- 今作では、台車で運ばれた後に巨大なビンに入った回復薬のようなものをドバッとかけられて復帰する、という演出に変化した。
2匹のアイルーのうち1匹が飛び上がって液体をかけ、もう1匹が飛んだアイルーを受け止めるというアニメーションになっている。- なお、ここで登場しているアイルーは簡易キャンプを設置してくれるアイルーと服装が同じである。
おそらくは禁足地調査隊のメンバーとして、様々な場面で活躍してくれているのだろう。
- なお、ここで登場しているアイルーは簡易キャンプを設置してくれるアイルーと服装が同じである。
- 一方、従来のネコタクとは全く異なる演出も用意されている。
ハンターが力尽きると、暗転した後にセクレトに載せられて(簡易)キャンプに連れ戻され、
やはり背中に乗っている調査隊のアイルーに回復薬をぶっかけられて復帰、という演出である。
キャンプ設営道具や武器を携行できるほど力持ちなセクレトならではの活躍と言えるのだが、
ネコタクの演出が2種類ある理由は不明であり、どのようにしてこの2種が使い分けられているのかは不明。
なお、この演出の為かネコタクがリストラされたのかと勘違いする者もいたようだ。
MHSTシリーズ
- 外伝作品であるMHSTでは各地にネコタクスタンドと呼ばれる設備が設置されており、
このスタンド間を自由にワープすることができる。
拠点からフィールド、フィールドから拠点、拠点から拠点と自由に行き来できるほか、セーブポイントとしての役割も担う。- ネコタクスタンドを初めて訪れた時は傘が閉じており利用できないが、近づくことで傘が開き利用可能となる。
また、以降のネコタク移動時にそのネコタクスタンドをマップから選択することも可能となる。 - スタンドが設置されておらず、ネコタクの車両とアイルーのみが居るポイントも何箇所かあり、
これらは移動することはできるが戻ってくることができない、一方通行のネコタクとして機能する。
場所によってはセーブポイントとしての意味合いが強く、これを見掛けた時は大体何かを察するだろう。
ネコタクアイルーのセリフには数パターンあり、メタい発言でセーブを勧めてくる奴もいたりいなかったり。 - なお、フィールドに移動する時は不明だが、
少なくとも拠点に移動して到着した時は案の定力尽きたハンター同様乱暴に振り落とされる。
タダで使える代償は決して安くないようだ。
- ネコタクスタンドを初めて訪れた時は傘が閉じており利用できないが、近づくことで傘が開き利用可能となる。
- 戦闘で敗北した場合はネコタクに乗らず、HPおよび状態異常は全快かつライフポイント残り1の状態で
フィールドの入口*2に移動するだけである。
力尽きているのがライダーのみなら兎も角、控えがおらずにオトモンが力尽きている場合や
双方とも力尽きている場合、どうやって移動するのだろう…
- 本作のネコタクチケットは使うとどこからでもスタンドまで運んでくれるアイテムとなっている。
水上や溶岩上、果ては空の上で使ってもしっかり迎えに来る。
入手も特産品納品クエストの報酬と容易なため、気軽に使っていける。- また、チケット要らずでネコタクを何度でも呼べるアイテム「ネコタクパス」なるものも存在するようだ。
- 続編であるMHST2ではネコタクをチケット無しで呼べるようになった以外は概ね同じような扱い。
前作でのネコタクパス所持状態と同様であると言える。
ゲーム開始当初から自由に呼べるし、たとえ街の中にいようともその街の入口までネコタク移動、
なんてこともできるため、そっち方面の需要もあるとかないとか。- 前作でも戦闘に敗北した場合はネコタクに乗らなかったが、今作でもやはりネコタクに乗らず拠点に戻っているため、
彼らがネコタクに乗るのは自分の意思で各スタンドに運んでもらう時だけである。
つまり体調万全なライダーがちゃんと乗っているはずなのに、到着時に振り落とされるほど運転が荒いということになる。
- 前作でも戦闘に敗北した場合はネコタクに乗らなかったが、今作でもやはりネコタクに乗らず拠点に戻っているため、
ノベル版
- ノベル版に於いて大型モンスターのいる狩場のど真ん中に気球が墜落して
大勢の負傷者が取り残されるという大事件が発生し、
本来は倒されたハンターを回収するために雇用しているアイルー荷車を
護衛のハンターを伴って狩場に向かわせて負傷者を回収するという場面があった。
これは普段の用法と異なるイレギュラーな依頼らしいが、
危険なモンスターをかわして狩場を駆け抜ける"人助けの専門家"と定評のあるアイルー荷車に白羽の矢が立ち、
アイルーたちも特別料金を貰うだけで簡単に了承し、見事完遂してのけた。
ちなみに頑丈なハンターと違って重症の一般人なので加減がわからず、
慎重に運んでいたらしい。いつもは適当にやってたのか- ノベル版の設定は作者の裁量が入るもののカプコンの監修や修正を受けているため
上記の事は少なくとも公式かそれに近い設定と思われるが、
ノベライズ第一弾(ゆうきりん著)に於いてはネコタクの設定も無かった為か、
狩場で力尽きたハンターは野良のアイルーが善意でキャンプまで運んでくれるという描写がなされた。
- ノベル版の設定は作者の裁量が入るもののカプコンの監修や修正を受けているため
余談
- 力尽きてから戦線に復帰するまでの間に仲間たちがモンスターを討伐してしまうと、
最悪の場合剥ぎ取りに間に合わない。
律儀にもキャンプまで運んでくれる上にスタミナも基準値になってしまうため、
3エリア以上離れているともう絶望的。
剥げても1回成功するかしないかという、至極残念なことになる。- 帰還のプロセスは全員同時に判定されるため、この場合誰かがエリア移動を繰り返すことで、
ロード時間の分だけ帰還までの時間を延ばすことができる。
最後まで諦めず、剥ぎ取りを終えたメンバーにお願いしてみよう。 - エリア間のロードが廃止され、シームレスに移動出来る様になったMHWorld以降の作品でもこの問題は健在。
だが、ファストトラベル機能が追加されたことで以前のシリーズよりはかなり易しくなった。 - MHFでは、この場合でも戦闘復帰玉を使うことで簡単に追いつくことができた。
ただし、時間差で2人が力尽きて一方が戦闘復帰玉を持っておらず律義に自分で走って移動していた場合、
使用結果がそちらの居場所への移動となった場合は残念な気分になる。
この場合も、しばらくしてからもう一度使用すれば討伐地点への移動はできる……はず。
と思ってるとまだ律義に走っていた人が次に移動したエリアへの移動になるのもよくあること
- 帰還のプロセスは全員同時に判定されるため、この場合誰かがエリア移動を繰り返すことで、
- 発見されるまで誰も気づかれなかったが、MHR(:S)では他プレイヤーを輸送中のネコタクに当たり判定が追加された。
轢かれると驚くようなモーションを取るが、ダメージは一切負わない。
当然だが轢かれても賠償としての報酬金は返してもらえない。
- MH4の探索エリアに於いて、「ネコ型の屋根の付いた荷車」が出発地点と目標地点にしれっと登場している。
目標地点の荷車はギルドマスターが手配する物なので、クエストとして出発した時には待機していない。
ただ運転手らしき人物が見当たらないため、チケット版ネコタクの正体がこれなのかは依然謎である。
おまけに動力源はアイルー達ではなくアプトノスである。ちなみにこのアプトノスはどうやっても狩れない。
- カプコンから発売されたICカードステッカーにも、ネコタクがモチーフのものがあり、
そこには「ギルド運営ネコタク協会」なる団体がネコタクを管理していたり、
力尽きた場合にも定期券のように使用できる、なんて事が書いてある。
概要の項にあるように、ネコタクがギルドとの契約に基づいて運用されているのは公式に説明があるのだが、
これはいわゆる「ジョークグッズ」のようなものなので、
協会や定期券の存在まで公式かは不明である。
- ネーミングは「ネコタクシー」もしくは「ネコ宅配便」の略という2通りの説があるが、呼び出すためのアイテムとして
「ネコタクチケット」がある事を鑑みると前者のイメージが強いのかもしれない。- 40代以下のプレイヤーにおいては馴染みがない、というか全く見たこともない可能性が高いが、
タクシーチケットというのはその名の通りタクシーの乗車料金を精算できるチケットの事。
バブル期には足代や接待費として大量に会社からばらまかれていたものの、
バブルが崩壊して平成不況の嵐が吹き荒れると真っ先に無駄な経費として廃止され、
よっぽどの場合でもなければ渡される事がなくなった。- 今でも一部の自治体では高齢者等に対する優待制度の一環として、公的に配布されている場合もある。
- 40代以下のプレイヤーにおいては馴染みがない、というか全く見たこともない可能性が高いが、
- シリーズ初期作品では「モンタク」と言うよく似た用語が登場していたが、
こちらはモンスターのサイズを表す魚拓のようなものを指した単語であり、ネコタクとは一切関係ない。
- 任天堂3DSソフト『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』ではコラボとして
「モンハンの世界を再現した家具」の一つとして登場していた。
ベッドの一種となっており、車輪側から寝ることができるが、
プレイヤーアバターはどうあがいても仰向けで寝る仕様になっているので
力尽きたハンターのようなうつ伏せの姿勢で寝ることはできない。- 同作でのこの家具の配信は現在終了しているが、
その後前作『とびだせ どうぶつの森』のamiibo対応アップデートに伴い、MHSTのamiiboと連動する事で、
このネコタクを含む『モンハン』コラボ家具が入手できるようになった。
- 同作でのこの家具の配信は現在終了しているが、
関連項目
モンスター/アイルー
アクション/力尽きる
モンハン用語/○オチ
モンハン用語/クエスト失敗
システム/報酬
システム/契約金