大きな戦槌から放たれる一撃は
剛纏獣が腕を振り下ろしたかの
ような激しい衝撃を生み出す。
精巧かつ頑強な造りの大鎚。
剛纏獣の剛腕にも勝る一撃で、
狩場全体を激震させる。
(巨塊鎚ゴルニル)
MHR:Sの剛纏獣ガランゴルムのハンマー。
目次
概要 
- 王域三公の一体である剛纏獣ガランゴルムを素材としたハンマー。
モンスターハンターでは案外珍しいオーソドックスな左右対称の金鎚のような見た目をしている。
「ガランゴルム素材でハンマー作ればまあこうなるよな」といういかにもシンプルかつ力強い
「これぞハンマー!」という無骨なデザインに惚れ込んだハンターもいるはず。
性能 
- 制作の際は、ロアルドロスの水鎚ヴォジャノーイ改から強化で作る形となる。
初期段階での性能は- MR3上がりたてでは相当な数値の攻撃力300
- ガランゴルムの武器の通例で無属性、会心率はプラスもマイナスも無し
- 斬れ味は青ゲージ60、匠スキルを付けても白ゲージは出ない
- スロットはLV3-1-1ととても優秀
- 百竜装飾品スロットは最高のLV3
攻撃力・斬れ味・スロットともにかなり優秀。
このランクでの攻略用に作っても損は無いものとなっている。- これ以上に真価を発揮するのが、その次点のゴルム・ガベル改。
MR4で作れるようになるが、攻撃力が320に向上した上で青ゲージも70と微増。
更にLv1スロットが1つLv2スロットに変化する。
匠白は依然として出ないが、それでもMR4で作れるハンマーの中では最強に近い物理を持ちつつ
優秀な斬れ味とスロットも備え、このままラスボスまで駆け抜けていける性能となっている。
制作にレア素材が一切要求されないのも嬉しいポイントである。
- ゴルム・ガベル改への強化を経て、最終的な強化形は「巨塊鎚ゴルニル」となる。
性能はというと- かなり高い攻撃力350
- やはり無属性で、会心率なし
- 素の斬れ味は青ゲージ80、匠LV4からようやく白ゲージ
- スロットはLV4-2-1と極めて優秀
- 百竜装飾品スロットは引き続き最高のLV3
攻撃力350というのは強力に見えるだろうが、白ゲージ換算で318相当、紫ゲージ換算で302相当と、
青ゲージであることが足を引っ張り、MR解放後の環境では少々厳しい。
同じ攻撃力で見た場合でも素で紫ゲージ持ちのハンマーというのが
轟槌【大虎丸】改、蛮炎槌ロギンスフィリ改、ゴシャ!ギガゴベチャ!の3振りも存在し、
あちらの斬れ味が白に落ちたとしても、会心率*1を考慮しても尚火力において叶わない。
スロットによる拡張性もこちら程でなくとも火力と両立したものがいくつもあり、
残念ながら最終的な武器としてゴルニルの出番はないだろう。
いっそのこと卵のように弾けてくれれば良かったのだが- 以上のように最終的な武器としてはなりえないが、
攻略用の武器としては光るところがあるものとなっている。
最終的には豊富なスロットを生かし、採取用装備に組み込むのも手か。
余談 
- 生産段階の銘「ガベル」は、主に法廷やオークションなどでサウンドブロック(打撃板)と併用される小槌のこと。
アメリカでは裁判長が使い、叩いた際の音の響きで開会などのタイミングを知らせたり、法廷に注意を促す。
『静粛に!』
上記のサイバンチョのイメージに反して日本の法廷には設置されていない一方で、
参議院では本会議の開会を示すものとしてこのガベルとサウンドブロックが実際に使われている。
- 最終形の銘である「ゴルニル」の由来だが、
ガランゴルムの武器の銘が巨人・巨神に由来している事から、
北欧神話の雷神トールの武器であるハンマー「ミョルニル」からと見られる。
ミョルニルは北欧神話での神々の敵対勢力である「霜の巨人」を倒すために使っているため
巨人というよりむしろ巨人殺しの武器なのだが、
北欧神話の神々は霜の巨人と同じく原初の巨人ユミルを祖とする巨大な存在であり
(むしろ、巨人の一部が神を名乗っているというのが北欧神話の神々である)、
雷神トールも巨人のカテゴリに入ると言える。