Tackle。取り組む・組み付く・捕らえるといった意味の英語。
ゲームにおいては専ら体当たり攻撃の一種であり、突進とは明確に区別されていることもある。
- 釣りに使う道具や複滑車の事もタックルと呼び、
テントウムシみたいな特撮ヒロインの名前でもある。
目次
概要 
- スポーツにおいては相手選手の攻撃を阻止するため飛びつく行動および技術。
レスリングにおいては立っている相手を床に倒す行動・技術。
タックルと聞くと"肩からぶつかるショルダータックル"の印象が強いが、
滑りながら脚からぶつかるのをスライディングタックルと呼んだりするので、
やり方(ぶつかり方)で呼び方が変わる。- なおタックルを体当たりという意味で用いるのは日本独自の使い方らしく、
後者は海外ではテイクダウン(Takedown)と呼ばれているらしい。
- なおタックルを体当たりという意味で用いるのは日本独自の使い方らしく、
- モンハンにおけるタックルは
力を溜める・体の側面部をぶつける・移動距離が比較的短い
…といった要素を有しているとそう認識される傾向にあるようだ。
ハンターの使うタックル 
MH3(G) - 水中でのタックル 
- 水中ではキックが使えない事からハンターが考え出した新技。勢いよく前方へ身体ごと突っ込む。
いわゆるショルダータックルに近い挙動。
- 威力はキックと同じだが、移動距離が長くて当てやすい。
しかし当てたからと言ってどうにかなるかと言えば…。
またネコの蹴脚術の効果が反映されない。足で蹴っていないから当然ではあるが。
大剣のみ抜刀状態でも繰り出せる。
MHWorld以降 
- MHWorldでは大剣の攻撃の一つとして登場。
抜刀中の回転回避、各種溜め斬りの溜め中から派生して出すことが可能。
水中の時のような無くてもいいような小技では無く、
タックル中はバインドボイス・吹っ飛びを無効化し、
受けたダメージを50%軽減するという凄まじい体術になった。
同作プレイヤーには不動の装衣同等の効果と言えばわかりやすいか。
高いレベルの溜め斬りを伺いつつ、モンスターの攻撃や咆哮が来たら無効化し、
そこから先も狙えるという強引かつ強力な技である。
更に打撃属性のダメージを与えることもでき、威力もキックのような超低威力ではなくそこそこの威力があり、
また、攻撃力やスタン値は直前の溜め斬りの溜め段階で威力が増大する。- 打撃属性なので気絶値を溜め、スタンさせる事ができる。
巨大な鈍器やビンの爆発という文明の利器を使わなければ成し遂げられないことを
その身一つでやってしまうとは、ますますハンター超人説に磨きがかかってきている。
溜め無しでもランスの突きほど、最大溜めだと3桁に届く場合もあり、
打撃属性もあるのできちんと派生技にも関わらず攻撃技としても十分機能している。
そのため、ディアブロスの突進を正面から受け止め、更に怯ませるという魅せ技も可能。
但し、スタミナ消費行動のため、連続使用や回避からの派生によってスタミナが枯渇し
回避できなくなる危険があり、50%軽減とはいえダメージはしっかり食らってしまうので過信は禁物。 - 打撃属性なので気絶値を溜め、スタンさせる事ができる。
- MHRiseではヘビィボウガンも入れ替え技としてタックルを習得した。
性能も同じでダメージ半減効果に加えハイパーアーマーを持つ。- また、射撃でキャンセルできることを活かし、予め機関竜弾を装填しておき、
タックル→機関竜弾構え→タックル……と連続で肩を押し付ける技法が生み出されている。
とはいえ、余程特化しない限り銃を撃った方がダメージを出せるので、趣味の範囲を出ないが。
- また、射撃でキャンセルできることを活かし、予め機関竜弾を装填しておき、
ガードタックル 
- MHRiseの大剣ではタックルの入れ替え技としてガードタックルが登場。
大剣の腹を前方に向けて突進する、という技で名前通り動作中はガードが可能。
さらにガードに成功した場合は、溜め斬り派生でも直接真・溜め斬りor激昂斬に派生可能になる。
- 通常のタックルと比べ、こちらはダメージが高く、武器の属性も乗る一方で、気絶値・減気値が低くなっている。
また、打撃属性の攻撃なのにしっかり斬れ味を消費する。
ガードに成功した場合は通常のガードと同様の斬れ味消費となる。
まず大剣を構えてから突進、というモーションなので全体が長いこと、
ハイパーアーマーがなくガード強化が必要な攻撃に対しては該当スキルがないと中断されてしまうこと、
移動距離が大きく位置調整が少々難しくなること、などの点から、扱いは難しい。
チャージタックル 
- MHST2の大剣のアクションの1つとして登場した特技。
威力は控えめだが攻撃しつつ溜めゲージを1段階目まで溜めることが可能。
パワー・テクニック・スピードの攻撃系統によって末尾にP・T・Sが付く3つがあるため、
3すくみにも大きく影響する。
ちなみに2段階目に溜める際はより威力の高い「チャージスラッシュ」に技が切り替わる。
- 見た目はMHRiseで登場した上述の「ガードタックル」と全く同じだが、
あちらと違い相手からの攻撃をガードしてダメージを抑えるような効果は無い。
モンスターの使うタックル 
- 大型の飛竜や獣竜が得意とする攻撃技。
片足を軸にして一瞬力を溜め、そのまま身体を突き出すように体当たりを仕掛けてくる。
高めの威力と気絶値に加え攻撃範囲の広さもあり、いずれも比較的危険な攻撃として警戒されている。
- 格ゲーなんかの影響で「
鉄山靠 」*1と呼ばれることもある。
特に魚竜種辺りはモーションがかなり近い。
- MHSTでも原典でタックルを使用してきたモンスターは概ねパワー攻撃としてタックルを繰り出してくるが、
ノータイプ特技で全力タックルという名称の攻撃を仕掛けてくるロアルドロスなどの例外もある。
ジャギィが特定条件下で使う根性タックルの謎の超火力はMHST経験者の間では語り草。- MHST2ではその多くが名称を変更しているが基本は前作と同じ。
また、ガノトトス亜種が正式に亜空間タックルを使ってきたことで話題となった。
- MHST2ではその多くが名称を変更しているが基本は前作と同じ。
魚竜種・二足歩行型飛竜種 
- 身体をかがめて力を溜め、直後に右肩を突き出す強烈なタックルを繰り出す。
ほとんどの魚竜種が使うほか、飛竜種では角竜種や鎧竜などが得意とする。
アタリハンテイ力学を一躍有名にした根源である(特にガノトトスの影響が大きい)。
攻撃後はゆっくりと元の位置に身体を戻すため、反撃チャンス。- 同じようなモーションでも、モンスターによって威力の強弱が激しい攻撃方法である。
ガード性能なしの片手剣ガードでもダメージを受けないものから、
ガード性能+2付きのランスでのガードすらノックバックするものまである。
- 同じようなモーションでも、モンスターによって威力の強弱が激しい攻撃方法である。
海竜種 
- 海竜種骨格のモンスターが陸上で用いるタックル。
おもむろに身体の側面を向けてから、滑るように身体ごと突っ込んで来る。
一部シリーズにおけるロアルドロス通常種のように予備動作から発生までが非常に早いものや、
ラギアクルス亜種のように強いホーミング性能があるもの、
アグナコトル亜種のようにかなり長い距離をタックルしてくるものなど、
海竜種を相手取る上では脅威となってくる攻撃である。
また、古龍種ではあるが海竜種型の骨格を持つシャンティエンも使用する。
四足歩行型飛竜種 
- デュラガウアやベリオロスは少し力を溜めた後、
側面を使って全身で突進するショルダータックルを繰り出す。
セルレギオスは身を屈め、斜め前に進むようにタックルする。
魚竜種型のタックルとやや似ているが、攻撃後の位置が異なるため、対処法も異なってくる。
ベリオロスはタックルの直前、180°反転するように身体を翻す。
ほか、体勢こそ異なるものの、エスピナス(亜種)特異個体やUNKNOWNなどもこれと似た全身タックルを仕掛けてくる。
中型鳥竜種 
- MH3シリーズ以降に登場した、いわゆる狗竜系鳥竜種が使用してくるタックル。
「ヘェーイ!」と一吠えしながらこちらへ体を傾け、その後ショルダータックルを繰り出してくる。
他の攻撃と比べて頭一つ抜けたダメージを叩き出してくるため、
ドス鳥竜へ挑めるようになったばかりの段階における防具では、
タックル一発で戦局がひっくり返されることも珍しくない。侮れない技である。
ドスマッカォも同様のタックルを使用するが、事前に「ヘェーイ!」とは鳴かない。- MH4Gのムービー内でのみ、ドスゲネポスがアプケロスに対して
並走しながらそのまま体をぶつける変則的なタックルを行っている。
- MH4Gのムービー内でのみ、ドスゲネポスがアプケロスに対して
- MHRiseではさらに強化を施されたドスバギィとドスフロギィが使用。
過去作と比較してタックルを中心とした肉弾戦主体の戦術を取るようになり、脅威度が増加した。
さらに、バックジャンプブレスからそのままタックルへ繋げるコンボを習得。
特に毒霧が煙幕として機能するドスフロギィが厄介。
常に視認できる位置取りを心がけておかないと、思わぬ一撃をもらうことになるだろう。
獣竜種 
- 一部を除く獣竜種が使ってくるタックル。
一歩反対側に下がってから、重い身体を叩きつける。魚竜のものより溜めは長いが、その分威力も高め。
側面の範囲は広いが移動距離は大したことがないため、背を向けて距離を取ってしまうのが手っ取り早い。
イビルジョーのものは他と比較して溜めがかなり短く、移動距離、速度共に驚異的だが、
速すぎる速度故に股下をくぐり抜けるのが容易なので、そちらで対処するのが一般的。
また、イビルジョーは直前に振り向き無しで横移動を挟んで使用することが多いのでこれも目安になる。
ちなみに凍土に出現する種は、砕竜を除き休眠エリアへ向かう際にこの攻撃を用いて障害物を破壊する。
ディノバルドはメインシリーズでこそやらないが、MHSTでは超岩砕きのモーションがこれである。
牙竜種 
- 屈強な四肢を持った、ジンオウガ、ドスギルオス、トビカガチ、マガイマガド、ルナガロンが使用する。
- ジンオウガのタックルは上述した四足型飛竜のものに似ており、
身体の側面を向けた後素早く胴体を叩きつけてくる。さらに超帯電状態では雷属性を纏う。
踏み込みの速度が非常に速く、初見では避けることもままならないが、
逆に言えば判定がすぐに通り過ぎるため、タイミングを合わせれば
ジンオウガをすり抜けるようにして回避することも可能。
作品によってコンボの起点になったり〆になったりと連携の変化が激しい技であるため、
行動をつぶさに観察しよう。
- ドスギルオス、トビカガチ、マガイマガドのものはジンオウガと少し動作が異なり、
真横ではなく斜め前に突っ込むようになっている。
見た目通り判定が上半身に寄っているため、後脚側に避ければやり過ごせる。- トビカガチはMHRiseからこの行動を新たに行うようになった。
- マガイマガドは怯んだように見せかけて地面に寝転がるような行動を取ることがあり、
そこからこのタックルに繋げてくるパターンが多い。
チャンスと思って深追いすると返り討ちに遭うので注意。
- ルナガロンは四足歩行時と二足歩行時とで2種類のタックルを使い分けてくる。
四足歩行の時はマガイマガドなどがやってきた動きと全く同じで斜め前に突っ込む動き。
二足歩行状態だとより正面に近い方向にぶつかっていき、移動距離も大きく増す。
威力もより大きくなっており危険な動きだが、若干予備動作は長くなっており、
当たり判定のある面積も小さくなっているため、落ち着いて対処したい。
- ジンオウガのタックルは上述した四足型飛竜のものに似ており、
牙獣種 
- メインシリーズにおいては意外にもタックルとは縁のなかった牙獣種だが、
MHRiseにてアオアシラとゴシャハギが使い手として登場した。 - アオアシラは怒り状態でのみ使う。
ハンターと距離を取ってから突進で助走をつけ、勢いに任せてショルダータックルをかます。
当たると派手にかち上げられ、威力もベアハッグと同等レベルとかなり高い。
初心者用モンスターとしてお馴染みのアオアシラが、豪快な必殺技を手にしたことに驚いたハンターも多かったようだ。- もちろんヌシもタックルを使用するのだが、その図体のデカさから避けるのが困難になっている上、
タックルの直後にアッパーやベアハッグなど別の攻撃に繋げてくることがあるため
脅威度は通常個体の比ではない。
- もちろんヌシもタックルを使用するのだが、その図体のデカさから避けるのが困難になっている上、
- ゴシャハギのものはアオアシラと異なり、二足状態のまま背中を向ける構えを取ってからタックルする。
予備動作も分かりやすく、ゴシャハギの攻撃の中では威力も控えめ。
怒り時には氷刃をメインに使うようになる関係上、こちらのタックルは非怒り時によく目にする。
水中 
- 水中におけるラギアクルス通常種・亜種・希少種、ナバルデウスが使ってくるタックル。
とぐろを巻くように狙いを定め、間髪入れずに体当たりをしかけてくる。
特にラギアクルス系は怒り時には2連続で放つ上、ホーミング性能が高いため、
水中におけるハンターの死因の多くを占めているといっても過言ではないだろう。
その他 
- ラオシャンロンは砦を攻撃する際、タックルを仕掛けてくる。
MHXXでは道中の櫓をタックルで破壊するようになり、攻撃と同時に落石を発生させる。
- ジエン・モーランは並走する撃龍船を全身タックルで破壊しにかかる。
- ゲネル・セルタスは半身を投げ出すようにして正面へタックルを放つ。