モンスター/キングチャチャブー

Last-modified: 2023-11-25 (土) 14:29:37
種族
獣人種(食雑目 (不明) チャチャブー科)
別名
奇面王(きめんおう)
英語表記
King Shakalaka
登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MHF
狩猟地
森丘, 密林, 火山, 樹海

目次

特徴・生態

奇面族の族長として群れを統率する事から《奇面王》と通称されるチャチャブー。
通常のチャチャブーよりも大きな体格を持ち、
手には鉈ではなく何らかの骨を加工したと思われる棍棒を持っている。
体格が大きい分腕力も通常のチャチャブーより強く、その一振りはハンターにとっても大きな脅威となる。
一見ひときわ大きく異形な仮面をつけているように見えるが、
実は仮面自体は通常の個体とほとんど変わりない。
仮面の上にハンター達が使う肉焼きセットなどを王冠のように乗せており、
それによって仮面がより異様に見えている。
怒ると自らこの肉焼きセットに点火し、頭上から炎を噴き上げる。
時にはここから火の粉などをまき散らし、威嚇や攻撃に転用する事もある。
なお、人里に成人(?)のチャチャブーが姿を見せた事例は現時点では確認されていないため、
この肉焼きセットは狩り場で拾った、もしくはハンターから奪ったものであると推測される。
チャチャブーは生態的にも文化的にも謎が多いが、一説によると何かと派手なものを好む傾向があり、
炎が出るというギミックはこの上なく素晴らしい装飾品として映るらしい。
大きな痛手を負うと地面に潜り、その場から離れる。
その際に撤退の邪魔になるためか、頭の肉焼きセットは置き去りにしてしまう。

概要

  • ひときわ大きいチャチャブーの族長。別名:奇面王
    頭につけた王冠は肉焼きセット。MH2とMHFだと女の肉焼きセット。
    当初は、見かけはやや異なるものの能力的には大してチャチャブーと変わらず、
    そもそも会うこと自体が少なかったため、本気で存在を知らなかった者も多い。
    • だが、MH2のシステムを受け継いでいるMHFでは、
      現在でもキングチャチャブーから剥ぎ取ることの出来る「始まりの唄」を広場の唄収集家に渡さなければ、
      森丘の一部ハンターズクエストが受注できない
      ちなみにこの始まりの唄にはアルコリス地方(森丘)へと通じる抜け道の秘密が唄われているとか。
  • 見た目と剥ぎ取りアイテムこそ異なるものの、
    MH2・MHP2・MHFにおいては基本的にチャチャブー扱いである。
    チャチャブーがターゲットのクエストではキングも同様にカウントされる。
    ただし、MHFにおいてはキングチャチャブーの討伐がクエスト条件に設定されている場合もある。
  • しかし、MHP2Gにおいてボスモンスターに昇格。
    非常に高い攻撃力を持ち、冒頭で述べたような専用モーションも使用、
    なめてかかった数多くのハンターを返り討ちにした。
    その攻撃力は、ざっくり言えば上位グラビモスを超えるレベルである。
    また、樹海のエリア8にはキングチャチャブーの住居と思しきものがある。
    因みにクエストにもよるが、キングチャチャブーを討伐すると、フィールド中のチャチャブーが姿を消す。
  • やはり、基本は棍棒を滅茶苦茶に振り回して特攻してくることが多い。
    ではチャチャブーとの違いは何かというと、怒り状態が存在し、
    怒り状態限定で頭の肉焼きセットから火炎弾を周辺にバラ撒くという危険な技を得たことである。
    攻撃範囲は小・大の2種類に分かれるが、そんな事など問題ではなく
    たたでさえ素の威力が高めなのに、怒り補正で更に底上げされることで危険度が跳ね上がる。
    因みに怒り時の攻撃上昇は怒り時が危険と名高いディアブロス亜種やティガレックスと同等の1.5倍
    ハンターにもチャチャブーにも迷惑極まりない攻撃である。
    だが、攻撃後は反動でその場に倒れるため、反撃の大チャンス。
    一応火属性なので、不安ならある程度は耐性を上げておくといい……かも。
    • むしろ警戒すべきは普通の肉弾攻撃であろう。
      チャチャブー同様に通常時はスーパーアーマーがかかっているため、
      ダメージ覚悟のごり押し戦法は逆に死因となってしまう。
      攻撃後の隙を最大限に狙う事が勝利に繋がる。
      …これはどんなモンスターにも言えることであるが。
    • 怒り状態では頭の肉焼きセットの火力が目に見えて上がる。
      MHP2Gで中型モンスターに怒り状態を示すエフェクトが用意されているのは珍しい。
      また、瀕死になると肉焼きセットが煤を噴き始める。
  • 的が小さい上にフラフラ動いてじっとしていないので、ライトボウガンや弓では狙いにくい天敵となる。
    特に弓は軌道の性質上クリティカル距離を保って当てるという事が難しい。
    幸いなのはキングチャチャブーを狩らなければならない重要なクエストがない事だろうか。
    しかしヘビィボウガンはシールドをつければ、意外にも脅威の武器振り攻撃がノーダメージでガードが可能。
    相性は良い方とされており、散弾撃ちに特化した荒神だったらもう何も言うまい…
    • 近接武器ではガードできる武器であれば落ち着いて対処できるだろう。
      なお、後述の通り状態異常に弱いため、移動速度が速く気絶を狙える狩猟笛は、
      ガードできない武器種の中では例外的に相性が良い。
  • 攻撃を当てづらいうえに肉質もやや硬めで属性攻撃も通りづらい。
    だが状態異常には弱く、かかる毎の抵抗力上昇もない。
    体力自体も低いため、睡眠武器による爆殺は非常に有効。
    • また、毒にかかると極度に動きが遅くなる。一部の行動を行わなくなるので脅威も減る。
  • またあまり知られていないがP2、P2Gではチャチャブー同様ダウン時に落とし物を落とすことがある。
    子分ほどではないがかなり種類が豊富で奇面族素材は言わずもがな鎧石や金銀卵に各種原珠、
    G級個体に至っては真鎧玉まで落とすことが電撃マスターガイドに掲載されていた。
    もっとも真鎧玉は2%とアテにできる確率ではないが。
    P2GのG級の樹海で真鎧玉は入手不可能だが、一体どこから取ってきたのだろうか…
  • P2G村長上位では、小闘技場が舞台のチャチャブー討伐クエストにも現れる。
    こちらのキングはどういう訳か、通常フィールドの出現時と比べて非常に強いクエスト補正を受けており、
    正面から挑むと手強い。
    小闘技場でもチャチャブーの撃破数が乱入のトリガーであるため、
    どう戦ってもこの厄介者につきまとわれるハメになってしまう。

余談

  • 長らく、獣人種唯一のボスモンスターという特別な立ち位置にいた。
    現在ではガジャブーの族長が同じく獣人のボスとして登場している*1
    また、MHP2Gでは唯一メインターゲットになるクエストが存在しないボスモンスターであり、
    サイズ変動もないため、やろうと思えば全く戦わずに勲章を揃えることもできる。
    • そして獣人種である都合上、ボスモンスターでありながら
      討伐も捕獲も不可能という唯一無二の待遇を受けている。
  • MH3、3Gのチャチャカヤンバも肉焼きセット(肉焼き器のお面)を装備できるため、
    王族の血を引いているのかもしれない。
    また、このお面をかぶると、周りに爆弾なのか肉焼きの火なのかわからないが、
    見境なく爆発物を投げつけるというキングチャチャブーを髣髴とさせる攻撃パターンを持っている。
  • 何気に名称で性別を断定しているモンスターである。
    登場頻度や凶暴性からして研究が進んでいるとは思えない(実際進んでいる方ではない)が、
    これに該当する個体がキング…つまりである根拠はあるのだろうか。
    暫定的にそう呼んでるだけで、後に族長は雌だと判明し別名が奇面女王クイーンチャチャブーに変更、何て事に。
    まあメーカーのカプコンがキングって設定してるんだから雄なんだろうが。
    もしくはキング以外のチャチャブーを含め登場するのは全て雄だったりするのかも知れない。
  • 上でも少し触れたが、MHWorldではチャチャブーと同じく「奇面族」の名を持つガジャブーが登場した。
    リーダー格の個体は「王」ではなく「族長」と呼ばれており、非常に大きな冠のような物を被っている。
  • MHSTシリーズには部下のチャチャブーは登場しているがキングチャチャブーは未登場。
    このあたりはクイーンランゴスタの未登場と同じものを思わせる。
    だが、あちらと違って「キングチャチャブーをオトモンにしたい」という声は不思議とあまり聞こえてこない。
    どう乗るんだという問題もあるが
    • 開発陣からは「メインシリーズに登場したモンスターはいずれ全てオトモンにできるようにしたい」
      との旨の発言も出ているため、ひとまずは今後の作品に期待しておこう。
  • MHOでは、カボチャ型お面のキングチャチャブーではなく、全く別のお面をかぶったキングチャチャブーが登場する。
    チャチャブーの肌が青色に変更されたことに伴い、このキングチャチャブーも青肌である。
    既存のキングチャチャブーに比べ、角のついた大砲のような形のかなり巨大なお面をかぶっており
    素材はチャチャブーの持っている角のついた盾と同じものを使用して作られているようである。
    武器は棍棒であることに変わりはないが、モンスターの牙や爪と思しきものが括り付けてあり
    メインシリーズの棍棒より凶暴性が増しているイメージである。

素材

奇面王の遺産
チャチャブーの落とす「奇面族のお宝」とはどこか違うお宝(と思しきゴミ)。
チャチャブーの素材から作られる武器の最終強化で必要とされることが多い。
売却価格は「奇面族のお宝」よりは高いが、なぜかG級個体のみ入手できる「奇面族の秘宝」よりかは安い。
基本的にキングチャチャブーの剥ぎ取りで入手することになるが、
樹海のキングチャチャブーの住居と思われる建造物の前を調べると極稀に落ちていることがある。
トレニャーの船を樹海に派遣すると持ち帰ることもある。
因みにキングチャチャブーは体力を0にすると地面に潜ってしまうため、死亡するわけではない。
しかし、入手した素材の名前は「奇面王の遺産」である。
もしかすると、族長に代々受け継がれているものなのかもしれない。
女の肉焼きセット
キングチャチャブーが王冠の如く頭に被っている肉焼きセット。
どこからどうやって調達してきたのか、詳しくは不明。
キングチャチャブーが撤退した後に回収する事ができる事がある。
これまた何故か入手できるのは決まって女の肉焼きセットである。
ちなみにMHP2Gではキングチャチャブーから肉焼きセット関連のアイテムを直接入手する事は出来ない。
始まりの唄
ドンドルマ地方近辺のものではない言語で何かが書き記されたもの。
その正体は、チャチャブーの族長に代々伝えられるとされる唄の楽譜。
解読できる人によると、チャチャブーの言語でとある地に対しての想いが綴られているらしい。
MH2、MHFではまずこれを入手しなければ森丘へ行く事ができないという重要なアイテムである。
幻の後光花
滅多に入手できない幻の花。
どこで採れるのかは不明であり、稀に所持している獣人だけがそれを知っている。
MHFのG級クエストに出現するキングチャチャブーからのみ入手可能な素材。
主にG級防具の強化に使われることが多い。
剥ぎ取り確率は予想に反して高いのだが、キング自体出てくるクエストが少ない。
樹海採取クエの「暗森に棲む奇面」にてエリア4に必ず最大2体まで沸くので、
それを狩って集めるのが一般的。
剥ぎ取り名人龍気穿撃の落とし物効果を併用するとより効率がよくなる。
  • ただし、そこそこタフな部類ではあるキングチャチャブーとはいえ、
    通常の穿龍棍では龍気を蓄積させる間もなく撤退してしまう場合が多い。
    レア度を1に変化させるなどの工夫が必要である。
ちなみにG級でも一応無限沸きが可能となっているが、
何故かポーチに10個までしか所持できないため効率が悪い。
大抵のモンスター素材が99個までポーチに所持できるMHFでは異様なストック数の少なさである。
ただしパートニャーポーチを利用すればもう10個多く所持できるため、
素材集めの際にはうまく活用したい。

関連項目

モンスター/チャチャブー
武器/チャチャブー武器
アイテム/肉焼きセット - 頭につけている。
クエスト/王の領域
スキル/号令 - MH3Gで登場するスキル系統の1つ。「奇面王の呼び声」が発動する。
モンハン用語/中型モンスター


*1 ただ、コラボイベントにしか登場しないなど少々特殊な存在ではある。