龍の力を利用した攻撃に付与される属性。
主に古龍種が操るが、その力の正体は全くもって謎。
伝承におけるドラゴンスレイヤーのようなものだろうか。
目次
概要
- 太古から存在が確認されている古龍の弱点とされる謎の属性。特に初代の超大型モンスターやラスボスには極めて有効。
古龍以外にも、始祖の竜の原型を有するティガレックスやアカムトルムをはじめ、
竜脚亜目に属するリオレウスやグラビモス等、竜の名を冠するモンスターには程度の差こそあれど通用する傾向がある。
半面、甲虫種や牙獣種などの竜でも龍でもないモンスターにはほぼ無効となる。
モンスターと龍属性
- MHP2G以前は古龍種のほか、リオレウスやティガレックスといった大型竜も龍属性を有しており、
これらモンスターの物理攻撃にはほぼ全て龍属性が付加されていた。
ただし、他の属性とは異なり目視できるエフェクトなどは存在せず、
単に「攻撃力の増減に龍耐性を参照する、特殊なダメージ計算式の物理攻撃」という印象が強かった。- この関係で、旧作では目に見えないところでお世話になっていた属性であり、
龍耐性が低いと意外なところで大ダメージを受けてしまうことがあった。
逆に言えば龍耐性を付ければ余裕をもって戦えるようになるということである。
- この関係で、旧作では目に見えないところでお世話になっていた属性であり、
- MH3からは「赤黒い雷を発揮する謎のエネルギー」という現在の仕様に変更。
龍属性を宿した攻撃は、ごく一部を除き前述の赤黒い雷を宿す攻撃に限定され、
更に食らった場合は龍属性やられを引き起こすようになった。
そのため、現在の龍属性は「とりわけ強大な竜、あるいは龍の特権属性」となっており、
龍属性を操るモンスターはプレイヤーから「手強い実力者」として認識されている。- 龍属性エネルギーの形質は様々で、代表的な雷を思わせる形態のほか、
微細なエネルギーが粒子状に漂う、凝縮され血煙のような形で放出される、
エネルギーが膨大な場合はオーラや炎状に噴き出すように発現する場合もある。
いずれも赤黒いエネルギーであることは共通しており、この不気味な色は龍属性全体に共通するものらしい。- また、過去作では「赤い光の中に黒い光が覗く禍々しい稲妻」が殆どだったが、
グラフィックがリアルになったWorld以降では
「赤い光の中に白い光が覗くor赤く塗りつぶされたかのような稲妻」*1のタイプが圧倒的に多くなった。
- また、過去作では「赤い光の中に黒い光が覗く禍々しい稲妻」が殆どだったが、
- 過去作で各モンスターの物理攻撃に付属していたエフェクト無しの龍属性はほぼ削除されたが、
ミラボレアスの噛みつきなど、一部その名残を残しているものもある。
またXシリーズでは、イャンガルルガの嘴攻撃、マガラ種の翼脚を使う攻撃、
銀火竜のキックや金火竜のサマーソルトなどに属性やられを伴わない龍属性が宿っており、
所謂「見えない龍属性攻撃」が復活している
(一応被弾時ハンターにごく小さい赤黒い稲妻のエフェクトが発生しているが、
効果音もないためとても気づきにくい)。 - MHR:Sにおいても、ドス古龍やイブシマキヒコ・ナルハタタヒメの繰り出す物理攻撃の一部が、
龍属性やられにこそならないものの、龍耐性によってダメージが増減するようになっている。
特にマスターランク終盤では、古龍素材の龍耐性の低い防具を装備する機会が多く、
龍属性やられの使い手が少ないからと油断していると、手痛いダメージを受けることになってしまう。
逆に、怨嗟響めくマガイマガドの二極鬼火状態での攻撃は、龍属性やられにはなるが龍属性が設定されておらず、
龍耐性を上げてもダメージを軽減することはできない。
- 龍属性エネルギーの形質は様々で、代表的な雷を思わせる形態のほか、
- 龍属性を含んだエネルギーそのものを操ることができる種は、
シリーズを通してもクシャルダオラ、ジンオウガ亜種、オドガロン亜種、イビルジョーとその特殊個体、
バルファルクとその特殊個体、アカムトルム、オストガロア、イブシマキヒコ、メル・ゼナとその特殊個体、
怨嗟響めくマガイマガド、そして禁忌のモンスターであるアルバトリオンの11種。
MHFを含めると、ドラギュロス、アノルパティス、ルコディオラ、レビディオラ、アマツマガツチの5種が加わる。
その多くが古龍級生物ないし古龍種であり、世界観上で極めて強力なモンスターが大半を占めている。- このうち、ジンオウガ亜種が操る龍属性を帯びた雷と光は「龍光」、
バルファルクならびに奇しき赫耀のバルファルクが放出する龍属性エネルギーは「龍気」、
ドラギュロスが放つ龍属性エネルギーは「冥雷」という独自の呼称で呼ばれる。 - ゼノ・ジーヴァが噴出させる地脈エネルギーは基本的に無属性なのだが、
腕から地面に流し込んで炸裂させる「龍脈エネルギー噴出」と
同系統の最大技「ビッグバン」の際は赤い雷を纏い、龍属性エネルギーを帯びるようになる。 - また怨嗟響めくマガイマガドの鬼火ガスも基本的には通常個体と変わらないが、
一部の大技の際に放出される赤黒いガスは赤い雷を纏い、龍属性やられを引き起こすようになる。
- このうち、ジンオウガ亜種が操る龍属性を帯びた雷と光は「龍光」、
- 古龍種は主にこの龍属性を第一ないし第二弱点としている。
また古龍でなくとも、
リオス(希少種以外)、ラギアクルス(通常種以外)、イビルジョー、アカムトルムといった強大な竜の弱点である場合が多い。
他の属性と比較するとそれほど多いというわけではないが、
次点レベルまで含めると多くの上級飛竜の弱点をおおよそ突ける。
MHP2G以前の作品に於ける古龍の角は龍属性武器でないと折れない場合も多く、戦略的にも重要な属性であった。
- また、龍属性を完全に無効化する飛竜種は非常に稀であり、初代では皆無、
後のシリーズでもモノブロスとその亜種やリオレウス・リオレイアの希少種くらいである。
他の竜種に目を向けると、龍属性を完全に無効化する○竜種の大型モンスターは
ジンオウガ亜種を始めとして、ボルボロス(泥纏い状態)やアケノシルム、イソネミクニなど複数居るものの、
大半の竜に対して少なくとも無駄になることはない。
そのため、飛竜・古龍戦では取り敢えず龍属性武器を担いでみるという選択肢もアリ。
- 龍属性の攻撃を用いるモンスターの多くはこの属性を弱点としているが、
例外としてジンオウガ亜種とオドガロン亜種、バルファルクには殆どと言っていいほど効果がない。
前2者はどちらも牙竜種に属するモンスター、バルファルクは古龍種だが、
いずれも龍属性に対する耐性が高い理由は定かではない。
- また、龍の力を忌み嫌うとされる古龍種であっても幾つか例外が存在し、
キリン、マム・タロトの黄金部位、部位破壊前の死を纏うヴァルハザク、アン・イシュワルダなど、
龍属性が殆どまたは全く効かない古龍種も少数ではあるが確認されている。
クシャルダオラやテオ・テスカトルに関しても近年の作品ではかなり通りが悪くなっている。
また、バルファルクと火龍モードのアルバトリオンに関しては、
龍属性を扱うにもかかわらず龍属性が効かない古龍種である。
古龍が相手だからと深く考えずに龍属性武器を持ち出した結果、
戦闘が長引いてしまうケースもあるので、弱点属性は事前にしっかりと確認したい。
- 飛竜などとは異なる系統の生物であるためか、
魚竜種、一部例外はあるが甲殻種や両生種などには効果が薄く、
特に獣である牙獣種や虫である甲虫種、鋏角種に対しては、
全てのシリーズの全モンスターに対して全く効果が無い。
また、小型モンスターに目を向けてみると、殆どが龍属性に対し強い耐性を誇っている。
基本的にはどんな武器でも簡単に倒せるためあまり気にしなくてもいいかもしれないが、
一門外のような超属性偏重片手剣などを担ぐと予想以上に討伐に手間取ることも。
- モンスター以外では、「龍殺しの実」が龍属性に似た性質を持っているようで、
龍属性を帯びた滅龍弾の材料にしたり、
食べる事で龍属性やられを打ち消し、龍属性への耐性を得たりする事ができる。
また、「蝕龍蟲」という龍殺しの実を餌にして龍属性を帯びる虫も発見されており、
ジンオウガ亜種はこの蝕龍蟲と共生することで龍属性エネルギーを強化している。
- 公式から特に明言されたことはないが、
MH3G以降の龍属性は属性エネルギーを遮断するという性質が付与されている。
例えばジンオウガ亜種の龍光まとい状態の背中、怒り喰らうイビルジョーの怒り時の頭部、
バルファルクの怒り時の頭部や後脚などのような、
膨大な龍属性エネルギーが目に見えて噴出している部位は全ての属性肉質が0となり、効果が無くなる。
勿論、同じ龍属性同士であっても効果は無い。
属性特化型の武器を担いでいる時は注意が必要である。
また、この性質に倣ってかMH3G以降は龍属性やられの効果も変更されている。- また、龍属性を多用するモンスターは、環境がまるで異なる複数のフィールドに生息することが多い傾向がある。
ジンオウガ亜種の場合は火山地帯と寒冷地と言う相反する環境において生息域を持っており、
イビルジョーや各種古龍種は場所を選ばないと言っていい程に様々なフィールドに出没する。- これらは、属性エネルギーを遮断する龍属性のエネルギーを持っていることで、
厳しい環境にも耐えられているが故の現象の可能性がある。
と言うのも、MH3Gの公式サイトのジンオウガ亜種の紹介文では、
「そのエネルギー(龍属性)の影響か、高温や極寒の環境下でも活動できるようだ。」と書かれているのだ*2。
これがジンオウガ亜種以外の龍属性の使い手にも同じことが言えるのであれば、
謎に満ちた龍属性に関する考察をするにあたって大きな手掛かりになるだろう。
通常種がMHXで寒冷地に、MHST2ではそれに加えて火山地帯にも進出していた点に関しては不明
- これらは、属性エネルギーを遮断する龍属性のエネルギーを持っていることで、
上に挙げたジンオウガ亜種、怒り喰らうイビルジョー、バルファルクに関しては
龍属性エネルギーが噴出している部位は属性が効かない一方で肉質が大幅に柔らかくなっており、
物理攻撃に長けた無属性武器や弾丸などが極めて有効となる。- 何故このようなことが起こるのかは分からないが、
MH3やMHSTシリーズなどでは龍属性攻撃を味方サイドが受けることで攻撃時に時々力が入らなくなり
その結果、会心率が大幅に下がってしまうという現象が発生する。
この「力が入らなくなる」と言う点がエネルギー噴出部位に常に働いた結果、
肉質が柔らかくなってしまうと言う事態を招いてしまっているのかもしれない。- ただ、これに関しては属性が通らなくなっているのにこれで物理肉質まで硬いままであれば、
旧仕様の紅龍や祖龍のように非常に面倒なことになるというゲームバランスの都合もあるかもしれない。
- ただ、これに関しては属性が通らなくなっているのにこれで物理肉質まで硬いままであれば、
- また、龍属性を多用するモンスターは、環境がまるで異なる複数のフィールドに生息することが多い傾向がある。
- 龍属性を用いるモンスターはいずれも世界観上では強力な種が多いが、
その自身が操っている筈の龍属性に逆に蝕まれてしまっているという例も一部散見される。
具体的には怒り喰らうイビルジョーと、奇しき赫耀のバルファルクの2種、
派生作品も含めると、ドラギュロスの3種が該当する。
ただし、いずれも龍属性に蝕まれるに至った経緯は異なる。- 怒り喰らうイビルジョーは、決して満たされぬ空腹に耐えられずに及んだ同種間での共食いの末に、
別個体が保持していた龍属性エネルギーをそのまま自身の体内に蓄積していった結果、誕生している。
イビルジョーにとって龍属性は武器にも毒にもなる諸刃の剣であるがために、
蓄積された龍属性に耐えられずに蝕まれてしまったと考えられる。 - 奇しき赫耀のバルファルクは、膨大すぎる龍気を持て余したが故に逆に支配されてしまい、
暴走状態に陥った変異体であるとされる。
バルファルクにとってこの状態が、一生のうちに必ず経験するような単純な生理現象なのか
それとも病的な異常現象なのかは今のところ不明だが、
イビルジョーと違って外部からの龍属性攻撃に元々非常に強い古龍であるバルファルクでさえも、
このような状態となってしまうと言う事実は、真に驚くべきことである。 - ドラギュロスの場合は、強力な個体になるに連れて強大化する龍属性エネルギーと、
それによる悪影響が最もわかりやすいモンスターである。
通常個体のそれは一般的なモンスターの範疇に収まる規模の龍属性エネルギーで、
特別、強力という訳でも無ければ自身を蝕むような悪影響も見受けられない。
一方、「覇種」と認定された強大な個体は膨大な龍属性エネルギーによって自身の体の一部を焦がし、
体力が一定以下になって制御がおぼつかなくなると、
全身が龍属性エネルギーに焼かれて、全身が焦げたような赤色に染まり、
保有する龍属性エネルギーも「暴走に身を任せたように振るう」動きが目立つようになる。
そして、ドラギュロスの中でも特に極まった強さを持つ「辿異種個体」は、
得られた素材から、莫大すぎる龍属性エネルギーによって内部から蝕まれ、
痛々しい状態になっている事が確認されている。
それほどの莫大な龍属性エネルギーを制御するために「角」が異常発達しており、
平時は問題なく行使できるのだが、その角を失うと、完全に制御が効かなくなり、
一部の攻撃を放つ際に龍属性エネルギーが暴発、逆に自身を傷つけてしまうという結果を招いてしまう。
完全に制御下に置けているモンスターはアルバトリオンおよびオストガロアのみである。- アルバトリオンは純粋な龍属性エネルギーを大規模な爆発という形で放つ「龍雷ノヴァ」という攻撃技を有し、
更に龍活性状態の時に全属性攻撃、及びエスカトンジャッジメントが放たれる事実から、
莫大な龍属性エネルギーを変換する形で他属性の力を発現させているような可能性があったりと、
その力の使い方は多岐に渡っている。
尤も、アルバトリオンはあらゆる生命体を大きく逸脱した存在「禁忌のモンスターの一角」であるため、
古龍含めた、普遍的な生物の範疇に含めて龍属性エネルギー制御の話をするのは野暮なのかもしれないが。 - オストガロアは同時に二つの触腕から龍属性の光線を自在に放つことができるばかりか、
「瘴龍ブレス」という全モンスター中最強クラスの龍属性攻撃を持っているなど、
保有する龍属性のエネルギーはまさに桁外れと言う他ない。
特に絶命時に最後の力を振り絞って放った瘴龍ブレスは、自身の潜む大洞窟の天井を貫いた上で、
その遥か先にある天空の分厚い雲を吹き飛ばして天候を変えてしまうなど、
想像を絶する規模を持っていることが判明している。
- 怒り喰らうイビルジョーは、決して満たされぬ空腹に耐えられずに及んだ同種間での共食いの末に、
龍属性やられ
- ハンターたちが龍属性が宿った攻撃を受けてしまった場合、「龍属性やられ」という症状を発症する。
初出のMH3と、それ以降のシリーズでは効果が全く異なるので注意。
MHP3では容量の都合なのか、削除されている。
- 龍属性やられになると力が抜け、意識が薄れてしまうという。
そうした設定を反映しているのか、MH3では龍属性やられになると会心率が強制的に-50%されてしまう。
つまり物理攻撃力が10%以上もダウンするという状態異常である。
- 一方でMH3G以降の龍属性やられは全く異なっており、武器の属性が封印されてしまう。
つまり属性武器が無属性武器になってしまい大幅弱体化するという効果となった。
よりにもよって、物理に強く属性や毒・爆破に弱めなモンスターが使ってくるので注意。- なお、上記のモンスターの龍属性を纏っている部位に対しても状態異常属性は通るが、
ハンターが龍属性やられを受けた場合は武器の状態異常属性値も消えてしまう。
武器を使う主体が直接龍属性の影響を受けるため、より被害が深刻になるということだろうか。
- なお、上記のモンスターの龍属性を纏っている部位に対しても状態異常属性は通るが、
- どちらにしても火力ダウン効果が著しく、放置しておくと狩猟時間が大幅に伸びる可能性が高い。
MH3では大剣やハンマーなどの物理特化武器が、
MH3G以降では属性特化の武器や属性弾を扱うボウガンが特に影響が大きい。
イビルジョーやジンオウガ亜種の狩猟に向かう場合には、ウチケシの実を持ち込む等の対策が必須とされる。
特にMH3G以降は片手剣や双剣、弓やライトボウガンでこれらの対策を怠った場合は地雷の烙印を押されかねない。 - ちなみにMH3G以降の効果はガンランスの砲撃ダメージにも影響する。
僅かに含まれる火属性が無効化されてしまうが、無属性の殴りガンス(突きガンス)やちくボンならそこまで大差ない。
ところがフルバ型は砲撃1発に占める火属性の割合が他の砲撃よりは高いため、無視できない火力低下に繋がる。
- 龍属性やられにも他の属性やられと同じく【小】と【大】が設定されているが、
【小】にしかならない小規模な龍属性攻撃を行ってくるモンスターはバルファルク以外に存在しない。
この影響か、攻略本などでも龍属性やられ【小】の記述は存在しないことすらある。
ちなみに龍属性やられ【小】は、【大】と全く同じ効果だが、その持続時間が短いというものである。- 龍属性やられ【小】は、現状はバルファルクの六連龍気弾でのみ発症する非常にレアな属性やられである。
それ以外では龍耐性を15以上25未満に調整しておく必要がある。
- 龍属性やられ【小】は、現状はバルファルクの六連龍気弾でのみ発症する非常にレアな属性やられである。
- MHXXでは「龍気活性」という、
体力が一定値を下回った時に自発的に龍属性やられになるスキルが新登場した。
それによって攻撃力と属性耐性が強化されるという、バルファルクの生態を体現したスキルとなっている。
またこのスキルで龍属性やられを発症した場合、龍属性武器だけは属性値を無効化されずに使用できる。 他にも、無属性武器を使う場合も実質デメリットが無くなるようなものなので、純粋な火力アップが見込める。
もちろん龍以外の属性武器を持った状態でこのスキルが発動すると、従来通り属性値が完全消滅してしまう。素直に別のスキルを使おう。
- MHWorldでも龍属性やられは存在しているが、発売直後の時点では恐ろしく影が薄かった。
というのも、当初は龍属性やられを発生させるのがラスボスであるゼノ・ジーヴァのみで、
さらにその一部の攻撃にしか付与されていなかったため。
その後、無料アップデートでイビルジョーが参戦したことで存在感は若干だが増している。- 続編のMHW:Iではマスターランクが追加され、怒り喰らうイビルジョー、
オドガロン亜種、ジンオウガ亜種が追加された。
彼らは頻繁に龍属性やられを伴う攻撃をしてくるため
前作とは一転、属性偏重型の武器を担ぐ場合はかなり意識しなければならない状態異常となった。
特にアルバトリオンに関しては属性攻撃が即死ギミックと密接に関わっているため、
龍属性やられは最優先で対策しておかねばならない。
一方、MHW初期における唯一の龍属性やられの使い手にはMR帯個体が存在せず、
成体の方は現状龍属性を纏う攻撃は確認されていない。 - 従来のように攻撃時に属性のエフェクトが出なくなるだけでなく、
本作では与えたダメージが可視化され、龍属性やられに陥るとそのダメージ表記が青くなるなど、
これまで龍属性やられというものにあまり頓着が無かったプレイヤーにも意識させやすいようになっている。
- 続編のMHW:Iではマスターランクが追加され、怒り喰らうイビルジョー、
- MHRiseでも当然龍属性やられは存在しているが、MHW初期のようにこれまた恐ろしく影が薄い。
当初は、龍属性やられを発生させるのは百竜夜行でしか戦えないイブシマキヒコしか存在しなかった。
しかも百竜夜行では反撃の狼煙でダメージが凄まじく増加するので、ぶっちゃけ発症しても特に支障はない。
後にアップデートで龍属性攻撃を使うクシャルダオラや奇しき赫耀のバルファルクが登場し、
イブシマキヒコ自体もラスボスの前座ではあるが通常クエストで登場、
その後フルタイムで戦うイベントクエストも実装され見る機会が増えた。- なお今作ではモンスターも属性やられを発症するようになったが、龍やられだけは存在しない。
おそらく「龍属性の塊」が殆ど存在していないため、モンスターに発症させること自体が難しいからだろう。
古龍より龍属性の扱いが上手いフンコロガシとかがいるのも妙な話だろうし。
- なお今作ではモンスターも属性やられを発症するようになったが、龍やられだけは存在しない。
- MHR:Sにおいてはイブシマキヒコやクシャルダオラ、奇しき赫耀のバルファルクが続投した他、
新たに龍属性の使い手としてメル・ゼナ、原初を刻むメル・ゼナ、怨嗟響めくマガイマガド、傀異克服クシャルダオラ、
傀異克服バルファルクが登場している。
何れも終盤からクリア後のクエストにかけて登場する強力なモンスターである他、
怨嗟響めくマガイマガドに関してはアップデートで傀異化個体も追加されている為、
属性武器を愛用するハンター諸氏は、龍属性やられについても対策した方が良いかも知れない。- 最後の大型アップデートを終えた後では、追加モンスターの多くが古龍もしくはその特殊個体であったことと、
追加モンスター組の防具が固有スキル含めて非常に強力なものであったため、
最前線級の防具を組むと、悉く龍耐性が死ぬという事態に。
いやらしいことに、アップデートで龍を扱うモンスターと戦う機会自体が増加傾向にあるため、
この「強力な防具を組むと龍耐性がヤバいことになる」問題は何気に深刻である。
- 最後の大型アップデートを終えた後では、追加モンスターの多くが古龍もしくはその特殊個体であったことと、
ハンターと龍属性
- 龍属性の武器を見ると、封龍剣【超絶一門】、大龍壊棍など、各武器の顔がずらりと並ぶ。
龍の属性効果を持つ武器は「龍殺しの武器」であると同時に「龍の武器」でもあるとされる。
強力な龍属性を宿す武器は「使用者の正気を奪う」「人の世そのものに仇なす」など、
恐ろしい伝説が語られている物も多い。
また、龍属性の武器には「黒」「冥」「獄」「滅」など、
暗いというか黒いというか、とにかく明るいイメージはしない単語が銘に付く場合が多い。
武器のデザインに目を向けても黒や紫、暗い赤を基調としたダークな色使いのものも多い。
もしかすると他のゲームで言う「闇属性」のようなものなのかもしれない。
- ハンターの武器攻撃に付いている龍属性は初期シリーズからエフェクトが存在し、
真っ黒で外側だけ僅かに茶色っぽい雷のようなエフェクトが発生する。
ただ、出血のエフェクトに紛れがちで他の属性と比べると目立ちにくい。
MH3以降はモンスター側の明確な龍属性エフェクトの追加に合わせて、ハンター側の武器も同様のものに変更されている。
- 旧文明の遺産を修復した武器に発現する事が多い。
また、モンスター装備としては龍属性攻撃を行うモンスターのものはもちろんの事、
古龍種の中で肉弾攻撃や他の属性に分類されない能力*3を使うモンスターのものによく発現する。
- 近年では、龍属性は化学反応で増幅させることが可能になった。
正体が未だに解明されていないのにどうしてそんなことが出来るんだと突っ込んではいけない。
スラッシュアックスには、自動的に龍属性エネルギーを生成・蓄積し
剣モード時にそれを解放して攻撃することができる「滅龍ビン」を搭載したものが
ハンター用の武器として大々的に採用された頃から存在している。
そしてドンドルマの戦闘街や砦には近年、新たに
龍属性エネルギーを大幅に増幅させて対象に放つ巨龍砲と呼ばれる対モンスター決戦兵器も設置された*4。
- 虫系や甲虫系(さらに甲殻種や牙獣種)の素材を使って作られた防具は、総じて龍耐性が高い傾向にある。
また、初期のシリーズでは、滅龍弾を撃てるのは虫素材を使用したボウガンにほぼ限定されていた。
以後のシリーズでは耐性を持つに留まらず、ロワーガシリーズのように龍属性を強化したり、
マギアチャーム等の虫系素材を使って作られた武器に龍属性が宿るようになった。
- 龍属性との関係は不明だが、スキル「フルチャージ」が発動すると
体力全快時に左腕が龍属性オーラのような赤黒い光に覆われる。
需要の推移
- 無印・MHG・MHPではリオレウス、リオレイア、グラビモス、ラオシャンロン、ミラボレアス、
及びグラビモスを除くそれらの亜種には非常に効果的であり、
ディアブロスに対してもある程度通るなど、強敵に対して非常に有効に働く属性である。
一方で、それ以外のモンスター相手には非常に効果が薄く、相手を選ぶ属性でもあった。
MHGから登場したグラビモス亜種やリオレウス希少種・リオレイア希少種は
龍属性をほとんど無効化する強力なモンスターであり、
強力な龍属性武器を携え狩猟を行なってきたハンターにとって天敵と言える存在であった。
- MH2・MHP2(G)・MHFでは龍属性がほとんど通らない牙獣種や甲殻種が登場し、
効く相手と効かない相手がはっきりしている傾向はより顕著になった。
また、この頃は古龍種の能力を司っている角を破壊するためには龍属性が必須であったため、
需要はかなり高かったといえる。
- MH3(G)・MHP3では総じて龍属性が効く敵が増え、汎用性が増した。
一方で古龍種はその数を減らし、龍属性を必要とする部位破壊仕様も消滅したため、
相対的に龍属性そのものの需要は減ることとなった。
ただし、登場する古龍種が皆極めて強大な超大型モンスターであったことに加え
龍属性を纏う武器の性能が比較的優秀だったこともあり、龍属性武器の出番自体は多かった。
MH3に至っては別の要素を満たしているのが龍属性武器しかなかったため、ほぼ独壇場と化していた。
- MH4(G)では多くのドス古龍が復活しているものの、属性に関係なく角の部位破壊が行えるようになったため、
やはり以前と比べて需要は落ち着いている。
ただし、メインモンスターのゴア・マガラおよびその成長個体であるシャガルマガラの武器が
新たに龍属性を獲得し、前作の龍属性担当だったジンオウガ亜種も続投、
更に黒龍ミラボレアスも復活しているため、龍属性武器のバリエーション自体はかなり豊富である。
- MHXでは前作と比較して古龍種の種類そのものが減少し、
相対的に龍属性が通用する古龍の数も減ったため、全体的な需要は落ち込むこととなった。
龍属性がそれなりに通るモンスターが新たに複数実装されたことから
比較的多くのモンスターに通用する属性としてのポジションは保っているものの、
龍属性が全く通用しない牙獣種や甲殻種も増加している。- しかしそういった問題以前にMHXの龍属性武器は種類は多いが性能が微妙な物が大半で、
たとえ龍属性が弱点のモンスターでも第二弱点の武器の方がよりダメージを与えられるケースも多く、
残念ながら一線に立てないでいる*5。
- しかしそういった問題以前にMHXの龍属性武器は種類は多いが性能が微妙な物が大半で、
- MHXXではメインモンスターのバルファルク、復活したラオシャンロン、そしてミラボレアスも復活したため
実用的な龍属性武器がかなり増えた。
そしてG級追加により既存の武器もG級素材で強化することで一線級のものになることもある。
- MHWorldでは、新たに古龍の能力を抑止できる龍封力が龍属性武器に搭載された。
これは一部古龍種の能力を封じて弱体化させる龍属性特有の能力である。
スラッシュアックスの滅龍ビンを除くと、龍属性値と龍封力は基本的に負の相関があり、具体的には- 高い攻撃力と龍封力を持ち、会心率0%で、長い青ゲージを持つが、属性値の低いネルギガンテ武器
- 低い攻撃力に高い龍属性値、低い龍封力の龍骨武器
- 龍封力は中程度で属性値も攻撃力もそこそこ、匠で白の出るヴァルハザク武器
- 素で白ゲージを持ち匠で更に延長可、プラス会心に2つのレベル3スロットもあるが攻撃力、
龍属性値共に低く、龍封力も小さいゼノ・ジーヴァ武器 - 匠で白ゲージが出て攻撃力、龍属性値共に高めだがキツいマイナス会心を持ち、
高い龍封力を持つイビルジョー武器 - 片手剣に限るがそこそこの攻撃力に非常に高い属性値、
長い白ゲージに会心率0%で、龍封力大のウィッチャーの銀の剣+
他の属性が1~2種しか存在しないことを考えると破格の充実っぷりである。
ちなみに滅龍ビンは「龍封力は中程度だが龍属性値が高い」という性能である。- 本作の「龍封力で弱体化できる」古龍は、いずれも龍属性値が第一弱点ではない
(全く効かない訳ではない。部位破壊後のテオ・テスカトルのように有効なものも居る)。
そして龍封力の低い武器では中々弱体化を見込めないため、
「龍封力の高い」武器はある意味龍属性武器というより龍封力武器であると言える。
また頭ダウンが取れれば能力は抑止できるため、物理や弱点属性武器を持っていった方がいいケースが多く
結果としてほとんどのプレイヤーからは空気システムと見られている。
ネルギガンテ武器やイビルジョー武器、ウィッチャーの銀の剣+など龍封力大で採用率の高い武器もあるが
これらはあくまで武器本体の性能が優秀だから使われているに過ぎない。- 一方竜骨派生武器やヴァルハザクの武器群については、
普通に龍属性弱点モンスターに用いるという運用はある。
が、本作において龍属性が第一弱点になっているのはリオス種やラドバルキンぐらいしかおらず、
双剣ですら物理偏重が強い本作においては、あまり精力的に使われているとは言い難い。 - スラッシュアックスの滅龍ビンについては、
『高出力状態に持っていくのが早い』という点で他武器との差別化に成功している。
- MHW:Iでは龍属性を操るオドガロン亜種が追加され、怒り喰らうイビルジョーが復活。
しかし、元々龍属性武器は多かったためかそれほど増えなかった。
また、龍属性が第一弱点のモンスターもあまり増えず、加えてMHW:Iから追加された古龍には龍封力が効かない、
効いても差があまりないようなものばかりなため、やはりというべきか龍属性武器の需要は少ない。- 悉くを殲ぼすネルギガンテの武器は人気が高い。
と言っても別に龍属性や龍封力を重視している訳ではなく、物理攻撃性能が非常に高いためである。
今作では無属性武器が全体的に弱めに調整されている上に無属性強化が弱体化されたので、
素の性能が高い悉ネギ武器が担ぎ出されるに至った。 - ムフェト・ジーヴァから作られる覚醒武器の中には、龍属性を纏ったものもある。
素では非常に龍属性が低いので強化が必須だが、特化すれば中々の龍属性と物理性能を得る。
しかし、上述のように龍属性が通る相手が少ないので態々作る必要があるかというと… - ミラボレアスの武器は、覚醒武器を差し置いてダントツの火力を誇るため大人気に。
といっても龍属性は誤差レベルしかなく、無属性強化が封じられた物理偏重武器といったほうが無難な性能。
龍封力大も歴戦王イヴェルカーナで氷纏段階を下げて肉質硬化をキャンセルしたり、
ムフェト・ジーヴァの地脈エネルギーを強制的に減らしたりと使い道は多少増えたが、
アルバトリオンやミラボレアスなど他の古龍には相変わらずの空気システムと化している。
龍属性なのはぶっちゃけ、素材元がミラボレアス故に他の選択肢がなかっただけかもしれない。
- 悉くを殲ぼすネルギガンテの武器は人気が高い。
- MHRiseではデスギア武器や虫武器の他、新たに追加されたイブシマキヒコ武器に龍属性が宿る。
しかし本作での需要については乏しいと言わざるを得ない。
古龍が少ないことから龍属性を弱点とするモンスターは少数で、さらに新規モンスター達にも全体的に通りにくい。
龍属性武器は(武器種にもよるが)そこそこの数があり、十分実用できるものはあるのだが、
他属性を見ればより強力な武器が犇めくうえにそもそも龍弱点のモンスターが少ない事から、
どうしても龍属性武器を担ぐ機会は少なくなるのである。
ナルガ武器を筆頭とした無属性武器が猛威を振るう環境なのも向かい風だろう。
なお、龍封力については廃止された。- Ver2.0アップデートでクシャルダオラ、テオ・テスカトル、オオナズチのドス古龍達が参戦したが、
このうち有効なのはオオナズチくらいで他2体には通りがあまり良くない。
龍封力も依然無いままなので、彼らに対してもやはり他属性武器のほうが有効打を与えやすい。 - そんな龍属性も、Ver.3.0で少々風向きが変わった。
本アップデートによって追加された百竜ノ淵源ナルハタタヒメは龍を弱点としているため、
非常に強力な本種への対抗策として需要が高まった。
さらに本種の登場によって中途半端な性能のままだったイブシマキヒコ武器に最終強化が追加、
お馴染みの斬れ味と圧倒的な龍属性をもつバルファルク武器の追加、
龍属性のみ属性効果が失われない龍気活性の追加によって
少なくとも前Verよりかは需要が増えているといえるだろう。
- Ver2.0アップデートでクシャルダオラ、テオ・テスカトル、オオナズチのドス古龍達が参戦したが、
- MHR:Sでは新規モンスターであるメル・ゼナが龍属性弱点である。
メル・ゼナ撃破でMR★5になるとオオナズチやシャガルマガラも参戦し、ガイアデルムも龍属性弱点。
ストーリークリア後は百竜ノ淵源も再来するため、エンディング後になると龍属性武器を担ぐ機会も多い。
龍属性武器も復活したマガラ武器、さらにメル・ゼナ武器やガイアデルム武器が増えており、
これまでのマキヒコ武器・バルク武器+α(デスギア・虫・ギルド系etc)と併せ7種類もの武器が並ぶ激戦区になっている。- 反面、傀異討究クエストを進めていくとどうしても需要が減ってしまう。
龍属性が最大弱点の大ボス連中が悉く傀異化未対応である事が理由。
Ver.14現在、EX6~8の傀異化モンスターで龍が最大弱点のモンスターがおらず、
第二弱点の場合は第一弱点武器を持っていった方が良いというのが本作の属性武器環境なので、
傀異討究クエストでの龍属性の出番はかなり限定されてしまう。
一方、迅錬丹を大量に貰えるクエストを第2のエンドコンテンツとするとしたら
その片方が強化アマツマガツチなので、そこに活路を見いだせる。*7- 傀異化対応モンスターに限ればリオレウス・リオレイア・バサルモスの三頭しか第一弱点が居ない。
ゴア・マガラ(と特殊個体)、傀異克服オオナズチは龍もかなり効いてはくれるのだが、
よりによって第一弱点が本作超激戦区の火属性であるので、火属性でロクなものがないから龍属性を、
という状況が早々訪れてくれない。
Ver15にてシャガルマガラの傀異克服個体が登場したため、こちらに担いでいくという使い道は出来た。 - 複数クエストに担いでいくのであればヌシのリオス夫婦、シャガルマガラ、メル・ゼナ、オオナズチが
オトモに選出されている場合に(キャンプでの装備切り替えの手間はかかるが)担いでいくという手もある。 - 一応、飛竜系モンスターなら、大抵は第一弱点に次いでよく効くぐらいのポジションは保っているため、
ディアブロスやティガレックス、タマミツネ通常種やエスピナス通常種辺りなら他の性能で補えば普通に
使っていけるレベル。
特に渾沌マガラ武器は、上手く狂竜症を克服していけば一線級の物理性能を発揮できるため、
ある程度龍が通るなら第一弱点でなくても十分選択肢になる。
また、イブシマキヒコ武器やバルファルク武器も斬れ味が非常に独特なので、その方面で活路は見出せる。
どの武器種も龍属性武器はラインナップが非常に多い上に大業物も散見されるので、
純粋に物理メインで採用する選択肢もあるだろう。 - 龍属性独自の強みとしては、
龍気活性+龍気変換のコンボで爆発的に属性値を伸ばせる唯一の属性であることは挙げられる。
他のスペック次第ではあるが、第二弱点程度のハンデなら跳ね返して圧倒的な属性ダメージを叩き込めることはある。
- 傀異化対応モンスターに限ればリオレウス・リオレイア・バサルモスの三頭しか第一弱点が居ない。
- 反面、傀異討究クエストを進めていくとどうしても需要が減ってしまう。
派生作品
MHF
- MHFではアップデートで龍弱点モンスターが継続的に追加されており、
安定した人気を誇る属性となっている。
武器についても同様で、過去にはドラギュロス、ルコディオラ、アカムトルムの武器が人気を博した。
また、剛種・G級武器ではオオナズチの武器にも龍属性が宿る。
MHFオリジナルモンスターではドラギュロスやルコディオラ、ラヴィエンテなどがあり、
複属性でも火と合わさった「炎属性」「黒焔属性」「紅魔属性」、雷と複合した「雷極属性」、「皇鳴属性」、
氷と混ざり合った前述の「闇属性」、強力な熱気と冷気を同時に併せ持つ「熾凍属性」など出番が多い。
ちなみに複属性に含まれている単属性の中では龍属性が最も数が多い。
龍を含む複属性は当初はG級以降でしか入手できなかったが、
剛種武器や祭武器、ゴア・マガラ武器など早い段階から作れるものも増えてきている。
どちらかと言えば、現状のMHF-Zにおいてはこれら龍を含む複属性の採用が多いと言える。
- MHFには(龍)属性に対して特殊な耐性を持つモンスター群が複数存在する。
- 剛種クシャルダオラやテオ・テスカトル、オオナズチ、キリンは
頭・翼・尻尾には有効でも脚や胴体では逆に吸収されてしまい、殆どダメージが入らない。
古龍剛種に限らず、このような特徴は多くの変種・剛種に見受けられた。
またどういうわけか変種には龍属性が効くモンスターが多く、
変種という種自体の特性ゆえ、その効果範囲はかなり特異なものとなっている。
- 剛種クシャルダオラやテオ・テスカトル、オオナズチ、キリンは
- MHFでは遷悠種イビルジョーの登場に合わせて龍属性やられが導入された。
その当初はウチケシの実は存在しなかったが、G10にてようやくウチケシの実も実装された。
ハンターサイドは秘伝書効果によって耐性を高めることで
やられ自体を防ぐことは比較的容易だが、パートナーの場合はスキルが必要になってしまう。
パートナーは育てると心強い戦力となり、状態異常武器はもちろんのこと
武器種の扱いを極めれば属性武器も強力に扱いこなせることから、
パートナーを連れて龍属性やられを発症させる事ができるモンスターに挑む際に気になる点となっている。
龍属性やられ【特大】
- 龍属性やられ【特大】に陥ってしまうと、HPゲージの色が緑から黒色になる。
この状態では赤ゲージの自然回復効果が消失するという狂竜症と類似した症状が現れる。
また、回復系アイテムや吸血スキル、極ノ型ランスのガードストックなど、
ほとんど全ての方法による体力の回復が出来なくなり(根性札グレート・魂の再燃の効果は発動する)、
回復アイテムや効果がランダムのアイテムを使用した場合
ハンターがコゲ肉使用時と同じリアクションを取って逆にダメージを受けてしまうようになる
(ただし、体力が1未満になる事は無い)。
また、この時摂取したアイテムに回復以外の効果があった場合はその効果も無効化される。
後半部分の効果は回復アイテムを使用しないことで回避できるが、回復を事実上封じられる点が厄介。- この属性やられを用いる辿異種の最高難易度で解禁される最大技は、
何れも龍属性を伴う空中追撃型のコンボ攻撃である。
このため、本来ならば生命の粉塵を用いれば救出が可能であるのだが
龍耐性不足の場合は初撃被弾時に発症する龍属性やられ【特大】によってそれが不可能になるという、
本やられ効果との相乗効果を狙った形になっていると言える。
- この属性やられを用いる辿異種の最高難易度で解禁される最大技は、
- 他の属性やられ【特大】同様に、龍耐性を55以上に高めることでそのものを無効化できるほか、
時間経過やウチケシの実で回復する事も可能である。
なおウチケシの実の服用時は、上記のダメージリアクションは行わずしっかり解除されるので安心されたし。
- 通常の龍属性やられから根本的に効果が変わっているが、
龍属性がどのような形で影響してこういった現象が発生するのかについては一切不明。
覇種、辿異種ドラギュロスや怒り喰らうイビルジョーが
「強大すぎる龍属性の力によって体が蝕まれている」というケースは確認されてはいるのだが、
これを理由に龍属性やられ【特大】の現象を断言できる形で証明することは難しい。
雷属性やられ【特大】の失神現象については、
「効果が大きく変わっているように見えて、論理的に見ると強化された程度である」
と説明する事ができるのだが、この現象の原理についてそれすらできず、今も謎に包まれている。
蝕龍やられ
- MHF-G10.1で登場した龍属性に関係する状態異常。
蝕龍蟲のようなエフェクトが身体に纏わりつく。
G級遷悠種ジンオウガ亜種の帯電状態時の龍属性攻撃を受けると発症する。
HR5から受注できる凄腕級のジンオウガ亜種の攻撃や、G級でも帯電状態ではないときは発症しない。
- この状態では毒状態のように体力が減少していくほか、
近接武器の斬れ味が時間経過で減少していく、視界(画面)が蝕龍のエフェクトで見えにくくなる、
消費系アイテムが蝕まれ徐々に使用不可になっていくといった強烈なバッドステータスが発生する。
特にアイテムが使用不可能になるという効果はこの上なく厄介であり、
回復薬などの一般的な消費系アイテムはおろか
根性札グレートなどの最後の砦となりうるアイテムまで消えるので、早急な対処をしなければならない。- この状態異常は蝕龍蟲によって引き起こされるらしく、
彼らが好物としている龍殺しの実を持っているとそちらが優先的に蝕まれる。
いわばメラルー対策のマタタビのようなものだと言えばわかりやすいだろう。
なお、龍属性エネルギーを求めてジンオウガ亜種に集うはずの蝕龍蟲が、
何故ハンターのアイテムや武器に付着しあまつさえそれを蝕むなどといった行動を取るのかは不明。
- この状態異常は蝕龍蟲によって引き起こされるらしく、
- 一見すると龍属性とは無関係そうな属性やられだが、
龍属性やられ同様、龍耐性を20以上にすることで無効化できるという性質を持つ。
上記の効果を見るに蝕龍蟲が纏わりつくことで発生する物理的な属性やられだと思われるが、
それでも蝕龍蟲弾などとは異なり龍耐性を高めるだけで完全に無力化する。
MHNow
- 現時点では龍属性武器が3種類しか存在せず、全て期間限定出現の桜火竜素材を使用して強化する武器である。
尚且つそのうち二種は旧正月イベント限定であり、現状はすでに作成不可能という著しく偏った環境なのだが、
龍属性のみが弱点のモンスターは現状存在せず、他にも問題が多いこともあってそこまで大きな問題とは見られていない。
MHSTシリーズ
- 他の属性と比べて特別なモンスターに与えられる印象もある龍属性だが、
本シリーズでは伝承の儀により種族問わず与えることができる。
それがたとえ牙獣種であろうと草食種であろうと、当然の様に龍属性を扱える。使いこなせるかはともかく
ちなみに本来龍属性を持たないモンスターの中では意外にもドス鳥竜種たちが高い適性を持つ傾向にある。
- 当シリーズでは属性やられが存在せず、その代わりにモンスターの属性攻撃の多くは
イメージの近い状態異常を付与する効果を持っている(雷→麻痺、氷→特技封じなど)。
では龍属性に充てられた龍属性らしい効果は何かというと「会心率ダウン」。
MH3G以降に発売された作品でありながら、まさかのMH3の龍属性やられに近い効果となっている。
MHST2では全属性攻撃ダウンの効果も登場したが、龍属性は前作同様に会心率ダウンの効果を持つ。
そもそもMHST2は無属性もまた属性の1つで、
「属性効果が出なくなる」に相当する前者の効果ではごく普通のデバフスキルであり、
属性やられに相当する状態異常としては流石にショボくなるということなのだろう。
余談
- ゲームなど近代の創作物に親しむ人ならイメージしやすいだろうが、
そもそも龍(ドラゴン)は「種族」であり、総じて頑強だが
竜殺しの剣や冷気など特効薬的な弱点を持つというようなパターンが多く、
モンハンのように何らかの効果を伴う「属性」として扱うのは割と珍しいと言える。
- タイトルに「モンスター」を冠したゲームとしてモンハンと共に知名度の高い
ポケットモンスターシリーズにも「ドラゴンタイプ」という龍の属性が登場し、
「ドラゴンポケモンにはドラゴン属性の技が効果抜群になる」
「多くの強力なモンスターが属しているが、他のタイプへの弱点属性にはなりづらい(ポケモンの場合はならない)」
という共通点がある。
龍という強大な存在には、同じ龍の力こそが有効というイメージなのかもしれない*8。
- 龍属性が赤黒い謎のエネルギーとして可視化するようになったMH3以降は
扱えるモンスターが著しく減少した。
古龍種で龍属性を扱うモンスターはバルファルク、オストガロア、アルバトリオン、イブシマキヒコの4種のみであり、
いずれも登場しないMH4(G)では、龍属性エネルギーを放出する古龍種は存在しなかった*9。
但し、MHRiseではクシャルダオラのモーションが刷新され
龍属性エネルギーを纏いながら空中からボディプレスをするようになった。- 無印MHにおける最初期の龍属性武器からして「滅龍弾」「封龍剣」「ドラゴンデストロイ」など、
ハンター側が使用する龍属性は、古龍種への対抗手段であるとイメージさせるものが多かった。
後に登場する強力な龍属性エネルギーを蓄えるジンオウガ亜種の素材には
「全ての龍を恐れさせる」という一文もあったりするので、
もともと「龍殺し」の属性として強く意識されていたようである。 - MHXでは、属性エネルギーを伴わない攻撃のいくつかに再び龍属性が付与されるようになった。
例を挙げると、ダイミョウザザミのヤドを使った攻撃、イャンガルルガの嘴を使った攻撃、
リオレイア希少種のサマーソルト攻撃、リオレウス希少種の地上急襲、
アマツマガツチの突進、マガラの翼爪を使った攻撃なども龍属性攻撃になっている。- いずれのケースも龍属性やられにはならない。
このため、当初は龍属性が付与されていることが周知されておらず、
後に公式ガイドブックで記載された情報によって初めて広く知られることになった。
しかし、これらの攻撃は被弾時に一瞬龍属性エフェクトが出現するため
ガイドブックを読まずともある程度察した人もいるだろう。
ただしクシャルダオラは噛みつきや引っ掻きに当たると龍属性やられになる。
- いずれのケースも龍属性やられにはならない。
- 無印MHにおける最初期の龍属性武器からして「滅龍弾」「封龍剣」「ドラゴンデストロイ」など、
- MHWにおける龍属性チャージアックスの超高出力属性解放斬りは、
炸裂時に龍脈エネルギー噴出と同じように龍属性エネルギーが地面から吹き出す演出となっている。
まさか龍脈を刺激している訳ではあるまいが、
冥灯龍の龍脈エネルギー噴出が龍属性を帯びるのもなんとなく納得できる演出である。
- MHXRでは他の基本4属性が登場する中で龍属性のみ未登場となっており、
その代わりに土属性という完全新規の属性が登場している。
おそらくは、明確に「龍属性使い」と言えるモンスターが少なすぎることや*10、
属性の5すくみシステムに割り当てる中で
「◯属性に強く、△属性に弱い」というイメージを持たせづらいことなどが要因と思われる。
- 竜や龍には有効で、獣や虫などのそれ以外の種族にはあまり効果がない属性であるが、
当然ながらハンターやニャンターが人間ないしアイルーだからといって、龍属性に元々耐性があったりはしない。
もしくは人間を基準に耐性を0と定めてあるだけで、実は生物の中では耐性のある方だったりするのかもしれない。
- 発掘される太古の時代の「風化した武器」から磨きだされる装備や
古の時代の製法で作られる各種の「封龍剣」など、
強い龍属性を帯びる武器には“龍”への対抗手段として作られた事を示唆する説明文がついている物も多い。
龍属性を操るモンスターの身体の一部から作った武器が龍属性を宿しているのは考えてみれば当たり前の事だが、
金属を主体にした非生物由来の素材を中心に古龍の血を加えた程度で強い龍属性を発している例もある。
こうした武器の龍属性が、古龍素材や龍殺しの実などの素材から抽出された自然由来のものなのか、
人工的に合成、付与されたものなのかは不明。
そもそも、熱や電気のように物理化学的な仕掛けで発生できるエネルギーなのかどうかも不明な
龍属性なるものの人工的な生成や付与が可能なのか自体、よく判っていない。- そもそも本当にエネルギーなのか怪しい描写も散見されるため、
プレイヤーの中には龍殺しの実や蝕龍蟲あたりの設定を踏まえて、
龍属性は熱や電気のようなエネルギーと言うよりも
特定の生物、つまり龍種にのみ選択毒性*11を持つ
「未知の毒化合物」のようなものではないかという、ある程度の具体性を求める説も唱える者もいる。 - もちろん非公式な話だが、さらに飛躍して、龍属性とは
「龍に対抗するため人工的に作り出された古代の化学兵器の類いである」
といった想像も一部のプレイヤー間で唱えられている。
もっとも最近では龍属性持ちのモンスターが(古龍含め)増えてきたり、
そもそも龍殺しの実をつける植物などの自然界に存在する龍属性も存在することから、
こういった説はかなり下火になってきてはいる。 - MHWorldでは新たな武器性能として龍封力のステータスが新設され、
古龍の活動を阻害するという側面が強調されている。 - MHRiseにて登場した奇しき赫耀のバルファルクは、
自身の莫大な龍気エネルギーに呑まれ、限りなく暴走に近い状態となった個体であるとされている。
このことから、龍属性エネルギーとはそれを扱う古龍にとっても必ずしも安全なものではなく、
一歩間違えればその力に呑まれかねない危険な代物であることが推察される。
龍属性を扱うモンスターがしばしば龍属性を弱点とするのは
そういった危険性に由来するのかもしれない。
- そもそも本当にエネルギーなのか怪しい描写も散見されるため、
龍属性の攻撃を行うモンスター
メインシリーズ
- 鳥竜種
- イャンガルルガ - ついばみ(MHX(X)のみ)
- 飛竜種
- リオレウス - エリア上空飛行後の急襲(MHP2Gまで)
リオレイア希少種 - サマーソルト(MHX(X)のみ)
ティガレックス - 全ての物理攻撃、及び岩飛ばし(MHP2Gまで)
アカムトルム - 全ての物理攻撃(MHP2Gまで)、ソニックブラスト
- 獣竜種
- イビルジョー - 龍ブレス
怒り喰らうイビルジョー - 頭部を用いた攻撃全般(MHW:I)、
龍ブレス、滞留龍ブレス、高出力龍ブレス、圧縮爆破龍ブレス
- 牙竜種
- ジンオウガ亜種 - お手(龍光まとい状態)、落雷、蝕龍蟲弾など
オドガロン亜種 - 龍ブレス、強暴化状態時の攻撃全般
怨嗟響めくマガイマガド - 二極鬼火状態の赤黒い鬼火による攻撃
- 古龍種
- ラオシャンロン - 全ての物理攻撃(MHP2Gまで)
クシャルダオラ - 全ての物理攻撃(MHP2Gまで)、一部の物理攻撃(MHX(X)、Rise)
オオナズチ - 全ての物理攻撃(MHP2Gまで)
ナナ・テスカトリ - 全ての物理攻撃(MHP2Gまで)
テオ・テスカトル - 全ての物理攻撃(MHP2Gまで)
ヤマツカミ - 全ての物理攻撃、ガス噴出、吸引
オストガロア - 龍ブレス、瘴龍ブレス
バルファルク - 龍気を用いる攻撃
奇しき赫耀のバルファルク - 龍気を用いる攻撃
ゼノ・ジーヴァ - エネルギー噴出、ビッグバン
イブシマキヒコ - ブレスなど
メル・ゼナ - 龍炎爆破、血爵波動・拡散
ミラボレアス - 這いずり、立ち上がり噛み付き
アルバトリオン - 龍雷突進、龍雷引っかき、龍雷回転攻撃、物理攻撃全般(MHW:I)、龍雷ノヴァ
MHF
- 飛竜種
- ドラギュロス - 急降下大放電キック、龍レーザーブレス、落雷、雷球など
UNKNOWN - 暗黒ドームの瘴気、暗黒乱舞の龍エネルギー開放(いずれも至天クエストのみ)
アノルパティス - 形態変化後の各種攻撃(氷属性も付与)、龍ブレス(辿異種)
エギュラス - ブレス(極み統べるグァンゾルムの配下のみ)
MHSTシリーズ
- 甲虫種
- 大蝕龍蟲 - 龍突進(MHST)、全ての攻撃(MHST2)
- 古龍種
アルトゥーラ - ドゥラーゴ、ルーチェ
関連項目
システム/属性
システム/属性やられ
システム/龍封力 - (現在確認されている)当属性持ち武器全てはこの力も持っている。
アイテム/滅龍弾 - (龍爆撃弾を除いて)ボウガン唯一の龍属性攻撃手段。MHWでは龍封力も持つ。
アイテム/龍殺しの実
アイテム/封龍核
アクション/冥雷
アクション/龍ブレス
スキル/龍気
アイテム/封龍核
システム/火属性
システム/水属性
システム/雷属性
システム/氷属性