目次
概要
- MH2から登場したガンランスで、名前の通りナナ・テスカトリの素材から作られる。
サファイアブルーの光沢に包まれた美しい武器で、蒼炎の一撃が獲物を打ち砕くという。
ただ銃口を覗き込むと回転式の鼻毛カッターに見えてしまうのが少し悲しいところ。
- 対になる武器として、太古の塊からテオ・テスカトルの素材で復元させるランス「テオ=ハウル」がある。
こちらはテオと同じく真紅の光沢を放つ。
性能
- 基本は拡散型のガンランスだが、MH2・MHFとMHPシリーズとでは性能がかなり異なる。
MH2・MHF
- 初期生産のナナ=ハウル、後期のナナ=ロアともに無属性。
せっかくナナの素材を使ったというのに。
ロアでは下位武器ながら若干の青ゲージを備えるのが強みといえば強みである。- MH2では上位テオ・テスカトルの素材でナナ=フレアまで強化可能。
拡散レベル3で物理もまずまずだが、それでも414と大人しめでやはり無属性。
旦那もといテオ=ハウルシリーズにはちゃんと火属性が備わっているのだが、
砲撃機構だけで素材の力を使い果たしたというのだろうか? - MHFでは事情が変わり、ナナ=ロアからナナ=シャインへ強化すると龍属性が付加される。
火力が不足しがちな下位では、武器倍率系スキルにあまり左右されない拡散型LV2もなかなか有用。
ここからナナ=フレアを経てブレス→バースト→ノヴァと名前が変わっていく。
MHP2とは違いはじめから1だがスロットがある。
- MH2では上位テオ・テスカトルの素材でナナ=フレアまで強化可能。
- SP武器版として「ダーク=ハウルSP」も登場。龍と睡眠の双属性。
ダークという名称に反して、白色のカラーリングとなっている。
剛堅な素材を丹念に研磨して織り込んだ銃槍。
- ちなみにハウル、ロアは英語でそれぞれ「遠吠え」「雄叫び・咆哮」をさし、
フレアは恒星、特に太陽の表面などで起こる爆発現象を示す。
MHP2、MHP2G
- いくらなんでも無属性はあんまりだという声があったのかは知らないが、
MHP2で火属性ガンランスに生まれ変わった。
しかもハウルの時点で350と高めであり、フレアまで行けば480である。
攻撃力もMH2から据え置きのため、純粋にパワーアップをとげたことになる。- MHP2Gでは村上位ナナが出たためにナナ=フレアへの強化方法が若干変わった*1ほか、
G級強化形であるナナ=ソレイユが登場した(ソレイユは仏語で太陽を意味する)。
物理575(火500)、スキルで紫ゲージ40、拡散レベル4という堂々たる性能の武器であり、
対ウカムルバス最終兵器と言える。
ただしおなじみ古龍の大宝玉に加えて炎王龍の靭尾が要求される製作難易度の高さと、
最後までスロット一つも空かないこと、ガンランスでしかも拡散型なので
あっというまに紫ゲージが消えてしまうのが難点である。
ほとんど砲撃のためだけに存在するアレとは違い殴っても強いだけに、運用が悩ましいところ。 - 同じくMHP2Gではほかに熔銃槍ヴォルケーノというヴォルガノス素材のガンランスが登場しており、
最終強化の熔解銃槍ヴォルガノスは攻撃力644、火属性240、放射型Lv4、スロット2で
砲撃と属性値重視のナナ系、物理攻撃力とスロット重視の熔銃槍系ということで住み分けが可能。
- MHP2Gでは村上位ナナが出たためにナナ=フレアへの強化方法が若干変わった*1ほか、
MH4
- G級が存在しないため、ナナ=フレアで強化はストップする…のだが、
工房としてはナナ=ソレイユでもまだ納得できる性能ではなかったらしく、
MH4においてこの武器は更に驚きの変貌を遂げた。攻撃力 属性値 会心率 砲撃 スロット 斬れ味 368 火540 0% 通常3 ○○○ 白30→白80
- 圧倒的な火属性値はそのままに、スロット数が3に激増、匠無しでも運用できる脅威の斬れ味…と、
意味が分からないほど強化されているのだ。- なお今回のナナ系ガンランスには夫の素材も使用しているのだが、
やはりそれがこの強化のポイントなのだろうか?
夫婦円満とは重要である。
- なお今回のナナ系ガンランスには夫の素材も使用しているのだが、
- また砲撃が通常型に変更されているため、突き突き砲撃ループで高い属性値を最大限に活かすことができる。
- なお、発掘装備でも登場した。カラーリングは槍の先端と盾全体が変化する。
色によって当たりハズレが非常に大きく、青は文句なしにカッコいいが
黄色のものはまるで先端が腐食しているような色合いになる。
緑色に至ってはコケ=ハエルなどと呼ばれ、ネタにされたりもする。
逆にそのネタを利用し、とんでもない性能のコケ=ハエルを運用するガンサーもいたようだ。
MH4G
- G級クエストが解禁に伴い、ナナ=ソレイユも復活。必要素材は旦那のG級素材と交換で手に入る。
上記の通りナナ=フレアの時点で大幅な強化が成されたが、最終強化はどうなるかと言うと…攻撃力 属性値 会心率 砲撃 スロット 斬れ味 575 火720 0% 通常5 ○○○ 白60→紫20
- ガンランスとしてはもはや前例がない火属性720。
かのナルニツでさえ火属性620であったと言えばこの数値の凄まじさが伝わるだろうか。
ここに火属性強化+3を合わせようものなら、属性値は驚異の910にまで達する。
さらには砲撃レベルも5と十分であり、通常型なのでラッシュ時に斬れ味を落としにくく、
尚且つ砲撃ループで手数も稼ぎやすい。
据え置きのスロット3でスキルの拡張性も十分と、ナナ=フレアの特徴をさらに突き詰めた性能となっている。
今作にはガララアジャラ亜種やウカムルバスと言った火属性弱点、且つ肉質が硬いモンスターが多数登場した為、
そのようなモンスターを相手取る際は頼れる一本となるだろう。 - また、今作には火属性強化、ガード性能、業物に加えて心眼のポイントを持つ
おあつらえ向きの防具が存在するのもポイント。 - 欠点としては、古龍武器であるために最終強化に古龍の大宝玉を使用すること。
交換元の素材集めと並行して狙っていこう。
MHW(:I)
- ナナ・テスカトリが再登場したものの、MHWでナナ=ハウルは続投しなかった。
その代わりに新たにエンプレスハウルという武器が追加された。
詳細についてはこちらの項目を参照のこと。
余談
- 竜撃砲を使った時の放熱板だが、この武器の場合は穂先のすぐそばに付いている。
モンスターを突いたときに引っかかったりしないのだろうかと心配になってしまう。
関連項目
モンスター/ナナ・テスカトリ
武器/テスカト武器
武器/エンプレスハウル - 炎妃龍の素材を用いた武器の後輩。
武器/テオ=ハウル - 対となる武器。こっちはランス。